JPH085918B2 - モノクロ−ナル抗体及び分析 - Google Patents
モノクロ−ナル抗体及び分析Info
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- JPH085918B2 JPH085918B2 JP61501630A JP50163086A JPH085918B2 JP H085918 B2 JPH085918 B2 JP H085918B2 JP 61501630 A JP61501630 A JP 61501630A JP 50163086 A JP50163086 A JP 50163086A JP H085918 B2 JPH085918 B2 JP H085918B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 本発明は、モノクローナル抗体、これらモノクローナ
ル抗体を使用する診断方法、並びに活性化B−細胞の検
出に関するものである。
ル抗体を使用する診断方法、並びに活性化B−細胞の検
出に関するものである。
B−リンパ球は、細菌の細胞外相及びウイルス感染に
対する体液性又は循環性の免疫反応に関与する。特定の
抗原若しくはミトゲン刺戟への露出により活性化される
と、ヒトB−リンパ球は増殖し、次いで抗体分泌性細胞
まで分化する。活性化の期間中、B−細胞は寸法が増大
し、DNAとRNAとの両者を合成すると共に、細胞表面構造
の変化を受ける。B−細胞における新生物変化、たとえ
ばB−細胞起源の白血病又はリンパ腫も、細胞表面抗原
の発現における変化を誘発する。
対する体液性又は循環性の免疫反応に関与する。特定の
抗原若しくはミトゲン刺戟への露出により活性化される
と、ヒトB−リンパ球は増殖し、次いで抗体分泌性細胞
まで分化する。活性化の期間中、B−細胞は寸法が増大
し、DNAとRNAとの両者を合成すると共に、細胞表面構造
の変化を受ける。B−細胞における新生物変化、たとえ
ばB−細胞起源の白血病又はリンパ腫も、細胞表面抗原
の発現における変化を誘発する。
トーレ−ローソン等(1982)、セル、第30巻、第415
〜425頁は、ミトゲン又はエプスタイン−バール・ウイ
ルス(EBV)による刺戟の2〜3日後にB−リンパ球の
表面に出現するB−細胞制限抗原(B-LAST-1)を記載し
ている。B-LAST-1は分子量45kdを有する一本鎖ポリペプ
チドである。さらに、B-LAST-1は慢性リンパ球白血症
(CLL)細胞及び分化の不十分なリンパ腫細胞にも見ら
れる。マウス起源の抗−B-LAST-1モノクローナル抗体の
アイソタイプは、IgG2bであると報告されている。
〜425頁は、ミトゲン又はエプスタイン−バール・ウイ
ルス(EBV)による刺戟の2〜3日後にB−リンパ球の
表面に出現するB−細胞制限抗原(B-LAST-1)を記載し
ている。B-LAST-1は分子量45kdを有する一本鎖ポリペプ
チドである。さらに、B-LAST-1は慢性リンパ球白血症
(CLL)細胞及び分化の不十分なリンパ腫細胞にも見ら
れる。マウス起源の抗−B-LAST-1モノクローナル抗体の
アイソタイプは、IgG2bであると報告されている。
ヨコチ等(1982)、ジヤーナル・イミユノロジー、第
128巻、第823-827頁は、EBV及びミトゲン活性化された
ヒト及びその他の非ヒト霊長動物のB−細胞の表面に出
現するB−細胞抗原、すなわちBB-1を報告している。BB
-1抗原の分子量は37,000である。発現はEBV活性化の4
〜5日後に検出され、かつ7日後にピークとなる。さら
に、BB-1は試験された骨髄腫の50%にも見出された。
128巻、第823-827頁は、EBV及びミトゲン活性化された
ヒト及びその他の非ヒト霊長動物のB−細胞の表面に出
現するB−細胞抗原、すなわちBB-1を報告している。BB
-1抗原の分子量は37,000である。発現はEBV活性化の4
〜5日後に検出され、かつ7日後にピークとなる。さら
に、BB-1は試験された骨髄腫の50%にも見出された。
本発明は活性化ヒトB−細胞上の抗原決定基を認識す
るモノクローナル抗体を提供し、その抗原はB-LAST-1
〔トーレ−ローソン等(1982)、セル、第30巻、第415-
425頁に記載されている〕及びBB-1〔ヨコチ等(198
2)、ジヤーナル・イミユノロジー、第128巻、第823-82
7頁〕とは異なる蛋白質であることを特徴とする。この
抗体は、未刺戟のヒトB−細胞に対し実質的に反応しな
い。
るモノクローナル抗体を提供し、その抗原はB-LAST-1
〔トーレ−ローソン等(1982)、セル、第30巻、第415-
425頁に記載されている〕及びBB-1〔ヨコチ等(198
2)、ジヤーナル・イミユノロジー、第128巻、第823-82
7頁〕とは異なる蛋白質であることを特徴とする。この
抗体は、未刺戟のヒトB−細胞に対し実質的に反応しな
い。
さらに本発明は、還元条件下で約75,000ダルトンの見
掛分子量を有しかつ非還元条件下で67,000ダルトンの見
掛分子量を有する一本鎖ポリペプチドの抗原決定子と実
質的に同一の抗原決定子を有するほぼ純粋な蛋白をも提
供し、一本鎖ポリペプチドは活性化ヒトB−細胞の表面
に存在する蛋白である。
掛分子量を有しかつ非還元条件下で67,000ダルトンの見
掛分子量を有する一本鎖ポリペプチドの抗原決定子と実
質的に同一の抗原決定子を有するほぼ純粋な蛋白をも提
供し、一本鎖ポリペプチドは活性化ヒトB−細胞の表面
に存在する蛋白である。
他の面において本発明は、抗原蛋白の製造方法を提供
し、この方法はエプスタイン−バール・ウイルス、ヨウ
シュヤマゴボウミトゲン、蛋白A又は抗−免疫グロブリ
ンにより活性化された末梢若しくは脾臓−ヒトB−細胞
を培養し、またはバーキツトリンパ腫細胞ラインRamos
若しくはプラスマ細胞白血病ラインRPMI8226を培養し、
かつこれら細胞から蛋白を分離することを特徴とする。
し、この方法はエプスタイン−バール・ウイルス、ヨウ
シュヤマゴボウミトゲン、蛋白A又は抗−免疫グロブリ
ンにより活性化された末梢若しくは脾臓−ヒトB−細胞
を培養し、またはバーキツトリンパ腫細胞ラインRamos
若しくはプラスマ細胞白血病ラインRPMI8226を培養し、
かつこれら細胞から蛋白を分離することを特徴とする。
さらに本発明は、本発明の抗原を発現する細胞の存在
につき生物学的試料を分析しかつ本発明の抗原を発現す
る細胞に対する抗体の存在につき生物学的試料を分析す
るのに有用なキットをも提供する。これらのキツトは1
個若しくはそれ以上の容器を備え、そのそれぞれは別々
に検知可能に標識した又は標識されていない抗体、或い
は本発明の抗原を含有すると共に、他の分室には免疫複
合体の形成を検出する手段を備える。
につき生物学的試料を分析しかつ本発明の抗原を発現す
る細胞に対する抗体の存在につき生物学的試料を分析す
るのに有用なキットをも提供する。これらのキツトは1
個若しくはそれ以上の容器を備え、そのそれぞれは別々
に検知可能に標識した又は標識されていない抗体、或い
は本発明の抗原を含有すると共に、他の分室には免疫複
合体の形成を検出する手段を備える。
図面において、第1図は抗‐Ig抗体で活性化された脾
臓B−細胞に対する抗−B1及び抗−B5モノクローナル抗
体の反応性を示す一連のヒストグラムであり、 第2図は抗−Ig抗体で活性化する前(A)及び活性化
した後(B)における脾臓B−細胞に対する抗−B1及び
抗−B5モノクローナル抗体の反応性を示す一対のヒスト
グラムであり、 第3図は抗−Ig抗体で活性化されていない(A)及び
抗−Ig抗体で活性化されている(B)脾臓B−細胞、並
びに活性化されていない単核細胞(C)に対する抗−B1
及び抗−B5モノクローナル抗体の反応性を示す一連のヒ
ストグラムであり、 第4図は抗−B5モノクローナル抗体により免疫沈降さ
れた標識細胞表面蛋白のSDS-PAGE特性表示である。
臓B−細胞に対する抗−B1及び抗−B5モノクローナル抗
体の反応性を示す一連のヒストグラムであり、 第2図は抗−Ig抗体で活性化する前(A)及び活性化
した後(B)における脾臓B−細胞に対する抗−B1及び
抗−B5モノクローナル抗体の反応性を示す一対のヒスト
グラムであり、 第3図は抗−Ig抗体で活性化されていない(A)及び
抗−Ig抗体で活性化されている(B)脾臓B−細胞、並
びに活性化されていない単核細胞(C)に対する抗−B1
及び抗−B5モノクローナル抗体の反応性を示す一連のヒ
ストグラムであり、 第4図は抗−B5モノクローナル抗体により免疫沈降さ
れた標識細胞表面蛋白のSDS-PAGE特性表示である。
活性化B−細胞の作成 正常なヒト脾臓B−リンパ球を、10%のFCSと2mMのグ
ルタミンと1mMのピルビン酸ナトリウムとを補充したRPM
I1640中にて組織培養フラスコ内で1.5×106個の細胞/ml
にてそれぞれ4回異なる刺戟を与えながら1日間、3日
間及び6日間培養した。(1)ヨウシュヤマゴボウミト
ゲン(PWM):1:300の最終濃度。1日間、3日間及び6
日間にわたり全脾臓単核細胞を使用した。(2)抗−I
g:アフィニティー精製したウサギ抗−ヒトIgをアフイゲ
ル702ビーズに結合させ、ウシ血清アルブミン、抗−B1
若しくは抗−B2抗体(それらはいずれもB細胞刺戟を示
さない)に結合されているアフイゲル702ビーズを試験
することにより特異性を検査した。1日目及び3日目の
刺戟につき抗−Igビーズを、高度に精製されたB細胞と
共に培養し、これらB細胞は脾臓単核細胞のEロゼット
陰性フラクシヨンを抗−Mo1、抗−Mo2、抗−T4及び抗−
T8で溶解させる(補体を追加)ことにより得られた。6
日目の刺戟は、未分画の脾臓単核細胞を使用した。
(3)蛋白A:蛋白Aは10g/mlの最終濃度で使用した。上
記したように、高度精製したB細胞は1.5×106個/mlの
濃度にて1日間及び3日間培養した、6日目の刺戟は未
分画の脾臓単核細胞を利用した。(4)EBV:脾臓単核細
胞のEロゼット陰性フラクシヨンをEBV(EBV産生するキ
ヌザル細胞ラインB955からの1:4希釈上澄液)と共に1
日間、3日間及び6日間培養した。全活性化試料の表現
型分析な先立ち、これら細胞を収穫しかつ抗−Mo1、抗
−Mo2、抗−T4及び抗−T8で溶解させ、(補体を追
加)、それぞれ単核細胞及びT細胞を清澄させ、かつこ
れら試料からB細胞フラクシヨンを濃縮した。
ルタミンと1mMのピルビン酸ナトリウムとを補充したRPM
I1640中にて組織培養フラスコ内で1.5×106個の細胞/ml
にてそれぞれ4回異なる刺戟を与えながら1日間、3日
間及び6日間培養した。(1)ヨウシュヤマゴボウミト
ゲン(PWM):1:300の最終濃度。1日間、3日間及び6
日間にわたり全脾臓単核細胞を使用した。(2)抗−I
g:アフィニティー精製したウサギ抗−ヒトIgをアフイゲ
ル702ビーズに結合させ、ウシ血清アルブミン、抗−B1
若しくは抗−B2抗体(それらはいずれもB細胞刺戟を示
さない)に結合されているアフイゲル702ビーズを試験
することにより特異性を検査した。1日目及び3日目の
刺戟につき抗−Igビーズを、高度に精製されたB細胞と
共に培養し、これらB細胞は脾臓単核細胞のEロゼット
陰性フラクシヨンを抗−Mo1、抗−Mo2、抗−T4及び抗−
T8で溶解させる(補体を追加)ことにより得られた。6
日目の刺戟は、未分画の脾臓単核細胞を使用した。
(3)蛋白A:蛋白Aは10g/mlの最終濃度で使用した。上
記したように、高度精製したB細胞は1.5×106個/mlの
濃度にて1日間及び3日間培養した、6日目の刺戟は未
分画の脾臓単核細胞を利用した。(4)EBV:脾臓単核細
胞のEロゼット陰性フラクシヨンをEBV(EBV産生するキ
ヌザル細胞ラインB955からの1:4希釈上澄液)と共に1
日間、3日間及び6日間培養した。全活性化試料の表現
型分析な先立ち、これら細胞を収穫しかつ抗−Mo1、抗
−Mo2、抗−T4及び抗−T8で溶解させ、(補体を追
加)、それぞれ単核細胞及びT細胞を清澄させ、かつこ
れら試料からB細胞フラクシヨンを濃縮した。
抗−B5モノクローナル抗体の作成 6週令の雌BALB/Cマウスに、リン酸塩緩衝塩水(PB
S)における凍結保存したB細胞拡散細網肉腫(DHL)細
胞の5×106個を腹腔内接種した。これらの腫瘍細胞
は、モノクローナル細胞表面IgM、R並びにB細胞関連
抗原Ia、B1及びB4を発現する点においてB細胞起源であ
る。これに対し、これらの腫瘍細胞は、一般的な急性白
血病抗原(CALLA);T細胞抗原T3、T4、T8及びT11;並び
に骨髄性/単核細胞抗原Mo1、Mo2及びMY7に対するモノ
クローナル抗体に対し非反応性であつた。28日後、この
動物に5×106個の腫瘍細胞を静脈内接種し、かつナド
ラー等により〔ジヤーナル・イミユノロジー(1980)、
第125巻、第570頁〕に記載された改変を伴うコーラー及
びミルスタイン〔ネイチヤー(1977)、第256巻、第495
頁〕の方法により体細胞のハイブリツド化を行なつた。
ネズミ脾細胞(1.5×108)に、30%ポリエチレングリコ
ール並びに2×107個のP3/NS1/1-Ag4-1骨髄腫細胞を有
するダルベッコのMEMを融合させた。融合後、これら細
胞をアミノプテリン含有倍地中で5%CO2の湿潤雰囲気
下に37℃で培養した。10〜28日後、約300種の巨視的ク
ローンを同定し、そのうち125種が間接的免疫螢光分析
で測定して免疫化DHL細胞に対し反応性であつた。要す
るに、0.5〜1×106個の洗浄した生存DHL細胞を、増殖
を示すハイブリドーマ培養物からの上澄液100μlで処
理し、4℃にて30分間培養しかつ3回洗浄した。つい
で、細胞をヤギ抗−マウスIgG及びヤギ抗−マウスIgMの
1:50希釈物100μlで処理し、フルオレセインイソチオ
シアネートと結合させ、4℃にて30分間培養し、3回洗
浄し、EPICSVセルソータで分析した。陽性細胞の割合
を、EASY免疫プログラムを用いて測定した。次いで、産
生クローンを分画末梢血液及び腫瘍細胞のパネルでスク
リーニングした。抗−B5と命名した1種のハイブリツド
クローンは、免疫化DHL細胞、数種の他のB細胞DHL細胞
ラインと反応することが判明したが、これらは分画末梢
血液単核細胞に対しては反応性でなかつた。次いで、ハ
イブリツドクローン抗−B5を限界希釈により3回サブク
ローン化させ、かつBALB/Cマウスに移して悪性腹水を生
成させた。上澄液及び腹水抗−B5は、間接的免疫螢光分
析により同様な反応性パターンを有することが示され
た。B5腹水は、1/20,000倍希釈まで免疫化DHL細胞に対
し反応性を示したが、それは、1/50,000倍希釈でバック
グラウンドまで減少した。B5抗体は、マウスIgMアイソ
タイプであることが決定された。その後の全実験におい
て、B5腹水を使用した。
S)における凍結保存したB細胞拡散細網肉腫(DHL)細
胞の5×106個を腹腔内接種した。これらの腫瘍細胞
は、モノクローナル細胞表面IgM、R並びにB細胞関連
抗原Ia、B1及びB4を発現する点においてB細胞起源であ
る。これに対し、これらの腫瘍細胞は、一般的な急性白
血病抗原(CALLA);T細胞抗原T3、T4、T8及びT11;並び
に骨髄性/単核細胞抗原Mo1、Mo2及びMY7に対するモノ
クローナル抗体に対し非反応性であつた。28日後、この
動物に5×106個の腫瘍細胞を静脈内接種し、かつナド
ラー等により〔ジヤーナル・イミユノロジー(1980)、
第125巻、第570頁〕に記載された改変を伴うコーラー及
びミルスタイン〔ネイチヤー(1977)、第256巻、第495
頁〕の方法により体細胞のハイブリツド化を行なつた。
ネズミ脾細胞(1.5×108)に、30%ポリエチレングリコ
ール並びに2×107個のP3/NS1/1-Ag4-1骨髄腫細胞を有
するダルベッコのMEMを融合させた。融合後、これら細
胞をアミノプテリン含有倍地中で5%CO2の湿潤雰囲気
下に37℃で培養した。10〜28日後、約300種の巨視的ク
ローンを同定し、そのうち125種が間接的免疫螢光分析
で測定して免疫化DHL細胞に対し反応性であつた。要す
るに、0.5〜1×106個の洗浄した生存DHL細胞を、増殖
を示すハイブリドーマ培養物からの上澄液100μlで処
理し、4℃にて30分間培養しかつ3回洗浄した。つい
で、細胞をヤギ抗−マウスIgG及びヤギ抗−マウスIgMの
1:50希釈物100μlで処理し、フルオレセインイソチオ
シアネートと結合させ、4℃にて30分間培養し、3回洗
浄し、EPICSVセルソータで分析した。陽性細胞の割合
を、EASY免疫プログラムを用いて測定した。次いで、産
生クローンを分画末梢血液及び腫瘍細胞のパネルでスク
リーニングした。抗−B5と命名した1種のハイブリツド
クローンは、免疫化DHL細胞、数種の他のB細胞DHL細胞
ラインと反応することが判明したが、これらは分画末梢
血液単核細胞に対しては反応性でなかつた。次いで、ハ
イブリツドクローン抗−B5を限界希釈により3回サブク
ローン化させ、かつBALB/Cマウスに移して悪性腹水を生
成させた。上澄液及び腹水抗−B5は、間接的免疫螢光分
析により同様な反応性パターンを有することが示され
た。B5腹水は、1/20,000倍希釈まで免疫化DHL細胞に対
し反応性を示したが、それは、1/50,000倍希釈でバック
グラウンドまで減少した。B5抗体は、マウスIgMアイソ
タイプであることが決定された。その後の全実験におい
て、B5腹水を使用した。
寄託 ハイブリドーマB5と命名した抗−B5−産生ハイブリド
ーマ細胞ラインをアメリカン・タイプ・カルチヤー・コ
レクシヨン、ロツクビル在、MDに寄託し、ATCC受託番号
第HB8716が付与された。
ーマ細胞ラインをアメリカン・タイプ・カルチヤー・コ
レクシヨン、ロツクビル在、MDに寄託し、ATCC受託番号
第HB8716が付与された。
活性化B−細胞表面抗原の発現 第I表に示したように、培養前にはこれら細胞はB5を
発現しなかつた。培地のみの存在下では3日間の培養後
に約10〜15%の細胞がB5を発現したが、これら細胞の生
存性は僅か10〜20%であつた。第1図に示したように蛋
白A、抗−Ig抗体又はEBVで刺戟すると(生存性は約70
〜80%)、約10〜15%の細胞が1日後にB5を弱く発現し
たのに対し、3日間の培養により65%の細胞がより強度
に抗原を発現した。6日目のB5の発現レベルは1日目と
同様であり、かつ10日目(抗−Ig抗体の存在下)ではB5
抗原の発現が再びバツクグランドレベルとなつた。PWM
は、細胞がB5並びに抗−Ig抗体、EBV若しくは蛋白Aを
発現するよう誘導させないと思われ、細胞の個数はバツ
クグランドの僅か2倍であつた。
発現しなかつた。培地のみの存在下では3日間の培養後
に約10〜15%の細胞がB5を発現したが、これら細胞の生
存性は僅か10〜20%であつた。第1図に示したように蛋
白A、抗−Ig抗体又はEBVで刺戟すると(生存性は約70
〜80%)、約10〜15%の細胞が1日後にB5を弱く発現し
たのに対し、3日間の培養により65%の細胞がより強度
に抗原を発現した。6日目のB5の発現レベルは1日目と
同様であり、かつ10日目(抗−Ig抗体の存在下)ではB5
抗原の発現が再びバツクグランドレベルとなつた。PWM
は、細胞がB5並びに抗−Ig抗体、EBV若しくは蛋白Aを
発現するよう誘導させないと思われ、細胞の個数はバツ
クグランドの僅か2倍であつた。
B5が活性化B細胞で発現されるのをさらに証明するた
め、B細胞につき濃縮した脾臓単核細胞をビーズに結合
された抗−Igで3日間刺戟した。生存細胞を収穫し、か
つ直接にフルオレセイン化した抗−B1及び直接にビオチ
ニル化した抗−B5で標識し、テキサス−レツド−アビジ
ンで発色させ、次いで二重レーザーフローサイトメトリ
ー分析によつて測定した。第2図に示したように、パネ
ルAの未刺戟細胞はB1抗原のみを発現したが、B5を発現
しなかつた。抗−Igと共に3日間培養した後、全細胞は
B5を発現すると共にB1抗原をも発現した。
め、B細胞につき濃縮した脾臓単核細胞をビーズに結合
された抗−Igで3日間刺戟した。生存細胞を収穫し、か
つ直接にフルオレセイン化した抗−B1及び直接にビオチ
ニル化した抗−B5で標識し、テキサス−レツド−アビジ
ンで発色させ、次いで二重レーザーフローサイトメトリ
ー分析によつて測定した。第2図に示したように、パネ
ルAの未刺戟細胞はB1抗原のみを発現したが、B5を発現
しなかつた。抗−Igと共に3日間培養した後、全細胞は
B5を発現すると共にB1抗原をも発現した。
B5はB−細胞起源の細胞ライン及び腫瘍細胞で発現さ
れる。第2表に示すように、抗−B5はEBV形質転換リン
パ芽球B細胞ライン、バーキツトリンパ腫ライン、5種
のDHLラインのうち4種、及びプラスマ細胞白血病細胞
ラインRPMI8226の全てを包含するB系列の細胞ラインに
対し反応性であつた。早期の新生物B細胞起源であるこ
とが知られた非T細胞ALLラインLaz220及びCML急性化
(blast crisis)ラインNalm1の両者は抗−B5に対し非
反応性であつた。T細胞ライン又はIa+T細胞クローン
については反応性が見られなかつた。これらの結果、並
びにB5骨髄性細胞ラインHL-60、KG-1、U937及びSU-DHL1
及び赤血球ラインK562の発現欠如は、抗−B5がB細胞誘
導体の細胞に対し制限された反応性を有することを示し
ている。
れる。第2表に示すように、抗−B5はEBV形質転換リン
パ芽球B細胞ライン、バーキツトリンパ腫ライン、5種
のDHLラインのうち4種、及びプラスマ細胞白血病細胞
ラインRPMI8226の全てを包含するB系列の細胞ラインに
対し反応性であつた。早期の新生物B細胞起源であるこ
とが知られた非T細胞ALLラインLaz220及びCML急性化
(blast crisis)ラインNalm1の両者は抗−B5に対し非
反応性であつた。T細胞ライン又はIa+T細胞クローン
については反応性が見られなかつた。これらの結果、並
びにB5骨髄性細胞ラインHL-60、KG-1、U937及びSU-DHL1
及び赤血球ラインK562の発現欠如は、抗−B5がB細胞誘
導体の細胞に対し制限された反応性を有することを示し
ている。
a.陽性程度はフローサイトメトリーによつて定量評価し
た。O:バツクグランド と比較して検出しうる反応性な
し;+:弱乃至中庸(1日目のB5、第2図) ;+
+:強力(3日目のB5、第2図);+++:最も強力な
反応性(3日目 のB1、第2図)。
た。O:バツクグランド と比較して検出しうる反応性な
し;+:弱乃至中庸(1日目のB5、第2図) ;+
+:強力(3日目のB5、第2図);+++:最も強力な
反応性(3日目 のB1、第2図)。
各種のB−細胞悪性に対する抗−B5の反応性を次いで
検査した(第3表)。このシリーズの新生物は、正常な
B細胞分化の段階を示す。試験した非T細胞急性リンパ
芽球白血球(ALL)は全て、Ia及びB4の発現によりB−
細胞起源であつた。これら早期の新生物B細胞は、いず
れもB5を発現しなかつた。B細胞慢性リンパ球白血病
(CLL)及び検査したDHLの約半数はB5を発現し、それよ
り小割合の貧弱に分化したリンパ球リンパ腫(PDL)は
抗原を発現した。検査したワルデンストロームの高分子
グロブリン血症細胞及び骨髄腫におけるB5の発現欠如と
共に、B5抗原の発現は正常B細胞分化の中間段階(mid-
stage)に相当する細胞に限ぎられた。リンパ芽球リン
パ腫及びDHLを含むT細胞由来のALL、CLL及びT細胞非
ホジキンス氏リンパ腫を有する患者からの細胞は抗−B5
に対し非反応性であつた。さらに、B5抗原は急性骨髄芽
細胞白血病(AML)を有する患者からの細胞で発現しな
かつた。これらの観察はB5のB細胞特異性を確認すると
共に、B5が正常B細胞分化の中間段階におけるBリンパ
球の集団で発現されることを示している。
検査した(第3表)。このシリーズの新生物は、正常な
B細胞分化の段階を示す。試験した非T細胞急性リンパ
芽球白血球(ALL)は全て、Ia及びB4の発現によりB−
細胞起源であつた。これら早期の新生物B細胞は、いず
れもB5を発現しなかつた。B細胞慢性リンパ球白血病
(CLL)及び検査したDHLの約半数はB5を発現し、それよ
り小割合の貧弱に分化したリンパ球リンパ腫(PDL)は
抗原を発現した。検査したワルデンストロームの高分子
グロブリン血症細胞及び骨髄腫におけるB5の発現欠如と
共に、B5抗原の発現は正常B細胞分化の中間段階(mid-
stage)に相当する細胞に限ぎられた。リンパ芽球リン
パ腫及びDHLを含むT細胞由来のALL、CLL及びT細胞非
ホジキンス氏リンパ腫を有する患者からの細胞は抗−B5
に対し非反応性であつた。さらに、B5抗原は急性骨髄芽
細胞白血病(AML)を有する患者からの細胞で発現しな
かつた。これらの観察はB5のB細胞特異性を確認すると
共に、B5が正常B細胞分化の中間段階におけるBリンパ
球の集団で発現されることを示している。
抗−B5モノクローナル抗体の反応性 失活した分画末梢血球並びに正常なリンパ性及び骨髄
性組織に対する抗−B5の反応性を検査した。フイコール
−ハイパツク密度沈降法によつて分離した末梢血液単核
細胞(PBMC)の1%未満が抗原を発現した(第4表)の
に対し、これらはB−細胞、T−細胞及び単核細胞抗原
に指向するモノクローナル抗体に対し顕著な反応性を示
した。
性組織に対する抗−B5の反応性を検査した。フイコール
−ハイパツク密度沈降法によつて分離した末梢血液単核
細胞(PBMC)の1%未満が抗原を発現した(第4表)の
に対し、これらはB−細胞、T−細胞及び単核細胞抗原
に指向するモノクローナル抗体に対し顕著な反応性を示
した。
E−ロゼツト化により分離したT細胞は、検出可能な
B5発現を同様に欠如した。B−細胞、単核細胞及びヌル
細胞を含有するE−ロゼツテ陰性フラクシヨンを、さら
に付着性によりB細胞につき濃縮した。B細胞濃縮した
PBMCを、直接的にフルオレセイン化した抗−B1及び直接
的にビオチン結合した抗−B5で染色し、アビジン−テキ
サス−レツトで発色させた。二重レーザーフローサイト
メトリー分析を用いて、抗−Ig抗体による刺戟の前(パ
ネルA)及び3日後(パネルB)に、第3図に示したよ
うに細胞を検査した。パネルAに見られるように、極め
て少数の二重標識細胞が観察されたのに対し、パネルB
においては明らかにB1+B5+細胞が検出されたことを示
した。さらに単核細胞を、直接にフルオレセイン化した
抗−Mo1及び直接的にビオチン結合した抗−B5で染色
し、アビジン−テキサス−レツド(パネルC)で染色し
かつ同様に分析した。付着性単核細胞が、分析した細胞
の10〜20%につきB5を弱く発現することが認められた。
しかしながら、単核細胞を表現型分類の前に10%ヒト血
清中で1時間培養したが、いずれの細胞もB5とMo1とを
発現しなかつた。同様に、顆粒細胞、RBC及び血小板調
製物は抗−B5に対する反応性を欠如した。リンパ性組織
におけるB5を有するフイコール−ハイパツク単核細胞の
割合を第5表に示す。
B5発現を同様に欠如した。B−細胞、単核細胞及びヌル
細胞を含有するE−ロゼツテ陰性フラクシヨンを、さら
に付着性によりB細胞につき濃縮した。B細胞濃縮した
PBMCを、直接的にフルオレセイン化した抗−B1及び直接
的にビオチン結合した抗−B5で染色し、アビジン−テキ
サス−レツトで発色させた。二重レーザーフローサイト
メトリー分析を用いて、抗−Ig抗体による刺戟の前(パ
ネルA)及び3日後(パネルB)に、第3図に示したよ
うに細胞を検査した。パネルAに見られるように、極め
て少数の二重標識細胞が観察されたのに対し、パネルB
においては明らかにB1+B5+細胞が検出されたことを示
した。さらに単核細胞を、直接にフルオレセイン化した
抗−Mo1及び直接的にビオチン結合した抗−B5で染色
し、アビジン−テキサス−レツド(パネルC)で染色し
かつ同様に分析した。付着性単核細胞が、分析した細胞
の10〜20%につきB5を弱く発現することが認められた。
しかしながら、単核細胞を表現型分類の前に10%ヒト血
清中で1時間培養したが、いずれの細胞もB5とMo1とを
発現しなかつた。同様に、顆粒細胞、RBC及び血小板調
製物は抗−B5に対する反応性を欠如した。リンパ性組織
におけるB5を有するフイコール−ハイパツク単核細胞の
割合を第5表に示す。
正常リンパ結節、扁桃及び脾臓から分離した単核細胞
は抗−B5に対し弱反応性であり、分析した細胞の6%未
満が陽性であつた。細胞の70〜80%がB1抗原を発現する
正常脾臓のE−集団も同様にB5を弱く発現した。胸腺及
び骨髄からの単核細胞は抗−B5に対し非反応性であつ
た。
は抗−B5に対し弱反応性であり、分析した細胞の6%未
満が陽性であつた。細胞の70〜80%がB1抗原を発現する
正常脾臓のE−集団も同様にB5を弱く発現した。胸腺及
び骨髄からの単核細胞は抗−B5に対し非反応性であつ
た。
活性化した分画末梢血球に対する抗−B5モノクローナ
ル抗体の反応性も測定した。E−ロゼツト化し、付着さ
せ、次いで残存細胞を抗−T細胞(T4及びT8)及び抗−
単核細胞(Mo1及びMo2)抗体で溶解させかつ補足するこ
とによりB細胞を作成した。このB細胞濃縮したフラク
シヨン(50%B1+)を、ビーズに結合した抗−Ig抗体の
存在下で培養した。3日後、これら細胞(60%B1+)を
収穫し、その生存性は60〜80%の範囲であつた。これら
の細胞は、H3TdRの吸収により測定して増殖性であつた
ので(刺戟指数=5〜10)、活性化されたと考えられ、
次いで細胞の形態学上約2/3がリンパ芽球の出現が増大
した。次いで、B5発現につき間接的免疫螢光性及びフロ
ーサイトメトリー分析により細胞を検査した。増殖して
いる末梢血液B細胞とは異なり、細胞の約25%がB5を発
現した。B5の発現が活性化B細胞に限られることを示す
ため、細胞をフルオレセインに直接結合された抗B1及び
ビオチンに結合された抗−B5で標識し、次いでテキサス
−レッド−アビジンで発色させた。二重レーザーフロー
サイトメトリー分析を用いて、未刺戟細胞の大部分がB1
のみを発現し、僅かな細胞がB1とB5とを発現したことが
明らかに示された(第3図)。しかしながら、抗−Ig抗
体と共に3日間培養した後、細胞の25%がB5を発現しか
つB5を発現しているすべての細胞がB1をも同時発現し
た。これに対し、E−ロゼツト化により分離したT細胞
をPHAと共に6日間培養した。生存細胞を分離し、かつ
2日間及び6日間の刺戟後に細胞表面の表現型を検査し
た。これらの細胞はその強力なT11の発現により均一な
T細胞であり、Ia(細胞の30%が6日目にIaを発現し
た)及びIL-2リセプタ(細胞の90%が2日目に1L-2Rを
発現し、70%が6日目に発現した)の発現により決定さ
れるように活性化していた。これらの活性化T細胞は、
検出しうるB5抗原を示さなかつた。同様に、単核細胞を
PHA−白血球調整した培地(PHA-LCM)で1晩活性化さ
せ、これらの細胞はMo1、Mo2及びIaを強力に発現した
が、B5を発現しなかつた。
ル抗体の反応性も測定した。E−ロゼツト化し、付着さ
せ、次いで残存細胞を抗−T細胞(T4及びT8)及び抗−
単核細胞(Mo1及びMo2)抗体で溶解させかつ補足するこ
とによりB細胞を作成した。このB細胞濃縮したフラク
シヨン(50%B1+)を、ビーズに結合した抗−Ig抗体の
存在下で培養した。3日後、これら細胞(60%B1+)を
収穫し、その生存性は60〜80%の範囲であつた。これら
の細胞は、H3TdRの吸収により測定して増殖性であつた
ので(刺戟指数=5〜10)、活性化されたと考えられ、
次いで細胞の形態学上約2/3がリンパ芽球の出現が増大
した。次いで、B5発現につき間接的免疫螢光性及びフロ
ーサイトメトリー分析により細胞を検査した。増殖して
いる末梢血液B細胞とは異なり、細胞の約25%がB5を発
現した。B5の発現が活性化B細胞に限られることを示す
ため、細胞をフルオレセインに直接結合された抗B1及び
ビオチンに結合された抗−B5で標識し、次いでテキサス
−レッド−アビジンで発色させた。二重レーザーフロー
サイトメトリー分析を用いて、未刺戟細胞の大部分がB1
のみを発現し、僅かな細胞がB1とB5とを発現したことが
明らかに示された(第3図)。しかしながら、抗−Ig抗
体と共に3日間培養した後、細胞の25%がB5を発現しか
つB5を発現しているすべての細胞がB1をも同時発現し
た。これに対し、E−ロゼツト化により分離したT細胞
をPHAと共に6日間培養した。生存細胞を分離し、かつ
2日間及び6日間の刺戟後に細胞表面の表現型を検査し
た。これらの細胞はその強力なT11の発現により均一な
T細胞であり、Ia(細胞の30%が6日目にIaを発現し
た)及びIL-2リセプタ(細胞の90%が2日目に1L-2Rを
発現し、70%が6日目に発現した)の発現により決定さ
れるように活性化していた。これらの活性化T細胞は、
検出しうるB5抗原を示さなかつた。同様に、単核細胞を
PHA−白血球調整した培地(PHA-LCM)で1晩活性化さ
せ、これらの細胞はMo1、Mo2及びIaを強力に発現した
が、B5を発現しなかつた。
B5の生化学的特性化 バーキツトリンパ腫細胞ラインRamos及びプラスマ細
胞白血病細胞ラインRPMI8226を、B5細胞表面抗原の分離
用に使用した。ボイド等、ジヤーナル・イミユノロジー
(1981)、第126巻、第2461頁に記載されているラクト
ペルオキシダーゼ結合沃素化技術の変法を用いて、I125
により細胞表面蛋白を標識した。この手順で得られた沃
素化細胞を冷PBSで2回洗浄し、かつ氷上で細胞溶解緩
衝液(50mMトリスHCl、0.4M NaCl、1%トリエンX-10
0、2mM DMSF、5mM EDTA、50mMイオドアセタミド、pH8)
にて溶解させた。30分後、溶解物を800gにて10分間遠心
分離して未溶解の細胞、核及びその他の不溶性物質を除
去した。上澄液を免疫沈降により分析するまで−80℃で
凍結させた。
胞白血病細胞ラインRPMI8226を、B5細胞表面抗原の分離
用に使用した。ボイド等、ジヤーナル・イミユノロジー
(1981)、第126巻、第2461頁に記載されているラクト
ペルオキシダーゼ結合沃素化技術の変法を用いて、I125
により細胞表面蛋白を標識した。この手順で得られた沃
素化細胞を冷PBSで2回洗浄し、かつ氷上で細胞溶解緩
衝液(50mMトリスHCl、0.4M NaCl、1%トリエンX-10
0、2mM DMSF、5mM EDTA、50mMイオドアセタミド、pH8)
にて溶解させた。30分後、溶解物を800gにて10分間遠心
分離して未溶解の細胞、核及びその他の不溶性物質を除
去した。上澄液を免疫沈降により分析するまで−80℃で
凍結させた。
細胞上澄液と細胞溶解物とを10,000gにて30分間遠心
分離し、かつ新たな試験管に移した。免疫沈降に先立
ち、細胞溶解物を20mgのウサギ抗−ヒトIg抗体と混合
し、4回予備清澄させた。さらに、パンソルビンで4℃
にて1時間にわたり2回、かつセフアロース4Bビーズで
1回、最後にウサギ抗−マウス抗体と無関係のマウス免
疫グロブリンとの予備生成複合体で処理した。予備清澄
化させた試料を次のいずれかと混合した:(1)抗−B5
ウサギ抗−マウスIg複合体;(2)ウサギ抗マウスIgと
の無関係のモノクローナルIgM複合体;(3)B5−結合
セフアロース4B;又は(4)無関係のIgM−結合セフアー
ロース4B。これらの混合物を氷上で0℃にて2時間保つ
た後、試料を10,000gにて5分間遠心分離し、かつ上澄
液を捨てた。ペレツトをRIPA緩衝液(0.2mMリン酸ナト
リウム、5mM EDTA、5mM EGTA、1mM NaF、pH7.4)におけ
る1%トリトンX-100/0.2%デオキシリコン酸ナトリウ
ムで4回洗浄した。第4図に示すように、これら沈澱物
を非還元性条件(レーン1〜5)及び還元性条件(50mM
ジチオスレイトール)(レーン6〜10)の下で10%SDS
−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により分析した:Ram
os細胞ライン:セフアロース4Bに結合した抗−B5(レー
ン1及び5)を、セフアロース4Bに結合した無関係の抗
体(レーン2及び6)と比較した。RPMI8226細胞ライ
ン:抗−B5ウサギ抗−ネズミIg予備生成複合体(レーン
4及び8)を無関係の抗体ウサギ−抗−マウスIg予備生
成複合体(レーン3及び7)と比較した。還元性条件下
における75キロダルトン(Kd)及び非還元性条件下にお
ける67KdのB5の見掛分子量(m.w.)は、鎖間のジスルフ
イド結合の存在を反映する。(B5抗原のこの生化学的特
性化は、これが一本鎖細胞表面蛋白であることを示
す)。
分離し、かつ新たな試験管に移した。免疫沈降に先立
ち、細胞溶解物を20mgのウサギ抗−ヒトIg抗体と混合
し、4回予備清澄させた。さらに、パンソルビンで4℃
にて1時間にわたり2回、かつセフアロース4Bビーズで
1回、最後にウサギ抗−マウス抗体と無関係のマウス免
疫グロブリンとの予備生成複合体で処理した。予備清澄
化させた試料を次のいずれかと混合した:(1)抗−B5
ウサギ抗−マウスIg複合体;(2)ウサギ抗マウスIgと
の無関係のモノクローナルIgM複合体;(3)B5−結合
セフアロース4B;又は(4)無関係のIgM−結合セフアー
ロース4B。これらの混合物を氷上で0℃にて2時間保つ
た後、試料を10,000gにて5分間遠心分離し、かつ上澄
液を捨てた。ペレツトをRIPA緩衝液(0.2mMリン酸ナト
リウム、5mM EDTA、5mM EGTA、1mM NaF、pH7.4)におけ
る1%トリトンX-100/0.2%デオキシリコン酸ナトリウ
ムで4回洗浄した。第4図に示すように、これら沈澱物
を非還元性条件(レーン1〜5)及び還元性条件(50mM
ジチオスレイトール)(レーン6〜10)の下で10%SDS
−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により分析した:Ram
os細胞ライン:セフアロース4Bに結合した抗−B5(レー
ン1及び5)を、セフアロース4Bに結合した無関係の抗
体(レーン2及び6)と比較した。RPMI8226細胞ライ
ン:抗−B5ウサギ抗−ネズミIg予備生成複合体(レーン
4及び8)を無関係の抗体ウサギ−抗−マウスIg予備生
成複合体(レーン3及び7)と比較した。還元性条件下
における75キロダルトン(Kd)及び非還元性条件下にお
ける67KdのB5の見掛分子量(m.w.)は、鎖間のジスルフ
イド結合の存在を反映する。(B5抗原のこの生化学的特
性化は、これが一本鎖細胞表面蛋白であることを示
す)。
用途 本発明のモノクローナル抗体は検出可能なラベルで標
識することができ、たとえば常法によつて放射性標識す
ることができ、かつ生物学的試料にて或いはインビボに
て活性化B細胞の定量測定を可能にする。
識することができ、たとえば常法によつて放射性標識す
ることができ、かつ生物学的試料にて或いはインビボに
て活性化B細胞の定量測定を可能にする。
B−細胞分化の中間段階に対応するB−細胞起源の新
生物に対する特異性のため、本発明のモノクローナル抗
体は生物学的試料におけるこれら細胞型の存在を検出す
るのに使用することができる。本発明のモノクローナル
抗体は、B細胞から生ずる各種のリンパ腫及び白血病の
細胞型を特性化する際の診断助剤として使用することが
できる。さらに、本発明の放射性標識したモノクローナ
ル抗体を用いるインビボの映像化は、これら細胞型(た
とえばリンパ腫)を検出しかつ位置決定するための非侵
襲性手段を与えることができる。
生物に対する特異性のため、本発明のモノクローナル抗
体は生物学的試料におけるこれら細胞型の存在を検出す
るのに使用することができる。本発明のモノクローナル
抗体は、B細胞から生ずる各種のリンパ腫及び白血病の
細胞型を特性化する際の診断助剤として使用することが
できる。さらに、本発明の放射性標識したモノクローナ
ル抗体を用いるインビボの映像化は、これら細胞型(た
とえばリンパ腫)を検出しかつ位置決定するための非侵
襲性手段を与えることができる。
本発明のモノクローナル抗体は、さらに活性化B細胞
を特徴とする自己免疫病、感染及びその他の病気、たと
えば器官拒否における活性化B細胞の役割を規定するに
も有用である。
を特徴とする自己免疫病、感染及びその他の病気、たと
えば器官拒否における活性化B細胞の役割を規定するに
も有用である。
その他の実施態様については次の請求の範囲に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C12N 5/10 15/02 C12P 21/08 9358−4B (C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 シユロスマン,ステユアート アメリカ合衆国 02159 マサチユ−セツ ツ,ニユートン センター,ワン フオツ クス プレイス(番地なし) (56)参考文献 Journal of Experim ental Medicine,160[6 ](1984)P.1919−1924 Journal of Experim ental Medicine,160[5 ](1984)P.1450−1466 The Journal of Imm unology,131[4](1983)P. 1754−1761
Claims (13)
- 【請求項1】活性化ヒトB−細胞表面上の抗原を認識す
るモノクローナル抗体であって、(a)前記抗原はB−
細胞表面蛋白質B-LAST-1及びBB-1とは異なる蛋白質であ
り且つ(b)還元条件下で75,000ダルトンかつ非還元条
件下で67,000ダルトンの見掛分子量を有し、前記の抗体
は未刺戟ヒトB−細胞に対し非反応性であることを特徴
とするモノクローナル抗体。 - 【請求項2】刺戟された若しくは休止中のT−細胞及び
単核細胞又は非B−細胞起源の腫瘍又はB−細胞分化の
中間段階とは異なる分化段階に相当するB−細胞起源の
腫瘍に対し非反応性である特許請求の範囲第1項記載の
抗体。 - 【請求項3】前記の抗体がIgMアイソタイプである特許
請求の範囲第1項記載の抗体。 - 【請求項4】前記の抗体が、ハイブリドーマB5(ATCCHB
8716)により産生されるモノクローナル抗体が反応する
のと同じB細胞抗原と反応する、特許請求の範囲第1項
に記載の抗体。 - 【請求項5】前記の抗体がハイブリドーマB5(ATCC HB8
716)により産生される、特許請求の範囲第1項に記載
の抗体。 - 【請求項6】前記の抗原がエプスタイン−バール・ウイ
ルス、ヨウシュヤマゴボウミトゲン、蛋白質A若しくは
抗−免疫グロブリンで活性化された末梢若しくは脾臓ヒ
トB−細胞から得られる特許請求の範囲第1項記載の抗
体。 - 【請求項7】前記の抗体が検出可能な標識で標識されて
いる特許請求の範囲第1項記載の抗体。 - 【請求項8】前記の標識が放射性標識である特許請求の
範囲第7項記載の抗体。 - 【請求項9】還元条件下で75,000ダルトンかつ非還元条
件下で67,000ダルトンの見掛分子量を有する活性化ヒト
B−細胞表面蛋白質を発現する細胞の存在につき生物学
的試料を分析するに際し、前記試料を、活性化ヒトB−
細胞表面上の抗原を認識するモノクローナル抗体と共に
インキュベートし、かつ免疫複合体が形成されるかどう
かを測定することを特徴とする生物学的試料の分析方法
であって、該抗原は、B−細胞表面蛋白質B-LAST-1及び
BB-1とは異なる蛋白質であり且つ還元条件下で75,000ダ
ルトンかつ非還元条件下で67,000ダルトンの見掛分子量
を有し、該抗体は未刺戟ヒトB−細胞に対し非反応性で
ある、上記の分析方法。 - 【請求項10】前記の試料がヒト末梢血液、骨髄又はリ
ンパ組織を含む特許請求の範囲第9項記載の方法。 - 【請求項11】前記の試料がヒトB−細胞又はB−細胞
起源の腫瘍を含む特許請求の範囲第9項記載の方法。 - 【請求項12】前記の抗体が還元条件下で75,000ダルト
ンかつ非還元条件下で67,000ダルトンの見掛分子量を有
する活性化ヒトB細胞表面蛋白質を認識し、該蛋白質
は、エプスタイン−バール・ウイルス、ヨウシュヤマゴ
ボウミトゲン、蛋白質A若しくは抗−免疫グロブリンで
活性化された末梢若しくは脾臓ヒトB−細胞から得られ
る特許請求の範囲第9項記載の方法。 - 【請求項13】非ヒト哺乳動物における活性化B−細胞
含有部位を検出するに際し、前記哺乳動物へ活性化ヒト
B−細胞表面上の抗原を認識する標識モノクローナル抗
体を投与し、かつ放射性標識された免疫複合体を検出す
ることを特徴とする検出方法であって、該抗原は、B−
細胞表面蛋白質B-LAST-1及びBB-1とは異なる蛋白質であ
り且つ還元条件下で75,000ダルトンかつ非還元条件下で
67,000ダルトンの見掛分子量を有し、該抗体は未刺戟ヒ
トB−細胞に対し非反応性である、上記の検出方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/708,176 US4692405A (en) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | Monoclonal antibodies to antigen on activated human B-cells and assay therefor, protein antigenic determinant therefor and method of making same |
US708176 | 1985-03-05 | ||
PCT/US1986/000460 WO1986005188A1 (en) | 1985-03-05 | 1986-03-04 | Monoclonal antibodies and assay |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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