JPH08697U - 容器パッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の容器１２を配列したパッケージから配
列を乱すことなく所望数の容器を簡単に取外す事ができ
る容器パッケージを提供する。 【解決手段】 複数の容器と、厚さが０．２０３ｍｍ
（０．００８″）で、５％から１０％の範囲で拡がるこ
とができる可撓性の弾性樹脂シートの配列装置１４と、
薄肉フィルムの包囲装置１６とからなり、配列装置は上
記容器が挿入されたときに前記範囲内で拡げられて容器
を引抜き可能に緩く保持するための貫通した孔を所定の
配列で複数備え、その孔によって複数の容器の底の近く
を緩く保持し、前記包囲装置は上記配列装置と、該配列
装置によって保持された複数の容器を一括して包む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一般に、単一のユニットとして複数の容器等を一体に保持する容器 パッケージに関する。

【０００２】

【従来の技術】

複数の容器を単一のユニットとして一体に包装することは、例えばウェブ状容 器キャリヤを形成する様に可撓性の弾性材料によって容器の外側バンド縁を包囲 して、熱又は適当に方向付けられる力を夫々加える際に収縮又は伸張する可撓性 の弾性材料によって容器を更に包囲することによって「ケース」又は「１２個パ ック」を形成する様にボール紙箱及びトレイ内に容器を包囲することを含む。米 国特許第３，８７４，５０２号、第４，０１８，３３１号、第４，２１９，１１ ７号は、容器キャリヤの構造及び官能性を開示している。

【０００３】 複数の容器を包装する一般的な方法の１例は、複数の容器によって限定される 外側形状に順応する様に熱を加える際に収縮しこれにより該容器を捕捉する熱収 縮可能な高分子フィルム材料のシートによって容器を包囲することである。スリ ット又は孔線のパターンをシートが容器を解放するために破断可能な様に熱収縮 工程の前又は後のいずれかで高分子フィルム材料のシートに与えてもよい。同様 に、伸張包装フィルム材料を、熱収縮包装の代わりに使用してもよい。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

これ等の種々の方法は、異なるが結果としては同様に機能するパッケージを生 じる。しかしながら、これ等のパッケージの幾つかは、特定の所定の形状ないし 配列に複数の容器を確実に保持することはできない。これは、例えば限られた空 間を最大限に使用するためにパッケージを堆積せねばならない小売店ないし商店 において特に問題を生じ得る。パッケージ内で容器が動かされ、これにより所定 の配列を乱す様なパッケージであれば、作業者は、パッケージを適正に貯蔵して 限られた空間を最大限に利用する点に関して大きな困難に遭遇する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

従来の容器キャリヤは、輸送のために複数の容器を一体に解放可能に保持する 様に意図されるが、本考案のパッケージは、容器をパッケージ内に所定の形状に 維持する薄い配列装置を容器下端に備えることによってこの課題は解決される。

【０００６】 本考案の一般的な目的は、容器等に対する新規で有用なパッケージを提供する ことである。 本考案の一層特別な目的は、複数の容器を配列して該配列を維持する容器配列 装置を有する容器パッケージを提供することである。 本考案の他の目的は、行及び列において配列された容器を維持可能な容器パッ ケージを提供することである。

【０００７】 本考案の付加的な目的は、流通用パッケージとして使用可能な容器パッケージ を提供することである。 本考案の別の目的は、１個の容器を取外しできると共に装置によって保持され る他の容器の所定の配置を維持する容器パッケージを提供することである。

【０００８】 本考案の更に他の目的は、取扱いの際にほゞ同一の平面内に容器を維持する装 置に加えられる曲げ力に反作用可能な配列装置を有する容器パッケージを提供す ることである。 本考案の付加的な目的は、容器を比較的緩くその中に保持しこれによりそれか らの容器の取外しを容易にする配列装置を有する容器パッケージを提供すること である。

【０００９】 本考案の別の目的は、複数の容器によって形成されるべき配列を確実に限定す る配列装置を有する容器パッケージを提供することである。 本考案の他の目的は、比較的低い弾性エネルギを有する材料から成る配列装置 を有する容器パッケージを提供することである。

【００１０】 配列を形成する様に複数の容器を一体に解放可能に保持するために本考案の教 示によって構成される容器パッケージは、配列装置と、複数の容器と、包囲装置 とを備えている。該配列装置は、所定の配列を形成する様に容器を一体に解放可 能に保持する。該容器は、底を有し、配列装置が底に最も近く配置される様に配 列装置に挿入される。配列装置は、その中に容器を緩く保持する。包囲装置は、 容器を保持するために容器及び配列装置を包囲する。

【００１１】 本考案の別の目的及び利点と共に、本考案の構造及び操作の機構及び態様は、 同様な符号が同様な要素を示す添付図面に関してなされる次の説明を参照するこ とによって最もよく理解し得る。

【００１２】

【実施例】

本考案は、異なる形状の実施例が可能であり、この開示は、本考案の原理の例 示であって本考案を制限するものではない。

【００１３】 図１は、複数の容器１２を解放可能に保持する様に本考案の教示によって構成 された容器パッケージ１０の斜視図である。

【００１４】 容器パッケージ１０がほゞ円筒形の缶の形状の２４個の容器１２を解放可能に 保持することに関して詳細に図示説明するが、本考案の範囲は、任意の型式の任 意の特定の数の容器又は物品に使用する様に制限されるものではない。本考案の 教示は、任意の数の種々に構成された容器１２又はその他の物品に同様に良好に 利用されてもよい。更に、容器パッケージ１０をほゞ矩形の配列として図示説明 するが、その他の形状の配列も本考案の使用によって達成されてもよい。

【００１５】 容器パッケージ１０は、通常複数の容器１２と、２つの配列装置１４と、包囲 装置１６とを備えている。容器１２は、上面１８及び底２０を有するほゞ円筒形 の形状でもよい。上面１８は、ほゞ円筒形の胴部２２によって底２０に結合され ている。胴部２２は、中空であり、これにより、容器１２が材料を内部に保持し 得る。その他の容器構造を上に示した様に使用してもよい。

【００１６】 図４に配列手段ないし装置１４を示す。装置１４は、以下に述べる様に特定の 程度の弾性及び弾性エネルギを有するポリエチレンの様な好適な材料で構成され てもよい。好ましくは、配列装置１４は、上述の特許第３，８７４，５０２号に 開示されている材料にほゞ類似したポリエチレン材料で構成されている。図４の 特定の配列装置１４は、容器１２の矩形配列２３を形成する様に構成されるが、 上述の様に、配列装置１４は、異なる形状及び寸法を有する配列２３を形成する 様に構成されてもよい。

【００１７】 配列手段ないし装置１４は、好適な可撓性樹脂材料の図示されないほゞ平坦な シート状ブランクから成形してもよい。従って、複数の配列装置１４は、連続的 なウェブ方式の操作に沿って連続的に成形してもよい。隣接する配列装置１４は 、その対向側部に沿ってほゞ直線状の共通の縦方向端縁２４に沿って結合され、 端縁２４は、１つの配列装置１４を連続的なウェブから解放するために破断して もよい。その場合は、各配列装置１４の両側に少なくとも２つの縦方向端縁２４ を持つ。

【００１８】 上記の様に破断すると、縦方向端縁２４は、その両端の丸められた隅２６にお いて終わる。これ等の丸められた隅２６は、以下に更に充分に述べる様に、配列 装置１４の撓みを容易にする。長手方向端縁２８は、丸められた隅２６において 縦方向端縁２４に結合する。従って、配列装置１４は、外側形状においてほゞ矩 形である。

【００１９】 複数の容器収容孔３０は、縦方向及び長手方向の端縁２４，２８によって限定 される境界の間で配列装置１４に配置される。孔３０は、容器１２の胴部２２を 収容するのに充分な寸法を有している。孔３０は、隣接する孔３０の間の境界を 限定して容器１２の胴部２２に直面して係合する複数の容器包囲バンド３２によ って限定される。

【００２０】 孔３０は、容器１２が孔３０に挿入されたとき、容器１２の或る所定の配列２ ３を形成する様に配列装置１４に配置される。容器１２は、これにより配列２３ を形成する様に行４０と列４２とで配置される。図示した特定の矩形配列２３は 、適当に構成される配列装置１４によって形成可能な多くの配列２３の１つに過 ぎないが、図４の場合４列３行１２個の容器収容孔３０を含む。

【００２１】 容器包囲バンド３２の各々は、容器１２の胴部２２に実際に直面して係合する 容器係合バンド縁３４を有している。バンド縁３４は、容器１２の胴部２２の対 応する寸法よりも僅かに小さい寸法を有している。この様にして、配列装置１４ を含む材料の弾性によってバンド縁３４は容器１２の胴部２２を収容するために 膨張する事ができる。しかしながら、該材料に固有の弾性エネルギにより、バン ド縁３４は、容器１２を孔３０内に解放可能に保持して維持する様に容器１２の 胴部２２のまわりを締付ける。

【００２２】 配列装置１４を含む材料の厚さは、上述の特許に開示されているものゝ様な従 来の容器キャリヤを含む材料に一般に見出される厚さよりも幾分薄いことに注目 すべきである。例えば、配列装置１４の厚さは、約０．２０３ｍｍ（０．００８ ″）でもよく、一方、従来の容器キャリヤの厚さは、代表的に約０．４０６ｍｍ （０．０１６″）である。これ等の従来の容器キャリヤは容器の重量を支持する ために設けられているので、容器を効果的に保持するために比較的高い強さを持 たねばならなかった。他方、この配列装置１４は、主として所定の配列２３内の 相対的な変位に抗して容器１２を保持し、一方、重量は、主として後述の包囲装 置１６によって支持する。

【００２３】 更に、従来の容器キャリヤとこの配列用装置１４との間の機能的な差異のため 、この配列装置１４は、僅かに異なる態様で容器１２に装着する。特に、従来の 容器キャリヤは、約２５％から３０％までの範囲内でキャリヤを伸張することに よって容器に装着されるが、この配列装置１４は、容器１２への装着の際に約５ ％から１０％までの範囲内に伸張されるに過ぎない。この配列装置１４は、容器 １２へ装着される際に少ない程度に伸張されるため、従来の容器キャリヤに比較 して比例的に少ない程度に容器１２を保持する。

【００２４】 配列装置１４は、以下に述べる様に、容器１２の底２０に最も近く配置する。 配列装置１４の材料は、容器１２を孔３０内に保持して所望の所定の配列２３を 維持するのに充分な弾性エネルギを有している。該弾性エネルギは、容器１２に よって限定されるほゞ同一の平面内に容器１２の総てを保つ様に取扱いの際に容 器パッケージ１０に加えられる曲げ力に反作用するのにも充分である。

【００２５】 配列装置１４によって形成される残りの容器１２の配列２３を乱すことなく容 器１２の容易な個々の取外しを可能にする様に、材料の弾性エネルギは、充分に 弱く及び／又は容器１２とバンド縁３４との間の干渉の程度は、充分に小さい。 容器パッケージ１０はこれ等の特性によって、店から数個の容器を購入する際、 数個の容器を選択的に取外しできる様な流通用パッケージとして効果的に機能す る。

【００２６】 容器１２の胴部２２が孔３０に挿入されると、バンド縁３４は、胴部２２のま わりを幾分締付けて、容器包囲バンド３２を撓めさせて胴部２２の外側形状に順 応させる。容器１２は、容器包囲バンド３２が適正に撓められると底２０に最も 近く胴部２２に配置される様に、孔３０に挿入される。

【００２７】 外部スカラップ３６及び内部スカラップ３８の形状のこの撓み及び順応を容易 にする装置は、孔３０に関連して配列装置１４に配置されている。スカラップ３ ６，３８は、容器１２の胴部２２のまわりのバンド３２の撓みを促進するために 容器包囲バンド３２から除去された部分に該当する。

【００２８】 外部スカラップ３６は、配列装置１４の長手方向端縁２８に沿って配置される 。外部スカラップ３６は、形状においてほゞ弧状であり、配列装置１４の内部へ 向かって長手方向端縁２８から凹形に延びる弧を限定する。外部スカラップ３６ は、好ましくは関連する容器容易バンド３２の撓みを容易にする様に孔３０の隣 接する列４２の間に長手方向端縁２８に沿って配置される。

【００２９】 付加的な可撓性は、配列装置１４に配置されているノッチ４４によって与えら れる。又、ノッチ４４は配列装置１４から除去された部分を表わし、形状におい てほゞ三角形である。ノッチ４４は、孔３０の隣接する行４０の間で配列装置１ ４の縦方向端縁２４に隣接して配置されている。ノッチ４４は、特に配列装置１ ４の隅に配置された孔３０に関連する容器包囲バンド３２の撓みを容易にする様 に丸められた隅２６及び外部スカラップ３６と協働する。

【００３０】 内部スカラップ３８は、縦方向端縁２４及び長手方向端縁２８によって限定さ れる境界の間で配列装置１４に配置されている。内部スカラップ３８は、隣接す る行４０及び列４２の孔３０の間で容器包囲バンド３２に配置されている。特に 、内部スカラップ３８は、縦方向端縁２４に平行な容器包囲バンド３２と長手方 向端縁２８に平行な容器包囲バンド３２との間の接合点に配置されている。内部 スカラップ３８は、好ましくは形状においてほゞ十字状であり、容器包囲バンド ３２の撓み及び順応を容易にする様に丸められた隅２６、外部スカラップ２６及 びノッチ４４とほゞ同様に作用する。

【００３１】 包囲装置１６は、当該技術で周知の複数の形状を取ってもよい。好ましくは、 包囲装置１６は、低密度線状ポリエチレン、熱が加わる際に収縮可能である収縮 可能な包装材料（即ち熱収縮ラップ）又は代わりに、適当に方向付けられる力が 加わる際に収縮可能である伸張可能な包装材料（即ち伸張ラップ）の薄いシート ないしフィルムを含む。包囲装置１６は、容器１２を配列装置１４内に一体に確 実に保持する様に容器１２及び配列装置１４の外側の全体に装着される。

【００３２】 包囲装置１６は、図２に示す様に、容器１２及び配列装置１４によって形成さ れた外側形状に密に順応する様に適当に収縮又は伸張される。容器パッケージを キャリヤとして使い易くするため、包囲装置１６に円窓の形状の様な取っ手及び ／又はスリットないし孔線の形状の様な開放装置を備えてもよい。包囲装置１６ は、ナイフのような適当な工具の使用を含む複数の態様で開放してもよい。

【００３３】 この様に開示された容器パッケージ１０の構造により、容器パッケージ１０の 構成及び操作を次に述べる。配列２３の特に所望の形状を選択し、対応する様に 構成された配列装置１４を選択する。配列装置１４は、関連する技術において周 知の手段によって容器１２の円筒形胴部２２に装着する。孔３０に容器１２を収 容する。

【００３４】 配列装置１４を円筒径胴部２２の底２０に最も近く胴部２２に設置する。丸め られた隅２６と、外部及び内部のスカラップ３６，３８の夫々と、ノッチ４４と に依って容器包囲バンド３２のバンド縁３４は容易に撓められ容器１２の円筒形 体部２２に直面して係合することができる。配列装置１４を含む材料が適正な程 度の弾性エネルギを有するため、又、装置１４と容器１２との間の最小の干渉の ため、配列装置１４は、比較的緩く容器１２を保持する。配列装置１４は、この とき、容器１２の所望の配列２３を形成する。

【００３５】 包囲装置１６を容器１２及び配列装置１４によって限定される外側形状に装着 する。包囲装置１６を該外側形状の表面領域のほゞ全体を被う様に該外側形状の まわりに巻付ける。次に、包囲装置１６を該外側形状に厳密に順応して配列装置 １４内に一体に容器１２を強固に保持する様に適当な手段に依って収縮又は伸張 させる。これで容器パッケージ１０は、完成する。容器１２を解放可能に保持す る複数の配列装置１４は、図１に示す様に、複合配列２３を構成するために容器 １２及び複数の配列装置１４によって形成される外側形状のまわりに巻付けられ ている包囲装置１６により、並んで配置可能なことが注目されるべきである。代 りに、パッケージ１０は、単一の配列装置１４と、１２個の缶を備えてもよい。 容器パッケージ１０から個々の容器１２を取外すため、包囲装置１６又は、少な くともその一部分は、図３に示す様に予め除去せねばならない。そのために好適 な工具を使ってもよいが、前に述べた様にスリット又は孔線を包囲装置１６に設 けてそれに依って包囲装置１６を開放してもよい。

【００３６】 包囲装置１６を充分に除去した後、図３にほゞ垂直の矢印によって示す上向き の力４６を容器包囲バンド３２によって限定される孔３０から容器１２を解放す る様に容器１２に加える。この工程を図３に想像線で示す。

【００３７】 配列装置１４が容器１２を比較的緩く保持するため、配列装置１４から容器１ ２を解放するのに必要な力４６の大きさは、上に述べた従来の容器キャリヤから 容器を解放するのに必要な力よりもかなり小さい。力４６がこの様に比較的小さ い大きさのものであるため、容器１２は、配列２３を乱すことなく配列装置１４ から取外しできる。これは、流通用パッケージにおいて特に望ましい。

【００３８】 〈実施態様〉 （１）所定に配列された複数の容器と、包囲装置と、前記容器の１つ宛を収容し て保持する複数の孔を有する可撓性シート材料の配列装置とを備え、該配列装置 が、該容器の下端に最も近く配置され、更に、包囲材料が該容器を保持する様に 該容器及び配列装置を包囲する容器パッケージ。 （２）前記（１）項に記載の容器パッケージにおいて、前記配列装置が、前記孔 を限定するバンドを有し、該孔が前記容器を収容可能で、該バンドが該容器に係 合可能な様に、該バンドの撓みを容易にするために隣接する孔の間で該配列装置 上の外部スカラップを更に備える容器パッケージ。 （３）前記（２）項に記載の容器パッケージにおいて、前記外部スカラップの形 状はほゞ弧状である容器パッケージ。 （４）前記（２）項に記載の容器パッケージにおいて、前記孔が前記容器を収容 可能な様に前記配列装置の撓みを容易にするための該装置上の内部スカラップを 更に備える容器パッケージ。 （５）前記（４）項に記載の容器パッケージにおいて、前記内部スカラップの形 状はほゞ十字状である容器パッケージ。 （６）前記（４）項に記載の容器パッケージにおいて、前記配列装置が、長手方 向端縁と、縦方向端縁とを有し、前記内部スカラップが、該長手方向端縁に平行 な容器包囲バンドと該縦方向端縁に平行な容器容易バンドとの間の接合点に配置 される容器パッケージ。 （７）前記（４）項に記載の容器パッケージにおいて、前記配列装置が、前記容 器を行及び列において解放可能に保持し、前記内部スカラップが、隣接する行の 間で該配列装置に配置される容器パッケージ。 （８）前記（２）項に記載の容器パッケージにおいて、前記配列装置が、前記容 器を行及び列において解放可能に保持し、前記外部スカラップが、隣接する列の 間で該配列装置に配置される容器パッケージ。 （９）前記（１）項に記載の容器パッケージにおいて、前記孔が前記容器を収容 可能な様に前記配列装置の撓みを容易にする該装置の丸められた隅を更に備える 容器パッケージ。 （１０）前記（１）項に記載の容器パッケージにおいて、前記包囲材料が、熱収 縮可能な包装材料と、伸張包装材料とから成るグループの１つである容器パッケ ージ。 （１１）前記（１）項に記載の容器パッケージにおいて、前記配列装置が、１２ 個の容器を保持可能である容器パッケージ。 （１２）前記１に記載の容器パッケージにおいて、２４個の容器を備える容器パ ッケージ。 （１３）前記（12）項に記載の容器パッケージにおいて、２つの隣接する配列装 置を備え、各配列装置が、１２個の容器を保持する容器パッケージ。

【００３９】 本考案の好適実施例を図示説明したが、当該技術の熟達者は、添付実用新案登 録請求の範囲の精神及び範囲から逸脱することなく本考案の種々な変更を工夫し 得る事が考えられる。本考案は、前述の開示によって制限されず、添付実用新案 登録請求の範囲によってのみ制限される。

【００４０】

【考案の効果】

以上説明した通り本考案によれば、パッケージ内の所定の配列を乱すことなく 、所望数の容器を簡単に取外す事ができ、取扱者はパッケージを適正に貯蔵して 、限られた空間を最大限に有効利用できるので、商店用等の流通パッケージとし て好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の教示によって構成され複数の容器を解
放可能に保持する容器パッケージの斜視図である。

【図２】図１のパッケージを部分的に示す平面図であ
る。

【図３】パッケージの外側形状から包囲装置を取外した
後、１個の容器の取外しを想像線で示す図１のパッケー
ジの立面図である。

【図４】図１のパッケージに使用する独特な配列用装置
の平面図である。

【符号の説明】

１０ 容器パッケージ １２ 容器 １４ 配列装置（配列手段） １６ 包囲装置 ２０ 底 ２３ 配列 ２４ 縦方向端縁 ２６ 丸められた隅 ２８ 長手方向端縁 ３０ 孔 ３２ 容器包囲バンド ３４ 容器結合バンド縁 ３６ 外部スカラップ ３８ 内部スカラップ ４０ 行 ４２ 列

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の容器と、厚さが０．２０３ｍｍ
   （０．００８″）で、５％から１０％の範囲で拡がるこ
   とができる可撓性の弾性樹脂シートの配列装置と、薄肉
   フィルムの包囲装置とからなり、配列装置は上記容器が
   挿入されたときに前記範囲内で拡げられて容器を引抜き
   可能に緩く保持するための貫通した孔を所定の配列で複
   数備え、その孔によって複数の容器の底の近くを緩く保
   持し、前記包囲装置は上記配列装置と、該配列装置によ
   って保持された複数の容器を一括して包むことを特徴と
   する容器パッケージ。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の容器パッケージにおい
   て、前記配列装置が、前記孔を限定するバンドを有し、
   該孔が前記容器を収容可能で、該バンドが該容器に係合
   可能な様に、該バンドの撓みを容易にするために隣接す
   る孔の間で該配列装置上の外部スカラップを更に備える
   容器パッケージ。