JPH0855095A - 二重系情報処理システム - Google Patents

二重系情報処理システム

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JPH0855095A
JPH0855095A JP7125197A JP12519795A JPH0855095A JP H0855095 A JPH0855095 A JP H0855095A JP 7125197 A JP7125197 A JP 7125197A JP 12519795 A JP12519795 A JP 12519795A JP H0855095 A JPH0855095 A JP H0855095A
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data
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bus
memory
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JP7125197A
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English (en)
Inventor
Tetsuaki Nakamigawa
哲明 中三川
Makoto Ogura
小倉  真
Kenichi Kurosawa
憲一 黒澤
Shinichiro Yamaguchi
伸一朗 山口
Yoshihiro Miyazaki
義弘 宮崎
Hiroshi Oguro
浩 大黒
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】二重系計算機システムにおける再同期のための
行うメモリコピーの、高速化を図るとともに、システム
の信頼性を向上する手段を提供する。 【構成】メモリコピーのために、複数のデータ転送装置
を備えたシステム構成にする。そして、データ転送経路
に障害が発生してない場合には、メモリコピー動作にお
ける、データ転送を、各データ転送装置に分担させて行
う。また、データ転送装置に障害が発生した場合には、
残りの正常なデータ転送装置を使用して、データ転送を
行う構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】同期運転する2つの計算機系を備
え、片系に障害が発生しても、他系がシステム機能を維
持すべく運転し、さらに、前記片系の回復後、両系を再
同期して二重化運転する耐障害性計算機システムに関
し、特に、両系を再同期する際に必要な動作である、メ
モリコピーの、性能および耐障害性を向上する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の二重系情報処理システム、特に、
計算機システムにおける、再同期時のメモリコピーの方
法としては、例えば、特開平3−182958号公報に
記載開示されており、これについて説明する。
【0003】システムは、2つの計算機系を有して構成
されている。いずれの計算機系も、CPU、MC(メモ
リ制御装置)、CL(クロスリンク制御装置)、I/O
(入出力装置)、および、メモリを、少なくとも有して
構成される。そして、それぞれの系において、CPU、
MC、およびCL(これらを接続するバスも含む)は、
2重化されている。
【0004】すなわち、1つの系内のデータ転送経路
(例えば、メモリ、MC、およびCL間のデータ転送の
経路)を二重化している。また、両系における、2つの
CLの各々を互いに接続し、一方の系のメモリの内容
を、他方の系のメモリに伝送するための、系間のデータ
転送経路を二重化して、データコピーの信頼性を高めて
いる。
【0005】なお、前記系間のデータ転送経路は、メモ
リコピー(一方の系が備えるメモリの内容を、他方の系
が備えるメモリに転送すること)や、他系のI/O装置
からのアクセスの際に使用される。
【0006】かかる従来技術においては、一方の系か
ら、他方の系に対し、メモリコピーを行う場合、例え
ば、一方の系が備えるメモリから読みだされたデータ
は、前記一方の系が備える2つのMCに、各々接続され
ているCLを通り、他方の系へと転送される。
【0007】ここで、前記2つのMCは、系内で同期し
て同じ動作を行っているので、メモリコピーの際には、
2つのCLを介して、全く同じデータが、他系に転送さ
れることになる。
【0008】すなわち、前述の、二重化された系間のデ
ータ転送経路を使用して、全く同一の動作を行っている
ことになる。
【0009】なお、メモリコピー先のメモリを備える系
における、2つのCLは、受け取ったデータを、それぞ
れが接続されているMCを介して、自系内のメモリに書
き込む処理を行い、メモリコピーを完了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、メモリコピ
ーは、正常系の主たる動作(例えば、オンライントラン
ザクション処理等の動作)を停止させずに行われる、い
わゆるバックグラウンドで行われる処理である。しかし
ながら、メモリコピー動作中は、メモリを有して構成さ
れる記憶装置の内容を読み出す処理を行う必要があるた
め、正常系の主たる動作の処理性能を、少なからず低下
させてしまうことになる。
【0011】また、障害が発生した系において、障害発
生要素を交換しても、再同期完了前は、いわゆる片系運
転の状態となり、かかる片系運転中に別な障害が発生す
ると、システム自体がダウンしてしまう、最悪の状態を
招くことにもなる。
【0012】したがって、可能な限り迅速に、再同期を
完了させないと、システムの信頼性が低下するため、メ
モリコピーも可能な限り迅速に行われることが要求され
る。
【0013】また、メモリコピーを行うための、データ
の転送経路に障害が発生し、メモリコピー自体が実行不
可能となれば、再同期は行えなくなり、システムを一度
ダウンさせないと、再び、二重系での同期運転ができな
くなるため、メモリコピーを行うための、データの転送
経路は、二重化する等の対策を施し、高信頼化を図るこ
とが必須である。
【0014】しかしながら、前記従来技術においては、
メモリコピー時の耐障害性向上を図るため、両系間の、
データの転送経路を二重化していたものの、二重化され
た、各々のデータ転送経路を使用して行われる動作は、
全く同一であるため、メモリコピー時の、データ転送の
スループットは、2本のデータ転送経路を使用している
にもかかわらず、1本のデータ転送経路を使用している
場合と同一であった。このため、メモリコピーの実行速
度の向上が考慮されたシステムとはなっていなかった。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、以下の手段が考えられる。
【0016】すなわち、正常時には同期して動作する2
つの計算機系であって、各計算機系は、中央処理装置、
記憶装置、I/O装置、他系の記憶装置へデータを転送
するためのデータ転送装置を少なくとも備え、片系の障
害発生時には、他方が独立して動作し、予め定められて
いるシステムとして処理を継続することが可能な二重系
計算機システムであって、いずれの計算機系も、データ
転送装置を複数個備え、各データ転送装置は、両系間で
1対ごとにデータバスで接続された構成とする。
【0017】そして、いずれかの中央処理装置が、いず
れかの系内に障害が発生したと判断したとき、障害が発
生した系(非正常系)の動作と正常系の動作とを再同期
するために、正常系の記憶装置の記憶データを、非正常
系の記憶装置内に転送するデータコピーを行う際、前記
記憶データをブロック化し、ブロック化された記憶デー
タを、いずれかのデータ転送装置に割当て、データコピ
ーを行う手段である。
【0018】また、前記中央処理装置が、データ転送装
置の障害の発生を判断した結果、障害のあるデータ転送
装置が存在する場合には、前記ブロック化された記憶デ
ータを障害の発生していない、いずれかのデータ転送装
置に割当て、データコピーを行う手段も好ましい。
【0019】なお、前記記憶データのブロック化は、予
め定められた、記憶装置内のアドレス範囲ごとに行わ
れ、前記アドレス範囲と、該アドレス範囲に存在するブ
ロック化されたデータが割り当てられるデータ転送装置
が一意に対応ずけられている手段も好ましい。
【0020】
【作用】メモリコピーのために、複数のデータ転送経路
を備えたシステムを考える。
【0021】そして、データ転送経路に障害が発生して
ない場合は、メモリコピー動作における、データ転送
を、各データ転送経路に分担させて行う。すなわち、4
本のデータ転送経路が、設けられている場合、メモリコ
ピー時の、データ転送のスループットは、1本のデータ
転送経路を使用している場合の4倍となる。
【0022】また、データ転送経路に障害が発生した場
合には、残りの正常なデータ転送経路を使用して、デー
タ転送を行えばよい。このような構成によって、メモリ
コピーに必要な時間を短縮でき、これは即ち、再同期が
完了するまでに、片系運転の時間を短縮でき、システム
の信頼性が向上するとともに、メモリコピーに必要な処
理によって、正常系の処理性能を低下することを、極力
防ぐことも可能となる。
【0023】また、メモリコピー時のデータ転送経路の
割り当てを設定できるようにすれば、データ転送経路の
障害に対して、柔軟に対処でき、メモリコピーが不可能
なために、システムがダウンする確率を低減できる。
【0024】例えば、2本のデータ転送経路を備える場
合には、メモリコピーに必要な時間を、従来システム
(単純二重系システム)に比べ、半分にすることができ
る。この場合、信頼性の面では、従来と変わらない。し
かし、例えば、従来の半分のスループットを有するデー
タ転送経路を4本備える場合では、データ転送経路が全
て正常である場合、従来に比べ、半分の時間で、メモリ
コピーが完了でき、データ転送経路のうち、任意の2本
までに障害が発生しても、従来と同じ時間でコピーがで
きるので、信頼性の面においても、向上が図られること
になる。
【0025】このように、本発明によれば、複数設け
た、他系へのデータ転送経路を使用して、メモリコピー
を、分担して行うことにより、メモリコピー時間短縮と
データ転送装置の障害に対する信頼性の向上が図れる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を参照し
て説明する。
【0027】図1は、本発明にかかる二重系計算機シス
テムの基本構成例を示す構成図である。
【0028】システムは、2つの系、即ち、系10、お
よび、系11から成っている。
【0029】系10は、CPU(中央処理装置)20、
MS(主記憶装置)30、I/O(入出力装置)40、
および、他系へデータを転送するデータ転送装置(DT
500、501、502、503)を有して構成され、
さらに、これらの装置は、システムバス60によって接
続されている。なお、各装置の詳細な構成は、後に説明
する。
【0030】系11も、系10と同様の構成である。
【0031】すなわち、系11は、CPU21、MS3
1、I/O41、および、他系へのデータ転送装置(D
T510、511、512、513)を有して構成さ
れ、さらに、これらの装置は、システムバス61によっ
て接続されている。
【0032】また、両系は、データ転送経路700、7
01、702、703で接続されている。
【0033】具体的には、DT500およびDT510
がデータ転送経路700によって、DT501およびD
T511がデータ転送経路701によって、DT502
およびDT512がデータ転送経路702によって、D
T503およびDT513がデータ転送経路703によ
って接続されている。
【0034】なお、本実施例の説明においては、系11
は系10と全く同一の構成および機能を有しているた
め、系10の構成および機能のみを中心に説明し、特に
必要が無い限り、系11に関する説明は省略することに
する。
【0035】図3は、CPU20の内部構成を示す構成
図である。
【0036】本実施例においては、CPUとして、CP
U200、201の2個が設けられ、二重化された構成
となっている。マスタCPU200が、バス60に出力
するデータを、チェッカCPU201が取込み、内蔵す
る比較回路205によって、比較処理を行うことによ
り、CPU200、201に障害が発生しているか否か
の検出を行なっている。もし比較処理の結果が不一致で
ある場合、比較エラー信号206を発行することによっ
て、障害発生の旨の情報が、例えば、I/Oに対して報
告されるが、CPUの二重化方法自体に関しては、本発
明の主要部ではないため、本実施例ではその説明を省略
する。
【0037】図4は、MS30の内部構成例を示す構成
図である。
【0038】MSは、メモリ制御装置であるMC300
およびメモリ305を有して構成される。
【0039】なお、MC300とメモリ305とは、メ
モリシステムバス320によって接続されている。ま
た、メモリ305は、例えば、DRAM(ダイナミック
ランダムアクセスメモリ)を複数設けて実現できる。M
C300は、メモリ305へのデータの格納動作や、メ
モリ305からのデータの読み出し動作等の制御を行う
手段であり、例えば、各種CMOS等の電子デバイスに
よって実現できる。なお、メモリの詳細構成自体につい
ては、例えば、DRAMをマトリクス状に配置する等の
構成が一般に知られているので、ここでは説明を省略す
る。
【0040】図5は、メモリ制御装置(MC300)の
構成例を示す構成図である。
【0041】図5に示すMC300は、バスアービタ3
000、バス入出力制御部3001、メモリアクセス制
御部3002、レシーブレジスタ(RCVR301
0)、リードラインアドレスレジスタ(RLAR301
1)、ライトラインアドレスレジスタ(WLAR301
2)、ライトラインデータレジスタ(WLDR301
3)、メモリセンドアドレスレジスタ(MSAR301
4)、ECC(エラーコレクションコード)生成回路3
015、メモリセンドデータレジスタ(MSDR301
6)、メモリリードデータレジスタ(MRDR301
7)、ECC訂正回路3018、リードラインデータレ
ジスタ(RLDR3019)、およびセンドレジスタ
(SNDR3020)を有して構成されている。なお、
各構成要素は、各種CMOS論理回路、RAM等の電子
デバイスにて実現可能である。
【0042】バスアービタ3000には、システムバス
60を構成する信号線である、バスリクエスト信号線
(BREQ600)、およびバスグラント信号線(BG
RT601)が接続されている。これらの信号線は、シ
ステムバスに接続された各装置、即ち、CPU、I/O
およびDTとも、1組づつ接続されている。今、DTが
4つ存在するため、図示したように、4組の信号線が存
在する。なお、「バスリクエスト」は、バスの占有を要
求することであり、「バスアービタ」は、前記要求に対
し、バスの占有を許可することであり、以下同様であ
る。
【0043】また、バスアービタ3000とバス入出力
制御部3001は、内部バスリクエスト信号線(IRE
Q3003)、内部バスグラント信号線(IGRT30
04)で接続されている。
【0044】バスアービタ3000は、各装置から出力
されるバスリクエスト、および、内部バスリクエスト
(「内部」は、MC300内部を意味する)を調停し、
バスの使用権を、バスグラント信号線601または内部
バスグラント信号線3004を使用して、該当する装置
に伝える。
【0045】バス入出力制御部3001には、システム
バス60を構成する信号線である、トランザクションI
D信号線(TID602)、アドレスバリッド信号(A
VLD603)、およびデータバリッド信号線(DVL
D604)が接続されている。
【0046】また、バス入出力制御部3001とメモリ
アクセス制御部3002は、メモリに対するアクセスを
要求する信号を伝送するメモリアクセスリクエスト信号
線(MREQ3005)、メモリアクセスの要求が受け
付けられた旨の信号を伝送するリクエスト受付信号線
(MACK3006)、および、読み込みデータの準備
が完了した旨の信号を伝送するリードデータレディ信号
線(RRDY3007)で接続されている。
【0047】本実施例では、各装置がシステムバス上
に、トランザクションを発行する場合、トランザクショ
ンのターゲットとなる装置を、トランザクションIDに
よって示すものとする。
【0048】例えば、CPUが「メモリリード」のトラ
ンザクションを発行する場合、読み出し対象となるメモ
リのアドレスとともに、主記憶装置の装置番号を、トラ
ンザクションIDとして、TID602上に出力するも
のとする。また、AVLD603は、システムバス上に
アドレスが、DVLD604は、システムバス上にデー
タが、それぞれ出力されていることを示す信号である。
【0049】また、バス入出力制御部3001は、シス
テムバス60上に出力されるトランザクションを監視
し、自分に対するリクエストであった場合、これを取り
込み、信号線MREQ3005を使用し、メモリアクセ
ス制御部3002に、メモリに対するアクセスを要求す
る信号を出力する。
【0050】メモリアクセス制御部3002が、かかる
要求を受け付けた場合には、信号線MACK3006を
使用し、かかる要求を受け付けた旨の信号をバス入出力
制御部3001に送ることによって、バス入出力制御部
3001は、要求が受け付けられた旨を知らされる。
【0051】そして、メモリからデータが読み出される
と、バス入出力制御部3001は、信号線RRDY30
07によって送られる信号によって、メモリからデータ
が読み出された旨を知らされるので、信号線IREQ3
003上に信号を送出することによって、バスアービタ
3000に、バスの使用権(単に、「バス権」とも称す
る)を要求し、信号線IGRT3004によって送られ
てくる信号によって、バス権が取れたことを知ると、ア
クセスしたデータを、システムバス60上に出力する。
【0052】メモリアクセス制御部3002には、メモ
リシステムバス320(図4参照)を構成する信号線で
ある、DRAM制御信号(RCTL3200)が接続さ
れている。RCTL3200は、図示しないメモリ30
5に接続されている。
【0053】RCTL3200は、アドレスストロー
ブ、バンクセレクト用の信号線等を有して構成される。
メモリアクセス制御部3002は、バス入出力制御部3
001からの要求に従い、RCTL3200を使用し
て、メモリ305に対するアクセスを制御し、所望のデ
ータの入出力処理を行なう。
【0054】システムバス60を構成する信号線であ
る、アドレス/データ信号線(ADDT605)上のデ
ータは、バス入出力制御部3001の制御によって、レ
シーブレジスタRCVR3010に保持される。
【0055】その後、RCVR3010に保持されたデ
ータは、バス入出力制御部3001の制御によって、ト
ランザクションの種類に従い、リードラインアドレスレ
ジスタRLAR3011、ライトラインアドレスレジス
タWLAR3012、およびライトラインデータレジス
タWLDR3013のいずれかのレジスタに保持され
る。
【0056】RLAR3011およびWLAR3012
に保持されたアドレスは、メモリアクセス制御部300
2の制御によって、メモリセンドアドレスレジスタMS
AR3014にセットされ、メモリシステムバス320
を構成する信号線である、メモリアドレス信号線(MA
D3210)によって、メモリ305に送られる。
【0057】WLDR3013に保持されたライトデー
タは、メモリアクセス制御部3002の制御によって、
ECC(エラーコレクションコード)生成回路3015
で生成されたECCを付け加えられ、メモリセンドデー
タレジスタMSDR3016にセットされ、さらに、メ
モリシステムバス320を構成する信号線である、メモ
リデータ信号線(MDT3220)によって、メモリ3
05に送られる。
【0058】一方、メモリ305からのデータの読み出
しは、以下のように行われる。
【0059】メモリ305から読み出されたデータは、
信号線MDT3220を経由し、メモリアクセス制御部
3002の制御によって、メモリリードデータレジスタ
MRDR3017にセットされる。その後、ECC訂正
回路3018を通り、リードラインデータレジスタRL
DR3019に保持される。バス入出力制御部3001
の制御によって、RLDR3019に保持されたデータ
は、センドレジスタSNDR3020にセットされ、信
号線ADDT605上に送られる。
【0060】なお、I/O装置40の機能に関しては、
一般に良く知られており、例えば、CPU20とのPI
O(ペリフェラルIO)アクセスや、MS30とのDM
A(ダイレクトメモリアクセス)等を行なう。なお、本
発明においてI/O装置は、主要な構成要素ではないの
で、I/O装置40に関する詳細な説明は省略する。
【0061】図6は、他系へのデータの転送を行うデー
タ転送装置の構成例を示す構成図である。
【0062】DT500、501等は同様な構成のた
め、代表して、DT500の構成について説明する。
【0063】本実施例にかかるDT500は、バス入出
力制御部5000、転送モード制御部5001、転送バ
ス制御部5002、レシーブレジスタ(RCVR501
0)、送信アドレスレジスタ(SAR5011)、送信
データレジスタ(SDR5012)、転送センドレジス
タ(TSNDR5013)、転送レシーブレジスタ(T
RCVR5014)、レシーブアドレスレジスタ(RA
R5015)、レシーブデータレジスタ(RDR501
6)、センドレジスタ(SNDR5017)、パリティ
チェック回路(PC5018)、転送モードレジスタ
(TMODE5020)、および、ステータスレジスタ
(TSTAT5021)を有して構成される。前述の通
り、他のデータ転送装置(DT501、502、50
3)も、DT500と同一の構成を有している。
【0064】バス入出力制御部5000には、システム
バス60を構成する信号線である、バスリクエスト信号
線(BREQ600)、バスグラント信号線(BGRT
601)、トランザクションID信号線(TID60
2)、アドレスバリッド信号線(AVLD603)、デ
ータバリッド信号線(DVLD604)が接続されてい
る。これらの信号線において、図5における信号線と同
一の番号を付した信号線は、図5に示した信号線と同一
の信号線である。
【0065】また、バス入出力制御部5000と転送モ
ード制御部5001は、転送モード制御信号線(CTL
5003)で接続されている。さらに、バス入出力制御
部5000と転送バス制御部5002は、転送リクエス
ト信号線(TSREQ5005)、転送リクエスト受付
信号線(TSACK5006)、バス送信リクエスト受
付信号線(BSACK5007)、およびバス送信リク
エスト信号線(BSREQ5008)で接続されてい
る。
【0066】バス入出力制御部5000は、システムバ
ス60上に出力されるトランザクションを監視し、自分
に対するモード設定の要求である場合、かかる要求信号
を保持しているレシーブレジスタRCVR5010か
ら、これを取込み、転送モード制御部5001内の転送
モードレジスタTMODE5020に設定する。
【0067】また、バス入出力制御部5000は、シス
テムバス60上に出力されたトランザクションが、自分
に対するステータスリードリクエスト(ステータスの読
みだし要求)である場合、転送モード制御部5001内
に設けられている、ステータスレジスタTSTAT50
21に保持されているステータスを読みだし、システム
バス60上に出力する。
【0068】また、システムバス60上に出力されたト
ランザクションが、主記憶装置30を対象とする要求で
ある場合、転送モード制御信号線CTL5003上の信
号で指示されるモードに従って、これをスヌープし、転
送リクエスト信号線TSREQ5005を使用して、転
送バス制御部5002に、転送要求を出す処理を行う。
このようなスヌープを可能とするためには、主記憶装置
30を対象とするトランザクションであると判断するた
めの、主記憶装置30のアドレス等を、予め記憶してお
き、これを把握可能とする構成にしておけば良い。
【0069】なお、転送バス制御部5002が前記転送
要求を受け付けた場合は、転送リクエスト受付信号線T
SACK5006を使用して送られてくる信号によっ
て、バス入出力制御部5000は、その旨を知らされ
る。
【0070】他系からデータが転送されてくる場合に
は、バス送信リクエスト信号線BSREQ5008上の
信号によって、その旨が知らされるので、バスリクエス
ト信号線BREQ600を使用して、前述のバスアービ
タ3000に、バス権を要求し、バスグラント信号線B
GRT601を介して転送されてくる信号によって、バ
ス権が取れたことを知ると、データを、システムバス6
0上に出力する。バス入出力制御部5000が、要求を
受け付けた場合には、バス送信リクエスト受付信号線B
SACK5007上に、所定の信号を出力することによ
って、転送バス制御部5002に、その旨を知らせる。
【0071】転送モード制御部5001は、転送モード
を示すデータを、TMODE5020に記憶し、CTL
5003上に出力する信号によって、バス入出力制御部
5000に、転送モードの内容を通知する。
【0072】また、詳細は後述するが、アドレス比較器
5030は、アドレスレジスタSAR5011の25ビ
ット、26ビットとTMODEレジスタのAD0ビッ
ト、AD1ビットの比較を行なう。この判定結果を信号
線5031を介してバス入出力5000へ通知する。な
お、転送モードに関しては後述する。
【0073】また、転送バス制御部5002と転送モー
ド制御部5001は、転送送信エラー信号線(TSER
R5009)で接続されている。TSERR5009に
よって、他系への転送時にエラーが発生した場合には、
その旨の情報が、TSTAT5021に記憶される。
【0074】また、転送バス制御部5002には、転送
経路700を構成する信号線である、転送リクエスト信
号線(TREQ7000)、他系ビジー信号線(DBS
Y7001)、自系ビジー信号線(TBSY700
2)、転送アドレスバリッド信号線(TAVLD700
3)、転送データバリッド信号線(TDVLD700
4)、転送エラー信号線(TERR7005)が接続さ
れている。
【0075】他系ビジー信号線(DBSY7001)
は、図示しない他系における「自系ビジー信号線」に接
続され、また、自系ビジー信号(TBSY7002)
は、図示しない他系における「他系ビジー信号線」に接
続されている。
【0076】転送バス制御部5002は、バス入出力制
御部5000からの要求に従って、TREQ7000上
に、転送を要求する旨の信号を出力する。DBSY70
01に、ビジー信号が出力されていなければ、TAVL
D7003、およびTDVLD7004を使用して、デ
ータの転送を行う。他系へのデータ転送中(具体的に
は、図1、510へのデータの転送中)に、他系から、
TERR7005によって、エラーが発生したことが報
告された場合は、TSERR5009を介して、転送モ
ード制御部5001に、エラーが発生した旨を知らせ
る。
【0077】ところで、システムバス60を構成する信
号線である、アドレス/データ信号線(ADDT60
5)上の信号が示す情報は、バス入出力制御部5000
の制御によって、RCVR5010に保持される。その
後、RCVR5010が保持した情報は、トランザクシ
ョンの種類に従い、SAR5011、SDR5012、
およびTMODE5020のいずれかのレジスタに保持
される。
【0078】SAR5011に保持されるアドレスは、
転送バス制御部5002の制御によって、TSNDR5
013にセットされ、転送経路700を構成する信号線
である、転送アドレス/データ信号線(TADDT70
06)を介して、図示しない他系のデータ転送装置(D
T510)に送られる。
【0079】転送バス制御部5002は、他系からTR
EQ7000によって、転送要求が伝送されてきた場合
には、転送データを受け付け、BSREQ5008によ
って、バス入出力制御部5000に、その旨を知らせ
る。転送を受け付けられない場合には、TBSY700
2上に、信号を出力することによって、転送を受け付け
られないことを、他系に知らせる。
【0080】他系から送られてきたデータは、TRCV
R5014に一旦保持され、その後、転送バス制御部5
002の制御によって、RAR5015またはRDR5
016に保持される。
【0081】また、TRCVR5014に一旦保持され
たデータは、パリティチェック回路(PCとも称する)
5018によってパリティチェックされ、エラーが検出
された場合、パリティエラー信号線(PTERR502
2)上に信号を出力することによって、転送バス制御部
5002に、パリティエラーの発生を知らせ、転送バス
制御部5002は、パリティエラーの発生を、TERR
7005によって、データの転送元であるDTに知らせ
る。
【0082】次に、バス入出力制御部5000の制御に
よって、RAR5015およびRDR5016に保持さ
れたデータは、一旦、SNDR5017に保持され、A
DDT605上に送出される。また、TSTAT502
1に保持される内容も、一旦、SNDR5017に保持
された後、ADDT605上に送出される。
【0083】本実施例では、コピーするメモリのアドレ
スによって、複数存在する転送装置の内、いずれの転送
装置を使用して、データ転送を行うかを定める。
【0084】一例として、コピーを行なうデータの単位
は、32バイトとし、系10にはDT500、501、
502、503の4台の転送装置が接続されているもの
とする。
【0085】図7に、アドレスの表現方法の一例を示
す。本実施例では、バイトアドレッシングを行ない、ア
ドレスは32ビットで表現する。また、MSBを第0ビ
ット、LSBを第31ビットとする。こうすると、転送
単位である32バイトは下位5ビット(25=32)で
区別されるので、アドレスのLSBから6、7ビット目
の、第25、26ビットの値によって転送装置を割り当
てればよい。
【0086】図8に、転送装置(DT500)内の、転
送モードレジスタ(TMODE5020)の設定内容例
を示す。
【0087】複数の転送装置を使用する場合は、AD
0、AD1の2ビットに設定する値により、転送装置が
決定される。また、CMP0、CMP1の2ビットに設
定する値により、転送モードが決まる。なお、4つの転
送装置に対して、各装置を表す2ビットのデータを予め
定めておく。例えば、4つの転送装置を識別するため
に、DT500、501、502、および503に対し
て、それぞれ、「00」、「01」、「10」、「1
1」なる2ビットのデータを、割り当てておけばよい。
【0088】さて、CMP0とCMP1の2ビットのデ
ータで定まる各転送モードの意味は、図に示すとおりで
ある。
【0089】本実施例では4台の転送装置を使用するの
で、DT500には、AD0、AD1、CMP0、CM
P1の順で「0011」と設定する。同様に、DT50
1には「0111」、DT502には「1011」、D
T503には「1111」と設定する。
【0090】このように設定することによって、アドレ
スデータの第25、26ビットが「00」の場合には、
DT500、「01」の場合には、DT501、「1
0」の場合には、DT502、「11」の場合には、D
T503が、それぞれコピーを担当する。このようにす
ることによって、コピー処理を分担することが可能にな
る。
【0091】このようなコピーモードが設定されると
(例えば、CMP0、CMP1が「11」の場合)、各
転送装置は、システムバス60上の全てのメモリアクセ
スに対して、スヌープを行い、自転送装置が担当するデ
ータと判断した場合には、当該転送装置が他系にアクセ
スデータを転送する処理を行う。
【0092】図9は、転送装置(DT500)内のステ
ータスレジスタ(TSTAT5021)が備える、エラ
ー発生の有無を示す、TERRビットである。TERR
ビットには、メモリコピーの際、データ転送エラーが発
生した場合に、「1」が設定される。
【0093】以上の準備のもとに、片系CPUに障害が
発生した場合の処理概要を図22を用いて説明する。
【0094】まず、片系CPUに障害が発生すると、2
2-1-1で示すように、障害CPUの電源をOFF(オ
フ)し、次に22-1-2のようにCPUを交換し、22
-1-3で、交換したCPUの電源をON(オン)して動
作可能状態にする。一方、正常動作している他系のCP
Uは、オンライン処理を継続して行なっている(22-
1-5)が、次に22-1-6でメモリコピー処理とオン
ライン処理を行なう。つまり、正常系CPUのメモリ内
容を交換後のCPUのメモリ(即ち、CPUを交換した
系のメモリ)へコピーする。22-1-6のメモリコピー
処理はメモリ送信処理であり、22-1-4のメモリコピ
ー処理はメモリ受信処理である。このように、メモリコ
ピー処理が行われ、処理が完了すると、22-1-7にて
両系CPUを同期リセット、すなわち、同時に動作開始
させて、22-1-8のように両CPUが同期してオンラ
イン処理を開始できる。本実施例は、上記処理概要のメ
モリコピー処理の部分に関するものである。
【0095】図10は、本実施例におけるメモリコピー
の手順を示したフローチャートである。
【0096】本実施例において、メモリコピーは、例え
ば、CPUのソフトウェアによる実行により行なわれ、
図10は、メモリコピープログラムのフローチャートを
表している。なお、このメモリコピープログラムは、正
常系の主たる業務を実行するためのプログラム、例え
ば、オンライントランザクション処理プログラム、に組
み込まれた状態で実行されるのではなく、いわばバック
グラウンド(主たる業務の実行の背後で、主たる業務と
は、別に実行される)で実行され、メモリコピーに要す
る時間は、このコピープログラムの処理時間のCPUへ
の割り当て方に依存する。
【0097】まず、メモリコピーの最初に各転送装置の
ステータスを確認する処理を行う(ステップ120
0)。この時点で転送装置にエラーが検出された場合、
当該転送装置は使用しないことになる。
【0098】次に、使用可能な転送装置を決定し(ステ
ップ1201)、各転送装置の転送モードレジスタに、
前述の転送モードを設定する(ステップ1202)。
【0099】次に、メモリの内容を全てコピーするため
にアドレスカウンタをリセットし(ステップ120
3)、このカウンタが示すアドレスにしたがって、メモ
リからデータを読み出す(ステップ1204)。
【0100】ここで、アドレスカウンタは、例えばCP
U内のレジスタによって実現できる。すなわち、当該レ
ジスタを初期状態ではリセットしておく。そして、この
レジスタの内容が示す値を、アドレスの値として、処理
を行っていく。なお、読み出したデータは、何らかの処
理には使用されない。これにより転送装置は、システム
バス上に流れるデータをスヌープし、他系に転送するこ
とができる。すなわち、自転送装置の転送担当のデータ
か否かを、アドレスによって判断し、該当するデータの
みを当該転送装置が転送する。もちろん、前述のよう
に、アドレスによって、転送主体となる装置を、32バ
イトデータ単位に、予め決めておけば良い。
【0101】そして、アドレスカウンタ(前記CPU内
のレジスタ)をインクリメントしていき(ステップ12
05)、メモリの最終アドレスまで達したら(ステップ
1206)、起動した転送装置のステータスを確認する
(ステップ1207)。
【0102】ここでエラーが見つからなければ(ステッ
プ1208)、コピーモードを解除し(ステップ120
9)、メモリコピーは終了となる。
【0103】もし、転送エラーが見つかった場合は、最
初に戻り、転送装置の決定(ステップ1201)から本
処理をやり直す。これにより、転送装置の障害が発生し
ても、残りの使用可能な転送装置を使用したメモリコピ
ーを行うという、柔軟な対応が行われる。
【0104】以上が主な処理フローであるが、次に、D
Tステータス確認(1200)の詳細な処理フローを、
図23を用いて説明する。正常CPUは、メモリ上に配
列DTERR<0:3>(配列番号0から3までで、4
ビットを格納しうる)を確保して、各DTのTSTAT
レジスタのTERRビットにより、使用可能なDTを判
別する。
【0105】まず、23-1-1で、DTERR<0:3
>を初期化するため、各ビットに0をセットする。次の
23-1-2では、DT500のTSTATレジスタのT
ERRビットが1か否かを判定し、1なら(YES)2
3-1-3にて、DTERR<0>に1をセットする。こ
れは、DT500が使用不可能であることを意味する。
【0106】もし、23-1-2でNOと判定された場合
には、23-1-4で、DT501のTSTATレジスタ
のTERRビットが1か否かを判定し、1なら(YE
S)23-1-5に進み、NOならば、23-1-6に進
む。23-1-5では、DTERR<1>に1をセット
し、23-1-6では、DT502のTSTATレジスタ
のTERRビットが1か否かを判定し、1なら(YE
S)23-1-7に進み、NOならば、23-1-8に進
む。23-1-7では、DTERR<2>に1をセット
し、23-1-8では、DT503のTSTATレジスタ
のTERRビットが1か否かを判定する。1なら(YE
S)23-1-9に進み、NOならば、終了する。
【0107】なお、23-1-9では、DTERR<3>
に1をセットする。以上の結果、配列DTERR<0:
3>には、DT500、DT501、DT502、DT
503が使用可能か否かを判断できる情報が保持された
ことになる。
【0108】次に、図10の使用DT決定(1201)
の詳細な処理フローを、図24を用いて説明する。この
フローチャートは、各DTのTMODEレジスタをどの
ように設定するかを示すものである。まず、24-2-1
では、総てのDTが正常であるとして、TMODEレジ
スタを設定している。即ち、DT500のTMODEレ
ジスタのAD0に「0」、AD1に「0」、CMP0に
「1」、CMP1に「1」をセットしている。また、他
のDT501、502、503のTMODEレジスタに
も、値は異なるが、図に示すように、同様に値をセット
する。この結果、アドレスの25、26ビットの値にし
たがって、各DTがデータを受信して、他系CPUにメ
モリコピーを行なうように設定されることになる。
【0109】即ち、4つのDTを使用して、高速なメモ
リコピーを実現するための、設定処理である。次に、2
4-2-2では、DTERR<0:3>が「1000」で
あるか否かを判定する。これは、DT500が使用可能
であるか否かの判定である。
【0110】判定が「YES」ならば、24-2-3で、
DT500のTMODEレジスタのCMP0、CMP1
をともに0にする。この結果、図8から分かるように、
DT500は、メモリコピーを行なわないように設定さ
れることになる。また、他のDT501、502、50
3でメモリコピーが行なわれるように設定するため、2
4-2-4において、DT501のTMODEレジスタの
CMP0ビットを「1」に、CMP1ビットを「0」に
する。この結果、DT502は、アドレス26ビット
と、AD1(値は0)が一致した場合、メモリコピーを
行なうようになる。
【0111】即ち、DT500が分担していたアドレス
に対して、DT502がメモリコピーを行なうようにな
る。以下、同様に、24-2-5、24-2-8、24-2-
11では、それぞれ、DT501、502、503が使
用不可能か否かを判断し、使用不可能であるとき、他の
3つのDTを使用してメモリコピーを行なうように設定
する。また、24-2-14では、複数のDTが使用不可
能な場合でも、メモリコピーを行なうための処理であ
る。
【0112】図25は、図24の24-2-14の詳細な
処理フローである。
【0113】まず、25-3-1では、DTERR<0:
3>が「1100」であるか否かを判定する。即ち、D
T500、DT501が使用不可能であり、DT50
2、DT503が使用可能である場合の設定処理を、2
5-3-2、25-3-3、25-3-4に示している。25
-3-2では、DT500、DT501のTMODEレジ
スタのCMP0、CMP1を0に設定している。これに
よって、DT500、DT501は、コピーを行なわな
いように設定される。次に、25-3-3では、DT50
0が分担していたメモリコピーを、DT502に請け負
わせるために、AD1に「0」、CMP0に「1」、C
MP1に「0」を設定している。同様に、25-3-4で
は、DT501が分担していたメモリコピーを、DT5
03に請け負わせるために、AD1に「1」、CMP0
に「1」、CMP1に「0」を設定する。このように、
2つのDTが使用不可能な場合であっても、他の2つの
DTを使用することによって、メモリコピーが可能であ
る。もちろん、他の組み合わせのDTの故障が発生して
も、残りのDTにより、メモリコピーが可能である。
【0114】次に、25-3-5では、3つのDTが故障
した場合のTMODEレジスタの設定処理である。即
ち、DT500、DT501、DT502が使用不可能
である場合、25-3-6、25-3-7で、設定処理を行
なう。
【0115】25-3-6では、DT500、DT50
1、DT502のTMODEレジスタのCMP0、CM
P1をともに「0」にする。これによって、DT50
0、DT501、DT502は、メモリコピーを行なわ
ない。次に、25-3-7で、DT503のTMODEレ
ジスタのCMP0を「0」、CMP1を「1」にする。
これにより、DT503だけがメモリコピーを行なうよ
うに設定される。
【0116】25-3-8は、総てのDTが使用不可能で
ある場合の処理である。この処理は、25-3-9で、総
てのDTが使用不可能であると判断された場合に行なわ
れる。
【0117】この場合、総てのDTのTMODEレジス
タのCMP0、CMP1をともに「0」にする。なお、
当然、DT500とDT501の組み合わせ以外のDT
の組み合わせが使用不可能な場合でも、同様な処理を行
なえば、メモリコピーが可能となる。
【0118】以上説明してきた処理によって、DTのT
MODEレジスタの設定が完了する。
【0119】図11は、MC300における、CPU2
0からのメモリリード時のタイミングチャートである。
なお、図中、横実線は、1ビットのデータが信号線上に
存在することを示し、膨らんだ部分は、複数ビットのデ
ータが信号線上に存在することを示す(図11から図1
4まで同じ)。
【0120】システムバス60上に出力されたリクエス
ト信号を、MC300が受け取り、メモリバス320に
アドレスを出し、メモリバス320からアドレスのデー
タを受け取って、システムバス60上にデータを出力す
るまでに、各信号線に出力される信号の様子を、時間経
過に沿って示している。なお、各信号の略号は図5に示
す信号を表す記号に対応する。
【0121】図12は、MC300における、I/O4
0からのDMAライト時のタイミングチャートである。
システムバス60上に出力された、リクエスト信号およ
びデータを、MC300が受け取り、メモリバス320
上に、アドレスとデータを出力するまでに、各信号線に
出力される信号の様子を、時間経過に沿って示してい
る。なお、各信号の略号は図5に示す信号を表す記号に
対応する。
【0122】図13は、DT500における、CPU2
0からのメモリリードをスヌープする場合のタイミング
チャートである。システムバス60上に出力されたリク
エスト信号、および、メモリから読みだされたデータ
を、DT500が取り込み、取り込んだ後、転送経路7
00上に出力し、出力したデータを他系のDT510が
受け取って、他系のシステムバス61上に、受け取った
データを出力するまでに、各信号線に出力される信号の
様子を、時間経過に沿って示している。他系のシステム
バス61には、DMAライトと同じリクエスト信号が出
力され、(他系の)MC310が該信号を受け取り、メ
モリにデータを書き込むが、このタイミングは、図12
と同じになる。なお、各信号の略号は図5、6に示す信
号を表す記号に対応する。
【0123】図14は、DT500における、I/O4
0からのDMAライトをスヌープする場合のタイミング
チャートである。システムバス60上に出力されたリク
エスト信号およびデータを、DT500が取り込み、取
り込んだ後、転送経路700に出力し、出力されたデー
タを、他系のDT510が受け取って、他系のシステム
バス61上にデータを出力するまでに、各信号線に出力
される信号の様子を、時間経過に沿って示している。な
お、各信号の略号は図5、6に示す信号を表す記号に対
応する。
【0124】次に、本発明の他の実施例について、主と
して、図15、図19(a)、図20、図21を参照し
て説明する。
【0125】図15は、本発明の第2実施例による、二
重系計算機システムの構成例を示す構成図である。第1
実施例と異なるのは中央処理装置(CPU20)が、C
PUバス80によって主記憶装置(MS330)に接続
されている点である。
【0126】図19(a)は、主記憶装置(MS33
0)の内部構成を示す構成図である。
【0127】メモリ制御装置(MC3300)にCPU
バス80が接続されている以外は、第1の実施例のMS
30と同じである。なお、MC3300とメモリ305
は、メモリバス320によって接続され、さらに、MC
3300は、システムバス60に接続されている。
【0128】図20は、MC3300の構成例を示す構
成図である。
【0129】MC3300は、バスアービタ3330、
バス入出力制御部3331、I/Oバス入出力制御部3
332、I/Oバスアービタ3333、メモリアクセス
制御部3334、転送モード制御部3335、レシーブ
レジスタ(PRCVR3301)、リードラインアドレ
スレジスタ(RLAR3302)、ライトラインアドレ
スレジスタ(WLAR3303)、ライトラインデータ
レジスタ(WLDR3304)、PIOアドレスレジス
タ(IOAR3305)、PIOデータレジスタ(IO
DR3306)、メモリセンドアドレスレジスタ(MS
AR3307)、ECC(エラーコレクションコード)
生成回路3308、メモリセンドデータレジスタ(MS
DR3309)、メモリリードデータレジスタ(MRD
R3310)、ECC訂正回路3311、リードライン
データレジスタ(RLDR3312)、DMAアドレス
レジスタ(DMAR3313)、DMAライトデータレ
ジスタ(DMWR3314)、センドレジスタ(PSN
DR3315)、レシーブレジスタ(RCVR331
6)、センドレジスタ(SNDR3317)、転送モー
ド設定レジスタ(CMODE3318)、および、PI
Oリードデータレジスタ(IRDR3319)を有して
構成される。
【0130】各構成要素は、例えば、各種CMOS論理
回路、RAM等の電子デバイスにて実現できる。また、
図5、6と同一符号を付した信号線は、同一の機能を有
する信号線である。
【0131】バスアービタ3330は、CPUバス80
を構成する信号線であるバスリクエスト信号線(PBR
EQ800)およびバスグラント信号線(PBGRT8
01)によって、CPU20と接続されている。また、
バスアービタ3330とバス入出力制御部3331は、
内部バスリクエスト信号線(PIREQ3336)およ
び内部バスグラント信号線(PIGRT3337)で接
続されている。
【0132】バスアービタ3330は、CPU20およ
びメモリ制御装置3300自体から出力されるバスリク
エストを調停し、バスの使用権を与える対象を決定し、
バスの使用権を与える信号を、バスグラント信号線(P
BGRT801)によって、バスの使用権を与える対象
に伝える。
【0133】I/Oバスアービタ3333には、システ
ムバス60を構成する信号線であるバスリクエスト信号
線(BREQ600)およびバスグラント信号線(BG
RT601)が接続されている。そして、これらの信号
線は、システムバス60に接続された各装置に対し、1
組づつ接続されている。
【0134】また、I/Oバスアービタ3333とI/
Oバス入出力制御部3332は、内部バスリクエスト信
号線(IREQ3341)および内部バスグラント信号
線(IGRT3342)で接続されている。
【0135】I/Oバスアービタ3333は、各装置
(メモリ制御装置3300自体も含む)から出力される
バスリクエストを調停し、バスの使用権を与える対象を
決定し、バスの使用権を与える信号を、バスグラント信
号(BGRT601)によって、バスの使用権を与える
対象に伝える。
【0136】バス入出力制御部3331には、CPUバ
ス80を構成する信号線である、トランザクションID
信号線(PTID802)、アドレスバリッド信号線
(PAVLD803)、および、データバリッド信号
(PDVLD804)が接続されている。また、バス入
出力制御部3331とメモリアクセス制御部3334
は、メモリアクセスリクエスト信号線(MREQ333
8)、リクエスト受付信号線(MACK3339)およ
びリードデータレディ信号線(RRDY3340)で接
続されている。
【0137】また、バス入出力制御部3331とI/O
バス入出力制御部3332は、PIOアクセスリクエス
ト信号線(PREQ3348)、リクエスト受付信号線
(PACK3349)、およびリードデータレディ信号
線(PRDY3350)で接続されている。
【0138】さて、CPU20からCPUバス80上に
トランザクションが出力され、それがメモリに対するリ
クエストである場合、MREQ3338によって、メモ
リアクセス制御部3334に、メモリアクセスを要求す
る旨の信号を伝える。
【0139】メモリアクセス制御部3334が、前記要
求を受け付けた場合には、MACK3339によって、
要求を受け付けた旨の信号を、バス入出力制御部333
1に伝え、要求を受け付けたことを知らせる。
【0140】バス入出力制御部3331は、メモリから
データが読み出されると、その旨の信号がRRDY33
40によって送られ、メモリからデータが読み出された
ことを知らせられるので、PIREQ3336上に信号
を出力することによって、バスアービタ3330に、バ
ス使用権を要求する。そして、PIGRT3337によ
って送られてくる信号によって、バス使用権を得ること
ができたことを知ると、データをCPUバス80上に出
力する。
【0141】なお、I/Oに対するリクエストである場
合、PREQ3348によって、I/Oバス入出力制御
部3332に、I/Oのアクセスを要求する旨の信号を
伝える。
【0142】I/Oバス入出力制御部3332が、かか
る要求を受け付けた場合には、PACK3349によっ
て、要求を受け付けた旨の信号を、バス入出力制御部3
331に伝え、要求を受け付けたことを知らせる。
【0143】バス入出力制御部3331は、I/Oから
データが読み出されると、その旨の信号がPRDY33
50によって送られ、I/Oからデータが読み出された
ことを知らせられるので、PIREQ3336上に信号
を出力することによって、バスアービタ3330に、バ
ス使用権を要求する。PIGRT3337によってバス
権が取れたことを知るとデータをCPUバス80に出力
する。さらに、自装置3300に対する、モード設定リ
クエストである場合、PIOアドレスレジスタIOAR
3305から、レジスタの保持内容を取り込み、その保
持内容を、転送モード制御部3335が備える、転送モ
ード設定レジスタCMODE3318に設定する。
【0144】また、I/Oバス入出力制御部3332に
は、システムバス60を構成する信号線である、トラン
ザクションID信号線(TID602)、アドレスバリ
ッド信号線(AVLD603)およびデータバリッド信
号線(DVLD604)が接続されている。
【0145】I/Oバス入出力制御部3332とメモリ
アクセス制御部3334は、メモリアクセスリクエスト
信号線(IMREQ3343)、リクエスト受付信号線
(IMACK3344)、リードデータレディ信号(I
RRDY3345)、メモリコピーリクエスト信号線
(CREQ3351)およびリクエスト受付信号線(C
ACK3352)で接続されている。
【0146】さて、I/Oバス入出力制御部3332
は、システムバス60上に出力されるトランザクション
を監視し、自分に対するリクエストである場合、これを
取込み、IMREQ3343によって、メモリアクセス
制御部3334に要求信号を伝える。そして、メモリア
クセス制御部3334が、要求を受け付けた場合には、
その旨の信号をIMACK3344上に出力し、要求を
受け付けたことを、I/Oバス入出力制御部3332に
知らせる。
【0147】さらに、メモリからデータが読み出される
と、IRRDY3345によって得られる信号によっ
て、I/Oバス入出力制御部3332は、メモリからデ
ータが読み出されたことを知らされるので、IREQ3
341上に信号を出力することによって、I/Oバスア
ービタ3333にバス使用権を要求し、IGRT334
2によって得られる信号によって、バス使用権を得るこ
とができたことを知ると、データをシステムバス60上
に出力する。
【0148】また、上述のように、I/Oバス入出力制
御部3332とメモリアクセス制御部3334の間は、
メモリコピーリクエスト信号線(CREQ3351)お
よびリクエスト受付信号線(CACK3352)も接続
されている。
【0149】メモリコピーモードが設定されている時
に、メモリアクセスがあった場合、メモリアクセス制御
部3334は、CREQ3351上に信号を出力するこ
とによって、I/Oバス入出力制御部3332に要求を
出し、要求が受け付けられれば、CACK3352上の
信号によって、要求が受け付けられたことを知らされ
る。I/Oバス入出力制御部3332は、コピーのため
のトランザクションを発行することによって、システム
バス60に接続されたデータ転送装置に、データを送
る。
【0150】メモリアクセス制御部3334には、メモ
リシステムバス320を構成する信号線であるDRAM
制御信号(RCTL3200)が接続されている。RC
TL3200は、アドレスストローブ、バンクセレクト
用の信号線等を有して構成される。メモリアクセス制御
部3334は、バス入出力制御部3331からの要求に
従い、RCTL3200を使用して、メモリ305に対
するアクセスを制御し、メモリ内のデータの入出力処理
を行なう。
【0151】転送モード制御部3335は、設定された
転送モードを、CMODE3318に記憶し、CTL3
346を使用して、メモリアクセス制御部3334に、
転送モードの内容を通知する。なお、転送モードに関し
ては後述する。
【0152】CPUバス80を構成する信号線である、
アドレス/データ信号線(PADDT805)上の情報
は、バス入出力制御部3331の制御によって、PRC
VR3301に保持される。その後、PRCVR330
1の保持内容は、トランザクションの種類にしたがっ
て、RLAR3302、WLAR3303、WLDR3
304、IOAR3305、およびIODR3306の
いずれかのレジスタに保持される。
【0153】また、システムバス60を構成する信号線
である、アドレス/データ信号線(ADDT605)上
の情報は、I/Oバス入出力制御部3332の制御によ
って、RCVR3316に保持される。なお、I/Oか
らのリクエストは、DMAであることを考慮して、RC
VR3316に保持された内容は、DMAR3313、
DMWR3314に保持される。
【0154】I/Oから読み出されたPIOリードデー
タは、一旦、RCVR3316に保持された後、IRD
R3319に保持され、さらに、一旦、PSNDR33
15に保持された後、PADDT805上に出力され
る。
【0155】RLAR3302、WLAR3303およ
びDMAR3313に保持されたアドレスは、メモリア
クセス制御部3334の制御によって、MSAR330
7に設定され、その設定内容は、メモリシステムバス3
20を構成する信号線である、メモリアドレス信号線
(MAD3210)を使用して、(図示しない)メモリ
305に送られる。
【0156】WLDR3304およびDMWR3314
に保持されたライトデータは、メモリアクセス制御部3
334の制御によって、ECC生成回路3308で生成
されたECCを付加されて、MSDR3309に設定さ
れ、その設定内容は、メモリシステムバス320を構成
する信号線である、メモリデータ信号線(MDT322
0)を使用して、(図示しない)メモリ305に送られ
る。
【0157】(図示しない)メモリ305から読み出さ
れたデータは、MDT3220を介して、メモリアクセ
ス制御部3334の制御によって、一旦、MRDR33
10に保持される。
【0158】その後、ECC訂正回路3311を通り、
ECC訂正処理を行って、RLDR3312に保持され
る。
【0159】CPUからのリクエストの場合は、バス入
出力制御部3331の制御によって、RLDR3312
に保持されているデータは、その後、PSNDR331
5に設定され、PADDT805上に出力される。I/
Oからのリクエストの場合は、I/Oバス入出力制御部
3332の制御によって、RLDR3312に保持され
ているデータは、SNDR3317に設定され、設定内
容は、ADDT605上に出力される。
【0160】また、モード設定リクエストの場合は、I
ODR3306に保持されている内容が、CMODE3
318に設定される。
【0161】メモリコピーモードが設定されている場
合、メモリから読み出され、RLDR3312に格納さ
れているデータを、SNDR3317に一旦保持させ、
その後、保持されているデータを、ADDT605上に
出力する。
【0162】メモリへのデータの書き込みの場合は、W
LDR3304およびDMWR3314に保持されてい
るデータを、信号線3999を使用して、SNDR33
17に一旦保持させ、その後、保持されているデータ
を、ADDT605上に出力する。
【0163】次に、図21を用いてDT500の構成を
説明する。
【0164】基本的に、図6のDTの構成と類似してい
るが、図6の転送モード制御部が無く、代わりに障害保
持部が追加されている点が異なる。すなわち、障害保持
部5500は、メモリコピー時にエラーが発生したかど
うかを示すTSTATレジスタを有している。また、図
6の構成と比較すると、TMODEレジスタや比較器
は、存在しない。
【0165】次に、図2に、転送モードレジスタ(CM
ODE3318)の設定内容を示す。
【0166】図2(a)は、レジスタ内に設けた、5ビ
ットの領域を示す。
【0167】図2(b)に示すように、「CPY」は、
メモリコピーを行うか否かを指定するためのビットであ
り、「AVL0」、「AVL1」、「AVL2」、「A
VL3」は、それぞれDT500、DT501、DT5
02、DT503の転送装置が使用可能か否かを示すた
めのビットである。
【0168】図2(c)に、AVL0〜AVL3の値
と、メモリアドレスの25、26ビット目の値によっ
て、メモリコピーのために発行するトランザクションの
Tid、即ち、指定する転送装置の番号を一覧図表にし
て示す。図2(c)の右側における表の中の数字「0」
は、DT500が、メモリコピーを行う転送装置として
起動することを意味する。同様に、「1」は、DT50
1が、「2」は、DT502が、「3」は、DT503
が、メモリコピーを行う転送装置として起動することを
意味する。
【0169】例えば4台の転送装置が使用可能な場合、
AVL0〜AVL3を「1111」とし、この時、アド
レスの25、26ビットが「00」ならば「0」、即
ち、DT500、「01」ならばDT501、「10」
ならばDT502、「11」ならばDT503に対し
て、メモリコピーのためのトランザクションが発行され
る。
【0170】また、DT500、DT501の2台の転
送装置が使用可能な場合、例えば、AVL0〜AVL3
を「1100」とし、この時アドレスの26ビット目が
「0」ならば「0」、即ち、DT500、26ビット目
が「1」ならば「1」、即ち、DT501に対して、メ
モリコピーのためのトランザクションが発行される。
【0171】以上説明したように、第2の実施例は、第
1の実施例と類似している。
【0172】メモリコピー処理は、基本的に図10と同
一である。但し、図24、25で説明した処理では、T
MODEレジスタを設定していたが、第2の実施例で
は、AVL0、AVL1、AVL2、AVL3の値に応
じて、図2(c)のテーブルから使用するDTを決定
し、各DTに対してトランザクション発行時にTiDを
設定する点が異なっている。また、上記AVL0、AV
L1、AVL2、AVL3の値は、それぞれ、DT50
0のTSTAT、DT501のTSTAT、DT502
のTSTAT、DT503のTSTATの値、そのもの
である。
【0173】なお、本実施例における各種の動作タイミ
ングは、基本的に第1実施例と同じである。
【0174】メモリコピーの場合、例えば、CPUから
のメモリリードでは、MC3300によって読み出され
たデータがCPUに転送される一方、システムバス60
には、転送装置を対象として、DMAライトと同じ形式
のトランザクションが発行される。
【0175】メモリコピーの手順も、基本的に、図10
に示した第1実施例における処理と同じである。転送装
置のステータスを調べて転送装置を決定するのは、本実
施例でも必要な処理であり、これにより転送装置に故障
等が発生した場合においても、迅速に対処して、メモリ
コピーを行える。
【0176】本実施例では、アクセスするデータのアド
レスによって、使用する転送装置を決定しているが、C
MODE3318の構成は同じでも別な割り当てが可能
である。
【0177】例えば、MC3300内に、ラウンドロビ
ンテーブルを備えた構成とし、使用可能な転送装置を順
々に指定する方法も考えられる。
【0178】ラウンドロビンテーブルは、例えば、4つ
の転送装置に対する優先順位を記憶する手段であり、現
在使用されている転送装置が存在する場合、動作完了後
その転送装置に対する優先順位を一番低くし、残りの転
送装置の優先順位を高めて記憶しておく。この優先順位
を参照して、転送装置が選択されるとすれば、順番に、
転送装置が選択されていくことになり、CMODE33
18を利用する場合と同等の動作が行われる。
【0179】なお、第1実施例においても、DT500
〜DT503内に、同一の動作をするラウンドロビンテ
ーブルを設け、使用可能な転送装置が、順々にスヌープ
する方法も考えられるが、この場合、今、いずれの転送
装置がコピーを行なっているのかを、互いに知る手段を
設けることが必要となる。かかる手段によって、いずれ
の転送装置がコピーを行なっているかを把握し、ラウン
ドロビンテーブルを適切に更新する必要があるからであ
る。
【0180】また、第2実施例におけるDT500〜D
T503内に、第1実施例と同じ転送モードレジスタ
(TMODE5020)を設け、MC3300内にはC
MODE3318の内、CPYビットだけを設け、コピ
ーモード中は、MC3300が全てのコピーデータをシ
ステムバス60上に出力すると、各データ転送装置が各
々の転送モードレジスタで指定されたアドレスのみを転
送する方法も考えられる。
【0181】同様に、DT500〜DT503内に、同
じ動作をするラウンドロビンテーブルを設け、MC33
00内にはCMODE3318の内、CPYビットだけ
を設け、コピーモード中は、MC3300が全てのコピ
ーデータをシステムバス60上に出力すると、各データ
転送装置が、ラウンドロビンテーブルに従って順番にコ
ピーを行う方法も考えられる。
【0182】次に、図16、図17、および図18に、
本発明の他の実施例を示す。
【0183】これらは、いずれも第2実施例の一種の変
形である。
【0184】図19(a)、図19(b)、図19
(c)は、それぞれ、図17、図16、図18に示す、
主記憶装置の内部構成を示す構成図である。
【0185】図面を参照すれば分かる通り、これらのシ
ステム構成においては、第2実施例と比較して、CP
U、主記憶装置、I/O装置の接続配置位置が異なって
いるだけで、他の構成、特に転送装置の構成は、全く同
じである。
【0186】図16に示すシステム構成における図15
に示すシステムとの相違点は、図15の構成ではI/O
40がシステムバス60に直接接続されているのに対
し、図16では、I/O40がMS340に接続されて
いる点である。
【0187】ここで、MS340の構成を、図19
(b)に示す。MS340は、MC3400とメモリ3
05を有して構成され、両者は、メモリシステムバス3
20で接続されている。また、MC3400は、CPU
バス80でCPU20と接続され、バス90でI/Oと
接続されている。また、MC3400は、システムバス
60とも接続されている。
【0188】このように、MC3400は、MC330
0に比べて、I/Oバスがデータ転送経路(システムバ
ス60への接続信号線)のほかに存在する。
【0189】このようなシステム構成においては、I/
O40からのメモリアクセス速度の速いシステムを提供
できる。
【0190】図17に示すシステム構成における図15
に示すシステムとの相違点は、図15の構成ではI/O
40がシステムバス60に直接接続されているのに対
し、図16では、I/O40がCPU20と、バス90
で接続されている点である。
【0191】ここで、MS330の構成は、前述の図1
9(a)に示した構成と同様である。
【0192】このようなシステム構成においては、メモ
リコピー時に、I/O40からのメモリアクセスが生じ
た場合等には、CPUが当該アクセスを即座に阻止可能
なシステムを提供できる。
【0193】図18に示すシステム構成における図15
に示すシステムとの相違点は、図15の構成では、CP
U20に接続されたMS330がシステムバス60に直
接接続されているのに対し、図18では、システムバス
60に接続されたMS350に、I/O40が接続され
ている点である。
【0194】ここで、MS350の構成を、図19
(c)に示す。MS350は、MC3500とメモリ3
05を有して構成され、両者は、メモリシステムバス3
20で接続されている。また、MC3500は、システ
ムバス60と接続され、また、バス90で、I/O40
と接続されている。MC3500は、MC3300と比
べると、CPUバスが無くなり、I/Oバス90が新た
に設けられている。
【0195】このようなシステム構成においても、I/
O40からのメモリアクセス速度の速いシステムを提供
できる。
【0196】しかし、これらの構成に共通する、第1実
施例との相違点は、CPU、主記憶装置、I/O装置、
データ転送装置が1つのシステムバス60に接続されて
いない点であり、これらの場合は、CPUの命令を受け
て、主記憶装置がメモリコピーを指示しなければならな
いため、主記憶装置に、CPUの命令を受けメモリコピ
ーを指示する手段を備えた構成にする必要がある。
【0197】以上のように、本発明によれば、二重系計
算機システムにおいて、再同期の際に行う、メモリコピ
ーを、複数設けたデータ転送装置を使用して、分担して
実行することが可能となる。複数の転送装置を使用する
ことで、データ転送のスループットが増加し、メモリに
対するアクセスが連続して発生しても、メモリコピー動
作に要する時間が原因で、システムの性能を低下させる
ことがない。
【0198】また、従来と同等のメモリコピー性能を達
成するには、バッファ面数を少なくできる等の効果もあ
る。また、前述したように、転送装置に障害が発生して
も、障害が発生していない転送装置を使用することによ
って、柔軟にデータ転送経路を変更できるので、メモリ
コピー自体の信頼性も向上する。
【0199】このように本発明によれば、高速性と高信
頼性を有するメモリコピー手段を備えた、二重系計算機
システムが実現できる。
【0200】
【発明の効果】このように、本発明によれば、複数設け
た、他系へのデータ転送装置を使用して、メモリコピー
を、分担して行うことにより、メモリコピー時間短縮と
データ転送装置の障害に対する信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる二重系計算機システムの構成図
である。
【図2】第2実施例における転送モードレジスタの設定
内容の説明図である。
【図3】中央処理装置の内部構成例を示す構成図であ
る。
【図4】主記憶装置の内部構成例を示す構成図である。
【図5】メモリ制御装置の構成図である。
【図6】データ転送装置の構成図である。
【図7】アドレスの表現方法の説明図である。
【図8】転送モードレジスタの設定内容の説明図であ
る。
【図9】転送ステータスレジスタの設定内容の説明図で
ある。
【図10】メモリコピーの処理を表すフローチャートで
ある。
【図11】メモリリードのタイミングの説明図である。
【図12】DMAライトのタイミングの説明図である。
【図13】リードされたメモリ内容を他系に転送する際
のタイミングの説明図である。
【図14】DMAライトされたデータを他系に転送する
際のタイミングの説明図である。
【図15】第2実施例による二重系計算機システムの構
成図である。
【図16】他の実施例による二重系計算機システムの構
成図である。
【図17】他の実施例による二重系計算機システムの構
成図である。
【図18】他の実施例による二重系計算機システムの構
成図である。
【図19】他の実施例による主記憶装置の構成図であ
る。
【図20】第2実施例によるメモリ制御装置の構成図で
ある。
【図21】第2実施例によるデータ転送装置の構成図で
ある。
【図22】二重系計算機システムのCPU交換処理の説
明図である。
【図23】メモリコピー処理のDTステータス確認のフ
ローチャートである。
【図24】メモリコピー処理の使用DT決定のフローチ
ャートである。
【図25】メモリコピー処理の使用DT決定1のフロー
チャートである。
【符号の説明】
20…CPU、21…CPU、30…MS(主記憶装
置)、31…MS(主記憶装置)、500…DT(デー
タ転送装置)、501…DT、502…DT、510…
DT、511…DT、512…DT、513…DT、4
0…I/O(入出力装置)、41…I/O
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 伸一朗 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 宮崎 義弘 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 大黒 浩 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正常時には同期して動作する2つの計算機
    系であって、各計算機系は、中央処理装置、記憶装置、
    I/O装置、他系の記憶装置へデータを転送するための
    データ転送装置を少なくとも備え、片系の障害発生時に
    は、他方が独立して動作し、予め定められているシステ
    ムとして処理を継続することが可能な二重系計算機シス
    テムであって、 いずれの計算機系も、データ転送装置を複数個備え、各
    データ転送装置は、両系間で1対ごとにデータバスで接
    続された構成とし、 いずれかの中央処理装置が、いずれかの系内に障害が発
    生したと判断したとき、障害が発生した系(非正常系)
    の動作と正常系の動作とを再同期するために、正常系の
    記憶装置の記憶データを、非正常系の記憶装置内に転送
    するデータコピーを行う際、前記記憶データをブロック
    化し、ブロック化された記憶データを、いずれかのデー
    タ転送装置に割当て、データコピーを行うことを特徴と
    する二重系情報処理システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、さらに、前記中央処理
    装置が、データ転送装置の障害の発生を判断した結果、
    障害のあるデータ転送装置が存在する場合には、前記ブ
    ロック化された記憶データを障害の発生していない、い
    ずれかのデータ転送装置に割当て、データコピーを行う
    ことを特徴とする二重系情報処理システム。
  3. 【請求項3】請求項1および2のいずれかにおいて、前
    記記憶データのブロック化は、予め定められた、記憶装
    置内のアドレス範囲ごとに行われ、 前記アドレス範囲と、該アドレス範囲に存在するブロッ
    ク化されたデータが割り当てられるデータ転送装置が一
    意に対応ずけられていることを特徴とする二重系情報処
    理システム。
  4. 【請求項4】請求項1および2のいずれかにおいて、ブ
    ロック化された記憶データの、データ転送装置への割当
    ては、ラウンドロビンルールによって行うことを特徴と
    する二重系情報処理システム。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記各データ転送装置
    は、自己に対応ずけられているアドレス範囲を記憶する
    アドレス記憶手段を備え、 各転送装置は、データコピーの際、中央処理装置からの
    記憶装置へのアクセスが発生した場合、記憶装置のアク
    セスをスヌープし、アクセスするアドレスが、自アドレ
    ス記憶手段内の記憶内容に含まれるとき、割り当てられ
    たブロック化されたデータを、前記データバスに送出す
    ることを特徴とする二重系情報処理システム。
  6. 【請求項6】正常動作時には互いに同期して動作する2
    つの計算機系から構成され、 該各計算機系は、中央処理装置、記憶装置、I/O装
    置、他方の系が有する該記憶装置へデータを転送するた
    めのデータ転送装置を複数個備え、 前記2つの系の内、一方の系において障害が発生した時
    には、他方の系が独立して動作し、予め定められている
    処理を継続するものであって、 前記各データ転送装置は、両系間で1対毎にデータバス
    で接続され、前記記憶装置に格納されているデータを他
    方の系に転送し、 前記中央処理装置のいずれかが、前記2つの計算機系の
    内の一方で障害が発生したと判断したとき、正常な動作
    を行なっている系が有する記憶装置に格納されたデータ
    を、いずれかのデータ転送装置を用いて障害が発生した
    系が有する記憶装置に転送すること、を特徴とする二重
    系情報処理システム。
  7. 【請求項7】正常時には同期して動作する2つの計算機
    系から構成され、一方の系において障害が発生した時に
    は、他方の系が独立して動作し、予め定められている処
    理を継続するものであって、 前記計算機系は各々、中央処理装置、記憶装置、I/O
    装置を備え、 前記計算機系は各々、他系の記憶装置へデータを転送す
    るデータ転送装置を複数個備え、 該各データ転送装置は、両系間で1対毎にデータバスで
    接続され、 前記中央処理装置のいずれかは、前記2つの計算機系の
    内の一方で障害が発生したと判断したとき、正常な動作
    を行なっている系が有する記憶装置に格納されたデータ
    を、データ転送装置を用いて障害が発生した系が有する
    記憶装置に転送し、 前記中央処理装置は、前記データの転送時にデータ転送
    装置における障害の発生を検出した場合、障害の発生し
    ていないデータ転送装置を用いて、再度データの転送を
    行なうこと、を特徴とする二重系情報処理システム。
  8. 【請求項8】請求項7記載の二重系情報処理システムに
    おいて、 前記転送される記憶装置内のデータは、予め定められた
    該記憶装置内のアドレス範囲ごとに前記障害の発生して
    いない各データ転送装置に割り当てられ、 前記アドレス範囲と、該アドレス範囲に存在するデータ
    の転送を割り当てられる該障害の発生していないデータ
    転送装置は、一意に対応付けられており、 前記データ転送装置は、前記アドレス範囲毎に他系への
    データの転送を行なうこと、を特徴とする二重系情報処
    理システム。
  9. 【請求項9】請求項8記載の二重系情報処理システムに
    おいて、 該記憶装置内のアドレス範囲は、ラウンドロビンルール
    に従って前記データ転送装置へ割り当てられること、を
    特徴とする二重系情報処理システム。
  10. 【請求項10】請求項8記載の二重系情報処理システム
    において、 前記各データ転送装置は、自己に対応付けられているア
    ドレス範囲を記憶する割り当てアドレス記憶手段を備
    え、 各データ転送装置は、データを転送する際に、中央処理
    装置からの記憶装置に対するアクセスが発生した場合、
    該記憶装置に対するアクセスを検出し、アクセスするア
    ドレスが、前記割り当てアドレス記憶手段に記憶された
    内容により指定されたアドレス範囲に含まれるか判定す
    る制御部を有し、 前記アクセスするアドレスが該アドレス範囲に含まれる
    場合は、該制御部は前記アクセスするアドレスのデータ
    を、前記データバスに送出すること、を特徴とする二重
    系情報処理システム。
  11. 【請求項11】請求項8記載の二重系情報処理システム
    において、 前記各データ転送装置は、前記データの転送の際に派生
    した障害を検出するバス制御部と、 該データの転送における障害の発生状態を記憶する転送
    状態記憶部を有し、 前記中央処理装置は、前記データの転送終了後に、デー
    タの転送に使用した各データ転送装置の転送状態記憶部
    を調べて、各データ転送装置における障害の発生を検出
    し、 障害の発生したデータ転送装置が存在する場合、障害の
    発生していないデータ転送装置に対して再び前記アドレ
    ス範囲を割り当てて、再度データの転送を行なうこと、
    を特徴とする二重系情報処理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001202327A (ja) * 2000-01-20 2001-07-27 Fujitsu Ltd バス使用効率を高めた集積回路装置のバス制御方式

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JP2001202327A (ja) * 2000-01-20 2001-07-27 Fujitsu Ltd バス使用効率を高めた集積回路装置のバス制御方式

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