JPH0865710A - 信号量圧縮伸長装置 - Google Patents

信号量圧縮伸長装置

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JPH0865710A
JPH0865710A JP6196446A JP19644694A JPH0865710A JP H0865710 A JPH0865710 A JP H0865710A JP 6196446 A JP6196446 A JP 6196446A JP 19644694 A JP19644694 A JP 19644694A JP H0865710 A JPH0865710 A JP H0865710A
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JP
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signal
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compression
image pickup
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JP6196446A
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English (en)
Inventor
Toshiro Kinugasa
敏郎 衣笠
Takuya Imaide
宅哉 今出
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像圧縮伸長処理で取り扱う信号量を低減して
同処理の動作速度を低く抑える。 【構成】互いに空間上のサンプリング位置がそれぞれ異
なり、しかも輝度および色の情報をそれぞれ有する画素
信号を圧縮あるいは伸長する。 【効果】圧縮伸長処理を施す信号の信号量を少なくで
き、また、圧縮後の信号量を軽減できるので、圧縮ある
いは伸長処理の動作速度を低く抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号を取り扱う装置
に係り、特に映像信号の信号量を圧縮して取り扱う装置
に好適な信号量圧縮伸長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル画像処理技術の向上に伴な
い、画像信号や音声信号などを電話回線を介して通信し
たり、記録再生するマルチメディア機器が注目されてい
る。このような機器においては、画像信号の信号量をい
かに少なくするかという画像圧縮技術が重要な技術であ
り、各種の圧縮伸長方式が提案されている。
【0003】一般的な圧縮伸長方式としては、原島博
「画像情報圧縮の考え方」テレビジョン学会誌Vol.
43,No.6(1989年)pp.603〜612に
記載されているように、離散コサイン変換(Discr
ete Cosine Transform:DCTと
略す)、量子化、および符号化で圧縮し、複号化、逆量
子化、および逆DCTで伸長する方式が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術では
扱う画像信号はビデオ信号であり、更に詳しく言えば輝
度信号(Y信号と略す)と2つの色信号(UV信号と略
す)である。例えば、ITU−R REC.601(ア
イティーユーアール勧告601号)に準拠したY:U:
V 4:2:2のビデオ信号の場合、図16に示すよう
に水平方向720ドット、垂直方向484ラインのY信
号と、水平方向360ドット、垂直方向484ラインの
UおよびV信号の合計696960個の信号を取り扱う
ことになる。
【0005】したがって、第一の問題点としては、装置
に要求される演算動作速度が高いということがある。す
なわち、所定のフレームレートを有する画像信号を、そ
のフレームレートを変えずに取り扱う場合、扱う画像信
号量が多いほど演算動作速度が高くなってしまう。例え
ば、30Hzのフレームレートを有する上記画像信号で
は約21MHzという高速の動作速度が要求される。こ
のような高速動作で圧縮あるいは伸長を行なうには回路
設計が煩雑になったり、消費電力が増大したりする。
【0006】第二の問題点としては、圧縮後の画像信号
を記録する場合、記録手段の記録容量が大きくなるとい
うことがある。すなわち、信号の圧縮率をA、圧縮前の
信号量をQi、圧縮後の信号量をQoとすると Qo=A×Qi … (1) と表されるので、所定の時間にわたって記録再生する場
合、圧縮前の信号量Qiが多い程圧縮後の信号量Qoが
多くなり、記録容量が大きな記録手段が必要になってし
まう。記録容量を大きくすると、装置全体が大きくなっ
たり、コストが上がったりしてしまう。
【0007】第三の問題点としては、圧縮後の画像信号
を送受信する場合、送受信に要する時間が長くなるとい
うことがある。すなわち、圧縮前の信号量Qiが多い程
圧縮後の信号量Qoが多くなり、所定の伝送レートで送
受信する場合、送受信に要する時間が長くなる。
【0008】第四の問題点としては、輝度情報に時系列
的に色情報が重畳された画像信号を圧縮する場合、時系
列的な色情報の輝度情報への折り返しにより、いわゆる
ブロック歪みが発生してしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した問題点を解決す
る手段として、互いに空間上のサンプリング位置がそれ
ぞれ異なり、しかも輝度情報および所定の色情報をそれ
ぞれ有する画像信号Si(i=1,2,3,…)をそれ
ぞれ圧縮する。YUV信号を生成する場合には、上記圧
縮された信号を伸長して画像信号Siを生成し、行列式
【0010】
【数1】
【0011】で表わせる演算を行なえばよい。ここで、
My、Mu、Mvはそれぞれマトリクス係数である。
【0012】例えばi=4の場合、図17(a)に示す
ように、互いに空間上のサンプリング位置がそれぞれ異
なる4種類の画像信号S1〜S4をそれぞれ圧縮する。
例えばYUV4:2:2信号は上記(2)〜(4)式の
演算により、図17(b)〜(d)に示す空間上のサン
プリング位置の画像信号として生成することができる。
すなわち、第1行第1列のY信号Y(1,1)は第1行
第1列の信号S1(1,1)、第1行第2列の信号S2
(1,2)、第2行第1列の信号S3(2,1)、およ
び第2行第2列の信号S4(2,2)を用いて生成し、
第1行第2列のY信号Y(1,2)は第1行第2列の信
号S2(1,2)、第1行第3列の信号S1(1,
3)、第2行第2列の信号S4(2,2)、および第2
行第3列の信号S3(2,3)を用いて生成し、第1行
第1列のU信号U(1,1)とV信号V(1,1)は第
1行第1列の信号S1(1,1)、第1行第2列の信号
S2(1,2)、第2行第1列の信号S3(2,1)、
および第2行第2列の信号S4(2,2)を用いてそれ
ぞれ生成する。以下、同様にして他の空間位置のYUV
信号をそれぞれ生成する。
【0013】
【作用】図17(a)に示すように、互いに空間上のサ
ンプリング位置がそれぞれ異なる4種類の画像信号S1
〜S4を用い、図17(b)〜(d)に示すようにYU
V4:2:2信号を生成すれば、圧縮あるいは伸長に用
いる信号量は図18に示すようにS1〜S4それぞれ水
平方向360ドット、垂直方向242ラインの合計34
8480となり、図16の従来と比較して信号量が半分
に軽減できる。したがって、装置に要求される演算動作
速度を低くすることができる。
【0014】また、(1)式における圧縮率Aを一定と
した場合、圧縮後の信号量Qoを従来の半分にできるの
で、記録手段の記録容量を半分にすることができる。更
に、所定の伝送レートで送受信する場合、S1〜S4を
圧縮した信号を用いれば送受信に要する時間を従来の半
分にすることができる。
【0015】更に、輝度情報および所定の色情報をそれ
ぞれ有する画像信号をそれぞれ圧縮するので、時系列的
な色情報の輝度情報への折り返しが発生しない。
【0016】一般的には、YUV信号やYIQ信号、あ
るいはRGB信号などの3種類の信号がディスプレイな
どの汎用装置に用いられているので、互いに独立した信
号成分を有し、かつ、互いに空間上のサンプリング位置
がそれぞれ異なる3種類以上の画像信号を用いれば、上
述した作用と同様な作用を得ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いながら説明
する。
【0018】本発明の一実施例を図1に示す。同図にお
いて1は撮像素子、2は相関2重サンプリング回路(C
o−related Double Samplin
g:CDSと略す)、3はアナログ−ディジタル変換回
路(ADCと略す)、4は撮像手段、5はメモリ、6は
離散コサイン変換器(Discrete Cosine
Transform:DCTと略す)、7は量子化器、
8は符号化器、9は圧縮手段である。ここで、CDS2
は撮像素子1の出力画素信号10に含まれる雑音を抑圧
するための一般的な回路であり、また、DCT6、量子
化器7、符号化器8は前述の文献などで記載されている
一般的な画像圧縮方法である。
【0019】撮像素子1の構成例を図2に、撮像手段4
から出力される画素信号11のタイミングチャートを図
3に、メモリ5から出力される画素信号12のタイミン
グチャートを図4に示す。図2において20は画素、2
1は垂直CCD、22は水平CCDであり、2次元状に
配置された画素20への入射光路中に4種類の色フィル
タMg(マゼンタ)、G(グリーン)、Cy(シア
ン)、Ye(イエロー)がそれぞれ配置されている。各
色フィルタの分光特性に対応した画素信号Sm、Sg、
Sc、Syは垂直CCD21および水平CCD22で転
送されて図3に示す時系列で出力される。ここで、Sm
は色フィルタMgが配置された画素の信号、Sgは色フ
ィルタGが配置された画素の信号、Scは色フィルタC
yが配置された画素の信号、Syは色フィルタYeが配
置された画素の信号である。
【0020】撮像素子1の出力画素信号10はCDS2
によって雑音抑圧され、ADC3によってディジタル信
号に変換される。ADC3から出力されるディジタル画
素信号11の信号時系列は、撮像素子1の出力画素信号
10と同じく、図3に示す信号時系列である。図3に示
す信号時系列で出力されたディジタル画素信号11は、
メモリ5の書き込みアドレスと読み出しアドレスを変え
ることにより、簡単に図4に示す信号時系列に変換する
ことができる。この時系列変換された画素信号12をD
CT6、量子化器7、符号化器8で圧縮し、圧縮された
画素信号13を得る。時系列変換前の画素信号のイメー
ジを図5(a)に、時系列変換後の画素信号のイメージ
を図5(b)〜(e)に示す。図5(b)〜(e)に示
すように、1フレームの映像を4種類の画素信号Sm、
Sg、Sc、Syに分けて処理するので、前述したよう
に輝度および色信号で処理する場合よりも少ない信号量
で1フレームの映像を取り扱うことができる。したがっ
て、DCT6、量子化器7、符号化器8の動作速度を低
くすることが可能となる。
【0021】上記した実施例では、いわゆる補色フィル
タを撮像素子1に用いているので光の利用率が高く、出
力画素信号10のS/N比が高いという利点があるが、
原色フィルタを用いても同様に少ない信号量で1フレー
ムの映像を取り扱うことができる。
【0022】本発明の別の実施例を図6に示す。同図に
おいて4は撮像手段、3はADC、9は圧縮手段、31
は記憶手段である。図1の実施例と同様にして、圧縮手
段9は圧縮された画素信号13を出力し、記憶手段31
は上記圧縮された画素信号13を記録する。前述したよ
うに、輝度および色信号で処理する場合よりも少ない信
号量で1フレームの映像を取り扱うことができるので、
記憶手段9の記憶容量を少なくすることが可能となる。
【0023】本発明の別の実施例を図7に示す。同図に
おいて4は撮像手段、3はADC、9は圧縮手段、41
は通信手段、42は電話回線、43は通信手段、44は
記憶手段である。記憶手段44としては、磁気ディスク
や磁気テープ、半導体メモリなどを用いればよい。図1
の実施例と同様にして、圧縮手段9は圧縮された画素信
号13を出力し、通信手段41は上記圧縮された画素信
号13を、電話回線42を介して別の通信手段42に送
信し、記憶手段44は上記送信された画素信号を記録す
る。通信手段41と通信手段43との通信には、必ずし
も電話回線42を使用する必要はなく、光通信や電波な
どを使用してもよい。前述したように、輝度および色信
号で処理する場合よりも少ない信号量で1フレームの映
像を取り扱うことができるので、通信手段41と通信手
段43との通信時間を少なくすることが可能となる。
【0024】本発明の別の実施例を図8に示す。同図に
おいて51は記憶手段、52は復号化器、53は逆量子
化器、54は逆DCT変換器(IDCTと略す)、55
はメモリ、56は伸長手段、57はマトリクス、58は
輝度信号処理回路、59は色信号処理回路、60および
61はディジタル−アナログ変換器(DACと略す)、
62は輝度色信号処理回路である。
【0025】記憶手段51には図5(b)〜(e)に示
す画素信号が圧縮されて記録されており、記憶手段51
から読み出さる圧縮された画素信号63は、復号化器5
2、逆量子化器53、IDCT54で伸長される。復号
化器52、逆量子化器53、IDCT54は前述の文献
などで記載されている一般的な画像伸長方法である。上
記伸長された画素信号64は図4に示す時系列で出力さ
れ、メモリ55によって図3に示す時系列に変換され
る。図3に示す時系列の画素信号65は従来のビデオカ
メラで扱っている画素信号であり、一般的に知られてい
るように、マトリクス57によって輝度信号66と色信
号67に分離し、輝度信号処理回路58、色信号処理回
路59、およびDAC60、61によってY信号68あ
るいはUV信号69を生成することができる。ここで、
ディジタル画像信号を出力する場合には、DAC60、
61は必ずしも必要ではない。
【0026】本実施例によれば、前述したように、輝度
および色信号で処理する場合よりも少ない信号量で1フ
レームの映像を取り扱うことができるので、記憶手段5
1の記憶容量を少なくすることが可能となる。
【0027】本発明の別の実施例を図9に示す。同図に
おいて70は記憶手段、71は通信手段、72は電話回
線、73は通信手段、74は復号化器、75は逆量子化
器、76はIDCT、77はメモリ、78は伸長手段、
82はマトリクス、83は輝度信号処理回路、84は色
信号処理回路、85および86はDAC、87は輝度色
信号処理回路である。
【0028】記憶手段70には図5(b)〜(e)に示
す画素信号が圧縮されて記録されており、記憶手段70
から読み出さる圧縮された画素信号は通信手段71によ
って電話回線72を介して通信手段73に送信される。
通信手段73からの圧縮された画素信号79は、復号化
器74、逆量子化器75、IDCT76で伸長される。
上記伸長された画素信号80は図4に示す時系列で出力
され、メモリ77によって図3に示す時系列に変換され
る。図3に示す時系列の画素信号81は従来のビデオカ
メラで扱っている画素信号であり、一般的に知られてい
るように、マトリクス82によって輝度信号88と色信
号89に分離し、輝度信号処理回路83、色信号処理回
路84、およびDAC85、86によってY信号90あ
るいはUV信号91を生成することができる。ここで、
ディジタル画像信号を出力する場合には、DAC85、
86は必ずしも必要ではない。また、通信手段71と通
信手段73との通信には、必ずしも電話回線72を使用
する必要はなく、光通信や電波などを使用してもよい。
【0029】本実施例によれば、前述したように、輝度
および色信号で処理する場合よりも少ない信号量で1フ
レームの映像を取り扱うことができるので、通信手段7
1と通信手段73との通信時間を少なくすることが可能
となる。
【0030】本発明の別の実施例を図10に示す。同図
において100は撮像素子、101はCDS、102は
ADC、103は撮像手段、105はメモリ、106は
DCT/IDCT、107は量子化/逆量子化器、10
8は符号化/復号化器、109は圧縮伸長手段、112
は記憶手段、116はマトリクス、117は輝度信号処
理回路、118は色信号処理回路、119および120
はDAC、121は輝度色信号処理回路である。
【0031】撮像素子100の出力画素信号はCDS1
01によって雑音抑圧され、ADC102によってディ
ジタル信号に変換される。ADC102から出力される
ディジタル画素信号104の信号時系列は、図1の実施
例と同じく、図3に示す信号時系列である。図3に示す
信号時系列で出力されたディジタル画素信号104は、
メモリ105の書き込みアドレスと読み出しアドレスを
変えることにより、簡単に図4に示す信号時系列に変換
することができる。この時系列変換された画素信号11
0をDCT/IDCT106、量子化/逆量子化器10
7、符号化/復号化器108で圧縮し、圧縮された画素
信号111を得る。記憶手段112には上記圧縮された
画素信号111を記録する。すなわち、図5(b)〜
(e)に示す画素信号が圧縮されて記憶手段112に記
録されており、記憶手段112から読み出さる圧縮され
た画素信号は、符号化/復号化器108、量子化/逆量
子化器107、DCT/IDCT106で伸長される。
上記伸長された画素信号114は図4に示す時系列で出
力され、メモリ105によって図3に示す時系列に変換
される。図3に示す時系列の画素信号115は従来のビ
デオカメラで扱っている画素信号であり、一般的に知ら
れているように、マトリクス116によって輝度信号1
22と色信号123に分離し、輝度信号処理回路11
7、色信号処理回路118、およびDAC119、12
0によってY信号124あるいはUV信号125を生成
することができる。ここで、ディジタル画像信号を出力
する場合には、DAC85、86は必ずしも必要ではな
い。
【0032】本実施例によれば、前述したように、輝度
および色信号で処理する場合よりも少ない信号量で1フ
レームの映像を取り扱うことができるので、記憶手段1
12の記憶容量を少なくすることが可能となり、装置の
小型化あるいは長時間記録が可能となる。
【0033】本発明の別の実施例を図11に示す。同図
において130は撮像素子、131はCDS、132は
ADC、133は撮像手段、135はメモリ、136は
DCT/IDCT、137は量子化/逆量子化器、13
8は符号化/復号化器、139は圧縮伸長手段、142
は通信手段、143は電話回線、144は通信手段、1
45は記憶手段、149はマトリクス、150は輝度信
号処理回路、151は色信号処理回路、152および1
53はDAC、154は輝度色信号処理回路である。
【0034】撮像素子130の出力画素信号はCDS1
31によって雑音抑圧され、ADC132によってディ
ジタル信号に変換される。ADC132から出力される
ディジタル画素信号134の信号時系列は、図1の実施
例と同じく、図3に示す信号時系列である。図3に示す
信号時系列で出力されたディジタル画素信号134は、
メモリ135の書き込みアドレスと読み出しアドレスを
変えることにより、簡単に図4に示す信号時系列に変換
することができる。この時系列変換された画素信号14
0をDCT/IDCT136、量子化/逆量子化器13
7、符号化/復号化器138で圧縮し、圧縮された画素
信号141を得る。通信手段142は上記圧縮された画
素信号141を、電話回線143を介して別の通信手段
144に送信し、記憶手段145は上記送信された画素
信号を記録する。通信手段142と通信手段144との
通信には、必ずしも電話回線143を使用する必要はな
く、光通信や電波などを使用してもよい。
【0035】記憶手段145から読み出さる圧縮された
画素信号は通信手段144によって電話回線143を介
して通信手段142に送信される。通信手段142から
の圧縮された画素信号146は、符号化/復号化器13
8、量子化/逆量子化器137、DCT/IDCT13
6で伸長される。上記伸長された画素信号147は図4
に示す時系列で出力され、メモリ135によって図3に
示す時系列に変換される。図3に示す時系列の画素信号
148は従来のビデオカメラで扱っている画素信号であ
り、一般的に知られているように、マトリクス149に
よって輝度信号155と色信号156に分離し、輝度信
号処理回路150、色信号処理回路151、およびDA
C152、153によってY信号157あるいはUV信
号158を生成することができる。ここで、ディジタル
画像信号を出力する場合には、DAC85、86は必ず
しも必要ではない。
【0036】本実施例によれば、前述したように、輝度
および色信号で処理する場合よりも少ない信号量で1フ
レームの映像を取り扱うことができるので、通信手段1
42と通信手段144との通信時間を少なくすることが
可能となる。
【0037】上述した撮像手段の別の実施例を図12に
示す。同図において160は撮像素子、161はCD
S、162は非線形処理回路、163はADC、164
は撮像手段である。上述した撮像手段と異なる点は、非
線形処理回路162を具備したことである。非線形処理
回路162の入出力特性例を図13に示す。
【0038】本実施例によれば、S/Nの良い、すなわ
ち信号レベルの高い入力信号について、信号レベルを圧
縮してディジタル信号に変換できるので、量子化雑音に
よるS/N劣化を抑えながらディジタル画素信号165
のダイナミックレンジを広げることができる。
【0039】上述した輝度色信号処理回路の別の実施例
を図14に示す。同図において171は非線形処理回
路、172はマトリクス、173は輝度信号処理回路、
174は色信号処理回路、175および176はDAC
である。上述した輝度色信号処理回路と異なる点は、非
線形処理回路171を具備したことである。非線形処理
回路171の入出力特性例を図15に示す。
【0040】本実施例によれば、S/Nの良い、すなわ
ち信号レベルの高い画素信号について、信号レベルを圧
縮してディジタル信号に変換した画素信号170が入力
された場合、信号レベルの高い画素信号について信号レ
ベルを伸長し、信号レベルの高い画素信号について施さ
れた信号レベル圧縮をキャンセルできるので、線形な画
素信号としてマトリクス172以降の処理ができ、可減
算などの処理による演算誤差を抑えることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、互いに空間上のサンプ
リング位置がそれぞれ異なり、しかも輝度および色の情
報をそれぞれ有する画素信号を圧縮あるいは伸長するの
で圧縮処理を施す信号の信号量を少なくでき、また、圧
縮後の信号量を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】図1の撮像素子の実施例を示す図である。
【図3】図1の撮像手段の出力タイミングチャート図で
ある。
【図4】図1のメモリの出力タイミングチャート図であ
る。
【図5】(a)は図1の撮像手段の出力の空間的な位置
関係を表わす図、(b)〜(e)は図1のメモリ出力の
空間的な位置関係を表わす図である。
【図6】本発明の一実施例を示す図である。
【図7】本発明の一実施例を示す図である。
【図8】本発明の一実施例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例を示す図である。
【図10】本発明の一実施例を示す図である。
【図11】本発明の一実施例を示す図である。
【図12】図1、図6、図7、図10、図11の撮像手
段の別の実施例を示す図である。
【図13】図12の非線形処理回路の特性図である。
【図14】図8、図9、図10、図11の輝度色処理回
路の別の実施例を示す図である。
【図15】図14の非線形処理回路の特性図である。
【図16】従来の圧縮伸長処理で取り扱っていた信号例
を示す図である。
【図17】本発明の圧縮伸長処理で取り扱う信号を示す
図である。
【図18】本発明の圧縮伸長処理で取り扱う信号を示す
図である。
【符号の説明】
1、4、100、130、160…撮像素子、 2、101、131、161…CDS、 3、102、132、163…ADC、 4、103、133、164…撮像手段、 5、55、77、105、135…メモリ、 6…DCT、 7…量子化器、 8…符号化器、 9…圧縮手段、 10…撮像素子出力、 11、104、134、165…ADC出力、 12、65、81、110、140…メモリ出力、 13…圧縮手段出力、 20…画素、 21…垂直CCD、 22…水平CCD、 31、44、51、70、112、145…記憶手段、 63、113…記憶手段出力、 41、43、71、73、142、144…通信手段、 42、72、143…通信手段、 52、74…復号化器、 53、75…逆量子化器、 54、76…IDCT、 56、78…伸長手段、 57…マトリクス、 58、83、117、150、173…輝度信号処理回
路、 59、84、118、151、174…色信号処理回
路、 60、61、85、86、119、120、152、1
53、175、176…DAC、 62、87、121、154、177…輝度色信号処理
回路、 66、67、88、89、122、123、155、1
56…マトリクス出力、 68、69、90、91、124、125、157、1
58、178、179…DAC出力、 79、146…通信手段出力、 80…IDCT出力、 106、136…DCT/IDCT、 107、137…量子化/逆量子化器、 108、138…符号化/復号化器、 109、139…圧縮伸長手段、 111、115、141、148…圧縮伸長手段出力、 114、147…DCT/IDCT出力、 162、171…非線形処理回路、 CDS…相関2重サンプリング、 DCT…離散コサイン変換、 Mg…マゼンタ色フィルタ、 G…グリーン色フィルタ、 Cy…シアン色フィルタ、 Ye…イエロー色フィルタ、 Sm…マゼンタ色フィルタに対応する画素信号、 Sg…グリーン色フィルタに対応する画素信号、 Sc…シアン色フィルタに対応する画素信号、 Sy…イエロー色フィルタに対応する画素信号、 DCT…逆離散コサイン変換。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の色フィルタを有する撮像素子を
    少なくとも有する撮像手段と、該撮像手段から出力され
    る画素信号をディジタル変換するアナログ−ディジタル
    変換回路と、該アナログ−ディジタル変換回路から出力
    されるディジタル画素信号の信号量を圧縮する圧縮手段
    とを有し、上記撮像手段は上記撮像素子が有する複数種
    類の色フィルタの分光特性にそれぞれ対応する複数種類
    の画素信号を出力し、上記圧縮手段は上記複数種類の画
    素信号の信号量をそれぞれ圧縮することを特徴とする信
    号量圧縮伸長装置。
  2. 【請求項2】複数種類の色フィルタを有する撮像素子を
    少なくとも有する撮像手段と、該撮像手段から出力され
    る画素信号をディジタル変換するアナログ−ディジタル
    変換回路と、該アナログ−ディジタル変換回路から出力
    されるディジタル画素信号の信号量を圧縮する圧縮手段
    と、該圧縮手段から出力される圧縮されたディジタル画
    像信号を記憶するための記憶手段とを有し、上記撮像手
    段は上記撮像素子が有する複数種類の色フィルタの分光
    特性にそれぞれ対応する複数種類の画素信号を出力し、
    上記圧縮手段は上記複数種類の画素信号の信号量をそれ
    ぞれ圧縮することを特徴とする信号量圧縮伸長装置。
  3. 【請求項3】複数種類の色フィルタを有する撮像素子を
    少なくとも有する撮像手段と、該撮像手段から出力され
    る画素信号をディジタル変換するアナログ−ディジタル
    変換回路と、該アナログ−ディジタル変換回路から出力
    されるディジタル画素信号の信号量を圧縮する圧縮手段
    と、該圧縮手段から出力される圧縮されたディジタル画
    像信号を外部に送信するための通信手段とを有し、上記
    撮像手段は上記撮像素子が有する複数種類の色フィルタ
    の分光特性にそれぞれ対応する複数種類の画素信号を出
    力し、上記圧縮手段は上記複数種類の画素信号の信号量
    をそれぞれ圧縮することを特徴とする信号量圧縮伸長装
    置。
  4. 【請求項4】上記複数種類の色フィルタには補色フィル
    タが含まれていることを特徴とする請求項1、請求項
    2、または請求項3に記載の信号量圧縮伸長装置。
  5. 【請求項5】圧縮されたディジタル画像信号を記憶して
    出力する記憶手段と、該記憶手段から出力される圧縮さ
    れたディジタル画像信号を伸長する伸長手段と、該伸長
    手段から出力される伸長されたディジタル画像信号から
    輝度信号あるいは色信号を生成する輝度色信号処理回路
    とを有し、上記圧縮されたディジタル画像信号は複数種
    類の画素信号で構成され、該複数種類の画素信号はそれ
    ぞれ異なる分光特性を有し、かつ、空間的なサンプリン
    グ位置がそれぞれ異なることを特徴とする信号量圧縮伸
    長装置。
  6. 【請求項6】圧縮されたディジタル画像信号を受信する
    通信手段と、該通信手段から出力される圧縮されたディ
    ジタル画像信号を伸長する伸長手段と、該伸長手段から
    出力される伸長されたディジタル画像信号から輝度信号
    あるいは色信号を生成する輝度色信号処理回路とを有
    し、上記圧縮されたディジタル画像信号は複数種類の画
    素信号で構成され、該複数種類の画素信号はそれぞれ異
    なる分光特性を有し、かつ、空間的なサンプリング位置
    がそれぞれ異なることを特徴とする信号量圧縮伸長装
    置。
  7. 【請求項7】複数種類の色フィルタを有する撮像素子を
    少なくとも有する撮像手段と、該撮像手段から出力され
    る画素信号をディジタル変換するアナログ−ディジタル
    変換回路と、圧縮および伸長手段と、記憶手段と、輝度
    色信号処理回路とを有し、上記撮像手段は上記撮像素子
    が有する複数種類の色フィルタの分光特性にそれぞれ対
    応する複数種類の画素信号を出力し、上記圧縮および伸
    長手段で上記撮像手段から出力される複数種類の画素信
    号の信号量をそれぞれ圧縮して上記記憶手段に記録する
    か、もしくは、上記記憶手段から読み出される圧縮され
    た複数種類の画素信号を上記圧縮および伸長手段で伸長
    し、上記伸長された複数種類の画素信号から輝度信号あ
    るいは色信号を上記輝度色信号処理回路で生成すること
    を特徴とする信号量圧縮伸長装置。
  8. 【請求項8】上記複数種類の色フィルタには補色フィル
    タが含まれていることを特徴とする請求項7に記載の信
    号量圧縮伸長装置。
  9. 【請求項9】上記撮像手段には非線形な入出力特性を有
    する非線形処理回路を具備することを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項7、または
    請求項8に記載の信号量圧縮伸長装置。
  10. 【請求項10】上記輝度色信号処理回路には非線形な入
    出力特性を有する非線形処理回路を具備することを特徴
    とする請求項5、請求項6、請求項7、または請求項8
    に記載の信号量圧縮伸長装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007049425A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Taiyo Yuden Co Ltd 光信号受信回路

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JP4545064B2 (ja) * 2005-08-10 2010-09-15 太陽誘電株式会社 光信号受信回路

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