JPH0856840A - 蒸気式蒸し器及び蒸気蒸し方法 - Google Patents

蒸気式蒸し器及び蒸気蒸し方法

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JPH0856840A
JPH0856840A JP19690194A JP19690194A JPH0856840A JP H0856840 A JPH0856840 A JP H0856840A JP 19690194 A JP19690194 A JP 19690194A JP 19690194 A JP19690194 A JP 19690194A JP H0856840 A JPH0856840 A JP H0856840A
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JP
Japan
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steam
steamer
pipe
food
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP19690194A
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English (en)
Inventor
Hideo Hirano
英雄 平野
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MEITOO KK
Original Assignee
MEITOO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な防火区画の形成や各種消火設備の設置
を要せず、しかも、蒸した食品にべとつきがなくて食品
本来の特性や風味等の損なわれることのない蒸気式蒸し
器及び蒸気蒸し方法を提供すること。 【構成】 蒸し器本体1の天板3に形成した蒸気吹出し
口6へせいろSaを載せて食品を蒸す蒸気式蒸し器にお
いて、蒸し器本体1に先端を蒸気吹出し口6へ臨ませる
とともに基端をボイラ室24から配管した蒸気管13に
接続した蒸気放出管9a,9b,9cを配設し、該蒸気
放出管9a,9b,9cに蒸気を加熱して湿度を低下さ
せる加熱装置14を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品を蒸気で蒸す蒸気式
蒸し器及び蒸気蒸し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、蒸気式蒸し器により食品を蒸す
際は、該蒸し器に付設のガスバーナー、オイルバーナー
等の加熱装置によりボイラタンクを加熱して蒸気を発生
させ、この蒸気をそのままボイラタンク上に設置した天
板上のせいろへ供給して蒸している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、蒸気
式蒸し器はガスバーナー等による直火式の燃焼装置を使
用するため、地下街、ビル街等の店舗においてこの種の
蒸気式蒸し器を使用する場合は、種々の防火上の対策が
必要となる。例えば、蒸気式蒸し器を設置する厨房室に
は耐火壁、防火シャッタ等による防火区画の形成や自動
消化機器、グリスフィルタ、防火ダンパ、ダクト等の消
化設備が必要となって設備費が大となり、かつ、これら
の保守、管理等が厄介で、しかも、燃焼により発生する
熱により厨房室内が昇温するとともに、発生する燃焼ガ
スにより空気汚染を生ずるなどの多くの問題点がある。
【0004】そのため、各厨房器における蒸気発生に変
えて、ボイラ室で集中的に発生させた蒸気を、複数の厨
房室へ送給して、各厨房器用蒸気として利用されるよう
になってきた。しかし、ボイラ室より送給される蒸気
は、温度が110℃程度あるものの、湿度が100%と
高いため、蒸した食品表面に水分が付着してべとつき、
食品そのものの特性や風味が損なわれるという問題もあ
る。
【0005】本発明は、以上のような点にかんがみて創
案されたもので、特別な防火区画の形成や各種消火設備
等を要せず、しかも、蒸した食品にべとつきがなくて食
品本来の特性や風味等の損なわれることのない蒸気式蒸
し器及び蒸気蒸し方法を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明の蒸気式蒸し
器は、蒸し器本体の天板に形成した蒸気吹出し口上へへ
せいろを載せて食品を蒸す蒸気式蒸し器において、前記
蒸し器本体に先端を前記蒸気吹出し口へ臨ませるととも
に基端をボイラ室から配管した蒸気管に接続した蒸気放
出管を配設し、該蒸気放出管に蒸気を加熱して湿度を低
下させる加熱装置を設けたものである。
【0007】また、第2の発明の蒸気蒸し方法は、ボイ
ラ室から蒸気管を介して送給された蒸気を加熱して湿度
を低下させたのち、天板上のせいろへ蒸気吹出し口を経
て送給するようにしたものである。
【0008】
【作用】せいろ中へ食品を入れて天板の蒸気吹出し口上
へ載せて蒸気供給用の電磁弁を開くと、ボイラ室より配
管された蒸気管中を通って蒸気が分配管を経て蒸気放出
管中へ送給される。その後、この蒸気は加熱装置中を通
って加熱されながら乾き状態となって湿度が低下し、そ
のまま、蒸気吹出し口へ送られ、これより噴出してせい
ろ内へ底部から進入し、内部の食品が蒸される。
【0009】
【実施例】以下、図示例にしたがって本発明に使用する
装置及び作業を説明する。なお、実施例図では、4組の
蒸気吹出し口にそれぞれ1個ずつ対応させた小形のせい
ろSaと、4組の蒸気吹出し口を1個で覆う大形のせい
ろSbとが示してあるが、そのいずれかを選択的に使用
するものであり、両者共、作用効果は同じであるから、
以下では小形のせいろSaの場合について説明する。
【0010】図において符号1は蒸気蒸し器の蒸し器本
体で、該蒸し器本体1は台車2上に載置された箱状体と
され、上面にはステンレス鋼製の天板3が断熱材4及び
底板5を介して固定してある。天板3の所定位置には適
数組の蒸気吹出し口6が形成してあって、天板3上へ載
せられるせいろSaへそれぞれ蒸気を供給可能としてあ
る。また、天板3の蒸気吹出し口6各組下面には接続筒
7が突設され、更に、天板3の外周部には水分排水用の
樋8が蒸し器本体1に固定して設けてある。
【0011】各接続筒7下端には、蒸し器本体1に配設
した蒸気放出管9cの先端が連結しあって、蒸気吹出し
口6へ臨ませた状態とされ、隣り合う蒸気放出管9c,
9cの他端はT型の管継手10へ接続されて合流し、こ
れより蒸気放出管9bとなって後記する加熱装置14の
連結部18に接続されている。なお、図2に示すよう
に、実施例では隣り合う2本の蒸気放出管9c,9cを
合流させてあるが、4本の蒸気放出管9cを一箇所に集
合させて1本の蒸気放出管9bとし、これを1個の加熱
装置14へ接続するようにしてもよい。
【0012】加熱装置14の他方の連結部17には、前
記同様の蒸気放出管9aの一端が接続され、各蒸気管9
a,9bは加熱装置14を介して連通させた構造として
ある。この蒸気放出管9aの基端は蒸し器本体1へブラ
ケット11により取付けた密閉管状の分配管12へ連結
してあり、該分配管12には別区画のボイラ室24から
配管された蒸気管13が連結してあり、すなわち、各蒸
気放出管9a,9b,9cは分配管12を介して蒸気管
13と連結された構成となっている。
【0013】加熱装置14は通過する蒸気を加熱してそ
の湿度を低下させるもので、蒸し器本体1内下部に設け
た支持フレーム15,15に支持された電気式のパイプ
ヒーターを有し、その管状加熱部16両端に開口して設
けた連結部17,18には、前記したように蒸気放出管
9a,9bか接続してあり、この結果、蒸気管13、分
配管12、蒸気放出管9aを経て連結部17より管状加
熱部16へ供給された蒸気は、該管状加熱部16を通過
する間に加熱されて湿度が低下し、この状態で連結部1
8を経て蒸気放出管9b、管継手10を通って蒸気放出
管9cへ進入し、接続筒7を介して蒸気吹出し口6より
せいろSa中へ供給される。また、加熱装置14の底部
には、接続管25を介して蒸気トラップ26が接続され
ており、加熱装置14内で発生した蒸気凝縮水を排水管
27を通じて排出するように構成されている。なお、符
号19は樋8の排水管、20は蒸気放出管9aに設けた
電磁弁、21は蒸気放出管9aに設けた蒸気調節弁、2
2は加熱装置14用のスイッチ、23は蒸し器本体1底
部に取付けた排水管、24はボイラ室である。
【0014】以上の構成の蒸気蒸し器により食品を蒸す
には、まず、所望の食品をせいろSaに装入し、これら
を厨房室内に設置した蒸し器本体1の天板3における4
個の蒸気吹出し口6上へ1個ずつ載せる。次いで、スイ
ッチ22を入れて加熱装置14に通電するとともに蒸気
調節弁21を所定の開きに調節して電磁弁20を開く
と、ボイラ室24に設置した図示されないボイラから蒸
気管13を経て分配管12へ送給されている蒸気は、蒸
気放出管9aより連結部17を通って加熱装置14中へ
進入し、前記したように加熱、昇温及び湿度低下されて
乾いた状態となる。続いて、該蒸気は連結部18より送
出されて前記したように蒸気放出管9b,9cを経て蒸
気吹出し口6より噴出し、それぞれのせいろSa中へそ
の底部のすのこ部より進入し、内部の食品を均一な温度
で加熱して蒸し、その後、せいろSa上より抜けて図示
されないフード、ダクト等を経て室外の大気中へ放出さ
れる。
【0015】前記において、蒸気管13より供給される
蒸気は、一般に、ゲージ圧力が0.4〜0.8kg/c
2 ,温度108℃〜115℃程度で湿度が100%の
低圧蒸気であるが、この蒸気は加熱装置14のパイプヒ
ータ部である管状加熱部16で蒸気吹出し口6からの吹
出し温度が約125℃前後となるよう加熱され、これで
該蒸気の湿度は40%程度に低下する。したがって、食
品を蒸した場合、その表面への水分の付着はなくてべと
つきがなくなる。このとき、蒸気により生ずる水分は樋
8から排水管19へ流下し、また、蒸し器本体1内に生
ずる水分は、排水管23より排出される。
【0016】使用の都合上、例えばせいろSaが2個で
良い場合は、一方の電磁弁20は閉じたままとしてお
き、また、蒸気吹出し口6は実施例では4個の小孔を一
組として4組形成してあるが、これらは適宜変更可能で
あり、したがって、蒸し器本体1内に配設される蒸気放
出管9a,9b,9cの配管その他も種々変更されるの
は当然であり、更に、蒸気放出管9a、蒸気管13及び
加熱装置14等の高温部は適宜カバーを施して露出しな
いようにする必要がある。
【0017】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば食品蒸し用の蒸気は別区画のボイラ室より供給
されるため、食品蒸しを行う厨房室には防火区画の形成
や消火設備などの必要がなくて設備費が安くなり、か
つ、ガスや石油類の燃料による厨房室内の温度上昇や空
気汚染もなくなって作業環境が良好に維持される。
【0018】また、蒸気は加熱されて乾いた状態で食品
蒸しに使用されるので、水分によるべとつきがなくて食
品本来の特性や風味が損なわれることがない。
【0019】しかも、本発明に係る蒸気式蒸し器には操
作の厄介なガス、石油等による直火式の燃焼装置がない
ため、構造が簡単で取扱いも容易であり、更に、蒸気は
加熱、昇温されるので調理時間が短縮でき、直火式に比
べ約40%の省エネルギーが達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蒸気式蒸し器の一部切欠側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】蒸気式蒸し器の一部切欠正面図である。
【符号の説明】
1 蒸し器本体 3 天板 6 蒸気吹出し口 9a,9b,9c 蒸気放出管 13 蒸気管 14 加熱装置 24 ボイラ室 Sa,Sb せいろ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸し器本体の天板に形成した蒸器吹出し
    口上へせいろを載せて食品を蒸す蒸気式蒸し器におい
    て、 前記蒸し器本体に先端を前記蒸器吹出し口へ臨ませると
    ともに基端をボイラ室から配管した蒸気管に接続した蒸
    気放出管を配設し、 該蒸気放出管に蒸気を加熱して湿度を低下させる加熱装
    置を設けたことを特徴とする蒸気蒸し器。
  2. 【請求項2】 ボイラ室から蒸気管を介して送給された
    蒸気を加熱して湿度を低下させたのち、天板上のせいろ
    へ蒸気吹出し口を経て送給するようにした蒸気蒸し方
    法。
JP19690194A 1994-08-22 1994-08-22 蒸気式蒸し器及び蒸気蒸し方法 Pending JPH0856840A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63305821A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 株式会社 大阪吾光 蒸し器
JPH0326213A (ja) * 1989-06-23 1991-02-04 Osaka Gokou:Kk 蒸し器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63305821A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 株式会社 大阪吾光 蒸し器
JPH0326213A (ja) * 1989-06-23 1991-02-04 Osaka Gokou:Kk 蒸し器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980721