JPH0868791A - デスモソーム機能の評価方法 - Google Patents

デスモソーム機能の評価方法

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JPH0868791A JP22904194A JP22904194A JPH0868791A JP H0868791 A JPH0868791 A JP H0868791A JP 22904194 A JP22904194 A JP 22904194A JP 22904194 A JP22904194 A JP 22904194A JP H0868791 A JPH0868791 A JP H0868791A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 角層中のトリプシン様酵素活性とキモトリプ
シン様酵素活性を評価して、デスモソーム機能を検査す
ることを含んでなる、例えば、被験者の肌荒れの程度を
検査する方法、ならびに肌荒れ防止剤のスクリーニング
方法。 【効果】 前記両酵素活性を評価することにより、デス
モソーム機能がより正確に検査できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトの皮膚の上皮(表
皮)におけるデスモソームの機能を検査する方法、なら
びにかかる検査方法の化粧品分野への応用に関する。
【0002】
【従来の技術】デスモソーム(接着斑は、隣接する表皮
細胞間に形成される構造で、細胞間結合の強化機能を有
する構造物であることが知られている。この表皮細胞の
死細胞である角質細胞から構成される角層の形成、生理
的剥離による脱落の調和がとれることにより美しい皮膚
表面が保たれるものと考えられている。従つて、皮膚表
面に落屑が生じたり、皮膚がかさつくなどの好ましくな
い皮膚状態を呈することは、前記調和の乱れによるもの
といえる。
【0003】従来、角層(または角質細胞の層状構造
物)の接着には脂質が関与しているという説が一般的で
あつたが、最近になつて、電顕的な知見に基づきデスモ
ソームが角質細胞の接着のための本質的な構造であると
の示唆も見られる(例えば、北島、香油会誌、Vol.
15.No.4(1991)、225−230ページ参
照)。さらに北島は、前記論文でプロテアーゼによるデ
スモソームの消化が角層剥離の第一要素であるとの推論
も提起している。さらに、A. Lundstroem らは、Acta D
erm Venereol(Stockh)1991:71:471−47
4において、イン・ビボ(in vivo)条件下の落屑に関
し角層に存在するとみなされる分子量25kDaのキモ
トリプシン様酵素が一定の役割を果たしたものと示唆し
ている。
【0004】一方、本発明者の一部も、角層の落屑に関
与する可能性のある内因性プロテアーゼとして分子量約
30kDaのトリプシン様酵素を同定して報告した(Y.
Suzukiら、Arch. Dermatol. Res.(1993)285:
372−377、および Y.Suzuki ら、ibid(199
4)286:249−253)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、角層の
脱落動態の研究には、電顕による組織の観察や、角層に
存在するプロテアーゼ類の作用の観点からアプローチ可
能であることが予期される。しかし、本質的な角層中の
デスモソームの機能、特に角層または角質細胞の接着機
能またはそれらの剥離機能、がどのような指標によれば
イン・ビトロ(in vitro)でより正確に検査できるかに
ついては何等の教示も存在しない。従つて、本発明の目
的は、角層中のデスモソームの本質的な機能をより正確
に検査する方法を提供し、さらにかかる方法に基づき、
特に化粧品分野での具体的な利用方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく、主として角層の動態をその中に含まれる酵
素利用の観点から研究してきた。その結果、角層剥離酵
素として作用している可能性のあるキモトリプシン様酵
素およびトリプシン様酵素は、いずれか一方の酵素活性
だけでは、角層デスモソームの機能を説明することがで
きず、両酵素活性を評価して初めて前記機能、特に角層
の脱落、が総合的に説明できることを見い出した。
【0007】従つて、前記課題は、本発明による、角層
中のデスモソームの機能をイン・ビトロ(in vitro)で
検査する方法であつて、(A) 角層中のトリプシン様
酵素活性とキモトリプシン様酵素活性をそれぞれ独立し
て測定する工程、ならびに(B) 工程(A)で測定さ
れた両酵素活性の多寡をデスモソーム機能の指標として
評価する工程、を含んでなる方法、を提供することによ
つて解決できる。
【0008】本発明によれば、こうして提供した前記デ
スモソームの機能の検査方法を、被検者の肌の状態を検
査する方法に向けた、すなわち、デスモソームの機能の
検査方法により健常人と被験者にそれぞれ由来する表皮
におけるデスモソームの機能を検査し、次いで、得られ
た両検査結果を比較検討することによつて被験者の肌の
状態、特に肌荒れの程度または皮膚疾患症状の検査方法
も提供する。
【0009】またさらに、前記デスモソームの機能の検
査方法を、肌荒れ防止剤、特に肌荒れ防止用化粧料の開
発に向けた、すなわち、デスモソームの機能の検査方法
により健常人に由来する表皮と被検物質を適用した健常
人の表皮におけるデスモソームの機能を検査し、次い
で、得られた両検査結果を比較検討することによつて被
検物質のデスモソーム機能への影響度を評価し、肌荒れ
防止剤、特に肌荒れ防止用化粧料を開発するためのスク
リーニング方法も提供する。
【0010】以下、本発明を具体的に説明する。
【0011】本発明にいう角層(または角化層)とは、
先にも若干説明したように、ヒトの皮膚表面を覆う表皮
細胞が角化した角質細胞の層状構造をいう。デスモソー
ムはこれらの細胞間にランダムに分布した蛋白質等から
なることが知られている。このような構造は体を覆う細
胞に広く分布しているので、本発明でいうデスモソーム
は、本発明の目的に沿う限りヒトの体の特定された部位
の表皮に係るものに限定されない。
【0012】このような角層中のトリプシン様酵素と
は、前述の Y. Suzuki ら、Arch. Dermatol. Res.,(1
993)285:372−377に記載されているよう
なトリプシンに対する一定の基質を加水分解する活性を
示し、カゼイン−アクリルアミド電気泳動で約30kD
aの分子量を有する酵素を意味する。一方、キモトリプ
シン様酵素とは、前述の A. Lundstroem ら、Acta. Der
m. Venerel.(Stockh)1991;71:471−47
4に記載されているような約25kDaの分子量を有す
る酵素をいう。
【0013】本発明では、角質中におけるこれらのトリ
プシン様酵素とキモトリプシン様酵素の両活性を測定す
ることが必要である。これらの両酵素活性を対象とする
ことの必要性は、表皮細胞の動態に異常を来し、皮膚の
乾燥とサメ肌様鱗屑を保持する魚鮮癬患者の角層や加齢
人の角層、における前記両酵素活性を健常人(または健
康な若年者)の角層におけるそれらとの比較の結果から
説明できる。例えば、前者の角層では、キモトリプシン
様酵素活性およびトリプシン様酵素活性がともに有意に
低下しており、後者の角層では、トリプシン様酵素活性
が有意に低下していることから、キモトリプシン様酵素
活性とトリプシン様酵素活性のいずれかの低下は、角層
の剥離を妨げるものと信じられるからである。すなわ
ち、角層の剥離に関する角層中のデスモソームの機能を
正確に評価するには、少なくともキモトリプシン様酵素
活性とトリプシン様酵素活性を測定することが必須であ
る。
【0014】これらの酵素活性の測定は、上述の引用文
献に記載の方法を始め、当該技術分野で知られているい
ずれの方法によつてもよい。例えば、トリプシン様酵素
活性は、トリプシンの基質として知られているBoc−
Phe−Ser−Arg−MCAやBoc−Gln−A
la−Arg−MCAを基質(ここで、Bocは、アミ
ノ保護基t−ブトキシカルボニル基を表し、MCAは4
−メチル−クマリル−7−アミノ基を表し、他の三文字
は、通常の三文字表記によるL−アミノ酸残基を表す)
を用い、被験角層に由来する試料のこれらの基質に対す
る加水分解活性を測定することにより行うことができ
る。一方、キモトリプシン様酵素活性は、MeO−Su
c−Tyr−pNA(ここで、MeO−SucはN−メ
トキシコハク酸を表し、pNAはパラニトロアミノ基を
表す)などを基質とすることにより測定することができ
る。
【0015】上記の方法は、酵素活性を至適条件で測定
するため角層中に存在する酵素量の多寡は判定できる
が、角層中での酵素活性の様子は判定できない。すなわ
ち、酵素量が同じでも角層中で酵素が不活性となってい
る場合には評価できないからである。しかしながら、本
発明では、こうして測定された被験対象の角層中の両活
性の多寡がデスモソームを測定することにより評価され
る。両活性が活性または不活性であるかを評価するに
は、角層の処理環境を変えた試料に対する測定値を比較
検討するか、特定の健常人の角質に対する測定値と比較
検討することにより行う。より具体的には、角層の形成
と剥離の制御が正常に保たれるイン・ビトロ(in vitr
o)試験試料および環境下での前記両酵素作用が被験角
層のものと比較される。前記の制御が正常に保たれるイ
ン・ビトロ試験試料および環境は、健常人由来の角層を
前記酵素活性に悪影響を及ぼさない防腐防黴溶液(例え
ば、カナマイシン60μl/ml、0.5%NaN3)に
一定時間浸漬した後、相対湿度がほぼ40〜80%の内
の一定条件に維持され、温度が37℃に設定された恒温
槽に前記角層を保持することによつて作出できること
が、本発明者によつて見い出された。
【0016】また本発明を構成する上で重要な知見は、
前記イン・ビトロ環境下の試料におけるキモトリプシン
様酵素活性およびトリプシン様酵素活性の強さが、それ
らの酵素作用の結果、角層中に残存するデスモソームタ
ンパク質、デスモグレインおよびデスモコリン量の多さ
に、それぞれ逆の相関性をもつことである。より具体的
には、本発明によれば、被験試料中のキモトリプシン様
酵素活性およびトリプシン様酵素活性を直接測定するこ
となく、前記環境下に一定期間保持された試料中のデス
モグレインおよびデスモコリンの残存率を測定すること
により、前記酵素活性の多寡、すなわちデスモソームの
角質の剥離に対する機能を知ることができる。
【0017】従つて、本発明によれば、イン・ビトロ試
験により、対照試料、例えば、健常人の角層の機能に対
する環境の変化や処理手段の変化の角層に及ぼす作用
を、デスモグレインおよびデスモコリンの処理角層に残
存する量の多寡によつて、角層の剥離に対する環境の変
化や処理手段の有効性が評価できる。こうして、一定の
処理(被検体)をイン・ビトロで被験表皮に施こしたと
き、未処理のものに比較してデスモグレインとデスモコ
リンの残存率があまり低下しない場合には、そのような
処理はデスモソームの接着機能の低減、すなわち角質の
正常な剥離による美しい肌の保持にあまり有意に働かな
いものと推定できるので、これらの評価または検査系を
使用して、美しい肌を保持するための肌荒れ防止剤、特
に肌荒れ防止用化粧料のスクリーニング方法が提供でき
る。
【0018】他方、健常人の表皮に由来する角層と被験
者の角層とを同一環境下で、前記のように処理した後、
それぞれの角層に残存するデスモグレインとデスモコリ
ンの量を比較することにより、被験者が肌荒れ状態また
は何等かの皮膚疾患にかかつているか否かの検査が可能
になることが理解できるであろう。
【0019】
【実施例】以下、本発明を各種試験例を参照しながらさ
らに具体的に説明する。
【0020】例1:健常人および魚鱗癬患者に由来する
角層におけるトリプシン様酵素活性およびキモトリプシ
ン様酵素活性 魚鱗癬患者12名と健常人24名の下体から粘着テープ
により角層を剥離した。テープをトルエンで洗浄し、角
層を粘着テープから回収した。1mgの角層をpH8の
緩衝液(トリス緩衝液など)0.9mlと1mMのトリ
プシン様酵素に対する合成基質(Boc−Phe−Se
r−Arg−MCAなど)と1mMのキモトリプシンに
対する合成基質(Meo−Suc−Tyr−pNAな
ど)をそれぞれ0.1ml加え、37℃で2時間反応さ
せた。反応後、トリプシン様酵素の活性は蛍光強度(E
x/Em=380/460nm)を測定し、あらかじめ
調べておいたAMC(アミノメチルクマン)濃度と蛍光
強度の関係から合成基質が分解して生じるAMC量を算
出し、トリプシン様酵素の活性とした。キモトリプシン
様酵素の活性は405nmの波長の吸収を測定し、あら
かじめ調べておいたパラニトロアニリン(pNA)濃度
と吸収強度の関係から合成基質が分解して生じるpNA
量を算出し、キモトリプシン様酵素の活性とした。結果
を図1に示す。
【0021】魚鱗癬患者ではキモトリプシン、トリプシ
ンいずれの酵素活性も正常人に比べて有意に低い結果が
得られた。この結果は魚鱗癬患者においては両酵素の活
性が低下し、そのためデスモソームの分解が不全となり
魚鱗癬に特徴的な角層の肥厚を招いたと考察できる。
【0022】例2:角層水分量とデスモソーム蛋白質の
分解 種々の飽和塩溶液により湿度をコントロールした容器の
なかに防腐防黴溶液(例えばカナマイシン60μl/m
l、0.5%NaN3)に30秒浸した角層2mgを入
れ、37℃の条件で一定期間(1日から2週間)放置し
た。その後角層を取出し、カールフィッシャー水分測定
装置により角層中の水分量を測定した。さらに角層を9
M尿素、2%SDS、1%メルカプトエタノールを含む
0.1Mトリス緩衝液(pH9)0.5mlにて37℃、
15時間抽出し、その後SDS−PAGE用サンプル緩
衝液(2倍濃度のLaemmli溶液)0.7mlを加
え15分間加熱した。この溶液10μlをとり7.5%
濃度のゲルにて電気泳動を行なった。泳動後、PVDF
に転写し、抗デスモグレイン抗体および抗デスモコリン
抗体を用いた染色を行いデスモソーム蛋白質の多寡を判
定した。結果を図2に示す。
【0023】角層中の水分量が少なくなるとデスモグレ
イン、デスモコリンともに残存率が高くなることがわか
る。このことは角層の水分量が減少することによりトリ
プシン様酵素、キモトリプシン様酵素が不活性となりデ
スモソームの分解が不十分となることを示している。そ
の結果、角層表面からの角層細胞の剥離が不全となり肌
荒れ状の皮膚表面を呈することが示された。
【0024】例3:各種薬剤のデスモソーム蛋白質の分
解作用 例2で示した防腐防黴処理を施した角層の表面をグリセ
リン、プロピレングリコール、EPC−K等の保湿剤、
リジン、トリメチルグリシン等のアミノ酸やアミノ酸誘
導体、乳酸やグリコール酸等のオキシ酸、トレハロース
等の糖類、EDTA等のキレート剤を0.1〜30%の
濃度で角層の両面に1〜30μl塗布した。この角層を
例2で示したデスモソームの分解が不十分となる角層水
分量30%以下の条件下に37℃で1週間放置した。そ
の後、例2で示した方法によりデスモソームの多寡を評
価した。結果を図3に示す。
【0025】グリセリン、EPC−K、トリメチルグリ
シン、トレハロース、乳酸、EDTA−2Na等で処理
した角層のデスモソームは処理していない角層に比べて
大幅に減少しておりこれらの薬剤により角層中の酵素が
活性化し角層の剥離が正常になることが示された。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、角層中のトリプシン様
酵素活性とキモトリプシン様酵素活性を評価して、角層
中のデスモソームの機能を検査する方法が提供できる。
この検査方法は、具体的に、肌荒れ防止剤のスクリーニ
ングや肌荒れの程度を検査する方法に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】健常人および魚鱗癬患者に由来する角層におけ
るトリプシン様酵素活性およびキモトリプシン様酵素活
性の測定結果を示すグラフである。
【図2】角層の水分量とデスモソーム蛋白質の分解の相
関性を示すグラフである。グラフ中、残存率は処理前の
角層中のデスモグレイン、デスモコリンとの比率を表
す。
【図3】各種薬剤によるデスモソーム蛋白質の分解作用
に対する影響を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 野村 淳子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050 株式会 社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角層中のデスモソームの機能をイン・ビ
    トロ(in vitro)で検査する方法であつて、 (A) 角層中のトリプシン様酵素活性とキモトリプシ
    ン様酵素活性をそれぞれ独立して測定する工程、ならび
    に (B) 工程(A)で測定された両酵素活性の多寡をデ
    スモソーム機能の指標として評価する工程、を含んでな
    る方法。
  2. 【請求項2】 (a) 請求項1記載の方法により健常
    人と被験者にそれぞれ由来する表皮におけるデスモソー
    ムの機能を検査する工程、ならびに(b)工程(a)で
    得られた両検査結果を比較検討する工程、を含んでなる
    被験者の肌の状態を検査する方法。
  3. 【請求項3】 (a) 請求項1記載の方法により健常
    人に由来する表皮と被検物質を適用した前記表皮におけ
    るデスモソームの機能を検査する工程、ならびに(b)
    工程(a)で得られた検査結果を比較検討して被検物
    質のデスモソーム機能への影響度を評価する工程、を含
    んでなる肌荒れ防止剤のスクリーニング方法。
  4. 【請求項4】 前記肌の状態が肌荒れの程度である請求
    項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記肌の状態が皮膚疾患症状である請求
    項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記肌荒れ防止剤が肌荒れ防止用化粧料
    である請求項3記載の方法。
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