JPH0871506A - チップ材の分級方法及び分級装置 - Google Patents

チップ材の分級方法及び分級装置

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JPH0871506A
JPH0871506A JP24074394A JP24074394A JPH0871506A JP H0871506 A JPH0871506 A JP H0871506A JP 24074394 A JP24074394 A JP 24074394A JP 24074394 A JP24074394 A JP 24074394A JP H0871506 A JPH0871506 A JP H0871506A
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地 昌 伸 菊
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下 紀 夫 柳
Yoshiji Yamada
田 好 二 山
Akira Ito
藤 晃 伊
Yoshiyuki Akiyama
山 義 之 秋
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップウレタンが低密度であっても表面品質
を悪化させる虞れがなく、所望硬度でスラブウレタン等
の廃材の使用量を著しく減少させる。コスト低減を図
り、作業能率を向上させる。 【構成】 ウレタン等の廃材13を粉砕機15により粉
砕してチップ材16を形成する。チップ材16を分級装
置31の一側に形成された供給口33より供給し、ブロ
アーを用いてチップ材を吹き上げ、または吹き込み、分
級装置の他側の上下位置、または供給口33よりの距離
の異なる複数の小室41に形成した複数の搬出口35よ
りチップ材16を吸い込み、または落下させ、比重の差
により搬出口より搬出し、分級する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップ材の分級方法及び
分級装置に関し、更に詳細に説明すると、ウレタン等の
廃材を粉砕機により粉砕してチップ材を形成し、該チッ
プ材を比重の差により分級するウレタン等の廃材からな
るチップ材の分級方法及び分級装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等のクッション材や内装
材としてチップウレタンが用いられている。このチップ
ウレタンはスラブウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕
して形成している。従来、スラブウレタン等の廃材を粉
砕機により粉砕した場合には、スキン層が多く含まれて
いる。このスキン層は容積が小さく、重量が重い性状を
有している。
【0003】これらのチップウレタンにウレタン系バイ
ンダーをミキサーにより混合し、この混合物を下型と上
型とからなるプレス成形型に挿入し、所望形状にプレス
成形し、バインダーに蒸気を加えて硬化させることによ
りチップウレタンが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスラブウレタン
等の廃材より、0.04g/ cm3の低密度のチップウレタ
ンを形成した場合、スキン層が混合された状態であるの
で、成形品表面にスキン層が露出した状態となり、表面
品質が悪く、また表面が粗く、ボソボソとなり、形状保
持性が悪く、またウレタン物性の引張,引裂き強度に対
して、チップウレタンの引張,引裂き強度が弱く、へた
りが発生する虞れを有していた。また粉砕したチップ材
の見掛量がバラ付き、同重量で成形した場合、ロットに
より硬度にバラ付きが発生する欠点を有していた。
【0005】本発明の目的はチップウレタンが低密度で
あっても表面品質を悪化させる虞れがなく、所望硬度で
スラブウレタン等の廃材の使用量を著しく減少させるこ
とができ、コスト低減を図ることができ、作業能率を向
上させることができ、チップウレタンの引張,引裂き強
度を向上させることができ、へたりを防止することので
きるチップウレタンを製造することのできるチップ材の
分級方法及び分級装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、請求項1に記載のチップ材の分
級方法は、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕してチ
ップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級する
ウレタン等の廃材からなるチップ材の分級方法におい
て、前記粉砕機により粉砕して形成されたチップ材を分
級装置の一側に形成された供給口より供給し、ブロアー
を用いてチップ材を吹き上げ、分級装置の他側の上下位
置に形成した複数の搬出口よりチップ材を吸い込み、比
重の差により搬出口より搬出し、分級することを特徴と
する。
【0007】本発明の請求項2に記載のチップ材の分級
方法は、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕してチッ
プ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級するウ
レタン等の廃材からなるチップ材の分級方法において、
前記粉砕機により粉砕して形成されたチップ材を分級装
置の上部の一側に形成された供給口よりブロアーにより
供給し、分級装置の下部に形成した供給口よりの距離の
異なる複数の小室に前記チップ材を落下させ、チップ材
の比重の差により分級することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に記載のチップ材の分級
方法は、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕してチッ
プ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級するウ
レタン等の廃材からなるチップ材の分級方法において、
前記粉砕機により粉砕して形成されたチップ材を分級装
置の上部の一側に形成された供給口よりブロアーにより
供給し、分級装置の下部に形成した供給口よりの距離の
異なる複数の小室に前記チップ材を落下させ、複数の小
室のうち供給口より距離の近い第1の小室に比重0.0
6以上のチップ材を落下させ、次に近い第2の小室に比
重0.026〜0.05の範囲のチップ材を落下させ、
供給口より距離の遠い第3の小室に比重0.025以下
のチップ材を落下させ、チップ材の比重の差により分級
することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に記載のチップ材の分級
装置は、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕してチッ
プ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級するウ
レタン等の廃材からなるチップ材の分級装置において、
分級装置の一側に供給口を形成し、分級装置の他側の上
下位置に複数のチップ材の搬出口を形成し、前記供給口
より供給されたチップ材をブロアーにより吹上げ、前記
上下位置に形成された複数のチップ材の搬出口よりチッ
プ材をブロアーにより吸い込み、比重の差により分級さ
れたチップ材を各搬出口より搬出し得るようになされて
いることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項5に記載のチップ材の分級
装置は、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕してチッ
プ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級するウ
レタン等の廃材からなるチップ材の分級装置において、
分級装置の上部の一側に供給口を形成し、分級装置の下
部の前記供給口よりの距離の異なる位置に隔壁を設ける
ことにより複数の小室を形成し、前記複数の小室の下部
にチップ材の搬出口を形成し、前記供給口よりチップ材
をブロアーにより供給し、前記チップ材を落下させ、比
重の差により分級されたチップ材を各小室の搬出口より
搬出し得るようになされていることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に記載のチップ材の分級方法
によれば、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕してチ
ップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級する
ウレタン等の廃材からなるチップ材の分級方法におい
て、前記粉砕機により粉砕して形成されたチップ材を分
級装置の一側に形成された供給口より供給し、ブロアー
を用いてチップ材を吹き上げ、分級装置の他側の上下位
置に形成した複数の搬出口よりチップ材を吸い込んでい
るので、比重の軽いチップ材がより高く吹き上げられ、
上下位置に形成した複数の搬出口のうち上部の搬出口に
比重の軽いチップ材が吸い込まれ、また比重の重いチッ
プ材は低くしか吹き上げられず、上下位置に形成した複
数の搬出口のうち下部の搬出口に比重の重いチップ材が
吸い込まれ、これにより、比重の差により上下位置の搬
出口より搬出し、分級することができるので、ウレタン
等の廃材の仕分け作業が不要で、作業能率を向上させる
ことができ、成形品の表面品質を向上させることがで
き、所望硬度でスラブウレタン等の廃材の使用量を著し
く減少させることができ、コスト低減を図ることがで
き、チップウレタンの引張,引裂き強度を向上させるこ
とができ、へたりを防止することができるチップウレタ
ンを製造することができる。
【0012】本発明の請求項2に記載のチップ材の分級
方法によれば、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
てチップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級
するウレタン等の廃材からなるチップ材の分級方法にお
いて、前記粉砕機により粉砕して形成されたチップ材を
分級装置の上部の一側に形成された供給口よりブロアー
により供給し、分級装置の下部に形成した供給口よりの
距離の異なる複数の小室に前記チップ材を落下させてい
るので、比重の軽いチップ材がより遠くに吹き飛ばさ
れ、供給口よりの距離の遠い小室に比重の軽いチップ材
が落下し、また比重の重いチップ材は遠くに吹き飛ばさ
れることなく、供給口よりの距離の近い小室に比重の重
いチップ材が落下し、これにより、供給口よりの距離の
異なる複数の小室に比重の差により分級することができ
る。
【0013】本発明の請求項3に記載のチップ材の分級
方法によれば、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
てチップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級
するウレタン等の廃材からなるチップ材の分級方法にお
いて、前記粉砕機により粉砕して形成されたチップ材を
分級装置の上部の一側に形成された供給口よりブロアー
により供給し、分級装置の下部に形成した供給口よりの
距離の異なる複数の小室に前記チップ材を落下させ、複
数の小室のうち供給口より距離の近い第1の小室に比重
0.06以上のチップ材を落下させ、次に近い第2の小
室に比重0.026〜0.05の範囲のチップ材を落下
させ、供給口より距離の遠い第3の小室に比重0.02
5以下のチップ材を落下させ、チップ材の比重の差によ
り分級することができるので、ウレタン等の廃材の仕分
け作業が不要で、作業能率を向上させることができる。
【0014】本発明の請求項4に記載のチップ材の分級
装置によれば、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
てチップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級
するウレタン等の廃材からなるチップ材の分級装置にお
いて、分級装置の一側に供給口を形成し、分級装置の他
側の上下位置に複数のチップ材の搬出口を形成し、前記
供給口より供給されたチップ材をブロアーにより吹き上
げ、前記上下位置に形成された複数のチップ材の搬出口
よりチップ材をブロアーにより吸い込み、比重の差によ
り分級されたチップ材を各搬出口より搬出し得るように
なされているので、ウレタン等の廃材の仕分け作業が不
要で、作業能率を向上させることができる。
【0015】本発明の請求項5に記載のチップ材の分級
装置によれば、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
てチップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級
するウレタン等の廃材からなるチップ材の分級装置にお
いて、分級装置の上部の一側に供給口を形成し、分級装
置の下部の前記供給口よりの距離の異なる位置に隔壁を
設けることにより複数の小室を形成し、前記複数の小室
の下部にチップ材の搬出口を形成し、前記供給口よりチ
ップ材をブロアーにより供給し、前記チップ材を落下さ
せ、比重の差により分級されたチップ材を各小室の搬出
口より搬出し得るようになされているので、ウレタン等
の廃材の仕分け作業が不要で、作業能率を向上させるこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下本発明に係るチップ材の分級方法及び分
級装置を図面を参照して詳述する。図1には本発明のチ
ップ材の分級装置を用いたチップウレタンの製造装置1
1の一実施例の概略が示されており、このチップウレタ
ンの製造装置11はウレタン等の廃材13を粉砕してチ
ップ材16を形成する粉砕機15を有している。
【0017】粉砕機15により粉砕されたチップ材16
は後述する分級装置31に供給され、この分級装置31
で比重別に分級され、一定の比重の差により複数の材料
ストッカーとしての比重別サイロ17に収容される。
【0018】前記比重別サイロ17は、比重0.025
以下のチップ材16を収容する第1のサイロ17aと、
比重0.026〜0.05の範囲のチップ材16を収容
する第2のサイロ17bと、比重0.06以上のチップ
材16を収容する第3のサイロ17cとから形成されて
いる。この材料ストッカーとしてのサイロ17は、本実
施例では3個設けられているが、これに限定されるもの
ではない。
【0019】前記各サイロ17a,17b,17cに供
給されるチップ材16は、例えば比重0.025以下の
チップ材16は、リヤバックシート等のクッション材に
用いられ、また比重0.026〜0.05の範囲のチッ
プ材16はアームレスト、ヘッドレスト、カーペットの
アンダー材等に用いられ、また比重0.06以上のチッ
プ材16はインサート材等のブロック品等に用いられ
る。
【0020】前記各サイロ17a,17b,17cに供
給されているチップ材16を単独または組み合わせてミ
キサー19に供給し、このミキサー19にウレタン系バ
インダー20をチップ材16の量に応じて供給する。ミ
キサー19によりチップ材16とウレタン系バインダー
20を混合する。
【0021】次いで、チップ材16とウレタン系バイン
ダー20の混合物24をプレス成形型21の下型22と
上型23とにより所望形状に成形する。プレス成形型2
1により圧縮した状態で、プレス成形型21の内部に蒸
気を加えてウレタン系バインダー20に水分と熱とを供
給し、ウレタン系バインダー20を加熱硬化させる。
尚、熱だけ加えるものであってもよい。
【0022】図2にはチップウレタンの製造装置11の
分級装置31の一実施例が示されており、この分級装置
31はケーシング32の一側にチップ材16の供給口3
3が形成され、分級装置31のケーシング32の他側の
上下位置に複数のチップ材16の搬出口35が形成され
ている。
【0023】前記搬出口35は比重0.025以下のチ
ップ材16を搬出する第1の搬出口35aと、比重0.
026〜0.05の範囲のチップ材16を搬出する第2
の搬出口35bと、比重0.06以上のチップ材16を
収容する第3の搬出口35cとから形成されている。
尚、本実施例では搬出口35が3個設けられているが、
これに限定されるものではない。
【0024】前記分級装置31のケーシング32の底部
にはチップ材16の吹き上げ用のブロアー37が設けら
れている。また前記第1〜第3の搬出口35a,35
b,35cの外側には夫々チップ材16の吸い込み用の
ブロアー38が設けられている。
【0025】前記供給口33より供給されたチップ材1
6は、吹き上げ用のブロアー37により吹き上げられ、
ケーシング32の他側の吸い込み用のブロアー38によ
り上下位置に形成された第1〜第3の搬出口35a,3
5b,35cより外部に搬出されるようになされてい
る。
【0026】即ち、比重の軽いチップ材16が吹き上げ
用のブロアー37によりより高く吹き上げられ、上下位
置に形成した複数の搬出口35のうち上部の搬出口であ
る第1の搬出口35aに比重の軽いチップ材が吸い込ま
れ、また比重の重いチップ材16は低くしか吹き上げら
れず、上下位置に形成した複数の搬出口35のうち下部
の搬出口である第3の搬出口35cに比重の重いチップ
材16が吸い込まれ、これにより、比重の差により上下
位置の搬出口35a,35b,35cより搬出し、分級
することができる。
【0027】前記各搬出口35a,35b,35cより
搬出さた比重毎のチップ材16は前記各サイロ17a,
17b,17cに供給され、次工程に送られる。
【0028】図3には、本発明の異なる分級装置31が
示されており、この分級装置31はケーシング32の上
部の一側にチップ材16の供給口33が形成され、分級
装置31のケーシング32の底部に供給口33よりの距
離の異なる複数の小室41が形成されている。
【0029】前記複数の小室41は上部開放された状態
に形成され、本実施例では2枚の隔壁43a,43bに
より3個の小室41a,41b,41cが形成されてい
るが、これに限定されるものではない。前記3個の小室
41a,41b,41cの底部には第1〜第3の搬出口
35a,35b,35cが夫々形成されている。
【0030】第1の搬出口35aは比重0.025以下
のチップ材16を搬出するようになされ、第2の搬出口
35bは比重0.026〜0.05の範囲のチップ材1
6を搬出するようになされ、第3の搬出口35cは比重
0.06以上のチップ材16を搬出するようになされて
いる。
【0031】前記チップ材16の供給口33には吹き込
み用のブロアー45が設けられている。また第1〜第3
の搬出口35a,35b,35cには、前述せる実施例
と同様にチップ材16の吸い込み用のブロアー38が設
けられている。
【0032】ケーシング32の上部の一側の供給口33
より、吹き込み用のブロアー45により前記チップ材1
6を吹き込み、落下させることにより、複数の小室41
のうち供給口33より距離の近い第3の小室41cに比
重0.06以上のチップ材16が落下し、次に近い第2
の小室41bに比重0.026〜0.05の範囲のチッ
プ材16が落下し、供給口33より距離の遠い第1の小
室41aに比重0.025以下のチップ材16が落下す
る。
【0033】尚、隔壁43a,43bの高さを適宜調節
可能とすることにより、前述とは異なる比重のチップ材
16を、チップ材16の比重の差により分級することが
できること明らかであろう。
【0034】前記実施例におけるケーシング32の高さ
h1を1500mmとし、隔壁43a,43bの高さh2
を800mmとし、ケーシング32の長さL1を3600
mm、供給口33から隔壁43aまでの長さL2を285
0mm、供給口33から隔壁43bまでの長さL3を85
0mmとし、供給口33から風量4.7m3/min、風速10
m /secでブロアー45を作動させ、厚み300mm、スキ
ン層を有するウレタンフォームの端材を粉砕した材料か
らなるチップ材16を吹き込み、落下させたところ、第
1の小室41aに比重0.025以下のチップ材16が
30%、第2の小室41bに比重0.026〜0.05
の範囲のチップ材16が38%、第3の小室41cに比
重0.06以上のチップ材16が32%得られた。
【0035】
【発明の効果】以上が本発明に係るチップ材の分級方法
及び分級装置の一実施例の構成及び方法であるが、本発
明の請求項1に記載のチップ材の分級方法によれば、粉
砕機により粉砕して形成されたチップ材を分級装置の一
側に形成された供給口より供給し、ブロアーを用いてチ
ップ材を吹き上げ、分級装置の他側の上下位置に形成し
た複数の搬出口よりチップ材を吸い込んでいるので、比
重の軽いチップ材がより高く吹き上げられ、上下位置に
形成した複数の搬出口のうち上部の搬出口に比重の軽い
チップ材が吸い込まれ、また比重の重いチップ材は低く
しか吹き上げられず、上下位置に形成した複数の搬出口
のうち下部の搬出口に比重の重いチップ材が吸い込ま
れ、これにより、比重の差により上下位置の搬出口より
搬出し、分級することができるので、ウレタン等の廃材
の仕分け作業が不要で、作業能率を向上させることがで
き、成形品の表面品質を向上させることができ、所望硬
度でスラブウレタン等の廃材の使用量を著しく減少させ
ることができ、コスト低減を図ることができ、チップウ
レタンの引張,引裂き強度を向上させることができ、へ
たりを防止することができるチップウレタンを製造する
ことができる。
【0036】本発明の請求項2及び請求項3に記載のチ
ップ材の分級方法によれば、粉砕機により粉砕して形成
されたチップ材を分級装置の上部の一側に形成された供
給口よりブロアーにより供給し、分級装置の下部に形成
した供給口よりの距離の異なる複数の小室に前記チップ
材を落下させているので、比重の軽いチップ材がより遠
くに吹き飛ばされ、供給口よりの距離の遠い小室に比重
の軽いチップ材が落下し、また比重の重いチップ材は遠
くに吹き飛ばされることなく、供給口よりの距離の近い
小室に比重の重いチップ材が落下し、これにより、供給
口よりの距離の異なる複数の小室に比重の差により分級
することができるので、ウレタン等の廃材の仕分け作業
が不要で、作業能率を向上させることができ、成形品の
表面品質を向上させることができ、所望硬度でスラブウ
レタン等の廃材の使用量を著しく減少させることがで
き、コスト低減を図ることができ、チップウレタンの引
張,引裂き強度を向上させることができ、へたりを防止
することができるチップウレタンを製造することができ
る。
【0037】本発明の請求項4に記載のチップ材の分級
装置によれば、分級装置の一側に供給口を形成し、分級
装置の他側の上下位置に複数のチップ材の搬出口を形成
し、前記供給口より供給されたチップ材をブロアーによ
り吹上げ、前記上下位置に形成された複数のチップ材の
搬出口よりチップ材をブロアーにより吸い込み、比重の
差により分級されたチップ材を各搬出口より搬出し得る
ようになされているので、ウレタン等の廃材の仕分け作
業が不要で、作業能率を向上させることができ、成形品
の表面品質を向上させることができ、所望硬度でスラブ
ウレタン等の廃材の使用量を著しく減少させることがで
き、コスト低減を図ることができ、チップウレタンの引
張,引裂き強度を向上させることができ、へたりを防止
することができるチップウレタンを製造することができ
る。
【0038】本発明の請求項5に記載のチップ材の分級
装置によれば、分級装置の上部の一側に供給口を形成
し、分級装置の下部の前記供給口よりの距離の異なる位
置に隔壁を設けることにより複数の小室を形成し、前記
複数の小室の下部にチップ材の搬出口を形成し、前記供
給口よりチップ材をブロアーにより供給し、前記チップ
材を落下させ、比重の差により分級されたチップ材を各
小室の搬出口より搬出し得るようになされているので、
ウレタン等の廃材の仕分け作業が不要で、作業能率を向
上させることができ、成形品の表面品質を向上させるこ
とができ、所望硬度でスラブウレタン等の廃材の使用量
を著しく減少させることができ、コスト低減を図ること
ができ、チップウレタンの引張,引裂き強度を向上させ
ることができ、へたりを防止することができるチップウ
レタンを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るチップ材の分級装置を用いたチ
ップウレタンの製造装置の説明図。
【図2】 本発明に係るチップ材の分級装置の説明図。
【図3】 本発明に係るチップ材の分級装置の異なる実
施例の説明図。
【符号の説明】 11 製造装置 13 ウレタン等の廃材 15 粉砕機 16 チップ材 17 サイロ 17a サイロ 17b サイロ 17c サイロ 19 ミキサー 20 ウレタン系バインダー 21 プレス成形型 22 下型 23 上型 24 混合物 31 分級装置 32 ケーシング 33 供給口 35 搬出口 35a 搬出口 35b 搬出口 35c 搬出口 37 吹き上げ用のブロアー 38 吸い込み用のブロアー 41 小室 41a 小室 41b 小室 41c 小室 43a 隔壁 43b 隔壁 45 吹き込み用のブロアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 田 好 二 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産株 式会社内 (72)発明者 伊 藤 晃 静岡県浜北市尾野2208番地 日栄工業株式 会社内 (72)発明者 秋 山 義 之 静岡県浜北市尾野2208番地 日栄工業株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
    てチップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級
    するウレタン等の廃材からなるチップ材の分級方法にお
    いて、前記粉砕機により粉砕して形成されたチップ材を
    分級装置の一側に形成された供給口より供給し、ブロア
    ーを用いてチップ材を吹き上げ、分級装置の他側の上下
    位置に形成した複数の搬出口よりチップ材を吸い込み、
    比重の差により搬出口より搬出し、分級することを特徴
    とするチップ材の分級方法。
  2. 【請求項2】 ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
    てチップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級
    するウレタン等の廃材からなるチップ材の分級方法にお
    いて、前記粉砕機により粉砕して形成されたチップ材を
    分級装置の上部の一側に形成された供給口よりブロアー
    により供給し、分級装置の下部に形成した供給口よりの
    距離の異なる複数の小室に前記チップ材を落下させ、チ
    ップ材の比重の差により分級することを特徴とするチッ
    プ材の分級方法。
  3. 【請求項3】 ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
    てチップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級
    するウレタン等の廃材からなるチップ材の分級方法にお
    いて、前記粉砕機により粉砕して形成されたチップ材を
    分級装置の上部の一側に形成された供給口よりブロアー
    により供給し、分級装置の下部に形成した供給口よりの
    距離の異なる複数の小室に前記チップ材を落下させ、複
    数の小室のうち供給口より距離の近い第1の小室に比重
    0.06以上のチップ材を落下させ、次に近い第2の小
    室に比重0.026〜0.05の範囲のチップ材を落下
    させ、供給口より距離の遠い第3の小室に比重0.02
    5以下のチップ材を落下させ、チップ材の比重の差によ
    り分級することを特徴とするチップ材の分級方法。
  4. 【請求項4】 ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
    てチップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級
    するウレタン等の廃材からなるチップ材の分級装置にお
    いて、分級装置の一側に供給口を形成し、分級装置の他
    側の上下位置に複数のチップ材の搬出口を形成し、前記
    供給口より供給されたチップ材をブロアーにより吹上
    げ、前記上下位置に形成された複数のチップ材の搬出口
    よりチップ材をブロアーにより吸い込み、比重の差によ
    り分級されたチップ材を各搬出口より搬出し得るように
    なされていることを特徴とするチップ材の分級装置。
  5. 【請求項5】 ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
    てチップ材を形成し、該チップ材を比重の差により分級
    するウレタン等の廃材からなるチップ材の分級装置にお
    いて、分級装置の上部の一側に供給口を形成し、分級装
    置の下部の前記供給口よりの距離の異なる位置に隔壁を
    設けることにより複数の小室を形成し、前記複数の小室
    の下部にチップ材の搬出口を形成し、前記供給口よりチ
    ップ材をブロアーにより供給し、前記チップ材を落下さ
    せ、比重の差により分級されたチップ材を各小室の搬出
    口より搬出し得るようになされていることを特徴とする
    チップ材の分級装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000185321A (ja) * 1998-10-15 2000-07-04 Idemitsu Petrochem Co Ltd ポリウレタン微粉末、それを配合してなる樹脂組成物、レザ―調物品用素材、および高周波ウエルダ―加工素材
CN108722866A (zh) * 2017-04-13 2018-11-02 杨建军 一种绒毛脉冲气流分选装置

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CN108722866A (zh) * 2017-04-13 2018-11-02 杨建军 一种绒毛脉冲气流分选装置
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