JPH0857216A - 濾過器 - Google Patents

濾過器

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Publication number
JPH0857216A
JPH0857216A JP6200564A JP20056494A JPH0857216A JP H0857216 A JPH0857216 A JP H0857216A JP 6200564 A JP6200564 A JP 6200564A JP 20056494 A JP20056494 A JP 20056494A JP H0857216 A JPH0857216 A JP H0857216A
Authority
JP
Japan
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filter
case
bottom plate
antibacterial agent
antibacterial
Prior art date
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Pending
Application number
JP6200564A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Ueda
信一 上田
So Sanada
創 真田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP6200564A priority Critical patent/JPH0857216A/ja
Publication of JPH0857216A publication Critical patent/JPH0857216A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】雑菌の繁殖を抑制して、目詰まりしにくくさせ
ること。 【構成】上方および下方に開口が設けられているケース
21と、ケース21の下方の開口寄りにケース21の内
部空間を上下二つに仕切るように設けられかつ上から下
または下から上への両方向に湯水を通過させる濾底板2
2と、濾底板22の上面に載置される多数の流動性の濾
材23とを有する濾過器20において、ケース21の内
面、濾底板22および少なくとも一部の濾材23を抗菌
処理している。これにより、濾過器20で捕獲されるご
みや有機物に含まれる雑菌が、濾過器20の内部で繁殖
しにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば浴槽から取り出
した浴槽水などを濾過するのに用いられる濾過器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、浴槽から浴槽水を取り出して
濾過して浴槽へ還流するようにした濾過ユニットがあ
る。
【0003】このような濾過ユニットに用いられる濾過
器としては、例えば上方および下方に開口が設けられて
いるケースと、ケースの下方の開口寄りにケースの内部
空間を上下二つに仕切るように設けられかつ上から下
(濾過方向)または下かに上(逆流洗浄方向)への両方
向に湯水を通過させる濾底板と、濾底板の上面に載置さ
れる多数の流動性の濾材とを有する構成になっている。
【0004】つまり、濾過器は、経時的な目詰まりを起
こすために、前述の濾過ユニットでは、目詰まりを解消
するために、濾過器に対する浴槽水の流れを逆向きに切
り替えて濾過器を逆流洗浄する逆洗運転を所要周期ごと
に行えるようにしている。
【0005】この逆洗運転では、濾過器を逆流洗浄した
浴槽水を排水するようにしており、濾過器の汚れが浴槽
へ流入するのを防止するようになっている。
【0006】なお、従来のこの種の濾過器は、抗菌処理
が施されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、濾過器は、
濾過対象水にもよるが、通常、濾過器に捕獲されるごみ
や有機物などに雑菌が含まれていることが多く、そのた
めに濾過器内部に雑菌が繁殖しやすくなっている。
【0008】これに対して、前述したように、所要周期
ごとに、濾過器を逆流洗浄できるようにしているが、こ
のような逆洗運転をしても雑菌などを完全には除去でき
ないので、濾過器内部での雑菌の繁殖が経時的に進行
し、ひいては濾底板に膜状に付着したり、濾材が固着し
たりして、目詰まりを起こすことになる。
【0009】このような目詰まりが起こると、濾過時に
濾過器を通過する水量が減少することになるなど、濾過
能力が低下する。しかも、このような状況では、前述の
逆洗運転を行っても、目詰まり解消の効果が薄くなる。
そのために、濾過器を取り外して、新しいものに交換し
なければならなくなる。
【0010】したがって、本発明は、雑菌の繁殖を抑制
して、目詰まりしにくくさせることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の濾過器は、上方
および下方に開口が設けられているケースと、ケースの
下方の開口寄りにケースの内部空間を上下二つに仕切る
ように設けられかつ上から下または下から上への両方向
に湯水を通過させる濾底板と、濾底板の上面に載置され
る多数の流動性の濾材とを有するもので、前記ケースの
内面、濾底板および少なくとも一部の濾材が、抗菌処理
されている。
【0012】なお、前述のケースは、上下二つに分割さ
れていて、上下要素の結合部分に抗菌処理されてなるシ
ールリングが設けられる構成とすることができる。前述
の濾底板は、焼結助剤に抗菌剤を混入して焼結される多
孔質のセラミックス材とすることができる。前述の抗菌
処理に用いる抗菌剤は、銀、銅、鉛の無機系とすること
ができる。但し、ケースの抗菌処理に用いる抗菌剤は、
有機系とすることができる。
【0013】
【作用】本発明の濾過器では、捕獲されるごみや有機物
などに雑菌が含まれていても、それらの繁殖を抑制す
る。したがって、雑菌の繁殖が原因となる目詰まりが起
きにくくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の詳細を図1および図2に示す
実施例に基づいて説明する。図1および図2は、本発明
の一実施例に係り、図1は、濾過器の縦断面図、図2
は、濾過器を用いた風呂ユニットの構成図である。
【0015】濾過器の説明に先立ち、それを用いる風呂
ユニットの構成を図2を参照して簡単に説明する。図例
の風呂ユニットは、気泡混じりの湯水噴出を行うジェッ
ト運転と、濾過運転とが単独または同時に行えるように
なっている。
【0016】浴槽1には、循環水路2が接続されてお
り、この循環水路2の中間位置には、浴槽水を強制的に
循環させる循環ポンプ3が設けられている。また、循環
水路2の吸入路端部には、ヘアーキャッチャ付きの吸入
ノズル4が、循環水路2の二股に分岐する還流路端部に
は、背側ジェットノズル5および足側ジェットノズル6
がそれぞれ設けられている。
【0017】循環水路2の二股に分岐する還流路部分に
は、還流する浴槽水の流量を調節する調節弁7,8がそ
れぞれ設けられている。また、ジェットノズル5,6に
は、このノズル5,6からの浴槽水噴出時に空気を吸引
する空気吸入路9が接続されている。空気吸入路9に
は、吸引空気量を調節する調節弁10および消音タンク
11が設けられている。
【0018】そして、循環水路2において循環ポンプ3
の吸入側および吐出側には、濾過水路12が接続されて
いる。この濾過水路12には、エア抜き弁付きの気液分
離器13および濾過器20が設けられており、さらに排
水路14が接続されている。この排水路14には、開閉
弁15が設けられている。
【0019】なお、16,17は、三方弁であり、これ
らの三方弁16,17は、濾過器20に対して上から下
へ浴槽水を導いて循環水路2側へ還流する濾過状態(実
線矢印参照)と、濾過器20に対して下から上へと浴槽
水を導いてから排水路14へ導く逆洗状態(破線矢印参
照)との2つの状態に浴槽水流路を切り替えるものであ
る。18は、圧力スイッチであり、この圧力スイッチ1
8は、浴槽1の浴槽水の水位が吸入ノズル4よりも若干
高い位置に設けられており、吸入ノズル4のヘアーキャ
ッチャの目詰まりを検出するために利用される。19
は、水位スイッチであり、この水位スイッチ19は、ジ
ェットノズル5,6よりも高い位置に設けられており、
浴槽水位を検出し、循環ポンプ3をエア咬みさせない状
態で駆動させるために利用される。
【0020】次に、濾過器20の構成を図1を参照して
詳細に説明する。
【0021】濾過器20は、例えば上方および下方に開
口21A,21Bが設けられるケース21と、ケース2
1の下方の開口21B寄りにケース21の内部空間を上
下二つに仕切るように設けられかつ上から下(濾過方
向)または下から上(逆流洗浄方向)への両方向に湯水
を通過させる濾底板22と、濾底板22の上面に載置さ
れる多数の流動性の濾材23と、浴槽水から分離された
空気を外部へ逃がすエア抜き弁24とを備えている。ケ
ース21は、濾底板22の位置で上下二つに分割されて
なり、ケース本体21Cと蓋21Dとの結合部分に抗菌
処理されてなるシールリング25が設けられている。
【0022】そして、この濾過器20のケース21の内
面、濾底板22、少なくとも一部の濾材23およびシー
ルリング25が、抗菌処理されている。このうち、濾底
板22、濾材23およびシールリング25の抗菌処理に
用いる抗菌剤は、無機系抗菌剤が好ましいが、ケース2
1の抗菌処理に用いる抗菌剤は、無機系抗菌剤または有
機系抗菌剤のどちらでもよい。
【0023】ケース21は、抗菌剤を混合した合成樹脂
により成形されたものである。合成樹脂は、変性PPO
樹脂などが、また、抗菌剤としては、無機系抗菌剤例え
ば品川燃料株式会社の商品名ゼオミック(主成分はゼオ
ライト銀)などが、それぞれ好適に用いられる。但し、
抗菌剤として、有機系抗菌剤例えばアイシーアイ社の商
品名デンシルS3(主成分2,3,5,6−チトクロロ
−4−(メチルスルフォニル)−ピリジン)やダウコー
ニング社の商品名バイオシル(主成分トリメトキシシリ
ル−プロピルオクタデシルアンモニウムクロライド)な
どとすることができる。
【0024】濾底板22は、焼結助剤に抗菌剤を混入し
て焼結されるほぼ円形の多孔質のセラミックス材からな
る。この濾底板22は、セラミックス材を抗菌剤含有の
焼結助剤を用いて外形を整えるとともに、プレス成形し
てから、1000℃以上の高温で焼結することにより、
多孔質の濾底板22が製作される。なお、セラミックス
材は、主としてアルミナなどの粉体が、また、焼結助剤
は、長石(ガラス系)、フリット(ガラス粉末)および
有機系バインダーなどが、さらに、抗菌剤は、株式会社
サンギの品名アパサイダー(主成分は燐酸カルシウム
銀)などの粉末が、それぞれ好適に用いられる。これに
より、濾底板22の組成であるアルミナ粉子個々が銀か
らなる抗菌剤でコーティングされることになり、気孔周
辺にも抗菌剤が均一に配合されることになる。
【0025】濾材23は、例えば200〜300μmの
ガラスビーズからなるものと、抗菌剤が混合された粒か
らなるものとを所要の割合で混在されている。この配分
割合は、例えばガラスビーズ1.1Kgに対して、粒1
1gとされる。この粒は、株式会社サンギの品名アパサ
イダー(主成分は燐酸カルシウム銀)などのマスターバ
ッジが好適に用いられる。この濾材23は、抗菌剤が混
合された粒だけにしてもよい。
【0026】シールリング25は、濾底板22の外周に
嵌合されるもので、ゴム材料に安定剤、充填剤、カーボ
ンブラックなどと抗菌剤とを混合して練り込み、これを
定量、成形、加硫することにより製作される。この抗菌
剤としても、銀、銅、鉛などを含む無機系抗菌剤が好適
に用いられる。
【0027】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ない。例えば、本発明の濾過器20は、図2に示した風
呂ユニットの他に、濾過が必要な種々な場所に用いるこ
とができる。
【0028】また、無機系抗菌剤としては、前述したも
の以外に、東亜合成化学工業(株)の商品名ノバロン
(担体はリン酸ジルコニウム)、鐘紡(株)の商品名バ
クテキラー(担体はゼオライト)、触媒化成工業(株)
の商品名AIS(担体はシリカ・アルミナ)、松下電気
産業(株)の商品名アメニトップ(担体はシリカゲル)
などが挙げられる。この他、銀系の無機系抗菌剤の他、
銅系、鉛系などの無機系抗菌剤とすることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の濾過器では、捕獲されるごみや
有機物などに雑菌が含まれていても、それらの繁殖を抑
制するから、目詰まりしにくくなり、所要の濾過能力を
長期的に安定化させることができるようになる。このよ
うに目詰まりしにくければ、濾過器を逆流洗浄すること
により、濾過能力をかなり高いレベルにまで再生できる
ようになる。
【0030】したがって、濾過器の交換処理が長期にわ
たって不要となるから、ランニングコストの低減に貢献
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る濾過器の縦断面図。
【図2】濾過器を用いた風呂ユニットの構成図。
【符号の説明】
20 濾過槽 21 ケース 22 濾底板 23 濾材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 24/00 B01D 29/08 530 D 540 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方および下方に開口が設けられている
    ケースと、ケースの下方の開口寄りにケースの内部空間
    を上下二つに仕切るように設けられかつ上から下または
    下から上への両方向に湯水を通過させる濾底板と、濾底
    板の上面に載置される多数の流動性の濾材とを有する濾
    過器であって、 前記ケースの内面、濾底板および少なくとも一部の濾材
    が、抗菌処理されている、ことを特徴とする濾過器。
  2. 【請求項2】 前記ケースが、上下二つに分割されてな
    り、上下要素の結合部分に抗菌処理されてなるシールリ
    ングが設けられている、ことを特徴とする請求項1の濾
    過器。
  3. 【請求項3】 前記濾底板が、焼結助剤に抗菌剤を混入
    して焼結される多孔質のセラミックス材からなる、こと
    を特徴とする請求項1または2の濾過器。
  4. 【請求項4】 前記抗菌処理に用いる抗菌剤が、銀、
    銅、鉛などの無機系とされる、ことを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかの濾過器。
  5. 【請求項5】 前記ケースの抗菌処理に用いる抗菌剤
    が、有機系とされる、ことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかの濾過器。
JP6200564A 1994-08-25 1994-08-25 濾過器 Pending JPH0857216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6200564A JPH0857216A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 濾過器

Applications Claiming Priority (1)

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JP6200564A JPH0857216A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 濾過器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0857216A true JPH0857216A (ja) 1996-03-05

Family

ID=16426423

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6200564A Pending JPH0857216A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 濾過器

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JP (1) JPH0857216A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09238860A (ja) * 1996-03-04 1997-09-16 Janome Sewing Mach Co Ltd 浴槽湯の清浄化装置

Cited By (1)

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