JPH086383A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH086383A
JPH086383A JP6135549A JP13554994A JPH086383A JP H086383 A JPH086383 A JP H086383A JP 6135549 A JP6135549 A JP 6135549A JP 13554994 A JP13554994 A JP 13554994A JP H086383 A JPH086383 A JP H086383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
electric field
flying
weak electric
developing roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6135549A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Yasuda
秀樹 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6135549A priority Critical patent/JPH086383A/ja
Publication of JPH086383A publication Critical patent/JPH086383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッジ部がはっきりした鮮明な画像を得るこ
とができ、粉体飛翔記録装置においては目詰まりを防止
できる画像形成装置を提供することを目的とする。 【構成】 現像ローラ14に対向して弱電界飛翔トナー
除去手段38を設ける。弱電界飛翔トナー除去手段38
は、弱電界飛翔トナー除去ローラ39、弱電界飛翔トナ
ー除去ローラ39と現像ローラ14間にバイアス電圧を
印加する電圧印加手段40、弱電界飛翔トナー除去ロー
ラ39により除去したトナー13をトナー貯留槽42に
回収するクリーニングブレード41から成る。弱電界飛
翔トナー除去手段38により弱電界で現像ローラ14か
ら飛翔するトナー13を除去し、トナー飛翔電界を規定
してエッジ部がはっきりした鮮明な画像を得る。粉体飛
翔記録装置では、更にトナー通過孔の目詰まりを防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電トナーを電界によ
って飛翔させて現像を行うジャンピング現像や、現像ロ
ーラに付着した帯電トナーを感光体等を用いることなく
直接記録紙に電界制御により飛翔させて画像を形成する
粉体飛翔記録方式等を利用したプリンタ、複写機等の画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザプリンタは高解像度で優れ
た画像を実現できる画像出力機として使用されるように
なっている。また、画像形成装置の小型化が望まれる
中、感光性ドラム等の像担持体を用いることなく、電界
制御によりトナーの飛翔を制御して、直接記録紙上に画
像を形成する粉体飛翔記録装置は次世代の画像形成装置
として期待されている。
【0003】次に、従来のレーザプリンタについて解像
度を300dpiとして説明する。図7は従来のレーザ
プリンタの構成図、図8は同レーザプリンタの光学系構
成図である。図7の感光性ドラム1はモータ(図示せ
ず)によって方向Aに駆動される。感光性ドラム1は、
一般に、有機光導電性材料の層でコーティングされた金
属シリンダである。印字中感光性ドラム1は回転し続
け、1ページ毎に数回回転する。
【0004】画像を形成する前に、まず、物理的、電気
的に感光性ドラム1の清浄化を行う。物理的清浄化は、
ゴム製のクリーニングブレード3で、前のサイクルで感
光性ドラム1に残存したトナー13を、廃トナー入れ
(図では省略されている)にこすり落とすことによって
行われる。さらに、除電用ランプ4で感光性ドラム1の
光電性材料を照射し、感光性ドラム1に以前から存在し
ている電荷を除去することによって、感光性ドラム1は
静電的に清浄化される。
【0005】次に、感光性ドラム1の清浄化された感光
性ドラム表面2は、均一に負の電荷によって帯電され
る。つまり感光性ドラム1が回転して、電荷コロナ発生
器5によって生じるイオン化領域を光電性材料が通過す
ると、負の電荷が電荷コロナ発生器5から感光性ドラム
表面2に移動する。感光性ドラム1が回転して電荷コロ
ナ発生器5を通過した後、感光性ドラム1の感光性ドラ
ム表面2は均一な−700Vの電位を持つ。書き込みの
間、感光性ドラム1の感光性ドラム表面2の選択された
部分に、レーザビーム6のレーザ光の焦点を合わせるこ
とによって、選択された領域の感光性ドラム1の表面電
荷を放電させる。このようにして、静電像が形成され、
その後トナー13により可視像に現像されて、トナー1
3がプリント媒体に転写される。
【0006】レーザビーム6は、画像情報によってオ
ン、オフする半導体レーザ7によって発生する。図8に
示す走査ミラー8は回転多面鏡で、スキャナ用モータ9
によって定速回転する。走査ミラー8の回転につれて、
レーザビーム6が矢印Bの方向に走査する。走査するレ
ーザビーム6の焦点は、fθレンズ10とミラー11に
よって、感光性ドラム表面2上に合わせられる。
【0007】レーザビーム6は矢印B方向に走査し、感
光性ドラム1はA方向に回転するため、感光性ドラム表
面2はラスタ像で覆われる。走査ミラー8を回転させる
スキャナ用モータ9の速度と、感光性ドラム1を回転さ
せる主モータ(図示せず)の速度は、レーザビーム6が
走査する度に300分の1インチずつ感光性ドラム表面
2が移動するように同期がとられている。半導体レーザ
7は、オン、オフ可能であり、これによって水平方向に
おいて300分の1毎に光のドットを当てる速度でレー
ザビーム6に変調がかけられ、その結果インチ当りドッ
ト数(dpi)が300×300の解像度が得られる。
書き込み後、感光性ドラム表面2には不可視の静電潜像
が形成される。レーザビーム6によって、感光性ドラム
表面2の露光されなかった部分には、まだ−700Vの
電位が存在するが、レーザビーム6で露光された部分は
放電により約−100Vの電位になっている。図7の現
像部12では、現像剤であるトナー13が静電像上にお
かれる。トナー13の材料は、バインダ樹脂、顔料、電
荷制御剤を混練し、外添剤を添加した粉末状の物質であ
る。トナー13は、現像ローラ14とスポンジローラ1
5の間で摩擦され、負の表面電荷を得る。トナー13は
鏡像力によって現像ローラ14上に担持され、層厚規制
ブレード16によって現像ローラ14上のトナー層厚が
調整されると共にさらに摩擦帯電される。現像ローラ1
4には−400Vの電位が印加されており、現像ローラ
14とわずかな距離を隔てて位置する感光性ドラム表面
2との電位差が現像ローラ14と感光性ドラム表面2間
の空間に電界を形成する。トナー13に作用する電界力
が現像ローラ14に対する鏡像力を上回った場合のみト
ナー13は感光性ドラム1に向かって飛翔する。
【0008】転写部17では、感光性ドラム表面2のト
ナー像が記録紙18に転写される。記録紙18は感光性
ドラム1の表面速度と同じ速度で進行し感光性ドラム表
面2に接触する。コロナアセンブリ19は、記録紙18
の裏面に蓄積する正の電荷を発生する。記録紙18の正
の電荷が強まると、感光性ドラム1の感光性ドラム表面
2から負に帯電したトナー13が引き離される。静電荷
除去器20は負の電荷を有する感光性ドラム表面2と正
の電荷を有する記録紙18の間の吸引力を弱めて、記録
紙18が感光性ドラム1に巻き付くのを防止する。記録
紙18は転写部17から定着部21に移動し、感光性ド
ラム1は回転してクリーニング部に達して次のプリント
部を受け入れる準備をする。
【0009】定着部21において、熱と圧力によってト
ナーが融解して記録紙18に押しつけられ、永久的なプ
リント像が形成される。定着部21には、高輝度ランプ
22を内部に有する加熱ローラ23と、表面に弾性を有
する加圧ローラ24が設けられている。ここで、記録紙
18上のトナー13が融解して紙の繊維に押し込まれ
る。
【0010】次に従来の粉体飛翔記録装置について説明
する。図9は従来の粉体飛翔記録装置の構成図である。
トナー25を貯留するトナー貯留槽26の内部には、現
像ローラ27、トナー25を帯電させるためのスポンジ
ローラ28、現像ローラ27上のトナー層厚を整える層
厚規制ブレード29が備えてあり、トナー貯留槽26に
はトナー25を飛翔させるための開口部30が設けてあ
る。現像ローラ27の下部にはトナー25の飛翔を制御
するトナー通過孔31を備えたトナー制御ヘッド32が
ある。トナー制御ヘッド32を介して現像ローラ27と
対面する位置に背面電極33があり、その上面に記録紙
34がセットされている。
【0011】図10は従来の粉体飛翔記録装置のトナー
制御ヘッドの平面図であり、図11は同トナー制御ヘッ
ドのA−A断面図である。トナー制御ヘッド32は、基
準電極35、制御電極36をマトリックス状に配置し、
それらを絶縁体37で絶縁した構成をもつ。必要とする
解像度に応じてすべての層を貫通する複数のトナー通過
孔31が配列してある。
【0012】以上のように構成された粉体飛翔記録装置
について、以下その動作について説明する。図9におい
て、トナー25は、負に帯電されているものとする。ト
ナー25は鏡像力により現像ローラ27上に付着した状
態で開口部30まで輸送される。記録紙34への飛翔
は、基準電極35と制御電極36に適当な電圧を印加し
てトナー通過孔31を電磁気的に開閉することによって
制御する。トナー通過孔31が電磁気的に開いた状態の
とき、トナー通過孔31を通過したトナー25は現像ロ
ーラ27と背面電極33間に形成された電気力線に沿っ
て、記録紙34に付着する。画像信号に応じて、各ドッ
トに対してこのようなトナー通過孔31の電磁気的開閉
制御を行うことにより記録紙34上に画像を形成する。
さらにレーザプリンタ同様、定着工程を経てプリントが
完了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図12(a)は従来の
レーザプリンタにおける現像ローラ上の電界強度と各ト
ナーの帯電量が同一である場合のトナー飛翔領域を示す
図、12(b)は同レーザプリンタにおける現像ローラ
上の電界強度と各トナーの帯電量が異なる場合のトナー
飛翔領域を示す図である。感光性ドラム1上における露
光部と非露光部の境界付近の電位は連続的に変化してい
るため、図12(a)に示すように現像ローラ14上の
トナー13に働く電界の大きさも連続的に変化している
ことになる。仮に各トナー13の帯電量が総て同じであ
れば現像ローラ14に対する鏡像力も同一であるため、
その鏡像力に打ち勝ち感光性ドラム1に向かって飛翔し
始める現像ローラ14上の電界(以下、飛翔開始電界と
いう)の大きさはすべてのトナー13について一定であ
る。従って、図12(a)に示すように飛翔開始電界を
境にしてトナー13が記録紙に向かって飛翔する領域
(以下、M部という)とトナー13が記録紙に向かって
飛翔しない領域(以下、N部という)の境界が明確で、
エッジ部のコントラストがはっきりした鮮明な画像を得
ることができる。しかし、実際にはそれぞれのトナー1
3の帯電量にばらつきがあり、現像ローラ14に対する
鏡像力の大きさが異なるため、飛翔開始電界の大きさは
各トナー13で異なる。従って、上記の従来の構成で
は、各トナー13の飛翔開始電界値はそれぞれのトナー
13によって異なり、図12(b)中のM部とN部の境
界P部が曖昧になり、画像のエッジ部が不鮮明になると
いう問題点を有していた。
【0014】また、粉体飛翔記録装置において、トナー
通過孔31を開放した場合の現像ローラ27上の電界強
度分布を図13に示す。図13は、従来の粉体飛翔記録
装置における現像ローラ上の電界強度とトナー飛翔領域
を示す図である。ただし、図13には1つのトナー通過
孔31(1ドット)に対応する部分についてのみ示して
ある。粉体飛翔記録装置では、上記問題点に加えて、図
13から解るようにトナー通過孔31を通過するトナー
25はもちろん、その周辺部(Q部)のトナー25にも
下方向の力が働くためそれらのトナー25がトナー制御
ヘッド32に降り積もり、トナー通過孔31の目詰まり
を発生するという問題点を有していた。
【0015】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、エッジ部がはっきりした鮮明な画像を得ることがで
き、粉体飛翔記録装置においては加えて目詰まりを防止
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、トナー担持体に対向して弱電界飛翔トナー
除去手段を設けた。
【0017】また弱電界飛翔トナー除去手段を、弱電界
飛翔トナー除去ローラと、この弱電界飛翔トナー除去ロ
ーラとトナー担持体の間にバイアス電圧を印加する電圧
印加手段とから構成した。
【0018】また弱電界飛翔トナー除去ローラに摺接し
てトナーを除去し、トナー貯留槽に回収するクリーニン
グブレードを設けた。
【0019】
【作用】上記構成によって、電圧印加手段により弱電界
飛翔トナー除去手段とトナー担持体の間に適当な電圧を
印加して電界を形成し、それ以下の電界値で飛翔するト
ナーを予め除去する。これによって、トナーの飛翔開始
電界値を規定することができ、トナーの飛翔制御が容易
になる。また、弱電界飛翔トナー除去ローラによって取
り除かれたトナーはクリーニングブレードによってトナ
ー貯留槽に回収される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の第一実施例のレーザ
プリンタの構成図、図2は同レーザプリンタの現像部の
構成図、図3は同レーザプリンタの現像ローラ上の電界
強度を示す図である。現像部12以外の構成は従来のレ
ーザプリンタと同様なので同じ符号を付与して説明を省
略する。本実施例では、現像ローラ14に対向して、弱
電界飛翔トナー除去手段38が設けられている。この弱
電界飛翔トナー除去手段38は、図2に示すように弱電
界飛翔トナー除去ローラ39、バイアス電圧を印加する
電圧印加手段40、弱電界飛翔トナー除去ローラ39に
摺接してトナー13を除去するゴム製のクリーニングブ
レード41から構成され、帯電プロセスとトナー飛翔プ
ロセスの間に設けられている。弱電界飛翔トナー除去ロ
ーラ39の表面は導電性材料で覆われたローラ状で、現
像ローラ14表面と感光性ドラム表面2間の距離は10
0μm、現像ローラ14と弱電界飛翔トナー除去ローラ
39表面間の距離は100μmであるとする。
【0021】以上のように構成されたレーザプリンタに
ついて、次にその動作を説明する。ただし、従来例のレ
ーザプリンタと同じ動作について詳細な説明を省略す
る。従来例同様、画像信号に応じて感光性ドラム表面2
を選択的に露光することにより、露光されなかった部分
の電位は−700V、露光された部分の電位は放電によ
り約−100Vとなり、静電潜像が形成される。トナー
13は、例えばスチレンアクリル系またはポリエステル
系のバインダ樹脂、顔料のカーボンブラック、電荷制御
剤のCCAを混練し、外添剤としてシリカを添加したも
のである。
【0022】トナー貯留槽42に収容されたトナー13
は、現像ローラ14とスポンジローラ15の間で負に摩
擦帯電される。現像ローラ14の表面は導電性材料で形
成されており、摩擦帯電されたトナー13は、現像ロー
ラ14に対する鏡像力によって現像ローラ14表面に付
着した状態で搬送される。現像ローラ14と弱電界飛翔
トナー除去ローラ39間には電圧印加手段40により1
00Vのバイアス電圧が印加されており、1000kV
/m以下の電界で飛翔するトナー13は弱電界飛翔トナ
ー除去ローラ39によって取り除かれる。なお、弱電界
飛翔トナー除去ローラ39によって取り除かれたトナー
13はクリーニングブレード41によって、トナー貯留
槽42に回収される。
【0023】現像ローラ14表面には−400Vの電位
が与えられており、現像ローラ14と感光性ドラム1が
最も接近した位置での感光性ドラム1露光部と現像ロー
ラ14間の電位差が形成する電界強度は感光性ドラム1
から現像ローラ14への向きに3000kV/m、非露
光部と現像ローラ14間の電界強度は現像ローラ14か
ら感光性ドラム1への向きに3000kV/mとなる。
実際の露光部と非露光部の境界付近での電位変化は連続
的であるので、現像ローラ14上の電界強度は図3のよ
うになる。しかし、現像ローラ14に対する鏡像力が弱
く1000kV/m以下の電界強度で飛翔するトナー1
3は弱電界飛翔トナー除去手段38ですでに取り除かれ
ているので、図3中のR部のトナー13だけが飛翔して
感光性ドラム表面2にトナー像が形成される。この後、
従来例と同様に転写部17で、感光性ドラム表面2のト
ナー像が記録紙18に転写され、定着部21において、
熱と圧力によってトナー13が融解して記録紙18にお
しつけられ、永久的なプリント像が形成される。
【0024】次に粉体飛翔記録装置の実施例について説
明する。図4は本発明の第二実施例の粉体飛翔記録装置
の構成図、図5は同粉体飛翔記録装置のトナー貯留槽内
の構成図、図6は同粉体飛翔記録装置の現像ローラ上の
電界強度とトナー飛翔領域を示す図である。トナー貯留
槽26以外の構成は従来の粉体飛翔記録装置と同様なの
で同じ符号を付与して説明を省略する。図5に示すよう
にトナー25を帯電させるプロセスと帯電したトナー2
5を記録紙34に向かって飛翔させるプロセスの間に弱
電界飛翔トナー除去手段38を設けてあり、第一実施例
と同様、弱電界飛翔トナー除去手段38は弱電界飛翔ト
ナー除去ローラ39、電圧印加手段40、ゴム製のクリ
ーニングブレード41から構成されている。現像ローラ
27の下部にはトナー通過孔31を電磁気的に開閉して
トナー25の飛翔を制御するトナー制御ヘッド32があ
り、トナー通過孔31を通過したトナー25は背面電極
33上の記録紙34に到達する。現像ローラ27とトナ
ー制御ヘッド32間、トナー制御ヘッド32と背面電極
33間の距離はそれぞれ200μm、300μmである
とする。
【0025】トナー制御ヘッド32も従来例と同様で、
図10、図11に示すようにトナー制御ヘッド32の断
面図で銅を素材とする基準電極35、同じく銅を材料と
する制御電極36、ポリイミド絶縁体37で構成されて
いる。各電極の厚さは、基準電極35は17.5μm、
制御電極36は17.5μm、基準電極35下面と制御
電極36上面の距離は12.5μm、基準電極35上
面、制御電極36下面からそれぞれ12.5μmの距離
まで絶縁体37で覆われている。トナー通過孔31の直
径は150μmで500μm間隔で格子状に配列してい
るものとする。トナー通過孔31の配列は任意で、千鳥
配列などでもよい。
【0026】以上のように構成された粉体飛翔記録装置
の動作を説明する。トナー25は、実施例1と同様にス
チレンアクリル系またはポリエステル系のバインダ樹
脂、顔料のカーボンブラック、電荷制御剤のCCAを混
練し、外添剤としてシリカを添加したものである。トナ
ー貯留槽26に収容されたトナー25は、現像ローラ2
7とスポンジローラ28の間で負に摩擦帯電される。現
像ローラ27の表面は導電性材料で形成されており、摩
擦帯電されたトナー25は、現像ローラ27に対する鏡
像力によって現像ローラ27表面に付着した状態で、ト
ナー制御ヘッド32上方にある開口部30まで搬送され
る。
【0027】現像ローラ27と背面電極33に適当な電
位を与えてトナー25を飛翔させ、トナー制御ヘッド3
2の基準電極35、制御電極36に与える電位を画像信
号に応じて変化させることにより、トナー25の飛翔を
制御する。例えば、現像ローラ27の電位を0V、背面
電極33の電位を1000Vとする。トナー通過孔31
を電磁気的に開く時は基準電極35を200V、制御電
極36を500V、閉じるときには、基準電極35を5
00V、制御電極36を200Vに設定する。また、弱
電界飛翔トナー除去ローラ39によって1100kV/
m以下で現像ローラ27から飛翔するトナー25を取り
除くように設定しておく。
【0028】図6に示すように、1100kV/mで飛
翔するトナー25を予め除去しておくことにより、トナ
ー制御ヘッド32表面にトナー25を飛翔させることな
く、S部に示したトナー通過孔31を通過するトナー2
5だけを現像ローラ27から飛翔させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、弱電界飛翔トナ
ー除去手段によりある電界強度以下でトナー担持体から
飛翔するトナーを予め除去し、トナー飛翔電界を規定す
ることにより、エッジ部がはっきりした鮮明な画像を得
ることができる。また、粉体飛翔記録装置においては、
前記の効果に加えてトナーがトナー制御ヘッド上に降り
積もることがないので、トナー通過孔の目詰まりを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のレーザプリンタの構成図
【図2】本発明の第一実施例のレーザプリンタの現像部
の構成図
【図3】本発明の第一実施例のレーザプリンタの現像ロ
ーラ上の電界強度を示す図
【図4】本発明の第二実施例の粉体飛翔記録装置の構成
【図5】本発明の第二実施例の粉体飛翔記録装置のトナ
ー貯留槽内の構成図
【図6】本発明の第二実施例の粉体飛翔記録装置の現像
ローラ上の電界強度とトナー飛翔領域を示す図
【図7】従来のレーザプリンタの構成図
【図8】従来のレーザプリンタの光学系構成図
【図9】従来の粉体飛翔記録装置の構成図
【図10】従来の粉体飛翔記録装置のトナー制御ヘッド
の平面図
【図11】従来のトナー制御ヘッドのA−A断面図
【図12】(a)従来のレーザプリンタにおける現像ロ
ーラ上の電界強度と各トナーの帯電量が同一である場合
のトナー飛翔領域を示す図 (b)従来のレーザプリンタにおける現像ローラ上の電
界強度と各トナーの帯電量が異なる場合のトナー飛翔領
域を示す図
【図13】従来の粉体飛翔記録装置における現像ローラ
上の電界強度とトナー飛翔領域を示す図
【符号の説明】
1 感光性ドラム 13 トナー 14 現像ローラ 18 記録紙 25 トナー 26 トナー貯留槽 27 現像ローラ 38 弱電界飛翔トナー除去手段 39 弱電界飛翔トナー除去ローラ 40 電圧印加手段 41 クリーニングブレード 42 トナー貯留槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー担持体に担持された荷電トナーをク
    ーロン力により記録部材に飛翔させて画像形成を行う画
    像形成装置であって、前記トナー担持体に対向して弱電
    界飛翔トナー除去手段を設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】前記弱電界飛翔トナー除去手段が、弱電界
    飛翔トナー除去ローラと、この弱電界飛翔トナー除去ロ
    ーラと前記トナー担持体の間にバイアス電圧を印加する
    電圧印加手段とから成ることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記弱電界飛翔トナー除去ローラに摺接し
    てトナーを除去し、トナー貯留槽に回収するクリーニン
    グブレードを備えたことを特徴とする請求項2記載の画
    像形成装置。
JP6135549A 1994-06-17 1994-06-17 画像形成装置 Pending JPH086383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6135549A JPH086383A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6135549A JPH086383A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH086383A true JPH086383A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15154389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6135549A Pending JPH086383A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH086383A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6084614A (en) * 1997-03-25 2000-07-04 Sharp Kabushiki Kaishi Method and apparatus for forming an image using flying developing particles
US6097410A (en) * 1997-08-25 2000-08-01 Sharp Kabushiki Kaisha Method and apparatus for forming an image on a recording medium wherein ink emission is accurately controlled by varying the surface level of chargeable developer ink

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6084614A (en) * 1997-03-25 2000-07-04 Sharp Kabushiki Kaishi Method and apparatus for forming an image using flying developing particles
US6097410A (en) * 1997-08-25 2000-08-01 Sharp Kabushiki Kaisha Method and apparatus for forming an image on a recording medium wherein ink emission is accurately controlled by varying the surface level of chargeable developer ink

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5179414A (en) Apparatus for developing an image on a photoconductive surface
US5966570A (en) Image-wise toner layer charging for image development
US3625604A (en) Aperture controlled electrostatic printing system
EP0240888B1 (en) Color electrophotograhic method and apparatus
JP3090363B2 (ja) 2レベル静電画像の選択的カラー化装置
JP3290830B2 (ja) 画像形成装置
US5937248A (en) Contact electrostatic printing image forming method and apparatus using image area centered patch of tonerpatches of toner
US5991589A (en) System for charging toner on a toner carrying member for removing toner from the toner carrying member
JPH1124377A (ja) 画像現像における気中放電による画像形態でのトナー層の帯電
JPH086383A (ja) 画像形成装置
JPS62156674A (ja) 電子写真記録装置
JPH0681719B2 (ja) デジタル・イオノグラフィック・プリント装置
EP0816944B1 (en) A direct electrostatic printing (DEP) device maintaining a constant distance between printhead structure and toner delivery means
US5991578A (en) Image forming reverse charge printing method and apparatus using image area centered patches of toner
JP3462711B2 (ja) 画像形成装置
US5655184A (en) Ionographic printing with improved ion source
JPH0232872A (ja) カラープリンタ
JPS61189565A (ja) 静電潜像現像方法
EP0352731B1 (en) Wet recording apparatus
US6227655B1 (en) DEP (direct electrostatic printing) device maintaining a constant distance between printhead structure and toner delivery means
JP2500903B2 (ja) 電子写真装置
JPS6281657A (ja) 印刷装置
JPH03193368A (ja) 静電記録装置
JPH11249370A (ja) 逆極性分割再帯電を行うカラ―印刷機
JPS62262068A (ja) カラ−電子写真方法