JPH085478A - 伝動軸系の捩り抵抗を測定する方法とその装置 - Google Patents

伝動軸系の捩り抵抗を測定する方法とその装置

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JPH085478A
JPH085478A JP6174683A JP17468394A JPH085478A JP H085478 A JPH085478 A JP H085478A JP 6174683 A JP6174683 A JP 6174683A JP 17468394 A JP17468394 A JP 17468394A JP H085478 A JPH085478 A JP H085478A
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JP
Japan
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bevel gear
coil spring
shaft
side block
rotation
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Application number
JP6174683A
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Inventor
Sadami Fujii
定美 藤井
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶機械的装置により、伝動軸系の捩り抵抗を
常時測定する。 【構成】 伝動軸系の捩り抵抗を受けて捩り変形をする
コイルバネ1の両端から、各々の歯車列を設け、傘歯車
14と傘歯車23と傘歯車25と軸13と分岐軸26よ
り構成される差動傘歯車装置への入力とし、傘歯車14
に指針を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転運動を伝える伝動軸
系の捩り抵抗を測定するための方法および装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に回転運動を伝える伝動軸系の捩り
抵抗を測定するには、電気抵抗の変化によって軸の歪を
測定するストレンゲージと、スリップリング式の電気信
号伝達系を結びつけた方式が使われているが、複雑な電
気回路が必要であり、ストレンゲージを付けた軸の両端
が保持されていることが必要であり、全体として大き
く、また高価なものになる。
【0003】また電気を使わないものとしては、コイル
バネを伝動軸系の一部として使い、コイルバネの両端に
生じる捩り角を、コイルバネの一方の端に傾斜した線を
まきつけた内筒を固定し、他端にはスリットを設けた外
筒を固定し、内筒と外筒の位相のずれを、外筒の側に置
かれた目盛板によって、スリットから見える内筒の傾斜
線の位置から読み取る方法(実用新案出願広告昭37−
5189)などがある。しかしこの方法では外筒に設け
られたスリットが外部に置かれた目盛板の位置にきた時
だけ、読み取りが可能である。つまり軸が一回転するう
ちに読み取りは一回しかできないという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、コイルバネを伝動軸系の一部として使い、
コイルバネの捩り角の読み取りを常時指針の位置の変化
として読み取る方法と装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の方法は、コイルバネの一端である駆動側と
他端の被駆動側に各々歯車列を設け、コイルバネの捩れ
角を差動傘歯車装置によって検出する。
【0006】
【作用】差動傘歯車装置の使用によって、伝動軸系の捩
り抵抗に比例して生じるコイルバネの捩れ角を常時測定
することができる。コイルバネの捩れ角は、コイルバネ
の材料の弾性係数、中心径、線径、巻数、捩れモーメン
トによって決まる。コイルバネは、トーションチュー
ブ、ゴム、板バネといった、他の弾性体と代えることが
できる。
【0007】
【実施例】以下、液体の撹拌時における抵抗の測定に本
発明を利用する場合を例として、本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1において1はコイルバネで、一端であ
る駆動側ブロック2で固定されており、他端には被駆動
側ブロック3が固定されている。駆動側ブロック2にお
いて、コイルバネ1を固定していない側は駆動源を固定
するために軸状になっており、駆動源4を固定してい
る。駆動側ブロック2は台5に対して軸受6によって支
えられている。被駆動側ブロック3においては、コイル
バネ1を固定していない側は被駆動源、実施例において
は撹拌羽根7をネジで固定している。駆動側ブロック2
と被駆動側ブロック3は軸8によって共通の中心を保持
している。これはコイルバネ1の中心を保持する役目も
している。9は軸8を回転保持するために被駆動側ブロ
ック3に設けられた軸受である。10は被駆動側ブロッ
ク3に固定された外筒で、駆動側ブロック2の所まで伸
びているが、駆動側ブロック2やコイルバネ1とは接触
しないようになっている。
【0009】11は駆動側ブロック2に固定された傘歯
車で、傘歯車12と組み合わされている。13は傘歯車
12を一端に固定し、他端は傘歯車14を滑合している
軸で、軸受15と軸受16によって保持されている。傘
歯車14は軸13の回転に無関係に回転することができ
る。17は外筒10に固定された平歯車で、平歯車の1
8と組み合わされている。平歯車18は軸受19に保持
され、一端に傘歯車の20を固定した軸21に固定され
ている。22は傘歯車20と組み合わされた傘歯車であ
る。23は傘歯車で、傘歯車22とはスリーブ24を介
して固定されている。25は軸13に固定された分岐軸
26を中心に回転でき、傘歯車23と傘歯車14の両方
と組み合わされた傘歯車である。
【0010】27は傘歯車14に固定され、傘歯車14
の回転角を示す指針である。28は指針27に対応して
台5に固定された目盛板である。スリーブ24は軸13
に対しては一定の間隙をもち、軸受の役目をしており、
スリーブ24に固定されている傘歯車22と傘歯車23
は軸13に対しては、軸13の回転とは無関係に回転す
ることができる。
【0011】今、台5が外部から固定されているとする
と、駆動源4の回転は駆動側ブロック2に伝えられ、傘
歯車11も同時に回転する。傘歯車11の回転は傘歯車
12、軸13へと伝えられ、分岐軸26を軸13を中心
として軸方向に回転させる。駆動側ブロック2の回転は
コイルバネ1を介して被駆動側ブロック3に伝えられ
る。被駆動側ブロック3の回転は外筒10を介して平歯
車17、平歯車18、傘歯車20、傘歯車22、スリー
ブ24、傘歯車23、傘歯車25、傘歯車14へと伝え
られる。
【0012】歯車列の理論から傘歯車12、したがって
軸13、分岐軸26の軸方向の回転方向は傘歯車23の
回転方向と同じになる。傘歯車11と傘歯車12の歯数
比を2対1とし、平歯車17と平歯車18の歯数比を4
対1とし、傘歯車14と傘歯車20と傘歯車22と傘歯
車23と傘歯車25の歯数を同数とすると、傘歯車の2
3の回転数は軸13の回転数の2倍となる。
【0013】機構学において一般的に認められている差
動歯車装置の理論から考えて、今コイルバネ1に捩り角
が生じていないものとすれば、傘歯車23の回転数は、
分岐軸26の回転数の2倍となっているため、傘歯車2
5は自転するとともに、分岐軸26によって、軸13を
中心にして公転するが、傘歯車14を回転させる力は生
じない。したがって、傘歯車14は回転せず、したがっ
て指針27も回転しない。
【0014】もし撹拌羽根7が液体から抵抗を受け、コ
イルバネ1に捩り力が生じた場合、駆動側ブロック2と
被駆動側ブロック3の回転速度は同じであっても、位相
が生じることになる。この位相分は、軸26の回転には
無関係に、被駆動側ブロック3、外筒10、平歯車1
7、平歯車18、傘歯車20、傘歯車22、傘歯車2
3、傘歯車25、傘歯車14へと伝えられ、指針17を
回転させる。指針27の回転量は、撹拌羽根7が液体を
撹拌する時に受ける抵抗にほぼ比例する。歯車等の回転
抵抗によって多少の損失は生じる。
【0015】本発明の成立の一つの条件は、傘歯車23
の回転数が分岐軸26の回転速度の2倍になることであ
る。したがって傘歯車11と傘歯車12の歯数比、平歯
車である17と平歯車18の歯数比、傘歯車20と傘歯
車22の歯数比は、個々には限定されるものではなく、
歯車列として、傘歯車23の回転数が分岐軸26の回転
数の2倍にする条件がみたされればよい。
【0016】本実施例においては撹拌羽根7が液体から
受ける抵抗がコイルバネ1を捩らせているが、負荷はポ
ンプ、軸、ハンドル、その他いかなる方式のものであっ
ても、本発明の使用は可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果をもつ。
【0018】コイルバネと歯車を主体として構成された
絶機械的なものであり、電気を必要としない。電気的な
遠隔指示等が必要であれば、回転型ポテンショメータや
シャフトエンコーダを傘歯車14に取り付けることによ
って容易に実現することができる。
【0019】伝動軸系の捩り抵抗を指針から直読でき
る。
【0020】傘歯車14に拡大率が可変の拡大機構を設
けることによって目盛の大きさを自由に決めることがで
きる。
【0021】駆動側ブロック2あるいは被駆動側ブロッ
ク3、あるいはその両方において、コイルバネ1の固定
する位置を変えることによって、同一コイルバネを使っ
ても、捩り抵抗当りの捩り角を、有効巻数を変えて変化
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明による装置の断面図である。
【符号の説明】
1 コイルバネ 2 駆動側ブロック 3 被駆動側ブロック 4 駆動源 5 台 7 撹拌羽根 10 外筒 11、12 傘歯車 13 軸 14、20、22、23、25 傘歯車 17、18 平歯車 26 分岐軸 27 指針 28 目盛 29 液体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルバネ1の一端に駆動源を接続でき
    る駆動側ブロック2を設け、コイルバネ1の他端に被駆
    動源を接続できるブロック3を設け、被駆動側の抵抗を
    受け、被駆動側ブロック3を介してコイルバネ1が受け
    る捩り抵抗の量を捩り角の量として、傘歯車14と傘歯
    車23と傘歯車25と軸13と分岐軸26より構成され
    る差動傘歯車装置を介して、傘歯車14の回転角によっ
    て検出する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法の実施において、駆動側
    ブロック2に設けた傘歯車11と傘歯車12を軸13に
    固定し、被駆動側ブロック3に設けた平歯車17と平歯
    車18と傘歯車20と傘歯車22によって、傘歯車23
    を回転させるようにした伝動軸系捩り抵抗測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1および2において、コイルバネ
    1を他の弾性体に代えた構造の伝動軸系捩り抵抗測定装
    置。
JP6174683A 1994-06-22 1994-06-22 伝動軸系の捩り抵抗を測定する方法とその装置 Pending JPH085478A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102980486A (zh) * 2012-12-11 2013-03-20 成都发动机(集团)有限公司 飞机中央传动机匣锥齿轮副载荷下啮合间隙测量装置
CN105043748A (zh) * 2015-08-27 2015-11-11 苏州金牛精密机械有限公司 一种用在卷弹簧寿命测试机上的固定装置
CN107228176A (zh) * 2017-07-24 2017-10-03 重庆宗隆动力有限公司 一种锥齿轮传动机构及发动机输出结构

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