JPH0869492A - カード利用状況照合システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】商品販売処理装置１０は、商品販売処理をする
商品販売処理部１１、取引終了後の情報を表示する出力
部１２、書き込み指示をするキー操作部１３、カード書
き込みをするカード処理装置１４により構成される。検
索処理装置１５は、検索処理をする検索処理部１６、カ
ードの読み込み、書換えをするカード処理装置１９、消
費者が代金の決済をした情報のあるデータベース２１を
回線で接続する回線接続部２０、検索結果を出力する出
力部１７により構成される。 【効果】商品購入の決済にカードを利用した直後でも、
当該カードを利用して代金の決済する予定である商品購
入の中で、未決済である商品購入情報がリアルタイムに
検索でき、カード利用者へのサービス向上を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、カードを利用して商品
購入の決済をした商品購入情報について、消費者が代金
を未決済である商品購入情報をリアルタイムに検索する
事が出来るシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、カードを利用して商品購入の決済
をした後に消費者が代金の決済をするまでの過程は、商
品小売店からカード発行会社への請求、カード発行会社
の取引金融機関から商品小売店の取引金融機関への振
替、カード発行会社から消費者への請求、消費者の取引
金融機関からカード発行会社の取引金融機関への振替と
なる、そして、これらの請求日及び振替日は一般に月単
位での締日を持ちこれはそれぞれ異なっている、そのた
め商品購入から代金の決済までには一般的に１〜３ヶ月
かかり商品購入直後等では、消費者が当該カードを利用
して代金の決済をする商品購入の中で、消費者が代金を
未決済である情報をリアルタイムに把握することが出来
なかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、消
費者が商品購入の決済をするためにカードを利用する場
合、当該カードを利用した商品購入の中で代金が未決済
である情報をリアルタイムに把握できないため、消費者
は消費者自身の支払可能限度額や、カードにある利用限
度額を超えて商品購入をするという問題点が生じる。

【０００４】本発明の目的は、前記課題を解決しカード
利用者へのサービス向上を図ることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】カードを利用して商品購
入の決済をする事が出来る商品販売処理装置にＰＯＳシ
ステム等を利用してカードにより商品購入の決済を行な
った後、ＰＯＳシステム等に接続された挿入カードに書
き込みを行なうカード処理装置により、今回の商品購入
を識別する利用コード、商品小売店名、利用月日、品
名、利用金額の商品購入情報をカードの磁気記録部（書
換え可能な不可視情報の記録部）を有しているカード類
に対しカードへ書き込み処理を行なう。検索処理には、
検索処理装置にＡＴＭ等を利用してＡＴＭ等にある消費
者のカードの利用状況を検索する既存の方法を利用して
検索した商品購入情報と、挿入したカードの磁気記録部
の情報が読み取り及び書換えが可能なカード処理装置に
よって読み取った商品購入情報とを検索処理装置により
照合を行ない、一致した利用コードがあった場合は決済
していると判断し、カード処理装置からカードを書換え
する方法によってカードの磁気記録部より消去しその結
果を出力する事を特徴とするシステム。

【０００６】

【作用】本発明のカード利用状況検索システムによれ
ば、商品購入の決済にカードを利用した商品購入情報を
カードへ記録し、その情報検索時はカードの記録より代
金が未決済である情報の検索をすることが可能となる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。

【０００８】図１は、商品販売処理及び検索処理をする
ブロック図を示すもので、商品販売処理装置１０は商品
販売処理部１１、出力部１２、キー操作部１３、カード
処理装置１４を備え、商品販売処理部１１にてクレジッ
トによる販売処理を行ない、出力部１２にて領収書の発
行をする、商品販売処理部１１にある商品購入情報をキ
ー操作部１３よりカード処理装置１４に書き込み要求を
出しカード処理装置１４に挿入したカードの磁気記録部
に今回の商品購入情報を記録する処理を行なう。挿入カ
ードに書き込みを行なうカード処理装置に関する技術
は、例えば特開平５−８１４６号公報および、特開平５
−２１７０３号公報等に示される。

【０００９】検索処理装置１５は、検索処理部１６、キ
ー操作部１７、出力部１８、カード処理装置１９、回線
接続部２０を備え、検索処理を行なうためにカード処理
装置１９に挿入されたカードの磁気記録部にある情報
と、回線接続部２０から接続した消費者が代金の決済を
した情報があるデータベース２１からの情報とを検索処
理部１６で照合して、決済している情報に関してはカー
ドの磁気記録部より消去する。その後キー操作部１７の
操作により、カードの磁気記録部の情報を出力部１８に
出力する処理を行なう。

【００１０】図２、図３は、本発明による実施例の動作
を示すフローチャートである。以下フローチャートによ
り動作概要を説明する。

【００１１】図２の商品販売処理について、商品購入の
決済をするためにカードを利用する商品販売処理（ステ
ップ３０）、キー操作部より書き込み要求をだす（ステ
ップ３１）カード処理装置へ商品購入情報を記録させる
処理（ステップ３２）、カードに書き込みを不要とする
場合はカード処理装置に商品購入情報を記録させない
（スッテプ３１）、カードに書き込み要求があった場合
はカードの磁気記録部に対して、商品購入情報である利
用コード、商品小売店名、利用月日、品名、利用金額を
書き込む処理（ステップ３３）、その後出力部より領収
書の発行を行い（スッテプ３４）一連の処理を終了す
る。

【００１２】次に、図３の検索処理について、商品購入
の決済にカードを利用した商品購入の中で、消費者が代
金を未決済である商品購入情報を検索するためにカード
処理装置に対し、カードの挿入を行ない検索処理装置か
ら検索操作を行なう（ステップ４０）、検索処理装置は
消費者が代金の決済をした商品購入情報があるデータベ
ースの検索を行う（スッテプ４１）、カード処理装置に
よりカードの磁気記録部に書き込まれた商品購入情報を
読み込む（スッテプ４２）、検索処理装置が検索した情
報とカード処理装置が読み込んだ情報で利用コードが一
致する情報を捜す（スッテプ４３）、一致した利用コー
ドの商品購入情報は決済したと判断する（スッテプ４
４）、決済したと判断した商品購入情報はカードの記録
より削除する（ステップ４５）、その後カードに記録さ
れた未決済分の情報のみを出力して（スッテプ４６）一
連の処理を終了する。

【００１３】次に、具体的な実施例を示す。

【００１４】ある消費者が衣類販売店Ａで100,000円の
洋服を購入し、その決済についてはクレジットカードで
行なう事にしたが、当該カードの利用状況が不明である
ため、当店にあるカード発行会社が設置したＡＴＭの検
索処理機能から検索処理を行ない代金の未決済情報が無
いか確認した、その結果未決済の商品購入情報が無かっ
たため商品購入の決済をカードで行なった。（検索処理
とは、消費者が代金の決済をした情報と、カード内に書
き込まれている商品購入情報と照合し、利用コードが一
致した商品購入情報は決済したと判断する処理。）販売
店は、従来のクレジットによる販売処理を行ない領収書
の発行をし、顧客要求により当該カードに対し、ＰＯＳ
システムにあるカード処理装置より、商品購入識別用の
利用コード、商品小売店名、利用月日、品名、利用金額
を記録した。その後百貨店Ｂで5,000円の商品購入を当
該カードを利用して行い、同様にカード処理装置より利
用コード、商品小売店名、利用月日、品名、利用金額を
記録した。

【００１５】２週間後、衣類販売店Ａで再度200、000円
の洋服購入を考えた、そして今回の商品購入の決済につ
いても当該カードを利用して行う事にしたが、以前当該
カードを利用した商品購入が代金の決済を終了している
か確認し、今回の購入によって自分の支払可能限度額を
超えないか判断をする事にした。そのため当店にある、
カード発行会社のＡＴＭにある検索処理機能から、検索
処理を行ない図４の出力結果を得た。現時点では代金の
決済がされている商品購入が無く、今後105、000円の支
払を行なわなければならず、今回の商品購入をする事で
自分の支払可能限度額を超えてしまう事になった、よっ
て今回の洋服購入は断念する事にした。

【００１６】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、商品購
入の決済をするためにカードを利用する場合、消費者が
以前当該カードを利用して商品購入の決済をした商品購
入情報の中で、代金が未決済である商品購入情報をリア
ルタイムに検索でき、今回の商品購入が消費者自身の支
払可能限度額やカードにある利用可能限度額を超えるか
判断でき、今回の商品購入が可能か否かの判断をする事
が出来る。これによりカード利用者に対するサービスの
向上を図ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】商品販売処理装置及び検索処理装置の構成を示
すブロック図である。

【図２】商品販売処理終了後カードに情報を書き込むフ
ローチャートである。

【図３】検索処理終了時カード内の情報を書換え及び出
力するフローチャートである。

【図４】検索処理結果である。

【符号の説明】

ステップ３０…商品購入の決済にカードを利用した会計
処理を行なう商品販売処理、 ステップ３１…カードへの書き込み指示をする書き込み
指示、 ステップ３２…カード処理装置に商品購入情報を記録す
る処理、 ステップ３３…カードの磁気記録部に利用コード、販売
店名、利用月日、品名、利用金額の書き込みをする処
理、 ステップ３４…会計処理結果の領収書を発行する処理、 ステップ４０…カードをカード処理装置に挿入し検索処
理装置から検索するための操作を行なう、 ステップ４１…消費者が代金の決済をした情報をデータ
ベースより検索する処理、 ステップ４２…カード処理装置よりカードの磁気記録部
の情報を読み込む処理、 ステップ４３…カード処理装置で読み込んだ情報と検索
処理装置で検索した情報を照合する処理、 ステップ４４…決済したか確認する処理、 ステップ４５…カードの磁気記録部の情報を削除する処
理、 ステップ４６…検索結果を出力する処理。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】商品購入の決済をクレジットカード等（以
   下カードと略す）を利用して行なう事が可能な商品販売
   処理装置からカードを利用して商品購入の決済をした商
   品購入情報を、挿入カードの読み込み及び書換えが可能
   なカード処理装置によりカードの磁気記録部に記録し、
   その情報検索時は、消費者が代金の決済を終了している
   情報を検索できる検索処理装置と挿入カードの読み込み
   及び書換え可能なカード処理装置により、カードの磁気
   記録部にある情報と消費者が代金の決済をした情報とを
   照合し、消費者が代金を未決済である商品購入情報のみ
   を消費者が検索でき、その情報を紙に出力したい時は出
   力装置より出力する事などを可能とする装置を具備した
   カード利用状況照合システム。