JPH0852693A - カードの打抜き装置 - Google Patents

カードの打抜き装置

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JPH0852693A
JPH0852693A JP19167094A JP19167094A JPH0852693A JP H0852693 A JPH0852693 A JP H0852693A JP 19167094 A JP19167094 A JP 19167094A JP 19167094 A JP19167094 A JP 19167094A JP H0852693 A JPH0852693 A JP H0852693A
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card
feeding
mark
sensor
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正樹 丸山
Katsutoshi Kanda
勝利 神田
Kenichi Ito
賢一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カードの打抜き装置に係り、シートに印刷さ
れているカードをプレス手段に対して、正確かつ高速で
位置決めし、生産効率の向上等を図る。 【構成】 送り方向に複数列のカードが印刷されてなる
シート11を指定された送り量で送りながらカードを列
ごとに順次打抜くプレス手段16と、シート11を供給
するシート供給手段12と、供給されたシート11を搬
送しプレス手段16に供給する搬送手段13と、搬送途
中に配置されプレス手段16に対するカードの位置を検
出するカード位置検出手段14とを具備し、このカード
位置検出手段14が、シート11に印刷されたマークを
読み取るセンサ手段と、読み取られたマークの位置に基
づいてプレス手段16におけるシート11の送り量を演
算する演算手段とを具備し、検出箇所を低減して処理時
間を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートに複数印刷され
たプリペイドカードのようなカードを打抜く打抜き装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1枚のシートから複数枚のカードを打抜
く打抜き装置には、カードが複数列に印刷されたシート
を一方向に送りながら、プレス手段によって列ごとに打
抜いていく方法のものがある。かかる打抜き装置におい
ては、シートからカードを精度良く打抜くために、シー
トをプレス手段に対して位置決めする必要がある。
【0003】従来、シートとプレス手段との位置決め作
業は、図6に示すように、シート1の通路に配置した基
準ピン2にシート1の前縁1aおよび側縁1bを当接さ
せることにより行っていた。すなわち、基準ピン2は、
プレス手段(図示略)に対して正確に位置設定されてお
り、この基準ピン2にシート1の外縁1a・1bを当接
させることによって、シート1が基準ピン2に位置合わ
せされる結果、プレス手段に対してもシート1、さらに
は、該シート1に印刷された各カード3が間接的に位置
決めされるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法によ
って、シート1とプレス手段とを位置決めする場合に
は、シート1に対する印刷ずれや、シート1自体の変形
によって、位置決め精度が低下してしまうという不都合
がある。すなわち、シート1に対する印刷ずれが生じて
いる場合には、シート1の外形を基準としてプレス手段
に位置決めされたカード3は、印刷ずれの分だけプレス
手段に対して位置がずれてしまうことになる。また、シ
ート1は、その外縁1a・1bに巻き込み(カール)や
うねりが生ずることがある。この場合には、図7に示す
ように、基準ピン2に当接するシート1自体がプレス手
段に対して正確に位置決めされないことになる。
【0005】上記不都合を回避するために、シート1に
カード3を印刷する際に、図6に示すように、位置決め
のためのマーク4を各列ごとに印刷しておき、非接触式
のセンサによりマーク4を読み取った各位置においてシ
ート1をプレス手段に位置決めすることが考えられてい
る。しかし、各列のカード3についてその列に設けられ
ているマーク4により逐次位置検出を行うこととする
と、多大な処理時間を要し、生産効率が低下してしまう
という不都合が考えられる。しかも、センサによる読み
取り速度にも限界があるために、シート1の送り速度を
向上することができない点においても、高速処理を図る
ことが困難であった。
【0006】さらに、シート1の外縁1a・1bに巻き
込みやうねり等が生じている場合には、その部分に印刷
されているマーク4も変形してしまうことになり、当該
マーク4によって位置決めされるべき列におけるカード
3の位置決め精度は、相変わらず向上されないことにな
る。
【0007】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであって、シートに印刷されているカードをプレス手
段に対して、正確かつ高速で位置決めし、生産効率を向
上することができるカードの打抜き装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、送り方向に複数列のカードが印刷されて
なるシートを指定された送り量で送りながら該シートか
らカードを列ごとに順次打抜くプレス手段を具備すると
ともに、前記シートを1枚ずつ供給するシート供給手段
と、該シート供給手段から供給されたシートを搬送し、
前記プレス手段に供給する搬送手段と、該搬送手段によ
る搬送途中に配置され、前記プレス手段に対するカード
の位置を検出するカード位置検出手段とを具備し、該カ
ード位置検出手段が、シートに印刷されたマークを読み
取るセンサ手段と、該センサ手段によって読み取られた
マーク位置に基づいて前記プレス手段におけるシートの
送り量を演算する演算手段とを具備するカードの打抜き
装置を提案している。
【0009】また、上記カードの打抜き装置において、
センサ手段が、シートの外縁近傍から離れた位置に配さ
れるマークを読み取るように配設されていることとすれ
ば、巻き込みやうねりの生じていないシートの平坦な部
分に配されるマークを読み取ることとなり効果的であ
る。さらに、センサ手段に、該センサ手段が読み取るべ
きマーク以外のマークを読み飛ばすマスキング手段が設
けられている構成としてもよく、該マスキング手段は、
搬送手段による移動距離情報に基づいて、読み取られる
べきマークの直前位置まで、センサ手段の作動を停止す
るスイッチ手段により構成することとすればよい。
【0010】
【作用】本発明に係るカードの打抜き装置によれば、シ
ート供給手段によって1枚ずつ供給されたシートが、搬
送手段によってプレス手段まで搬送される間に、カード
位置検出手段によってプレス手段に対する位置を検出さ
れる。位置検出手段は、シートに印刷されているマーク
を読み取ることによりシート上におけるカードの位置を
検出する。そして、演算手段によって、読み取られたマ
ーク位置から各列のカード位置を演算手段によって算出
し、プレス手段における送り量が決定される。これによ
り、プレス手段においては、決定された送り量に基づい
てシートが送られながら、カードが列ごとに順次打抜か
れることになる。
【0011】また、上記打抜き装置において、センサ手
段が、シートの外縁近傍から離れた位置に配されるマー
クを読み取るように配設されている構成とすれば、巻き
込みやうねり等の生じていないシートの平坦な部分にお
けるマークが読み取られることになるので、検出誤差を
低減することが可能となる。この場合に、読み取られる
マークよりも搬送方向の前方に配されるカードについて
は、演算手段によってその位置が逆算され、プレス手段
における送り量が決定されることになる。
【0012】さらに、センサ手段に、該センサ手段が読
み取るべきマーク以外のマークを読み飛ばすマスキング
手段が設けられている構成とすれば、列ごとにマークが
設けられていた場合であっても、マスキング手段の作動
によって、読み取るべきマークよりも搬送方向の前方に
配されるマークが読み飛ばされる。これにより、不必要
なマークの検出に伴う信号処理を低減して、搬送を高速
化することが可能となる。
【0013】また、このようなマスキング手段として、
搬送手段による移動距離情報に基づいて、読み取られる
べきマークの直前位置まで、センサ手段の作動を停止す
るスイッチ手段よりなる構成を採用することとすれば、
不必要なマークを検出すること自体が回避され、搬送の
さらなる高速化を図ることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るカードの打抜き装置の一
実施例について、図1から図5を参照して説明する。本
実施例の打抜き装置10は、図1に示すように、複数の
シート11を積層状態に貯留するとともに1枚ずつ供給
するシート供給手段12と、供給されたシート11を一
方向に搬送する搬送手段13と、その搬送途中に配置さ
れるカード位置検出手段14と、搬送されたシート11
からカード15を打抜くプレス手段16とを具備してい
る。図中符号17は打抜かれたカード15を回収する製
品収納部、18はカード15を打抜かれたシート11を
廃材として回収する廃材集積部である。
【0015】シート11は、例えば、図2に示すよう
に、5行5列に間隔を空けて印刷されるカード15と、
そのカード15の各列ごとに送り方向前方のカード15
の間隔位置に印刷されるマーク19a〜19eとを具備
している。マーク19a〜19eは、例えば、長方形状
に形成されており、隣接するマーク19a〜19e間に
印刷が施されないようなカード15の間隔位置に印刷さ
れている。なお、本実施例においては、カード15の送
り方向のピッチは、それぞれx1〜x4に設定されてい
る。このピッチx1〜x4は、等しい場合が多いが、異な
る値を設定することとしてもよい。
【0016】前記搬送手段13は、図3に示すように、
搬送方向に沿って配されシート11を滑らせるレール部
20と、シート11を把持するグリッパ21と、該グリ
ッパ21を前記レール部20に沿って往復直線移動させ
る直線移動機構22とを具備している。前記グリッパ2
1は、例えば、エアシリンダ等のアクチュエータ(図示
略)によって接離させられる上下一対の把持部21a・
21bを有しており、レール部20に搭載されたシート
11を上下から挟んで、レール部20に沿う方向に移動
させることができるようになっている。そして、シート
11をプレス手段16に受け渡した後には、把持部21
a・21bを上下方向に離間させることによってシート
11を放し、後述する直線移動機構22の作動によっ
て、シート供給手段12からのシート11の受け渡し位
置まで後退させられるようになっている。
【0017】また、グリッパ21は、レール20の両側
に2個配置されており、それぞれが交互に逆方向に往復
直線移動させられるようになっている。すなわち、一側
のグリッパ21が、シート11を把持してプレス手段1
6に向けて搬送しているときに、他側のグリッパ21
は、シート11をプレス手段16に供給し終えてシート
供給手段12からのシート11の受け渡し位置に向けて
逆方向に移動させられるようになっている。
【0018】各グリッパ21を駆動する直線移動機構2
2は、例えば、モータ23によって回転させられるボー
ルネジ24と、該ボールネジ24に螺合するナット25
と、該ナット25に固定され前記グリッパ21を搭載す
るスライダ26とから構成されている。
【0019】前記カード位置検出手段14は、前記シー
ト11に印刷された複数のマーク19a〜19eの真上
を通過させられるように配置される非接触のセンサ27
と、このセンサ27による検出信号に基づいて、後述す
るプレス手段16の送り機構によるシート11の送り量
を算出する演算手段28とを具備している。前記センサ
27には、シート11に印刷された複数のマーク19a
〜19eのうち、例えば、送り方向の前方から3列目に
配されるマーク19cのみを検出するためのマスキング
手段29が設けられている。このマーク19cと送り方
向の最前のカード15との距離をx0とする。
【0020】このマスキング手段29は、例えば、図4
に示すフローチャートにしたがって、センサ27の作動
状態を切り替えるスイッチ手段として機能するととも
に、センサ27によるマーク19cの読み取り時におけ
るシート11の搬送速度を低減するように構成されてい
る。すなわち、図4のフローチャートにしたがって、マ
スキング手段29の動作を説明すると、以下のようにな
る。
【0021】まず、シート11がシート供給手段12か
ら供給されてグリッパ21による搬送が開始されると、
マスキング手段29が作動させられてセンサ27が停止
状態に保持される(STEP1)。そして、直線駆動機構2
2のモータ23の回転角度を検知しているエンコーダ3
0からの移動距離情報に基づいてグリッパ21が所定距
離移動したことを検知すると、モータ23の速度を低減
する信号が制御装置31に送信される(STEP3)ととも
に、センサ27が作動させられる(STEP4)。
【0022】上記においてグリッパ21が所定距離移動
したか否かは、モータ23の回転角度θが予め設定され
ている角度θ0以上になったか否かで判断される(STEP
2)。このθ0は、センサ27が検出すべきマーク19c
とその直前のマーク19bとの間の任意の位置に配され
ることとなるモータ23の回転角度が選定されている。
したがって、検出すべきマーク19cの直前のマーク1
9b位置では、センサ27は作動されておらず、その検
出が行われないようになっている。
【0023】次いで、センサ27によるマーク19cの
検出が行われる(STEP5,STEP6)と、センサ27が再び
停止され(STEP7)、それ以降のマーク19dの検出を
行わないように設定されるとともに、モータ23の速度
が高められる(STEP8)ようになっている。
【0024】前記演算手段28は、センサ27によるマ
ーク19cの検出信号と、そのマーク19cの検出時に
おけるグリッパ21の移動距離情報とに基づいて、後段
に配されるプレス手段16の送り機構の送り量を演算し
てプレス手段16の制御装置に送信するようになってい
る。ここで、プレス手段16について説明すると、この
プレス手段16は、図5に示すように、シート11の送
り方向に間隔を空けて配列状態に印刷されたカード15
を一列ごとに打抜く金型32と、この金型32の前後に
配されるローラ33と駆動モータ34とからなる送り機
構35とを具備している。
【0025】前記金型32は、水平状態に配されるシー
ト11の上下にそれぞれ配される雄金型32aと雌金型
32bとからなり、シート11の上下から圧接させられ
ることによって、シート11から1列分のカード15を
同時に打抜くことができるようになっている。また、ロ
ーラ33も、シート11の上下に近接状態に配されてい
て、搬送手段13から受け渡されるシート11を上下方
向から挟持するとともに、その回転によって金型32a
・32b間にカード15を順次配するようになってい
る。このローラ33の回転は、駆動モータ34に接続さ
れる制御手段36によって、前記演算手段28から送信
される送り量に基づいて制御されるようになっている。
【0026】次に、演算手段28について説明する。本
実施例の演算手段28は、上述したように、センサ27
によるマーク19cの検出信号と、そのマーク19cの
検出時におけるグリッパ21の位置情報とに基づいて、
プレス手段16の送り機構35の送り量を演算する。す
なわち、図5において、センサ27と第1のロール33
との距離をL1、このロール33と金型32との距離を
2とすると、センサ27によるマーク19cの検出時
からプレス手段16による打抜きまでのシートの移動距
離LTは、 LT=L1+L2−x0=LG+LR ・・・・ (1) となる。ここで、LGはセンサ27によるマーク19c
の検出時からのグリッパ21によるシート11の移動距
離、LRはローラ33による送り量である。
【0027】上記式(1)において、x0は設定値、
1、L2は定数であるから、移動距離LTは既知であ
る。したがってグリッパ21による移動距離LGが分か
ればローラ33による送り量LRが演算できることにな
る。グリッパ21による移動距離LGは、グリッパ21
による全搬送距離LGTおよびセンサ27によるマーク1
9cの検出時における直線移動機構22のモータ23の
回転角度θとから、 LG=LGT−pθ+α ・・・・ (2) となる。ここで、pはボールネジ24のリード、αは補
正量である。
【0028】したがって、シート11の最初の列のカー
ド15を金型32によって打抜くためのローラ33によ
る送り量LRは、 LR=LT−LGT+pθ−α ・・・・ (3) となる。また、1列目のカード15を打抜いた後、2列
目以降のカード15を打抜くまでのローラ33による送
り量LRは、それぞれ予め演算手段28に設定されたx1
〜x4をそのまま使用することができる。
【0029】この場合、演算手段28は、センサ27か
らのマーク19cの検出信号を受信して、その瞬間にお
けるモータ23の回転角度θを保持して、上記式(3)
によりローラ33の送り量LRを算出するようになって
いる。そして、算出された送り量LR、および設定値x1
〜x4が、制御装置36に送信されることにより、これ
らの送り量に基づいてシート11が順次送られて各列の
カード15が金型32によって打抜かれるようになって
いる。
【0030】このように構成された本実施例に係るカー
ド15の打抜き装置10の動作について、以下に説明す
る。まず、シート供給部12に積層されているシート1
1が1枚ずつ搬送手段13に供給されると、搬送手段1
3のグリッパ21が把持部21a・21bによってシー
ト11を把持し、モータ23の作動によってボールネジ
24、ナット25、スライダ26を介してプレス手段1
6に向けて直線移動させられる。
【0031】このとき、マスキング手段29の作動によ
って、センサ27は停止状態に保持されかつモータ23
は高速搬送状態に保持される。そして、グリッパ21が
所定距離移動させられると、マスキング手段29によっ
てセンサ27が作動させられるとともに、モータ23が
低速搬送状態とされてセンサ27による読み取りが開始
される。センサ27によって、マーク19cが検出され
た場合には、演算手段28によってその時点におけるモ
ータ23の回転角度θが保持されるとともに、プレス手
段16のローラ33による送り量が算出されることにな
る。また、これと同時に、マスキング手段29の作動に
より、センサ27が停止状態とされてそれ以降の読み取
りが禁止されるとともに、モータ23が再度高速搬送状
態とされる。
【0032】そして、グリッパ21による搬送が終了し
てシート11がプレス手段16に引き渡されると、上記
演算手段28から送信された送り量に基づいて制御装置
36によりロール33が順次回転させられ、金型32に
よる打抜き作業が実施される。打抜かれたカード15
は、製品収納部17に回収されるとともに、打抜き後の
廃材は、廃材集積部18に回収されることになる。
【0033】このように本実施例に係るカード15の打
抜き装置10によれば、シート11に印刷されたマーク
19cによりプレス手段16に対してシート11を位置
決めするので、印刷ずれによる位置決め精度の低下を防
止することができる。また、シート11の外縁部近傍に
配されているマーク19aを読み取ることなく、シート
11の平坦な中央近傍に配される3列目のマーク19c
を読み取ることとしているので、シート11外縁部に巻
き込みやうねりが生じていた場合においても、正確な位
置検出を行うことができる。
【0034】また、センサ27にマスキング手段29を
設けることにより、処理に際して不要なマーク19a、
19b、19d、19eを読み取ることが防止されるの
で、演算手段28においてローラ33の送り量を算出す
る場合の処理速度の低下を防止することができる。ま
た、マスキング手段29は、センサ27によるマーク1
9cの読み取り時に、搬送手段13のモータ23を低速
搬送状態とし、それ以外の場合にモータ23を高速搬送
状態とするので、検出精度を向上することができるとと
もに、搬送の高速化を図ることができる。
【0035】さらに、複数列に亙って印刷されているカ
ード15の各列ごとに位置検出をするのではなく、1箇
所のマーク19cについての検出結果に基づいて全ての
カード15を金型32に位置決めするための送り量を演
算手段28によって演算するので、検出信号の処理に要
する処理時間を短縮して高速位置決めが可能となる。こ
の場合に、演算手段28に各カード15の列間寸法等を
設定することができるので、カード15の種類に合わせ
て汎用的なカード15の打抜き加工を行うことができ
る。
【0036】また、シート11を搬送するグリッパ21
が2個設けられて、供給されるシート11を交互に搬送
するので、グリッパ21の戻り時における損失時間を削
減することができ、連続的に無駄のない打抜きを行うこ
とができる。
【0037】なお、本実施例においては、搬送手段13
として、把持部21a・21bによってシート11を把
持するグリッパ21とこれを往復直線移動させるボール
ネジ24等よりなる直線移動機構22とから構成した
が、これに代えて、真空吸着式のグリッパ21、ラック
アンドピニオンよりなる直線移動機構22を採用するこ
ととしてもよい。また、センサ27によって、3列目の
マーク19cを読み取ることとしたが、これに代えて、
任意の列に配されるマーク19b〜19eを読むことと
してよい。この場合には、演算手段28に設定されてい
るx0を設定し直すことにより対応することができる。
【0038】さらに、マスキング手段29として、セン
サ27の作動を停止させるスイッチ手段を採用したが、
これに代えて、検出信号を計数するカウンタを採用し、
該カウンタの値が一定値になったときに処理を行うこと
としてもよい。しかし、高速処理、高速搬送の要請上、
上記実施例のようなスイッチ手段によってセンサ27を
作動・停止させることが最も効率的である。
【0039】また、センサ27によって読み取られるマ
ーク19cを長方形状のもとのしたが、これに限定され
ることなく任意の形状のマーク19cを読み取ることと
してよい。また、マーク19a〜19eを読み取るため
のセンサ27についてもその動作原理になんらの限定を
受けるものではなく、任意のセンサ27を使用すること
ができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るカー
ドの打抜き装置は、送り方向に複数列のカードが印刷さ
れてなるシートを指定された送り量で送りながらカード
を列ごとに順次打抜くプレス手段と、シートを供給する
シート供給手段と、供給されたシートを搬送しプレス手
段に供給する搬送手段と、搬送途中に配置されプレス手
段に対するカードの位置を検出するカード位置検出手段
とを具備し、このカード位置検出手段が、シートに印刷
されたマークを読み取るセンサ手段と、読み取られたマ
ーク位置に基づいてプレス手段におけるシートの送り量
を演算する演算手段とを具備するので、外形基準で位置
決めする従来の方法と比較して、印刷ずれによる位置決
め精度の低下を防止することができる。また、センサ手
段による検出信号に基づいてシートの送り量を演算手段
で演算するので、検出箇所を最小限に抑え、検出に要す
る処理時間を短縮して、打抜き加工の高速化を図ること
ができるという効果を奏する。その結果、生産効率を増
大させることができる。
【0041】また、上記打抜き装置において、シートの
外縁近傍から離れた位置に配されるマークを読み取るよ
うにセンサ手段を配設することとすれば、シートの外縁
に形成されやすい巻き込みやうねり等の影響を受けるこ
となく、平坦な部分に配されるマークの検出によって、
位置決め精度を向上させることができるという効果を奏
する。
【0042】さらに、センサ手段に、読み取るべきマー
ク以外のマークを読み飛ばすマスキング手段を設けるこ
ととすれば、不要な演算処理を行うことなく演算時間の
短縮をはかることができる。また、このマスキング手段
を、搬送手段による移動距離情報に基づいて、読み取ら
れるべきマークの直前位置まで、センサ手段の作動を停
止するスイッチ手段により構成すれば、不要なマークの
検出自体を行わないので、検出に要する時間をも短縮し
て、高速化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカードの打抜き装置の一実施例を
示す全体構成図である。
【図2】図1の打抜き装置によって打抜き加工されるシ
ートの一例を示す正面図である。
【図3】図1の打抜き装置の搬送手段を示す斜視図であ
る。
【図4】図1の打抜き装置のマスキング手段の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図5】図1の打抜き装置のカード位置検出手段を説明
するための模式図である。
【図6】従来の打抜き装置におけるシートの位置決め方
法を説明するための図である。
【図7】図6の位置決め方法により位置決めされるシー
トを示す側面図である。
【符号の説明】
R 送り量 10 打抜き装置 11 シート 12 シート供給手段 13 搬送手段 14 カード位置検出手段 15 カード 16 プレス手段 19a〜19e マーク 27 センサ(センサ手段) 28 演算手段 29 マスキング手段(スイッチ手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り方向に複数列のカードが印刷されて
    なるシートを指定された送り量で送りながら該シートか
    らカードを列ごとに順次打抜くプレス手段を具備すると
    ともに、 前記シートを1枚ずつ供給するシート供給手段と、 該シート供給手段から供給されたシートを搬送し、前記
    プレス手段に供給する搬送手段と、 該搬送手段による搬送途中に配置され、前記プレス手段
    に対するカードの位置を検出するカード位置検出手段と
    を具備し、 該カード位置検出手段が、シートに印刷されたマークを
    読み取るセンサ手段と、該センサ手段によって読み取ら
    れたマーク位置に基づいて前記プレス手段におけるシー
    トの送り量を演算する演算手段とを具備することを特徴
    とするカードの打抜き装置。
  2. 【請求項2】 センサ手段が、シートの外縁近傍から離
    れた位置に配されるマークを読み取るように配設されて
    いることを特徴とする請求項1記載のカードの打抜き装
    置。
  3. 【請求項3】 センサ手段に、該センサ手段が読み取る
    べきマーク以外のマークを読み飛ばすマスキング手段が
    設けられていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のカードの打抜き装置。
  4. 【請求項4】 マスキング手段が、搬送手段による移動
    距離情報に基づいて、読み取られるべきマークの直前位
    置まで、センサ手段の作動を停止するスイッチ手段より
    なることを特徴とする請求項3記載のカードの打抜き装
    置。
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JP2010018356A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Denso Corp ワーク搬送装置およびその搬送制御方法

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