JPH086718B2 - 水中竪型片吸込み遠心ポンプ - Google Patents

水中竪型片吸込み遠心ポンプ

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JPH086718B2
JPH086718B2 JP2128436A JP12843690A JPH086718B2 JP H086718 B2 JPH086718 B2 JP H086718B2 JP 2128436 A JP2128436 A JP 2128436A JP 12843690 A JP12843690 A JP 12843690A JP H086718 B2 JPH086718 B2 JP H086718B2
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JP
Japan
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pump
casing
centrifugal pump
impeller
suction centrifugal
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JP2128436A
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JPH0427800A (ja
Inventor
伸五 横田
哲也 谷本
Original Assignee
株式会社横田製作所
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 「産業上の利用分野」 この発明は、河川水取水などに適用される水中竪型片
吸込み遠心ポンプの機能並びに保守管理作業の向上に資
する要部構造に関する。
「従来の技術」 元来、水中竪型ポンプや水中モータポンプは、一般的
に吸上げ取水における揚水不能事故を嫌って、多用され
るポンプ形式である。
しかし、適用される分野によっては、水中に設置する
利点が欠点となり、保守点検などに難渋する。
従って、汚水ポンプなどに適用する場合には、比較的
に小口径では、液槽の底部にあるポンプの出口フランジ
部取り合いに工夫を凝らし、ポンプ全体をワンタッチで
着脱上げ下ろしのできる装置にしたり、吐出管込めの一
体構造を採用したりして、その便を計っている。
しかし、竪軸ポンプにおいては、大型に向かうに従っ
て、ケーシング内で羽根車に作用するラジアル・スラス
トの不均衡も無視できなくなるので、上述のような単純
な装置構造を指向する事はできない。また、使用者側の
施設諸条件も多岐に亙ることがあり、従来技術の範囲で
は、今なお経済的な保守管理など望むべくもない。特に
大型化に向かうに従い、保守点検などを手元に引き寄せ
て行うための対策手段に、種々思いがけない腐心を費や
す結果となる。
例えば、第3図において、従来技術の大型水中竪型ポ
ンプの一例を観察すると、吐出ケーシング部材(41)に
は、羽根車(46)に作用するラジアル・スラストを均衡
させて振動を発生させない目的で、近年好んで採用され
るダブル・ボリュート形式が適用され、吐出口部はフラ
ンジ(50、51)によって敷設配管(52)に連結固定さ
れ、また、該吐出ケーシング部材(41)に一体的に組み
立てられている吸込みケーシング部材(42)は、基礎部
材(49)に設置固定されている。
従って、保守点検作業に入る場合に、到底そのケーシ
ング部まで込めて引き上げる事は厄介なので、後カバー
部材(43)をケーシング部から分離して、羽根車(4
6)、後カバー部材(43)、及び原動機部(48)を含む
取り出し部だけをバック・プルアウト式に、引き上げで
きる構造に構成させてある。
さて、従来から保守管理に至便であるとして、好んで
適用されているバック・プルアウト式の構造ではある
が、第3図により観察するかぎり、大きな課題が二つ残
されている。
第一の課題は、常に汚水や泥水等を扱うポンプとして
宿命的課題となる、固定側ウェアリング部材(54)や、
ポンプ作用の一端を担うケーシング部が底部に残ること
である。
第二の課題は、取り出し部をケーシング部より分解す
る作業の為、水槽を仕切る弁装置を備え、そして溜水を
排除する必要があることである。
「発明が解決しようとする課題」 前述の通り、従来の水中竪型ポンプは、比較的に小型
のポンプ装置においては、或はその配管部まで含め、装
置全体を手元に引き寄せて、簡便に保守点検作業するこ
とができる。
しかし、大型のポンプ装置にあっては、先ずは現地の
施設計画に適した出口配管或は入口配管の敷設、ポンプ
・ケーシング部の設置など、順守すべき設計諸条件が重
なるので、機能の向上にも寄与し、しかも簡便で経済的
な保守点検に備えた要部構成に仕上げることは、従来の
この種技術思想の下では、創出すべくもない未達の課題
であった。
この発明は、簡明な理論の下に、水中竪型ポンプの重
要な機能を果たすと共に、ポンプのウェアリング部材を
含む一連の各主要部を簡便で経済的な保守点検に適した
構成にまとめ、ポンプ施設の計画、施工、運転管理、保
守管理の全工程に亙り合理的且つ経済的な実施効果を得
ることは目的とする。
ロ.発明の構成 「課題を解決するための手段」 この発明は第1図に示す一実施例に基づいて説明す
る。水中竪型片吸込み遠心ポンプにおいて、特にシング
ル・ボリュームに形成させた吐出ケーシング部材(1)
の吐出口部は、そのフランジ部(10、11)によって、敷
設配管(12)に連結固定されており、該吐出ケーシング
部材(1)に一体的に組み立てられている吸込みケーシ
ング部材(2)は、基礎部材(9)に設定固定されてい
る。
一方、原動機部(8)に、後カバー部材(3)、案内
羽根部材(4)、前板部材(5)の各部材が同芯で一体
的に夫々連節固定され、主軸(7)には羽根車(3)が
嵌装されてなるポンプ作動要部は、ケーシング部材
(1、2)に対して略ワンタッチでバック・ブルアウト
式に嵌合着脱できる構造に構成されている。
そして、羽根車(6)の周囲に位置する案内羽根部材
(4)は、固定側ウェアリング部材を含む前板部材
(5)の連節媒体部材としての副次的役目をこなすと同
時に、ポンプ作用のための作動要部として機能し、さら
に、大型竪軸ポンプにとって欠くことのできない羽根車
(6)のラジアル・スラスト均衡を生み出すという主要
な役割を果たす。
なお、ポンプ作動要部のケーシング部材への嵌合装着
時には、圧接装置部材(15)により、要すれば手元か
ら、適宜に所要の嵌合装着の圧力を付加できる。
「作用」 本発明の作用を、一実施例を示した第1図に基づいて
説明すると、シングル・ボリュートを適用した吐出ケー
シング部材(1)の吐出口部は、そのフランジ(10、11
1)により、敷設配管(12)に連結固定され、また、吐
出ケーシング部材(1)に一体的に組み立てられている
吸込みケーシング部材(2)は、ベルマウス部を下方に
向け、基礎部材(9)に緊定設置されている。
そして、原動機部(8)に同芯且つ一体的に連節固定
された後カバー部材(3)、案内羽根部材(4)、前板
部材(5)、並びに、主軸(7)に嵌装された羽根車
(6)からなるポンプ作動要部は、嵌合面部(1a、3a、
2b、5b)を介してケーシング部に嵌合装着できるよう構
成され、これを一連の保守所要部として、略ワンタッチ
なバック・プルアウト式に着脱することができる。
ここで、案内羽根部材(4)についてその作用を見る
と、流路a−b−c−d−eの順に流れる揚水作動中に
おいては、水中竪型片吸込み遠心ポンプとしては最も適
した案内羽根の作用により、ポンプとしての機能が果た
されると同時に、ラジアル・スラストが均衡して、無振
動運転の効果が発揮される。そして、この案内羽根部材
(4)は、固定側ウェアリング部材(14)や前板部材
(5)等と一緒に引き上げ、保守点検可能である。
なお、第1図の本発明における吐出ケーシング部材
(1)の性格は、第3図の従来技術における吐出ケーシ
ング部材の性格とは異なり、もはや羽根車(6)と案内
羽根部材(4)によってポンプ作用が終えられた揚液を
吐出口に向けて導く吐出集合流路としての役割しか残っ
ていないことが自明であり、該吐出ケーシング部材
(1)は、保守点検の対象からばずしてよいこととな
る。さらに該嵌合面部(1a、3a、2b、5b)の急斜面のた
め異物が堆積しない利点と相俟って、本発明は保守管理
上に抜群の作用効果を発揮する。
「実施例」 本発明の実施例について、図面を参照しながら夫々、
要点を説明する。
第1図は、本発明の主旨の添って構成された水中竪型
片吸込み遠心ポンプで、羽根車(6)はクローズド型が
適用され、従って、前板部材(5)には固定側ウェアリ
ング部材(14)がセットされている。
なお、ポンプ作動要部のケーシング部材への嵌合装着
時には、圧接装置部材(15)により、要すれば手元か
ら、適宜に所要の嵌合装着の圧力を付加できる。
第2図は、第1図のものと同様に構成された水中竪型
片吸込み遠心ポンプで、羽根車(26)はセミ・オープン
型が採用されており、従って前板部材(25)はそれ自
体、ウェアリング部材の作用をも兼ねることになる。
なお、本発明が、水のみならず、他の液体にも適用で
きることは勿論である。
ハ.発明の効果 本発明に係る水中竪型片吸込み遠心ポンプは、前述の
通り、従来の各種水中竪型ポンプに比べ、革新的な技術
思想の下、簡明な理論と簡潔な構成により、この種ポン
プとして適正な機能が発揮されると共に、保守点検を要
するポンプ作動要部が全て引き上げ可能であることか
ら、ポンプ施設の設計計画、製作施工、運転管理、保守
管理など全工程に亙って、合理的で経済的な優れた実施
効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、第1図、第2図とも夫々に、本発明の一実施例
の縦断面図である。第3図は、従来技術の例を示す縦断
面図である。図面中において、 1、21、41……吐出ケーシング部材、2、22、42……吸
込みケーシング部材、3、23、43……後カバー部材、
4、24……案内羽根部材、5、25……前板部材、6、2
6、46……羽根車、7、27、47……主軸、8、28、48…
…原動機部、9、29、49……基礎部材、10、30、50……
吐出口フランジ、11、31、51……敷設配管フランジ、1
2、32、52……敷設配管、13、33……嵌装ガイド、14、5
4……固定側ウェアリング部材、15、35……圧接装置部
材、1a、3a、2b、5b、21a、23a、22b、25b……嵌合面
部、a……入口部流路、b……羽根車流路、c……案内
羽根部流路、b……吐出集合流路、e……出口部流路、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出部及び下向きの吸込み部を備えたケー
    シングが水中に設置固定される水中竪型片吸込み遠心ポ
    ンプにおいて、 吐出渦型がシングル・ボリュートに形成されると共に、
    羽根車(6;26)の周囲に案内羽根部材(4;24)が設けら
    れ、 原動機部(8;28)に同芯で一体的に連節固定された後カ
    バー部材(3;23)、案内羽根部材(4;24)、及び固定側
    ウェアリング部材を含む前板部材(5;25)、並びにそれ
    らに囲まれ、主軸(7;27)に嵌装されている羽根車(6;
    26)をもって構成されるポンプ作動要部が、ケーシング
    に対して、容易にバック・プルアウト式の嵌合着脱がで
    きる構造に構成されたことを特徴とする水中竪型吸込み
    遠心ポンプ。
JP2128436A 1990-05-18 1990-05-18 水中竪型片吸込み遠心ポンプ Expired - Lifetime JPH086718B2 (ja)

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JPH0427800A JPH0427800A (ja) 1992-01-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6088899A (ja) * 1983-10-19 1985-05-18 Kubota Ltd プルアウト形立軸片吸込渦巻ポンプ

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