JPH085778A - 制御棒駆動機構ハウジング据付部等の寸法・形状測定装置 - Google Patents

制御棒駆動機構ハウジング据付部等の寸法・形状測定装置

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JPH085778A
JPH085778A JP6137590A JP13759094A JPH085778A JP H085778 A JPH085778 A JP H085778A JP 6137590 A JP6137590 A JP 6137590A JP 13759094 A JP13759094 A JP 13759094A JP H085778 A JPH085778 A JP H085778A
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】原子炉圧力容器の制御棒駆動機構ハウジングや
スタブチューブ等を交換する場合、それらの位置および
形状を機械的に単純な機構で直接的且つ三次元的に測定
する。 【構成】炉心支持板11の開口部に方位位置決め可能に
設置される保持手段と、原子炉圧力容器1下鏡部に据え
付けられた制御棒駆動機構ハウジング5頂部に係合して
位置決め可能な芯出機構17と、原子炉圧力容器1下鏡
部の被測定部表面に接触可能な複数のスケールロッド2
7と、これらスケールロッド27に目盛られたスケール
を読み取る読取手段31と、この読取手段31にて得ら
れた数値を予め基準点からの変位量として演算処理する
とともに、各測定点の寸法を比較する比較・演算処理手
段34とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉内における制御棒
駆動機構ハウジング据付部等の寸法・形状測定装置に係
り、特に被測定部として原子炉圧力容器の下鏡部に据え
付けられる制御棒駆動機構ハウジング、このハウジング
を溶接固定するためのスタブチューブおよび下鏡部に形
成されるインコネル肉盛溶接部の、それぞれの位置およ
び形状等を三次元測定するための寸法・形状測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】軽水炉としての沸騰水型原子炉(以下、
BWRという。)には、原子炉圧力容器の下部に制御棒
駆動機構ハウジング(以下、CRDハウジングとい
う。)が吊設状態で据え付けられており、このCRDハ
ウジングに原子炉の起動・停止や炉出力を制御する制御
棒駆動機構(CRD)が設けられる。上記CRDハウジ
ングは原子炉圧力容器の下鏡部にスタブチューブを介し
て据え付けられる。
【0003】上記CRDハウジングの据付には、原子炉
圧力容器のCRDハウジング貫通部にインコネル肉盛溶
接とその後の成形加工によりスタブチューブ取付用開先
を形成し、このスタブチューブ取付用開先にスタブチュ
ーブを溶接にて固定する。スタブチューブ頂部にはJ開
先が成形加工されており、このスタブチューブのJ開先
にCRDハウジングを下方から挿入して溶接にて固定
し、据え付ける。
【0004】一方、原子炉圧力容器内のCRDハウジン
グやスタブチューブ等を交換する場合には、それらの位
置および形状が水中テレビカメラ等で目視により確認さ
れる程度であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原子炉圧力
容器内のCRDハウジングやスタブチューブ等を交換し
ようとする時、それらの位置および形状を三次元的に測
定する場合、原子炉運転前ではその部位へ作業員が接近
できるため、ノギスやマイクロメータ等のゲージで測定
することは容易であるが、運転後では原子炉圧力容器に
炉水が収容されていたり、炉内の放射線量が高いため、
作業員が接近することが不可能で測定することができな
い。
【0006】そのため、上記のように原子炉圧力容器の
CRDハウジング、このハウジングを溶接固定するため
のスタブチューブ、下鏡部に形成されるインコネル肉盛
溶接部の、それぞれの位置および形状を測定するには、
水中テレビカメラ等で遠隔にて行う必要がある。このよ
うに従来では、水中テレビカメラで各部の位置および形
状を測定しているため、直接的且つ三次元的に形状測定
および位置の確認を行うことが不可能であった。
【0007】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、原子炉圧力容器の制御棒駆動機構ハウジングや
スタブチューブ等を交換する場合、それらの位置および
形状を機械的に単純な機構で直接的且つ三次元的に測定
可能な制御棒駆動機構ハウジング据付部等の寸法・形状
測定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、炉心支持板の開口部に方
位位置決め可能に設置される保持手段と、この保持手段
にシャフトを介して支持され、原子炉圧力容器下鏡部に
据え付けられた制御棒駆動機構ハウジング頂部に係合し
て位置決め可能な芯出機構と、上記シャフトの半径方向
に列状に配列され、上記原子炉圧力容器下鏡部の被測定
部表面に接触可能な複数のスケールロッドと、これらス
ケールロッドに目盛られたスケールを読み取る読取手段
と、この読取手段にて得られた数値を予め基準点からの
変位量として演算処理するとともに、各測定点の寸法を
比較する比較・演算処理手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2は、請求項1記載の複数のスケー
ルロッドがそれぞれ副尺補助スケールを具備したことを
特徴とする。
【0010】請求項3は、請求項1または2記載の複数
のスケールロッドがそれぞれシャフトの回転方向および
半径方向に移動可能とする位置調整機構を有することを
特徴とする。
【0011】請求項4は、請求項1,2または3記載の
複数のスケールロッドがそれぞれ錘を備えたことを特徴
とする。
【0012】請求項5は、請求項1,2,3または4記
載の複数のスケールロッドを被測定部表面に案内するガ
イド機構を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項6は、請求項1記載の芯出機構が、
その先端部に位置検出手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記の構成を有する請求項1においては、シャ
フトの半径方向に列状に配列された複数のスケールロッ
ドを原子炉圧力容器下鏡部の被測定部表面に接触させ、
そのスケールロッドに目盛られたスケールを読取手段に
て読み取り、この読取手段にて得られた数値を予め基準
点からの変位量として演算処理することにより、被測定
部の位置の寸法を測定するとともに、各測定点の寸法を
比較することにより、被測定部の形状等を直接的且つ三
次元的にに把握することができる。
【0015】請求項2においては、複数のスケールロッ
ドがそれぞれ副尺補助スケールを具備したことにより、
測定精度を大幅に高めることができる。
【0016】請求項3においては、複数のスケールロッ
ドがそれぞれシャフトの回転方向および半径方向に移動
可能とする位置調整機構を有することにより、スケール
ロッドの測定位置を自在に移動・調整することができ
る。
【0017】請求項4においては、複数のスケールロッ
ドがそれぞれ錘を備えたことにより、スケールロッドを
駆動するための駆動機構を設けることなく、下降方向へ
の移動を確実に補助し、自重のみで測定時の適正な測定
面圧を得ることができる。
【0018】請求項5においては、複数のスケールロッ
ドがガイド機構により被測定部表面に案内されるため、
測定位置が確実に規定されるとともに、測定中のスケー
ルロッドの転倒や位置ずれを防止することができる。
【0019】請求項6においては、芯出機構の先端部に
位置検出手段を設けたことにより、制御棒駆動機構ハウ
ジング底部から押上装置を挿入し、この押上装置上面に
芯出機構が到達した時にその位置検出信号を確認するこ
とで、測定装置がセットされたことを確認することがで
きる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0021】図3は沸騰水型原子炉の下部構造を示す構
成図である。図3に示すように、BWRは原子炉圧力容
器1を備え、この原子炉圧力容器1はその支持ペデスタ
ル2上に支持スカート3を介して支持される。原子炉圧
力容器1の下部(下鏡部)には、BWRの炉心に制御棒
の挿入・引き抜きを行う制御棒駆動機構(CRD)4が
多数本林立状態で垂設されている。
【0022】制御棒駆動機構4のCRDハウジング5
は、原子炉圧力容器1の下鏡部に溶接され、CRDハウ
ジング5にはステンレス鋼が用いられる。また、原子炉
の出力表示や燃焼度の評価のために、原子炉炉心部で発
生する中性子束は中性子束検出器6にて検出され、監視
される。
【0023】図1は本発明に係る制御棒駆動機構ハウジ
ング据付部等の寸法・形状測定装置の一実施例を示す断
面図である。この実施例は、原子炉圧力容器1内のCR
Dハウジング5やスタブチューブ等を交換する場合、C
RDハウジング5、スタブチューブおよびインコネル肉
盛溶接部の内、この肉盛溶接部の位置および形状を三次
元測定する例を示すものである。
【0024】図1において、原子炉圧力容器1の下鏡部
には、インコネル肉盛溶接部7が溶接により形成され、
鏡面仕上げされている。原子炉圧力容器1の下鏡部の傾
斜部には溶接部8によりスタブチューブ9が溶接され
る。このスタブチューブ9の頂部には、J開先が成形加
工されており、このスタブチューブ9のJ開先にCRD
ハウジング5が下方から挿入され、溶接にて固定され
る。
【0025】測定装置10は、原子炉圧力容器1内に収
容される炉心支持板11に着脱自在に保持される。この
炉心支持板11の開口部には図示しないオペレーション
フロアからチェーン12により吊り下げられた炉心支持
板プラグ13が配置され、この炉心支持板プラグ13
は、保持手段としての回転プラグ14が収納保持される
収納凹部13aが形成されるとともに、炉心支持板11
の上面に突設されたガイドピン15により周方向に位置
決めされ、その回転が防止される。
【0026】測定装置10の回転プラグ14は、炉心支
持板プラグ13の収納凹部13aに着脱自在に保持さ
れ、測定装置10が回転方向に移動する時には収納凹部
13aにてその回転が案内され、測定装置10の位置が
設定された後には位置決め機構14aにより位置決めさ
れる。
【0027】また、回転プラグ14から下方に延びるシ
ャフト16の下端には、CRDハウジング5頂部のシー
ト面5aに位置決めされる芯出機構17が取り付けら
れ、この芯出機構17は先端(下端)に向かって縮径す
る逆円錐体形状の芯出ヘッド18を有し、この芯出ヘッ
ド18がCRDハウジング5頂部のシート面5aに確実
に着座して測定装置10の上下および横方向の滑りが防
止される。そして、シャフト16の上端には測定装置1
0を回転方向に移動させるためのハンドル19が取り付
けられている。
【0028】さらに、芯出ヘッド18の下端(先端部)
には、位置検出手段としての近接スイッチ20が設けら
れる一方、CRDハウジング5底部からは押上装置21
の押上ロッド22が挿入され、この押上ロッド22の上
端に芯出機構17の芯出ヘッド18が到達した時、近接
スイッチ20の位置検出信号を確認することで、測定装
置10がセットされたことを確認する。
【0029】押上装置21は、上記押上ロッド22と、
この押上ロッド22を上下動させる回転ハンドル23と
を備えており、押上ロッド22の軸方向にはスケール2
4が付されている。したがって、回転ハンドル23を操
作して押上ロッド22を上下させ、近接スイッチ20の
作動を確認する位置を押上ロッド22のスケール24で
読み取ることにより、CRDハウジング5下部のフラン
ジ面から芯出ヘッド18の下面までの距離が読み取れ
る。
【0030】シャフト16の芯出機構17の上部には、
スケールロッド取付部25が固定され、この取付部25
には位置調整機構としての位置調整板26が複数設けら
れ、これらの位置調整板26のそれぞれに、棒状のロッ
ドにスケール目盛を付したスケールロッド27が上下動
可能に取り付けられている。これらのスケールロッド2
7はシャフト16の半径方向に列状に配列され、その先
端部が原子炉圧力容器1の下鏡部の被測定部であるイン
コネル肉盛溶接部7表面に接触可能となっている。そし
て、位置調整板26は遠隔操作にてスケールロッド27
をシャフト16の回転方向および半径方向に移動可能に
構成されている。
【0031】また、複数のスケールロッド27は、それ
ぞれ錘28が取り付けられており、この錘28を取り付
けたことにより、スケールロッド27の設置時には駆動
源を設けることなく、自重を利用して下降方向への移動
を補助するとともに、測定時には被測定部に対し適切な
測定面圧が得られる。
【0032】さらに、複数の位置調整板26の上面のそ
れぞれには、図2に示すように円筒体の一部に開口窓を
形成した副尺補助スケール29が固定され、これにより
複数のスケールロッド27はそれぞれ副尺補助スケール
29が具備されることとなり、その測定精度を大幅に高
めることができる。
【0033】スタブチューブ9の外周面にはガイド機構
30が設けられており、測定装置10を原子炉圧力容器
1の下鏡部に据え付ける時に、ガイド機構30により複
数のスケールロッド27を目的の被測定部に確実に案内
するとともに、測定時にスケールロッド27の転倒や位
置ずれが防止される。
【0034】スケールロッド27に目盛られたスケール
は、測定時に読取手段としてのテレビカメラ31により
機械的に読み取られ、このテレビカメラ31は図示しな
いオペレーションフロアからチェーン32で吊り下げら
れている。また、テレビカメラ31はケーブル33を介
して比較・演算処理装置34に電気的に接続されてい
る。したがって、テレビカメラ31から得られた各測定
点の数値は、比較・演算処理装置34で予め基準点から
の変位量として演算処理されるとともに、各測定点の寸
法が比較され、これらの処理結果は記録装置35にて記
録される。
【0035】次に、本実施例の作用を説明する。
【0036】測定装置10を用いて原子力圧力容器1の
下鏡部のCRDハウジング5、スタブチューブ9および
インコネル肉盛溶接部7の位置および形状を三次元測定
する場合には、初めに、原子力圧力容器1の上部から測
定装置10の回転プラグ14を炉心支持板プラグ13の
収納凹部13aに収納保持した状態でオペレーションフ
ロアからチェーン12により吊り下げ、炉心支持板11
の開口部に炉心支持板プラグ13を設置して方位位置決
めするとともに、CRDハウジング5の頂部のシート面
5aに芯出機構17の芯出ヘッド18を挿入することで
測定装置10全体の位置決め、芯出しが行われる。
【0037】測定装置10を位置決め、芯出した後、複
数のスケールロッド27の先端部を原子炉圧力容器1の
下鏡部の被測定部であるインコネル肉盛溶接部7表面に
接触させる。次いで、スケールロッド27に目盛られた
スケールをテレビカメラ31により機械的に読み取り、
このテレビカメラ31から得られた各測定点の数値を、
比較・演算処理手段34で予め基準点からの変位量とし
て演算処理するとともに、各測定点の寸法を比較し、こ
れらの処理結果を記録装置35にて記録する。そして、
位置調整板26によりスケールロッド27をシャフト1
6の回転方向および半径方向に移動させて測定部位を変
えた後、上記と同様の演算処理を行うことによりインコ
ネル肉盛溶接部7の三次元傾斜面形状・寸法の測定がで
きる。
【0038】このように本実施例によれば、シャフト1
6の半径方向に列状に配列された複数のスケールロッド
27を原子炉圧力容器1下鏡部の被測定部表面に接触さ
せ、そのスケールロッド27に目盛られたスケールをテ
レビカメラ31にて読み取り、このテレビカメラ31に
て得られた数値を予め基準点からの変位量として演算処
理することにより、被測定部の位置の寸法を測定すると
ともに、各測定点の寸法を比較することにより、被測定
部の形状等を直接的且つ三次元的に把握することができ
る。
【0039】複数のスケールロッド27はそれぞれ副尺
補助スケール29を具備したことにより、測定精度を大
幅に高めることができる。また、複数のスケールロッド
27は、それぞれ位置調整板26にてシャフト16の回
転方向および半径方向に移動可能であるので、スケール
ロッド27の測定位置を自在に移動・調整することがで
きる。複数のスケールロッド27はそれぞれ錘28を備
えたことにより、スケールロッド27を駆動するための
駆動機構を設けることなく、下降方向への移動を確実に
補助し、自重のみで測定時の適正な測定面圧を得ること
ができる。
【0040】さらに、複数のスケールロッド27がガイ
ド機構30により被測定部表面に案内されるため、測定
位置が確実に規定されるとともに、測定中のスケールロ
ッド27の転倒や位置ずれを防止することができる。
【0041】さらにまた、芯出機構17の先端部に近接
スイッチ30を設けたことにより、CRDハウジング5
底部から押上装置21を挿入し、この押上装置21上面
に芯出機構17が到達した時にその位置検出信号を確認
することで、測定装置10がセットされたことを確認す
ることができる。そして、芯出機構17は先端(下端)
に向かって縮径する逆円錐体形状の芯出ヘッド18を有
しているので、この芯出ヘッド18によりCRDハウジ
ング5頂部のシート面5aに確実に着座して測定装置1
0の上下および横方向の滑りが防止され、正確な測定点
を確保することができる。
【0042】そして、回転プラグ14は位置決め機構1
4aを備え、炉心支持板プラグ13の収納凹部13aに
着脱自在に保持され、測定装置10が回転方向に移動す
る時に収納凹部13aにてその回転が案内されるため、
測定位置を容易に回転移動することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、シャフトの半径方向に列状に配列された複数
のスケールロッドを原子炉圧力容器下鏡部の被測定部表
面に接触させ、そのスケールロッドに目盛られたスケー
ルを読取手段にて読み取り、この読取手段にて得られた
数値を予め基準点からの変位量として演算処理すること
により、被測定部の位置の寸法を測定するとともに、各
測定点の寸法を比較することにより、被測定部の形状等
を直接的且つ三次元的に把握することができる。また、
遠隔測定のため、作業員の放射線被曝量が少なくなる。
【0044】請求項2によれば、複数のスケールロッド
がそれぞれ副尺補助スケールを具備したことにより、測
定精度を大幅に高めることができ、測定の信頼性を向上
させることができる。
【0045】請求項3によれば、複数のスケールロッド
がそれぞれシャフトの回転方向および半径方向に移動可
能とする位置調整機構を有することにより、スケールロ
ッドの測定位置を自在に移動・調整することができ、高
い操作性を得ることができる。
【0046】請求項4によれば、複数のスケールロッド
がそれぞれ錘を備えたことにより、スケールロッドを駆
動するための駆動機構を設けることなく、下降方向への
移動を確実に補助し、自重のみで測定時の適正な測定面
圧を得ることができることとなり、機構を簡略化するこ
とができる。
【0047】請求項5によれば、複数のスケールロッド
がガイド機構により被測定部表面に案内されるため、測
定位置が確実に規定されるとともに、測定中のスケール
ロッドの転倒や位置ずれを防止することができ、測定時
の作業性をを向上させることができる。
【0048】請求項6によれば、芯出機構の先端部に位
置検出手段を設けたことにより、制御棒駆動機構ハウジ
ング底部から押上装置を挿入し、この押上装置上面に芯
出機構が到達した時にその位置検出信号を確認すること
で、測定装置がセットされたことを確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御棒駆動機構ハウジング据付部
等の寸法・形状測定装置の一実施例を示す断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】沸騰水型原子炉の下部構造を示す構成図。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 4 制御棒駆動機構(CRD) 5 CRDハウジング 8 溶接部 9 スタブチューブ 10 測定装置 11 炉心支持板 12 チェーン 13 炉心支持板プラグ 14 回転プラグ(保持手段) 16 シャフト 17 芯出機構 18 芯出ヘッド 19 ハンドル 20 近接スイッチ(位置検出手段) 21 押上装置 22 押上ロッド 23 回転ハンドル 24 スケール 25 スケールロッド取付部 26 位置調整板(位置調整機構) 27 スケールロッド 28 錘 29 副尺補助スケール 30 ガイド機構 31 テレビカメラ(読取手段) 34 比較・演算処理装置(比較・演算処理手段) 35 記録装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉心支持板の開口部に方位位置決め可能
    に設置される保持手段と、この保持手段にシャフトを介
    して支持され、原子炉圧力容器下鏡部に据え付けられた
    制御棒駆動機構ハウジング頂部に係合して位置決め可能
    な芯出機構と、上記シャフトの半径方向に列状に配列さ
    れ、上記原子炉圧力容器下鏡部の被測定部表面に接触可
    能な複数のスケールロッドと、これらスケールロッドに
    目盛られたスケールを読み取る読取手段と、この読取手
    段にて得られた数値を予め基準点からの変位量として演
    算処理するとともに、各測定点の寸法を比較する比較・
    演算処理手段とを備えたことを特徴とする制御棒駆動機
    構ハウジング据付部等の寸法・形状測定装置。
  2. 【請求項2】 複数のスケールロッドは、それぞれ副尺
    補助スケールを具備したことを特徴とする請求項1記載
    の制御棒駆動機構ハウジング据付部等の寸法・形状測定
    装置。
  3. 【請求項3】 複数のスケールロッドは、それぞれシャ
    フトの回転方向および半径方向に移動可能とする位置調
    整機構を有することを特徴とする請求項1または2記載
    の制御棒駆動機構ハウジング据付部等の寸法・形状測定
    装置。
  4. 【請求項4】 複数のスケールロッドは、それぞれ錘を
    備えたことを特徴とする請求項1,2または3記載の制
    御棒駆動機構ハウジング据付部等の寸法・形状測定装
    置。
  5. 【請求項5】 複数のスケールロッドを被測定部表面に
    案内するガイド機構を設けたことを特徴とする請求項
    1,2,3または4記載の制御棒駆動機構ハウジング据
    付部等の寸法・形状測定装置。
  6. 【請求項6】 芯出機構は、その先端部に位置検出手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の制御棒駆動機
    構ハウジング据付部等の寸法・形状測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2869447A1 (fr) * 2004-04-23 2005-10-28 Framatome Anp Sas Procede et dispositif de controle de la realisation d'un etat de connexion ou de deconnexion d'une tige de commande de deplacement d'une grappe de commande d'un reacteur nucleaire
CN112102974A (zh) * 2020-09-14 2020-12-18 中核核电运行管理有限公司 一种核反应堆控制棒驱动杆高度测量装置

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