JPH0859464A - ウィルス複製の阻害物質としての3−置換−2−オキシンドール類 - Google Patents
ウィルス複製の阻害物質としての3−置換−2−オキシンドール類Info
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- JPH0859464A JPH0859464A JP7226968A JP22696895A JPH0859464A JP H0859464 A JPH0859464 A JP H0859464A JP 7226968 A JP7226968 A JP 7226968A JP 22696895 A JP22696895 A JP 22696895A JP H0859464 A JPH0859464 A JP H0859464A
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- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/40—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil
- A61K31/403—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil condensed with carbocyclic rings, e.g. carbazole
- A61K31/404—Indoles, e.g. pindolol
- A61K31/405—Indole-alkanecarboxylic acids; Derivatives thereof, e.g. tryptophan, indomethacin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、ウィルス複製を阻害しこのようなウ
ィルスに感染した哺乳類に治療法または予防法を提供す
る。 【解決手段】下記一般式 の特定の3-置換-2-オキシンドール-1-カルボキサミ
ド類および薬学的に許容されるその塩基塩(ここで、X
は、H、ClまたはFであり;Yは、HまたはClであ
り;Rは、ClまたはFでそれぞれ任意に置換したベン
ジルまたはチエニルである)の使用法に関する。
ィルスに感染した哺乳類に治療法または予防法を提供す
る。 【解決手段】下記一般式 の特定の3-置換-2-オキシンドール-1-カルボキサミ
ド類および薬学的に許容されるその塩基塩(ここで、X
は、H、ClまたはFであり;Yは、HまたはClであ
り;Rは、ClまたはFでそれぞれ任意に置換したベン
ジルまたはチエニルである)の使用法に関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウィルス複製を阻害し
このようなウィルスに感染した哺乳類に治療法または予
防法を提供する、下記一般式 の特定の3-置換-2-オキシンドール-1-カルボキサミ
ド類および薬学的に許容されるその塩基塩(ここで、X
は、H、ClまたはFであり;Yは、HまたはClであ
り;Rは、ClまたはFでそれぞれ任意に置換したベン
ジルまたはチエニルである)の使用法に関する。
このようなウィルスに感染した哺乳類に治療法または予
防法を提供する、下記一般式 の特定の3-置換-2-オキシンドール-1-カルボキサミ
ド類および薬学的に許容されるその塩基塩(ここで、X
は、H、ClまたはFであり;Yは、HまたはClであ
り;Rは、ClまたはFでそれぞれ任意に置換したベン
ジルまたはチエニルである)の使用法に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許4,569,942は、下記一
般式 の特定の2-オキシンドール-1-カルボキサミド類を開
示している(ここで、特に、Xは、H、フルオロ、クロ
ロ、ブロモ、(C1−C4)アルキル、(C3−C7)シク
ロアルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)ア
ルキルチオ、トリフルオロメチル、(C1−C4)アルキ
ルスルフィニル、(C1−C4)アルキルスルフォニル、
ニトロ、フェニル、(C2−C4)アルカノイル、ベンゾ
イル、テノイル、(C1−C4)アルカンアミド、ベンズ
アミドまたはその各々のアルキル内に1個から3個の炭
素を有するN,N-ジアルキルスルファモイルであり;
Yは、H、フルオロ、クロロ、ブロモ、(C1−C4)ア
ルキル、(C3−C7)シクロアルキル、(C1−C4)ア
ルコキシ、(C1−C4)アルキルチオおよびトリフルオ
ロメチルであり;R1は、(C1−C6)アルキル、(C3
−C7)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルケニ
ル、フェニル、置換フェニル、そのアルキル内に1個か
ら3個の炭素を有するフェニルアルキル、そのアルキル
内に1個から3個の炭素を有する(置換フェニル)アル
キル、そのアルキル内に1個から3個の炭素を有する
(置換フェノキシ)アルキル、そのアルキル内に1個か
ら3個の炭素を有する(チオフェノキシ)アルキル、ナ
フチル、ビシクロ-[2.2.1]ヘプタン-2-イル、
ビシクロ-[2.2.1]ヘプテ-5-エン-2-イルまた
は-(CH2)n-Q-Rであり;nはゼロ、1または2で
あり;Qは、フラン、チオフェン、ピロール、ピラゾー
ル、イミダゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキ
サゾール、イソオキサゾール、1,2,3-チアジアゾ
ール、1,3,4-チアジアゾール、1,2,5-チアジ
アゾール、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェ
ン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピラン、ピ
リジン、ピリミジン、ピラジン、ベンゾ[b]フランお
よびベンゾ[b]チオフェンから誘導される二価の基で
あり;Rは、Hまたは(C1−C3)アルキルであり;R
2は、(C1−C6)アルキル、(C3−C7)シクロアル
キル、ベンジル、フリル、チエニル、ピリジルまたは下
記一般式の化合物である (ここで、R3およびR4は、各々、H、フルオロ、クロ
ロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシも
しくはトリフルオロメチルである)。また、その特許
は、これらの2-オキシンドール-1-カルボキサミド類
が、シクロオキシゲナーゼおよびリポキシゲナーゼの阻
害物質であり、哺乳類における鎮痛活性を有し、疼痛の
治療および、炎症ならびにリウマチ様関節炎および骨関
節炎に関連した疼痛のような慢性疾患症状の緩和に有用
であることをも開示している。
般式 の特定の2-オキシンドール-1-カルボキサミド類を開
示している(ここで、特に、Xは、H、フルオロ、クロ
ロ、ブロモ、(C1−C4)アルキル、(C3−C7)シク
ロアルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)ア
ルキルチオ、トリフルオロメチル、(C1−C4)アルキ
ルスルフィニル、(C1−C4)アルキルスルフォニル、
ニトロ、フェニル、(C2−C4)アルカノイル、ベンゾ
イル、テノイル、(C1−C4)アルカンアミド、ベンズ
アミドまたはその各々のアルキル内に1個から3個の炭
素を有するN,N-ジアルキルスルファモイルであり;
Yは、H、フルオロ、クロロ、ブロモ、(C1−C4)ア
ルキル、(C3−C7)シクロアルキル、(C1−C4)ア
ルコキシ、(C1−C4)アルキルチオおよびトリフルオ
ロメチルであり;R1は、(C1−C6)アルキル、(C3
−C7)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルケニ
ル、フェニル、置換フェニル、そのアルキル内に1個か
ら3個の炭素を有するフェニルアルキル、そのアルキル
内に1個から3個の炭素を有する(置換フェニル)アル
キル、そのアルキル内に1個から3個の炭素を有する
(置換フェノキシ)アルキル、そのアルキル内に1個か
ら3個の炭素を有する(チオフェノキシ)アルキル、ナ
フチル、ビシクロ-[2.2.1]ヘプタン-2-イル、
ビシクロ-[2.2.1]ヘプテ-5-エン-2-イルまた
は-(CH2)n-Q-Rであり;nはゼロ、1または2で
あり;Qは、フラン、チオフェン、ピロール、ピラゾー
ル、イミダゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキ
サゾール、イソオキサゾール、1,2,3-チアジアゾ
ール、1,3,4-チアジアゾール、1,2,5-チアジ
アゾール、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェ
ン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピラン、ピ
リジン、ピリミジン、ピラジン、ベンゾ[b]フランお
よびベンゾ[b]チオフェンから誘導される二価の基で
あり;Rは、Hまたは(C1−C3)アルキルであり;R
2は、(C1−C6)アルキル、(C3−C7)シクロアル
キル、ベンジル、フリル、チエニル、ピリジルまたは下
記一般式の化合物である (ここで、R3およびR4は、各々、H、フルオロ、クロ
ロ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシも
しくはトリフルオロメチルである)。また、その特許
は、これらの2-オキシンドール-1-カルボキサミド類
が、シクロオキシゲナーゼおよびリポキシゲナーゼの阻
害物質であり、哺乳類における鎮痛活性を有し、疼痛の
治療および、炎症ならびにリウマチ様関節炎および骨関
節炎に関連した疼痛のような慢性疾患症状の緩和に有用
であることをも開示している。
【0003】米国特許4,556,672は、下記一般
式 (ここで、X、YおよびR1は、米国特許第4,56
9,942の化合物のために上記した通りである)の特
定の3-アシル置換-2-オキシンドール-1-カルボキサ
ミド類を開示している。米国特許第4,556,672
の化合物は、上記で考察した米国特許第4,569.9
42の化合物と同じ活性を有するとして開示されてい
る。
式 (ここで、X、YおよびR1は、米国特許第4,56
9,942の化合物のために上記した通りである)の特
定の3-アシル置換-2-オキシンドール-1-カルボキサ
ミド類を開示している。米国特許第4,556,672
の化合物は、上記で考察した米国特許第4,569.9
42の化合物と同じ活性を有するとして開示されてい
る。
【0004】米国特許第4,861,794は、インタ
ーロイキン-1(IL-1)の生合成を阻害しIL-1が
仲介する疾患および機能障害を治療する下記一般式 の化合物および薬学的に許容されるその塩基塩(ここ
で、Xは、H、ClまたはFであり、Yは、HまたはC
lであり、Rは、ベンジルまたはチエニルである)の使
用法を開示している。
ーロイキン-1(IL-1)の生合成を阻害しIL-1が
仲介する疾患および機能障害を治療する下記一般式 の化合物および薬学的に許容されるその塩基塩(ここ
で、Xは、H、ClまたはFであり、Yは、HまたはC
lであり、Rは、ベンジルまたはチエニルである)の使
用法を開示している。
【0005】米国特許第5,118,703は、下記一
般式の非ステロイド消炎薬を開示している (ここで、XおよびYは、各々、水素、フルオロまたは
クロロであり;R1は、2-チエニルまたはベンジルであ
り;Rは、アルカノイル、シクロアルキルカルボニル、
フェニルアルカノイル、ベンゾイルおよび特定の置換ベ
ンゾイル基、テノイル、オメガ-アルコキシカルボニル
アルカノイル、アルコキシカルボニル、フェノキシカル
ボニル、1-アルコキシカルボニロキシ、アルキルスル
フォニル、メチルフェニルスルフォニルおよびジアルキ
ルホスホネートである)。
般式の非ステロイド消炎薬を開示している (ここで、XおよびYは、各々、水素、フルオロまたは
クロロであり;R1は、2-チエニルまたはベンジルであ
り;Rは、アルカノイル、シクロアルキルカルボニル、
フェニルアルカノイル、ベンゾイルおよび特定の置換ベ
ンゾイル基、テノイル、オメガ-アルコキシカルボニル
アルカノイル、アルコキシカルボニル、フェノキシカル
ボニル、1-アルコキシカルボニロキシ、アルキルスル
フォニル、メチルフェニルスルフォニルおよびジアルキ
ルホスホネートである)。
【0006】米国特許第5,290,802は、下記一
般式の化合物および薬学的に許容されるその塩を開示し
ている (ここで、Xは、H、F、Cl、Br、(C1−C6)ア
ルキル、(C3−C8)シクロアルキル、NO2、CF3、
CN、SH、S(O)mR3、OR4、COR4またはCO
NR4R5であり;
般式の化合物および薬学的に許容されるその塩を開示し
ている (ここで、Xは、H、F、Cl、Br、(C1−C6)ア
ルキル、(C3−C8)シクロアルキル、NO2、CF3、
CN、SH、S(O)mR3、OR4、COR4またはCO
NR4R5であり;
【0007】Yは、H、F、Cl、Br、(C1−C6)
アルキル、(C3−C8)シクロアルキル、NO2、C
F3、CN、SH、S(O)qR17、OR18またはCON
R18R1 9であり;
アルキル、(C3−C8)シクロアルキル、NO2、C
F3、CN、SH、S(O)qR17、OR18またはCON
R18R1 9であり;
【0008】R1は、H、炭素原子2個から10個のア
ルカノイル、炭素原子5個から7個のシクロアルキルカ
ルボニル、炭素原子7個から10個のフェニルアルカノ
イル、クロロベンゾイル、メトキシベンゾイル、テノイ
ル、そのアルコキシが1個から3個の炭素原子を有しそ
のアルカノイルが3個から5個の炭素原子を有するオメ
ガ-アルコキシカルボニルアルカノイル、2個から10
個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル、フェノキ
シカルボニル、アシルが1個から4個の炭素原子を有し
そのアルキルが2個から4個の炭素原子を有する1-
(アシロキシ)アルキル、そのアルコキシが2個から5
個の炭素原子を有しそのアルキルが1個から4個の炭素
原子を有する1-(アルコキシカルボニロキシ)アルキ
ル、炭素原子1個から3個のアルキル、炭素原子1個か
ら3個のアルキルスルフォニル、メチルフェニルスルフ
ォニルまたは、そのアルキルの各々が1個から3個の炭
素原子を有するジアルキルホスホネートであり;
ルカノイル、炭素原子5個から7個のシクロアルキルカ
ルボニル、炭素原子7個から10個のフェニルアルカノ
イル、クロロベンゾイル、メトキシベンゾイル、テノイ
ル、そのアルコキシが1個から3個の炭素原子を有しそ
のアルカノイルが3個から5個の炭素原子を有するオメ
ガ-アルコキシカルボニルアルカノイル、2個から10
個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル、フェノキ
シカルボニル、アシルが1個から4個の炭素原子を有し
そのアルキルが2個から4個の炭素原子を有する1-
(アシロキシ)アルキル、そのアルコキシが2個から5
個の炭素原子を有しそのアルキルが1個から4個の炭素
原子を有する1-(アルコキシカルボニロキシ)アルキ
ル、炭素原子1個から3個のアルキル、炭素原子1個か
ら3個のアルキルスルフォニル、メチルフェニルスルフ
ォニルまたは、そのアルキルの各々が1個から3個の炭
素原子を有するジアルキルホスホネートであり;
【0009】R2は、COR6、CONR7R8、(C1−
C6)アルキル、(C3−C8)シクロアルキル、フェニ
ルまたは、置換基が各々Cl、F、Br、(C1−C6)
アルキル、(C1−C6)アルコキシもしくはCF3であ
るモノ-もしくはジ-置換フェニルであり;
C6)アルキル、(C3−C8)シクロアルキル、フェニ
ルまたは、置換基が各々Cl、F、Br、(C1−C6)
アルキル、(C1−C6)アルコキシもしくはCF3であ
るモノ-もしくはジ-置換フェニルであり;
【0010】Qは、
【0011】Aは、H、F、Cl、Br、I、CF3、
OR9、S(O)pR10、COOR11、CONR9R11、
CN、NO2、COR10、CH2OR11、OCOR10、N
R9R11、N(R9)COR11、SO2NR9R11、 であり;
OR9、S(O)pR10、COOR11、CONR9R11、
CN、NO2、COR10、CH2OR11、OCOR10、N
R9R11、N(R9)COR11、SO2NR9R11、 であり;
【0012】Bは、H、F、Cl、Br、I、CF3、
OR13、S(O)tR14、COOR15、CONR
13R15、CN、NO2、COR14、CH2OR15、OCO
R14、NR13R、15N(R13)COR15またはSO2N
R13R15であり;
OR13、S(O)tR14、COOR15、CONR
13R15、CN、NO2、COR14、CH2OR15、OCO
R14、NR13R、15N(R13)COR15またはSO2N
R13R15であり;
【0013】但し、AおよびBは、両方がHであっては
ならず;またはAおよびBは、共にQ1の同じ環状炭素
に結合しオキソに等しいか又は、AがHではない場合、
Bは上記で定義した通りであるか又は(C1−C4)アル
キルであり;
ならず;またはAおよびBは、共にQ1の同じ環状炭素
に結合しオキソに等しいか又は、AがHではない場合、
Bは上記で定義した通りであるか又は(C1−C4)アル
キルであり;
【0014】A1は、F、Cl、Br、I、CF3、OR
9、S(O)pR10、COOR11、CONR9R11、C
N、NO2、COR10、CH2OR11、OCOR10、NR
9R11、N(R9)COR11またはSO2NR9R11であ
り;
9、S(O)pR10、COOR11、CONR9R11、C
N、NO2、COR10、CH2OR11、OCOR10、NR
9R11、N(R9)COR11またはSO2NR9R11であ
り;
【0015】Q1は、 であり;
【0016】Q2は、 であり;
【0017】m、n、p、qおよびtは、各々、ゼロ、
1または2であり;WおよびZは、各々、O、Sまたは
NR11であり;W1およびW2は、各々、O、SまたはN
R10であるが但し、W1またはW2の内一つが、O、Sま
たはNR10である場合、他方は、OまたはSであり;R
3、R6、R10、R14およびR17は、各々、(C1−C6)
アルキルまたはフェニルであり;R5、R8、R11、R15
およびR19は、各々、H、(C1−C6)アルキルまたは
フェニルであり;R4、R7、R9、R13およびR18は、
各々、Hまたは(C1−C6)アルキルであり;R12は、
H、F、Cl、Br、CF3または(C1−C6)アルキ
ルである)。よって、米国特許第4,569,942;
4,556,672;4,861,794;および5,
290,802を、参照により本明細書に含めるものと
する。
1または2であり;WおよびZは、各々、O、Sまたは
NR11であり;W1およびW2は、各々、O、SまたはN
R10であるが但し、W1またはW2の内一つが、O、Sま
たはNR10である場合、他方は、OまたはSであり;R
3、R6、R10、R14およびR17は、各々、(C1−C6)
アルキルまたはフェニルであり;R5、R8、R11、R15
およびR19は、各々、H、(C1−C6)アルキルまたは
フェニルであり;R4、R7、R9、R13およびR18は、
各々、Hまたは(C1−C6)アルキルであり;R12は、
H、F、Cl、Br、CF3または(C1−C6)アルキ
ルである)。よって、米国特許第4,569,942;
4,556,672;4,861,794;および5,
290,802を、参照により本明細書に含めるものと
する。
【0018】Breen等, J. Immunol. 144: 480, 1990
は、HIVに感染した個体は、IL−6の血漿水準が上
昇し、それらの培養した単球からのIL−6産生が増加
したことを教示している。Littman等, Arch Rheum 36:
5112, 1993 は、テニダップ(tenidap) 、5-クロロ-3-
(2-テノイル)-2-オキシンドール-1-カルボキサミ
ドで治療したリウマチ様関節炎患者における血漿IL−
6の減少を観察した。
は、HIVに感染した個体は、IL−6の血漿水準が上
昇し、それらの培養した単球からのIL−6産生が増加
したことを教示している。Littman等, Arch Rheum 36:
5112, 1993 は、テニダップ(tenidap) 、5-クロロ-3-
(2-テノイル)-2-オキシンドール-1-カルボキサミ
ドで治療したリウマチ様関節炎患者における血漿IL−
6の減少を観察した。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ウィルスに
感染した哺乳類にウィルス複製を阻害する量の一般式I
の化合物 または薬学的に許容されるその塩(ここで、Xは、H、
ClまたはFであり;Yは、HまたはClであり;R
は、ClまたはFでそれぞれ任意に置換したベンジルま
たはチエニルである)を投与して成ることを特徴とす
る、この哺乳類の治療法に関する。
感染した哺乳類にウィルス複製を阻害する量の一般式I
の化合物 または薬学的に許容されるその塩(ここで、Xは、H、
ClまたはFであり;Yは、HまたはClであり;R
は、ClまたはFでそれぞれ任意に置換したベンジルま
たはチエニルである)を投与して成ることを特徴とす
る、この哺乳類の治療法に関する。
【0020】別の態様において、本発明は、このような
ウィルスに感染した哺乳類にウィルス複製を阻害する量
の一般式Iの化合物を投与して成ることを特徴とする、
この哺乳類におけるウィルス複製を阻害する方法に関す
る。また、本発明は、エイズを有する哺乳類にヒト免疫
不全ウィルス−1(HIV−1)複製を阻害する量の一
般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩(ここ
で、Xは、H、ClまたはFであり;Yは、HまたはC
lであり;Rは、ClまたはFでそれぞれ任意に置換し
たベンジルまたはチエニルである)を投与して成ること
を特徴とする、この哺乳類の治療法に関する。更に別の
態様において、本発明は、HIV−1に感染した哺乳類
にHIV−1複製を阻害する量の一般式Iの化合物を投
与して成ることを特徴とする、この哺乳類におけるHI
V−1複製を阻害する方法に関する。
ウィルスに感染した哺乳類にウィルス複製を阻害する量
の一般式Iの化合物を投与して成ることを特徴とする、
この哺乳類におけるウィルス複製を阻害する方法に関す
る。また、本発明は、エイズを有する哺乳類にヒト免疫
不全ウィルス−1(HIV−1)複製を阻害する量の一
般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩(ここ
で、Xは、H、ClまたはFであり;Yは、HまたはC
lであり;Rは、ClまたはFでそれぞれ任意に置換し
たベンジルまたはチエニルである)を投与して成ること
を特徴とする、この哺乳類の治療法に関する。更に別の
態様において、本発明は、HIV−1に感染した哺乳類
にHIV−1複製を阻害する量の一般式Iの化合物を投
与して成ることを特徴とする、この哺乳類におけるHI
V−1複製を阻害する方法に関する。
【0021】
【課題を解決するための手段】下記一般式である 本発明の化合物および薬学的に許容されるその塩基塩
(ここで、Xは、H、ClまたはFであり;Yは、Hま
たはClであり;Rは、ClまたはFで任意に置換した
ベンジルまたはチエニルである)ならびにその調製法
は、米国特許第4,556,672および5,290,
802に開示されており、その教示を参照により本明細
書に含めるものとする。本発明は、ウィルスの複製を阻
害する方法およびHIV−1を含むこのようなウィルス
に感染した哺乳類を治療する方法を含んで成るこのよう
な化合物の新規な使用法に関する。本発明の化合物は、
Rous sarcoma ウィルスの活性には影響しない。作用の
特定のメカニズムに結び付かないことから、これは、本
発明の化合物が、生存能力に対する一般的阻害作用では
なく特異的作用様式を有することを示唆している。
(ここで、Xは、H、ClまたはFであり;Yは、Hま
たはClであり;Rは、ClまたはFで任意に置換した
ベンジルまたはチエニルである)ならびにその調製法
は、米国特許第4,556,672および5,290,
802に開示されており、その教示を参照により本明細
書に含めるものとする。本発明は、ウィルスの複製を阻
害する方法およびHIV−1を含むこのようなウィルス
に感染した哺乳類を治療する方法を含んで成るこのよう
な化合物の新規な使用法に関する。本発明の化合物は、
Rous sarcoma ウィルスの活性には影響しない。作用の
特定のメカニズムに結び付かないことから、これは、本
発明の化合物が、生存能力に対する一般的阻害作用では
なく特異的作用様式を有することを示唆している。
【0022】上記の方法の中で好ましいものは、用いる
化合物が、上記一般式でXがClでありYがHでありR
がチエニルであるもの;XがFでありYがClでありR
がチエニルまたは4-クロロチエン-2-イルであるも
の;XがFでありYがClでありRが2-チエニルであ
るもの;およびXがHでありYがClでありRがベンジ
ルであるものである。特に好ましいものは、XがClで
ありYがHでありRが2-チエニルである化合物を用い
る方法である。
化合物が、上記一般式でXがClでありYがHでありR
がチエニルであるもの;XがFでありYがClでありR
がチエニルまたは4-クロロチエン-2-イルであるも
の;XがFでありYがClでありRが2-チエニルであ
るもの;およびXがHでありYがClでありRがベンジ
ルであるものである。特に好ましいものは、XがClで
ありYがHでありRが2-チエニルである化合物を用い
る方法である。
【0023】米国特許4,556,672および5,2
90,802に開示されているように、上述した本発明
の化合物は、酸性であり、塩基塩を形成する。このよう
な塩基塩全ては、本発明の範囲内にあり、かの特許によ
り示されるように形成することができる。本発明の範囲
内にあるこのような適切な塩としては有機および無機型
の両方が含まれ、それとしてはアンモニア、有機アミン
類、水酸化アルカリ金属類、アルカリ金属炭酸塩類、ア
ルカリ金属重炭酸塩類、水素化アルカリ金属類、アルカ
リ金属アルコキシド類、水酸化アルカリ土類金属類、ア
ルカリ土類金属炭酸塩類、水素化アルカリ土類金属類お
よびアルカリ土類金属アルコキシド類と共に形成される
塩が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
このような塩基塩を形成する塩基の代表的な例として
は、アンモニア、n-プロピルアミン、n-ブチルアミ
ン、アニリン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミ
ン、p-トルイジン、エタノールアミンおよびグルカミン
のような一級アミン類;ジエチルアミン、ジエタノール
アミン、N-メチルグルカミン、N-メチルアニリン、モ
ルホリン、ピロリジンおよびピペリジンのような二級ア
ミン類;トリエチルアミン、トリエタノールアミン、
N,N-ジメチルアニリン、N-エチルピペリジンおよび
N-メチルモルホリンのような三級アミン類;水酸化ナ
トリウムのような水酸化物類;ナトリウムエトキシドお
よびカリウムメトキシドのようなアルコキシド類;水素
化カルシウムおよび水素化ナトリウムのような水素化物
類;ならびに炭酸カリウムおよび炭酸ナトリウムのよう
な炭酸塩類が挙げられる。好ましい塩は、ナトリウム、
カリウム、アンモニウム、エタノールアミン、ジエタノ
ールアミンおよびトリエタノールアミンのそれである。
特に好ましいものは、ナトリウム塩である。やはり本発
明の範囲内にあるのは、上述した化合物の1/2水和物
および一水和物のような溶媒化物である。
90,802に開示されているように、上述した本発明
の化合物は、酸性であり、塩基塩を形成する。このよう
な塩基塩全ては、本発明の範囲内にあり、かの特許によ
り示されるように形成することができる。本発明の範囲
内にあるこのような適切な塩としては有機および無機型
の両方が含まれ、それとしてはアンモニア、有機アミン
類、水酸化アルカリ金属類、アルカリ金属炭酸塩類、ア
ルカリ金属重炭酸塩類、水素化アルカリ金属類、アルカ
リ金属アルコキシド類、水酸化アルカリ土類金属類、ア
ルカリ土類金属炭酸塩類、水素化アルカリ土類金属類お
よびアルカリ土類金属アルコキシド類と共に形成される
塩が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
このような塩基塩を形成する塩基の代表的な例として
は、アンモニア、n-プロピルアミン、n-ブチルアミ
ン、アニリン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミ
ン、p-トルイジン、エタノールアミンおよびグルカミン
のような一級アミン類;ジエチルアミン、ジエタノール
アミン、N-メチルグルカミン、N-メチルアニリン、モ
ルホリン、ピロリジンおよびピペリジンのような二級ア
ミン類;トリエチルアミン、トリエタノールアミン、
N,N-ジメチルアニリン、N-エチルピペリジンおよび
N-メチルモルホリンのような三級アミン類;水酸化ナ
トリウムのような水酸化物類;ナトリウムエトキシドお
よびカリウムメトキシドのようなアルコキシド類;水素
化カルシウムおよび水素化ナトリウムのような水素化物
類;ならびに炭酸カリウムおよび炭酸ナトリウムのよう
な炭酸塩類が挙げられる。好ましい塩は、ナトリウム、
カリウム、アンモニウム、エタノールアミン、ジエタノ
ールアミンおよびトリエタノールアミンのそれである。
特に好ましいものは、ナトリウム塩である。やはり本発
明の範囲内にあるのは、上述した化合物の1/2水和物
および一水和物のような溶媒化物である。
【0024】本発明の方法は、本発明の化合物および薬
学的に許容されるその塩基塩を哺乳類に投与して成る。
このような化合物およびその塩は、この哺乳類に、単独
で、または、標準医薬慣習により好ましくは医薬組成物
中で薬学的に許容される担体または希釈剤と組み合わせ
て投与することができる。このような投与は、経口また
は非経口であってもよい。ここで用いた非経口投与とし
ては、静脈、筋肉内、腹腔内、皮下、経皮および、口腔
洗浄に制限されるわけではないがそれを含む局所投与が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。しか
しながら、通常、このような化合物及びその塩を経口的
に投与することが好ましい。一般に、これらの化合物及
びその塩は、経口投与には1日当たり約40mgから約
200mgまで、非経口投与には1日当たり約1mgか
ら約200mgまでの範囲の投与量で最も好ましく投与
されるが、治療する患者の体重に依存して必然的に変更
が生じる。哺乳類におけるウィルス複製を阻害しウィル
ス感染の症状を軽減するのに適切な本化合物及びその塩
の投与量は、このような化合物を処方および/または投
与する当業者等により容易に決定される。それでもな
お、治療する哺乳類の種及びその個体のこの医薬に対す
る応答、ならびに選択した医薬処方物の特定の型およ
び、このような投与を行う期間および間隔に依存し、こ
の点で別の変形も生じると考えられる。ある場合には、
前述の範囲の下限未満の投与量水準がより適切であるか
もしれず、一方、別のケースでは、より大きい投与量を
有害な副作用を起こすことなく用いることができるが、
但し、このような高投与量水準では、まず、1日を通じ
て投与するいくつかのより少量の投与量に分割する。
学的に許容されるその塩基塩を哺乳類に投与して成る。
このような化合物およびその塩は、この哺乳類に、単独
で、または、標準医薬慣習により好ましくは医薬組成物
中で薬学的に許容される担体または希釈剤と組み合わせ
て投与することができる。このような投与は、経口また
は非経口であってもよい。ここで用いた非経口投与とし
ては、静脈、筋肉内、腹腔内、皮下、経皮および、口腔
洗浄に制限されるわけではないがそれを含む局所投与が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。しか
しながら、通常、このような化合物及びその塩を経口的
に投与することが好ましい。一般に、これらの化合物及
びその塩は、経口投与には1日当たり約40mgから約
200mgまで、非経口投与には1日当たり約1mgか
ら約200mgまでの範囲の投与量で最も好ましく投与
されるが、治療する患者の体重に依存して必然的に変更
が生じる。哺乳類におけるウィルス複製を阻害しウィル
ス感染の症状を軽減するのに適切な本化合物及びその塩
の投与量は、このような化合物を処方および/または投
与する当業者等により容易に決定される。それでもな
お、治療する哺乳類の種及びその個体のこの医薬に対す
る応答、ならびに選択した医薬処方物の特定の型およ
び、このような投与を行う期間および間隔に依存し、こ
の点で別の変形も生じると考えられる。ある場合には、
前述の範囲の下限未満の投与量水準がより適切であるか
もしれず、一方、別のケースでは、より大きい投与量を
有害な副作用を起こすことなく用いることができるが、
但し、このような高投与量水準では、まず、1日を通じ
て投与するいくつかのより少量の投与量に分割する。
【0025】経口投与目的には、クエン酸ナトリウム、
炭酸カルシウムおよび燐酸二カルシウムのような医薬品
添加物と共にデンプン、好ましくはバレイショデンプン
またはタピオカデンプン、アルギン酸および特定の複合
ケイ酸塩のような種々の崩壊剤ならびにポリビニルピロ
リドン、白糖、ゼラチンおよびアラビアゴムのような結
合剤を含有する錠剤を用いることができる。更に、これ
らに限定されるわけではないが、ステアリン酸マグネシ
ウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよびタルクのような滑
沢剤は、しばしば、錠剤目的に非常に有用である。同様
の型の固形組成物は、軟弾性および硬ゼラチンカプセル
に充填する賦形剤としても用いることができ、ついでな
がら好ましい材料としては、例示的なものでありこれら
に限定されるわけではないが、乳糖および高分子量ポリ
エチレングリコール類が挙げられる。経口投与に水性懸
濁剤および/またはエリキシル剤を所望である場合、必
須の有効成分を、種々の甘味剤または着香剤、着色剤ま
たは染料と、もしもそのように所望であれば、水、エタ
ノール、プロピレングリコール、グリセリンおよびそれ
らの種々の組み合わせのような希釈剤と共に乳化剤およ
び/または懸濁化剤と組み合わせることができる。本発
明の化合物またはその薬学的に許容される塩基塩の好ま
しい投与様式は、経口であるが、同様に非経口的に投与
することができる。
炭酸カルシウムおよび燐酸二カルシウムのような医薬品
添加物と共にデンプン、好ましくはバレイショデンプン
またはタピオカデンプン、アルギン酸および特定の複合
ケイ酸塩のような種々の崩壊剤ならびにポリビニルピロ
リドン、白糖、ゼラチンおよびアラビアゴムのような結
合剤を含有する錠剤を用いることができる。更に、これ
らに限定されるわけではないが、ステアリン酸マグネシ
ウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよびタルクのような滑
沢剤は、しばしば、錠剤目的に非常に有用である。同様
の型の固形組成物は、軟弾性および硬ゼラチンカプセル
に充填する賦形剤としても用いることができ、ついでな
がら好ましい材料としては、例示的なものでありこれら
に限定されるわけではないが、乳糖および高分子量ポリ
エチレングリコール類が挙げられる。経口投与に水性懸
濁剤および/またはエリキシル剤を所望である場合、必
須の有効成分を、種々の甘味剤または着香剤、着色剤ま
たは染料と、もしもそのように所望であれば、水、エタ
ノール、プロピレングリコール、グリセリンおよびそれ
らの種々の組み合わせのような希釈剤と共に乳化剤およ
び/または懸濁化剤と組み合わせることができる。本発
明の化合物またはその薬学的に許容される塩基塩の好ま
しい投与様式は、経口であるが、同様に非経口的に投与
することができる。
【0026】非経口投与目的には、ゴマ油もしくは落花
生油または水性プロピレングリコール中のこれらの特定
の化合物の溶液を、既に挙げたその相当する水溶性塩基
塩の滅菌水溶液と同様に用いることができる。このよう
な水溶液は、必要に応じ適切に緩衝化すべきであり、希
釈液は、十分な食塩水またはグルコースで等張にすべき
である。これらの特別な水溶液は、静脈、筋肉内および
皮下注射目的に特に好適である。ついでながら、用いる
滅菌水性媒体は、当業者等に周知の標準技法により容易
に得られる。例えば、通常、希釈液として滅菌水を用
い、最終調製物は、焼結ガラスフィルター又はけいそう
土もしくはうわぐすりをかけない磁器フィルターのよう
な適切な細菌フィルターを通過させる。この型の好まし
いフィルターとしては、吸引ポンプの力を借りて液体を
滅菌容器内に吸引する、Berkfeld、Chamberlandおよび
Asbestos Disk-Metal Seitz フィルターが挙げられる。
最終製品が滅菌状態で得られることを保証するために、
これらの注射溶液の調製物は、必要な工程を全て経るべ
きである。経皮投与目的には、この特別な化合物の剤形
としては、例示的なものではあるが、液剤、ローション
剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、坐剤、律速徐放性処
方物及びそのための装置を挙げることができる。このよ
うな剤形は、この特別な化合物を含んで成り、エタノー
ル、水、浸透増強剤および、ゲル生成物質、鉱油、乳化
剤、ベンジルアルコール等のような不活性担体を含むこ
とができる。特定の経皮流量を増強する組成物は、本発
明の譲受人に譲渡された米国特許第5,196,410
に開示されており、参照によりその教示を本明細書に含
めるものとする。局所投与目的には、この特別な化合物
の剤形は、例示的なものでありこれらに制限されるわけ
ではないが、液剤、ローション剤、軟膏剤、クリーム剤
およびゲル剤を挙げることができる。
生油または水性プロピレングリコール中のこれらの特定
の化合物の溶液を、既に挙げたその相当する水溶性塩基
塩の滅菌水溶液と同様に用いることができる。このよう
な水溶液は、必要に応じ適切に緩衝化すべきであり、希
釈液は、十分な食塩水またはグルコースで等張にすべき
である。これらの特別な水溶液は、静脈、筋肉内および
皮下注射目的に特に好適である。ついでながら、用いる
滅菌水性媒体は、当業者等に周知の標準技法により容易
に得られる。例えば、通常、希釈液として滅菌水を用
い、最終調製物は、焼結ガラスフィルター又はけいそう
土もしくはうわぐすりをかけない磁器フィルターのよう
な適切な細菌フィルターを通過させる。この型の好まし
いフィルターとしては、吸引ポンプの力を借りて液体を
滅菌容器内に吸引する、Berkfeld、Chamberlandおよび
Asbestos Disk-Metal Seitz フィルターが挙げられる。
最終製品が滅菌状態で得られることを保証するために、
これらの注射溶液の調製物は、必要な工程を全て経るべ
きである。経皮投与目的には、この特別な化合物の剤形
としては、例示的なものではあるが、液剤、ローション
剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、坐剤、律速徐放性処
方物及びそのための装置を挙げることができる。このよ
うな剤形は、この特別な化合物を含んで成り、エタノー
ル、水、浸透増強剤および、ゲル生成物質、鉱油、乳化
剤、ベンジルアルコール等のような不活性担体を含むこ
とができる。特定の経皮流量を増強する組成物は、本発
明の譲受人に譲渡された米国特許第5,196,410
に開示されており、参照によりその教示を本明細書に含
めるものとする。局所投与目的には、この特別な化合物
の剤形は、例示的なものでありこれらに制限されるわけ
ではないが、液剤、ローション剤、軟膏剤、クリーム剤
およびゲル剤を挙げることができる。
【0027】上記一般式Iの化合物は、ケトン類として
示されるが、一般式Iの化合物は、エノールの互変異性
体型と考えることができる。このような互変異性体型の
全てが本発明の範囲内にある。更に、一般式Iのエノー
ル型の3-位の環外二重結合上の置換基は、シン、アン
チまたは両方の混合物であってもよい。このような異性
体の全ては、一般式Iにより表わされており付記する特
許請求の範囲内にあるものと考えられる。
示されるが、一般式Iの化合物は、エノールの互変異性
体型と考えることができる。このような互変異性体型の
全てが本発明の範囲内にある。更に、一般式Iのエノー
ル型の3-位の環外二重結合上の置換基は、シン、アン
チまたは両方の混合物であってもよい。このような異性
体の全ては、一般式Iにより表わされており付記する特
許請求の範囲内にあるものと考えられる。
【0028】HIV−1の複製を阻害しエイズの症状を
軽減する本発明の化合物の能力は、以下の実施例により
示される。
軽減する本発明の化合物の能力は、以下の実施例により
示される。
実施例1 細胞およびウィルス CD4+T−リンパ球系H9およ
びJurkat ならびに単球系U937(アメリカンタイプ
カルチャーコレクション(ATCC)、ロックビル、M
D)を、10%子ウシ血清(BCS)、100U/ml
のペニシリン、100μg/mlのストレプトマイシ
ン、2μg/mlのシプロフロキサシン、600μg/
mlのL−グルタミンおよび100μMの非必須アミノ
酸を追加したローズウェルパークメモリアルインスティ
チュート培養培地(RPMI−1640)中で培養し
た。HIVMNが、H9細胞内に産生された。対数増殖期
の間、無細胞上澄を回収し、0.22μmフィルターを
通過させ、−70℃で少量ずつ冷凍した。終点としてシ
ンシチウム形成をもたらす終点希釈(Marshall等, J. V
irol 66: 5492, 1992参照) によりH9細胞上のHIV
MNを滴定した。50%組織培養感染量(TCID50)
を、感染後7日目に測定した。
びJurkat ならびに単球系U937(アメリカンタイプ
カルチャーコレクション(ATCC)、ロックビル、M
D)を、10%子ウシ血清(BCS)、100U/ml
のペニシリン、100μg/mlのストレプトマイシ
ン、2μg/mlのシプロフロキサシン、600μg/
mlのL−グルタミンおよび100μMの非必須アミノ
酸を追加したローズウェルパークメモリアルインスティ
チュート培養培地(RPMI−1640)中で培養し
た。HIVMNが、H9細胞内に産生された。対数増殖期
の間、無細胞上澄を回収し、0.22μmフィルターを
通過させ、−70℃で少量ずつ冷凍した。終点としてシ
ンシチウム形成をもたらす終点希釈(Marshall等, J. V
irol 66: 5492, 1992参照) によりH9細胞上のHIV
MNを滴定した。50%組織培養感染量(TCID50)
を、感染後7日目に測定した。
【0029】試薬 一般式Iの化合物を、各実験のたび
に新たに燐酸緩衝化食塩水(PBS)中に調製し、フィ
ルターで滅菌した。凍結乾燥した組み替えヒトIL−6
(Endogen 社、ボストン、MA)を、2500単位/ml
濃度;活性5x106単位/mgでPBS中に再構成し
た。一般式Iの化合物によるHIV−1 p24コア抗
原の阻害 全細胞は、0.10の感染多重度(MOI)
で1−1.5時間HIVMNに感染させた。感染後、細胞
を、RPMI−1640、10%BCSで3回洗浄して
残存ウィルスを除去し、種々の濃度の一般式Iの化合物
の存在下5%CO2中で37℃でインキュベートした。
3日目(H9)、7日目(Jurkat)、または11日目
(U937)に、無細胞上澄中のp24抗原を、p24
ELISA(デュポンNEN社、ボストン、MA)によ
り測定し、細胞生存率をトリパン-ブルー染色により測
定した。
に新たに燐酸緩衝化食塩水(PBS)中に調製し、フィ
ルターで滅菌した。凍結乾燥した組み替えヒトIL−6
(Endogen 社、ボストン、MA)を、2500単位/ml
濃度;活性5x106単位/mgでPBS中に再構成し
た。一般式Iの化合物によるHIV−1 p24コア抗
原の阻害 全細胞は、0.10の感染多重度(MOI)
で1−1.5時間HIVMNに感染させた。感染後、細胞
を、RPMI−1640、10%BCSで3回洗浄して
残存ウィルスを除去し、種々の濃度の一般式Iの化合物
の存在下5%CO2中で37℃でインキュベートした。
3日目(H9)、7日目(Jurkat)、または11日目
(U937)に、無細胞上澄中のp24抗原を、p24
ELISA(デュポンNEN社、ボストン、MA)によ
り測定し、細胞生存率をトリパン-ブルー染色により測
定した。
【0030】HIV−1(末端反復配列)LTRが仲介
した遺伝子発現のダウンレギュレーション HIV−1
LTRまたはRous sarcomaウィルス(RSV)LTR
のいずれかにより引き出された遺伝子活性を、クロラム
フェニコールアセチルトランスフェラーゼ(CAT)レ
ポーター遺伝子に結合したLTRを含有する適切なベク
ターでJurkat 細胞を瞬間的にトランスフェクションす
ることにより測定した。HIV−1 LTR CATベ
クターは、Gary Nabel 博士およびDavid Baltimore博士
により構築され、ミシガン大学メディカルセンターハワ
ードヒューズメディカル研究所の Nabel 博士から得
た。RSV LTRベクターは、Dana-Farber 癌研究所
のDebajit Biswas 博士から得た。Biswas等, J. Acqui
r. Immune Defic. Syndr. 6:778, 1993. Jurkat 細胞
(106細胞/ml)は、トランスフェクション手法を
開始する前に、20mlのRPMI−1640、10%
ウシ胎児血清中で150ミリのプレートで37℃の5%
CO2中で12-18時間一晩生育させた。次いで、細胞
をペレット化し、10mlの予め平衡にしたトランスフ
ェクション培地(Somapyrac等, Proc. Nat. Acad. Sci
USA 78:7575, 1981参照)に再懸濁し、ジエチルアミノエ
チル(DEAE)デキストラン手法(Somapyrac等,Pro
c. Natl. Acad. Sci USA 78:7575, 1981参照)を介しプ
レート当たり2.5μgの発現プラスミドおよび12.
5μgの超音波処理したサケ精子DNAベクターでトラ
ンスフェクションした。37℃で1時間後、細胞を5分
間ジメチルスルホキシドショックに供し、洗浄し、新た
な培養プレートの完全培地中に再懸濁した。48時間
後、5mlの新たな培養培地を加え、細胞を更に8時間
生育させた。トランスフェクションの54時間後、細胞
を、一般式Iの化合物の存在下種々の濃度(0.3、
1.0、3.0、30および90μg/ml)の又は非
存在下の20ng/mlのホルボール12-ミリステー
ト13-アセテート(PMA)で刺激し、一晩12-18
時間生育させた。トランスフェクションの72時間後で
薬物添加の12-18時間後、細胞を回収し、細胞質抽
出物を、Dignauc等, Nucleic Acids Res. 11:1475, 198
3 により述べられたように調製した。細胞抽出物の蛋白
含量を標準化(Bradford, Amal. Biochem. 72:248, 197
6) した後、Sodroski等, Science 227:171, 1985 によ
り述べられた通りの薄層クロマトグラフィーによりCA
T活性を測定した。薄層クロマトグラフ(Baker-Flex
シリカゲル1B, J. T. Baker、フィリップスバーグ、 N
J)を一晩X-線フィルムに露出した。未反応の[14C]
クロラムフェニコール、50-60mCi/mM(デュ
ポンNEN社、ボストン、MA)およびそのアセチル化
誘導体の相対量を、LKB2222−020ウルトロス
キャンXLレザーデンシトメーター(LKB Instruments
社, Houston, TX)を用いたフィルムの濃度計測走査およ
び、続いてピーク下のシグナルの表面積の積分により定
量化した。
した遺伝子発現のダウンレギュレーション HIV−1
LTRまたはRous sarcomaウィルス(RSV)LTR
のいずれかにより引き出された遺伝子活性を、クロラム
フェニコールアセチルトランスフェラーゼ(CAT)レ
ポーター遺伝子に結合したLTRを含有する適切なベク
ターでJurkat 細胞を瞬間的にトランスフェクションす
ることにより測定した。HIV−1 LTR CATベ
クターは、Gary Nabel 博士およびDavid Baltimore博士
により構築され、ミシガン大学メディカルセンターハワ
ードヒューズメディカル研究所の Nabel 博士から得
た。RSV LTRベクターは、Dana-Farber 癌研究所
のDebajit Biswas 博士から得た。Biswas等, J. Acqui
r. Immune Defic. Syndr. 6:778, 1993. Jurkat 細胞
(106細胞/ml)は、トランスフェクション手法を
開始する前に、20mlのRPMI−1640、10%
ウシ胎児血清中で150ミリのプレートで37℃の5%
CO2中で12-18時間一晩生育させた。次いで、細胞
をペレット化し、10mlの予め平衡にしたトランスフ
ェクション培地(Somapyrac等, Proc. Nat. Acad. Sci
USA 78:7575, 1981参照)に再懸濁し、ジエチルアミノエ
チル(DEAE)デキストラン手法(Somapyrac等,Pro
c. Natl. Acad. Sci USA 78:7575, 1981参照)を介しプ
レート当たり2.5μgの発現プラスミドおよび12.
5μgの超音波処理したサケ精子DNAベクターでトラ
ンスフェクションした。37℃で1時間後、細胞を5分
間ジメチルスルホキシドショックに供し、洗浄し、新た
な培養プレートの完全培地中に再懸濁した。48時間
後、5mlの新たな培養培地を加え、細胞を更に8時間
生育させた。トランスフェクションの54時間後、細胞
を、一般式Iの化合物の存在下種々の濃度(0.3、
1.0、3.0、30および90μg/ml)の又は非
存在下の20ng/mlのホルボール12-ミリステー
ト13-アセテート(PMA)で刺激し、一晩12-18
時間生育させた。トランスフェクションの72時間後で
薬物添加の12-18時間後、細胞を回収し、細胞質抽
出物を、Dignauc等, Nucleic Acids Res. 11:1475, 198
3 により述べられたように調製した。細胞抽出物の蛋白
含量を標準化(Bradford, Amal. Biochem. 72:248, 197
6) した後、Sodroski等, Science 227:171, 1985 によ
り述べられた通りの薄層クロマトグラフィーによりCA
T活性を測定した。薄層クロマトグラフ(Baker-Flex
シリカゲル1B, J. T. Baker、フィリップスバーグ、 N
J)を一晩X-線フィルムに露出した。未反応の[14C]
クロラムフェニコール、50-60mCi/mM(デュ
ポンNEN社、ボストン、MA)およびそのアセチル化
誘導体の相対量を、LKB2222−020ウルトロス
キャンXLレザーデンシトメーター(LKB Instruments
社, Houston, TX)を用いたフィルムの濃度計測走査およ
び、続いてピーク下のシグナルの表面積の積分により定
量化した。
【0031】結果 一般式Iの化合物は、p24コア抗原により測定した、
急性感染させたH9、Jurkat およびU937細胞中で
のHIV−1の複製を用量に依存した様式で減少させ
た。代表的50%阻害濃度(IC50)は、Jurkat 細胞
で<1μg/ml、H9およびU937細胞で3-5μ
g/mlであった。50%致死量(LD50)は、トリパ
ン-ブルー染色により評価されたように25から40μ
g/mlの範囲である。従って、LD50のIC50に対す
る比率により定義された治療指数は、7(H9およびU
937細胞)から>25(Jurkat 細胞)であると推定
される。
急性感染させたH9、Jurkat およびU937細胞中で
のHIV−1の複製を用量に依存した様式で減少させ
た。代表的50%阻害濃度(IC50)は、Jurkat 細胞
で<1μg/ml、H9およびU937細胞で3-5μ
g/mlであった。50%致死量(LD50)は、トリパ
ン-ブルー染色により評価されたように25から40μ
g/mlの範囲である。従って、LD50のIC50に対す
る比率により定義された治療指数は、7(H9およびU
937細胞)から>25(Jurkat 細胞)であると推定
される。
Claims (36)
- 【請求項1】 哺乳類におけるHIV−1の複製を阻害
する方法であって、それを必要とする哺乳類にHIV−
1複製を阻害する量の下記一般式の化合物 または薬学的に許容されるその塩基塩(ここで、Xは、
H、ClまたはFであり;Yは、HまたはClであり;
Rは、ClまたはFでそれぞれ任意に置換したベンジル
またはチエニルである)を投与して成ることを特徴とす
る前記方法。 - 【請求項2】 XがClであり;YがHであり;Rがチ
エニルである請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 Rが2-チエニルである請求項2に記載
の方法。 - 【請求項4】 薬学的に許容される塩基塩がナトリウム
である請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 XがFであり;YがClであり;Rがチ
エニルまたは4-クロロチエン-2-イルである請求項1
に記載の方法。 - 【請求項6】 Rが4-クロロチエン-2-イルである請
求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 XがHであり;YがClであり;Rがベ
ンジルである請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 該化合物または薬学的に許容されるその
塩基塩を経口的に投与する請求項1に記載の方法。 - 【請求項9】 該化合物または薬学的に許容されるその
塩基塩を非経口的に投与する請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】 哺乳類におけるエイズを治療または予
防する方法であって、それを必要とする哺乳類に効果的
な量の下記一般式の化合物 または薬学的に許容されるその塩基塩(ここで、Xは、
H、ClまたはFであり;Yは、HまたはClであり;
Rは、ClおよびFでそれぞれ任意に置換したベンジル
またはチエニルである)を投与して成ることを特徴とす
る前記方法。 - 【請求項11】 XがClであり;YがHであり;Rが
チエニルである請求項10に記載の方法。 - 【請求項12】 Rが2-チエニルである請求項11に
記載の方法。 - 【請求項13】 薬学的に許容される塩基塩がナトリウ
ムである請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 XがFであり;YがClであり;Rが
チエニルまたは4-クロロチエン-2-イルである請求項
10に記載の方法。 - 【請求項15】 Rが2-クロロチエン-2-イルである
請求項14に記載の方法。 - 【請求項16】 XがHであり;YがClであり;Rが
ベンジルである請求項10に記載の方法。 - 【請求項17】 該化合物または薬学的に許容されるそ
の塩基塩を経口的に投与する請求項10に記載の方法。 - 【請求項18】 該化合物または薬学的に許容されるそ
の塩基塩を非経口的に投与する請求項10に記載の方
法。 - 【請求項19】 哺乳類におけるウィルス(但し、該ウ
ィルスは、Rous sarcoma ウィルスではない)の複製を
阻害する方法であって、それを必要とする哺乳類にウィ
ルス複製を阻害する量の下記一般式の化合物 または薬学的に許容されるその塩基塩(ここで、Xは、
H、ClまたはFであり;Yは、HまたはClであり;
Rは、ClまたはFでそれぞれ任意に置換したベンジル
またはチエニルである)を投与して成ることを特徴とす
る前記方法。 - 【請求項20】 XがClであり;YがHであり;Rが
チエニルである請求項19に記載の方法。 - 【請求項21】 Rが2-チエニルである請求項20に
記載の方法。 - 【請求項22】 薬学的に許容される塩基塩がナトリウ
ムである請求項21に記載の方法。 - 【請求項23】 XがFであり;YがClであり;Rが
チエニルまたは4-クロロチエン-2-イルである請求項
19に記載の方法。 - 【請求項24】 Rが2-クロロチエン-2-イルである
請求項23に記載の方法。 - 【請求項25】 XがHであり;YがClであり;Rが
ベンジルである請求項19に記載の方法。 - 【請求項26】 該化合物または薬学的に許容されるそ
の塩基塩を経口的に投与する請求項19に記載の方法。 - 【請求項27】 該化合物または薬学的に許容されるそ
の塩基塩を非経口的に投与する請求項19に記載の方
法。 - 【請求項28】 哺乳類におけるウィルス感染(但し、
該ウィルス感染は、Rous sarcoma ウィルスによって引
き起こされてはいない)を治療または予防する方法であ
って、それを必要とする哺乳類に効果的な量の下記一般
式の化合物 または薬学的に許容されるその塩基塩(ここで、Xは、
H、ClまたはFであり;Yは、HまたはClであり;
Rは、ClまたはFでそれぞれ任意に置換したベンジル
またはチエニルである)を投与して成ることを特徴とす
る前記方法。 - 【請求項29】 XがClであり;YがHであり;Rが
チエニルである請求項28に記載の方法。 - 【請求項30】 Rが2-チエニルである請求項29に
記載の方法。 - 【請求項31】 薬学的に許容される塩基塩がナトリウ
ムである請求項30に記載の方法。 - 【請求項32】 XがFであり;YがClであり;Rが
チエニルまたは4-クロロチエン-2-イルである請求項
28に記載の方法。 - 【請求項33】 Rが2-クロロチエン-2-イルである
請求項32に記載の方法。 - 【請求項34】 XがHであり;YがClであり;Rが
ベンジルである請求項28に記載の方法。 - 【請求項35】 該化合物または薬学的に許容されるそ
の塩基塩を経口的に投与する請求項28に記載の方法。 - 【請求項36】 該化合物または薬学的に許容されるそ
の塩基塩を非経口的に投与する請求項28に記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US29213894A | 1994-08-17 | 1994-08-17 | |
US08/292138 | 1994-08-17 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0859464A true JPH0859464A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=23123389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7226968A Pending JPH0859464A (ja) | 1994-08-17 | 1995-08-14 | ウィルス複製の阻害物質としての3−置換−2−オキシンドール類 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0859464A (ja) |
KR (1) | KR960006923A (ja) |
CN (1) | CN1123144A (ja) |
AU (1) | AU2859495A (ja) |
CA (1) | CA2156120A1 (ja) |
HU (1) | HUT73810A (ja) |
IL (1) | IL114891A0 (ja) |
ZA (1) | ZA956831B (ja) |
-
1995
- 1995-08-10 IL IL11489195A patent/IL114891A0/xx unknown
- 1995-08-14 JP JP7226968A patent/JPH0859464A/ja active Pending
- 1995-08-15 CA CA002156120A patent/CA2156120A1/en not_active Abandoned
- 1995-08-16 HU HU9502420A patent/HUT73810A/hu unknown
- 1995-08-16 CN CN95115291A patent/CN1123144A/zh active Pending
- 1995-08-16 AU AU28594/95A patent/AU2859495A/en not_active Abandoned
- 1995-08-16 ZA ZA9506831A patent/ZA956831B/xx unknown
- 1995-08-16 KR KR1019950025115A patent/KR960006923A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
HUT73810A (en) | 1996-09-30 |
KR960006923A (ko) | 1996-03-22 |
CA2156120A1 (en) | 1996-02-18 |
HU9502420D0 (en) | 1995-10-30 |
ZA956831B (en) | 1997-02-17 |
CN1123144A (zh) | 1996-05-29 |
IL114891A0 (en) | 1995-12-08 |
AU2859495A (en) | 1996-02-29 |
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