JPH0863828A

JPH0863828A - 電子機器

Info

Publication number: JPH0863828A
Application number: JP6203619A
Authority: JP
Inventors: Junsuke Ebi; 淳介海老; Yasutomo Nishina; 寧友仁科
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1994-08-29
Filing date: 1994-08-29
Publication date: 1996-03-08

Abstract

(57)【要約】【目的】設定項目の内容を具体的に知らせ、設定を円
滑に行わせる。【構成】Ａの画面は、モード設定のメニュー画面であ
って、設定項目「チャンネル合わせ」が選択された状態
では表示の一部に「テレビ放送の受信、受信した放送の
微調整とチャンネルとばしを行います」という、選択さ
れた設定項目の内容を示す表示が行われる。また「ＢＳ
設定」が選択された状態では、Ｂに示すように表示の一
部に「ＢＳ放送の受信とＢＳアンテナレベル表示を行い
ます」という画面が表示される。「ジャストクロック」
が選択された状態では、Ｃに示すように表示の一部に
「ＮＨＫ教育テレビの時報によって、時計を自動で補正
します」という画面が表示される。さらに「各種設定
１」が選択された状態では、Ｄに示すように表示の一部
に「自動画面表示／アンテナ切り換え／自動ステレオ受
信／音声ミックスを設定します」という画面が表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、使用に当たって複数の
設定項目が設定されるビデオテープレコーダ等の電子機
器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】例えばビデオテープレコーダの使用に当
たっては、チューナ部の受信チャンネルの設定や、内蔵
時計の時刻合わせ等の種々の設定を行う必要がある。こ
のような設定を行う場合に、従来はいわゆるマニュアル
書を用いて行っていたが、近年このようなマニュアル書
に代えて、ビデオテープレコーダに接続されるテレビジ
ョン受像機やモニター等の表示装置に設定の手順等を表
示して、使用者がこの表示に従って設定を行えるように
する方法が採用されている。

【０００３】そこでこのような方法で設定を行う場合
に、最初に表示装置には任意に受信された放送信号等の
ノーマル画面が表示されている。この状態から、例えば
機器本体の設定部や遠隔操作のコマンダーに設けられた
「メニュー」の操作キーが操作されると、表示装置には
例えば図４のＡに示すような画面が表示される。すなわ
ちこの図４のＡの画面は、モード設定のメニュー画面で
あって、例えば「テレビ受信チャンネル設定」「ＢＳ受
信チャンネル設定」「ＢＳアンテナレベル表示」「ジャ
ストクロック設定」の設定項目が表示される。

【０００４】そしてこのメニュー画面が表示された状態
で、例えば遠隔操作のコマンダーに設けられた「↑」
「↓」の操作キーで必要な設定項目が選択される。さら
に同じくコマンダー等に設けられた「決定」の操作キー
が操作されると、表示装置には例えば図４のＢまたはＣ
に示すような画面が表示される。

【０００５】ここで図４のＢはテレビ受信チャンネル設
定の画面であって、例えば「受信する放送」「自動受信
チャンネル設定」「受信チャンネル」「自動微調整」
「微調整」の設定項目が表示される。そしてこの画面が
表示された状態で、例えば遠隔操作のコマンダーに設け
られた「↑」「↓」の操作キーで必要な設定項目が選択
される。さらに「←」「→」の操作キーで設定が行われ
る。また「決定」の操作キーが操作されると、設定が終
了されて元のノーマル画面（図４のＤ）が表示される。

【０００６】また、図４のＣはジャストクロック設定の
画面である。ここでジャストクロック設定とは、例えば
ＮＨＫ教育テレビで放送される時報を検出して、内蔵時
計の自動修正を行うものである。

【０００７】そこでこのジャストクロック設定の画面で
は、例えば「ジャストクロック」の「入／切」、「ＮＨ
Ｋ教育テレビ」とその「チャンネル（番号）」の設定項
目が表示される。そしてこの画面が表示された状態で、
例えば遠隔操作のコマンダーに設けられた「↑」「↓」
の操作キーで必要な設定項目が選択され、「←」「→」
の操作キーで設定が行われる。さらに「決定」の操作キ
ーが操作されると、設定が終了されて元のノーマル画面
（図４のＤ）が表示される。

【０００８】また、ノーマル画面が表示されている状態
で、例えば遠隔操作のコマンダーに設けられた「メニュ
ー」の操作キーが操作されると、表示装置には再びモー
ド設定のメニュー画面が表示される。さらにこのモード
設定のメニュー画面が表示されている状態で、「メニュ
ー」の操作キーが操作されると、元のノーマル画面が表
示される。すなわち図中に二重の矢印で示すように画面
が移行される。

【０００９】このようにして、例えばビデオテープレコ
ーダの使用に当たっての、種々の設定が行われる。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】ところがこのような設
定を行っている場合に、メニュー画面の表示は必ずしも
具体的な情報を使用者に与えるものではなく、表示は画
面上の文字数等の制約から、簡易な項目名が羅列されて
いるだけのものである。このため、特に初心者にとって
は、このメニュー画面が表示されても具体的に何が行わ
れるかの判断ができず、結局マニュアル書を読まなけれ
ば設定を行えない恐れがあった。

【００１１】この出願はこのような点に鑑みて成された
ものであって、解決しようとする問題点は、従来はメニ
ュー画面には簡易な項目名が羅列されているだけで、特
に初心者にとっては具体的に何が行われるかの判断がで
きず、設定を行えない恐れがあったというものである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明による第１の手段
は、使用に当たって複数の設定項目が設定されるように
した電子機器において、表示装置を有し、この表示装置
に上記設定項目の名称を表示すると共に、上記設定項目
の選択手段を有し、この選択手段で選択された上記設定
項目の内容を上記設定項目の名称の表示と共に上記表示
装置の一部に表示するようにした電子機器である。

【００１３】本発明による第２の手段は、第１の手段記
載の電子機器において、上記設定項目の決定手段を有
し、上記選択手段で上記設定項目の一つが選択された状
態で上記決定手段が操作されると、上記選択された上記
設定項目を設定するための表示画面を上記表示装置に表
示するようにした電子機器である。

【００１４】本発明による第３の手段は、第１の手段記
載の電子機器において、上記複数の設定項目は階層構造
に構成され、上記選択手段で選択された上記設定項目の
次の階層の内容を上記設定項目の名称の表示と共に上記
表示装置の一部に表示するようにした電子機器である。

【００１５】本発明による第４の手段は、第１〜３の手
段のいずれかに記載の電子機器において、上記機器本体
はビデオテープレコーダであることを特徴とする電子機
器である。

【００１６】

【作用】これによれば、表示装置に設定項目の名称を表
示すると共に、選択された設定項目の内容を設定項目の
名称の表示と共に表示装置の一部に表示するようにした
ので、設定項目の内容を具体的に知ることができ、設定
を極めて円滑に行うことができる。

【００１７】

【実施例】図１は、本発明の電子機器を、例えば民生用
のビデオテープレコーダに採用した場合の正面パネルの
構成を示す。この図１において、基本の動作を行う操作
部（キー）の内の停止操作キー１、巻き戻し操作キー
２、再生操作キー３、早送り操作キー４、一時停止操作
キー５が直線上で横方向に配置される。

【００１８】この配置に対して、予約操作キー６と記録
操作キー７が、再生操作キー３の下側で縦方向に配置さ
れる。さらにこの予約操作キー６は、これが操作される
と例えばビデオテープレコーダの予約モードが開始され
ると共に、この予約操作キー６の操作に連動して予約設
定部を遮蔽している扉８を開いて、予約設定部を露出す
る機構が設けられている。

【００１９】また、９は表示部、１０はカセット挿入
口、１１は電源スイッチ、イジェクトキー等の他の操作
キーである。１２は内蔵チューナのチャンネル選局の操
作キーである。

【００２０】さらに１３は設定を行うための操作キーの
設定部の遮蔽している扉であって、この扉１３の中に
は、例えば図１のＢに示すような設定のための操作キー
３ａ〜３ｆが設けられる。すなわち図１のＢにおいて、
この扉１３の中には、「メニュー」キー３ａ、「↑」キ
ー３ｂ、「↓」キー３ｃ、「←」キー３ｄ、「→」キー
３ｅ、「決定」キー３ｆが設けられている。なお、これ
らの操作キー３ａ〜３ｆは、例えば遠隔操作のコマンダ
ーにも設けられる。

【００２１】そしてこの装置において、内部の回路構成
は図２に示すようになっている。すなわち図２におい
て、上述の基本動作の基本の動作を行う各操作キー１〜
７、１１及び１２及び設定部の各キー３ａ〜３ｆ等から
なるキー入力装置２１からの信号がマイクロコンピュー
タ２２に供給される。なお、操作キー３ａ〜３ｆが遠隔
操作のコマンダーに設けられている場合には、その受信
回路（図示せず）からの信号がキー入力装置２１を通じ
てマイクロコンピュータ２２に供給される。

【００２２】このマイクロコンピュータ２２からの信号
が機構部の制御用のマイクロコンピュータ２３に供給さ
れ、このマイクロコンピュータ２３からの信号がビデオ
テープレコーダの機構部２４に供給される。これによっ
て機構部２４では、操作部２１の停止、巻き戻し、再
生、早送り、一時停止、記録等の各キーからの操作信号
に従ってテープ２５の駆動等が行われる。

【００２３】またマイクロコンピュータ２２からの信号
が内蔵チューナ２６に供給される。これによって内蔵チ
ューナ２６では、チャンネル選局の操作キー１２からの
操作信号に従って任意のチャンネルの選局が行われる。

【００２４】そしてこの内蔵チューナ２６で選局された
チャンネルの映像信号が記録回路２７を通じてテープ２
５に記録される。またテープ２５から再生された映像信
号が再生回路２８を通じてテレビジョン受像機、モニタ
ー等の表示装置２９に供給される。

【００２５】また、マイクロコンピュータ２２では、上
述の設定部の各キー３ａ〜３ｆ等によって設定された内
容が、駆動回路３０を通じて表示部９に表示されると共
に、設定内容のメモリ３１に記憶される。さらに、内蔵
の時計回路３２からの時刻信号がマイクロコンピュータ
２２に供給され、この時計回路３２からの時刻信号によ
って予約録画等が行われると共に、この時刻が駆動回路
３０を通じて表示部９に表示される。

【００２６】さらに３３は表示画面のメモリであって、
このメモリ３３からの信号がマイクロコンピュータ２２
に供給される。そしてこのマイクロコンピュータ２２
で、操作されたキー等に関連した表示信号が形成され
る。この表示信号が表示回路３４を通じて再生回路２８
に供給されて、表示装置２９に供給される映像信号に重
畳される。

【００２７】そしてこの装置において、設定部の「メニ
ュー」キー３ａが操作されると、表示装置２９には、例
えば図３のＡに示すような画面が表示画面メモリ３３か
ら取り出されて表示される。ここでこの図３のＡの画面
は、モード設定のメニュー画面であって、例えば「チャ
ンネル合わせ」「ＢＳ設定」「ジャストクロック」「各
種設定１」「各種設定２」の設定項目が表示される。

【００２８】そしてこのメニュー画面において、最初は
例えば一番上の設定項目「チャンネル合わせ」が選択さ
れており、この状態では表示の一部に「テレビ放送の受
信、受信した放送の微調整とチャンネルとばしを行いま
す」という、選択された設定項目の内容を示す表示が行
われる。

【００２９】さらにこのような表示が行われた状態で、
例えば機器本体の設定部や遠隔操作のコマンダーに設け
られた「↑」キー３ｂ、「↓」キー３ｃが押されると、
選択される設定項目が上下に移動される。そして例えば
「ＢＳ設定」が選択された状態では、図３のＢに示すよ
うに表示の一部に「ＢＳ放送の受信とＢＳアンテナレベ
ル表示を行います」という画面が表示画面メモリ３３か
ら取り出されて表示される。

【００３０】また、「ジャストクロック」が選択された
状態では、図３のＣに示すように表示の一部に「ＮＨＫ
教育テレビの時報によって、時計を自動で補正します」
という画面が表示画面メモリ３３から取り出されて表示
される。さらに、「各種設定１」が選択された状態で
は、図３のＤに示すように表示の一部に「自動画面表示
／アンテナ切り換え／自動ステレオ受信／音声ミックス
を設定します」という画面が表示画面メモリ３３から取
り出されて表示される。

【００３１】このようにして必要な設定項目が選択され
る。さらにこの状態で、同じくコマンダー等に設けられ
た「決定」キー３ｆが操作されると、表示装置２９に
は、例えば上述の図４のＢまたはＣに示すような画面が
表示される。そしてこの状態で、上述と同様に、「↑」
キー３ｂ、「↓」キー３ｃ、「←」キー３ｄ、「→」キ
ー３ｅ、「決定」キー３ｆ等を用いて必要な設定が行わ
れる。

【００３２】こうして上述の装置によれば、表示装置に
設定項目の名称を表示すると共に、選択された設定項目
の内容を設定項目の名称の表示と共に表示装置の一部に
表示するようにしたので、設定項目の内容を具体的に知
ることができ、設定を極めて円滑に行うことができるも
のである。

【００３３】従って上述の装置によれば、選択された設
定項目の内容を具体的に知ることができるので、設定項
目の名称を簡略化することができ、また上述の「各種設
定１」「各種設定２」のような抽象的な名称も採用する
ことができる。さらにこのような簡略化された名称、あ
るいは抽象的な名称を採用することで項目名称の表示の
面積を縮小し、各項目の内容の表示をさらに詳細に行う
ことができる。

【００３４】また上述の装置によれば、設定項目を階層
的に構成した場合にも、各次の階層の内容を前の階層で
表示することにより、使用者は求める設定項目を容易に
探すことができる。

【００３５】すなわち上述の図３のＤに示すように「各
種設定１」が選択された状態では、表示の一部に「自動
画面表示／アンテナ切り換え／自動ステレオ受信／音声
ミックスを設定します」という表示が行われるが、これ
は次の階層でのメニューの項目を表示しているものであ
る。そしてこの次のメニュー画面でも、上述と同様の内
容表示を行うことによって、使用者は迷うこと無く必要
な設定項目を探すことができる。

【００３６】

【発明の効果】この発明によれば、表示装置に設定項目
の名称を表示すると共に、選択された設定項目の内容を
設定項目の名称の表示と共に表示装置の一部に表示する
ようにしたので、設定項目の内容を具体的に知ることが
でき、設定を極めて円滑に行うことができるようになっ
た。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による電子機器を、例えば民生用のビデ
オテープレコーダに採用した場合の正面パネルの一例の
構成図である。

【図２】その内部の回路構成の一例の構成図である。

【図３】本発明による表示の一例の説明のための線図で
ある。

【図４】従来の表示の説明のための線図である。

【符号の説明】

１停止操作キー２巻き戻し操作キー３再生操作キー４早送り操作キー５一時停止操作キー６予約操作キー７記録操作キー８予約設定部を遮蔽している扉９表示部１０カセット挿入口１１電源スイッチ、イジェクトキー等の他の操作キー１２内蔵チューナのチャンネル選局の操作キー３ａ「メニュー」キー３ｂ「↑」キー３ｃ「↓」キー３ｄ「←」キー３ｅ「→」キー３ｆ「決定」キー２１キー入力装置２２マイクロコンピュータ２３機構部制御用マイクロコンピュータ２４機構部２５テープ２６チューナ２７記録回路２８再生回路２９表示装置３０駆動回路３１設定内容メモリ３２時計回路３３表示画面メモリ３４表示回路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０４Ｎ 5/765

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】使用に当たって複数の設定項目が設定さ
れるようにした電子機器において、表示装置を有し、この表示装置に上記設定項目の名称を
表示すると共に、上記設定項目の選択手段を有し、この選択手段で選択さ
れた上記設定項目の内容を上記設定項目の名称の表示と
共に上記表示装置の一部に表示するようにした電子機
器。
【請求項２】請求項１記載の電子機器において、上記設定項目の決定手段を有し、上記選択手段で上記設
定項目の一つが選択された状態で上記決定手段が操作さ
れると、上記選択された上記設定項目を設定するための
表示画面を上記表示装置に表示するようにした電子機
器。
【請求項３】請求項１記載の電子機器において、上記複数の設定項目は階層構造に構成され、上記選択手
段で選択された上記設定項目の次の階層の内容を上記設
定項目の名称の表示と共に上記表示装置の一部に表示す
るようにした電子機器。
【請求項４】請求項１〜３のいずれかに記載の電子機
器において、上記機器本体はビデオテープレコーダであることを特徴
とする電子機器。