JPH086161B2 - 高強度A1‐Mg‐Si系合金部材の製造法 - Google Patents
高強度A1‐Mg‐Si系合金部材の製造法Info
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- JPH086161B2 JPH086161B2 JP63051770A JP5177088A JPH086161B2 JP H086161 B2 JPH086161 B2 JP H086161B2 JP 63051770 A JP63051770 A JP 63051770A JP 5177088 A JP5177088 A JP 5177088A JP H086161 B2 JPH086161 B2 JP H086161B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、各種構造材,輸送機器,産業用機器,日用
品等に使用され、高い強度をもつAl−Mg−Si系合金部材
を製造する方法に関する。
品等に使用され、高い強度をもつAl−Mg−Si系合金部材
を製造する方法に関する。
[従来の技術] Al−Mg−Si系合金は、押出し性及び耐食性が良好で、
熱処理によって中程度の強度が得られる。この特性を活
用し、建材を始め各種用途に適した押出し用合金として
汎用されている。
熱処理によって中程度の強度が得られる。この特性を活
用し、建材を始め各種用途に適した押出し用合金として
汎用されている。
たとえば、産業機器のアーム,輸送機器のフレーム等
の部材としてアルミ合金押出し材を使用するとき、押出
し性が良好であることの他に、安全性及び軽量化の面か
ら高荷重に耐える強度が要求される。このような諸性質
を備えたAl−Mg−Si系合金として、AA6061合金が知られ
ている。
の部材としてアルミ合金押出し材を使用するとき、押出
し性が良好であることの他に、安全性及び軽量化の面か
ら高荷重に耐える強度が要求される。このような諸性質
を備えたAl−Mg−Si系合金として、AA6061合金が知られ
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、AA6061合金は、押出し性が僅かに劣り、熱処
理後の強度も十分なものとはいえない。
理後の強度も十分なものとはいえない。
本発明者等は、AA6061系統の合金について種々の面か
ら調査・研究した。その結果、Al−Mg−Si系合金にCu,C
r,Mn等を含有させた特定範囲の組成をもつ合金は、押出
し性に優れ、また熱処理後に高い強度を呈することを見
い出した。
ら調査・研究した。その結果、Al−Mg−Si系合金にCu,C
r,Mn等を含有させた特定範囲の組成をもつ合金は、押出
し性に優れ、また熱処理後に高い強度を呈することを見
い出した。
本発明は、このAl−Mg−Si系合金の性質改善を更に検
討していく段階で完成されたものであり、合金ビレット
を均質化処理後に強制冷却し、且つ押出し後にプレス端
焼入れすることによって、時効処理に至る段階まで可能
な限り多量のMg及びSiを固溶状態に維持し、時効処理後
に高い強度を呈するAl−Mg−Si系合金を得ることを目的
とする。
討していく段階で完成されたものであり、合金ビレット
を均質化処理後に強制冷却し、且つ押出し後にプレス端
焼入れすることによって、時効処理に至る段階まで可能
な限り多量のMg及びSiを固溶状態に維持し、時効処理後
に高い強度を呈するAl−Mg−Si系合金を得ることを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の製造方法は、その目的を達成するため、Mg:
0.6〜1.2重量%,Si:0.6〜1.5重量%,Cu:0.15〜0.35重量
%,Cr:0.04〜0.15重量%及びMn:0.4〜1.0重量%を含
み、不純物としてのFeを0.35重量%以下に規制し、残部
がAl及び不可避的不純物である組成を持ち、生成する金
属間化合物Mg2Siが0.95〜1.8重量%の範囲に、過剰Siが
0.12〜0.5重量%の範囲に且つCr+Mnが0.45〜1.1重量%
の範囲にあるように組成調整した合金ビレットに、480
〜580℃の温度に1時間以上保持する均質化処理を施し
た後、冷却速度150℃/時以上で常温まで冷却し、前記
ビレットを400〜550℃に再加熱し、押出し時の温度480
〜550℃及び押出し速度10〜60m/分で押出成形し、押出
し材を300℃/分以上の冷却速度でプレス端焼入れし、
次いで人工時効処理又は冷間加工後人工時効処理を施す
ことを特徴とする。
0.6〜1.2重量%,Si:0.6〜1.5重量%,Cu:0.15〜0.35重量
%,Cr:0.04〜0.15重量%及びMn:0.4〜1.0重量%を含
み、不純物としてのFeを0.35重量%以下に規制し、残部
がAl及び不可避的不純物である組成を持ち、生成する金
属間化合物Mg2Siが0.95〜1.8重量%の範囲に、過剰Siが
0.12〜0.5重量%の範囲に且つCr+Mnが0.45〜1.1重量%
の範囲にあるように組成調整した合金ビレットに、480
〜580℃の温度に1時間以上保持する均質化処理を施し
た後、冷却速度150℃/時以上で常温まで冷却し、前記
ビレットを400〜550℃に再加熱し、押出し時の温度480
〜550℃及び押出し速度10〜60m/分で押出成形し、押出
し材を300℃/分以上の冷却速度でプレス端焼入れし、
次いで人工時効処理又は冷間加工後人工時効処理を施す
ことを特徴とする。
使用する合金ビレットは、更にTi:0.1重量%以下又は
Ti:0.1重量%以下とB:0.02重量%以下とを含むことがで
きる、 [作用] 本発明に従ったAl−Mg−Si系合金は、時効処理で析出
する金属間化合物Mg2Siによって高強度を確保すると共
に、時効処理に至るまでは可能な限り多量のMg及びSiを
固溶させることにより押出し性を改善している。また、
押出し時に繊維状の非再結晶集合組織を強く発達させ、
圧延に起因した熱間圧延集合組織に比較して格段に強度
が高い合金部材を得ることを狙っている。このような強
度及び押出し性を勘案し、合金成分及びその含有量が決
定されると共に、製造条件が定められる。すなわち、特
定された成分・組成と特定された製造条件との組合せに
より、始めて強度及び押出し性の双方共に優れたAl−Mg
−Si系合金が得られる。
Ti:0.1重量%以下とB:0.02重量%以下とを含むことがで
きる、 [作用] 本発明に従ったAl−Mg−Si系合金は、時効処理で析出
する金属間化合物Mg2Siによって高強度を確保すると共
に、時効処理に至るまでは可能な限り多量のMg及びSiを
固溶させることにより押出し性を改善している。また、
押出し時に繊維状の非再結晶集合組織を強く発達させ、
圧延に起因した熱間圧延集合組織に比較して格段に強度
が高い合金部材を得ることを狙っている。このような強
度及び押出し性を勘案し、合金成分及びその含有量が決
定されると共に、製造条件が定められる。すなわち、特
定された成分・組成と特定された製造条件との組合せに
より、始めて強度及び押出し性の双方共に優れたAl−Mg
−Si系合金が得られる。
以下、合金成分,含有量,製造条件等について説明す
る。
る。
Mg:0.6〜1.2重量%,Si:0.6〜1.5重量% Mg及びSiが共存する合金系では、熱処理すると金属間
化合物Mg2Siが析出する。すなわち、Mg及びSiは、析出
硬化によってアルミ合金の強度を向上させる上で有効な
合金元素である。析出硬化による強度の向上は、0.6重
量%以上のMg及び0.6重量%以上のSiで顕著となる。し
かし、1.2重量%を超えるMg及び1.5重量%を超えるSiを
含有すると、押出し速度が大きくなるに従って押出し材
の表面が肌荒れしやすく、押出し性が劣化する。そこ
で、本発明においては、Mg含有量を0.6〜1.2重量%,好
ましくは0.8〜1.0重量%の範囲に、Si含有量を0.6〜1.5
重量%,好ましくは0.65〜1.2重量%の範囲に規定し
た。
化合物Mg2Siが析出する。すなわち、Mg及びSiは、析出
硬化によってアルミ合金の強度を向上させる上で有効な
合金元素である。析出硬化による強度の向上は、0.6重
量%以上のMg及び0.6重量%以上のSiで顕著となる。し
かし、1.2重量%を超えるMg及び1.5重量%を超えるSiを
含有すると、押出し速度が大きくなるに従って押出し材
の表面が肌荒れしやすく、押出し性が劣化する。そこ
で、本発明においては、Mg含有量を0.6〜1.2重量%,好
ましくは0.8〜1.0重量%の範囲に、Si含有量を0.6〜1.5
重量%,好ましくは0.65〜1.2重量%の範囲に規定し
た。
金属間化合物Mg2Si:0.95〜1.8重量% 過剰Si:0.12〜0.5重量% 特に強度が高位安定した部材を得る上で、時効処理後
に析出する金属間化合物Mg2Siの量が0.95重量%以上と
なるように合金設計する必要がある。Siは、Mg2Siの他
にAl−Fe(Mn)−Si系の金属間化合物を形成する。この
ような金属間化合物を形成するSiの他に、過剰のSiが0.
12重量%以上になると、人工時効処理後の強度が著しく
向上する。しかし、析出する金属間化合物Mg2Si及び過
剰Siの増加に伴って、押出し速度を上げたとき押出し材
の表面が肌荒れし易くなる。そこで、本発明において
は、析出する金属間化合物Mg2Si及び過剰Siの上限をそ
れぞれ1.8重量%及び0.5重量%とした。
に析出する金属間化合物Mg2Siの量が0.95重量%以上と
なるように合金設計する必要がある。Siは、Mg2Siの他
にAl−Fe(Mn)−Si系の金属間化合物を形成する。この
ような金属間化合物を形成するSiの他に、過剰のSiが0.
12重量%以上になると、人工時効処理後の強度が著しく
向上する。しかし、析出する金属間化合物Mg2Si及び過
剰Siの増加に伴って、押出し速度を上げたとき押出し材
の表面が肌荒れし易くなる。そこで、本発明において
は、析出する金属間化合物Mg2Si及び過剰Siの上限をそ
れぞれ1.8重量%及び0.5重量%とした。
Cu:0.15〜0.35重量% アルミ合金部材に強度を付与する有効な合金元素であ
り、0.15重量%以上のCu含有で顕著な強度の改善がみら
れる。しかし、0.35重量%を超えてCuを含有させると、
押出し圧力が上昇して押出し性が低下するばかりでな
く、耐食性も劣化する。
り、0.15重量%以上のCu含有で顕著な強度の改善がみら
れる。しかし、0.35重量%を超えてCuを含有させると、
押出し圧力が上昇して押出し性が低下するばかりでな
く、耐食性も劣化する。
Cr:0.04〜0.15重量%,Mn:0.4〜1.0重量% Cr及びMnは、押出し成形時に再結晶化を抑制し、繊維
状の非再結晶組織を強く発達させ、アルミ合金部材に強
度を付与する有効元素である。このような効果は、Cr:
0.04重量%以上及びMn:0.4重量%以上で顕著になる。し
かし、0.15重量%を超える多量のCr含有は、押出し速度
を上昇させたときに押出し材表面に肌荒れを発生させる
原因となり、押出し性を低下させる。また、1.0重量%
を超える多量のMn含有は、AlMn系,AlMnFe系等の粗大な
金属間化合物を晶出させ、アルミ合金部材の靱性を低下
させる。したがって、本発明においては、Cr含有量を0.
04〜0.15重量%,好ましくは0.06〜0.15重量%の範囲
に、Mn含有量を0.4〜1.0重量%,好ましくは0.4〜0.8重
量%の範囲に規定した。
状の非再結晶組織を強く発達させ、アルミ合金部材に強
度を付与する有効元素である。このような効果は、Cr:
0.04重量%以上及びMn:0.4重量%以上で顕著になる。し
かし、0.15重量%を超える多量のCr含有は、押出し速度
を上昇させたときに押出し材表面に肌荒れを発生させる
原因となり、押出し性を低下させる。また、1.0重量%
を超える多量のMn含有は、AlMn系,AlMnFe系等の粗大な
金属間化合物を晶出させ、アルミ合金部材の靱性を低下
させる。したがって、本発明においては、Cr含有量を0.
04〜0.15重量%,好ましくは0.06〜0.15重量%の範囲
に、Mn含有量を0.4〜1.0重量%,好ましくは0.4〜0.8重
量%の範囲に規定した。
Mnは、Crと同様の作用を呈する。しかし、Crに代えて
Mnだけで所与の効果を得ようとすると、Mnを多量に含有
させることが必要になり、却って靱性が低下する。この
点から、本発明においては、押出し性及び強度の両立を
図るため、Mn+Cr=0.45〜1.1重量%の条件下でMn及びC
rを共存させている。
Mnだけで所与の効果を得ようとすると、Mnを多量に含有
させることが必要になり、却って靱性が低下する。この
点から、本発明においては、押出し性及び強度の両立を
図るため、Mn+Cr=0.45〜1.1重量%の条件下でMn及びC
rを共存させている。
Ti:0.1重量%以下,B:0.02重量%以下 本発明に従ったアルミ合金は、Ti及びBを任意成分と
して含むことができる。微量のTi或いはTiとBとを添加
するとき、鋳造組織が微細化し、鋳造割れが防止され
る。しかし、TiやBを多量に添加すると、合金組織中に
Al−Ti系,Ti−B系等の粗大な晶出物が生成する。これ
ら晶出物は、疲労亀裂の起点や伝播経路となり、アルミ
合金の疲労強度を低下させる原因となる。そこで、Tiや
Bを添加する場合、それぞれの上限を0.1重量%及び0.0
2重量%に規定する。
して含むことができる。微量のTi或いはTiとBとを添加
するとき、鋳造組織が微細化し、鋳造割れが防止され
る。しかし、TiやBを多量に添加すると、合金組織中に
Al−Ti系,Ti−B系等の粗大な晶出物が生成する。これ
ら晶出物は、疲労亀裂の起点や伝播経路となり、アルミ
合金の疲労強度を低下させる原因となる。そこで、Tiや
Bを添加する場合、それぞれの上限を0.1重量%及び0.0
2重量%に規定する。
不純物としてのFe:0.35重量%以下 Feは、アルミ合金を溶製するとき原料から混入する不
純物であるが、0.35重量%以下の微量な含有量では鋳造
組織を微細化して強度を付与する作用も呈する。しか
し、Fe含有量の増加に伴って押出し材表面に肌荒れが生
じ、押出し性が阻害されることから、上限を0.35重量%
に規定することが必要である。
純物であるが、0.35重量%以下の微量な含有量では鋳造
組織を微細化して強度を付与する作用も呈する。しか
し、Fe含有量の増加に伴って押出し材表面に肌荒れが生
じ、押出し性が阻害されることから、上限を0.35重量%
に規定することが必要である。
本発明で使用するアルミ合金は、前述した合金元素の
他に、通常混入する不純物を含んでいる。このような不
純物としては、本発明の効果を損なわない範囲,たとえ
ば0.25重量%以下のZnが掲げられる。
他に、通常混入する不純物を含んでいる。このような不
純物としては、本発明の効果を損なわない範囲,たとえ
ば0.25重量%以下のZnが掲げられる。
前述したように組成が特定されたアルミ合金は、金属
間化合物Mg2Siの析出を抑制した状態で押出しすると
き、良好な押出し性を呈する。金属間化合物Mg2Siの析
出を抑制すると共に、繊維状の非再結晶組織を強く発達
させる上から、均質化処理,均質化後の冷却,再加熱,
押出し,プレス端焼入れ等の条件が特定される。なお、
本発明が適用される合金ビレットは、常法に従った連続
鋳造法又は半連続鋳造法で造塊される。
間化合物Mg2Siの析出を抑制した状態で押出しすると
き、良好な押出し性を呈する。金属間化合物Mg2Siの析
出を抑制すると共に、繊維状の非再結晶組織を強く発達
させる上から、均質化処理,均質化後の冷却,再加熱,
押出し,プレス端焼入れ等の条件が特定される。なお、
本発明が適用される合金ビレットは、常法に従った連続
鋳造法又は半連続鋳造法で造塊される。
均質化処理:480〜580℃の温度に1時間以上 合金ビレットを480〜580℃の温度に1時間以上保持す
る均質化処理を行うと、添加元素の偏析が解消され、押
出し性が向上する。十分な均質化効果を得るためには、
480℃以上及び1時間以上の加熱保持が必要である。し
かし、580℃を超える加熱温度では、共晶溶融の虞れが
ある。保持時間は、48時間を超えて長く設定しても、均
質化処理の効果はそれほど増大しない。そこで、経済的
な理由から、1〜48時間の範囲に保持時間を設定するこ
とが好ましい。より好ましくは、500〜580℃の温度に2
時間以上保持することが望ましい。
る均質化処理を行うと、添加元素の偏析が解消され、押
出し性が向上する。十分な均質化効果を得るためには、
480℃以上及び1時間以上の加熱保持が必要である。し
かし、580℃を超える加熱温度では、共晶溶融の虞れが
ある。保持時間は、48時間を超えて長く設定しても、均
質化処理の効果はそれほど増大しない。そこで、経済的
な理由から、1〜48時間の範囲に保持時間を設定するこ
とが好ましい。より好ましくは、500〜580℃の温度に2
時間以上保持することが望ましい。
均質化処理後の冷却:冷却速度150℃/時以上で常温ま
で冷却 均質化処理された合金ビレットは、冷却速度150℃/
時以上で常温まで強制冷却される。この強制冷却によっ
てアルミマトリックスに固溶したMg,Si等の添加元素
は、次の押出し成形工程でも固溶状態を維持する。その
結果、アルミ合金が硬質化することなく、優れた押出し
性が得られる。強制冷却は、人工時効処理工程で金属間
化合物Mg2Siを効果的に析出されることから、強度の向
上にも有効である。
で冷却 均質化処理された合金ビレットは、冷却速度150℃/
時以上で常温まで強制冷却される。この強制冷却によっ
てアルミマトリックスに固溶したMg,Si等の添加元素
は、次の押出し成形工程でも固溶状態を維持する。その
結果、アルミ合金が硬質化することなく、優れた押出し
性が得られる。強制冷却は、人工時効処理工程で金属間
化合物Mg2Siを効果的に析出されることから、強度の向
上にも有効である。
再加熱:400〜550℃ 均質化処理された合金ビレットは、押出しに先立って
400〜550℃に再加熱される。この温度範囲は、押出し中
に金属間化合物Mg2Siがアルミマトリックスに析出する
ことを防止する上で有効である。再加熱温度が400℃を
下回ると、押出し中にアルミ合金の温度が低く、金属間
化合物Mg2Siが発生し易くなる。逆に550℃を超える再加
熱温度では、押出し時の昇温に起因してアルミ合金が過
熱され、共晶溶融の虞れが生じる。
400〜550℃に再加熱される。この温度範囲は、押出し中
に金属間化合物Mg2Siがアルミマトリックスに析出する
ことを防止する上で有効である。再加熱温度が400℃を
下回ると、押出し中にアルミ合金の温度が低く、金属間
化合物Mg2Siが発生し易くなる。逆に550℃を超える再加
熱温度では、押出し時の昇温に起因してアルミ合金が過
熱され、共晶溶融の虞れが生じる。
押出し時の温度:480〜550℃ 再加熱されたアルミ合金は、押出し中に480〜550℃の
範囲に温度管理される。この温度管理により、Mg及びSi
は、金属間化合物Mg2Siとして析出することなく、固溶
状態に維持される。また、押出し中のアルミ合金を480
〜550℃の範囲に維持するとき、強度の向上に有効な繊
維状の非再結晶集合組織が強く発達した押出し材が得ら
れる。押出し時の温度が480℃を下回るようになると、
金属間化合物Mg2Siが析出し易くなる。逆に、550℃を超
える押出し時の温度では、押出し材が再結晶組織とな
り、高い強度が得られない。
範囲に温度管理される。この温度管理により、Mg及びSi
は、金属間化合物Mg2Siとして析出することなく、固溶
状態に維持される。また、押出し中のアルミ合金を480
〜550℃の範囲に維持するとき、強度の向上に有効な繊
維状の非再結晶集合組織が強く発達した押出し材が得ら
れる。押出し時の温度が480℃を下回るようになると、
金属間化合物Mg2Siが析出し易くなる。逆に、550℃を超
える押出し時の温度では、押出し材が再結晶組織とな
り、高い強度が得られない。
押出し速度:10〜60m/分 押出し速度は、繊維状の非再結晶集合組織を得るため
に重要な要因である。繊維状の非再結晶集合組織が強く
発達した押出し材は、極めて高い強度をもったものとな
る。また、押出し成形によって生成した非再結晶集合組
織は、圧延による熱間圧延集合組織に比較して非常に微
細化されており、この点でも強度の向上が図られる。中
空材や棒状材では30m/分以下の押出し速度,型材では10
−60m/分の押出し速度が好ましい。
に重要な要因である。繊維状の非再結晶集合組織が強く
発達した押出し材は、極めて高い強度をもったものとな
る。また、押出し成形によって生成した非再結晶集合組
織は、圧延による熱間圧延集合組織に比較して非常に微
細化されており、この点でも強度の向上が図られる。中
空材や棒状材では30m/分以下の押出し速度,型材では10
−60m/分の押出し速度が好ましい。
プレス端焼入れ:300℃/分以上の冷却速度 押出し成形されたアルミ合金は、押出し時点で急冷す
るプレス端焼入れが施される。すなわち、押出しダイス
から押出し材が出てきたとき、そのまま押出しを継続し
ながら押出し材に水焼入れ,スプレー焼入れ等の急冷処
理を施す。この急冷によって、Mg及びSiが固溶状態のま
ま維持され、金属間化合物Mg2Siの析出が抑制される。
このような効果は、300℃/分以上の冷却速度で顕著に
なる。このようにして、大半のMg及びSiが固溶したまま
の押出し材が得られる。
るプレス端焼入れが施される。すなわち、押出しダイス
から押出し材が出てきたとき、そのまま押出しを継続し
ながら押出し材に水焼入れ,スプレー焼入れ等の急冷処
理を施す。この急冷によって、Mg及びSiが固溶状態のま
ま維持され、金属間化合物Mg2Siの析出が抑制される。
このような効果は、300℃/分以上の冷却速度で顕著に
なる。このようにして、大半のMg及びSiが固溶したまま
の押出し材が得られる。
人工時効処理 プレス端焼入れした押出し材は、後続する人工時効処
理によって金属間化合物Mg2Siを析出させるとき、高い
強度を呈する材料となる。人工時効処理では、140〜200
℃の温度に2〜10時間保持することが好ましい。140℃
未満の温度や2時間未満では、十分や時効硬化が得られ
ない。逆に、200℃を超える加熱温度や10時間を超える
長時間加熱では、過時効となり、高い強度が付与されな
い。
理によって金属間化合物Mg2Siを析出させるとき、高い
強度を呈する材料となる。人工時効処理では、140〜200
℃の温度に2〜10時間保持することが好ましい。140℃
未満の温度や2時間未満では、十分や時効硬化が得られ
ない。逆に、200℃を超える加熱温度や10時間を超える
長時間加熱では、過時効となり、高い強度が付与されな
い。
人工時効に先立って、プレス端焼入れされた押出し材
に引抜き加工,鍛造加工等の冷間加工を施すこともあ
る。この場合の加工性は、Mg及びSiが固溶状態にあるこ
とから、AA6061合金に比較して優れている。また、冷間
加工によってアルミ合金に導入された応力や歪みは、金
属間化合物Mg2Siの析出を促進させるため、時効処理後
の強度が一層高くなる。
に引抜き加工,鍛造加工等の冷間加工を施すこともあ
る。この場合の加工性は、Mg及びSiが固溶状態にあるこ
とから、AA6061合金に比較して優れている。また、冷間
加工によってアルミ合金に導入された応力や歪みは、金
属間化合物Mg2Siの析出を促進させるため、時効処理後
の強度が一層高くなる。
[実 施 例] 第1表に示した組成をもつ合金を、水冷鋳型を使用し
た半連続鋳造法で直径203mmのビレットに鋳造した。
た半連続鋳造法で直径203mmのビレットに鋳造した。
単位は重量%で示し、残部はAl及び不可避的不純物 合金板号4は、AA6061合金に相当する比較例 合金設計地は、以下の通りである。すなわち、第1表
に示した組成において、Mg及びSiが金属間化合物Mg2Si
になったものと仮定し、Fe等の合金成分による影響を補
正したとき、金属間化合物Mg2Siの析出量,過剰Si,Mn+
Cr等は第2表のように試算される。
に示した組成において、Mg及びSiが金属間化合物Mg2Si
になったものと仮定し、Fe等の合金成分による影響を補
正したとき、金属間化合物Mg2Siの析出量,過剰Si,Mn+
Cr等は第2表のように試算される。
得られたビレットを560℃に4時間保持して均質化処
理した後、直ちにファン冷却によって冷却速度200℃/
時で冷却した。次いで、ビレットを480℃に再加熱し、
押出し速度15m/分で外径42mm及び肉厚2mmの中空材に押
出し成形した。押出し材が520℃まで降温した位置で、
押出し材を連続的に水浴に浸漬するプレス端焼入れを施
した。
理した後、直ちにファン冷却によって冷却速度200℃/
時で冷却した。次いで、ビレットを480℃に再加熱し、
押出し速度15m/分で外径42mm及び肉厚2mmの中空材に押
出し成形した。押出し材が520℃まで降温した位置で、
押出し材を連続的に水浴に浸漬するプレス端焼入れを施
した。
得られた押出し材の表面状態を観察し、肌荒れの有無
及び最大押出し圧力で押出し性の優劣を評価した。評価
結果を示す第3表から明らかなように、本発明に従った
合金番号1〜3は、AA6061合金に相当する合金番号4に
比較して、最大押出し圧力が低く、しかも押出し材の表
面に肌荒れが発生していない。このことから、合金番号
1〜3は、押出し性に優れた材料であることが判る。
及び最大押出し圧力で押出し性の優劣を評価した。評価
結果を示す第3表から明らかなように、本発明に従った
合金番号1〜3は、AA6061合金に相当する合金番号4に
比較して、最大押出し圧力が低く、しかも押出し材の表
面に肌荒れが発生していない。このことから、合金番号
1〜3は、押出し性に優れた材料であることが判る。
プレス端焼入れした押出し材の一部に、外径を42mmか
ら40mm,肉厚を2mmから1.4mmにする加工率30%の冷間引
抜き加工を施した。次いで、160℃に4時間保持するT8
処理によって、冷間加工後の押出し材を人工時効処理し
た。プレス端焼入れした押出し材の残りは、引抜き加工
することなく、180℃に4時間保持するT6処理によって
人工時効処理した。
ら40mm,肉厚を2mmから1.4mmにする加工率30%の冷間引
抜き加工を施した。次いで、160℃に4時間保持するT8
処理によって、冷間加工後の押出し材を人工時効処理し
た。プレス端焼入れした押出し材の残りは、引抜き加工
することなく、180℃に4時間保持するT6処理によって
人工時効処理した。
時効処理後の各材料について、機械的性質を調査し
た。調査結果を第4表に示す。なお、第4表の比較例
は、中空材に押出し成形した後、プレス端焼入れするこ
となく冷却し、540℃に4時間保持する溶体化処理を経
て、水焼入れ後に180℃に6時間保持する人工時効処理
を行った場合である。
た。調査結果を第4表に示す。なお、第4表の比較例
は、中空材に押出し成形した後、プレス端焼入れするこ
となく冷却し、540℃に4時間保持する溶体化処理を経
て、水焼入れ後に180℃に6時間保持する人工時効処理
を行った場合である。
本発明に従った合金番号1〜3は、プレス端焼入れ後
に人工時効処理したとき、同じ方法で製造した合金番号
4に比較して強度が一段高くなっていることが判る。特
に、人工時効処理前に引抜き加工を行ったものでは、著
しく高い強度を呈している。また、同じ組成をもつ合金
であっても、プレス端焼入れすることなく、溶体化処理
及び人工時効処理した部材の強度は低くなっている。こ
のことから、使用する合金の組成及び製造条件の特定さ
れた組合せが強度の向上に有効であることが確認され
た。
に人工時効処理したとき、同じ方法で製造した合金番号
4に比較して強度が一段高くなっていることが判る。特
に、人工時効処理前に引抜き加工を行ったものでは、著
しく高い強度を呈している。また、同じ組成をもつ合金
であっても、プレス端焼入れすることなく、溶体化処理
及び人工時効処理した部材の強度は低くなっている。こ
のことから、使用する合金の組成及び製造条件の特定さ
れた組合せが強度の向上に有効であることが確認され
た。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明においては、時効処理
に至る段階で金属間化合物Mg2Siが析出することなく、
且つ繊維状の非再結晶集合組織を発達させる合金設計及
び製造条件を採用している。これによって、良好な押出
し性が確保される。また、人工時効処理後には、析出し
た金属間化合物Mg2Siと繊維状の非再結晶集合組織とが
相俟つて、アルミ合金部材の強度を向上させる。このよ
うにして、従来のAl−Mg−Si系合金よりも押出し性が良
いので、高い生産性で高強度の部材が製造される。得ら
れたアルミ合金部材は、安全性が高く軽量化された構造
材,産業機器部品,輸送機器部品,日用品等として広範
な分野で使用される。
に至る段階で金属間化合物Mg2Siが析出することなく、
且つ繊維状の非再結晶集合組織を発達させる合金設計及
び製造条件を採用している。これによって、良好な押出
し性が確保される。また、人工時効処理後には、析出し
た金属間化合物Mg2Siと繊維状の非再結晶集合組織とが
相俟つて、アルミ合金部材の強度を向上させる。このよ
うにして、従来のAl−Mg−Si系合金よりも押出し性が良
いので、高い生産性で高強度の部材が製造される。得ら
れたアルミ合金部材は、安全性が高く軽量化された構造
材,産業機器部品,輸送機器部品,日用品等として広範
な分野で使用される。
Claims (2)
- 【請求項1】Mg:0.6〜1.2重量%,Si:0.6〜1.5重量%,C
u:0.15〜0.35重量%,Cr:0.04〜0.15重量%及びMn:0.4〜
1.0重量%を含み、不純物としてのFeを0.35重量%以下
に規制し、残部がAl及び不可避的不純物である組成を持
ち、生成する金属間化合物Mg2Siが0.95〜1.8重量%の範
囲に、過剰Siが0.12〜0.5重量%の範囲に且つCr+Mnが
0.45〜1.1重量%の範囲にあるように組成調整した合金
ビレットに、480〜580℃の温度に1時間以上保持する均
質化処理を施した後、冷却速度150℃/時以上で常温ま
で冷却し、前記ビレットを400〜550℃に再加熱し、繊維
状の非再結晶集合組織が発達するように押出し時の温度
480〜550℃及び押出し速度10〜60m/分で押出成形し、押
出し材を300℃/分以上の冷却速度でプレス端焼入れし
て金属間化合物Mg2Siの析出を抑制し、次いで人工時効
処理又は冷間加工後人工時効処理を施すことを特徴とす
る高強度Al−Mg−Si系合金部材の製造法。 - 【請求項2】更にTi:0.1重量%以下又はTi:0.1重量%以
下とB:0.02重量%以下とを含むアルミニウム合金を使用
する特許請求の範囲第1項記載の高強度Al−Mg−Si系合
金部材の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63051770A JPH086161B2 (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | 高強度A1‐Mg‐Si系合金部材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63051770A JPH086161B2 (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | 高強度A1‐Mg‐Si系合金部材の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01225756A JPH01225756A (ja) | 1989-09-08 |
JPH086161B2 true JPH086161B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=12896182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63051770A Expired - Fee Related JPH086161B2 (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | 高強度A1‐Mg‐Si系合金部材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086161B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000514138A (ja) * | 1996-07-04 | 2000-10-24 | コマルコ アルミニウム リミテッド | 6xxx系アルミニウム合金 |
EP2553131B1 (en) | 2010-03-30 | 2019-05-08 | Norsk Hydro ASA | High temperature stable aluminium alloy |
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CN1497052A (zh) * | 2002-10-01 | 2004-05-19 | ������������ʽ���� | 铸造锻造用铝合金、铝铸造锻造制品及制造方法 |
JP2010045734A (ja) * | 2008-08-18 | 2010-02-25 | Maspro Denkoh Corp | アンテナブームの支持杆及びその製造方法 |
JP6180047B2 (ja) | 2012-04-25 | 2017-08-16 | ノルスク・ヒドロ・アーエスアーNorsk Hydro Asa | 改善された特性を有するAl−Mg−Siアルミニウム合金製の押出形材及びその製造方法 |
JP6045446B2 (ja) * | 2013-06-18 | 2016-12-14 | 日軽金アクト株式会社 | 外観の均一性に優れたAl−Mg−Si系合金熱処理材の製造方法 |
JP6587533B2 (ja) * | 2015-12-14 | 2019-10-09 | 日本軽金属株式会社 | 疲労強度特性に優れた切削加工用アルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
JP7061281B2 (ja) * | 2018-03-06 | 2022-04-28 | 日本軽金属株式会社 | アルミニウム合金製ライナー及びその製造方法 |
WO2020117771A1 (en) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | Rio Tinto Alcan International Limited | Aluminum extrusion alloy |
NO347077B1 (en) * | 2021-09-14 | 2023-05-08 | Norsk Hydro As | Heat treatable aluminium alloy with improved mechanical properties and method for producing it |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4082578A (en) * | 1976-08-05 | 1978-04-04 | Aluminum Company Of America | Aluminum structural members for vehicles |
JPS6152346A (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-15 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 切削性の良好なスペ−サリング用アルミニウム合金管及びその製造方法 |
JPS61163232A (ja) * | 1985-01-11 | 1986-07-23 | Kobe Steel Ltd | 高強度Al−Mg−Si系合金およびその製造法 |
-
1988
- 1988-03-07 JP JP63051770A patent/JPH086161B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000514138A (ja) * | 1996-07-04 | 2000-10-24 | コマルコ アルミニウム リミテッド | 6xxx系アルミニウム合金 |
EP2553131B1 (en) | 2010-03-30 | 2019-05-08 | Norsk Hydro ASA | High temperature stable aluminium alloy |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH01225756A (ja) | 1989-09-08 |
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