JPH0862066A - 杭の載荷試験方法 - Google Patents
杭の載荷試験方法Info
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- JPH0862066A JPH0862066A JP22269994A JP22269994A JPH0862066A JP H0862066 A JPH0862066 A JP H0862066A JP 22269994 A JP22269994 A JP 22269994A JP 22269994 A JP22269994 A JP 22269994A JP H0862066 A JPH0862066 A JP H0862066A
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Abstract
割し、少なくとも相隣合わせの伸縮個所にジャッキを装
着し、片方のジャッキを加圧して杭の支持力を測定する
杭の載荷試験方法。
Description
めの杭の載荷試験方法に関するものである。
法の一つとして杭の先端にジャッキを装着してジャッキ
の上下の支持力を相互反力にして載荷する方法がある。
例えば、図8に示すように、杭1の先端にジャッキ2を
装着し、ジャッキ2の頭部と底部に変位を測定するため
に、鋼管等で保護されたロッド3が夫々接続され、ロッ
ド3の上端を杭1の頭部に設置した変位計4に接続す
る。そして、加圧ポンプ5で送圧ホース6を介してジャ
ッキ2に加圧流体を送り、ジャッキ荷重Pj と、ジャッ
キの上向き変位Yj と下向き変位Si と計測する。尚、
図中Rp は杭1の先端支持力、Rf はジャッキ2上方の
周面支持力を示す。
ては、ジャッキ上下の支持力のいずれか小さい方しか測
定できない。又、両方の支持力がジャッキの能力以上あ
る場合には両方とも途中までしか支持力性状を測定する
ことができないという問題があった。
た時、杭には引抜き力が働き、杭の周面支持力の方向は
上向きから下向きに逆転する。従来の載荷試験では載荷
方法は一方向であるために、このような交番荷重が作用
した場合の周面支持力は測定できない。
人は先に特開平2−75923号を提案した。この方法
は杭の複数個所を伸縮できるようにした杭の1ケ所にジ
ャッキを装着して、そのジャッキに加圧して支持力を分
割測定しようという支持力測定方法で、順次、ジャッキ
の装着位置を変えるか、予め装着してある場合には、加
圧するジャッキを順次変えることいより、分割した各々
の支持力を測定できる方法である。
杭の片側から載荷し、その対面は拘束されていないため
に、周面支持力度が削孔時のゆるみや地層の傾斜等によ
って周方向にわたり一様でない場合には分割した杭が傾
いて変位し、本来の杭の支持力を測定できないきらいが
ある。
軸芯方向に伸縮できるように分割し、分割した杭の片側
から載荷し、他方のジャッキで変位を適当に制御できる
ようにして確実に載荷測定を行うことができるものを提
供しようとするものである。
するために、杭の複数個所を軸芯方向に伸縮するように
分割し、少なくとも相隣合わせの伸縮個所にジャッキを
装着し、片方のジャッキのラムを伸張して、このジャッ
キを装着した伸縮部が均等に変位できるようにしてから
他方のジャッキを加圧して杭の支持力を測定することを
特徴とする杭の載荷試験方法を構成する。
互に加圧減圧させて、杭に交番載荷をかける杭の載荷試
験方法を構成する。
ジャッキに加圧すると、そのジャッキの上・下の分割さ
れた分割杭が均等に上・下方向に変位しようとする。も
し、周方向の周面支持力度が極端に変化している場合で
も、ラムの変位速度が一定になるように調整された上・
下のジャッキにより周面支持力度が小さい部分の変位が
大きくなることなく、均等に分割杭を変位させることが
できる。対面のジャッキ荷重が大きくなって分割杭の変
位がとまらないように、対面のジャッキの油圧を適宜降
下させることにより、分割杭を均等に変位させて分割杭
の周面支持力を測定する。
ることにより交番載荷を行って正確な周面支持力を測定
する。
置について説明する。図1は杭を4分割して試験を行う
例を示している。2〜3分割する場合もある。図1に示
すように分割した分割杭10,11,12,13の夫々
隣合わせの伸縮個所にジャッキ14,15,16を設置
する。そして、各ジャッキ14,15,16の頭部と底
部とに夫々ロッド17,17,…を接続し、各ロッド1
7,17,…を夫々最上段の分割杭10の頭部の設置し
た変位計18に接続する。尚、各ジャッキは後記する図
5のように小径のジャッキを複数個連動する構造になっ
ている。
きるポンプ19,20,21を設置して送圧ホース2
2,23,24で加圧流体をジャッキ14,15,16
に供給し、各ジャッキが独立して自由に加減圧できるよ
うになっている。尚、必ずしもジャッキ台数分だけポン
プがいるわけではない。1台で複数のジャッキを独立し
てコントロールできる場合もある。
を説明すると、ジャッキ14を加圧すると分割杭10の
周面支持力を反力にして分割杭11が下方に押下げられ
る。
でない場合には各段のジャッキ14〜16に送られる油
量が各段毎に均等になるように調整できる流量制御弁の
作用で分割杭11が均等に押下げられ、分割杭10と分
割杭11のいずれかの周面支持力が極限に達するまで載
荷できる。
力が分割杭10の周面支持力より十分大きい時にはジャ
ッキ16は作動させなくてもよい。
装着した場合の杭の性能曲線である。この図2の(a)
は土質性状図、(b)はジャッキ装着位置を記載した杭
の断面図、(c)はジャッキ14を加圧した時にジャッ
キ15の荷重を一定になるように、ジャッキ15を加圧
した時にはジャッキ14の荷重を一定になるように制御
して行った時の杭の軸方向力の分布図である。
ないで行った時の杭の軸方向力の分布図である。この
(d)の実線は分割杭10の周面支持力を反力に分割杭
11と分割杭12を押し下げている時の軸力分布で、破
線は分割杭12の周面支持力と先端支持力を反力に分割
杭10と11を押し上げている時の軸力分布を示してい
る。
ャッキ15の載荷をして分割杭11を上方に押上げ、そ
の後ジャッキ15を除荷した後に、ジャッキ14を加圧
して分割杭11に交番載荷をかけ分割杭11の周面支持
力を測定する。
関係を図3に示す。この図3は図2における分割杭11
における状態を示すもので、ジャッキ15に載荷した時
周面摩擦力度が下向きに働き、ジャッキ14に載荷した
時上向きになって交番載荷されていることが分かる。
すると、本実施例は杭径の大きな中空場所打ち杭或いは
深礎杭の例である。分割杭10,11間及び11,12
間に設置するジャッキを小径のジャッキ22,23で形
成し、このジャッキ22,23を複数個(実施例では8
個)設置する。そして、各ジャッキ22,…,23,…
には夫々ポンプ24,24,…及び25,25,…が接
続されていて、加圧流体を供給し、各ジャッキ22,…
及び各ジャッキ23,…が夫々連動できるようになって
おり、更に各ジャッキ22,…,23,…には加圧流体
の供給量が一定になるように制御する流量制御弁(図示
省略)が設けられている。
動できるように構成し、各ジャッキに供給する加圧流体
の量を一定にすることによって杭を均等に変位させる。
と、本実施例は杭径の小さい中空場所打ち杭に爪付きジ
ャッキを用いたものである。即ち、分割杭10,11間
に爪付きジャッキ26を、分割杭11,12間に爪付き
ジャッキ27を設置したもので、対抗する2個所に設け
た分割杭11,12と係合する上下の爪28,28にジ
ャッキ26に設けた爪29,29を前記爪28,28間
から挿入して回転させ爪29,29を夫々爪28,28
と当接できるようにする。尚、ジャッキ27も同様に形
成するもので爪30,30に爪31,31を当接できる
ようにする。図中32,33はポンプである。
るもので、測定する分割杭の少なくとも両端にジャッキ
を装着したので、均等に杭を変位させることができ、両
端のジャッキの圧力を制御することにより、一方向載荷
や交番載荷等をきわめて容易に、しかも低コストで行う
ことができる。
明するための断面図。
(a)は土質性状図、(b)はジャッキの装着位置を記
載した杭の断面図、(c)は対面ジャッキ荷重を一定に
制御した際の杭の軸方向力の分布図、(d)は対面ジャ
ッキ荷重制御なしの杭の軸方向力の分布図である。
す図。
明するための断面図。
(a)は土質性状図、(b)はジャッキの装着位置を記
載した杭の断面図、(c)は対面ジャッキ荷重を一定に
制御した際の杭の軸方向力の分布図、(d)は対面ジャ
ッキ荷重制御なしの杭の軸方向力の分布図である。
す図。
Claims (2)
- 【請求項1】 杭の複数個所を軸芯方向に伸縮するよう
に分割し、少なくとも相隣合わせの伸縮個所にジャッキ
を装着し、片方のジャッキのラムを伸張して、このジャ
ッキを装着した伸縮部が均等に変位できるようにしてか
ら他方のジャッキを加圧して杭の支持力を測定すること
を特徴とする杭の載荷試験方法。 - 【請求項2】 相隣合わせのジャッキを片方ずつ交互に
加圧減圧させて、杭に交番載荷をかけることを特徴とす
る請求項1記載の杭の載荷試験方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22269994A JP2694510B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 杭の載荷試験方法 |
US08/492,309 US5608169A (en) | 1994-07-26 | 1995-06-19 | Device and method for testing the bearing capacity of piles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22269994A JP2694510B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 杭の載荷試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862066A true JPH0862066A (ja) | 1996-03-08 |
JP2694510B2 JP2694510B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=16786532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22269994A Expired - Lifetime JP2694510B2 (ja) | 1994-07-26 | 1994-08-25 | 杭の載荷試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2694510B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010513764A (ja) * | 2006-12-19 | 2010-04-30 | ロードテスト インコーポレイテッド | リングセルを使用して荷重負担能力を試験する方法および装置 |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP22269994A patent/JP2694510B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010513764A (ja) * | 2006-12-19 | 2010-04-30 | ロードテスト インコーポレイテッド | リングセルを使用して荷重負担能力を試験する方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2694510B2 (ja) | 1997-12-24 |
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