JPH086348Y2 - 再点孤検出装置 - Google Patents
再点孤検出装置Info
- Publication number
- JPH086348Y2 JPH086348Y2 JP11826790U JP11826790U JPH086348Y2 JP H086348 Y2 JPH086348 Y2 JP H086348Y2 JP 11826790 U JP11826790 U JP 11826790U JP 11826790 U JP11826790 U JP 11826790U JP H086348 Y2 JPH086348 Y2 JP H086348Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- current
- capacitor
- signal
- integrator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
- Keying Circuit Devices (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は系統に接続された高圧コンデンサ、又はフィ
ルタ設備の遮断時に発生する再点弧現象を検出する装置
に関する。
ルタ設備の遮断時に発生する再点弧現象を検出する装置
に関する。
系統に接続されたコンデンサ回路を遮断したときに、
コンデンサの残留電荷の影響として開閉器の極間に過電
圧が現われて、この過電圧のために、一旦絶縁の回復し
た極間の絶縁が再度破壊して、導通の状態に陥る再点弧
現象が生じることがある。
コンデンサの残留電荷の影響として開閉器の極間に過電
圧が現われて、この過電圧のために、一旦絶縁の回復し
た極間の絶縁が再度破壊して、導通の状態に陥る再点弧
現象が生じることがある。
(1)この現象を招く原因は開閉器極間の絶縁回復性の
よくない開閉器、例えば開極速度が遅い、あるいは多頻
度運用して特性の劣化した開閉器にあり、この現象の影
響として再点弧時に過大な突発電流が突入して、直列リ
アクトル等を損傷したり、コンデンサに過電圧が印加さ
れて絶縁破壊を招いたりする。
よくない開閉器、例えば開極速度が遅い、あるいは多頻
度運用して特性の劣化した開閉器にあり、この現象の影
響として再点弧時に過大な突発電流が突入して、直列リ
アクトル等を損傷したり、コンデンサに過電圧が印加さ
れて絶縁破壊を招いたりする。
(2)このような現象の発生を早期に検出して警報を発
しなければ重大な事故をひき起すおそれがあるが、未だ
適切な装置が市販されていない。
しなければ重大な事故をひき起すおそれがあるが、未だ
適切な装置が市販されていない。
上述のように、高圧コンデンサ、又はフィルタ設備の
遮断時に発生する再点弧現象は、直列リアクトル、コン
デンサの損傷につながるおそれがあるので、この現象を
迅速、適確に捉える必要がある。
遮断時に発生する再点弧現象は、直列リアクトル、コン
デンサの損傷につながるおそれがあるので、この現象を
迅速、適確に捉える必要がある。
開閉器でコンデンサ電流を遮断後、再点弧現象が起き
たか、どうかは例えば第3図に示す、交流電源E、コン
デンサ、開閉器(以下CBという)よりなる回路のCTよ
り、再点弧による突発電流を検出することができるが、
CBの投入時、即ち系統事故時に、一度遮断後、わずかの
時間を経て再投入を行う方式を採るので、この時も同じ
ような突発電流が生じるのでこの区分が必要となる。
たか、どうかは例えば第3図に示す、交流電源E、コン
デンサ、開閉器(以下CBという)よりなる回路のCTよ
り、再点弧による突発電流を検出することができるが、
CBの投入時、即ち系統事故時に、一度遮断後、わずかの
時間を経て再投入を行う方式を採るので、この時も同じ
ような突発電流が生じるのでこの区分が必要となる。
第4図は、第3図の回路において、CB開放後に再点弧
現象が発生した場合の回路電流i、コンデンサ端子電圧
Vc、CBの極間電圧Vsの波形変化を時間的に示し、第5図
は、CB投入時の回路電流i、コンデンサ端子電圧Vc、CB
の極間電圧Vsの波形変化を時間的に示している。
現象が発生した場合の回路電流i、コンデンサ端子電圧
Vc、CBの極間電圧Vsの波形変化を時間的に示し、第5図
は、CB投入時の回路電流i、コンデンサ端子電圧Vc、CB
の極間電圧Vsの波形変化を時間的に示している。
第4図においてCBが開放し、回路電流iが零となった
時点で消弧するが、これより再点弧が発生するのは、数
ms〜数10ms以内である。
時点で消弧するが、これより再点弧が発生するのは、数
ms〜数10ms以内である。
一方、第5図に再投入によるi、Vc、Vsの波形を示す
が、CB遮断にともなう消弧後の再投入の動作時間は、各
種インタロック等の関係から略0.1秒(100ms)以内に投
入することは不可能である。
が、CB遮断にともなう消弧後の再投入の動作時間は、各
種インタロック等の関係から略0.1秒(100ms)以内に投
入することは不可能である。
従って、コンデンサ回路にCTを介し、これに消弧時点
検出器と突発電流検出器と前記消弧時点より数ms〜数10
msの間、つまり通常再点弧が発生すると予測できる期間
を設定するタイマ回路により、この間検出器出力部のゲ
ートを開き、この間に発生する突発電流を再点弧現象と
して検出することができる。
検出器と突発電流検出器と前記消弧時点より数ms〜数10
msの間、つまり通常再点弧が発生すると予測できる期間
を設定するタイマ回路により、この間検出器出力部のゲ
ートを開き、この間に発生する突発電流を再点弧現象と
して検出することができる。
第6図は上記原理を示す回路概略図である。
コンデンサ回路のCTにて検出した電流信号に突発電流
(パルス電流)検出器と消弧時点検出器bが並列に配さ
れ、消弧時点検出器bの出力側はタイマ回路cと接続さ
れ、前記a,b,cの出力側はアンド回路dに接続される。
(パルス電流)検出器と消弧時点検出器bが並列に配さ
れ、消弧時点検出器bの出力側はタイマ回路cと接続さ
れ、前記a,b,cの出力側はアンド回路dに接続される。
消弧時点がbで検出され、そのまま保持され、同時に
cがカウント状態に入り、数10ms後にdのゲートをオフ
するものとすると、この間でaより突発電流による信号
がアンド回路dにあったとき、これにより再点弧を検出
する。なおこの場合、タイマ回路cは所定のカウントを
終った時点でアンド回路dがオフとなるので、その後の
CB投入による突発電流があっても検出は除外される。
cがカウント状態に入り、数10ms後にdのゲートをオフ
するものとすると、この間でaより突発電流による信号
がアンド回路dにあったとき、これにより再点弧を検出
する。なおこの場合、タイマ回路cは所定のカウントを
終った時点でアンド回路dがオフとなるので、その後の
CB投入による突発電流があっても検出は除外される。
本出願人は上記原理に基づき、さきに特願平2第2673
50号をもって再点弧検出装置を提案したが、前記消弧時
点の検出には、実際のCBの切信号と回路電流が消滅した
ことを示す信号に基づいて電流遮断の時期を確認するこ
とにしている。
50号をもって再点弧検出装置を提案したが、前記消弧時
点の検出には、実際のCBの切信号と回路電流が消滅した
ことを示す信号に基づいて電流遮断の時期を確認するこ
とにしている。
このように、前記既提案の装置では外部よりCB切信号
を導入して遮断器が消弧したことを検出していたが、本
考案では直接CB切信号を導入せずに、CBの回路電流が流
れたことを検知し、この時点から、CBが消弧したことを
検出する回路を起動し、CB切時点から数100msのみ最終
段の検出回路のゲートを開する方法で再点弧を検出出来
るよう構成し、外部導入信号を軽減した。
を導入して遮断器が消弧したことを検出していたが、本
考案では直接CB切信号を導入せずに、CBの回路電流が流
れたことを検知し、この時点から、CBが消弧したことを
検出する回路を起動し、CB切時点から数100msのみ最終
段の検出回路のゲートを開する方法で再点弧を検出出来
るよう構成し、外部導入信号を軽減した。
以下、第1図の全体構成を示す実施例および第2図の
各部波形図により本考案を説明する。母線電圧(3相
例)をCBを介してSR(リアクトル)、SC(コンデンサ)
がそれぞれ直列に接続されているコンデンサ回路の各相
電流Ioを検出するCTが前記回路に結合され、各相CTは補
助CTに接続される。各相ごとに補助CTが接続され、各相
ごとに検出器の主部が設けられるが、ここでは単相につ
いて説明する。(U相例) 補助CTの2次側に全波整流器2が接続され、抵抗Rに
よってコンデンサ回路の電流信号Ioは全波波形の電流信
号IDCとして取り出される。IDCは10%電流クランプ回路
3に入力すると同時に突発電流検出器(以下OC検出器と
いう)13に入力する。
各部波形図により本考案を説明する。母線電圧(3相
例)をCBを介してSR(リアクトル)、SC(コンデンサ)
がそれぞれ直列に接続されているコンデンサ回路の各相
電流Ioを検出するCTが前記回路に結合され、各相CTは補
助CTに接続される。各相ごとに補助CTが接続され、各相
ごとに検出器の主部が設けられるが、ここでは単相につ
いて説明する。(U相例) 補助CTの2次側に全波整流器2が接続され、抵抗Rに
よってコンデンサ回路の電流信号Ioは全波波形の電流信
号IDCとして取り出される。IDCは10%電流クランプ回路
3に入力すると同時に突発電流検出器(以下OC検出器と
いう)13に入力する。
電流クランプ回路3でこのIDCはVB(10%電流信号)
によりクランプされ、第2図のVBクランプ電圧(第1図
のVout)となる。このVoutは前述のVBと等しいバイアス
電流(−V′B)と加算し、第2図のV′outが積分器6
に入力される。
によりクランプされ、第2図のVBクランプ電圧(第1図
のVout)となる。このVoutは前述のVBと等しいバイアス
電流(−V′B)と加算し、第2図のV′outが積分器6
に入力される。
尚、クランプ回路3の詳細は第7図(イ)の回路、
(ロ)の波形図に示す。
(ロ)の波形図に示す。
このV′outは積分器6で、積分されその出力をVfと
すると、 となり、第2図のVfが求まる。ここで積分回路定数は、
C.R1=数ms、C.R2=数10msで構成する。
すると、 となり、第2図のVfが求まる。ここで積分回路定数は、
C.R1=数ms、C.R2=数10msで構成する。
ここで、CTよりの電流信号Ioが通常(定格内)の場合
は、前述のようにクランプ回路3より波高VBの台形波が
半サイクルごとに出力(Vout)しこの信号と次段−V′
Bを加算し(V′out)、これを積分してコンデンサ電流
の存在を示す。CBが消弧したときは、V′outは連続し
た高レベルVBとなり、従って第2図Vfに示すように、CB
が消弧した状態が継続すれば積分値は上昇する。
は、前述のようにクランプ回路3より波高VBの台形波が
半サイクルごとに出力(Vout)しこの信号と次段−V′
Bを加算し(V′out)、これを積分してコンデンサ電流
の存在を示す。CBが消弧したときは、V′outは連続し
た高レベルVBとなり、従って第2図Vfに示すように、CB
が消弧した状態が継続すれば積分値は上昇する。
このVfを入力するとコンパレータ7において、基準値
Vrefと比較し、VfがVrefを越えた時点で出力信号Voは立
ち上り、後述するように再点弧電流信号が入力するまで
高レベルで維持される。
Vrefと比較し、VfがVrefを越えた時点で出力信号Voは立
ち上り、後述するように再点弧電流信号が入力するまで
高レベルで維持される。
なおVrefは、積分値Vfに対し、突発電流の検出開始時
点を任意に設定する観点で設定される基準値である。Vr
efを大きくとれば、検出開始時点は遅れる。
点を任意に設定する観点で設定される基準値である。Vr
efを大きくとれば、検出開始時点は遅れる。
このVoの立ち上りは実際のコンデンサ電流遮断時点よ
り僅かに遅れるが(数ms以内)、コンデンサ電流の遮断
時点に基づく信号である。
り僅かに遅れるが(数ms以内)、コンデンサ電流の遮断
時点に基づく信号である。
なお、再点弧電流の信号がクランプ回路3に入力した
ときは、積分器6への入力はほぼ零となり、積分回路の
C.R2で放電して前記Vref以下となり、この時点で、出力
信号Voは立ち下る。
ときは、積分器6への入力はほぼ零となり、積分回路の
C.R2で放電して前記Vref以下となり、この時点で、出力
信号Voは立ち下る。
ローパスフィルタ8はリミッタ回路3よりのVBによる
クランプ電圧信号Vlを入力とするローパスフィルタで、
この出力は第2図Vsで示すように、コンデンサ回路に定
格電流が流れている限り平滑されたほぼフラットな信号
となって維持される。即ちこの状態でCBが投入された信
号となる。
クランプ電圧信号Vlを入力とするローパスフィルタで、
この出力は第2図Vsで示すように、コンデンサ回路に定
格電流が流れている限り平滑されたほぼフラットな信号
となって維持される。即ちこの状態でCBが投入された信
号となる。
この信号VSに補助基準V″Bを加算器9で加算し、コ
ンデンサ電流がある一定以上流れ初めたことを検出す
る。この出力信号VFはフリップフロップ回路10のセット
信号として入力する。ここでV″Bを設置しているの
は、CB投入時直後のノイズによる誤動作を防止する為の
もので、V″BはCB投入時のノイズマージンである。
ンデンサ電流がある一定以上流れ初めたことを検出す
る。この出力信号VFはフリップフロップ回路10のセット
信号として入力する。ここでV″Bを設置しているの
は、CB投入時直後のノイズによる誤動作を防止する為の
もので、V″BはCB投入時のノイズマージンである。
このフリップフロップ10のセット信号により、CB消弧
時を検出する目的で設けてある積分器6の運転開始信号
として機能する。即ち、積分開始時点を決定するもので
CBの投入とほぼ同時に検出器の動作を開始すると見てよ
い。
時を検出する目的で設けてある積分器6の運転開始信号
として機能する。即ち、積分開始時点を決定するもので
CBの投入とほぼ同時に検出器の動作を開始すると見てよ
い。
ここで、積分器6よりの出力信号Vfは、コンデンサ回
路に定格電流が流れている場合には、第2図のVfに示す
ようにその積分値は小さく、放電を繰返す。従って、Vf
を一方の入力として基準値Vrefを他方の入力とするコン
パレータ7より出力信号は生じない。しかし、第2図に
示すようにCBが消弧し、コンデンサ回路電流が0となっ
たとき、積分値は増大し、VfがVfpで示すようにVrefを
越えたところで、信号Voを生じ、この信号Voはタイマ11
とアンド回路12に入力する。
路に定格電流が流れている場合には、第2図のVfに示す
ようにその積分値は小さく、放電を繰返す。従って、Vf
を一方の入力として基準値Vrefを他方の入力とするコン
パレータ7より出力信号は生じない。しかし、第2図に
示すようにCBが消弧し、コンデンサ回路電流が0となっ
たとき、積分値は増大し、VfがVfpで示すようにVrefを
越えたところで、信号Voを生じ、この信号Voはタイマ11
とアンド回路12に入力する。
タイマ11はその保持時間tを再点弧現象が発生すると
予測されている数100msに設定し、前記信号Voにより第
2図Vtで示すように立上り、数100ms経過して立下る。
タイマ11よりの高レベル信号Vtの立上りによってフリッ
プフロップ回路10はリセットされる。このときコンデン
サ回路よりの電流はないので、ローパスフィルタ8より
の信号Vsは自己放電によって0となる。
予測されている数100msに設定し、前記信号Voにより第
2図Vtで示すように立上り、数100ms経過して立下る。
タイマ11よりの高レベル信号Vtの立上りによってフリッ
プフロップ回路10はリセットされる。このときコンデン
サ回路よりの電流はないので、ローパスフィルタ8より
の信号Vsは自己放電によって0となる。
OC検出器13は大きな突発電流検出器であって、実際に
はコンパレータよりなる。全波整流器2よりのIDC(≒1
pu)と、コンデンサ回路の定格電流を1puとしたときの3
pu程度に設定した基準値Irefと比較する云わば過電流検
出器でありその出力側はアンド回路12に接続される。
はコンパレータよりなる。全波整流器2よりのIDC(≒1
pu)と、コンデンサ回路の定格電流を1puとしたときの3
pu程度に設定した基準値Irefと比較する云わば過電流検
出器でありその出力側はアンド回路12に接続される。
(1)CB投入時 CB投入と同時に第1図の積分器6がスタートする。コ
ンデンサ回路に定格電流が流れている限り、積分器6は
信号Voを出力せず、従ってOC検出器13よりの入力があっ
てもアンド回路12は動作しない。
ンデンサ回路に定格電流が流れている限り、積分器6は
信号Voを出力せず、従ってOC検出器13よりの入力があっ
てもアンド回路12は動作しない。
(2)CB遮断時→再点弧現象が生じない時 CBが遮断され、コンデンサ回路電流の消滅により、積
分器6の積分値は増大し、電流消弧の時点よりわずかの
時間で、コンパレータ7に設定される基準値Vrefを越
え、高レベル信号Voを出力する。このときリミッタ回路
3側よりは、コンデンサ回路電流による入力が消弧後存
在しないのでローパスフィルタ8は自己放電しており、
積分開始前の状態にリセットされ、これに従ってフリッ
プフロップ回路10よりのOP信号も消滅するので、積分器
6は停止し、積分されたVfは自己放電し、その間にVfは
基準値Vrefを越えて下降して消滅し、また、Voは消滅し
て、CB投入待機の状態となる。
分器6の積分値は増大し、電流消弧の時点よりわずかの
時間で、コンパレータ7に設定される基準値Vrefを越
え、高レベル信号Voを出力する。このときリミッタ回路
3側よりは、コンデンサ回路電流による入力が消弧後存
在しないのでローパスフィルタ8は自己放電しており、
積分開始前の状態にリセットされ、これに従ってフリッ
プフロップ回路10よりのOP信号も消滅するので、積分器
6は停止し、積分されたVfは自己放電し、その間にVfは
基準値Vrefを越えて下降して消滅し、また、Voは消滅し
て、CB投入待機の状態となる。
(3)CB遮断時→再点弧現象が生じた時 前記(2)で説明したように、積分器6よりの積分値
Vfがコンパレータ7の基準値Vrefを越え、信号Voがアン
ド回路12に入力した状態で、突発電流が生じ、これがOC
検出器13で検出されるものとすると、アンド回路12はオ
ンし、これをCBの再点弧現象発生として検出として判別
する。
Vfがコンパレータ7の基準値Vrefを越え、信号Voがアン
ド回路12に入力した状態で、突発電流が生じ、これがOC
検出器13で検出されるものとすると、アンド回路12はオ
ンし、これをCBの再点弧現象発生として検出として判別
する。
すでに述べたように、CBの遮断により積分器6はOC検
出器13よりの入力がなければ、タイマ11で設定された時
間積分を継続するが、この時間内に前記突発電流が生じ
ると再び高いレベルの信号VFがフリップフロップ回路10
に入力して、積分器6を継続動作させるが、Ipの入力で
積分器6への入力は0となり、Vfは自己放電して、コン
パレータ7に設定される基準値Vrefを越えて下降し、Vf
がVrefを越えた時点でアンド回路12はオフとなる。Ipが
消滅したとき、ローパスフィルタ11も自己放電し、積分
器6に対するフリップフロップ回路10よりのOP信号も消
滅するので、積分器6は待機の状態に復帰する。
出器13よりの入力がなければ、タイマ11で設定された時
間積分を継続するが、この時間内に前記突発電流が生じ
ると再び高いレベルの信号VFがフリップフロップ回路10
に入力して、積分器6を継続動作させるが、Ipの入力で
積分器6への入力は0となり、Vfは自己放電して、コン
パレータ7に設定される基準値Vrefを越えて下降し、Vf
がVrefを越えた時点でアンド回路12はオフとなる。Ipが
消滅したとき、ローパスフィルタ11も自己放電し、積分
器6に対するフリップフロップ回路10よりのOP信号も消
滅するので、積分器6は待機の状態に復帰する。
以上説明のように、本考案では、コンデンサ回路電流
はCBが投入されている限り定格電流が流れるということ
を前提として装置を構成しており、同時に定格電流、突
発電流の入力側に設置したクランプ回路3より前記電流
のあり、なしを一方の入力とし、突発電流検出の開始時
点により始動する予測される測定時間幅を有するタイマ
10の出力信号を他の入力とするフリップフロップ10回路
を設け、このフリップフロップ回路10よりの積分器運転
信号により、CB開放後の検出開始のスタートおよび停止
を決める積分器6を制御し、この積分器6およびタイマ
11で決められる前記測定時間内で検出し、このような検
出がある、ないにかかわらず、最終的に、すくなくとも
予測される上記測定時間経過後は、各部を測定開始前の
状態に復帰させ、次のCB投入対処できる構成をなしてい
る。
はCBが投入されている限り定格電流が流れるということ
を前提として装置を構成しており、同時に定格電流、突
発電流の入力側に設置したクランプ回路3より前記電流
のあり、なしを一方の入力とし、突発電流検出の開始時
点により始動する予測される測定時間幅を有するタイマ
10の出力信号を他の入力とするフリップフロップ10回路
を設け、このフリップフロップ回路10よりの積分器運転
信号により、CB開放後の検出開始のスタートおよび停止
を決める積分器6を制御し、この積分器6およびタイマ
11で決められる前記測定時間内で検出し、このような検
出がある、ないにかかわらず、最終的に、すくなくとも
予測される上記測定時間経過後は、各部を測定開始前の
状態に復帰させ、次のCB投入対処できる構成をなしてい
る。
本考案ではCB切信号は使用せず、CBの極間が消弧した
ことを検出し、以後は自動的にフリップフロップのセッ
ト、リセットで次回のCB投入に備える構成となってお
り、上記外部検出要素(CB切信号)を不要とし、構成の
低減を行うことができる。
ことを検出し、以後は自動的にフリップフロップのセッ
ト、リセットで次回のCB投入に備える構成となってお
り、上記外部検出要素(CB切信号)を不要とし、構成の
低減を行うことができる。
本考案によれば、ノイズに強い信頼性の高いCBの再点
弧検出装置が提供できる。
弧検出装置が提供できる。
第1図は本考案装置の一実施例を示す。 第2図は第1図実施例の各部動作図を示す。 第3図は系統に接続されたコンデンサ回路の説明図で、
第4図はコンデンサ回路遮断時に発生する再点弧現象に
よる突発電流説明図、第5図はコンデンサ回路の投入時
に発生する投入突発電流説明図である。 第6図は再点弧検出の原理説明図である。 第7図(イ)、(ロ)はクランプ回路とクランプ回路の
出力波形を示す。 2…全波整流器、3…クランプ回路、6…積分器、7…
コンパレータ、8…ローパスフィルタ、9…加算器、10
…フリップフロップ回路、11…タイマ、12…アンド回
路。
第4図はコンデンサ回路遮断時に発生する再点弧現象に
よる突発電流説明図、第5図はコンデンサ回路の投入時
に発生する投入突発電流説明図である。 第6図は再点弧検出の原理説明図である。 第7図(イ)、(ロ)はクランプ回路とクランプ回路の
出力波形を示す。 2…全波整流器、3…クランプ回路、6…積分器、7…
コンパレータ、8…ローパスフィルタ、9…加算器、10
…フリップフロップ回路、11…タイマ、12…アンド回
路。
Claims (1)
- 【請求項1】系統に接続されたコンデンサの開閉器の再
点弧を検出する装置であって、コンデンサ回路の電流を
変流器、全波整流器を介して入力するクランプ回路と突
発電流検出器を備え、前記クランプ回路は前記コンデン
サ回路の開閉器消弧により積分値が上昇し、且つフリッ
プフロップ回路よりの積分器運転信号により動作する積
分器に接続され、前記積分器はその積分値に対して再点
弧現象の検出開始時点を決める基準値を設定したコンパ
レータと接続され、該コンパレータの出力側は突発電流
検出器の出力側とともにアンド回路に接続され、更に前
記フリップフロップ回路は、一方、コンデンサ回路電流
をクランプする前記クランプ回路よりローパスフィルタ
を介して接続され、他方、前記コンパレータの出力側
に、該コンパレータの出力により点孤現象が生じると予
測される時間を設定できるタイマを介して接続されてな
る再点弧検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11826790U JPH086348Y2 (ja) | 1990-11-10 | 1990-11-10 | 再点孤検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11826790U JPH086348Y2 (ja) | 1990-11-10 | 1990-11-10 | 再点孤検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0474827U JPH0474827U (ja) | 1992-06-30 |
JPH086348Y2 true JPH086348Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=31866182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11826790U Expired - Fee Related JPH086348Y2 (ja) | 1990-11-10 | 1990-11-10 | 再点孤検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086348Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-10 JP JP11826790U patent/JPH086348Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0474827U (ja) | 1992-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5856902A (en) | Earth leakage breaker | |
US4740858A (en) | Zero-current arc-suppression dc circuit breaker | |
US6628487B1 (en) | Method and apparatus for detecting upstream series arc faults | |
US4780787A (en) | Self-monitoring digital solid-state trip release | |
KR100464596B1 (ko) | 과부하 검출 회로 차단기 | |
JPH0767328A (ja) | スイッチングレギュレータ電源装置 | |
US20020050809A1 (en) | Power supply apparatus | |
US4590533A (en) | Overvoltage protective relay device | |
JPH086348Y2 (ja) | 再点孤検出装置 | |
JP2000117146A (ja) | 電気集塵装置の火花検出装置 | |
US4698719A (en) | Protective triggering of thyristors in a pulse generator | |
JP2591306B2 (ja) | 再点弧検出装置 | |
JP2793264B2 (ja) | 無停電電源装置 | |
JP3168883B2 (ja) | 転流型直流遮断器及びそれを用いた電気鉄道用き電回路 | |
KR100256910B1 (ko) | 전원절체 및 단속제어장치 | |
US4220902A (en) | Electrical vehicle traction equipment | |
CN110581531A (zh) | 一种电流互感器防开路装置 | |
JPH11333323A (ja) | 電気集塵装置のグロー放電防止方法 | |
JPS61154422A (ja) | 地絡検出装置 | |
KR940003000B1 (ko) | 선로고장구간 자동개방 차단장치 | |
JP3581248B2 (ja) | 比率差動継電装置 | |
JPH09322383A (ja) | 漏電検出装置 | |
JPH08111986A (ja) | 電圧形インバータ | |
JPH027831A (ja) | インバータ装置の保護回路 | |
JPH0253106B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |