JPH0871098A - 畜冷材 - Google Patents
畜冷材Info
- Publication number
- JPH0871098A JPH0871098A JP24452494A JP24452494A JPH0871098A JP H0871098 A JPH0871098 A JP H0871098A JP 24452494 A JP24452494 A JP 24452494A JP 24452494 A JP24452494 A JP 24452494A JP H0871098 A JPH0871098 A JP H0871098A
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- Japan
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- cold storing
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- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】保冷効果の持続性に優れ、また、柔軟で装着性
に優れた畜冷材を提供する。 【構成】スチレン系またはオレフィン系の熱可塑性エラ
ストマー製の袋体またはそれに類する中空体の内部に水
を満たして密閉し、水を介して対面する熱可塑性エラス
トマーを部分的にヒートシールして接合し、連続した、
または独立した複数の液室を形成させてなる畜冷材であ
り、水を凝固させて使用する。畜冷材の内容物に比熱容
量および融解潜熱が最も大きい水を用いることによっ
て、保冷効果の持続性が高められ、また、エラストマー
によって柔軟性、伸縮性が付与されている。
に優れた畜冷材を提供する。 【構成】スチレン系またはオレフィン系の熱可塑性エラ
ストマー製の袋体またはそれに類する中空体の内部に水
を満たして密閉し、水を介して対面する熱可塑性エラス
トマーを部分的にヒートシールして接合し、連続した、
または独立した複数の液室を形成させてなる畜冷材であ
り、水を凝固させて使用する。畜冷材の内容物に比熱容
量および融解潜熱が最も大きい水を用いることによっ
て、保冷効果の持続性が高められ、また、エラストマー
によって柔軟性、伸縮性が付与されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、保冷効果の持続性に優
れ、また、柔軟で、装着性に優れた畜冷材に関する。
れ、また、柔軟で、装着性に優れた畜冷材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の畜冷材として、プラスチックより
なるリジッド容器、または、プラスチック、もしくは金
属箔とプラスチックとの複合材よりなる、フレキシブル
な袋体の中に、水にエチレングリコールを加えてなる不
凍液、または、水にポリビニルアルコール（ＰＶＡ）あ
るいはカルボキシメチルセルロース（ＣＭＣ）等の水溶
性高分子を加え架橋させてなる不凍ゲル、または、微量
の水を含んだシリカパウダーが封入されたものが市販さ
れ、いずれも、冷凍室で冷却して使用する。また、前記
フレキシブルな袋体の中に、水の入った別の袋体と、水
に対し吸熱反応を起こす物質が封入されたもので、使用
の際には外部から力を加えて前記水の入った袋体を割
り、前記物質と水を反応させることにより、自ら冷却す
るというものも市販されている。これらの畜冷材は、手
軽に保冷効果が得られ、また、繰り返し使用が可能なも
のとして、病気による発熱時の氷のう、氷枕替わりに、
スポーツ後の筋肉冷却に、レジャー用にと広く利用され
ている。
なるリジッド容器、または、プラスチック、もしくは金
属箔とプラスチックとの複合材よりなる、フレキシブル
な袋体の中に、水にエチレングリコールを加えてなる不
凍液、または、水にポリビニルアルコール（ＰＶＡ）あ
るいはカルボキシメチルセルロース（ＣＭＣ）等の水溶
性高分子を加え架橋させてなる不凍ゲル、または、微量
の水を含んだシリカパウダーが封入されたものが市販さ
れ、いずれも、冷凍室で冷却して使用する。また、前記
フレキシブルな袋体の中に、水の入った別の袋体と、水
に対し吸熱反応を起こす物質が封入されたもので、使用
の際には外部から力を加えて前記水の入った袋体を割
り、前記物質と水を反応させることにより、自ら冷却す
るというものも市販されている。これらの畜冷材は、手
軽に保冷効果が得られ、また、繰り返し使用が可能なも
のとして、病気による発熱時の氷のう、氷枕替わりに、
スポーツ後の筋肉冷却に、レジャー用にと広く利用され
ている。
【０００３】前記畜冷材のうち、前記リジッド容器の中
に前記不凍液または不凍ゲルを封入してなる畜冷材は、
冷凍室に放置し、内部の不凍液または不凍ゲルが凝固す
るまで冷却してから使用する。不凍液または不凍ゲルの
凝固点は、水に前記した溶質を溶かすことで凝固点降下
が生じることにより、水の凝固点である０℃を大きく下
回るという特徴をもつ。不凍液または不凍ゲルの凝固点
は、前記溶質の比率によって変化するが、たとえばそれ
が−１０℃である場合、不凍液または不凍ゲルが凝固す
るには、すなわち、−１０℃以下まで冷却されなければ
ならない。該畜冷材は、非常に低い温度にまで冷却され
ることにより、また、凝固した不凍液または不凍ゲルが
融解する際、融解潜熱が必要とされることにより、他の
従来品に比べ保冷効果が長く持続する。しかし、該畜冷
材本体に柔軟性はないため、人体に当てて使用する場合
のように、曲面への装着には適していない。
に前記不凍液または不凍ゲルを封入してなる畜冷材は、
冷凍室に放置し、内部の不凍液または不凍ゲルが凝固す
るまで冷却してから使用する。不凍液または不凍ゲルの
凝固点は、水に前記した溶質を溶かすことで凝固点降下
が生じることにより、水の凝固点である０℃を大きく下
回るという特徴をもつ。不凍液または不凍ゲルの凝固点
は、前記溶質の比率によって変化するが、たとえばそれ
が−１０℃である場合、不凍液または不凍ゲルが凝固す
るには、すなわち、−１０℃以下まで冷却されなければ
ならない。該畜冷材は、非常に低い温度にまで冷却され
ることにより、また、凝固した不凍液または不凍ゲルが
融解する際、融解潜熱が必要とされることにより、他の
従来品に比べ保冷効果が長く持続する。しかし、該畜冷
材本体に柔軟性はないため、人体に当てて使用する場合
のように、曲面への装着には適していない。
【０００４】前記フレキシブルな袋体の中に前記不凍液
または不凍ゲルを封入してなる畜冷材は、冷凍室に放置
し、内部の不凍液または不凍ゲルが凝固しない程度に冷
却してから使用する。不凍液または不凍ゲルは０℃以下
（ただし、凝固点以上）の冷たさを有しながら、流動性
を保ち、該畜冷材本体に優れた柔軟性を与えている。し
かし、融解潜熱を必要としないため、畜冷材として最も
重視される保冷効果の持続性については劣り、長時間使
用には適していない。
または不凍ゲルを封入してなる畜冷材は、冷凍室に放置
し、内部の不凍液または不凍ゲルが凝固しない程度に冷
却してから使用する。不凍液または不凍ゲルは０℃以下
（ただし、凝固点以上）の冷たさを有しながら、流動性
を保ち、該畜冷材本体に優れた柔軟性を与えている。し
かし、融解潜熱を必要としないため、畜冷材として最も
重視される保冷効果の持続性については劣り、長時間使
用には適していない。
【０００５】前記袋体の中に微量の水を含んだシリカパ
ウダーを封入してなる畜冷材は、冷凍室に放置し、シリ
カパウダー内に含まれる水分子が凝固するまで冷却して
から使用する。水分子はシリカパウダー一粒一粒の中に
取り込まれた状態で凝固するため、０℃以下に冷却され
てもシリカパウダーは微粒状を保つもので、該畜冷材本
体に優れた柔軟性を与えている。しかし、該畜冷材にお
いて、シリカパウダーに対する水の比率は非常に小さ
く、そのため、保冷効果は長持ちせず、長時間使用には
適していない。
ウダーを封入してなる畜冷材は、冷凍室に放置し、シリ
カパウダー内に含まれる水分子が凝固するまで冷却して
から使用する。水分子はシリカパウダー一粒一粒の中に
取り込まれた状態で凝固するため、０℃以下に冷却され
てもシリカパウダーは微粒状を保つもので、該畜冷材本
体に優れた柔軟性を与えている。しかし、該畜冷材にお
いて、シリカパウダーに対する水の比率は非常に小さ
く、そのため、保冷効果は長持ちせず、長時間使用には
適していない。
【０００６】前記袋体の中に水の入った別の袋体と水に
対し吸熱反応を起こす物質を封入してなる畜冷材は、外
部から力を加えて前記水の入った袋体を割り、前記物質
と水を反応させてから使用する。吸熱反応によって自ら
０℃以下まで急冷するもので、冷凍室に放置して外部か
ら冷却する必要がなく、また、凝固点降下により、自ら
冷却した温度においても凍らない。すなわち、該畜冷材
は即冷性にに優れ、また、柔軟性に優れた特徴を有する
ものである。しかし、吸熱反応を利用した該畜冷材は、
極めて短時間で保冷効果が失われるという欠点を有し、
なお、吸熱反応による保冷効果が失われた後、再度使用
する場合は、冷凍室にて冷却することで前記不凍液また
は不凍ゲルを封入した袋体型畜冷材と同様の性能が与え
られるが、この際の保冷効果も長持ちしない。
対し吸熱反応を起こす物質を封入してなる畜冷材は、外
部から力を加えて前記水の入った袋体を割り、前記物質
と水を反応させてから使用する。吸熱反応によって自ら
０℃以下まで急冷するもので、冷凍室に放置して外部か
ら冷却する必要がなく、また、凝固点降下により、自ら
冷却した温度においても凍らない。すなわち、該畜冷材
は即冷性にに優れ、また、柔軟性に優れた特徴を有する
ものである。しかし、吸熱反応を利用した該畜冷材は、
極めて短時間で保冷効果が失われるという欠点を有し、
なお、吸熱反応による保冷効果が失われた後、再度使用
する場合は、冷凍室にて冷却することで前記不凍液また
は不凍ゲルを封入した袋体型畜冷材と同様の性能が与え
られるが、この際の保冷効果も長持ちしない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保冷効果が
従来品よりも長く持続し、かつ、柔軟で曲面への装着性
にも優れた畜冷材を提供することを目的とする。
従来品よりも長く持続し、かつ、柔軟で曲面への装着性
にも優れた畜冷材を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、スチレン系ま
たはオレフィン系の熱可塑性エラストマー製の袋体また
はそれに類する中空体の内部に水を満たして密閉し、該
水を介して対面する前記熱可塑性エラストマーを部分的
にヒートシールして接合し、連続した、または独立した
複数の液室を形成させてなる畜冷材であり、該水を凝固
させて使用する。
たはオレフィン系の熱可塑性エラストマー製の袋体また
はそれに類する中空体の内部に水を満たして密閉し、該
水を介して対面する前記熱可塑性エラストマーを部分的
にヒートシールして接合し、連続した、または独立した
複数の液室を形成させてなる畜冷材であり、該水を凝固
させて使用する。
【０００９】本発明の形状は、枕状、円筒状など、使用
する用途に応じて適宜変更する。また、その大きさにつ
いても用途に応じて適宜変更する。該袋体またはそれに
類する中空体に用いるエラストマーフィルムの膜厚は
０．１〜１ｍｍ程度の範囲内とするのが好ましい。
する用途に応じて適宜変更する。また、その大きさにつ
いても用途に応じて適宜変更する。該袋体またはそれに
類する中空体に用いるエラストマーフィルムの膜厚は
０．１〜１ｍｍ程度の範囲内とするのが好ましい。
【００１０】
【作用】保冷効果の持続性を重視した場合、畜冷材の内
容物として最も理想的なのは水である。水は比熱容量お
よび融解潜熱が最も大きく、すなわち、０℃以下の氷が
融けて０℃以上の水になるには、非常に大きな熱エネル
ギーが必要とされる。したがって、氷が示す保冷効果は
他の物質より長く持続し、さらに、氷の温度が低いほ
ど、氷と同温の他の物質との間で保冷時間の格差は拡が
る。しかし、畜冷材の内容物が硬い氷であることは、前
記した曲面への装着性を考えた場合、大きな欠点であ
り、そのため従来は、保冷効果の持続性に問題を残しな
がらも前記不凍液または不凍ゲル等が使用されてきた。
容物として最も理想的なのは水である。水は比熱容量お
よび融解潜熱が最も大きく、すなわち、０℃以下の氷が
融けて０℃以上の水になるには、非常に大きな熱エネル
ギーが必要とされる。したがって、氷が示す保冷効果は
他の物質より長く持続し、さらに、氷の温度が低いほ
ど、氷と同温の他の物質との間で保冷時間の格差は拡が
る。しかし、畜冷材の内容物が硬い氷であることは、前
記した曲面への装着性を考えた場合、大きな欠点であ
り、そのため従来は、保冷効果の持続性に問題を残しな
がらも前記不凍液または不凍ゲル等が使用されてきた。
【００１１】しかし、本発明は、畜冷材の内容物に水を
使用することで保冷効果の持続性を大きく向上させ、か
つ、前記袋体またはそれに類する中空体を部分的にヒー
トシールして、連続した、あるいは独立した複数の液室
が形成された構造とすることにより、内部が硬い氷であ
っても、全体としてフレキシブルで、曲面に対しても優
れた装着性を示すことが可能となっている。
使用することで保冷効果の持続性を大きく向上させ、か
つ、前記袋体またはそれに類する中空体を部分的にヒー
トシールして、連続した、あるいは独立した複数の液室
が形成された構造とすることにより、内部が硬い氷であ
っても、全体としてフレキシブルで、曲面に対しても優
れた装着性を示すことが可能となっている。
【００１２】本発明は、冷凍室に放置して内部の水を０
℃以下に凍らせ、使用する。０℃の水が０℃の氷に変化
する際、体積が増大するが、前記袋体またはそれに類す
る中空体の素材であるスチレン系またはオレフィン系の
熱可塑性エラストマーは、ゴムと同等の優れた伸び変形
特性を有し、しかも、低温特性に優れることから、０℃
以下の低温環境でも前記水が氷に変化する際の体積増加
に柔軟に対応することができる。
℃以下に凍らせ、使用する。０℃の水が０℃の氷に変化
する際、体積が増大するが、前記袋体またはそれに類す
る中空体の素材であるスチレン系またはオレフィン系の
熱可塑性エラストマーは、ゴムと同等の優れた伸び変形
特性を有し、しかも、低温特性に優れることから、０℃
以下の低温環境でも前記水が氷に変化する際の体積増加
に柔軟に対応することができる。
【００１３】また、本発明の形状を円筒状の袋体とし
て、腕部や足部の冷却に使用するような場合、前記エラ
ストマーの優れた伸縮性により、着脱を容易にし、装着
部へぴったりとフィットさせることができる。
て、腕部や足部の冷却に使用するような場合、前記エラ
ストマーの優れた伸縮性により、着脱を容易にし、装着
部へぴったりとフィットさせることができる。
【００１４】なお、本発明の保冷効果は非常に高いた
め、直接肌に当てて使用する時など冷たすぎる場合に
は、タオルやクッション材などを本発明に巻いて使用す
るとよい。
め、直接肌に当てて使用する時など冷たすぎる場合に
は、タオルやクッション材などを本発明に巻いて使用す
るとよい。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
これにより限定されるものではない。
これにより限定されるものではない。
【００１６】第１図および第２図は、本発明による第１
実施例を示す。
実施例を示す。
【００１７】本実施例において、両端の接合部１によっ
て密閉されたＳＥＢＳ（スチレン系の熱可塑性エラスト
マー）製の袋体２には、縦および横方向の接合部３によ
って間仕切りされた、独立した１０個の均等な液室４が
形成されており、その内部には水５が満たされている。
本実施例の大きさは１０．５ｃｍ×２３ｃｍ、高さ３ｃ
ｍ、接合部１および３の幅は５ｍｍ、ＳＥＢＳ袋体２を
なすエラストマーフィルムの膜厚は０．３ｍｍ、液室４
の大きさは５ｃｍ×４ｃｍである。
て密閉されたＳＥＢＳ（スチレン系の熱可塑性エラスト
マー）製の袋体２には、縦および横方向の接合部３によ
って間仕切りされた、独立した１０個の均等な液室４が
形成されており、その内部には水５が満たされている。
本実施例の大きさは１０．５ｃｍ×２３ｃｍ、高さ３ｃ
ｍ、接合部１および３の幅は５ｍｍ、ＳＥＢＳ袋体２を
なすエラストマーフィルムの膜厚は０．３ｍｍ、液室４
の大きさは５ｃｍ×４ｃｍである。
【００１８】本実施例は、あらかじめ冷凍室にて０℃以
下に冷却しておき、たとえば病気による発熱時、氷のう
替わりに額にのせるなどして使用する。本実施例は全体
にフレキシブルで、額の曲面にフィットし、また、長時
間保冷効果が持続するもので、−１０℃に冷却した本実
施例を、同温に冷却した、本実施例と同じ大きさ、同じ
体積の、不凍液を封入した袋体型の従来品と比較したと
ころ、本実施例は、該従来品よりも２倍から３倍保冷効
果が持続するデータが得られた。
下に冷却しておき、たとえば病気による発熱時、氷のう
替わりに額にのせるなどして使用する。本実施例は全体
にフレキシブルで、額の曲面にフィットし、また、長時
間保冷効果が持続するもので、−１０℃に冷却した本実
施例を、同温に冷却した、本実施例と同じ大きさ、同じ
体積の、不凍液を封入した袋体型の従来品と比較したと
ころ、本実施例は、該従来品よりも２倍から３倍保冷効
果が持続するデータが得られた。
【００１９】第３図および第４図は、本発明による第２
実施例を示す。
実施例を示す。
【００２０】本実施例において、密閉されたＳＥＢＳ製
の円筒状の袋体６には、縦方向の接合部７によって間仕
切りされた、独立した５個の均等な液室８が形成されて
おり、その内部には水９が満たされている。本実施例の
長さは１０ｃｍ、接合部７および液室８の中心線によっ
て描かれる円周は１０ｃｍ、接合部７の幅は１ｃｍ、Ｓ
ＥＢＳ袋体６をなすエラストマーフィルムの膜厚は０．
３ｍｍ、液室８の幅および厚さは１ｃｍである。
の円筒状の袋体６には、縦方向の接合部７によって間仕
切りされた、独立した５個の均等な液室８が形成されて
おり、その内部には水９が満たされている。本実施例の
長さは１０ｃｍ、接合部７および液室８の中心線によっ
て描かれる円周は１０ｃｍ、接合部７の幅は１ｃｍ、Ｓ
ＥＢＳ袋体６をなすエラストマーフィルムの膜厚は０．
３ｍｍ、液室８の幅および厚さは１ｃｍである。
【００２１】本実施例は、あらかじめ冷凍室にて０℃以
下に冷却しておき、たとえばスポーツ後の腕部の筋肉冷
却に使用する。本実施例は伸縮性に優れるため着脱が容
易であり、また、長時間保冷効果が持続する。
下に冷却しておき、たとえばスポーツ後の腕部の筋肉冷
却に使用する。本実施例は伸縮性に優れるため着脱が容
易であり、また、長時間保冷効果が持続する。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本発明による畜冷材は、内
容物に水を使用し、該水を封入した袋体またはそれに類
する中空体を部分的にヒートシールして、連続した、あ
るいは独立した複数の液室が形成された構造とすること
により、 （イ）保冷効果の持続性に優れる。 （ロ）全体として柔軟であり、また、伸縮性を有する。 （ハ）原料は人体に安全・無害であり、また原料コス
ト、製造コストも低い。 等の優れた効果が得られるものである。
容物に水を使用し、該水を封入した袋体またはそれに類
する中空体を部分的にヒートシールして、連続した、あ
るいは独立した複数の液室が形成された構造とすること
により、 （イ）保冷効果の持続性に優れる。 （ロ）全体として柔軟であり、また、伸縮性を有する。 （ハ）原料は人体に安全・無害であり、また原料コス
ト、製造コストも低い。 等の優れた効果が得られるものである。
【図１】本発明の第１実施例を示す斜視図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ線で切断した、第１実施例
の内部構造を示す断面図である。
の内部構造を示す断面図である。
【図３】本発明の第２実施例を示す斜視図である。
【図４】図３におけるＢ−Ｂ線で切断した、第２実施例
の内部構造を示す断面図である。
の内部構造を示す断面図である。
１ 接合部 ２ ＳＥＢＳ袋体 ３ 接合部 ４ 液室 ５ 水 ６ ＳＥＢＳ円筒状袋体 ７ 接合部 ８ 液室 ９ 水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 秋男 群馬県邑楽郡明和村大佐貫８番地 持田商 工株式会社明和工場内 (72)発明者 坂庭 紀代子 群馬県邑楽郡明和村大佐貫８番地 持田商 工株式会社明和工場内
Claims (1)
- 【請求項１】スチレン系またはオレフィン系の熱可塑性
エラストマー製の密閉された袋体またはそれに類する中
空体、および、その内部に封入された水を有し、さら
に、該水を介して対面する前記熱可塑性エラストマーが
部分的に接合し、連続した、あるいは独立した複数の液
室が形成されてなり、該水を凝固させて使用する、畜冷
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24452494A JPH0871098A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 畜冷材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24452494A JPH0871098A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 畜冷材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0871098A true JPH0871098A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=17119974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24452494A Withdrawn JPH0871098A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 畜冷材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0871098A (ja) |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP24452494A patent/JPH0871098A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |