JPH0866436A - 伸縮ステッキ - Google Patents
伸縮ステッキInfo
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- JPH0866436A JPH0866436A JP6203817A JP20381794A JPH0866436A JP H0866436 A JPH0866436 A JP H0866436A JP 6203817 A JP6203817 A JP 6203817A JP 20381794 A JP20381794 A JP 20381794A JP H0866436 A JPH0866436 A JP H0866436A
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- stick
- main body
- support leg
- engaged
- stick main
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 階段の上り降りや立ち上がったり座ったりす
る動作を確実に補助できるようにし、しかも取り扱いを
容易にする。 【構成】 把手2を備えたステッキ本体1に支持脚3を
その長手方向へ移動可能に連結し、両者1,3間にはコ
イルばね9を直列に複数配設する。このばね9により支
持脚3をステッキ本体1に対して突出する方向へ付勢す
る。支持脚3にはその長手方向に沿って被係合孔14を
複数形成する。ステッキ本体1には、被係合孔14に係
合する位置とそこから退避した位置との間を移動可能な
係合ピン12を支持し、同ピン12をばね13により係
合位置に向かって付勢する。係合ピン12が被係合孔1
4に係合されることにより、ステッキ本体1と支持脚3
とが相対移動不能に固定される。把手2に操作レバー1
7を支持し、同レバー17の操作に伴いワイヤ19を介
して回動レバー15を回動させて、係合ピン12を退避
位置に移動させる。
る動作を確実に補助できるようにし、しかも取り扱いを
容易にする。 【構成】 把手2を備えたステッキ本体1に支持脚3を
その長手方向へ移動可能に連結し、両者1,3間にはコ
イルばね9を直列に複数配設する。このばね9により支
持脚3をステッキ本体1に対して突出する方向へ付勢す
る。支持脚3にはその長手方向に沿って被係合孔14を
複数形成する。ステッキ本体1には、被係合孔14に係
合する位置とそこから退避した位置との間を移動可能な
係合ピン12を支持し、同ピン12をばね13により係
合位置に向かって付勢する。係合ピン12が被係合孔1
4に係合されることにより、ステッキ本体1と支持脚3
とが相対移動不能に固定される。把手2に操作レバー1
7を支持し、同レバー17の操作に伴いワイヤ19を介
して回動レバー15を回動させて、係合ピン12を退避
位置に移動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば体力が低下し、
足の弱った人の歩行補助具として用いられる伸縮ステッ
キに関するものである。
足の弱った人の歩行補助具として用いられる伸縮ステッ
キに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、体力が低下し、足の弱った人においては、歩行に際
して杖を使用する場合がある。しかしながら、従来の杖
は単なる棒状のものであり、その長さは固定されてい
る。このため、使用者は、例えば階段を上ったり立ち上
がったりする際には、杖を突いた状態で身体を腕の力で
押し上げねばならず、それらの動作を楽に行うことがで
きなかった。又、杖の長さは通常の歩行に適した長さに
設定されているので、階段の上り降りの際や立ち上がっ
たり座ったりする際には、杖の長さが適した長さになら
なくなる。その結果、使用者は、杖を使用しても、階段
の上り降り等の動作を安定した姿勢で行うことができ
ず、それらの動作の充分な補助にはならなかった。
に、体力が低下し、足の弱った人においては、歩行に際
して杖を使用する場合がある。しかしながら、従来の杖
は単なる棒状のものであり、その長さは固定されてい
る。このため、使用者は、例えば階段を上ったり立ち上
がったりする際には、杖を突いた状態で身体を腕の力で
押し上げねばならず、それらの動作を楽に行うことがで
きなかった。又、杖の長さは通常の歩行に適した長さに
設定されているので、階段の上り降りの際や立ち上がっ
たり座ったりする際には、杖の長さが適した長さになら
なくなる。その結果、使用者は、杖を使用しても、階段
の上り降り等の動作を安定した姿勢で行うことができ
ず、それらの動作の充分な補助にはならなかった。
【0003】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、階段の上り降りや立ち
上がったり座ったりする動作を確実に補助することがで
き、しかも取り扱いが容易な伸縮ステッキを提供するこ
とにある。
れたものであって、その目的は、階段の上り降りや立ち
上がったり座ったりする動作を確実に補助することがで
き、しかも取り扱いが容易な伸縮ステッキを提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、把手を備えたステッキ本体
と、そのステッキ本体に長手方向へ移動可能に連結され
た支持脚と、ステッキ本体と支持脚との間に介装され、
支持脚をステッキ本体に対して突出する方向へ付勢する
コイルばねと、ステッキ本体と支持脚とを相対移動不能
に固定するロック機構と、そのロック機構によるロック
状態を解除させる解除機構とを備えたものである。
めに、請求項1の発明では、把手を備えたステッキ本体
と、そのステッキ本体に長手方向へ移動可能に連結され
た支持脚と、ステッキ本体と支持脚との間に介装され、
支持脚をステッキ本体に対して突出する方向へ付勢する
コイルばねと、ステッキ本体と支持脚とを相対移動不能
に固定するロック機構と、そのロック機構によるロック
状態を解除させる解除機構とを備えたものである。
【0005】請求項2の発明では、前記ロック機構は、
支持脚にその長手方向に沿って複数形成された被係合部
と、ステッキ本体に支持され、被係合部に係合する位置
とそこから退避した位置との間を移動可能な係合体と、
その係合体を係合位置に向かって付勢する付勢手段とを
有している。
支持脚にその長手方向に沿って複数形成された被係合部
と、ステッキ本体に支持され、被係合部に係合する位置
とそこから退避した位置との間を移動可能な係合体と、
その係合体を係合位置に向かって付勢する付勢手段とを
有している。
【0006】請求項3の発明では、前記解除機構は、把
手又はその近傍に設けられた操作体と、その操作体の操
作に伴い作動されて係合体を退避位置に移動させる作動
体とを有している。
手又はその近傍に設けられた操作体と、その操作体の操
作に伴い作動されて係合体を退避位置に移動させる作動
体とを有している。
【0007】請求項4の発明では、前記コイルばねは直
列に複数配設されている。
列に複数配設されている。
【0008】
【作用】従って、請求項1の発明によれば、通常の歩行
時においては、支持脚をステッキ本体に対して所定量だ
け突出させた状態で、ロック機構によりステッキ本体と
支持脚とを相対移動不能に固定する。このようにすれ
ば、使用者は、ステッキの長さを自身に適した長さに固
定した状態で、同ステッキの助けを借りて歩行を楽に行
うことができる。
時においては、支持脚をステッキ本体に対して所定量だ
け突出させた状態で、ロック機構によりステッキ本体と
支持脚とを相対移動不能に固定する。このようにすれ
ば、使用者は、ステッキの長さを自身に適した長さに固
定した状態で、同ステッキの助けを借りて歩行を楽に行
うことができる。
【0009】又、例えば、階段を上る際には、使用者は
解除機構によりステッキ本体と支持脚とのロック状態を
解除させた状態で、自身の体重によりステッキを収縮さ
せる。この状態で、階段を1段上ると、収縮されたコイ
ルばねの付勢力によりステッキが伸長される。従って、
使用者は、このコイルばねによるステッキの伸長力の助
けを借りて、身体を楽に持ち上げることができる。又、
座った状態から立ち上がるような場合でも同様に、使用
者はステッキの伸長力の助けを借りて、楽に立ち上がる
ことができる。更に、階段を降りたり座ったりする場合
には、使用者は、ステッキに自身の体重を預けて同ステ
ッキを収縮させながら、それらの動作を楽に行うことが
できる。
解除機構によりステッキ本体と支持脚とのロック状態を
解除させた状態で、自身の体重によりステッキを収縮さ
せる。この状態で、階段を1段上ると、収縮されたコイ
ルばねの付勢力によりステッキが伸長される。従って、
使用者は、このコイルばねによるステッキの伸長力の助
けを借りて、身体を楽に持ち上げることができる。又、
座った状態から立ち上がるような場合でも同様に、使用
者はステッキの伸長力の助けを借りて、楽に立ち上がる
ことができる。更に、階段を降りたり座ったりする場合
には、使用者は、ステッキに自身の体重を預けて同ステ
ッキを収縮させながら、それらの動作を楽に行うことが
できる。
【0010】しかも、階段の上り降りの際や立ち上がっ
たり座ったりする際に、ステッキの長さが使用者の姿勢
に適した長さになるので、使用者はそれらの動作を安定
した姿勢で行うことができる。又、ステッキを収縮させ
る場合には、自身の体重を利用すればよいので、その収
縮に際して使用者に負担がかかることはない。
たり座ったりする際に、ステッキの長さが使用者の姿勢
に適した長さになるので、使用者はそれらの動作を安定
した姿勢で行うことができる。又、ステッキを収縮させ
る場合には、自身の体重を利用すればよいので、その収
縮に際して使用者に負担がかかることはない。
【0011】請求項2の発明によれば、ステッキ本体に
支持された係合体が、支持脚に形成された複数の被係合
部の何れかに係合することにより、ステッキ本体と支持
脚とが相対移動不能に固定される。このとき、付勢手段
により係合体が係合位置に向かって付勢されていること
により、前記固定状態が確実なものとなる。
支持された係合体が、支持脚に形成された複数の被係合
部の何れかに係合することにより、ステッキ本体と支持
脚とが相対移動不能に固定される。このとき、付勢手段
により係合体が係合位置に向かって付勢されていること
により、前記固定状態が確実なものとなる。
【0012】請求項3の発明によれば、操作体の操作に
伴い作動体が作動されると、係合体が退避位置に移動さ
れ、ステッキが伸縮可能な状態となる。この場合、使用
者は把手を把持した状態で、操作部を容易に操作するこ
とができる。
伴い作動体が作動されると、係合体が退避位置に移動さ
れ、ステッキが伸縮可能な状態となる。この場合、使用
者は把手を把持した状態で、操作部を容易に操作するこ
とができる。
【0013】請求項4の発明によれば、1本の長いコイ
ルバネを使用した場合と比較して、コイルばねが横方向
へ撓みにくく、ステッキが安定して伸縮される。このた
め、ステッキの伸縮ストロークを大きくとり易い。
ルバネを使用した場合と比較して、コイルばねが横方向
へ撓みにくく、ステッキが安定して伸縮される。このた
め、ステッキの伸縮ストロークを大きくとり易い。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1〜図4に示すように、ステッキ
本体1は円筒状をなし、その基端には把手2が取付部2
aを以て嵌合固定されている。支持脚3は同じく円筒状
に形成され、ステッキ本体1にその長手方向に沿って移
動可能に連結されている。この支持脚3は、ステッキ本
体1内に挿入される挿入部4と、その挿入部4の先端に
結合体5を介して結合された脚部6とを備えている。脚
部6の先端にはゴム等の弾性材よりなる滑り止め部材7
が固着されている。
基づいて説明する。図1〜図4に示すように、ステッキ
本体1は円筒状をなし、その基端には把手2が取付部2
aを以て嵌合固定されている。支持脚3は同じく円筒状
に形成され、ステッキ本体1にその長手方向に沿って移
動可能に連結されている。この支持脚3は、ステッキ本
体1内に挿入される挿入部4と、その挿入部4の先端に
結合体5を介して結合された脚部6とを備えている。脚
部6の先端にはゴム等の弾性材よりなる滑り止め部材7
が固着されている。
【0015】ガイドロッド8はその基端がステッキ本体
1内において把手2の取付部2aに固定され、ステッキ
本体1の長手方向に沿って延びて支持脚3に挿通されて
いる。そして、支持脚3は結合部5を以てこのガイドロ
ッド8に案内されながら、ステッキ本体1に対して突出
及び没入する方向へ安定して移動される。
1内において把手2の取付部2aに固定され、ステッキ
本体1の長手方向に沿って延びて支持脚3に挿通されて
いる。そして、支持脚3は結合部5を以てこのガイドロ
ッド8に案内されながら、ステッキ本体1に対して突出
及び没入する方向へ安定して移動される。
【0016】円錐状をなす複数のコイルばね9は、ガイ
ドロッド8の周囲において、把手2の取付部2aと結合
部5との間に直列に配設されている。ガイドロッド8に
は複数のばね受け体10が移動可能に挿通され、これら
ばね受け体10は隣接するコイルばね9の間に介装され
ている。そして、コイルばね9により、支持脚3がステ
ッキ本体1に対して突出する方向へ付勢される。尚、コ
イルばね9のばね力は、使用者が自身の体重を利用して
ステッキを収縮させることができる程度の力に設定され
ている。
ドロッド8の周囲において、把手2の取付部2aと結合
部5との間に直列に配設されている。ガイドロッド8に
は複数のばね受け体10が移動可能に挿通され、これら
ばね受け体10は隣接するコイルばね9の間に介装され
ている。そして、コイルばね9により、支持脚3がステ
ッキ本体1に対して突出する方向へ付勢される。尚、コ
イルばね9のばね力は、使用者が自身の体重を利用して
ステッキを収縮させることができる程度の力に設定され
ている。
【0017】ケース11はステッキ本体1の外周の中間
部やや先端寄りに取り付けられ、その内部には係合体と
しての係合ピン12がステッキ本体1の長手方向と直交
する方向へ移動可能に支持されている。この係合ピン1
2は付勢手段としてのばね13により常にステッキ本体
1の内方へ向かって付勢され、その先端がステッキ本体
1の周面に形成された透孔1aを通して内方へ突出可能
となっている。又、支持脚3の挿入部4の周面には被係
合部としての被係合孔14が支持脚3の長手方向に沿っ
て複数形成されている。
部やや先端寄りに取り付けられ、その内部には係合体と
しての係合ピン12がステッキ本体1の長手方向と直交
する方向へ移動可能に支持されている。この係合ピン1
2は付勢手段としてのばね13により常にステッキ本体
1の内方へ向かって付勢され、その先端がステッキ本体
1の周面に形成された透孔1aを通して内方へ突出可能
となっている。又、支持脚3の挿入部4の周面には被係
合部としての被係合孔14が支持脚3の長手方向に沿っ
て複数形成されている。
【0018】そして、何れかの被係合孔14が前記係合
ピン12と対応する位置に配置されたとき、係合ピン1
2がばね13の付勢力によりステッキ本体1の内方へ突
出されて被係合孔14に係合され、ステッキ本体1と支
持脚3とが相対移動不能に固定される。又、係合ピン1
2はばね13により付勢されているので、ステッキ本体
1と支持脚3とを固定状態に確実に保持することができ
る。本実施例では、係合ピン12、ばね13及び被係合
孔14等によりロック機構が構成されている。
ピン12と対応する位置に配置されたとき、係合ピン1
2がばね13の付勢力によりステッキ本体1の内方へ突
出されて被係合孔14に係合され、ステッキ本体1と支
持脚3とが相対移動不能に固定される。又、係合ピン1
2はばね13により付勢されているので、ステッキ本体
1と支持脚3とを固定状態に確実に保持することができ
る。本実施例では、係合ピン12、ばね13及び被係合
孔14等によりロック機構が構成されている。
【0019】作動体としての回動レバー15はケース1
1内において支軸16により回動可能に支持され、その
先端部が係合ピン12に形成された突起12aに係合可
能となっている。把手2の下部には凹所2bが形成さ
れ、その凹所2b内において操作体としての操作レバー
17が支軸18により回動可能に支持されている。操作
レバー17はその下部が把手2の下面より外部に露出し
ている。ワイヤ19はその一端が操作レバー17に連結
され、同ワイヤ19は操作レバー17の位置からケース
11内に引き込まれるとともに、同ケース11内に配置
された案内ローラ20を介して、その他端が前記回動レ
バー15の基端に連結されている。
1内において支軸16により回動可能に支持され、その
先端部が係合ピン12に形成された突起12aに係合可
能となっている。把手2の下部には凹所2bが形成さ
れ、その凹所2b内において操作体としての操作レバー
17が支軸18により回動可能に支持されている。操作
レバー17はその下部が把手2の下面より外部に露出し
ている。ワイヤ19はその一端が操作レバー17に連結
され、同ワイヤ19は操作レバー17の位置からケース
11内に引き込まれるとともに、同ケース11内に配置
された案内ローラ20を介して、その他端が前記回動レ
バー15の基端に連結されている。
【0020】そして、図4に鎖線で示すように、操作レ
バー17を時計方向へ回動操作すると、ワイヤ19を介
して回動レバー15が反時計方向へ回動される。する
と、その回動レバー15の回動により、突起12aを介
して係合ピン12がばね13の付勢力に抗して被係合孔
14に係合する位置から退避した位置へ移動される。そ
の結果、ステッキ本体1と支持脚3との固定状態が解除
されて、両者1,3が相対移動可能な状態となる。本実
施例では、回動レバー15及び操作レバー17等により
解除機構が構成されている。
バー17を時計方向へ回動操作すると、ワイヤ19を介
して回動レバー15が反時計方向へ回動される。する
と、その回動レバー15の回動により、突起12aを介
して係合ピン12がばね13の付勢力に抗して被係合孔
14に係合する位置から退避した位置へ移動される。そ
の結果、ステッキ本体1と支持脚3との固定状態が解除
されて、両者1,3が相対移動可能な状態となる。本実
施例では、回動レバー15及び操作レバー17等により
解除機構が構成されている。
【0021】さて、上記のように構成された伸縮ステッ
キを使用して歩行を行う場合には、使用者は、先ず把手
2を把持した状態で操作レバー17を指で操作して、被
係合孔14に対する係合ピン12の係合状態を解除させ
る。この状態で、支持脚3をステッキ本体1に対して突
出或いは没入させてその突出量を調整し、指を操作レバ
ー17から離す。これにより、ステッキの長さが自身に
適した長さに調整された状態で、ステッキ本体1と支持
脚3とが相対移動不能に固定される。従って、使用者
は、ステッキの長さを自身に適した長さに固定した状態
で、同ステッキの助けを借りて歩行を楽に行うことがで
きる。
キを使用して歩行を行う場合には、使用者は、先ず把手
2を把持した状態で操作レバー17を指で操作して、被
係合孔14に対する係合ピン12の係合状態を解除させ
る。この状態で、支持脚3をステッキ本体1に対して突
出或いは没入させてその突出量を調整し、指を操作レバ
ー17から離す。これにより、ステッキの長さが自身に
適した長さに調整された状態で、ステッキ本体1と支持
脚3とが相対移動不能に固定される。従って、使用者
は、ステッキの長さを自身に適した長さに固定した状態
で、同ステッキの助けを借りて歩行を楽に行うことがで
きる。
【0022】又、階段を上る際には、先ず図5(a)に
示すように、使用者は、操作レバー17を操作してステ
ッキ本体1と支持脚3とのロック状態を解除させ、この
状態で、ステッキに自身の体重をかけて同ステッキを内
部のコイルばね9の付勢力に抗して収縮させる。次に、
図5(b)〜(d)に示すように、使用者は前記ロック
状態を解除させたまま階段を1段上る。このとき、前記
収縮されたコイルばね9の付勢力により、ステッキが伸
長される。従って、使用者は、このコイルばね9による
ステッキの伸長力の助けを借りて、身体を楽に持ち上げ
ることができる。そして、使用者は、前記図5(a)〜
図5(d)の動作を繰り返すことにより、腕や脚にそれ
ほど負担をかけることなく階段を楽に上ることができ
る。
示すように、使用者は、操作レバー17を操作してステ
ッキ本体1と支持脚3とのロック状態を解除させ、この
状態で、ステッキに自身の体重をかけて同ステッキを内
部のコイルばね9の付勢力に抗して収縮させる。次に、
図5(b)〜(d)に示すように、使用者は前記ロック
状態を解除させたまま階段を1段上る。このとき、前記
収縮されたコイルばね9の付勢力により、ステッキが伸
長される。従って、使用者は、このコイルばね9による
ステッキの伸長力の助けを借りて、身体を楽に持ち上げ
ることができる。そして、使用者は、前記図5(a)〜
図5(d)の動作を繰り返すことにより、腕や脚にそれ
ほど負担をかけることなく階段を楽に上ることができ
る。
【0023】一方、階段を降りる場合には、使用者は、
操作レバー17を操作してステッキ本体1と支持脚3と
のロック状態を解除させた状態で、ステッキに自身の体
重を預けて同ステッキをコイルばね9の付勢力に抗して
収縮させながら、脚等にそれほど負担をかけることなく
階段を楽に降りることができる。
操作レバー17を操作してステッキ本体1と支持脚3と
のロック状態を解除させた状態で、ステッキに自身の体
重を預けて同ステッキをコイルばね9の付勢力に抗して
収縮させながら、脚等にそれほど負担をかけることなく
階段を楽に降りることができる。
【0024】又、座る場合にも同様に、使用者は、操作
レバー17を操作してロック状態を解除させた状態で、
ステッキに自身の体重を預けて同ステッキをコイルばね
9の付勢力に抗して収縮させながら、楽に座ることがで
きる。そして、この座ったときに、指を操作レバー17
から離すと、ステッキが収縮された状態で固定される。
従って、座った状態から立ち上がる場合には、使用者
は、操作レバー17を操作してロック状態を解除させた
状態で、コイルばね9によるステッキの伸長力の助けを
借りて、楽に立ち上がることができる。
レバー17を操作してロック状態を解除させた状態で、
ステッキに自身の体重を預けて同ステッキをコイルばね
9の付勢力に抗して収縮させながら、楽に座ることがで
きる。そして、この座ったときに、指を操作レバー17
から離すと、ステッキが収縮された状態で固定される。
従って、座った状態から立ち上がる場合には、使用者
は、操作レバー17を操作してロック状態を解除させた
状態で、コイルばね9によるステッキの伸長力の助けを
借りて、楽に立ち上がることができる。
【0025】しかも、前述した階段の上り降りの際や立
ち上がったり座ったりする際には、ステッキの長さが使
用者の姿勢に適した長さに伸縮されるので、使用者はそ
れらの動作を安定した姿勢で行うことができる。又、ス
テッキを収縮させる場合には、自身の体重を利用すれば
よいので、その収縮に際して使用者に負担がかかること
はない。
ち上がったり座ったりする際には、ステッキの長さが使
用者の姿勢に適した長さに伸縮されるので、使用者はそ
れらの動作を安定した姿勢で行うことができる。又、ス
テッキを収縮させる場合には、自身の体重を利用すれば
よいので、その収縮に際して使用者に負担がかかること
はない。
【0026】又、本実施例では、ステッキ本体1と支持
脚3とのロック状態を解除させるための操作レバー17
が把手2に設けられている。このため、使用者は把手2
を把持した状態で、操作レバー17を指により容易に操
作することができ、ステッキを容易に取り扱うことがで
きる。
脚3とのロック状態を解除させるための操作レバー17
が把手2に設けられている。このため、使用者は把手2
を把持した状態で、操作レバー17を指により容易に操
作することができ、ステッキを容易に取り扱うことがで
きる。
【0027】更に、本実施例では、支持脚3をステッキ
本体1に対して突出する方向へ付勢するコイルばね9が
直列に複数配設されている。このため、1本の長いコイ
ルバネを使用した場合と比較して、コイルばね9が横方
向へ撓みにくく、ステッキを安定して伸縮させることが
できる。このため、ステッキの伸縮ストロークを大きく
とり易い。
本体1に対して突出する方向へ付勢するコイルばね9が
直列に複数配設されている。このため、1本の長いコイ
ルバネを使用した場合と比較して、コイルばね9が横方
向へ撓みにくく、ステッキを安定して伸縮させることが
できる。このため、ステッキの伸縮ストロークを大きく
とり易い。
【0028】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、各部の構成を例えば以下のように変更して具
体化することも可能である。 (1)被係合孔14の配列ピッチや配設数を適宜変更す
ること。
ではなく、各部の構成を例えば以下のように変更して具
体化することも可能である。 (1)被係合孔14の配列ピッチや配設数を適宜変更す
ること。
【0029】(2)被係合部として、被係合孔14に代
えて、支持脚3の長手方向に沿って延びるラック状の凹
凸を形成すること。 (3)操作レバー17の配設位置を、把手2を把持する
使用者の手により操作可能な範囲で適宜変更すること。
えて、支持脚3の長手方向に沿って延びるラック状の凹
凸を形成すること。 (3)操作レバー17の配設位置を、把手2を把持する
使用者の手により操作可能な範囲で適宜変更すること。
【0030】(4)コイルばね9として、使用者の体重
等に応じて最適なばね力を有するものに適宜変更するこ
と。又、コイルばね9の配設数を変更すること。 (5)係合ピン12と回動レバー15とを一体物として
構成すること。
等に応じて最適なばね力を有するものに適宜変更するこ
と。又、コイルばね9の配設数を変更すること。 (5)係合ピン12と回動レバー15とを一体物として
構成すること。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、次
のような優れた効果を奏する。請求項1の発明によれ
ば、階段の上り降りや立ち上がったり座ったりする動作
を確実に補助することができる。
のような優れた効果を奏する。請求項1の発明によれ
ば、階段の上り降りや立ち上がったり座ったりする動作
を確実に補助することができる。
【0032】請求項2の発明によれば、ステッキ本体と
支持脚とを相対移動不能に確実に固定できる。請求項3
の発明によれば、使用者は把手を把持した状態で、操作
部を容易に操作して、ステッキを伸縮可能な状態とする
ことができる。このため、取り扱いが容易である。
支持脚とを相対移動不能に確実に固定できる。請求項3
の発明によれば、使用者は把手を把持した状態で、操作
部を容易に操作して、ステッキを伸縮可能な状態とする
ことができる。このため、取り扱いが容易である。
【0033】請求項4の発明によれば、ステッキを安定
して伸縮させることができ、ステッキの伸縮ストローク
を大きくとり易い。
して伸縮させることができ、ステッキの伸縮ストローク
を大きくとり易い。
【図1】 本発明を具体化した伸縮ステッキの一実施例
を示し、(a)はステッキが縮小された状態を示す正面
図であり、(b)はステッキが伸長された状態を示す正
面図である。
を示し、(a)はステッキが縮小された状態を示す正面
図であり、(b)はステッキが伸長された状態を示す正
面図である。
【図2】 ステッキが縮小された状態を示す正断面図で
ある。
ある。
【図3】 ステッキが伸長された状態を示す一部破断正
断面図である。
断面図である。
【図4】 図2において、特にロック機構及び解除機構
を拡大して示す部分断面図である。
を拡大して示す部分断面図である。
【図5】 ステッキを使用して階段を上る場合の動作を
順に示す説明図である。
順に示す説明図である。
1…ステッキ本体、2…把手、3…支持脚、4…挿入
部、6…脚部、9…コイルばね、12…ロック機構を構
成する係合体としての係合ピン、13…ロック機構を構
成する付勢手段としてのばね、14…ロック機構を構成
する被係合部としての被係合孔、15…解除機構を構成
する作動体としての回動レバー、17…解除機構を構成
する操作体としての操作レバー、19…ワイヤ。
部、6…脚部、9…コイルばね、12…ロック機構を構
成する係合体としての係合ピン、13…ロック機構を構
成する付勢手段としてのばね、14…ロック機構を構成
する被係合部としての被係合孔、15…解除機構を構成
する作動体としての回動レバー、17…解除機構を構成
する操作体としての操作レバー、19…ワイヤ。
Claims (4)
- 【請求項1】 把手を備えたステッキ本体と、そのステ
ッキ本体に長手方向へ移動可能に連結された支持脚と、
ステッキ本体と支持脚との間に介装され、支持脚をステ
ッキ本体に対して突出する方向へ付勢するコイルばね
と、ステッキ本体と支持脚とを相対移動不能に固定する
ロック機構と、そのロック機構によるロック状態を解除
させる解除機構とを備えた伸縮ステッキ。 - 【請求項2】 前記ロック機構は、支持脚にその長手方
向に沿って複数形成された被係合部と、ステッキ本体に
支持され、被係合部に係合する位置とそこから退避した
位置との間を移動可能な係合体と、その係合体を係合位
置に向かって付勢する付勢手段とを有している請求項1
に記載の伸縮ステッキ。 - 【請求項3】 前記解除機構は、把手又はその近傍に設
けられた操作体と、その操作体の操作に伴い作動されて
係合体を退避位置に移動させる作動体とを有している請
求項2に記載の伸縮ステッキ。 - 【請求項4】 前記コイルばねは直列に複数配設されて
いる請求項1〜3の何れかに記載の伸縮ステッキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6203817A JPH0866436A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 伸縮ステッキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6203817A JPH0866436A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 伸縮ステッキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866436A true JPH0866436A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16480215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6203817A Pending JPH0866436A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 伸縮ステッキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866436A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011055888A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Toso Co Ltd | 杖 |
JP2015188664A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社カワムラサイクル | 車椅子 |
CN112641184A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-04-13 | 于健明 | 运转手杖 |
JP2021078613A (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-27 | 株式会社青電舎 | 伸縮杖 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP6203817A patent/JPH0866436A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011055888A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Toso Co Ltd | 杖 |
JP2015188664A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社カワムラサイクル | 車椅子 |
JP2021078613A (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-27 | 株式会社青電舎 | 伸縮杖 |
CN112641184A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-04-13 | 于健明 | 运转手杖 |
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