JPH0871199A - 滑走板上に靴を保持するための要素 - Google Patents

滑走板上に靴を保持するための要素

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JPH0871199A
JPH0871199A JP7224424A JP22442495A JPH0871199A JP H0871199 A JPH0871199 A JP H0871199A JP 7224424 A JP7224424 A JP 7224424A JP 22442495 A JP22442495 A JP 22442495A JP H0871199 A JPH0871199 A JP H0871199A
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bearing
plate
bearing plate
flat support
ski
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JP7224424A
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Renaud Goud Gilles
ルノー グー ジル
Pierre Vuillermet
ヴュイエルメ ピエール
Philippe Schary
シャリ フィリップ
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Salomon SAS
Original Assignee
Salomon SAS
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings
    • A63C9/08Ski bindings yieldable or self-releasing in the event of an accident, i.e. safety bindings
    • A63C9/085Ski bindings yieldable or self-releasing in the event of an accident, i.e. safety bindings with sole hold-downs, e.g. swingable
    • A63C9/08535Ski bindings yieldable or self-releasing in the event of an accident, i.e. safety bindings with sole hold-downs, e.g. swingable with a mobile body or base or single jaw
    • A63C9/0855Ski bindings yieldable or self-releasing in the event of an accident, i.e. safety bindings with sole hold-downs, e.g. swingable with a mobile body or base or single jaw pivoting about a vertical axis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings
    • A63C9/007Systems preventing accumulation of forces on the binding when the ski is bending
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
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    • A63C9/001Anti-friction devices
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    • A63C9/08Ski bindings yieldable or self-releasing in the event of an accident, i.e. safety bindings
    • A63C9/085Ski bindings yieldable or self-releasing in the event of an accident, i.e. safety bindings with sole hold-downs, e.g. swingable
    • A63C9/08557Details of the release mechanism
    • A63C9/08571Details of the release mechanism using axis and lever

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 保持要素、特に前部保持要素の補償機構を改
良するとともに、製作を容易にする。 【解決手段】 この保持用顎部5を本体6によって担持
し、さらに作動部材18によって誘導され、かつ、支承
板21により加えられる下方への支承力に応答して、顎
部に対しばねの戻し力を低減させるため補償機構16を
設ける。支承板の可動支承区域28は、補償機構の作動
部材上に乗る。支承板は、作動部材とともに、支承区域
28の両側に、平坦な支持台22に接して支承板の下方
から上方へ担持区域2を有する。この担持区域は、支持
板の後部に位置する少なくとも1の担持区域27、32
で、平坦な支持台に関連して支持板の最適な2の傾動線
を画定し、その回りで、支承板が靴の支承応力の変化に
応じて傾動できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、滑走板上に靴を保持するための
要素、とりわけスキー板上にスキー靴を保持するための
要素に関する。
【0002】スキー靴は、通常、前部保持要素と後部保
持要素によってスキー板に保持され、これらの保持要素
はさらに、過剰な応力がスキー靴とスキー板間の連結部
に存在するとき、スキー靴を解放する役割をする。
【0003】各保持要素は、既知の方法でスキー板に連
結した本体により担持される顎部を有する。顎部は、本
体内に格納される戻しばねが通常及ぼす弾性戻し力に抗
して可動性を有する。前部保持要素のためには、この顎
部は、通常、本体に対して可動性を有するか、あるいは
またスキー板と一体の台座に対して本体と共に可動性を
有する。
【0004】さらに、スキー靴は、原則として前部保持
要素と後部保持要素に連設される前部支承板と後部支承
板上に乗る。
【0005】ある種の前部保持要素は、さらに、ある種
の転倒形態の場合にばねが顎部に及ぼす戻し力を低下さ
せるために設けられる補償機構を備える。例えば、「前
方捩れ」と言われる転倒の場合、この種の機構はスキー
靴とスキー板との間で増加する摩擦(これがスキー靴の
解放を遅らせる)を補償する。
【0006】例えば、ドイツ国公開特許出願第2905
837号、第3343545号、あるいは第33070
22号明細書は、顎部の戻しばね、あるいはまた顎部そ
れ自体に作用する、スキー靴の支承板によって作動する
機構について述べている。
【0007】このような機構は良好な結果をもたらす
が、支承板が垂直方向にのみ移動できるので、スキー靴
がスキー板に対して及ぼす垂直分力だけが考慮に入れら
れる。ところが、ある種の複雑転倒の場合、スキー靴と
スキー板間の摩擦が大きいのに、スキー靴が支承板に及
ぼす垂直分力が補償機構を有効に活動させるのに十分で
はないことがある。このような状態は、例えば保持要素
の顎部内でスキー靴の捩り上げを伴う前方捩れ転倒の場
合に生じる。
【0008】本発明の一目的は、保持要素、特に前部保
持要素の補償機構を改良することにある。
【0009】本発明の別の一目的は、製作が簡単なこの
種の改良された補償機構を備える保持要素を提案するこ
とにある。
【0010】これらの諸目的および以下の記載から明ら
かとなる本発明のその他の目的は、本発明の保持要素に
よって達成される。
【0011】該保持要素は、スキー靴の端部を滑走板に
当接して維持するために設けられる保持用顎部を含み、
この顎部は滑走板に組み付けるために設けられる本体に
よって担持される。そのうえ、この顎部は、本体内に収
納されるばねの戻し力に抗するスキー靴の付勢力により
可動である。該保持要素は、さらに、作動部材により誘
導され、かつ支承板が及ぼす下方への支承力に応えてば
ねが顎部に発揮する戻し力を低下させるために設けられ
る、補償機構を含み、その可動な支承区域が下方へ向か
う垂直方向に沿って補償機構の作動部材上に乗ってお
り、該支承板はスキー板に一体連結されるために設けら
れる平坦な支持台に対して可動性を有する。
【0012】この保持要素の特徴とするところは、支承
板が作動部材と共に支承区域の両側に、平坦な支持台に
接して支承板の下方から上方に2の担持区域を有し、こ
れら2の区域が支承板の後部に位置する少なくとも1の
担持区域と共に、支承板がスキー靴の支承応力の変化の
作用で傾動できる、平坦な支持台に関連して支承板の最
適な2の傾動線を画定することである。
【0013】支承板の長手方向に沿って全体的に方向づ
けられる2の傾動線のいずれか一方を中心としてスキー
靴の可動な支承板を傾動させることにより、この可動な
支承板を横断方向(これはスキー板上にあるスキー靴の
ローリング運動に相当する)ならびに下方へ向かう垂直
方向にも傾動させることになる。この運動は、スキー靴
がローリングの分力と共に、および/または垂直分力と
共に、応力を保持要素に及ぼす複雑転倒の場合に補償機
構を作動可能にする。
【0014】本発明は、以下の記載およびその一部分を
成す添付図を参照することにより、より良く理解されよ
う。
【0015】図1は、スキー靴の前端部を解放可能に保
持するよう設けられる保持要素1の側面図を示す。
【0016】図1に示す保持要素1は、スキー靴の保持
用構造体2とスキー靴の靴底が乗る支承用構造体3とを
含む。この保持用構造体は、フランス国公開特許出願第
2458299号明細書(特に図10の実施態様)によ
り大部分が公知である。
【0017】この保持用構造体は、スキー靴の保持用顎
部5を含む。顎部は本体6によって担持され、この本体
とモノリス的集合体をなす。該顎部は、靴底の端部の形
状に合わせるための調節手段を有することができ、さら
に、この本体は、スキー靴の底の厚みに合わせるための
調節用ねじ7を有するのが好ましい。これら諸手段は公
知のものであり、本発明の一部分を成さないので、ここ
では詳細に記載しないことにする。本体は心棒8を中心
として枢動可能に取り付けられ、この心棒はその下部分
に位置する台座9を介してスキー板に一体連結されるよ
うになっている。台座と心棒は公知の形式のものであ
り、特に図2より明らかである。台座はとりわけ、後方
へ延在する2の分岐部9aと9bを有し、上方から見て
U字形を呈する。
【0018】上述したフランス国特許出願第24582
99号で知られているところによれば、本体は心棒の後
面10に位置する2の支承線により心棒に接して支承状
態にある。この支承線は収斂しており、かつ、心棒の中
央対称面の両側で心棒の基部に位置する2の下方支承区
域10aと10b、および本体の高さ調節用ねじ7の頭
部の箇所に局在する2の線に共通の1の上方支承区域で
具体化される。
【0019】したがって、顎部は僅かに上昇する枢動運
動により該2の支承線の一方または他方を中心として枢
動できる。
【0020】顎部と本体は、この本体内に収納されるば
ね11によりスキー板上の中心位置に戻され、このばね
の一端は本体の前部分にねじ締めされるねじ切りを施し
た栓12によって保持され、またその他端は中間ピスト
ン15を介して心棒の前面に位置するほぼ平坦な面13
に当接状態にある。
【0021】この保持用構造体の機能は、特に上記特許
出願により知られている。
【0022】保持要素1は、さらに、スキー靴が解放さ
れるために顎部に伝達すべき力を低下させるために設け
られる補償機構を含む。
【0023】図示の保持要素について、該補償機構は、
心棒の少し後方で、ほぼ垂直方向に沿って、顎部の下部
分に嵌め込まれるロッド16を含む。このロッドは2の
支承区域の間に位置する。該ロッド16の下端部は顎部
の下に突出し、かつ2の支承区域10aと10bの間に
位置する。このロッドの端部は、横断方向に向けられる
止めピン19を中心としてヒンジ連結された方向転換部
材18のほぼ垂直な分岐部18aと係合する。この止め
ピン19は、例えば台座9の下面に付け加えた薄板20
によって担持される。
【0024】方向転換部材18は傾斜した分岐部18b
をその後部に有し、この分岐部によって該部材は回転付
勢され、それにより前方から後方に分岐部18aの運動
を引き起こす。
【0025】この運動はロッド16を介して顎部に伝達
される。これにより、その位置の関係で、本体の回転を
容易にする2の支承線のどちらか一方を中心として本体
の付加回転モーメントを生じる。
【0026】したがって、スキー靴の解放は、方向転換
部材18の分岐部18bに作用する垂直応力により容易
になる。
【0027】上に述べた保持用構造体2が本発明にとっ
て限定的でないこと、また、それ以外のどのような適宜
な構造(ただし、ここでは方向転換部材18により非限
定的なやり方で構成される部材であるこの機構の作動部
材と共に、上記した種類の補償機構を有するものとす
る)も適することをここで指摘しておこう。この種の構
造はフランス国公開特許出願第2640882号明細書
またはドイツ国公開特許出願第2905837号明細書
に記載されている。
【0028】図1に示す保持要素は、さらにスキー靴の
前部を担持するために設けられる支承用構造体3を有す
る。この支承用構造体はまた、方向転換部材18を作動
させるための可動な支承板を含む。
【0029】したがって、支承用構造体3はスキー靴が
乗る支承板21と、スキー板に一体的に連結されるため
に設けられる支承板21を担持する平坦な支持台22と
を有する。
【0030】図示の実施態様において、支承板はペダル
24とその上に乗る外装部材25の2の部分からなる。
特に、外装部材はスキー靴の側方滑動を容易にするため
の減摩性材料からなる薄板26を有する。この外装部材
25は、例えばプラスチック材料で作られ、なんらか適
宜な手段でペダル24に連結される。
【0031】ペダル24の方は比較的硬質であり、例え
ば長手方向リブ27で補強した鉄板からなる。場合によ
り、他の補強用リブを有してもよい。
【0032】ペダル24は、前部に、傾動部材の分岐部
18bと共に、あるいはより一般的に補償機構の作動部
材と共に、支承区域を形成するもっと狭い小舌状部材2
8を有する。
【0033】平坦な支持台22はペダル24の下方に延
在し、心棒8の台座9の下で前方に伸び出ている。
【0034】平坦な支持台は、特にその上部に、支承板
21と台座9が収容されるくり抜き部30を有するのが
好ましい。
【0035】この平坦な支持台はまた、特にその後部分
に、全体的にこの平坦な支持台の下に延在し、かつ前方
と後方においてこの平坦な支持台22を貫通するために
設けられる補強用バックプレート31を有するのが好ま
しい。このバックプレートは、支承板21と平坦な支持
台22との間の連結を保証する。
【0036】この補強用バックプレートは、その後部
に、くり抜き部30に連通する水平な耳部32を有す
る。この耳部32は平坦な支持台22の肩部に乗り、下
方へ向かう垂直方向に沿ってペダル24の後部分に対す
る支承部となる。補強用リブ27の後部分が耳部32と
接触するように設けられると有利であり、それにより該
平坦な支持台上にペダルのほぼ局限的な担持区域を付与
する。もちろん、他のなんらか適宜な支承手段を用いて
もよく、とりわけ、付け加えたリベットの頭部、あるい
はまたペダルの変形によって得られる特殊な形状、さら
には平坦になっているペダル24を支承する補強用バッ
クプレート31の耳部32上のリブもこの目的に適う。
【0037】ペダルの後部分は、ペダルの運動を阻害す
ることなしに、その後部を上方へ向けて、かつ側方向に
沿って保持するため該平坦な支持台に嵌合されるのが好
ましい。
【0038】例えば、諸図に示すように、ペダルはその
後部にU字形の切り込み部29を有し、この切り込みは
側方嵌合を実現するために平坦な支持台22の突部と嵌
合する。さらに、この切り込み部は、ペダルの上方で垂
直保持を実現するために、該突部の孔に挿入される小脚
状部29aを有する。この孔は小脚状部の寸法よりも大
きな寸法を有する。もちろん、他のなんらか適宜な手段
を用いてもよい。
【0039】前方において、バックプレート31は、小
舌状部材28の両側で、ペダル24の周囲に沿って、ほ
ぼ垂直方向に延在する2の耳部34と35を有する。こ
の耳部34と35はその中央部分がくり抜かれて、バッ
クプレートの周囲全体より突き出るペダル24の小脚状
部36と37がそれぞれこの耳部を貫通する。この組立
体は、小脚状部36と37がペダル24の運動中に耳部
34と35のくり抜き部38と39を移動するために設
けられる。上方において、くり抜き部38と39は、ペ
ダル24が休止状態の高位置にあるとき、該小脚状部3
6と37に対してそれらを支承状態にする2の支承区域
を提供する。
【0040】バックプレート31の耳部32、34およ
び35は、平坦な支持台22の開口部を貫通する。この
平坦な支持台の開口部は長手方向に大きく開いていると
有利である。したがって、組み立て時に、該バックプレ
ートは該平坦な支持台内に挿入され、かつ長手方向に沿
って大きな遊びをする。これにより、支承板21を平坦
な支持台上に配置すること、特に小脚状部を耳部34と
35内に嵌め込むことができる。次に、保持要素の台座
9を平坦な支持台に組み付ける。組立用の孔は、台座9
がバックプレートを後方へ押し返して保持するためのも
ので、耳部のくり抜き部内に嵌め込まれる小脚状部をそ
こに係留する。これにより、バックプレートを介して支
承板を平坦な支持台に対して簡単に組み立てることがで
きる。
【0041】図4から図6までに示す休止状態におい
て、ペダル24は、後方でそのリブ27を介して平坦な
支持台上に乗っている。前方では、このペダルはその小
舌状部材28を介して方向転換部材18の分岐部18b
上に乗っており、この分岐部は、くり抜き部38、39
の上端部に対して支承状態にある小脚状部36、37と
共に、ペダル24を高位置に保持する。したがって休止
状態において、一方では、ペダルと補強用リブとの間
に、また他方では、ペダルと方向転換部材との間に、遊
びの吸収が存在する。
【0042】したがって、ペダル24は、その後部分に
おいて、そのリブ27と共に下方へ向けて支承状態にあ
り、またその前部分において、方向転換部材18の分岐
部18bに接して小舌状部材28と共に支承状態にあ
り、これにより強い付勢の場合に下降できる。さらに、
ペダルの前部分は2の耳部34と35に接して該方向転
換部材により高位置に引き上げられる。
【0043】方向転換部材18は、ペダルがスキーヤー
の体重だけで下降しないで、とりわけスキーヤーが前方
転倒するときに生ずる、支承板へのスキー靴の支承応力
の顕著な増加の場合にのみ下降するのに十分な上方へ向
かう応力をペダルの小舌状部材28に及ぼす。この場
合、支承板21は方向転換部材18を傾動させるため
に、該部材を十分に支承し、それにより補償機構を活動
させる。
【0044】スキー靴が不在のとき、休止時における全
ての遊びを吸収するために、弱いエネルギーの弾性手段
が上方へ向かう戻し力をペダルに作用させるのが好まし
い。図示の実施態様において、この手段は、基部が平坦
な支持台22の孔41を貫通するピンスプリング40で
ある。このスプリング40の分岐部は支承板21の下
(より正確にはペダル24の下)に支承される。スプリ
ング40の弾性は、ペダル24の弾性復帰と平坦な支持
台内にあるばねの基部の保持を同時に実現するのに用い
られる。
【0045】図7は、単純な前方転倒の場合における支
承板21の運動を示す。この場合、支承板(少なくとも
小舌状部材28)が下降し、それにより方向転換部材1
8の傾動を引き起こす。2の小脚状部36と37は、耳
部34と35のくり抜き部を移動する。
【0046】図8は、スキー靴が捩れ付勢に応じて(す
なわち、ローリング運動に応じて)保持要素を付勢する
場合における支承板21の運動を示す。この場合、支承
板はリブ27の後部および耳部34または35のいずれ
か一方(図8では耳部35)に支承され、このようにし
て形成される傾動線を中心として傾動する。
【0047】この傾動運動中、小舌状部材28は下方に
向かう応力を分岐部18bに及ぼし、かつ、応力が十分
であれば、方向転換部材18の回転を引き起こす。その
うえ、傾動運動は方向転換部材18が反動で展開する戻
し力に抗して生じる。
【0048】この場合、伝達される応力の強さと方向転
換部材の傾動運動の大きさは該方向転換部材と小舌状部
材間の接触区域の幅に左右されることに留意しなければ
ならない。
【0049】付勢力が中断すると直ぐに、方向転換部材
18は、2の小脚状部36と37が耳部34と35に上
方へ向けて当接するその休止状態にペダル24を戻す。
【0050】支承板21は、耳部34と35のくり抜き
部に接して上方へ支承状態にある小脚状部36と37の
一方、およびリブ27の後端部により形成される最適な
2の傾動線のいずれか一方を中心とする傾動運動によ
り、リブ27の後端部からなるその後部担持区域を中心
として可動性を有する。支承板はまた、中間傾動運動
(とりわけ、図7に関連して述べた運動)に応じて可動
性を有する。支承板は、その各種運動中に、そのリブの
後端部および方向転換部材の分岐部18b上に乗る。最
適な2の運動中に、支承板は耳部34と35のいずれか
一方に支承される。
【0051】したがって、支承板21はスキーヤーの前
方転倒だけでなく、スキー靴がその保持要素内で捩れよ
うとする転倒にも反応する。このようにして、スキー靴
の解放が容易になると考えられる。
【0052】好ましい一実施態様によれば、支承板21
が側方に傾動したとき、スキー靴の運動を阻害しないよ
うに、保持要素の台座はその側縁部が露出している。し
たがって、図2に示すように、台座の2の分岐部9aと
9bは、その厚みを外方へ向けて減少するように、上面
が斜面になっている。
【0053】もちろん、本記載は限定的ではなく、各種
変形が可能である。
【0054】例えば、小脚状部36と37を台座の分岐
部9aと9bに連設することが可能であり、かつペダル
24を、その後部分で、平坦な支持台22上に直接支承
状態にすることが可能であろう。この場合、補強用バッ
クプレート31を省略することができるであろう。
【0055】しかしながら、平坦な支持台の下方にある
中央部分と、この平坦な支持台を貫通する耳部34と3
5と、肩部上に乗る後方耳部とを有する上述したような
補強用バックプレート31の方が好ましい。実際、ペダ
ルが小脚状部36と37に及ぼす応力は上方へ向かう。
この応力は、図8を参照して述べたような、スキー靴の
捩れを伴う転倒の場合、非常に高い強度に達することが
あり得る。
【0056】もしもこの種の応力が平坦な支持台または
台座に直接伝達されれば、該応力は台座をスキー板に固
定するねじによって受けつがれる(repris)ので、特に
柔らかい芯材のスキー板では、ねじが抜き取られる恐れ
がある。
【0057】補強材31は、耳部34と35の箇所で上
方へ向かうこの垂直応力に加えて、耳部32に対するペ
ダルの後部で下方へ向かう垂直方向の支承力を受ける。
【0058】この場合、平坦な支持台と固定用ねじに補
強材が受ける応力の合力を伝達するのは補強材全体であ
る。
【0059】固定用ねじに伝達される付加応力は、該応
力の大部分が補強材31内で弱まる(se neutralise)
ので、非常に弱い。
【0060】さらに、平坦な支持台22上にペダル24
の後部を支承することは異なったものである。この後部
支承は2の別個の区域で形成することができ、このこと
により、これら2の区域は、各々が小脚状部36と37
の一方と対になって、該支承板の2の傾動線を形成す
る。
【0061】また、支承板の後部分が平坦な支持台に下
方へ向けて当接する代わりに、この後部支承は、平坦な
支持台の孔に嵌め込まれる軸の一部分または小脚状部で
実現することもできよう。この後部支承はまた、バック
プレートの前部区域34と35およびペダルの前部区域
36と37と同型の2の担持区域で実現することもでき
よう。
【0062】ペダル24の後部分は、垂直緩衝を実現
し、また更には、ペダルがその回りで揺動できるゆるや
かな担持区域を画定する緩衝ブロック上に乗ることもで
きよう。
【0063】本発明は、例として記載した諸構造または
変形態様に限定されるものではなく、冒頭の特許請求の
範囲で定義される変形態様および均等物およびその他の
構造を一般的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非限定的な第一の実施態様による前部
保持要素の全体的縦断面図である。
【図2】心棒とその台座の斜視図である。
【図3】図1の支承板の諸要素を示す分解斜視図であ
る。
【図4】支承板の上面図である。
【図5】図3の支承板を示す、異なる長手方向面におけ
る部分縦断面図である。
【図6】図4の支承板とその機能モードを示す横断面図
である。
【図7】図4の支承板とその機能モードを示す横断面図
である。
【図8】図4の支承板とその機能モードを示す横断面図
である。
【符号の説明】
5 顎部 6 本体 11 ばね 16 ロッド 18 方向転換部材(作動部材) 21 支承板 22 平坦な支持台 24 ペダル 25 外装部材 27 リブ 28 小舌状部材 31 補強用バックプレート 32,34,35 耳部 36,37 小脚状部材 38,39 凹部(くり抜き部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ シャリ フランス国.74350 クリュゼイユ,キュ ヴァ,レ ゼメリ(番地なし)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴の端部を滑走板、特にスキー板に当接
    して維持するために設けられる保持用顎部(5)を含む
    靴保持部材であって、前記顎部は前記滑走板に組み付け
    るために設けられる本体(6)によって担持され、さら
    に、前記本体内に収容されるばね(11)の戻し力に抗
    する靴の付勢応力により可動であり、 前記靴保持部材は、さらに、作動部材(18)によって
    誘導され、かつ支承板(21)により加えられる下方へ
    の支承力に応答して前記顎部に対し前記ばねが発揮する
    戻し力を低減させるために設けられる補償機構(16)
    を含み、前記支承板の可動支承区域(28)は下方へ向
    かう垂直方向に沿って前記補償機構の作動部材上に乗
    り、前記支承板はスキー板と一体連結されるために設け
    られる平坦な支持台(22)に対して可動なものにおい
    て、 前記支承板(21)は、前記作動部材とともに、前記支
    承区域(28)の両側に、前記平坦な支持台(22)の
    下方から上方へ2の担持区域(34/36、35/3
    7)を有し、前記2の担持区域は、前記支持板の後部に
    位置する少なくとも1の担持区域(27/32)で、前
    記平坦な支持台に関連して前記支持板の最適な2の傾動
    線を画定し、前記傾動線の回りで、前記支承板が靴の支
    承応力の変化に応じて傾動できることを特徴とする靴の
    保持部材。
  2. 【請求項2】 前記傾動線が収斂することを特徴とする
    請求項1または2による保持部材。
  3. 【請求項3】 前記支承区域に位置する前記2の担持区
    域の各々が、支承板(21)と平坦な支持台(22)の
    2の部材のために、一方の部材内に切設した凹部(3
    8、39)においてほぼ垂直方向に沿って動き回るもう
    一方の部材の小脚部材(36、37)によって形成され
    ることを特徴とする請求項1による保持部材。
  4. 【請求項4】 前記作動部材(18)が、前記2の担持
    区域(36/38、37/39)の箇所で、前記支承板
    を前記平坦な支持台(22)に当接して弾性的に維持す
    ることを特徴とする請求項3による保持部材。
  5. 【請求項5】前記支持板が、後部に、前記平坦な支持台
    (22)に接する唯一の担持区域(27/32)を有す
    ることを特徴とする請求項1による保持部材。
  6. 【請求項6】 前記唯一の担持区域が、前記支承板(2
    1)と前記平坦な支持台(22)の一方のために、他方
    の部材上に乗る補強用の長手方向リブの端部分によって
    形成されることを特徴とする請求項5による保持部材。
  7. 【請求項7】 前記支承板が、外装部材(25)を乗せ
    たペダル(24)を有することを特徴とする請求項6に
    よる保持部材。
  8. 【請求項8】 前記平坦な支持台(22)が、前記支承
    板(21)を乗せる補強用バックプレート(31)を有
    することを特徴とする請求項6による保持部材。
  9. 【請求項9】 前記補強用バックプレートが凹部(3
    8、39)を穿設した2の垂直な耳部(34、35)を
    前方に有し、前記凹部内を小脚部材(36、37)が動
    き回ることを特徴とする請求項8による保持部材。
JP7224424A 1994-09-06 1995-09-01 滑走板上に靴を保持するための要素 Withdrawn JPH0871199A (ja)

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FR9410819A FR2724116B1 (fr) 1994-09-06 1994-09-06 Element de retenue d'une chaussure sur une planche de glisse
FR9410819 1994-09-06

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ID=9466827

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JP7224424A Withdrawn JPH0871199A (ja) 1994-09-06 1995-09-01 滑走板上に靴を保持するための要素

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EP (1) EP0700699B1 (ja)
JP (1) JPH0871199A (ja)
AT (1) ATE165990T1 (ja)
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FR (1) FR2724116B1 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2523857A1 (fr) 1982-03-25 1983-09-30 Salomon & Fils F Fixation de securite pour ski
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FR2640882B1 (ja) 1988-12-26 1991-04-12 Salomon Sa
JPH05502601A (ja) * 1989-12-18 1993-05-13 サロモン エス.エー. アルペンスキー用安全締め具
FR2712202B1 (fr) * 1993-11-10 1995-12-29 Salomon Sa Elément dde fixation de ski alpin.

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FR2724116A1 (fr) 1996-03-08
ATE165990T1 (de) 1998-05-15
EP0700699A1 (fr) 1996-03-13
EP0700699B1 (fr) 1998-05-13
DE69502455D1 (de) 1998-06-18
DE69502455T2 (de) 1998-11-19
FR2724116B1 (fr) 1996-10-25

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