JPH0854163A - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置

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JPH0854163A
JPH0854163A JP21213394A JP21213394A JPH0854163A JP H0854163 A JPH0854163 A JP H0854163A JP 21213394 A JP21213394 A JP 21213394A JP 21213394 A JP21213394 A JP 21213394A JP H0854163 A JPH0854163 A JP H0854163A
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ice
pipe
pipeline
ultrasonic
cooling
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JP21213394A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Inoue
良則 井上
Nozomi Kusumoto
望 楠本
Yuji Yoshitake
裕二 吉竹
Tokuyuki Akashi
徳之 明石
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波の腹部分を氷生成壁面に作用させて氷
を良好に剥離できるようにする。 【構成】 水を貯留する氷蓄熱槽2内に第1の配管3を
設けるとともに、その第1の配管3に、第1のポンプ4
を介装した戻し配管5と送り配管6とを介して冷却装置
7を接続し、第1の配管3、戻し配管5、送り配管6お
よび冷却装置7にわたってブラインを流し、第1の配管
3の外周面に氷を生成する。氷蓄熱槽2の内周壁面の所
定箇所に、超音波発振機19に接続された超音波振動子
20を設け、第1の配管3の外表面に超音波を照射し、
第1の配管3の外表面と生成された氷との間にキャビテ
ーション作用を与え、氷が生成されるに伴って第1の配
管3の外表面から氷を剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷房装置や冷凍庫など
の冷熱の熱源として利用するために、氷を生成するとと
もに、その生成した氷を剥離して取り出す製氷装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の製氷装置としては、例えば、特
開昭64−75869号公報に開示されているものがあ
った。この従来例によれば、冷却器の冷却管内に通水し
て水を0℃以下にまで連続的に強制冷却し、かつ、その
冷却管内を通過している水に超音波を照射し、超音波の
凝縮および洗浄作用を利用して、冷却管の壁に針状の氷
を成長させるとともに、その針状の氷を管壁から剥離さ
せ、管壁に着氷して成長することを防止するように構成
している。
【0003】また、内周面に着氷のための粗度を形成し
た円筒内に、その円筒の内周面に近接して生成した氷を
掻き取るブレードを回転可能に設け、円筒内にブライン
を流しながら製氷し、ブレードの回転によりブラインを
攪拌するとともに、生成した氷を連続的に剥離させ、管
壁に着氷して成長することを防止するように構成したも
のもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の超音波を用いた製氷装置の場合、冷却管内を通過して
いる水に超音波を照射し、超音波の凝縮および洗浄作用
を利用することにより水を振動させ、その水の振動を氷
に伝えて氷を管壁から剥離させようとするものであり、
超音波を管壁の着氷面に作用させることができないため
に、氷に対する剥離効果が低い欠点があった。詳述すれ
ば、冷却管内に超音波を照射した場合、その超音波が冷
却管の内周壁面間で反射するが、定在波となって、最も
高い剥離効果を要求される管壁の着氷面には、最もエネ
ルギーが小さい節の部分しか作用しないからである。
【0005】一方、ブレードの回転によって、円筒の内
周面に生成した氷を剥離するものでは、氷の掻き取りに
伴ってブレードが破損したり、過負荷がかかってアイス
ロックを生じたりする欠点があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明の製氷装置は、氷
生成壁面に直接的に超音波振動を付与して氷を良好に剥
離できるようにすることを目的とし、また、請求項2に
係る発明の製氷装置は、超音波の腹部分を氷生成壁面に
作用させて氷を良好に剥離できるようにすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の製
氷装置は、上述のような目的を達成するために、製氷空
間の氷生成壁面に取り付けてその氷生成壁面に超音波振
動を付与する超音波発振手段を備えて構成する。
【0008】また、請求項2に係る発明は、上述のよう
な目的を達成するために、被冷却流体を貯留する容器内
に、冷却用流体を流す氷生成部材を設け、その氷生成部
材の外表面に氷を生成する製氷装置において、氷生成部
材の外表面に超音波を照射する超音波発振手段を備えて
構成する。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明の製氷装置の構成によれ
ば、超音波発振手段による超音波振動で氷生成壁面自体
を直接的に振動させ、その氷生成壁面に氷が生成するに
伴って、生成した氷を氷生成壁面から剥離することがで
きる。
【0010】また、請求項2に係る発明の製氷装置の構
成によれば、容器内の氷生成部材の外表面に対して超音
波を照射し、氷生成壁面である氷生成部材の外表面にお
いて、そこに着氷する氷との間に超音波振動を与えてキ
ャビテーション作用を有効に与え、生成した氷を氷生成
部材の外表面から剥離することができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】(第1実施例:請求項2に係る発明の実施
例)図1は、本発明に係る第1実施例の製氷装置を用い
た空調システムを示す全体システム構成図であり、1は
製氷装置を示し、被冷却流体としての水を貯留する容器
としての氷蓄熱槽2内に氷生成部材としての第1の配管
3を設けるとともに、その第1の配管3に、第1のポン
プ4を介装した戻し配管5と送り配管6とを介して冷却
装置7を接続して構成されている。
【0013】前記第1の配管3、戻し配管5、送り配管
6および冷却装置7には、冷却用流体としてのブライン
が流され、第1の配管3の外表面で氷蓄熱槽2内の水を
冷却し、氷生成部材としての第1の配管3の外表面を氷
生成壁面Fとしてそこに氷を生成するように構成されて
いる。氷生成部材としては、上述のような配管形状に限
らず、平板形状など各種の形状のものが採用できる。
【0014】前記氷蓄熱槽2に、第2のポンプ8を介装
した一次側配管9を介して冷熱取り出し用の熱交換器1
0が接続され、一次側配管9の先端が氷蓄熱槽2内の上
方に導入されるとともに、その先端部分にノズル11…
が設けられ、氷蓄熱槽2内から冷水を取り出すととも
に、熱交換器10を経た熱交換後の水を氷蓄熱槽2内に
浮上した氷層の上方から流下供給するように構成されて
いる。
【0015】熱交換器10には、往ヘッダー12と第3
のポンプ13を介装した第2の配管14と、還ヘッダー
15と流量調整弁Vと第4のポンプ16を介装した第3
の配管17とを介して冷房装置18が接続され、氷蓄熱
槽2内に蓄えた冷水により冷房を行うように構成されて
いる。
【0016】氷蓄熱槽2の内周壁面の所定箇所に、超音
波発振機19に接続された超音波振動子20が設けら
れ、第1の配管3内にブラインまたは冷媒を流してその
外表面に氷を生成している状態において、第1の配管3
の外表面に超音波を照射し、第1の配管3の外表面と生
成された氷との間にキャビテーション作用を与え、氷が
生成されるに伴って第1の配管3の外表面から剥離して
浮上するように構成されている。
【0017】超音波発振機19には、印加電圧を調整し
て発振周波数を変換する周波数変換器21が付設され、
所定時間ごとに異なる周波数の超音波を発振させ、図2
の作用説明図に示すように、第1の配管3の外表面に、
照射した超音波の腹部分WLを作用させ、第1の配管3
の外表面と生成された氷との間に良好にキャビテーショ
ン作用を与え、氷を良好に剥離するように構成されてい
る。上記超音波発振機19と超音波振動子20と周波数
変換器21とから成る構成をして超音波発振手段と称す
る。位置設定のみによって、第1の配管3の外表面に、
照射した超音波の腹部分WLを作用させることができる
場合は、上記周波数変換器21は不用である。また、周
波数変換器21を設ける代わりに、複数の振動子を位置
を異ならせて設け、いずれかの振動子から照射した超音
波により、第1の配管3の外表面に、照射した超音波の
腹部分WLを作用させることができるように順に発振さ
せるようにしても良い。
【0018】(第2実施例:請求項1に係る発明の実施
例)図3は、本発明に係る第2実施例の製氷装置を用い
た空調システムの要部の断面図であり、氷蓄熱槽2に、
第5のポンプ22を介装した戻し配管23と送り配管2
4とを介して製氷装置25が接続されている。
【0019】製氷装置25は、図4の縦断面図および図
5の横断面図に示すように、内部に、ブラインを流す内
管26aと、その内管26aを外嵌して内管26aの外
周面との間の環状通路Rに冷媒を流す外管26bとから
成る製氷筒26を備えるとともに、冷媒を冷却する冷却
装置27を備えて構成されている。内管26aには、戻
し配管23と送り配管24とが接続され、前記環状通路
Rには冷却装置27が接続され、内管26aを外周面側
から冷却し、その内管26a内を製氷空間としてそこを
流れるブライン中の水を凍らせてその内周面を氷生成壁
面Fとして着氷するように構成されている。
【0020】内管26aの所定箇所に、超音波発振機2
8に接続された超音波振動子29が取り付けられ、内管
26aに超音波振動を付与して内管26aを振動させ、
内管26aの内周面に氷が生成されるに伴い、その氷を
振動によって内管26aの内周面から剥離するように構
成されている。超音波発振機28と超音波振動子29と
から成る構成をして超音波発振手段と称する。他の構成
は第1実施例と同じであり、同一図番を付してその説明
は省略する。
【0021】(第3実施例:請求項1に係る発明の実施
例)図6は、本発明に係る第3実施例の製氷装置を用い
た空調システムの要部の断面図、図7は底面図であり、
氷蓄熱槽2の底板2aに接触させて、ブラインまたは冷
媒を流す冷却用配管30が設けられ、その冷却用配管3
0に、第6のポンプ31を介装した戻し配管32と送り
配管33とを介して冷却装置34が接続され、製氷空間
を構成する氷蓄熱槽2の底板2aをブラインまたは冷媒
によって冷却し、その底板2aの底面を氷生成壁面Fと
して氷を生成するように製氷装置35が構成されてい
る。
【0022】氷蓄熱槽2の底板2aの下向き面の中央側
箇所に、超音波発振機36に接続された超音波振動子3
7が取り付けられ、氷生成壁面Fである底板2aに超音
波振動を付与して底板2aを振動させ、底板2aの上面
に氷が生成されるに伴い、その氷を振動によって底板2
aの上面から剥離するように構成されている。超音波発
振機36と超音波振動子37とから成る構成をして超音
波発振手段と称する。他の構成は第1実施例と同じであ
り、同一図番を付してその説明は省略する。
【0023】(第4実施例:請求項1に係る発明の実施
例)図8は、本発明に係る第4実施例の製氷装置を用い
た氷蓄熱システムの要部の断面図、図9は斜視図であ
り、製氷空間を構成する氷蓄熱槽2が円筒状に構成さ
れ、その外周側面に接触させるように螺旋状の巻き付け
て、ブラインまたは冷媒を流す冷却用配管38が設けら
れ、その冷却用配管38に、第7のポンプ39を介装し
た戻し配管40と送り配管41とを介して冷却装置42
が接続され、ブラインまたは冷媒によって氷蓄熱槽2の
周壁2bを冷却し、その周壁2bの内面を氷生成壁面F
として氷を生成するように製氷装置43が構成されてい
る。
【0024】氷蓄熱槽2の底板2aの下向き面の中央側
箇所に、超音波発振機44に接続された超音波振動子4
5が取り付けられ、氷蓄熱槽2全体に超音波振動を付与
して氷生成壁面Fである周壁2bを振動させ、周壁2b
の内面に氷が生成されるに伴い、その氷を振動によって
周壁2bの内面から剥離するように構成されている。超
音波発振機44と超音波振動子45とから成る構成をし
て超音波発振手段と称する。他の構成は第1実施例と同
じであり、同一図番を付してその説明は省略する。
【0025】図10の(a)は、本発明に係る第4実施
例の製氷装置を用いた空調システムの変形例を示す全体
システム構成図であり、氷蓄熱槽2に巻き付けられた冷
却用配管38と、圧縮機46と放熱器47とから成る冷
却装置48とが、第1の電磁開閉弁49を介装した戻し
配管50と第2の電磁開閉弁51を介装した送り配管5
2とを介して接続されている。
【0026】戻し配管50の第1の電磁開閉弁49より
も上流側箇所と冷房装置53…それぞれとが、全閉可能
な流量調整弁Vaを介装した第4の配管54を介して接
続されるとともに、冷房装置53…それぞれと戻し配管
50の第1の電磁開閉弁49よりも下流側箇所とが戻り
用の第5の配管55を介して接続され、第1の電磁開閉
弁49を切換えることにより蓄熱運転状態および放冷運
転状態が得られるように構成されている。
【0027】すなわち、蓄熱運転状態では、第1の電磁
開閉弁49を開き、夜間などに深夜電力を利用して、ブ
ラインや冷媒を、冷却装置48→送り配管52→冷却用
配管38→戻し配管50→冷却装置48と循環流動さ
せ、製氷装置43として機能させ、氷蓄熱槽2の内周面
に氷を生成するとともに超音波振動の付与により剥離し
て氷蓄熱槽2内に氷を蓄える。
【0028】一方、放冷運転状態では、第1の電磁開閉
弁49を閉じるとともに冷却装置48の作動を停止させ
た状態で、ブラインや冷媒を、図10の(b)に示すよ
うに、冷却用配管38→戻し配管50→第4の配管54
→冷房装置53→第5の配管55→戻し配管50→冷却
装置48→送り配管52→冷却用配管38と循環流動さ
せ、氷蓄熱槽2内に蓄えられた氷により冷却用配管38
内のブラインや冷媒を冷却し、その冷却されたブライン
や冷媒を冷房装置53…に供給して冷房を行う。なお、
冷房負荷が大きくて氷蓄熱槽2内に蓄えられた氷量が不
足した場合には、冷却装置48を作動させて、追い掛け
運転を行えば良い。
【0029】図11の(a)は、本発明に係る第4実施
例の変形例(図10参照)を用いた空調システムの別の
変形例を示す全体システム構成図であり、氷蓄熱槽2に
巻き付けられた冷却用配管38と、圧縮機46と放熱器
47とから成る冷却装置48とが、第1の電磁開閉弁4
9を介装した戻し配管50と第2の電磁開閉弁51を介
装した送り配管52とを介して接続されている。この構
成は、先の変形例と同じであり、以下の点において異な
っている。
【0030】すなわち、冷却装置48が氷蓄熱槽2の上
方に配置され、一方、冷房装置53…が氷蓄熱槽2の下
方に配置され、気体と液体とに相変換される、例えば、
塩素の無い無害なフロンガスR134aなどの冷媒を、
その気液相変化を利用して自然循環流動するように構成
されている。そして、戻し配管50の第1の電磁開閉弁
49よりも上流側箇所に接続されたバイパス配管56が
送り配管52に三方弁57を介して接続されている。ま
た、送り配管52の三方弁57よりも下流側箇所と冷房
装置53…それぞれとが、全閉可能な流量調整弁Vaを
介装した第4の配管54と戻り用の第5の配管55とを
介して接続され、第1の電磁開閉弁49および三方弁5
7を切換えることにより蓄熱運転状態、放冷運転状態お
よび追い掛け運転状態が得られるように構成されてい
る。
【0031】すなわち、蓄熱運転状態では、第1の電磁
開閉弁49を開くとともに、三方弁57を冷却装置48
から氷蓄熱槽2側に冷媒が流れる状態に切換え、夜間な
どに深夜電力を利用して、ブラインや冷媒を、冷却装置
48→送り配管52→冷却用配管38→戻し配管50→
冷却装置48と循環流動させ、製氷装置43として機能
させ、氷蓄熱槽2の内周面に氷を生成するとともに超音
波振動の付与により剥離して氷蓄熱槽2内に氷を蓄え
る。
【0032】一方、放冷運転状態では、冷却装置48の
作動を停止させた状態で、ブラインや冷媒を、図11の
(b)に示すように、冷却用配管38→送り配管52→
第4の配管54→冷房装置53→第5の配管55→戻し
配管50→冷却用配管38と自然循環流動させ、氷蓄熱
槽2内に蓄えられた氷により冷却用配管38内のブライ
ンや冷媒を冷却し、その冷却されたブラインや冷媒を冷
房装置53…に自然循環により供給して冷房を行う。
【0033】一方、追い掛け運転状態では、図11の
(c)に示すように、第1の電磁開閉弁49を閉じると
ともに、三方弁57を冷却装置48からバイパス配管5
6側に冷媒が流れる状態に切換え、かつ、冷却装置48
を作動状態に切換え、冷媒を冷却装置48→送り配管5
2→バイパス配管56→冷却用配管38→第2の電磁開
閉弁51→第4の配管54→冷房装置53→第5の配管
55→戻し配管50→冷却装置48と循環流動させ、冷
房負荷が大きくて氷蓄熱槽2内に蓄えられた氷量が不足
した場合に対応できるようになっている。
【0034】この変形例によれば、低負荷での放冷運転
状態において、冷媒を自然循環させて冷房装置53…に
供給できるため、圧縮機46および放熱器47を作動さ
せずに済み、ランニングコストを低減できる利点を有し
ている。
【0035】(第5実施例:請求項1に係る発明の実施
例)図12は第5実施例の要部の側面図、図13は図1
2のD−D線矢視図であり、製氷用プレート58の底面
に、冷媒を流す冷却用配管59がジグザグ状に取り付け
られ、図示しないが、冷却用配管58に配管を介して冷
却装置が接続されて製氷装置1が構成され、製氷空間を
構成するタンクT内に入れるだけで氷蓄熱槽を容易に構
成できるようになっている。
【0036】前記製氷用プレート58の底面の中央に近
い箇所に、超音波発振手段を構成する超音波振動子60
が取り付けられ、製氷用プレート58に振動を付与する
ことにより、氷生成壁面Fとしての製氷用プレート58
の外表面に氷が生成されるに伴い、振動により剥離して
浮上できるようになっている。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の製氷装置によれば、超音波発振手段による超音波振
動で氷生成壁面自体を直接的に振動させて生成した氷を
氷生成壁面から剥離するから、氷生成壁面に着氷した氷
を成長させずに良好に剥離できて氷を連続的に良好に取
り出すことができるようになった。また、掻き取りブレ
ードを設けるものに比べ、氷を剥離するための可動部が
無く、故障が少ないうえにメンテナンスなどの保守が簡
単で、経済的でもある。
【0038】また、請求項2に係る発明の製氷装置によ
れば、容器内の氷生成部材の外表面に対して超音波を照
射し、生成した氷を氷生成部材の外表面から剥離するか
ら、超音波発振手段の設置位置や発振周波数を変化させ
るなどにより、氷生成壁面である氷生成部材の外表面に
超音波の腹部分を作用させ、着氷する氷との間に超音波
振動を与えてキャビテーション作用を良好に与えること
ができ、生成した氷を氷生成部材の外表面から良好に剥
離できるようになった。また、掻き取りブレードを設け
るものに比べ、氷を剥離するための可動部が無く、故障
が少ないうえにメンテナンスなどの保守が簡単で、経済
的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の製氷装置を用いた空
調システムを示す全体システム構成図である。
【図2】作用説明図である。
【図3】本発明に係る第2実施例の製氷装置を用いた空
調システムの要部の断面図である。
【図4】縦断面図である。
【図5】横断面図である。
【図6】本発明に係る第3実施例の製氷装置を用いた空
調システムの要部の断面図である。
【図7】底面図である。
【図8】本発明に係る第4実施例の製氷装置を用いた空
調システムの要部の断面図である。
【図9】図9の要部の斜視図である。
【図10】本発明に係る第4実施例の製氷装置を用いた
空調システムの変形例を示す全体システム構成図であ
る。
【図11】本発明に係る第4実施例の変形例を用いた空
調システムの別の変形例を示す全体システム構成図であ
る。
【図12】本発明に係る第5実施例の要部の側面図であ
る。
【図13】図12のD−D線矢視図である。
【符号の説明】
1…製氷装置 2…容器としての氷蓄熱槽 3…氷生成部材としての第1の配管 19…超音波発振機 20…超音波振動子 21…周波数変換器 28,36,44…超音波発振機 29,37,45…超音波振動子 60…超音波振動子 F…氷生成壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明石 徳之 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷空間の氷生成壁面に取り付けてその
    氷生成壁面に超音波振動を付与する超音波発振手段を備
    えたことを特徴とする製氷装置。
  2. 【請求項2】 被冷却流体を貯留する容器内に、冷却用
    流体を流す氷生成部材を設け、前記氷生成部材の外表面
    に氷を生成する製氷装置であって、 前記氷生成部材の外表面に超音波を照射する超音波発振
    手段を備えたことを特徴とする製氷装置。
JP21213394A 1994-08-11 1994-08-11 製氷装置 Pending JPH0854163A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106052234A (zh) * 2016-07-08 2016-10-26 天津科技大学 电解产气冰晶剥落方法及冰蓄冷系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106052234A (zh) * 2016-07-08 2016-10-26 天津科技大学 电解产气冰晶剥落方法及冰蓄冷系统

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