JPH0855463A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0855463A
JPH0855463A JP19162694A JP19162694A JPH0855463A JP H0855463 A JPH0855463 A JP H0855463A JP 19162694 A JP19162694 A JP 19162694A JP 19162694 A JP19162694 A JP 19162694A JP H0855463 A JPH0855463 A JP H0855463A
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JP
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tape
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logical
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Application number
JP19162694A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kikuchi
明博 菊池
Keiju Sugimoto
佳重 杉本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速処理およびテープの寿命の向上を図るこ
とができる磁気記録再生装置の提供を目的とする。 【構成】 データ記録時に、このフォーマットに基づい
て作成される磁気テープの先頭部分としてのLIDT領
域21に、少なくとも複数回のデータ書き込み動作単位
以上に相当する所定単位毎としての100ID毎に磁気
テープ上の位置を示す位置情報としての論理ID22、
物理ID23、ファイルナンバー24、ブロックナンバ
ー25を記録するようにしたので、複数のブロックを単
位とするデータ処理の高速化を図ることができ、テープ
の摩耗を減少させて、テープの寿命を向上させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ホストコン
ピュータから供給されるデータを特定のフォーマットに
より変換して、磁気テープに記録し、または再生された
データをホストコンピュータに供給する磁気記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より審議中の、記録に関するアメリ
カ標準規格ANSI DD−1フォーマット(ANSI
X3B5)がある。このフォーマットは、カセットテ
ープにデータを記録するのみでなく、コンピュータペリ
フェラルに適するように、ファイル管理のためのデータ
構造や、エラーレートを向上させるための誤り検出方法
について詳細に規定したものである。
【0003】このDD−1フォーマットのデータレコー
ダは、インタフェースユニットを介して、ホストコンピ
ュータとSCSIインタフェースで接続されている。こ
のインタフェースユニットは、ホストコンピュータによ
り磁気テープデバイスであると認識されるために、ファ
イルフォーマットをテープ上に作成し、その上でデータ
のやりとりを行うフォーマッターの機能を搭載してい
る。
【0004】この発明の出願人は、このDD−1フォー
マットに対応するコンピュータペリフェラルに適したデ
ータレコーダ等に実現可能なフォーマットとしてテープ
フォーマットを独自に開発している。このテープフォー
マットでは、物理的テープ開始位置(以下、「PBO
T」という。)から10メートルのダミー領域を経た位
置を論理的テープ開始位置(以下、「LBOT」とい
う。)とし、LBOTの位置から所定の助走区間を設け
た後に、テープがテープフォーマットとして有効か否か
を判定するためのボリュームセット情報テーブル(以
下、「VSIT」という。)を設けている。VSIT
は、テープ全体を管理するもので、1つのVSITは1
00IDの領域を有しいる。
【0005】また、VSITからダミー領域を経た位置
に、ファイル管理のためのディレクトリ情報テーブル
(以下、「DIT」という。)を設けている。DITは
ユーザデータ領域に書かれたデータの区切りを示すテー
プマークの位置および個数の管理テーブルを記録してい
るファイル情報テーブル(以下、「FIT」という。)
を有している。DITは、ユーザデータ領域の内容を管
理するもので、1つのDITは100IDの領域を有し
いる。また、テープのボリュームとしてのアップデート
情報も記録できる。
【0006】図36は、この発明の出願人が先に出願し
た磁気記録再生装置のテープフォーマットのDIT領域
のFITでのファイルマークの位置の管理を示す図であ
る。図36に示すように、BOT366からEOT36
7までの間で、このテープフォーマットではBOT36
6の近くにDIT360を設け、特に、ユーザデータ領
域368では、複数のブロック(1)363、ブロック
(2)364、ブロック(3)365をテープマーク
(以下、「TM」という。ファイルマークともいう。)
361、362で区切り、ファイル単位で扱っている。
そして、このTM361、362の位置のみを、DIT
360領域のFIT363で管理していた。
【0007】このため、ブロックスペースコマンドや、
ロケートコマンドなど、ブロック単位で動作するもの
は、現在のテープ位置から1つ1つサブコードを読んで
いき、目標のテープ位置を探すようにしている。図37
は、この発明の出願人が先に出願した磁気記録再生装置
のテープフォーマットのブロック単位のテープ位置の読
み込みを示す図である。図37に示すように、BOT3
76からEOT377までの間で、ユーザデータ領域3
80において、ファイルの区切りを示すTM370から
TM375の間で、TM370の終了位置である現在の
ID378から、ブロック(1)371、ブロック
(2)372、ブロック(3)373、・・・、ブロッ
ク(n)374の開始位置である目標のID379ま
で、連続してブロック単位でテープ位置を読み込む。
【0008】図38に、この発明の出願人が先に出願し
た磁気記録再生装置のブロック単位でテープ位置を読み
込ときの動作をフローチャートに示す。スタートして、
前提として、テープのロード処理において、DITを読
み込んだ後に、ステップS20でブロックスペースコマ
ンドを受けて目標とするブロックナンバーをセットす
る。ステップS21でリードコマンドを受けてサブコー
ド読む。ブロックスペースコマンドでは、メモリ上の動
作で実際にテープは動作しない。この後のリードコマン
ドで初めてテープが動作する。ステップS22で目標の
IDが来たかどうかを判断し、ステップS22で目標の
テープ位置を示すIDが来るまで、ステップS23でサ
ブコードを読む。ステップS22で目標のIDが来たら
ステップS24でデータを読んで終了する。
【0009】ところが、このような動作では、ファイル
単位で行われる処理の場合は、複数のブロック毎に処理
するので効率はよい。しかし、現場において、番組と共
に記録されているコマーシャルのみを変更したい等のフ
ァイルの途中からテープを読みたいという要求がある。
このため、図37に示すように、ファイルの途中、つま
り、ブロック単位で行われる処理の場合は、現在のID
から目標のIDまで1つ1つのブロックをリードしてい
き、目標位置を探すようにしなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、この発明
の出願人が先に出願した磁気記録再生装置においては、
複数のブロックをファイル単位で扱っていたので、ファ
イル単位で行われる処理の場合はよいが、ブロック単位
で行われる処理の場合は、1つ1つのブロックをリード
していき、目標位置を探すようにしなければならず、多
大な時間がかかるため、動作の効率が悪く、しかも、テ
ープの摩耗が多く、テープの寿命が短くなるという不都
合があった。
【0011】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
のであり、高速処理およびテープの寿命の向上を図るこ
とができる磁気記録再生装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の磁気記録再生
装置は、図1乃至図35に示す如く、データ供給源(ホ
ストコンピュータ8)から供給されるデータをバッファ
メモリ(バンクメモリ4)に保持して特定のフォーマッ
トにより変換して、磁気テープに記録し、磁気テープに
記録されたデータを再生してバッファメモリ(バンクメ
モリ4)に保持してデータ供給源(ホストコンピュータ
8)に供給する磁気記録再生装置において、データ記録
時に、このフォーマットに基づいて作成される磁気テー
プの先頭部分(LIDT領域21)に、少なくとも複数
回のデータ書き込み動作単位以上に相当する所定単位毎
(100ID)に磁気テープ上の位置を示す位置情報
(論理ID22、物理ID23、ファイルナンバー2
4、ブロックナンバー25)を記録するようにしたもの
である。
【0013】また、この発明の磁気記録再生装置は、図
1乃至図35に示す如く、上述において、データ再生時
に、位置情報(論理ID32、36、物理ID33、3
7、ファイルナンバー34、38、ブロックナンバー3
5、39)に基づいて、目標位置(目標ID49)より
手前で最も近い位置情報の先頭位置(論理ID=90
0)から、目標位置(目標ID49)を探すようにした
ものである。
【0014】また、この発明の磁気記録再生装置は、図
1乃至図35に示す如く、上述において、位置情報(論
理ID22、物理ID23、ファイルナンバー24、ブ
ロックナンバー25)は、磁気テープのユーザデータ領
域11およびファイル終端を示すファイルマーク領域
(TM12,18)での位置のみを示す論理位置(論理
ID22)と、実際の磁気テープの位置を示す物理位置
(物理ID23)と、ファイル番号(ファイルナンバー
24)と、1回のデータ書き込み動作単位の番号を示す
ブロック番号(ブロックナンバー25)とを示すデータ
が設けられているものである。
【0015】また、この発明の磁気記録再生装置は、図
1乃至図35に示す如く、上述において、位置情報(論
理ID22、物理ID23、ファイルナンバー24、ブ
ロックナンバー25)を記録する所定単位(100I
D)は、バッファメモリ(バンクメモリ4)の記憶容量
に相当するようにしたものである。
【0016】
【作用】この発明によれば、データ記録時に、このフォ
ーマットに基づいて作成される磁気テープの先頭部分
(LIDT領域21)に、少なくとも複数回のデータ書
き込み動作単位以上に相当する所定単位毎(100I
D)に磁気テープ上の位置を示す位置情報(論理ID2
2、物理ID23、ファイルナンバー24、ブロックナ
ンバー25)を記録するようにしたので、複数のブロッ
クを単位とするデータ処理の高速化を図ることができ、
テープの摩耗を減少させて、テープの寿命を向上させる
ことができる。
【0017】また、この発明によれば、上述において、
データ再生時に、位置情報(論理ID32、36、物理
ID33、37、ファイルナンバー34、38、ブロッ
クナンバー35、39)に基づいて、目標位置(目標I
D49)より手前で最も近い位置情報の先頭位置(論理
ID=900)から、目標位置(目標ID49)を探す
ようにしたので、位置情報の1単位(100ID)の中
から目標位置を求め、データの再生を高速に行うことが
でき、テープの摩耗を減少させて、テープの寿命を向上
させることができる。
【0018】また、この発明によれば、上述において、
位置情報(論理ID22、物理ID23、ファイルナン
バー24、ブロックナンバー25)は、磁気テープのユ
ーザデータ領域およびファイル終端を示すファイルマー
ク領域(TM12,18)での位置のみを示す論理位置
(論理ID22)と、実際の磁気テープの位置を示す物
理位置(物理ID23)と、ファイル番号(ファイルナ
ンバー24)と、1回のデータ書き込み動作単位の番号
を示すブロック番号(ブロックナンバー25)とを示す
データが設けられているので、目標とするファイル番号
とブロック番号に最も近いファイル番号とブロック番号
を探して、その論理位置と物理位置に基づいて目標位置
を探すことができる。
【0019】また、この発明によれば、上述において、
位置情報(論理ID22、物理ID23、ファイルナン
バー24、ブロックナンバー25)を記録する所定単位
(100ID)は、バッファメモリ(バンクメモリ4)
の記憶容量に相当するようにしたので、大容量のバッフ
ァメモリ(バンクメモリ4)の場合には、位置情報の1
単位(100ID)を大きくすることができ、この1単
位(100ID)の中から目標位置を探すことができ、
データ処理の高速化を図ることができる。
【0020】
【実施例】図1は、この発明による磁気記録再生装置の
一実施例の構成を示すブロック図である。この発明の磁
気記録再生装置は、この出願人が独自に開発した記録フ
ォーマットであるテープフォーマットを用いている。こ
のテープフォーマットは、DD−1フォーマットに対応
するコンピュータペリフェラルに適したデータレコーダ
等に実現可能であり、この例においては、特に、ブロッ
クスペース処理またはロケート処理を行った後に、リー
ド処理またはライト処理を行う場合においての高速化を
容易にし、テープ寿命を向上させるものである。つま
り、メモリ上の処理でテープ位置を探して、テープ上で
はダイレクトにその位置に移動するのである。
【0021】図1に示すように、このインタフェース7
は、ホストコンピュータ8とテープフォーマットのデー
タレコーダ9とを、例えばSCSIインタフェース等で
接続している。
【0022】インタフェース7は、データレコーダ9を
MTなどのテープストリーマのようにコントロールする
テープストリームエミュレーションを備えたインタフェ
ース装置である。このインタフェース7は、テープフォ
ーマットをテープ上に作成し、その上でデータのやりと
りを行うフォーマッターの機能を搭載している。
【0023】インタフェース7は、ホストコンピュータ
8から転送されたデータをテープフォーマットに変換
し、データレコーダ9を制御するものである。インタフ
ェース7は、ホストコンピュータ8からデータレコーダ
9にデータを供給する際またはデータレコーダ9からホ
ストコンピュータ8にデータを供給する際に、データラ
インを介して一時的にデータを保持するデータバッファ
としてのバンクメモリ4を有する。
【0024】メインCPU1はホストコンピュータ8か
らのコマンドをコントロールラインを介して受け取り、
インタフェース7全体をコントロールする制御部であ
る。サブCPU3はメインCPU1からのコマンドを受
け、コントロールラインを介してデータレコーダ9等の
制御を行うものである。デュアルポートRAM2はメイ
ンCPU1とサブCPU3との通信用のメモリである。
【0025】DMAC5はメインCPU1からのコマン
ドを受けて、バンクメモリ4の制御を行うダイレクトメ
モリアクセスコントローラである。DMAC5はサブC
PU3からのコマンドを受けて、バンクメモリ4の制御
を行うダイレクトメモリアクセスコントローラである。
バンクメモリ4の1バンクは、例えば、284ID(3
2Mバイト)または142ID(16Mバイト)であ
る。
【0026】サブメモリ6は、ファームウエアのワーク
領域、ファイルの区切り記号であるテープマークの管理
テーブルを格納する領域である。この例においては、テ
ープのロード処理において、以下に述べる情報テーブル
DITを読み込むようにしている。
【0027】この発明による磁気記録再生装置の一実施
例は、このような構成により、以下のような動作をす
る。まず、メインCPU1がホストコンピュータ8から
のファイルスペースコマンドを受け取ると、テーブルか
らスペース数を元に、目標のIDを探しだし、サブメモ
リ6に記憶する。続いて、ホストコンピュータ8からブ
ロックスペースコマンドが供給されると、サブメモリ6
にそのブロックナンバーを記憶する。
【0028】次に、ホストコンピュータ8からリードコ
マンドを受け取ると、メインCPU1はデュアルポート
RAM2を用いてサブメモリ6にリードコマンドを供給
する。これを受けて、サブCPU3はデータレコーダ9
にリードコマンドを供給し、同時にDMAC5を用いて
バンクメモリ4にデータレコーダからのデータを受け取
る。
【0029】バンクメモリ4がすべてデータでうまった
ら、サブCPU3はデュアルポートRAM2を用いてメ
インCPU1にリード処理の完了を知らせる。メインC
PU1は、バンクメモリ4から目標のブロックがどこに
あるか探して、見つかったらホストコンピュータ8にデ
ータを供給する。
【0030】ここで、1ブロックとは、1回のライトコ
マンドで、1回の書き込み動作をする単位をいう。通
常、1ブロックは、512バイトもしくは1024バイ
トであるが、各々のブロックは当分ではない。
【0031】図5に、この発明による磁気記録再生装置
の一実施例の磁気テープ上のフォーマットおよびトラッ
クを示す。図5Aにおいて、磁気テープ50の先頭から
ダミー領域51を経てVSIT52が設けられている。
VSIT52は、磁気テープ50がテープフォーマット
として有効か否かを判定するものである。VSIT52
からダミー領域53を経てDIT54が設けられてい
る。DIT54はユーザデータ領域56に書かれたデー
タの区切りを示すテープマークの位置および個数の管理
を行う。DIT54からダミー領域55を経てユーザデ
ータ領域56が設けられている。ユーザデータ領域56
の終端部にはデータの終了位置を示すEOD57が設け
れている。図5Bにおいて、磁気テープ50上に斜め方
向に記録されたトラックには、ユーザデータ59とユー
ザデータ59の属性を示すサブコード58が設けられて
いる。
【0032】このようなインタフェース7およびデータ
レコーダ9に用いられるテープフォーマットの詳細を以
下に示す。なお、このテープフォーマットに規定されて
いない仕様は、アメリカ標準規格ANSI X3.17
5−1990に従うものとする。
【0033】図6に、テープフォーマットの磁気テープ
上の論理的なフォーマットを示す。記録領域は、論理的
テープ開始位置(以下、「LBOT」という。)と、論
理的テープ終了位置(以下、「LEOT」という。)の
間の領域をいう。LBOTは、物理的テープ開始位置
(以下、「PBOT」という。)から10メートルのと
ころを指す。LEOTは、物理的テープ終了位置(以
下、「PEOT」という。)の15メートル手前を指
す。PBOTもPEOTも物理的なテープの開始点、終
了点を示す。
【0034】PBOTからLBOTの間と、LEOTか
らPEOTの間は、無効領域であり、それ以外のLBO
TからLEOTまでを記録領域と呼ぶ。LBOTの位置
からランアップ領域64を経てVSIT60が設けられ
ている。VSIT60の後にマージン67とランアップ
領域65を経てDIT61が設けられている。DIT6
1の後にマージン68とランアップ領域66を経てユー
ザデータ領域62が設けられている。ユーザデータ領域
62の後にEOT近似位置(以下、「NEOT」とい
う。)からLEOTまでを事実上テープ終了領域63と
いう。この場合、テープの互換性の上で、無効領域での
データ(ヘリカルデータ、コントロールデータ、および
アノテーションデータ)は意味が無いものである。ここ
では、たとえ、何らかのデータが存在したとしても、有
効なデータとはみなさないし、物理トラックセットID
もしくはその他のデータが存在しなくともよいものであ
る。
【0035】図7に示すように、記録領域には、有効デ
ータ領域と無効データ領域とがあるが、有効データ領域
では、物理トラックセットIDが連続して単調増加して
いる。有効データ領域は、データトラックをロックさせ
るまでの助走エリアであるランプエリア73、74、7
5、テープの管理情報に対するテーブルのエリアである
テーブル領域70、71、ユーザデータが記録されるユ
ーザデータ領域72の3タイプがある。
【0036】無効データ領域には、テーブルなどを更新
するときに、その後ろにある有効データを消去しないた
めの余裕を持たせるための余裕領域76、77がある。
LBOTのトラックセットIDである6976IDより
後ろ側で、ランアップエリア73として最低1024ト
ラックセットID以上開けたところから、ボリュームセ
ット情報テーブル70(以下、「VSIT」という。)
が始まる。そのVSIT70のトラックセットIDを、
8000IDとする。VSIT70は100IDずつ7
個書かれているので、700IDを占めている。
【0037】VSIT70に続いて、8700IDから
余裕領域76(1.5m),ランアップエリア74とし
て最低1024トラックセットID以上開けたところか
らディレクトリィ情報テーブル71(以下、「DIT」
という。)がある。DIT71は100IDずつ7個書
かれているので、700IDを占めている。
【0038】DIT71に続いて、余裕領域77(1.
5m),ランアップエリア75として最低1024トラ
ックセットID以上開けたところから、ユーザデータエ
リア72が始まる。そして、図6で示すようなEOT近
似位置NEOTで、記録データエリア72が終わる。
【0039】図6において、NEOTとLEOTの間の
事実上テープ終了位置領域63は、テープが終了するた
めの操作に必要な領域に充てている。この量について
は、インプリメントに依存する。
【0040】図8に、テープフォーマットの論理トラッ
クを示す。始めの4バイトは、予約領域80で(111
11111)16で埋められる。サブコードデータ81の
内容は、それぞれのデータタイプに対して、後述する図
16、20、22、24、26、27、28、29、3
0、31に示す。すべてのサブコードをまとめたものを
図32に示す。サブコードのそれぞれのそれぞれのデー
タの規定は図32に示す。サブコードのパラメータは、
図33、34、35に示す。
【0041】図8において、サブコードデータ81は、
100バイトのサブコード85、86、87を3回繰り
返して書く。3回書いた残りは、パディング領域88
(168バイト)であり、データは不定である。図1
6、20、22、24、26、27、28、29、3
0、31において、チェックサム(W24)の計算範囲
はW0からW23までである。4バイトから1ワード単
位で計算する。
【0042】図16、20、22、24、26、27、
28、29、30、31において、W2の最上位ビット
「B」は、ブロック動作可能フラグである。「0」のと
き、動作不可−W2,W3,W4のパラメータは無効で
ある。「1」のとき、動作可能−内容はまだ決まってい
ない。W6の最上位ビット「A」はアペンドファイルポ
インターで、アペンドした最初のトラックセットIDに
対してこのフラグを立てる。
【0043】図26、27、28、29において、W7
の最上位ビット「W」は、ライトリトライカウンタ動作
可能フラグである。「0」のとき、動作不可−W7のラ
イトリトライカウンタは、(0)16にセットする。
「1」のとき、動作可能−このトラックに対して、ライ
トリトライが起こったとき、W7のライトリトライカウ
ンタをインクリメントする。W8〜W23は予約ワード
で「0」で埋める。
【0044】また、図8に戻ると、ユーザデータ82は
ユーザの有効データであり、「32768バイト」まで
のデータを記録することができる。パディングデータ8
3は、ユーザデータ82のサイズが「32768バイ
ト」未満の場合の残りのユーザデータ領域82の残りの
部分をいい、データは不定である。ガービッジ84は
「2868バイト」であり、予約されたエリアであるが
データは不定である。
【0045】次に、図9において管理テーブルについて
説明する。ボリューム情報テーブルVSIT90は、図
9に示すように、管理テーブルのデータの信頼性を上げ
るため、100トラックセットIDのVSITを3回以
上7回まで繰り返して書き込む。
【0046】VSITテーブル91(1トラックセット
ID)は、図示しないEODまたはダミートラック92
(78トラックセットID)により終了する。ダミート
ラック92での終了の場合は、ダミーデータトラック9
2が16トラックセットID以上続いている場合に終了
とみなす。繰り返すデータは、サブコードを含めて同じ
データを使う。ライトリトライカウンタが有効なときは
これを除く。
【0047】VSITテーブル91は、図15に示す。
VSITテーブルのサブコードは、図16に示す。図1
5において、W44は、物理ボリューム(テープ)のデ
ータエリアの最初の物理トラックセットID番号であ
る。
【0048】W45は、物理ボリューム(テープ)のデ
ータエリアの最後の物理トラックセットID番号であ
る。これは、ユーザエリアのEODの物理トラックセッ
トIDになる。W62はVITの数である。W65は、
VITの先頭の物理トラックセットIDである。
【0049】図9に戻って、アップデートテーブルUT
93(1トラックセットID)は図23に示す。アップ
デートテーブルのサブコードは図24に示す。このアッ
プデートテーブルは、付属するテーブルが更新中である
かどうかを示すテーブルである。例えば、アップデート
テーブルは、テープのロード時には「1」を示し、アン
ロード時には「0」を示すようにしてもよい。図23に
おいては、W0:Update statusは、(0
0000000)16:更新済、(FFFFFFF
F)16:更新中である。
【0050】図9に戻って、チェックサムトラック95
(1トラックセットID)は、図25に示す。計算範囲
は、VSITおよびUT領域である論理トラックにおけ
るユーザデータの領域のみを、計算の対象とする。4バ
イトから1ワードを計算の対象とする。
【0051】図10において、DIT100について説
明する。DIT100は図10に示すように、管理テー
ブルのデータの信頼性を上げるため、100トラックセ
ットIDのDITを3回以上7回まで繰り返して書き込
む。DIT100は、図示しないEODまたはダミート
ラックにより終了する。ダミートラックでの終了の場合
は、ダミーデータトラックが16トラックセットID以
上続いている場合に終了とみなす。繰り返すデータは、
サブコード含めて同じデータを使う。ライトリトライカ
ウンタが有効なときはこれを除く。
【0052】図10において、ボリューム情報テーブル
101(以下、「VIT」という。)は、図17および
図18に示す。図18において、W255にはオーバー
ライトカウンター、W256にはイニシャライズナンバ
ーがそれぞれ設けられている。VITのサブコードは、
図20に示す。VITには、図17において、W4〜W
43に示すボリュームラベル、およびW44に示す物理
ボリューム(テープ)のこのテーブルが管理しているボ
リュームのデータエリア領域の最初の物理トラックセッ
トID番号が設けられている。
【0053】図17において、同様に、W45に示す物
理ボリューム(テープ)のこのテーブルが管理している
ボリュームのデータエリア領域のデータの最後の物理ト
ラックセットID番号が設けられていて、EODの位置
を示す。
【0054】W62は、ファイル情報テーブル(以下、
「FIT」という。)に登録されているテープマークの
数である。W63は、ファイル情報テーブルFITが使
っているトラックセットの数である。
【0055】W64は、1番目のUITのタイプを示
す。1番目は、は図10に示すように、明記されたUI
Tを指す。typeは、(00000000)16のとき
UITは使われない。(00000000)16〜(7F
FFFFFF)16は、reserved、(80000
000)16〜(FFFFFFFF)16は、ベンダーユニ
ークである。
【0056】図10において示す、3トラックのバッド
スポットテーブルは、図19に示すように、バッドスポ
ット物理トラックセットID番号が書かれている。サブ
コードは、図20に示すようにVITのサブテーブルと
して、VITと同じものを使っている。このバッドスポ
ットテーブルは、無効データの領域を示す情報を含む管
理情報としてのテーブルである。したがって、図10に
示すように、テープ先頭の管理情報(DIT)全体を含
むものである。バッドスポットテーブルは、ライトリト
ライ動作や、アペンドライト動作などで生じた論理的に
無効なデータを管理するテーブルである。
【0057】図11に示すように、ある「A」というデ
ータの論理トラックセットID「N」と同じ論理トラッ
クセットID「N」を持った「B」というデータをその
後に書くとき、読み出しを無効にするべきデータ「A」
をバッドスポット、つまり無効データという。バッドス
ポットテーブルには、このバッドスポットの先頭の論理
トラックセットID「N」と最終の論理トラックセット
ID「N+1」が記録されている。
【0058】図19において示すように、バッドスポッ
トテーブルには、無効データ領域の最初の物理トラック
セットID番号を設ける。最上位ビット「U」は無効に
なった原因を示す。この場合、エラーにより無効になっ
た場合、(1)16をセットし、エラー以外に無効になっ
た場合、(0)16をセットする。同様に、無効データ領
域の最後の物理トラックセットID番号を設ける。
【0059】ファイル情報テーブルを図21に示す。フ
ァイル情報テーブルのサブコードを図22に示す。図2
1に示すように、ファイル情報テーブルは、テープマー
クの物理トラックセットID番号、テープマークの絶対
ブロック番号をそれぞれ設けている。
【0060】図10に戻って、アップデートテーブルU
T106(1トラックセットID)は図23に示す。ア
ップデートテーブルUTのサブコードは、図24に示
す。このアップデートテーブルは、付属するテーブルが
更新中であるかどうかを示すテーブルである。アップデ
ートステータスは、(00000000)16:更新済、
(FFFFFFFF)16:更新中である。
【0061】図10において、UIT104(64トラ
ックセットID)は、ユーザ情報テーブルである。ユー
ザが情報を管理する上で使われるデータのための領域で
ある。ユーザ情報テーブルUITのサブコードは図30
に示す。図10に戻って、チェックサムトラック107
(1トラックセットID)は、図25に示す。チェック
サムトラックのサブコードは、図30に示す。計算範囲
は、VIT,バッドスポット,FITおよびUT領域で
ある。論理トラックにおけるユーザデータの領域のみ
を、計算の対象とする。4バイトから1ワード単位で計
算する。
【0062】次に、データの扱いに対する順序は、図1
1に示すように、バイトシリアルの順番にする。32ビ
ットのデータのときにはLSBからMSBへの順序で行
う。つまり、W0からW3への順序で行う。16ビット
のデータのときにもLSBからMSBへの順序で行う。
つまり、W0からW1への順序で行う。また、図9にお
いて示した管理テーブルにおけるリザーブエリア105
(68トラックセットID)は、すべて(0)16で埋め
る。管理テーブルの領域ではライトリトライは行わな
い。
【0063】つぎに、図8において示したユーザデータ
トラックについて説明する。ユーザデータトラックは、
「32768バイト」までのユーザデータ82が、ユー
ザデータエリアに記録することができるトラックであ
る。データトラックには、図13に示すように、C1,
C2の積符号によるエラー訂正がかけられている。ユー
ザデータのサブコードは図26に示す。図26におい
て、W22にオーバーライトカウンター,W23にイニ
シャライズナンバーがそれぞれ設けられている。
【0064】図14に、テープフォーマットのヘリカル
データトラックを示す。図14において、テープの進行
方向に対してヘッドの進行方向は斜め方向となり、ヘリ
カルデータトラック141はヘッドの進行方向と同じ斜
め方向に形成される。ヘリカルデータトラック141
は、下方向から上方向にLSBからMSBへの順序に形
成される。テープ140の上端および下端には、注記を
記録するアノテーショントラック142、143が形成
される。下端のアノテーショントラック143の上には
コントロールトラック144が形成される。コントロー
ルトラック144は、同期信号およびトラックセットI
Dが記録される。
【0065】テープマークトラックは、隣合った2つの
ファイルのセパレータとして使われる。テープマークは
1トラックセットを使う。トラックのユーザデータの領
域は不定である。テープマークのサブコードは図27に
示す。
【0066】EODは、記録データの終了を示すトラッ
クである。終了を示すとき、EODは16トラックセッ
トID以上連続していなければならない。トラックのユ
ーザデータの領域は不定である。EODのサブコード
は、図28に示す。
【0067】ダミートラックは、連続した制御トラック
が必要な場合に、領域を埋めるときに用いられる。トラ
ックのユーザデータの領域は不定である。ダミートラッ
クのサブコードは、図29に示す。
【0068】図2は、この発明による磁気記録再生装置
の一実施例の論理IDが100ID増加する毎にLID
Tを書いていく動作を示す図である。テープフォーマッ
トについては既に詳細に説明したので、ここでは省略す
る。
【0069】図2に示すように、BOT10からEOT
19までの間で、このテープフォーマットではBOT1
0の近くにLIDT21を設け、特にこの実施例におい
ては、ユーザデータ領域11の100ID毎に、LID
T21領域に論理ID22、物理ID23、ファイルナ
ンバー24、ブロックナンバー25を書き込むようにす
る。100IDは、これに限らず、インタフェース7の
バンクメモリ4の容量程度でよい。
【0070】図2において、BOT10からEOT19
までの間で、ユーザデータ領域11において、ファイル
の区切りを示すTM12からTM18の間で、TM12
の開始位置である、論理ID=(100×n)IDか
ら、ブロック(1)13、ブロック(2)14、ブロッ
ク(3)15、・・・、ブロック(n)16を経て、ブ
ロック(n+1)17の中間位置である、論理ID=1
00×(n+1)IDまで、100IDの論理ID2
2、物理ID23、ファイルナンバー24、ブロックナ
ンバー25をLIDT21領域に書き込む。
【0071】次に、ブロック(n+1)17の中間位置
である、論理ID=100×(n+1)IDから100
IDの論理ID22、物理ID23、ファイルナンバ
ー、ブロックナンバーをLIDT21領域に書き込む。
このようにして、連続して、100ID分の論理ID、
物理ID、ファイルナンバー、ブロックナンバーをLI
DT21領域に書き込むようにする。この動作は、テー
プにデータの書き込みを行うと同時に、例えば、予め、
ローディング時にサブメモリに読み込まれたLIDT2
1領域に書き込むようにする。そして、アンローディン
グにテープ上にLIDT21を書き込むようにしても良
い。
【0072】このように、100ID毎にLIDT領域
に書き込まれた、論理ID、物理ID、ファイルナンバ
ー、ブロックナンバーに基づいて目標IDを見つける動
作を以下に示す。図3は、この発明による磁気記録再生
装置の一実施例のLIDTにより論理IDを100ID
以内に見つける動作を示す図である。
【0073】この場合、例えば、100IDのユーザデ
ータ領域に対するLIDT領域に書き込まれた、論理I
D、物理ID、ファイルナンバー、ブロックナンバーは
16バイトである。300000IDのユーザデータ領
域、つまり、3000ブロックのデータの場合には、1
ID=110Kバイトであるから、110×1024/
16=7040組のLIDT領域の、論理ID、物理I
D、ファイルナンバー、ブロックナンバーを設けること
になる。
【0074】図3は、本発明の磁気記録再生装置の一実
施例のLIDTにより論理IDを100ID以内に見つ
ける動作を示す図である。この動作は、図3において、
BOT30からEOT40までの間で、BOT30の近
くに設けられたLIDT31領域の論理ID32、3
6、物理ID33、37、ファイルナンバー34、3
8、ブロックナンバー35、39に基づいて、ユーザデ
ータ領域42の目標ID49を見つけるものである。
【0075】図3において、まず、目標に最も近い手前
の位置である目標IDとしてのファイルナンバー2、ブ
ロックナンバー3のある範囲のLIDT31領域の論理
ID(900)32、物理ID(1490)33、ファ
イルナンバー(2)34、ブロックナンバー35、およ
び論理ID(1000)36、物理ID(1667)3
7、ファイルナンバー(2)38、ブロックナンバー3
9を特定する。
【0076】次に、ユーザデータ領域42のTM43か
ら始まるブロック(1)44の後の、ブロック(2)4
5の論理ID=900、物理ID=1490の位置から
IDを読み初めて、100ID分、つまり、ブロック
(3)46の後の、ブロック(4)47の論理ID=1
000、物理ID=16670の位置までIDを読む。
するとこの100IDの間に、目標ID49が見つか
る。
【0077】図4は、本発明の磁気記録再生装置の一実
施例のテープ位置を読む動作を示すフローチャートであ
る。図4において、スタートして、前提として、テープ
のロード処理において、LIDTを読み込んだ後に、ス
テップS1でファイルマークスペースコマンドを受けて
目標とするファイルナンバーをセットする。ステップS
2でブロックスペースコマンドを受けて目標とするブロ
ックナンバーをセットする。ステップS3でリードコマ
ンドを受けてサブコード読む。ブロックスペースコマン
ドでは、メモリ上の動作で実際にテープは動作しない。
この後のリードコマンドで初めてテープが動作する。ス
テップS4でLIDTから目標のブロックに最も近いI
Dを探す。ステップS5でそのIDに移動する。ステッ
プS6で目標のIDが来たかどうかを判断し、目標のテ
ープ位置を示すIDが来るまで、ステップS7でサブコ
ードを読む。ステップS6で目標のIDが来たらステッ
プS8でデータを読んで終了する。
【0078】このようにすることにより、第1にブロッ
クスペースおよびロケート動作の高速化を図ることがで
き、第2にテープ寿命の向上を図ることができる。この
場合、第1の高速化の実現は、LIDTに4つの対応し
たデータを書き込んだことで、ファイルナンバー、ブロ
ックナンバーから目標位置により近いID値を求めるこ
とができ、実際にデータを読んで目標位置を探す時間を
かなり短縮させることができる。また、第2のテープ寿
命の向上は、実際にデータを読む時間が短縮されたこと
により、データを読むことで起きるテープの摩耗を減少
させることができる。
【0079】上例において、インタフェース7は上例の
ものに限るものではなく、テープフォーマットに対応す
るものであれば他のものでもよい。また、テープフォー
マットはID−1フォーマットに対応するデータレコー
ダやストリーマであればどのようなものでも実現するこ
とができるので、ID−1フォーマットを採用するデー
タレコーダのすべてのインタフェースに応用することが
できる。また、データレコーダにおける物理IDに対応
するような、一定のIDの連続性が判定できるものであ
れば、他のテープ装置にも応用することができる。
【0080】また、テープフォーマットは、データレコ
ーダや、シーケンシャルアクセスデバイスであれば、ど
のようなものでも必要であるため、この発明の実施例を
適用することができる。特に、メモリデバイスコントロ
ーラを持ったテープデバイスはすべて対応することがで
きる。
【0081】また、VMEバスを介してインタフェース
部にデータが転送され、データレコーダでID−1フォ
ーマットで記録されるようなラック型のVMEバスにお
いて、テープフォーマットに変換する機能を設けること
により、上例のインタフェース7に替えることができ
る。
【0082】また、データレコーダにおいて、データの
記録方式をID−1フォーマットまたはテープフォーマ
ットに切り替える機能を設けることにより、上例のイン
タフェース7に替えることができる。このとき、データ
レコーダのコマンドとしての9ピンコマンドにテープフ
ォーマットに対応するものを追加するようにしても良
い。
【0083】このように、磁気テープのロードと同時に
ヘッダーであるLIDTを読み込み、ホストコンピュー
タからのデータを磁気テープに書き込み、若しくはテー
プ上のデータを読み込み、ホストコンピュータに送り返
し、アンロード時には、テープ位置の情報をLIDTに
書き込み、磁気テープをイジェクトするようにしてもよ
い。
【0084】上例によれば、データ記録時に、このフォ
ーマットに基づいて作成される磁気テープの先頭部分
(LIDT領域21)に、少なくとも複数回のデータ書
き込み動作単位以上に相当する所定単位毎(100I
D)に磁気テープ上の位置を示す位置情報(論理ID2
2、物理ID23、ファイルナンバー24、ブロックナ
ンバー25)を記録するようにしたので、複数のブロッ
クを単位とするデータ処理の高速化を図ることができ、
テープの摩耗を減少させて、テープの寿命を向上させる
ことができる。
【0085】また、上例によれば、上述において、デー
タ再生時に、位置情報(論理ID32、36、物理ID
33、37、ファイルナンバー34、38、ブロックナ
ンバー35、39)に基づいて、目標位置(目標ID4
9)より手前で最も近い位置情報の先頭位置(論理ID
=900)から、目標位置(目標ID49)を探すよう
にしたので、位置情報の1単位(100ID)の中から
目標位置を求め、データの再生を高速に行うことがで
き、テープの摩耗を減少させて、テープの寿命を向上さ
せることができる。
【0086】また、上例によれば、上述において、位置
情報(論理ID22、物理ID23、ファイルナンバー
24、ブロックナンバー25)は、磁気テープのユーザ
データ領域およびファイル終端を示すファイルマーク領
域(TM12,18)での位置のみを示す論理位置(論
理ID22)と、実際の磁気テープの位置を示す物理位
置(物理ID23)と、ファイル番号(ファイルナンバ
ー24)と、1回のデータ書き込み動作単位の番号を示
すブロック番号(ブロックナンバー25)とを示すデー
タが設けられているので、目標とするファイル番号とブ
ロック番号に最も近いファイル番号とブロック番号を探
して、その論理位置と物理位置に基づいて目標位置を探
すことができる。
【0087】また、上例によれば、上述において、位置
情報(論理ID22、物理ID23、ファイルナンバー
24、ブロックナンバー25)を記録する所定単位(1
00ID)は、バッファメモリ(バンクメモリ4)の記
憶容量に相当するようにしたので、大容量のバッファメ
モリ(バンクメモリ4)の場合には、位置情報の1単位
(100ID)を大きくすることができ、この1単位
(100ID)の中から目標位置を探すことができ、デ
ータ処理の高速化を図ることができる。
【0088】
【発明の効果】この発明によれば、データ記録時に、こ
のフォーマットに基づいて作成される磁気テープの先頭
部分に、少なくとも複数回のデータ書き込み動作単位以
上に相当する所定単位毎に磁気テープ上の位置を示す位
置情報を記録するようにしたので、複数のブロックを単
位とするデータ処理の高速化を図ることができ、テープ
の摩耗を減少させて、テープの寿命を向上させることが
できる。
【0089】また、この発明によれば、上述において、
データ再生時に、位置情報に基づいて、目標位置より手
前で最も近い位置情報の先頭位置から、目標位置を探す
ようにしたので、位置情報の1単位の中から目標位置を
求め、データの再生を高速に行うことができ、テープの
摩耗を減少させて、テープの寿命を向上させることがで
きる。
【0090】また、この発明によれば、上述において、
位置情報は、磁気テープのユーザデータ領域およびファ
イル終端を示すファイルマーク領域での位置のみを示す
論理位置と、実際の磁気テープの位置を示す物理位置
と、ファイル番号と、1回のデータ書き込み動作単位の
番号を示すブロック番号とを示すデータが設けられてい
るので、目標とするファイル番号とブロック番号に最も
近いファイル番号とブロック番号を探して、その論理位
置と物理位置に基づいて目標位置を探すことができる。
【0091】また、この発明によれば、上述において、
位置情報を記録する所定単位は、バッファメモリの記憶
容量に相当するようにしたので、大容量のバッファメモ
リの場合には、位置情報の1単位を大きくすることがで
き、この1単位の中から目標位置を探すことができ、デ
ータ処理の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の磁気記録再生装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】この発明による磁気記録再生装置の一実施例の
論理IDが100ID増加する毎にLIDTを書いてい
く動作を示す図である。
【図3】この発明の磁気記録再生装置の一実施例のLI
DTにより論理IDを100ID以内に見つける動作を
示す図である。
【図4】この発明の磁気記録再生装置の一実施例のテー
プの位置を読み込む動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の磁気記録再生装置の一実施例の磁気
テープ上のフォーマットおよびトラックを示す図であ
り、図5Aは磁気テープ上のフォーマット、図5Bはト
ラックを示すものである。
【図6】テープフォーマットの磁気テープ上の論理的な
データフォーマットを示す図である。
【図7】テープフォーマットのテーブル位置を示す論理
的なデータフォーマットを示す図である。
【図8】テープフォーマットの論理トラックを示す図で
ある。
【図9】テープフォーマットのVSITの構成を示す図
である。
【図10】テープフォーマットのDITの構成を示す図
である。
【図11】テープフォーマットのバッドスポットを示す
図である。
【図12】テープフォーマットのデータ扱いの順序を示
す図である。
【図13】テープフォーマットのエラー訂正を示す図で
ある。
【図14】テープフォーマットのヘリカルデータトラッ
クを示す図である。
【図15】テープフォーマットのVSITテーブルを示
す図である。
【図16】テープフォーマットのVSITのサブコード
を示す図である。
【図17】テープフォーマットのVITテーブルを示す
図である。
【図18】テープフォーマットのVITテーブルを示す
図である。
【図19】テープフォーマットのVITテーブル(バッ
ドスポットテーブル)を示す図である。
【図20】テープフォーマットのVITのサブコードを
示す図である。
【図21】テープフォーマットのファイル情報テーブル
を示す図である。
【図22】テープフォーマットのファイル情報テーブル
のサブコードを示す図である。
【図23】テープフォーマットのアップデートテーブル
を示す図である。
【図24】テープフォーマットのアップデートテーブル
のサブコードを示す図である。
【図25】テープフォーマットのチェックサムデータを
示す図である。
【図26】テープフォーマットのユーザデータのサブコ
ードを示す図である。
【図27】テープフォーマットのテープマークのサブコ
ードを示す図である。
【図28】テープフォーマットのEODのサブコードを
示す図である。
【図29】テープフォーマットのダミートラックのサブ
コードを示す図である。
【図30】テープフォーマットのユーザ情報のサブコー
ドを示す図である。
【図31】テープフォーマットのチェックサムトラック
のサブコードを示す図である。
【図32】テープフォーマットのサブコードを示す図で
ある。
【図33】テープフォーマットのサブコードのパラメー
タを示す図である。
【図34】テープフォーマットのサブコードのパラメー
タを示す図である。
【図35】テープフォーマットのサブコードのパラメー
タを示す図である。
【図36】この発明の出願人が先に出願した磁気記録再
生装置のテープフォーマットのDIT領域のFITでの
ファイルマークの位置の管理を示す図である。
【図37】この発明の出願人が先に出願した磁気記録再
生装置のブロック単位のテープ位置の読み込みを示す図
である。
【図38】この発明の出願人が先に出願した磁気記録再
生装置のブロック単位でテープ位置を読み込むときの動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 メインCPU 2 デュアルポートRAM 3 サブCPU 4 バンクメモリ 5 DMAC 6 サブメモリ 7 インタフェース 8 ホストコンピュータ 9 データレコーダ 10 BOT 11 ユーザデータ領域 12 TM 13 ブロック1 14 ブロック2 15 ブロック3 16 ブロックn 17 ブロック(n+1) 18 TM 19 EOT 20 BOT 21 LIDT 22 論理ID 23 物理ID 24 ファイルナンバー 25 ブロックナンバー 26 論理ID 27 物理ID 28 EOT 30 BOT 31 LIDT 32 論理ID 33 物理ID 34 ファイルナンバー 35 ブロックナンバー 36 論理ID 37 物理ID 38 ファイルナンバー 39 ブロックナンバー 40 EOT 41 BOT 42 ユーザデータ領域 43 TM 44 ブロック1 45 ブロック2 46 ブロック3 47 ブロック4 48 EOT 49 目標ID
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/00 C 9463−5D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ供給源から供給されるデータをバ
    ッファメモリに保持して特定のフォーマットにより変換
    して、磁気テープに記録し、上記磁気テープに記録され
    たデータを再生して上記バッファメモリに保持して上記
    データ供給源に供給する磁気記録再生装置において、 データ記録時に、 上記フォーマットに基づいて作成される上記磁気テープ
    の先頭部分に、少なくとも複数回のデータ書き込み動作
    単位以上に相当する所定単位毎に上記磁気テープ上の位
    置を示す位置情報を記録するようにしたことを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気記録再生装置におい
    て、 データ再生時に、 上記位置情報に基づいて、目標位置より手前で最も近い
    位置情報の先頭位置から、上記目標位置を探すようにし
    たことを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気記録再生装置におい
    て、 上記位置情報は、 上記磁気テープのユーザデータ領域およびファイル終端
    を示すファイルマーク領域での位置のみを示す論理位置
    と、 実際の磁気テープの位置を示す物理位置と、 ファイル番号と、 1回のデータ書き込み動作単位の番号を示すブロック番
    号とを示すデータが設けられているものであることを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の磁気記録再生装置におい
    て、 上記位置情報を記録する所定単位は、上記バッファメモ
    リの記憶容量に相当するようにしたことを特徴とする磁
    気記録再生装置。
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