JPH0854278A - 組合せ計量装置の分散テーブル - Google Patents

組合せ計量装置の分散テーブル

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JPH0854278A
JPH0854278A JP14190695A JP14190695A JPH0854278A JP H0854278 A JPH0854278 A JP H0854278A JP 14190695 A JP14190695 A JP 14190695A JP 14190695 A JP14190695 A JP 14190695A JP H0854278 A JPH0854278 A JP H0854278A
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dispersion
supply
inclination angle
partition wall
dispersion table
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JP14190695A
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Mitsuru Furuta
満 古田
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仕切壁17で複数の区画に分割された組合せ計
量装置1の分散テーブル3において、円周方向にほぼ均
等に被供給物を分散させ、各計量ヘッドへの供給不足が
生じないようにする。 【構成】 円錐状の分散テーブル3の被供給物分散面3a
の母線方向に沿う傾斜角θを円周方向に連続的に変化さ
せる。供給シュート2からの投入口が分散テーブル3の
中央に位置するときは、仕切壁17の近辺(30)における傾
斜角(θmax)を仕切壁17と仕切壁17の中間の部分(40)に
おける傾斜角(θmin)よりも大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は組合せ計量装置の分散
テーブルに関するものであり、詳細には、コンピュータ
を組み込んだ組合せ計量装置で円周上に配設された複数
個の放射フィーダ内へ被供給物を均一に送り出す目的で
使用される分散テーブルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】加工食品等の被供給物を自動秤量し、被
供給物のロット間の重量差を所定の管理限界内に維持し
た状態で後続工程、例えば袋詰め工程や真空包装工程へ
送り出す自動秤量装置として、実公平1−66032号
公報等にコンピュータを組み込んだ組合せ計量装置が記
載されている。
【0003】コンピュータスケールと呼称されるこの組
合せ計量装置は、秤量対象物の種類に応じて種々の型式
のものが市販されている。フレンチフライ、冷凍野菜、
冷凍食品等の食品材料の自動秤量に使用されているコン
ピュータスケールの例示に基づき、組合せ計量装置の構
造と機能の従来例を説明する。
【0004】組合せ計量装置(1)は図2乃至図4に示
すように、本体フレーム(12)上に上方から下方に向
って供給シュート(2)、分散テーブル(3)、放射フ
ィーダ(4)、プールホッパ(5)、計量ホッパ
(6)、駆動計量部(7)、ブースタホッパ(8)、ブ
ースタホッパの駆動部(9)および集合シュート(1
0)(11)を順次配設するとともに、本体フレーム
(12)の下方に被供給物の排出シュート(13)を取
り付けた構造となっている。放射フィーダ(4)からブ
ースタホッパ(8)およびその駆動部(9)までが一組
の計量ヘッドを構成し、たとえば図4(b)には16ヘ
ッドの組合せ計量装置の場合が示されている。
【0005】コンピュータのリモートコントロールユニ
ット(14)から送出される電気信号に従って、供給シ
ュート(2)上への食品材料の供給動作、分散テーブル
(3)上での分散動作、放射フィーダ(4)内での振動
動作、プールホッパ(5)内での一時的貯留動作並びに
計量ホッパ(6)内での重量測定動作を繰り返し、ロッ
ト間の重量差を所定の管理限界内に維持させた食品材料
等(以下、被供給物と呼称する。)を集合シュート(1
0)(11)内に自重落下させた後、排出シュート(1
3)から後続工程へ送り出す。
【0006】前記装置の細部構造について更に説明する
と、供給シュート(2)は、供給コンベア等の搬送装置
によって供給された被供給物を漏斗状の開口部を通して
その下方に配置されている分散テーブル(3)上に自重
落下させるシュートであって、被供給物が分散テーブル
(3)の傾斜面上に正確に自重落下し得るように水平方
向位置の調節手段を具えている。
【0007】分散テーブル(3)は、供給シュート
(2)の漏斗状開口部から自重落下した被供給物に振動
を伝達し、分散テーブル(3)の外周面の下方に受入口
を開口させて放射状に整列している複数個の放射フィー
ダ(4)内へ被供給物を略均等に送り出す振動型送り出
し装置である。なお、細部構造に関しては後述する。
【0008】放射フィーダ(4)は、振動することによ
り分散テーブル(3)から送り出された被供給物を、そ
の側方に1対1の対応状態を保持して配設されているそ
れぞれのプールホッパ(5)内へ供給する振動型放射供
給手段である。放射フィーダ(4)からの被供給物の送
り出し量は、リモートコントロールユニット(14)に
設定された動作時間および振幅値に基づいて自動または
手動で制御される。
【0009】プールホッパ(5)は、放射フィーダ
(4)から送り出された被供給物を受け取り、後記計量
ホッパ(6)による計量動作が開始されるまで一時的に
保管する開閉自在な収納器体である。
【0010】計量ホッパ(6)は被供給物の重量測定を
行なうための容器であって、分散テーブル(3)上の被
供給物の溜まり量を検出し、分散テーブル(3)への被
供給物の供給量を制御する目的で設けられた重量センサ
部(図示省略)と駆動計量部(7)に接続されている。
【0011】分散テーブル(3)は複数種類の被供給物
の同時分散を可能にするため、図4に示すように2つ以
上の区画に仕切られた円錐体の形態をとり、たとえば螺
旋状往復運動によって分散テーブル(3)の上面すなわ
ち被供給物分散面(3a)上に自重落下した被供給物に
搬送力を伝達するため、分散テーブル(3)の下方にそ
れぞれの分散テーブル(3)に対応して電磁振動装置
(15)と軸線方向を傾斜させた複数個の板ばね(1
6)を組み込んでいる。
【0012】図4に示す分散テーブル(3)は、直径方
向に沿って縦に2分割されており、この分割部分には、
上端を重ね合せ状態にして被供給物区分用の直立型仕切
壁(17)が設けられている。そして、仕切壁(17)
の下端に支持プレート(18)およびブラケット(1
9)を介して板ばね(16)の上端を接続することによ
り、それぞれの分散テーブル(3)に、電磁振動装置
(15)の起動時に上下動と円周方向に沿う往復運動か
らなる螺旋状の往復振動を生起させている。
【0013】この螺旋状往復振動は、分散テーブル
(3)上に自重落下した被供給物に伝達され、被供給物
は振動しながら遠心力の作用下に被供給物分散面(3
a)上を移動し、分散テーブル(3)の外周縁部から適
量ずつ放射フィーダ(4)内に送り出される。
【0014】各放射フィーダ(4)内に堆積充満した被
供給物は、図2に示すように、この放射フィーダ(4)
の下方に配設された電磁振動装置(20)の直線往復振
動により傾斜直線状の往復振動運動を繰り返している放
射フィーダ(4)内を先端部へ向かって漸進し、先端部
から各プールホッパ(5)内へ投入される。各放射フィ
ーダ(4)は、対応するプールホッパ(5)が被供給物
を排出して空になったとき、秤量部(21)からの信号
で振動を開始し、各放射フィーダ(4)毎に設けたタイ
マにより一定時間だけ振動するように作動モードが調整
されている。
【0015】プールホッパ(5)内へ投入された被供給
物は、更に計量ホッパ(6)内に投入され、前記秤量部
(21)で計量される。そして各計量ホッパ(6)毎に
計量された被供給物の重量値の組合せ演算を付設された
コンピュータの演算回路で行ない、所定重量に等しい
か、またはそれに最も近い重量の組合せが選択され、こ
の組合せに該当する計量ホッパ(6)が開くことによっ
てブースタホッパ(8)内に被供給物が送り出される。
ブースタホッパ(8)内に送り出された被供給物は、前
記重量の組合せ状態を維持したまま集合シュート(1
0)(11)を通って排出シュート(13)内に送り出
され、この後、図示しないバケットコンベア装置に収集
される。
【0016】被供給物が排出されて空になった計量ホッ
パ(6)内には、その上方に対設されたプールホッパ
(5)から被供給物が投入される。この後、秤量部(2
1)からの信号とタイマによって対応する放射フィーダ
(4)が一定時間だけ振動することにより、計量ホッパ
(6)内への被供給物の排出によって空になったプール
ホッパ(5)内へ被供給物が投入される。
【0017】上記放射フィーダ(4)からプールホッパ
(5)への被供給物の選択的投入動作と併行して、計量
ホッパ(6)内に投入された被供給物の秤量が行なわ
れ、各計量ホッパ(6)毎に重量値の組合せ演算が再度
実行され、所定重量と等しいか、またはそれに最も近い
重量の組合せが選択される。
【0018】この重量値の組合せ演算と送り出し動作は
被供給物の全量が送り出されるまで繰り返されるが、組
合せ選択されなかった計量ホッパ(6)内の被供給物は
排出されず、次回の組合せ演算時に再度その重量値が使
用される。したがって、この計量ホッパ(6)に対設さ
れているプールホッパ(5)は開閉せず、このプールホ
ッパ(5)に対応する放射フィーダ(4)も振動を行な
わない。
【0019】分散テーブル(13)は秤量部(21)で
各計量ホッパ(6)単位で重量値の組合せ演算が終了し
たとき、その演算終了信号が送出されることによって電
磁振動装置(15)による振動を開始し、これによって
前回被供給物が排出されなかったプールホッパ(5)の
放射フィーダ(4)内に被供給物があまり流入しない状
態が作り出される。これに対して前回被供給物が排出さ
れたプールホッパ(5)の放射フィーダ(4)内には、
当該放射フィーダ(4)の振動を介して所定量の被供給
物が送り出される。このようにして各放射フィーダ
(4)毎に被供給物の供給量が平均化される。
【0020】分散テーブル(3)上の被供給物の溜り量
が一定レベル以下になると、重量センサ部(図示省略)
でこれを検出し、重量センサ部から送出される信号で図
示しない供給装置を起動し、供給シュート(2)の漏斗
状開口部への被供給物の供給動作を開始する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述のように分散テー
ブル(3)の被供給物分散面(3a)が複数区画に分割
されている場合、供給シュート(2)の漏斗状開口部か
ら分散テーブル(3)上に供給された被供給物は、分散
テーブル(3)の螺旋状往復運動に伴い放物線状の移動
軌跡を描いて被供給物分散面(3a)上を移動し、外周
縁部から適量ずつ放射フィーダ(4)内に送り出され
る。分散テーブル(3)への被供給物の自重落下位置
は、供給シュート(2)の漏斗状開口部の位置を調節す
ることによって、ある程度変更することができる。
【0022】しかしながら、分散テーブル(3)の分割
部分に直立型の仕切壁(17)が設けられていることな
どが原因となって、被供給物分散面(3a)の全域で被
供給物の挙動が一様にならない場合が見受けられる。た
とえば、分散テーブル(3)の螺旋状往復運動との関係
では、分散テーブル(3)の送り方向から見て仕切壁
(17)の進み側の付近では供給シュート(2)からの
投入量が少なくなる傾向にあり、この部分に対応する放
射フィーダ(4)では供給不足が生じやすい。また、供
給シュート(2)からの被供給物の投入位置との関係で
は、図4(b)に符号25で示す仕切壁(17)の近傍
の被供給物分散面(3a)上で被供給物の滞留量が少な
くなり、2個の滞留量減少点(25)の略中間に滞留量
の増加点(26)が形成される傾向にある。このような
滞留量の減少傾向は、分散テーブル(3)の送り方向
(F)から見て進み側(下流側)の位置(25a)で特
に顕著となる。
【0023】この結果、分散テーブル(3)の外周縁部
からそれぞれの放射フィーダ(4)内に送り出される被
供給物の重量に許容限度を越えた極端なばらつきが発生
する。したがって、計量ホッパ(6)内に供給された被
供給物に対して組合せ演算を行なうに当たり、供給不足
のため組合せに参加すべき計量ヘッドが少なかったり、
所定重量に等しいか、またはそれに最も近い重量の組合
せが得られない場合があるなどの問題が発生し、自動計
量工程のインデックスが大幅に低下してしまう。
【0024】そこで、この発明の主要な目的は、仕切壁
(17)で複数の区画に分割された組合せ計量装置
(1)の分散テーブル(3)において、円周方向にほぼ
均等に被供給物を分散させ、各計量ヘッドへの供給不足
が生じないようにすることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、供給シュートから投入される被供給
物をその中央部から外縁部に向かって分散させ、その下
側に配設された放射フィーダ内へ送り出す円錐状の分散
テーブルであって、分散テーブルを縦に2つ以上の区画
に分割し、この分割部分に直立型の仕切壁を形成すると
ともに、分散テーブルの被供給物分散面の母線方向に沿
う傾斜角を、円周方向に沿って連続的に変化せしめたも
のである。
【0026】また、分散テーブルの被供給物分散面の母
線方向に沿う傾斜角を、仕切壁の外端近傍で最大とし、
この最大傾斜角形成部位から見て中間に位置する被供給
物分散面の母線上で傾斜角を最小としたことを特徴とす
る組合せ計量装置の分散テーブルを提供する。
【0027】供給シュートからの被供給物の投入口が分
散テーブルの中央に位置し、分散テーブルが螺旋状往復
運動によって被供給物を移動させる場合には、分散テー
ブルによる被供給物の送り方向から見て、仕切壁よりも
進み側の仕切壁近辺における被供給物分散面の傾斜角を
仕切壁と仕切壁の中間の部分における傾斜角よりも大き
くするのが望ましい。
【0028】前述のように分散テーブルの被供給物分散
面の母線方向に沿う傾斜角を円周方向に沿って連続的に
変化せしめる代わりに、仕切壁の近傍の被供給物分散面
を、分散テーブルの中央部から半径方向に一定の長さに
わたる第1の部分と、第1の部分の外径側から分散テー
ブルの外縁部に至る第2の部分とで構成し、第2の部分
に対して第1の部分の傾斜角を大きくしてもよい。
【0029】傾斜角の異なる第1の部分と第2の部分
は、円錐形状の分散テーブルの中央部に、分散テーブル
と一体の、あるいは別体の、屋根形状の部材を配置する
ことによって形成することができる。この場合、第2の
部分の傾斜角は前記仕切壁の近傍の被供給物分散面以外
の被供給物分散面の傾斜角と等しいものとなる。
【0030】
【作用】複数の区画に分割された分散テーブルの表面
で、母線方向に沿う傾斜角を、円周方向に沿って連続的
に変化させ、最大傾斜角形成部位と最小傾斜角形成部位
の交互配置によって被供給物を略一様な移動軌跡を描い
て移動させ、分散テーブルの外周縁部に沿って配設され
ている放射フィーダ内への被供給物の送り出し量を均一
化する。
【0031】
【実施例】以下、この発明による分散テーブルの一形態
を例示する図1に従ってこの発明の具体例を説明する。
なお、以下の記述において、図2乃至図4に関連して既
述した従来の技術と同一の構成部材は、原則として同一
の符号で表示し、重複する事項に関しては説明を省略す
る。
【0032】図1に示す実施例では、分散テーブル
(3)は円錐体を直径に沿って縦に2分割した区画構造
を有し、分割部分には、上端を非接触で重ね合わせた直
立型の仕切壁(17)が設けられている。分散テーブル
(3)の上面すなわち被供給物分散面(3a)の母線方
向(半径方向)に沿う傾斜角(θ)を、分散テーブル
(3)の円周方向に沿って所定ピッチで連続的に変化さ
せることによって、被供給物分散面(3a)上に最大傾
斜角形成部位(40)と最小傾斜角形成部位(30)を
交互に配置する。
【0033】図1(a)乃至(d)に示す分散テーブル
(3)では、被供給物分散面(3a)の母線方向(半径
方向)に沿う傾斜角(θ)を、仕切壁(17)の外端近
傍(40)で最大とし、二つの最大傾斜角形成部位(4
0)(40)から見て略中間に位置する被供給物分散面
(3a)の母線(半径)上に最小傾斜角形成部位(3
0)を配設している。したがって、この実施例では、最
大傾斜角形成部位(40)と最小傾斜角形成部位(3
0)の間に約90゜の位相角が形成される。
【0034】この実施例のように、2分割型の分散テー
ブル3に対応した2分割型の供給シュート(2)から被
供給物の投入を受ける場合(図2および図3a参照)、
最大傾斜角形成部位(40)および最小傾斜角形成部位
(30)の交互配置数と配設位置は、図1(a)乃至
(d)に示すように分散テーブル(3)の被供給物移動
面に少なくとも1個の最小傾斜角(θmin)形成部位
(30)が配設され、最小傾斜角形成位置から約90゜
の位相差を置いた回転方向(F)の上流側と下流側に2
個の最大傾斜角(θmax)形成部位(40)が配設さ
れるように調節することが好ましい。
【0035】また、実施態様により、たとえば供給シュ
ート(2)の構造を変更することによって分散テーブル
(3)への被供給物の投入位置を変更することができる
ときは、変更した投入位置との関係で、供給不足を生じ
がちな円周方向位置における分散テーブル(3)の傾斜
角(θ)を最大にすることができる。いずれにしても、
分散テーブル(3)の最大傾斜角形成位置と最小傾斜角
形成位置は、供給シュート(2)からの被供給物の投入
位置と、分散テーブル(3)による被供給物の移動方向
に応じて、各計量ヘッドに対する被供給物の供給不足や
極端なばらつきが発生しないようにするという見地から
定められるべきものである。
【0036】図5に示す実施例は、円錐形状の分散テー
ブル(3)の中央部に、屋根形状の部材(50)を配置
したものである。この部材(50)は分散テーブル
(3)と一体的に成形してもよいし、あるいは、別体の
ものを接合することもできる。屋根形状の部材(50)
の屋根は、分散テーブル(3)の中央部から仕切壁(1
7)に沿って半径方向に延び、その外端部にて分散テー
ブル(3)の円錐面すなわち被供給物分散面(3a)に
連らなり、その傾斜角(θ’)は被供給物分散面(3
a)の傾斜角(θ)よりも大きい。屋根形状部材(5
0)の傾斜角(θ’)が大きいため、分散テーブル
(3)の上方から投入された被供給物は仕切壁(17)
の近傍に優先的に配分されることとなる。
【0037】なお、この発明の分散テーブル(3)にあ
っても、たとえば図3(b)に示されるような突条(3
b)を付設することもできる。この突条(3b)は、分
散テーブル(3)の外周縁の下方に位置する放射フィー
ダ(4)に対応して配設され、供給シュート(2)から
分散テーブル(3)上に投入された被供給物が、分散テ
ーブル(3)の螺旋状往復運動に伴い円周方向に分散す
るとともに各放射フィーダ(4)に向かって漸進するよ
うに、誘導する役割を果たす。
【0038】
【発明の効果】複数区画分割型の分散テーブル(3)の
表面で母線(半径)方向に沿う傾斜角(θ)を分散テー
ブル(3)の円周方向に沿って連続的に変化させること
によって、最大傾斜角形成部位(40)と最小傾斜角形
成部位(30)を交互に配置し、これらの傾斜角(θ)
を異にする被供給物分散面(3a)を被供給物の均一分
散面として機能させることによって、分散テーブル
(3)の外周縁部に沿って対設された複数個の放射フィ
ーダ(4)内への被供給物の送り出し量のばらつきを減
少させる。これによって、各計量ホッパ(6)内に供給
される被供給物の重量差が減少し、自動計量工程のイン
デックスが向上し、重量のばらつきに起因する不良品の
発生も略皆無となる。
【0039】分散テーブルの中央部に屋根形状の部材を
配置して、仕切壁近傍の被供給物分散面を、分散テーブ
ルの中央部から半径方向に一定の長さにわたる第1の部
分と、第1の部分の外径側から分散テーブルの外縁部に
至る第2の部分とで構成し、第2の部分に対して第1の
部分の傾斜角を大きくすることによっても、被供給物分
散面の傾斜角を分散テーブルの円周方向に沿って連続的
に変化させるのと同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分散テーブルの半体の平面図(a)、b矢視図
(b)、c矢視図(c)およびd−d断面図(d)であ
る。
【図2】組合せ計量装置の一般的な構造を例示する縦断
面略図である。
【図3】供給シュートの斜視図(a)、分散テーブルの
斜視図(b)、放射フィーダの斜視図(c)、プールホ
ッパの斜視図(d)および計量ホッパの斜視図(e)で
ある。
【図4】分散テーブルに対する電磁振動装置および板ば
ねの組付け状態を説明する縦断面図(a)ならびに2つ
割り構造の分散テーブルの平面図(b)である。
【図5】別の実施例を示す分散テーブルの斜視図(a)
および正面図(b)である。
【符号の説明】
1 組合せ計量装置 2 供給シュート 3 分散テーブル 3a 被供給物分散面 3b 突条 4 放射フィーダ 17 仕切壁 30 最小傾斜角形成部位 40 最大傾斜角形成部位 θ 傾斜角 θmin 最小傾斜角 θmax 最大傾斜角

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給シュートから投入される被供給物を
    その中央部から外縁部に向かって分散させ、その下側に
    配設された放射フィーダ内へ送り出す円錐状の分散テー
    ブルであって、当該分散テーブルを縦に2つ以上の区画
    に分割し、この分割部分に直立型の仕切壁を形成すると
    ともに、前記分散テーブルの被供給物分散面の母線方向
    に沿う傾斜角を、円周方向に沿って連続的に変化せしめ
    たことを特徴とする組合せ計量装置の分散テーブル。
  2. 【請求項2】 前記分散テーブルの被供給物分散面の母
    線方向に沿う傾斜角を、前記仕切壁の外端近傍で最大と
    し、この最大傾斜角形成部位から見て中間に位置する被
    供給物分散面の母線上で前記傾斜角を最小としたことを
    特徴とする請求項1の組合せ計量装置の分散テーブル。
  3. 【請求項3】 前記供給シュートからの被供給物の投入
    口が分散テーブルの中央に位置し、前記分散テーブルが
    螺旋状往復運動によって被供給物を移動させる場合であ
    って、被供給物の送り方向から見て、仕切壁よりも進み
    側の仕切壁近辺における被供給物分散面の傾斜角を仕切
    壁と仕切壁の中間の部分における傾斜角よりも大きくし
    たことを特徴とする請求項1の組合せ計量装置の分散テ
    ーブル。
  4. 【請求項4】 供給シュートから投入される被供給物を
    その中央部から外縁部に向かって分散させ、その下側に
    配設された放射フィーダ内へ送り出す円錐状の分散テー
    ブルであって、当該分散テーブルを縦に2つ以上の区画
    に分割し、この分割部分に直立型の仕切壁を形成すると
    ともに、前記仕切壁の近傍の被供給物分散面を、分散テ
    ーブルの中央部から半径方向に一定の長さにわたる第1
    の部分と、第1の部分の外径側から分散テーブルの外縁
    部に至る第2の部分とで構成し、第2の部分に対して第
    1の部分の傾斜角を大きくしたことを特徴とする組合せ
    計量装置の分散テーブル。
  5. 【請求項5】 第2の部分の傾斜角を、前記仕切壁の近
    傍の被供給物分散面以外の被供給物分散面の傾斜角と等
    しくしたことを特徴とする請求項4の組合せ計量装置の
    分散テーブル。
JP14190695A 1994-06-08 1995-06-08 組合せ計量装置の分散テーブル Withdrawn JPH0854278A (ja)

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Cited By (3)

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