JPH0867699A - インターロイキン4シグナルトランスデューサー、及びil−4スタット調節遺伝子発現と関連する病気の診察又は処置に有用な薬物の同定方法 - Google Patents
インターロイキン4シグナルトランスデューサー、及びil−4スタット調節遺伝子発現と関連する病気の診察又は処置に有用な薬物の同定方法Info
- Publication number
- JPH0867699A JPH0867699A JP7169439A JP16943995A JPH0867699A JP H0867699 A JPH0867699 A JP H0867699A JP 7169439 A JP7169439 A JP 7169439A JP 16943995 A JP16943995 A JP 16943995A JP H0867699 A JPH0867699 A JP H0867699A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stat
- leu
- peptide
- binding
- ser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/46—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
- C07K14/47—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
- C07K14/4701—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals not used
- C07K14/4702—Regulators; Modulating activity
- C07K14/4705—Regulators; Modulating activity stimulating, promoting or activating activity
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/705—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/68—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
- C12Q1/6897—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids involving reporter genes operably linked to promoters
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/68—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
- G01N33/6863—Cytokines, i.e. immune system proteins modifying a biological response such as cell growth proliferation or differentiation, e.g. TNF, CNF, GM-CSF, lymphotoxin, MIF or their receptors
- G01N33/6869—Interleukin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Immunology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Zoology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Pathology (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Abstract
サー及び転写活性化体IL-4によって調節された遺伝子発
現を伴う病気の診察又は処置に有用な薬物を同定する方
法及び組成物の提供。 【解決手段】 IL-4スタットペプチド及びIL-4受容体ペ
プチド及びそのようなペプチドをコードする核酸が治療
上有用であることがわかった。目的物組成物にはIL-4ス
タット及びIL-4受容体ペプチド、それらの一部、それら
をコードする核酸、及び特異性抗体が含まれる。開示す
る薬理学的スクリーニング法は、特に高処理量のスクリ
ーニングに好適であって、1以上の工程が、軸方向に回
転可能なアームを有するコンピュータ制御電気機械ロボ
ットにより処理される。
Description
イキン4シグナル・トランスデューサー(tansducer )
である。
で数十億ドル単位の工業である。遺伝子特異性転写因子
は、該遺伝子特異性転写因子及びその他のヒトの病気に
関する新規な治療学をターゲットとする将来性のある分
野を提供する。遺伝子転写のレベルで活性な薬物(phar
macological agents or drugs )を同定する有効な方法
が、緊急に必要とされる。自動化した、費用効率のよ
い、高処理量でドラッグスクリーニングを分析できるな
らば、そのような方法は、即座に国内及び国際的な医薬
及び生物工学上の薬剤の開発プログラムに広範囲な応用
があるであろう。移植、アレルギー、及び過敏症、自己
免疫等の他の形態を含む広範囲な環境で、免疫抑制が治
療上要求される。自己免疫に効果がある薬剤として広く
用いられるシクロスポリン(cyclosporin )は、カルシ
ノイリン(calcineurin )、ある転写因子を活性化させ
るホスファターゼ(phosphatase )を阻害することによ
って作用すると考えられている。しかし、副作用及び毒
性のため、シクロスポリン(及びより最近に開発された
FK506)の臨床の結果は限られている。
(IL-4)は、活性化Tリンパ球、好塩基球、及び肥満細
胞によって分泌した、免疫調節サイトカイン(immunomo
dulatory cytokine )である。IL-4は、ヘルパーT細胞
サブセットのバランスを調整し、Th1と比較してTh
2の拡張を援助する重要な役割を有する。これらのTリ
ンパ球サブセットの平衡異常は、アレルギー、炎症、及
び自己免疫疾患を含む免疫学上の疾患と関係する。よっ
て、IL-4シグナリングの形質導入を特に妨害する薬剤を
同定することが望まれる。不幸なことに、そのような治
療のための高処理量のスクリーニング分析の開発に必要
な試薬は入手不可能である。最近の参考文献として、
(W.E. Paul )(R.A. Seder)(1994年)Cell 76 巻、
241-251 頁、ダーネル(Darnell )らの(1994年)Scie
nce 264 巻、1415頁を参照のこと。より特定の参考文献
として以下のものが挙げられる。シュアイ(Shuai )ら
の(1992年)Science 258 巻、1808-1812 頁;コタニド
(Kotanides )及びライヒ(Reich )の(1993年)Scie
nce 262 巻、1265-1267 頁;シンドラー(Schindler )
らの(1994年)EMBO J 13 巻、1350-1356 頁;イングリ
ット・コーラー(Ingrid Kohler )及びライバー(E.P.
Reiber )の(1993年)Eur J Immunol 23巻、3066-307
1 頁である。IFN−γ受容体及びp91 に関する最近の
研究として、シュアイ(Shuai )ら及びグリーンルンド
(Greenlund )らの(1994年)EMBO J 13 巻、4604-461
0 頁を参照のこと。
キンシグナル・トランスデューサー及び転写活性化体、
即ちIL-4スタットを含む転写複合体によって調節した、
1以上の遺伝子の発現と関連する病気の診察又は処置に
有用な薬物を同定する方法及び組成物を提供する。本発
明は、また、所望でない細胞成長、分化、及び/又はサ
イトカイン・シグナル応答性と関連する病気の診察又は
治療に有用な方法及び組成物を提供する。本発明は、IL
-4スタットの結合ターゲットと選択的に結合可能な組換
えヒトIL-4スタットペプチドを提供する。そのような結
合ターゲットは、天然細胞内結合ターゲットであるか、
又はそれから誘導されるものであって、転写因子、ホス
ファターゼ又はキナーゼのような酵素、IL-4受容体のよ
うな細胞受容体、及び1以上のIL-4スタット結合配列を
コードする核酸のような核酸が含まれる。目的物IL-4ス
タットの一部をコードする核酸、ベクター、及びそのよ
うな核酸を有する細胞は、IL-4スタット相同物及び/又
はIL-4スタットペプチドを組換え製造するプローブとし
て用いられる。本発明は、また、サイトカイン受容体ペ
プチドのようなIL-4スタット結合ターゲット、特に、IL
-4スタットペプチドと選択的に結合するIL-4受容体ペプ
チド、そのような受容体ペプチドをコードする核酸、及
びそのようなペプチド又はIL-4スタットペプチドと選択
的に結合する抗体のような結合試薬を提供する。
調節遺伝子の発現と関連する病気の診察又は処置に有用
な薬物を同定する方法を提供する。一般に、この方法
は、IL-4スタットの天然細胞結合ターゲット、及びIL-4
スタットに選択的に結合するのに十分なIL-4の天然細胞
ターゲットの少なくとも一部、フラグメント、又は構造
類似体を選択的に結合可能なIL-4スタットペプチド、並
びに候補薬物を化合する工程を含む。候補薬物が存在し
なければ、IL-4スタットペプチドが結合ターゲットと選
択的に結合する条件下で、得られた混合物を培養する。
その後、IL-4スタットペプチドと結合ターゲットとの選
択的な結合の存在又は不存在を検知する。選択的結合が
ないことにより、候補薬物が、遺伝子発現のようなIL-4
スタット調節化機能を選択的に阻害することができるこ
とがわかる。このような薬物は、病気、特に遺伝子発現
と関連する免疫病の診察又は処置に有用である。
の新規なファミリーに関する方法及び組成物を提供す
る。IL-4スタットcDNA及びアミノ酸配列を配列番号
1及び配列番号2にそれぞれ開示する。IL-4スタット
は、サイトカイン受容体の細胞内領域への選択的結合、
及び表1に示されるようなIL-4スタット結合部位をコー
ドする核酸によって特徴付けられる。好ましい結合部位
には、配列中2つのトリヌクレオチド(TTC及びGA
A)が含まれる。ここで、このトリヌクレオチドは、1
〜5個のヌクレオチドによって分離される。IL-4スタッ
トは、配列番号2と実質上同様な配列を共有するアミノ
酸配列であるSH2及びSH3領域構造を含む。好まし
いIL-4スタットは、配列番号1と実質上同様な配列を共
有するcDNAを有する。実質上同様の配列を有するポ
リペプチドは、少なくとも約55%、好ましくは少なく
とも約70%、より好ましくは少なくとも80%、最も
好ましくは少なくとも約90%配列が同定されたものを
提供する。この同定は、EMBLによって配布されてい
るCLUSTAL Vタンパク質配列ソフトウェアを用
いて行った対距離マトリクス比較すること(pair-wise
distance matrix comparison)により決定した。SH2
領域内でファミリーのメンバーは、対距離マトリクス比
較によって決定すると、少なくとも約65%、好ましく
は少なくとも約75%、より好ましくは少なくとも約8
5%、最も好ましくは少なくとも約95%が同定された
ものである。配列が異なる場合、差異が控え目であるの
が好ましく、即ち、酸性アミノ酸を酸性アミノ酸で置換
したものである。
迫条件下、例えば、55℃で生理食塩水0.9M/クエ
ン酸ナトリウム0.09M(SSC)緩衝液中にホルム
アルデヒド50%を含有するハイブリッド形成緩衝液
で、それらの各々の補体とハイブリッド形成し(hybrid
ize )、55℃でSSC/ホルムアルデヒド緩衝液で洗
浄すると結合(bound )が残る。配列が異なる場合、差
異は、好ましくは目立たないものであり、即ち、ヌクレ
オチド変化が余分な(redundant )コドンをもたらす
か、又は、控え目であり、即ち、ヌクレオチド変化が保
守的なアミノ酸置換をもたらすものである。
ット結合ターゲットと選択的に結合可能なIL-4スタット
ペプチドを提供する。IL-4スタットペプチドは、新規な
ペプチドを提供するのに十分な長さである。本明細書で
用いられるとき、ペプチドは長さが、少なくとも5個、
一般に少なくとも約6個、より一般的に少なくとも約8
個、最も一般的に少なくとも約10個のアミノ酸であ
り、50個までのアミノ酸である。ペプチドは、フリー
な状態であっても、ペプチド、融解ペプチド、又はポリ
ペプチド(即ち、ペプチドがより大きなポリペプチドの
一部として存在する)等の反応性基(例えば、アミン、
カルボキシルなど)を化学的に防護するための保護基
(blocking group)のような他の成分と結合していても
よい。
の天然IL-4スタット結合ターゲットと選択的に結合可能
なものである。結合ターゲットの例として、サイトカイ
ン受容体、特にインターロイキン受容体、特にIL-4受容
体又は実質的にIL-4受容体と同様な配列を有する受容
体、IL-4スタットDNA結合部位を1以上有する核酸、
IL-4スタットそのものを含む転写因子などが挙げられ
る。他の天然のIL-4スタット結合ターゲットは、開示さ
れた材料及び方法並びに当業界で既知の他の方法による
スクリーニング細胞、膜、並びに細胞抽出物及びフラク
ションによって容易に同定される。結合ターゲットは、
IL-4スタットペプチドと選択的に結合可能である。即
ち、少なくとも約104 M-1、好ましくは少なくとも約
106 M-1、より好ましくは少なくとも約108 M-1の
平衡定数を有し、同条件下での完全な長さを有する天然
IL-4スタットと結合ターゲットとの結合平衡定数より6
桁以上、好ましくは4桁以上、より好ましくは2桁以上
である。
スタットと同様な特異性を有するペプチド(又はIL-4ス
タットペプチドを含有するポリペプチド)を提供するの
に十分なIL-4スタットアミノ酸残基を含む。好ましいペ
プチド、並びに必須特異性及び親和力を付与可能なター
ゲットの一部分は、当業者によって容易に同定できる。
広範囲な分子及び生化学的な方法は、好ましい部分を発
生させるのに利用可能である。Molecular Cloning, A L
aboratory Manual(第2版、Sambrook, Fritsch and Ma
niatis, Cold Spring Harbor)、Current Protocols in
Molecular Biology(Eds. Aufubel, Brent, Kingston,
More, Feidman, Smith and Stuhl, Greene Publ. Asso
c., Wiley-Interscience, NY, NY, 1992)、又はそれ以
外に当業界で既知のものを参照のこと。例えば、選択的
なタンパク質、又は本明細書で記載したもの、もしくは
蛍光共鳴エネルギー遷移(FRET)もしくは電気泳動
移動度シフト分析(EMSA)のような他の分析を含む
結合分析を用いて直接的に配列特異性結合によって、欠
失変異株をスクリーンする。
合する新規な薬物をも提供する。天然細胞結合ターゲッ
ト及び抗体の新規な一部も含まれる。発表された完全な
長さのIL-4受容体のような天然物及び既知の生成物は、
除外される。しかし、サイトカイン受容体、特にインタ
ーロイキン受容体、特にIL-4受容体は、IL-4スタットと
選択的に結合するペプチドを含んでいることを本明細書
で示す。このように、本発明は、天然で結合しているア
ミノ酸残基以外のものが結合した既知のタンパク質(例
えば、IL-4受容体ペプチド)の新規なペプチドを提供す
る。しかし、ペプチドは、天然状態でペプチドに天然で
結合していない1以上のアミノ酸残基が一つの末端又は
両末端に結合していてもよく、ペプチドが末端のペプチ
ド結合なしのアミノ酸で終了してもよい。即ち、他のア
ミノ酸と結合しない、少なくとも1つのN又はC末端残
基を有してもよい。そのような薬物(例えば、IL-4受容
体ペプチドをコードする核酸)を製造する材料又は方法
は、本明細書又は当業界で既知の他のものに開示されて
いる。IL-4スタットペプチド特異性抗体及びIL-4受容体
ペプチド特異性抗体(モノクローナルを含む)を製造す
る方法は、ハーロー(Harlow)及びレーン(Lane)のAn
tibodies(A laboratory Manual, Cold Spring Harbor,
1988 )に記載されている。
節細胞機能、特に遺伝子転写レベルで活性な薬物を同定
する有効な方法を提供する。この方法は、自動化の、費
用効率のよい、高処理量のドラッグスクリーニングで分
析でき、国内の及び国際的な医療上の及び生物工学上の
薬物の開発プログラムに広範囲にわたって即座に応用で
きる。目標となる治療上の適応は、目標の細胞機能(例
えば、遺伝子発現)が、IL-4スタット又はIL-4受容体、
及び/又はその天然細胞結合ターゲットとの特異性相互
作用(例えば、遺伝子又は調節遺伝子領域)を有する複
合体(例えば、転写複合体)の形成の変性によって阻害
を受けることだけには限定されない。広範囲の遺伝子が
IL-4スタット又はIL-4受容体調節遺伝子転写を受けるの
で、目標となる適用には、ウィルス、バクテリア及び真
菌の感染、代謝性の病気、遺伝子性の病気、細胞成長、
並びに、新形成(neoplasia )、炎症、及び過敏症など
のような調節機能不全がある。しばしば、目標となる適
用には、例えば、移植及び移入における所望でない免疫
応答、アレルギーのような即時型のタイプ及び遅延型タ
イプを含む全てのタイプの過敏症、HIVのようなウィ
ルス感染によって誘導されるものを含む自己免疫が挙げ
られる。
節遺伝子転写を妨害する化合物の広範囲な結合及び発現
分析を提供する。次の説明は主にIL-4スタットの分析に
関するが、IL-4受容体ペプチドをベースとした分析にも
同じように適用可能である。IL-4スタット結合の分裂
は、IL-4スタットペプチド(又はポリペプチドを含むペ
プチド)及びIL-4スタットと結合するIL-4受容体ペプチ
ドで検知することができる。各々の成分をラベル化し、
例えば、HMKを用いて放射性元素でラベル化したリン
酸塩を用いてラベル化し、かつ、各々の成分を固定す
る、例えば、ビオチンでラベル化し、アビジンをコート
した基質と結合することによって固定することができ
る。また、IL-4スタット−IL-4スタット2量体の分裂、
又はIL-4スタット−DNA結合の分裂を分析することが
できる。IL-4スタットペプチドを、いかなる簡便な方法
によって、例えば、化学合成、ワクシニア(vaccinia)
での発現、又はバキュロウィルス−ベースの発現系など
によって得ることができる。活性な、チロシン・ホスホ
リル化IL-4スタットを得るために、IL-4をJAKキナー
ゼで共発現する(coexpress )ことができる。また、組
換えIL-4スタットを、細胞抽出物又はそれらの精製した
配合物の形態で、外因性IL-4スタットキナーゼで処理す
ることができる。
そのようなペプチドを含むポリペプチド)は、通常、単
離した、一部純粋な又は純粋な形態で添加され、代表的
には組換えて製造される。本明細書で用いるとき、『単
離した』ペプチドは、少なくとも天然状態で会合させ
た、あるサンプル中全タンパク質(ペプチドを含む)の
重量の少なくとも約0.5%、好ましくは少なくとも約
2%、より好ましくは少なくとも約5%を構成する、少
なくともいくつかの材料を伴わないものである。一部純
粋なペプチドは、あるサンプル中全タンパク質の重量の
少なくとも約10%、好ましくは少なくとも約30%、
より好ましくは少なくとも約60%を構成する。及び、
純粋なペプチドは、あるサンプル中全タンパク質の重量
の少なくとも約70%、好ましくは少なくとも約90
%、より好ましくは少なくとも約95%構成する。ペプ
チドが、他のペプチド又はポリペプチド、例えば、タン
パク質−タンパク質結合、配列特異性核酸結合、又は分
析条件(例えば、検知のためのタッグ(tag )又はアン
カーリング(anchoring ))下での安定性をもたらす
か、又は増大させることができるポリペプチドとの融合
生成物(fusion product)の一部であるのがしばしば望
ましい。
又は天然IL-4スタットが天然で結合し、IL-4スタットペ
プチド(又はペプチドを含むポリペプチド)の配列−特
異性結合をもたらす遺伝子又は遺伝子調節領域と同様
な、十分な配列を共有する、配列を有する核酸のような
天然細胞IL-4スタット結合ターゲットの少なくとも一部
を有する。核酸には、さらに、核酸とIL-4スタットペプ
チドとを協同的に結合する(即ち、少なくとも一方は、
他方のDNA結合の結合力又は特異性を増加させる)第
2の転写因子ペプチド(又はポリペプチドを含むペプチ
ド)の結合を促進する配列を1以上有する。天然結合タ
ーゲットを用いる場合、ある一部分が分析において簡便
に測定可能なIL-4スタットペプチドとの結合力及び親和
力をもたらすものである限り、その一部分(例えば、ペ
プチド、核酸フラグメント)又はその類似体(即ち、分
析のために天然結合ターゲットのIL-4結合特性を模倣す
る薬物)を用いるのが好ましい。
個、好ましくは少なくとも約6個、より好ましくは少な
くとも約8個のヌクレオチドを構成する。IL-4スタット
結合部位を有する核酸は、表1のヌクレオチド配列の一
部を少なくとも含み、TTC とGAA が約1〜5個のヌクレ
オチドによって分離されている1つのストランド上に配
列TTC-GAA を含んでいるのが好ましい。
館の国立生物工学情報センター(theNational Center f
or Biotechnology Information at the National Libra
ry for Medicine, in Faisst and Meyer(1991年) Nucle
ic Acids Research 20, 3-26)の転写因子データベース
のような情報源、及び当業者に既知のもので見出すこと
ができる。ペプチドが結合した核酸の一部分は、連続で
あっても、断片であってもよい。さらにヌクレオチドを
用いて、結合又は安定性などを増大するか、又は減少さ
せる構造をもたらすことができる。例えば、組合せDN
A結合は、オリゴヌクレオチド上の異なるか、又は同じ
転写因子へのDNA結合部位を2以上含むことによって
影響を受け得る。このことにより、2以上の因子の協同
的又は相互依存的なDNA結合の研究が与えられる。さ
らに、核酸は、転写因子結合部位が目的物の分析に使用
するために簡便にスプライシングされるカセットを有す
ることができる。
であるが、IL-4スタット配列−特異性結合が保持される
限り、円形プラスミド又は他の核酸又は構造類似体が置
換されてもよい。ある適用において、スーパーコイルD
NAは、最適な配列−特異性結合をもたらし、これが好
ましい。核酸はしばしば再結合し、天然の染色体上に結
合するヌクレオチド以外のヌクレオチドと結合する配列
を有することを意味する。単離された核酸は、あるフラ
クションに存在する全核酸重量の、少なくとも約0.5
重量%、好ましくは少なくとも約5重量%を構成する。
純粋な核酸は、あるフラクションに存在する全核酸重量
の、少なくとも80重量%、好ましくは少なくとも95
重量%を構成する。核酸は、分析条件及び要求で分析で
きる、いかなる長さのものであってもよい。代表的に
は、核酸は8bp〜5kbであり、好ましくは約18b
p〜250bpであり、最も好ましくは、約27〜50
bpであるのがよい。
とし、多くの化学分類を含むが、代表的には、それらは
有機化合物であり、好ましくは小さい有機化合物であ
る。候補薬物は、合成又は天然の化合物のライブラリー
を含む広範囲な供給源から得られる。得られた混合物
を、候補薬物が存在しないならば、IL-4スタットペプチ
ド(又はポリペプチドを含むIL-4スタットペプチド)が
選択的に細胞結合ターゲット、その一部、又は類似体と
結合する条件下で培養した。混合物成分を、必要な結合
をもたらすように添加することができる。培養は、最適
な結合が促進されるいかなる温度でも行われるが、代表
的には4〜40℃、より一般的には15〜40℃であ
る。培養期間もまた、最適結合のために選択されるが、
迅速、高処理量のスクリーニングを促進するために最小
化され、代表的には、0.1〜10時間であり、好まし
くは5時間未満で、より好ましくは2時間未満である。
結合ターゲットとの選択的な結合が存在するか、否か
が、いかなる簡便な方法によっても検知される。しばし
ば、分離の工程を用いて、非結合化合物から結合化合物
を分離する。分離の工程に、さまざまな方法を伴うこと
ができる。都合のよいのは、成分のうち少なくとも1つ
を、非結合成分を好都合に分離することができるいかな
る固体であってもよい固体基質上に固定化する。固体基
質は、広範囲な形状、例えば、マイクロタイタ・プレー
ト、マイクロビーズ(microbead )、計深棒(dipstic
k)、樹脂粒径などの広範囲な材料からなっていてもよ
い。この基質はシグナル:ノイズ比を最大にし、主にバ
ックグランドの結合を最小化するように、容易な洗浄と
費用により選択される。
蔵所(reservoir )から除去するか、マイクロタイタ・
プレート井戸(well)のような貯蔵所を空にするか、又
は希釈するか、又は、ビーズ(例えば、鉄の核を有する
ビーズが容易に単離でき、磁気を用いて洗浄できる)、
粒子、クロマトグラフのカラム、もしくはフィルターを
洗浄溶液もしくは溶媒でゆすぐことにより、なすことが
できる。代表的には、分離工程は、さらにゆすぐ工程又
は洗浄工程又は2以上のゆすぐ工程もしくは洗浄工程を
含むであろう。例えば、固体基質がマイクロタイタ・プ
レートの場合、井戸を、代表的には、塩、緩衝液、界面
活性剤、及び非特異的タンパク質などのような特異的な
結合で沈澱しない培養混合物の成分を含む洗浄溶液で数
回洗浄することがよく、該洗浄溶液は、ポリペプチドの
リガンドと特異的に結合する、抗体又は受容体のような
ポリペプチド特異性結合試薬を活用することもできる。
すことができる。しばしば、その成分のうちの1つが、
ラベルを有するか、又はラベルと結合する。広範囲なラ
ベル、本質的には、結合タンパク質の検知を提供する、
いかなるラベルも使用することができる。ラベルは、放
射能、蛍光、光学又は電気密度などのような直接検知、
又はエピトープ・タッグ(epitope tag )、酵素などの
ような間接検知で提供することができる。ラベルをタン
パク質、例えばリンの放射性同位元素を含有するホスフ
ェート基に付加するか、又はタンパク質構造、例えばイ
オウの放射性同位元素を含有するメチオニン残基に組み
込むことができる。
分析成分の性質に依存するラベルを検知することができ
る。例えば、ラベルは、固体基質と結合して検知するこ
とができ、又は、ラベルを含む結合複合体の一部を固体
基質から分離することもでき、その後、ラベルを検知し
た。ラベルを、光学的もしくは電気的密度、放射線、非
放射性エネルギー遷移などにより直接検知するか、又は
抗体抱合体などで間接的に検知することができる。例え
ば、放射性ラベルの場合、放射線を直接、例えば粒子計
数器で、又は間接的にシンチレーションカクテル及び計
数器で検知できる。IL-4ペプチド−ターゲット結合又は
転写複合体形態を阻害することを示す候補薬物が、動物
及びヒトの試験のための医薬業に価値ある試薬を提供す
る。
薬物スクリーニングに適している。好ましい態様とし
て、個々のサンプルの培養体積を約500μl未満、好
ましくは約250μl未満、より好ましくは約100μ
l未満にするのがよい。そのような小さなサンプル体積
は、希少な候補薬物の使用、高価な転写複合体成分、及
び有害な放射性廃棄物を最小化する。さらに、この方法
は、自動化、特にコンピューターによる自動化の準備を
する。よって、この方法の工程は、好ましくは、コンピ
ュータ制御された電気機械ロボットによって行われるの
が好ましい。個々の工程は分離して自動化されるが、好
ましい態様として、混合物形成工程、培養工程、及び分
離工程を行う複数のワークステーションへの、及びそれ
からの軸方向に回転する単一のアームを有する単一のコ
ンピュータ制御多機能ロボットを提供するのがよい。コ
ンピュータは、アーム及びワークステーションの操作を
指示する命令を提供するソフトウェアをロードし、入力
手段(例えば、キーボード及び/又はマウス)及びディ
スプレイ手段(例えば、モニター)を、調整する操作者
に提供する。
タットペプチド(又はペプチドを含むポリペプチド)、
IL-4スタットペプチド結合ターゲットのラベル化形態
(例えば、異なる転写因子ペプチド(又はペプチドを含
むポリペプチド))、候補薬物、固体基質に固定化した
受容体、及び受容体と特異的に結合可能なリガンドと抱
合した核酸を化合する工程が含まれる。
インビトロ(in vitro)の結合分析に加えて、広範囲な
使用に提供することができる。例えば、IL-4受容体ペプ
チド(又はペプチドを含むポリペプチド、例えば、完全
な長さの受容体)をトランスフェクションすること、ル
シフェラーゼのようなIL-4スタット誘導受容体を有する
ThP1のような細胞を発現することを含む、細胞ベー
スの分析を提供する。細胞機能を媒介したIL-4スタット
を調節する試薬を、その後リポーター(reporter)の変
化を通して検知する。他のアプローチには、過渡的な発
現分析がある。この方法において、細胞は、機能性IL-4
スタット結合部位を有するプロモーター(promoter)の
転写制御下で、天然IL-4スタットとリポーターとを選択
的に結合可能なIL-4スタットの一部を有するポリペプチ
ドを要するにコードする、1以上の構成物で形質移入
(transfect )される。この細胞は、IL-4スタット活性
化体、通常はチロシンキナーゼ、特にジャック(Jak )
キナーゼをコードする構成物でも共形質移入(cotransf
ect )される。
(後述)に有用な構造類似体を設計するのに有用な手本
となる化合物を提供する。さらに、目的物の核酸は、実
質上同様な配列を有するIL-4スタットcDNA相同物を
同定するためのハイブリッド形成プローブとして使用で
きることがわかる。cDNA及び遺伝子ライブラリーを
プローブし、相同体を再生する(recover )ための目的
物のプローブ、材料、及び方法は、当業界で知られてい
る。好ましいライブラリーは、ヒト免疫細胞、腫瘍細
胞、神経細胞である。より好ましいものは、分化ヒトリ
ンパ系細胞からのcDNAライブラリーである。これら
のIL-4スタットcDNA相同体は、次に本明細書で記載
する結合分析及び治療に用いる、付加的なスタットペプ
チドを提供する。
る。例えば、阻害ペプチドNH2-GPPGEAGYKAFSSLL (配列
番号10)-COOH 及びNH2-ASSGEEGYKPFQDLI (配列番号
11)-COOH のようなIL-4スタットペプチド又はIL-4受
容体ペプチド、並びに、それらの一部を含むホスホチロ
シンが、所望でない細胞成長、分化、特に免疫細胞分
化、及びサイトカイン、特にインターロイキン、より特
にIL-4の応答性と関連する病気を処置するのに有用であ
ることがわかる。治療上の使用で、本明細書で開示する
成分及び薬物は、いかなる簡便な方法、特に非経口で、
生理的に許容できる坦体、例えば、リン酸緩衝液化生理
食塩水、生理食塩水、又は脱イオン水などにより簡便に
投与することができる。代表的には、その成分を血液又
は滑液(synovial fluid)のような維持生理液(retain
ed physiological fluid)に加える。一般に、投与量は
経験的に決められ、代表的には、受容者の約10〜10
00μg/kgの範囲であろう。ペプチド薬物の場合、
濃度は一般に、投与薬中約100〜500μg/mlの
範囲であろう。安定剤、殺菌剤などのような他の添加剤
を含んでいてもよい。これらの添加剤は、従来における
量で存在するであろう。
コード核酸は、治療上遺伝子治療に有用であることがわ
かる。例えば、そのような核酸を、ウィルス及び形質移
入(trasfect)するのに用いられるウィルスにクローン
し、腫瘍細胞へのサイトカイン応答性を与える(confe
r)。IL-4スタット形質移入細胞の移入を含む遺伝子治
療の場合、投与は、経験的に確認される、多くの変数に
依存するであろう。例えば、細胞の数は、移入した細胞
の安定性によって変化するであろう。移入媒体は、代表
的には、緩衝液化した生理食塩水溶液、又は他の薬理学
上許容できる溶液である。他の投与する成分、例えば形
質移入した核酸、タンパク質などの量は、投与の方法、
及び治療の目的などに同様に依存するであろう。
短時間さらし、収集し、分裂させ、分別して、細胞核と
細胞質のタンパク質に分離した。IL-4処理細胞(コント
ロール細胞からはない)から調製した核抽出物には、ヒ
トFcgRI遺伝子の上流に位置するIL-4応答要素に対
応する、二重らせんの、合成オリゴヌクレオチドと特異
的な相互作用が可能なDNA結合活性が含まれることが
観察された。この活性体を、3つのクロマトグラフィー
工程の組合せによって精製し、ポリアクリルアミドのゲ
ル電気泳動を変性させることによって分子量を測定した
とき、およそ100Kdの分子量で拡散したポリペプチ
ドによって特定されることがわかった。100Kdポリ
ペプチドは、抗ホスホチロシン抗体(anti-phosphotyro
sine)と反応した。
Cに温浸(digest)させ、得られたペプチドをキャピラ
リーHPLCによって分別した。アミノ酸配列を、6つ
のペプチドフラグメントから得られた。これらの配列か
ら設計した合成オリゴヌクレオチドを、Thp−1細胞
からのmRNAを用いて調製したcDNAのPCR増幅
に用いた。これにより、配列ペプチドのうち3つをコー
ドするPCR断片を単離した。cDNAクローンを得
て、100Kdポリペプチドに対応する読み取り枠を予
測することによって、配列させた。最長のcDNAクロ
ーンの5’末端から182塩基対下流に位置するイニシ
エーターのメチオニン・コドンで開始して、配列は長さ
848残基の読み取り枠を予測する。精製した100K
dポリペプチドをlys-C温浸(digestion )することに
よって発生した、6つのペプチド配列がすべて、概念的
に翻訳した読み取り枠中に見出された。
から、100Kdの1次アミノ酸配列、IL-4誘導タンパ
ク質、及び乳腺因子(MGF)タンパク質(転写因子の
スタットファミリーに属するプロラクチン誘導DNA結
合タンパク質(ワカオ(Wakao )ら、1994年))が実質
的に同様であることがわかった。あまり目立たないが、
配列の同一性が、IL-4誘導タンパク質、及びスタットフ
ァミリーの残りの4つの間にも観察された。全ての場合
で、3つの領域に対応する配列の同一性の最も重要なセ
グメントは、1つ目が6つのタンパク質のすべてのアミ
ノ末端に位置するおよそ50のアミノ酸からなることで
あり、2つ目がSH2及びSH3領域を明記するように
予測された、より中央に位置する領域である。IL-4誘導
タンパク質とスタットタンパク質との関連性が大きく、
潜在状態から活性状態への転化と関連する、迅速な、ホ
スホチロシンと結びつけることによって、我々はこのタ
ンパク質をIL-4スタットと呼んだ。
NAの存在を確認し、その長さは約4キロベースであっ
た。このmRNA種は広範囲にヒト組織に観察され、胎
盤、肺、肝臓、腎臓、胸腺、前立腺、卵巣、及び末梢血
リンパ球に高レベルで生じる。ノーザン法により、ほん
の少し小さいmRNAも見出され、腎臓に最も豊富に観
察された。長さがおおよそ4.8、5.5、及び6キロ
ベースの3つのより大きなmRNA種も観察された。
4.8及び6キロベースの種は、脾臓及び胸腺に最も豊
富に見られる一方、5.5キロベースの種は、末梢血リ
ンパ球にしか見られなかった。
結合活性の阻害 IL-4受容体とそれを活性化させる転写因子間の有り得る
カップリングを調査するために、我々は、活性化IL-4ス
タットによりDNA結合上のヒトIL-4R 受容体の細胞内
領域から誘導した5つのホスホチロシン・ペプチドの阻
害効果を試験した。コントロールとして、我々は、潜在
的にp91 活性化をブロックすることが以前からわかって
いるIFN-g受容体のホスホチロシン・ペプチドの阻害
作用をも試験した。各々のペプチドは、中央に位置した
ホスホチロシンを含み、ヒトIL-4R サブユニットの天然
配列によって特定した7つのアミノ酸をNH2 及びCO
OHの末端に結合させた。IL-4誘導Thp-1 細胞から調製
した核抽出物のサンプルを各々のホスホペプチドで培養
し、その後、活性IL-4スタットの保持によるゲル移動シ
フト分析により試験した。IL-4R サブユニットの細胞内
領域から誘導した5つのホスホペプチドのうち2つは、
濃度が100〜300μMの範囲で、IL-4スタットのD
NA結合活性を阻害した。IFN-g誘導ホスホペプチド
は、DNA結合活性に影響を与えなかった。さらに、阻
害性の、IL-4R 誘導ペプチドの双方の活性は、チロシン
・ホスホリル化に大きく依存した。非ホスホリル化ペプ
チドは阻害活性を示さなかった。
阻害性ペプチドは、1次アミノ酸配列(NH2-GPPG
EAGYKAFSSLL(配列番号10)−COOH、
及び、NH2-ASSGEEGYKPFQDLI(配列番
号11)−COOH)と関連する。中央に位置するホス
ホチロシンと比較して、2つのペプチドは+1及び+3
の位置で同一であることに注目すべきである。SH2:
ホスホチロシンペプチド相互作用の詳細な研究により、
+1及び+3の位置がホスホチロシンペプチド:SH2
の相互作用の選択性を特定するのに重要であろうことが
示唆された。IL-4受容体誘導ホスホペプチドが直接IL-4
スタットと相互作用するのか否かを試験するために、我
々は、精製した転写因子のDNA結合活性上での5つの
合成ペプチドの効果を調査した。IL-4誘導Thp-1 細胞か
ら精製したIL-4スタットを、2つのIL-4受容体誘導ホス
ホペプチドで培養したものは、原料核抽出物中で試験し
たとき阻害活性を示した。各々のペプチドの対応する非
ホスホリル化バージョンも分析し、先行の研究でp91 の
阻害作用を示したIFN-g受容体から誘導したチロシン
ホスホリル化ペプチドについても分析した。我々は、再
度、2つのIL-4R 誘導ペプチドによるホスホチロシン依
存阻害を観察し、IFN-gホスホペプチドによる阻害効
果を認識しなかった。
で判断することにより、本研究で用いたIL-4スタットは
純粋であった。2つの受容体誘導の阻害性ペプチドが、
IL-4スタットDNA結合活性を完全に除去することがで
きることがわかったので、いかなる間接的な態様の阻害
であっても触媒メカニズムが引き合いに出されなければ
ならない。あるそのようなメカニズムは、IL-4スタット
の脱ホスホリル化、及びホスホチロシンに特異的な抗体
を用いる免疫ブロット分析によって除去される可能性を
必要とするであろう。阻害性ホスホペプチドを300μ
Mで培養することによって、IL-4スタットDNA結合活
性を完全に阻害することに続き、抗ホスホチロシン抗体
を用いてタンパク質をウェスターン法(Western blotti
ng)で分析した。この分析で判断すると、IL-4スタット
は、受容体誘導、阻害性ペプチドにさらすという結果だ
けではホスホチロシンを失わない。
スタット2量体を阻害する IL-4スタット受容体から誘導した阻害性ペプチドは、IL
-4スタットのSH2領域に結合し、それによって、相互
のSH2:ホスホチロシン相互作用(そうでなければ、
2量体の付着を促進する)を分裂させるであろうことが
想像できた。IL-4スタットが本当に2量体の状態で存在
するのか否かを試験するために、精製したタンパク質を
独立に2つの化学架橋剤、即ちグルタルアルデヒド及び
DSGにさらした。双方の試薬により、時間依存性のIL
-4架橋が生じ、共有結合2量体を得た。全てのIL-4スタ
ットが共有結合の2量体に架橋するのに量的に十分な時
間さらしても、高次(3量体又は4量体)のオリゴマー
は観察されなかった。この架橋の限界の性質は、タンパ
ク質濃度が非常に低いときに観察されるという事実とあ
いまって、機能的なIL-4スタットが2量体の状態で存在
するという確固とした証拠をもたらす。
NA結合を阻害することが観察されたIL-4受容体誘導ペ
プチドによって影響を受けるのか否かということを試験
する手段を化学架橋は提供する。精製したIL-4スタット
を、DNA結合阻害分析で試験した同じ5つのペプチド
にさらした。短時間の培養に続いて、サンプルを、IL-4
スタットと架橋するのに量的に十分な条件下でDSGに
さらした。チロシンがホスホリル化された場合、2つの
IL-4受容体誘導ペプチドは、濃度に依存するように、共
有結合IL-4スタットの形成を妨害する。同じ2つのペプ
チドの非ホスホリル化変形体をテストしたとき、効果は
観察されなかった。同じように、IFN-g受容体から誘
導されたホスホペプチドは、DSG媒介した架橋を妨害
しなかった。受容体誘導ホスホペプチドがDNA結合を
阻害する濃度は、IL-4スタット2量体の架橋を妨害する
のに必要な値と密接に対応する。ゆえに、もし同種の受
容体が単量体:2量体の平衡に影響を与えるのならば、
IL-4スタットをチロシンホスホリル化ペプチドと培養す
ることが、細胞内領域から誘導されること、及び、IL-4
スタットの2量体の分離によって、受容体誘導ホスホペ
プチドがDNA結合を阻害するメカニズムを表している
ことを我々は結論づけた。
2つの特異的なチロシン残基(Y578及びY606、
IL-4受容体の細胞内に位置する)のいずれか、又は双方
との過渡的なカップリングを必要とするということを我
々は結論付けた。IL-4受容体のこれらの領域に対応する
合成ペプチドの阻害活性が、チロシンホスホリル化を必
要とすることから、IL-4との過渡的な受容体のカップリ
ングは、チロシンホスホリル化に同様に依存する。本明
細書で報告する研究からの第2の結論は、DSG媒介し
たIL-4スタットの架橋を選択的に阻害するIL-4受容体誘
導ホスホペプチドの能力から得られる。そのような阻害
は、DNA結合活性を阻害するのに必要な濃度と同様な
濃度で観察された。これらの結果から、阻害ペプチドが
IL-4スタット2量体を分離し、これにより、DNA結合
活性を阻害することが生じることがわかる。我々はさら
に、IL-4スタットは同じポリペプチド領域を使用して、
過渡的な受容体相互作用及び2量化を媒介することを結
論づけた。次の実施例は、例示のために提供するもので
あり、決して限定するものではない。
分析。 A.試薬 ・IL-4スタット:PBS中に20μg/ml活性化、切
形の(truncated)(SH2領域)IL-4スタット。 ・遮断緩衝液(blocking buffer ):PBS中に5%B
SA、0.5%ツィーン20(Tween 20);室温で1時
間。 ・分析緩衝液:100mM KCl、20mM HEP
ES pH7.6、0.25mM EDTA、1%グリ
セロール、0.5%NP- 40,50mM BME、1
mg/ml BSA、プロテアーゼ阻害剤の混合物。 ・ 33P IL-4スタット10×ストック:10-8〜10-6
M『冷』IL-4スタット類似体(ラベルしたIL-4スタット
類似体の200,000〜250,000cpmで補っ
た(ベックマン・カウンター(Beckman counter
)))。スクリーニングの間、4℃の小さな冷蔵庫に
置いた。 ・プロテアーゼ阻害混合物(1000X):10mgト
リプシン阻害剤(BMB#109894)、10mgア
プロチニン(BMB#236624)、25mgベンズ
アミジン(シグマ#B−6506)、25mgロイペプ
チン(BMB#1017128)、10mg APMS
F(BMB#917575)、及びPBS10ml中に
2mM NaVo3 (シグマ#B−6508)。
で一晩十分にコートした。 ・PBS200μlで2回洗浄した。 ・遮断緩衝液150μlで遮断した。 ・PBS200μlで2回洗浄した。 C.分析 ・分析緩衝液80μl/容器を添加した。 ・化合物又は抽出物10μlを添加した。 ・33P-IL-4 スタット(20,000- 25,000c
pm/0.3pmol/容器=3×10-9M最終濃度)
を添加した。 ・25℃で15分間攪拌した。 ・25℃でさらに45分間培養した。 ・PBS200μlで4回洗浄することにより反応を停
止した。 ・シンチレーション混合物150μlを添加した。 ・トップカウントをカウントした。 D.すべての分析に対するコントロール(各々のプレー
トに位置する) a.非特異的な結合(IL-4スタットを添加しない) b.80%阻害した低温IL-4スタット
体ペプチド結合分析。 A.試薬 ・中性化アビジン(Neutralite Avidin ):PBS中に
20μg/ml。 ・遮断緩衝液:PBS中に5%BSA、0.5%ツィー
ン20;室温で1時間。 ・分析緩衝液:100mM KCl、20mM HEP
ES pH7.6、0.25mM EDTA、1%グリ
セロール、0.5%NP- 40,50mM BME、1
mg/ml BSA、プロテアーゼ阻害剤の混合物。 ・33P IL-4スタット10×ストック:10-8〜10-6
M『冷』不活性(tyr ホスホリル化(tyr-phosporylate
d )していない)で、IL-4スタット(ラベルした、不活
性で、切形のIL-4スタット(ベックマン・カウンター)
の200,000〜250,000cpmで補った)。
スクリーニングの間、4℃の小さな冷蔵庫に置いた。 ・プロテアーゼ阻害混合物(1000X):10mgト
リプシン阻害剤(BMB#109894)、10mgア
プロチニン(BMB#236624)、25mgベンズ
アミジン(シグマ#B−6506)、25mgロイペプ
チン(BMB#1017128)、10mg APMS
F(BMB#917575)、及びPBS10ml中に
2mM NaVo3 (シグマ#B−6508)。 ・IL-4受容体ペプチド:各々のIL-4受容体ビオチニル化
ペプチドを10-8〜10 -5M:PBS中にNH2-GPP
GEAGYKAFSSLL(配列番号10)−COOH
及びNH2-ASSGEEGYKPFQDLI(配列番号
11)−COOHであった。
で一晩十分にコートした。 ・PBS200μlで2回洗浄した。 ・遮断緩衝液150μlで遮断した。 ・PBS200μlで2回洗浄した。 C.分析 ・分析緩衝液40μl/容器を添加した。 ・化合物又は抽出物10μlを添加した。 ・33P-IL-4 スタット(20,000- 25,000c
pm/0.1- 10pmol/容器≒10-9−10-7M
最終濃度)を添加した。 ・25℃で15分間攪拌した。 ・25℃でさらに45分間培養した。 ・IL-4スタット受容体ペプチド混合物を添加した(分析
緩衝液に0.1- 10pmol/40μl)。 ・1時間室温で培養した。 ・PBS200μlで4回洗浄することにより反応を停
止した。 ・シンチレーション混合物150μlを添加した。 ・トップカウントをカウントした。 D.すべての分析に対するコントロール(各々のプレー
トに位置する) a.非特異的な結合(受容体ペプチドを添加しない) b.80%阻害した溶解物(非ビオチニル化受容体ペプチ
ド)
DNA結合分析。 A.試薬 ・中性化アビジン:PBS中に20μg/ml。 ・遮断緩衝液:PBS中に5%BSA、0.5%ツィー
ン20;室温で1時間。 ・分析緩衝液:100mM KCl、20mM HEP
ES pH7.6、0.25mM EDTA、1%グリ
セロール、0.5%NP- 40,50mM BME、1
mg/ml BSA、プロテアーゼ阻害剤の混合物。 ・ 33P IL-4スタット10×ストック:10-6〜10-8
M『冷』IL-4スタット(上記参照)(ラベルしたIL-4ス
タットの200,000〜250,000cpmで補っ
た(ベックマン・カウンター))。スクリーニングの
間、4℃の小さな冷蔵庫に置いた。 ・プロテアーゼ阻害混合物(1000X):10mgト
リプシン阻害剤(BMB#109894)、10mgア
プロチニン(BMB#236624)、25mgベンズ
アミジン(シグマ#B−6506)、25mgロイペプ
チン(BMB#1017128)、10mg APMS
F(BMB#917575)、及びPBS10ml中に
2mM NaVo3 (シグマ#B−6508)。 ・オリゴヌクレオチド・ストック:(特異的なビオチニ
ル化)ビオチニル化オリゴ17pmol/μl、IL-4ス
タット結合部位:(BIOTIN) GTATITCCCAGAAAAGGAAC(配列番号
3)
で一晩十分にコートした。 ・PBS200μlで2回洗浄した。 ・遮断緩衝液150μlで遮断した。 ・PBS200μlで2回洗浄した。 C.分析 ・分析緩衝液40μl/容器を添加した。 ・化合物又は抽出物10μlを添加した。 ・33P-IL-4 スタット(20,000- 25,000c
pm/0.1- 10pmol/容器≒10-9−10-7M
最終濃度)を添加した。 ・25℃で15分間攪拌した。 ・25℃でさらに45分間培養した。 ・オリゴ混合物40μlを添加した(ss- DNAを1n
g有する分析緩衝液中1.0pmol/40μl)。 ・1時間室温で培養した。 ・PBS200μlで4回洗浄することにより反応を停
止した。 ・シンチレーション混合物150μlを添加した。 ・トップカウントをカウントした。 D.すべての分析に対するコントロール(各々のプレー
トに位置する) a.非特異的な結合(オリゴ物を添加しない) b.80%阻害した特異的な溶解オリゴ物
及び実施例により、ある程度詳細に説明したが、添付の
特許請求の範囲の精神及び範囲を逸脱しない範囲で、あ
る変形及び改質がなされるのは、当業者にとって、本発
明の教示により明らかであろう。
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくとも1つの天然細胞内IL-4結合タ
ーゲットと選択的に結合可能な、単離したインターロイ
キン-4シグナルトランスデューサー及び転写ペプチド活
性化体(IL-4スタットペプチド)。 - 【請求項2】 配列番号2の残基1と40により境界を
定めた配列内の配列を有する請求項1記載のIL-4スタッ
トペプチド。 - 【請求項3】 配列番号2の残基401と650により
境界を定めた配列内の配列を有する請求項1記載のIL-4
スタットペプチド。 - 【請求項4】 請求項1記載のIL-4スタットペプチドを
コードする核酸。 - 【請求項5】 請求項1記載のIL-4スタットペプチドと
選択的に結合するサイトカイン受容体ペプチドであっ
て、前記サイトカイン受容体ペプチドがチロシン残基を
含有し、前記サイトカイン受容体が、天然で該サイトカ
イン受容体ペプチドと結合するアミノ酸残基以外のもの
によって結合されているサイトカイン受容体ペプチド。 - 【請求項6】 前記ペプチドが、GPPGEAGYKA
FSSLL(配列番号10)又はASSGEEGYKP
FQDLI(配列番号11)のアミノ酸配列である請求
項5記載のサイトカイン受容体ペプチド。 - 【請求項7】 請求項5記載のサイトカイン受容体ペプ
チドをコードする核酸。 - 【請求項8】 請求項1又は請求項5記載のペプチドと
選択的に結合可能な抗体。 - 【請求項9】 IL-4スタットによって調節される遺伝子
の発現と関連する病気の診察又は処置に有用な薬物を同
定する方法であって、請求項1記載のIL-4スタットペプ
チドと、前記IL-4スタットペプチドと選択的に結合可能
な天然細胞内IL-4スタット結合ターゲットの少なくとも
一部と、候補薬物とを含有する混合物を形成する工程、
前記候補薬物が存在しない場合、前記IL-4スタットペプ
チドが前記結合ターゲットの一部と選択的に結合する条
件下で前記混合物を培養する工程、並びに、前記IL-4ス
タットペプチドと前記結合ターゲットの一部との選択的
結合が存在するか、否かを検知する工程を有し、前記選
択的結合が存在しなければ前記候補薬物がIL-4スタット
依存遺伝子発現を阻害可能な薬物であることを示す、IL
-4スタットによって調節される遺伝子の発現と関連する
病気の診察又は処置に有用な薬物を同定する方法。 - 【請求項10】 前記結合ターゲットの一部が、請求項
5記載のサイトカイン受容体ペプチド、又は配列TTC
及びGAAの2つのトリヌクレオチドを含有する核酸で
あり、前記トリヌクレオチドが1〜5個のヌクレオチド
によって分離する、請求項9記載の方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US26960494A | 1994-07-05 | 1994-07-05 | |
US08/276,099 US5591825A (en) | 1994-07-05 | 1994-07-15 | Interleukin 4 signal transducers |
US08/269604 | 1994-07-15 | ||
US08/276099 | 1994-07-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0867699A true JPH0867699A (ja) | 1996-03-12 |
JP2793977B2 JP2793977B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=26953790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7169439A Expired - Fee Related JP2793977B2 (ja) | 1994-07-05 | 1995-07-05 | インターロイキン4シグナルトランスデューサー、及びil−4スタット調節遺伝子発現と関連する病気の診察又は処置に有用な薬物の同定方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5591825A (ja) |
EP (1) | EP0692488A3 (ja) |
JP (1) | JP2793977B2 (ja) |
AU (1) | AU679370B2 (ja) |
CA (1) | CA2153180C (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4322330A1 (de) | 1992-08-31 | 1994-03-03 | Behringwerke Ag | Verwendung des IL-4-Rezeptors zur Therapie, Prophylaxe und Diagnose von allergischen, viralen, parasitären und bakteriellen Erkrankungen sowie von Pilzinfektionen |
AUPN024994A0 (en) * | 1994-12-23 | 1995-01-27 | Ludwig Institute For Cancer Research | Assay and peptides for use therein |
US5821053A (en) * | 1995-02-10 | 1998-10-13 | Center For Blood Research, Inc. | LIL-Stat DNA binding sites and methods for identifying inhibitory binding agents |
US5712094A (en) * | 1995-03-27 | 1998-01-27 | Ligand Pharmaceuticals, Inc. | Methods for detecting modulators of cytokine action |
CA2218456A1 (en) * | 1996-10-15 | 1998-04-15 | The Rockefeller University | Purified stat proteins and methods of purifying thereof |
US6720154B1 (en) * | 1997-10-15 | 2004-04-13 | The Rockefeller University | Purified stat proteins and methods of purifying thereof |
US7018836B1 (en) | 1996-10-25 | 2006-03-28 | The University Of Iowa Research Foundation | P-TEFb compositions, methods and screening assays |
EP0855184A1 (en) * | 1997-01-23 | 1998-07-29 | Grayson B. Dr. Lipford | Pharmaceutical composition comprising a polynucleotide and an antigen especially for vaccination |
WO1999010493A1 (en) | 1997-08-27 | 1999-03-04 | The Government Of The United States Of America, Represented By The Secretary, Department Of Healtha Nd Human Services | ATTENUATED AND DOMINANT NEGATIVE VARIANT cDNAs OF STAT6: STAT6b AND STAT6c |
US6207391B1 (en) | 1998-03-31 | 2001-03-27 | Tularik Inc. | High-throughput screening assays for modulators of STAT4 and STAT6 activity |
CN1301755A (zh) * | 1999-12-29 | 2001-07-04 | 复旦大学 | 一种新的多肽——细菌趋化信号转导蛋白9和编码这种多肽的多核苷酸 |
US6884782B2 (en) * | 2000-11-08 | 2005-04-26 | Amgen Inc. | STAT modulators |
US20040115634A1 (en) * | 2002-12-11 | 2004-06-17 | Isis Pharmaceuticals, Inc. | Modulation of stat 6 expression |
US20060258610A1 (en) | 2005-05-12 | 2006-11-16 | Isis Pharmaceuticals, Inc. | Modulation of STAT 6 expression for the treatment of airway hyperresponsiveness |
US7105687B1 (en) | 2005-12-22 | 2006-09-12 | Lyondell Chemical Technology, L.P. | Propylene oxide purification and recovery |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU643427B2 (en) * | 1988-10-31 | 1993-11-18 | Immunex Corporation | Interleukin-4 receptors |
EP0419091A1 (en) * | 1989-09-07 | 1991-03-27 | Schering Corporation | Interleukin-4 receptors |
-
1994
- 1994-07-15 US US08/276,099 patent/US5591825A/en not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-07-03 AU AU23383/95A patent/AU679370B2/en not_active Ceased
- 1995-07-04 CA CA002153180A patent/CA2153180C/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-07-05 EP EP95304715A patent/EP0692488A3/en not_active Withdrawn
- 1995-07-05 JP JP7169439A patent/JP2793977B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-01-05 US US08/781,890 patent/US5710266A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0692488A2 (en) | 1996-01-17 |
US5710266A (en) | 1998-01-20 |
AU2338395A (en) | 1996-01-18 |
AU679370B2 (en) | 1997-06-26 |
US5591825A (en) | 1997-01-07 |
EP0692488A3 (en) | 1999-03-17 |
CA2153180C (en) | 2001-04-03 |
CA2153180A1 (en) | 1996-01-06 |
JP2793977B2 (ja) | 1998-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Li et al. | A cdc15‐like adaptor protein (CD2BP1) interacts with the CD2 cytoplasmic domain and regulates CD2‐triggered adhesion | |
AU743490B2 (en) | NTN-2 member of TNF ligand family | |
JP2793977B2 (ja) | インターロイキン4シグナルトランスデューサー、及びil−4スタット調節遺伝子発現と関連する病気の診察又は処置に有用な薬物の同定方法 | |
US5708158A (en) | Nuclear factors and binding assays | |
AU719774B2 (en) | IkB kinases | |
WO1995035115A1 (en) | DNA ENCODING AN 18 Kd CDK6 INHIBITING PROTEIN | |
US6280955B1 (en) | Interleukin-1 receptor accessory proteins, nucleic acids and methods | |
US5618693A (en) | Interleukin-2 signal transducers and binding assays | |
AU773957B2 (en) | Protein-protein interactions and methods for identifying interacting proteins and the amino acid sequence at the site of interaction | |
US5756700A (en) | Nucleic acid encoding human signal transducer and activator of transcription 4 | |
AU706887B2 (en) | Novel protein - TRAF6 | |
US5874230A (en) | Assays using TRAF2-associated protein kinase polypeptides | |
US6576444B2 (en) | IRAK3 polynucleotides | |
US6974688B2 (en) | Human smooth muscle myosin heavy chain | |
JPH09508617A (ja) | 表面膜タンパク質および免疫応答に対するそれらの影響 | |
WO1997041438A1 (en) | Methods of modulating t-cell activation | |
EP1353687B1 (en) | Methods for obtaining inhibitors of tirc7 ligand binding and uses thereof | |
JPH09173087A (ja) | Atpおよび核酸に結合し、ヘリカーゼおよびatpアーゼの性質を有すると推定される蛋白質 | |
AU2002221775A1 (en) | Methods for obtaining inhibitors of t-cell membrane protein (TIRC7) ligand binding and uses thereof | |
JPWO2003070947A1 (ja) | Cgi−94と相互作用するアポトーシス促進物質および抑制物質ならびにそれらのスクリーニング法 | |
WO1999058566A1 (en) | INHIBITION OF p53 FUNCTION BY A p53-DERIVED SUBSTANCE |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080619 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090619 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100619 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |