JPH0854821A - 伝票算問題集 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表側からも、裏側からも腕の回動動作でめく
ることができるようにし、右ききの人間でも、左ききの
人間でも、使用しやすい伝票算問題集を提供しようとす
るものである。 【構成】 伝票算問題集１は従来例と同様紙片２、２、
２、・・・を複数枚閉じて形成されており、表表紙１Ａ
側から見ると、閉じ部３が左上角部Ａの位置に設けられ
ており、裏表紙１Ｂ側から見ると、閉じ部３が右上角部
Ｂに位置するようになっている。上記各紙片２、２、
２、・・・は、同じ紙片２の表裏両表面２Ａ、２Ｂに数
字４、４、４、・・・が５段印刷されている。この数字
４は、順方向（表表紙１Ａ側から見た場合）及び逆方向
（裏表紙１Ｂ側から見た場合）から互いに同じ順番で同
じ数字が順次表示されている、すなわち、順方向及び逆
方向から数えて同じ頁の表裏両表面２Ａ、２Ｂには同じ
数字４が印刷されている。また、上記各紙片２、２、
２、・・・は、表裏両表面２Ａ、２Ｂに順方向及び逆方
向から互いに同じ順番で同じ頁数５が１、２、３、・・
・の順で順次表示されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電気卓上計算機、算盤等
の計算器具の検定試験用に使用される伝票算問題集に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、電気卓上計算機、算盤等の計算器
具の検定試験用に使用される伝票算問題集１は、図７〜
図９に示すように、左上角部Ａに閉じ部３が設けられる
とともに、各紙片２の表表面２Ａに数字４が複数段印刷
されている。裏表面２Ｂにはなにも印刷されておらず、
白紙である。この問題集１を使用して計算器具により計
算する場合には、閉じ部３と対角線上の反対側の右下角
部ａを把持し紙片２を１枚ずつめくりながら、計算器具
に各段毎の数字４を入力していく。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、左右方向に
回動する腕の構造上、紙片２をめくる際には、腕の回動
動作で１枚ずつめくることになるが、上記のものでは閉
じ部３が左上角部Ａにあり、この閉じ部３と対角線上の
反対側の右下角部ａを把持して紙片３を右側から左側に
（図９矢印参照）めくることになる。このため、紙片２
をめくる際、左手の場合には左腕の回動動作で頁をめく
ることが容易であるが、右手の場合には右腕の回動動作
で頁をめくることが容易でない。したがって、右ききの
人間には使用しやすいが、左ききの人間には使用しにく
いという問題があった。

【０００４】本発明の目的は、表側からも、裏側からも
腕の回動動作でめくることができるようにし、右ききの
人間でも、左ききの人間でも、使用しやすい伝票算問題
集を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、電気卓上計算機、算盤等の計算器具を用
いて１枚ずつめくりながら紙片の表面に表示された数字
を順次計算する伝票算問題集であって、左上角部に閉じ
部が設けられるとともに、各紙片の表裏両表面に数字が
順次表示されて構成された。また、前記各紙片の表裏両
表面に順次表示されている数字は順方向及び逆方向から
互いに同じ順番で同じ数字が表示されて構成された。さ
らに、前記各紙片の表裏両表面には順方向及び逆方向か
ら互いに同じ順番で同じ頁数が順次表示されて構成され
た。

【０００６】

【作用】本発明によれば、電気卓上計算機、算盤等の計
算器具を用いて計算する際には、右ききの人間の場合に
は、閉じ部を左上角部に位置させた状態で、閉じ部と対
角線上反対側の右下角部を左手で把持して紙片を右側か
ら左側へ１枚ずつめくりながら紙片の表表面に表示され
た数字を順次計算するが、左ききの人間の場合には、裏
返して閉じ部を右上角部に位置させた状態で、閉じ部と
対角線上反対側の左下角部を右手で把持して紙片を左側
から右側へ１枚ずつめくりながら紙片の裏表面に表示さ
れた数字を順次計算する。また、前記各紙片の表裏両表
面に順次表示されている数字は順方向及び逆方向から互
いに同じ順番で異なる数字が表示されていることによ
り、右ききの人間の場合の順方向の計算と、左ききの人
間の場合の逆方向の計算とが同じ計算となる。さらに、
前記各紙片の表裏両表面には順方向及び逆方向から互い
に同じ順番で同じ頁数が順次表示されていることによ
り、右ききの人間の場合の順方向の計算と、左ききの人
間の場合の逆方向の計算とが順番通りに計算しているか
確認できる。

【０００７】

【実施例】図１は表表紙側から見た全体斜視図、図２は
裏表紙側から見た全体斜視図、図３は紙片を順方向から
見た平面図、図４は図３に示すものと同じ紙片を逆方向
から見た平面図、図５は左手でめくる右ききの人間が使
用する場合の使用状態を示すの斜視図、図６は右手でめ
くる左ききの人間が使用する場合の使用状態を示すの斜
視図である。

【０００８】伝票算問題集１は従来例と同様紙片２、
２、２、・・・を複数枚閉じて形成されており、図１に
示すように、表表紙１Ａ側から見ると、閉じ部３が左上
角部Ａの位置に設けられている。したがって、これを図
２に示すように裏表紙１Ｂ側から見ると、閉じ部３は右
上角部Ｂに位置するようになっている。閉じ部３はホッ
チキスの針により形成されている。

【０００９】上記各紙片２、２、２、・・・は、図３及
び図４に示すように、同じ紙片２の表裏両表面２Ａ、２
Ｂに数字４、４、４、・・・が５段印刷されている。こ
の数字４は、順方向（表表紙１Ａ側から見た場合）及び
逆方向（裏表紙１Ｂ側から見た場合）から互いに同じ順
番で同じ数字が順次表示されている。すなわち、順方向
及び逆方向から数えて同じ頁の表裏両表面２Ａ、２Ｂに
は同じ数字４が印刷されている。

【００１０】さらに、上記各紙片２、２、２、・・・
は、図３及び図４に示すように、表裏両表面２Ａ、２Ｂ
には順方向（表表紙１Ａ側から見た場合）及び逆方向
（裏表紙１Ｂ側から見た場合）から互いに同じ順番で同
じ頁数５が１、２、３、・・・の順で順次表示されてい
る。

【００１１】次に、上記構成からなる本発明の作用を電
気卓上計算機、算盤等の計算器具を用いて計算する場合
について説明する。

【００１２】まず、右ききの人間の場合には、表表紙１
Ａ側を表にして伝票算問題集１を配置する、すなわち、
閉じ部３を左上角部Ａに位置させた状態にする（図５参
照）。かかる状態で、閉じ部３と対角線上反対側の右下
角部ａを左手で把持して左腕の回動動作により紙片２、
２、２、・・・を右側から左側へ（図５矢印参照）１枚
ずつめくりながら紙片２、２、２、・・・の表表面２Ａ
に表示された数字４を各段毎に順次計算する。

【００１３】次に、左ききの人間の場合には、裏表紙１
Ｂ側を表にして伝票算問題集１を配置する、すなわち、
右ききの場合の配置状態から裏返して閉じ部３を右上角
部Ｂに位置させた状態にする（図６参照）。かかる状態
で、閉じ部３と対角線上反対側の左下角部ｂを右手で把
持して右腕の回動動作により紙片２、２、２、・・・を
左側から右側へ（図６矢印参照）１枚ずつめくりながら
紙片２、２、２、・・・の裏表面２Ｂに表示された数字
４を各段毎に順次計算する。

【００１４】このように、数字４は紙片２の表裏両表面
２Ａ、２Ｂに表示されており、伝票算問題集１の表裏両
表紙１Ａ、１Ｂを裏返すことにより、閉じ部３を右上角
部に位置させた状態で計算を行うことができるので、左
ききの人間が右手でめくる場合にも腕の回動を利用して
めくることができ、左ききの人間でも、使用しやすくす
ることができる。

【００１５】また、前記各紙片２の表裏両表面２Ａ、２
Ｂに順次表示されている数字４は順方向及び逆方向から
同じ順番で同じ数字が順次表示されていることにより、
右ききの人間の場合の順方向の計算と、左ききの人間の
場合の逆方向の計算とが同じ計算とすることができ、１
冊の伝票算問題集１で右ききの人間と左ききの人間で同
じ計算をすることができる。

【００１６】さらに、前記各紙片２の表裏両表面２Ａ、
２Ｂには順方向及び逆方向から同じ順番で同じ頁数５が
順次表示されていることにより、右ききの人間の場合の
順方向の計算と、左ききの人間の場合の逆方向の計算と
が順番通りに計算されているかが確認できる。

【発明の効果】以上の説明から明かなように本発明によ
れば、数字は紙片の表裏両面に表示されており、左きき
の人間の場合には閉じ部を右上角部に位置させた状態に
すれば右腕の回動動作でめくることができるので、右き
きの人間だけでなく、左ききの人間でも使用しやすくす
ることができる。また、各紙片の表裏両表面に順次表示
されている数字は順方向及び逆方向から同じ順番で同じ
数字が表示されていることにより、右ききの人間の場合
の順方向の計算と、左ききの人間の場合の逆方向の計算
とが同じ計算とすることができるので、１冊の伝票算問
題集で右ききの人間と左ききの人間で同じ計算をするこ
とができる。さらに、各紙片の表裏両表面には順方向及
び逆方向から同じ順番で同じ頁数が順次表示されている
ことにより、右ききの人間の場合の順方向の計算と、左
ききの人間の場合の逆方向の計算とが順番通りに計算さ
れているかを確認できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】表表紙側から見た全体斜視図

【図２】裏表紙側から見た全体斜視図

【図３】紙片を順方向から見た平面図

【図４】図３に示すものと同じ紙片を逆方向から見た平
面図

【図５】左手でめくる右ききの人間が使用する場合の使
用状態を示すの斜視図

【図６】右手でめくる左ききの人間が使用する場合の使
用状態を示すの斜視図

【図７】従来例の表表紙側から見た全体斜視図

【図８】従来例の紙片を順方向から見た平面図

【図９】従来例の使用状態を示す斜視図

【図面の符号の説明】

１ 伝票算問題集 １Ａ 表表紙 １Ｂ 裏表紙 ２ 紙片 ２Ａ 表表面 ２Ｂ 裏表面 ３ 閉じ部 ４ 数字 ５ 頁数 Ａ 左上角部 ａ 右下角部 Ｂ 右上角部 ｂ 左下角部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電気卓上計算機、算盤等の計算器具を用
   いて１枚ずつめくりながら紙片の表面に表示された数字
   を順次計算する伝票算問題集であって、左上角部に閉じ
   部が設けられるとともに、各紙片の表裏両表面に数字が
   順次表示されていることを特徴とする伝票算問題集。
2. 【請求項２】 前記各紙片の表裏両表面に順次表示され
   ている数字は順方向及び逆方向から互いに同じ順番で同
   じ数字が表示されていることを特徴とする請求項１記載
   の伝票算問題集。
3. 【請求項３】 前記各紙片の表裏両表面には順方向及び
   逆方向から互いに同じ順番で同じ頁数が順次表示されて
   いることを特徴とする請求項１又は請求項２記載の伝票
   算問題集。