JPH0852604A - 切削用インサート - Google Patents
切削用インサートInfo
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- JPH0852604A JPH0852604A JP7221183A JP22118395A JPH0852604A JP H0852604 A JPH0852604 A JP H0852604A JP 7221183 A JP7221183 A JP 7221183A JP 22118395 A JP22118395 A JP 22118395A JP H0852604 A JPH0852604 A JP H0852604A
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- JP
- Japan
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- cutting
- cutting insert
- radius
- insert according
- nose
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B27/00—Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
- B23B27/14—Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material
- B23B27/141—Specially shaped plate-like cutting inserts, i.e. length greater or equal to width, width greater than or equal to thickness
- B23B27/143—Specially shaped plate-like cutting inserts, i.e. length greater or equal to width, width greater than or equal to thickness characterised by having chip-breakers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2200/00—Details of cutting inserts
- B23B2200/08—Rake or top surfaces
- B23B2200/085—Rake or top surfaces discontinuous
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2200/00—Details of cutting inserts
- B23B2200/20—Top or side views of the cutting edge
- B23B2200/201—Details of the nose radius and immediately surrounding area
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T407/00—Cutters, for shaping
- Y10T407/23—Cutters, for shaping including tool having plural alternatively usable cutting edges
- Y10T407/235—Cutters, for shaping including tool having plural alternatively usable cutting edges with integral chip breaker, guide or deflector
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T407/00—Cutters, for shaping
- Y10T407/24—Cutters, for shaping with chip breaker, guide or deflector
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スロウアゥエイ型で、送り及び切削深さの極
めて小さい軽切削での切屑制御性の有る切屑溝を有し、
薄肉部材の加工時の部分的歪みを排除し且つ良好な切屑
制御を提供する、ノーズ半径の小さい新規な切削用イン
サートを提供すること。 【解決手段】 チップブレーカ表面５４、５６が各々、
平坦な床部の関連する側のセクションから上方に向けて
傾斜し、これらのチップブレーカ表面を連結するリッジ
６０からは横方向に向けて後退する。チップブレーカ表
面５４、５６の低い方の縁部は、小さい半径混合部６
４、６６として形成された第３及び第４の各交差部で平
坦な床部のセクション４８、５０の夫々と連結する。
めて小さい軽切削での切屑制御性の有る切屑溝を有し、
薄肉部材の加工時の部分的歪みを排除し且つ良好な切屑
制御を提供する、ノーズ半径の小さい新規な切削用イン
サートを提供すること。 【解決手段】 チップブレーカ表面５４、５６が各々、
平坦な床部の関連する側のセクションから上方に向けて
傾斜し、これらのチップブレーカ表面を連結するリッジ
６０からは横方向に向けて後退する。チップブレーカ表
面５４、５６の低い方の縁部は、小さい半径混合部６
４、６６として形成された第３及び第４の各交差部で平
坦な床部のセクション４８、５０の夫々と連結する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は金属切削用の切削用
インサートに関し、詳しくは切屑制御のための特性を改
善する幾何学寸法を有してなる切削用インサートに関す
る。
インサートに関し、詳しくは切屑制御のための特性を改
善する幾何学寸法を有してなる切削用インサートに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】金属切削に際し、使いスロウアゥエイ型
の切削用インサートをホルダに脱着自在にクランプし、
この切削用インサートが鈍ったり欠けを生じたりした場
合にはこえを廃棄する使い方が斯界に知られている。ス
ロウアゥエイ型の切削用インサートは通常リバーシブル
でり、切削位置に少なくとも２つの切れ刃を選択的に提
示することが出来る。
の切削用インサートをホルダに脱着自在にクランプし、
この切削用インサートが鈍ったり欠けを生じたりした場
合にはこえを廃棄する使い方が斯界に知られている。ス
ロウアゥエイ型の切削用インサートは通常リバーシブル
でり、切削位置に少なくとも２つの切れ刃を選択的に提
示することが出来る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】スロウアゥエイ型で、
送り及び切削深さの極めて小さい軽切削での切屑制御性
の有る切屑溝を有し、薄肉部材の加工時の部分的歪みを
排除し且つ良好な切屑制御を提供する、ノーズ半径の小
さい新規な切削用インサートを提供することである。
送り及び切削深さの極めて小さい軽切削での切屑制御性
の有る切屑溝を有し、薄肉部材の加工時の部分的歪みを
排除し且つ良好な切屑制御を提供する、ノーズ半径の小
さい新規な切削用インサートを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、ノーズ
半径の小さい切削用インサートであって、切屑溝を型押
しした設計形状を有し、該型押しされた切屑溝が、狭幅
の切削用ランドが、正の剪断角を有する鋭角の楔状表面
とその内側に於て隣り合ってなる切削用インサートを提
供してなるノーズ半径の小さい切削用インサートが提供
される。小さいノーズ半径と狭幅の切削用ランドとの組
み合わせが半径方向力を減少させ、良好な表面仕上げ及
び接近した部品許容誤差を要求される高温合金材料の加
工時の発熱量を減少させる。推奨用途には、低カーボン
スチール、ステンレススチール及び高温合金材料の、低
乃至中速の切削速度に於ける、極めて浅い切込深さ及び
極めて遅い送り速度での旋削、倣い削りが含まれる。一
定の切削用ランドが、コーナー半径部と、インサートの
胴部の、この切削用ランドと隣接する側面に於ける逃げ
面に沿っての切れ刃の一体性を維持する。切屑溝は、被
削材からの切屑を取り扱い易い小さなコイル状のものと
し、これらコイル状の切屑を工具ホルダ或はマシンタレ
ットに当接させ、その結果としてこれら切り屑を被削材
から遠ざかる方向に流れるようにする。切削用インサー
トは両勝手とし、これにより、２方向での旋削及び倣い
削りに対する使用が可能である。切削用インサートは、
要求される精密な許容誤差を維持するべく研削すべきで
あるが、研削中の僅かな不整合が加工性能に悪影響を及
ぼすことは無い。なぜならチップブレーカ及び切削用ラ
ンドが型押しされ、斯くして切れ刃から底部にかけての
一貫性があるからである。
半径の小さい切削用インサートであって、切屑溝を型押
しした設計形状を有し、該型押しされた切屑溝が、狭幅
の切削用ランドが、正の剪断角を有する鋭角の楔状表面
とその内側に於て隣り合ってなる切削用インサートを提
供してなるノーズ半径の小さい切削用インサートが提供
される。小さいノーズ半径と狭幅の切削用ランドとの組
み合わせが半径方向力を減少させ、良好な表面仕上げ及
び接近した部品許容誤差を要求される高温合金材料の加
工時の発熱量を減少させる。推奨用途には、低カーボン
スチール、ステンレススチール及び高温合金材料の、低
乃至中速の切削速度に於ける、極めて浅い切込深さ及び
極めて遅い送り速度での旋削、倣い削りが含まれる。一
定の切削用ランドが、コーナー半径部と、インサートの
胴部の、この切削用ランドと隣接する側面に於ける逃げ
面に沿っての切れ刃の一体性を維持する。切屑溝は、被
削材からの切屑を取り扱い易い小さなコイル状のものと
し、これらコイル状の切屑を工具ホルダ或はマシンタレ
ットに当接させ、その結果としてこれら切り屑を被削材
から遠ざかる方向に流れるようにする。切削用インサー
トは両勝手とし、これにより、２方向での旋削及び倣い
削りに対する使用が可能である。切削用インサートは、
要求される精密な許容誤差を維持するべく研削すべきで
あるが、研削中の僅かな不整合が加工性能に悪影響を及
ぼすことは無い。なぜならチップブレーカ及び切削用ラ
ンドが型押しされ、斯くして切れ刃から底部にかけての
一貫性があるからである。
【０００５】従って、本発明は、ノーズ半径部から切削
用インサートの隣り合う両側面に沿って伸延する切れ刃
を有し、この切れ刃の内側に隣り合う楔状表面が２重の
正の剪断角度を有してなる切削用ランドを提供すること
を特徴とする。すくい面での楔状表面における正の剪断
角が半径方向力を分散して小さくし、被削材からの切屑
をチップブレーカ部分の中心部に向けて配向し且つ折り
曲げそして被削材から遠ざけてのチップブレークの開始
を助長する。楔状表面どうしが交差する位置でノーズ半
径が複合されることで、切削用インサートの、極めて遅
い送り速度及び切削深さの極めて浅い軽切削時における
切屑制御性が最大化される。
用インサートの隣り合う両側面に沿って伸延する切れ刃
を有し、この切れ刃の内側に隣り合う楔状表面が２重の
正の剪断角度を有してなる切削用ランドを提供すること
を特徴とする。すくい面での楔状表面における正の剪断
角が半径方向力を分散して小さくし、被削材からの切屑
をチップブレーカ部分の中心部に向けて配向し且つ折り
曲げそして被削材から遠ざけてのチップブレークの開始
を助長する。楔状表面どうしが交差する位置でノーズ半
径が複合されることで、切削用インサートの、極めて遅
い送り速度及び切削深さの極めて浅い軽切削時における
切屑制御性が最大化される。
【０００６】本発明の他の特徴は、切れ刃と切削用ラン
ドとが、ノーズ半径部の中心位置から隣り合う各側面に
沿って切屑溝の底部に浅い角度で降下する角度を画定
し、これが、切れ刃の高さを一定状態で減少させること
である。ノーズ半径部の中心線が、被削材から除去され
る切屑を剪断する位置であることから、この一定状態で
高さの減ずる切れ刃が、この部分で切屑を被削材から反
らして後方に遠ざけ、それにより切屑制御性を助長す
る。
ドとが、ノーズ半径部の中心位置から隣り合う各側面に
沿って切屑溝の底部に浅い角度で降下する角度を画定
し、これが、切れ刃の高さを一定状態で減少させること
である。ノーズ半径部の中心線が、被削材から除去され
る切屑を剪断する位置であることから、この一定状態で
高さの減ずる切れ刃が、この部分で切屑を被削材から反
らして後方に遠ざけ、それにより切屑制御性を助長す
る。
【０００７】本発明の他の特徴は、切削用インサートの
頂部の平坦部から切れ刃のノーズ位置での下方部分にか
けて実質的な高さの差或はデルタ形状の落ち込みが存在
することである。切屑溝の底部位置はノーズよりも低い
ので、この切屑溝の平坦な底部から切削用インサートの
頂部の平坦部までの高さはもっと高くなっている。これ
が、すくい面での楔状表面の正の剪断角と相俟って、切
屑を被削材から遠ざける方向に流動させると共に切屑制
御を助成する。本発明の多面構成の切屑溝は、送り及び
切り込み深さの共に小さい軽切削中に、切屑が切屑溝の
後方縁部を摺動しつつ通過してしまうのを防止する。
頂部の平坦部から切れ刃のノーズ位置での下方部分にか
けて実質的な高さの差或はデルタ形状の落ち込みが存在
することである。切屑溝の底部位置はノーズよりも低い
ので、この切屑溝の平坦な底部から切削用インサートの
頂部の平坦部までの高さはもっと高くなっている。これ
が、すくい面での楔状表面の正の剪断角と相俟って、切
屑を被削材から遠ざける方向に流動させると共に切屑制
御を助成する。本発明の多面構成の切屑溝は、送り及び
切り込み深さの共に小さい軽切削中に、切屑が切屑溝の
後方縁部を摺動しつつ通過してしまうのを防止する。
【０００８】本発明の他の特徴は、チップブレーカ表面
が、切削用インサートのノーズと整合する中央リッジか
ら上方且つ後方に角度付けされそれが、切屑を被削材か
ら遠ざけるための配向を助成することである。チップブ
レーカ表面を平坦とし、前記リッジから上方且つ後方に
傾斜させるのが好ましい。この２つの方向に角度付けさ
れたチップブレーカ表面はＶ字状の入射角を形成し、こ
れが、切屑を切屑溝の中心から外側縁部に向けて上昇さ
せ且つ遠ざけるためのチップブレーク能力を増大させ
る。この設計形状が、交差する各表面の画定するリッジ
を、色々の具体例に於てノーズ半径部に接近させ或は遠
ざける方向に移動し、様々な用途及び切り込み深さを収
受出来るように変更するための融通性を提供する。こう
した変更は、切屑溝の所望の長さを維持するために切削
用インサートの各側面に沿った切れ刃長さを変更せずに
実施することを可能とする。
が、切削用インサートのノーズと整合する中央リッジか
ら上方且つ後方に角度付けされそれが、切屑を被削材か
ら遠ざけるための配向を助成することである。チップブ
レーカ表面を平坦とし、前記リッジから上方且つ後方に
傾斜させるのが好ましい。この２つの方向に角度付けさ
れたチップブレーカ表面はＶ字状の入射角を形成し、こ
れが、切屑を切屑溝の中心から外側縁部に向けて上昇さ
せ且つ遠ざけるためのチップブレーク能力を増大させ
る。この設計形状が、交差する各表面の画定するリッジ
を、色々の具体例に於てノーズ半径部に接近させ或は遠
ざける方向に移動し、様々な用途及び切り込み深さを収
受出来るように変更するための融通性を提供する。こう
した変更は、切屑溝の所望の長さを維持するために切削
用インサートの各側面に沿った切れ刃長さを変更せずに
実施することを可能とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】図面を参照して詳細を説明する
に、番号１０が、割出し自在の切削用インサートを全体
的に示している。この切削用インサートは低カーボンス
チール、ステンレススチールそして高温合金材料を、低
速乃至中速の切削速度、浅い切り込み深さ、そして遅い
送り速度で旋削及び倣い削りするために使用されるもの
である。図１から４に例示するように、切削用インサー
ト１０はその胴部１２が全体的に多角形であり、周囲壁
１８がこの胴部１２の上面１４及び底面１６を連結して
いる。周囲表面１８は全体が菱形とされ、その４つの側
面２０、２２、２４、２６が、半径を有する４つのコー
ナー部２８、３０、３２、３４によって連結されてい
る。この切削用インサートを工具ホルダ或いはマシンタ
レットに装着するための中心開口部３６が、切削用イン
サートを貫いて形成される。
に、番号１０が、割出し自在の切削用インサートを全体
的に示している。この切削用インサートは低カーボンス
チール、ステンレススチールそして高温合金材料を、低
速乃至中速の切削速度、浅い切り込み深さ、そして遅い
送り速度で旋削及び倣い削りするために使用されるもの
である。図１から４に例示するように、切削用インサー
ト１０はその胴部１２が全体的に多角形であり、周囲壁
１８がこの胴部１２の上面１４及び底面１６を連結して
いる。周囲表面１８は全体が菱形とされ、その４つの側
面２０、２２、２４、２６が、半径を有する４つのコー
ナー部２８、３０、３２、３４によって連結されてい
る。この切削用インサートを工具ホルダ或いはマシンタ
レットに装着するための中心開口部３６が、切削用イン
サートを貫いて形成される。
【００１０】相対するコーナー部２８、３２が、菱形に
おける鋭角のコーナー部を構成する。これらのコーナー
部２８、３２の位置では、コーナー部と、隣接する周囲
壁の側面とが上面１４と共に一対の第１の交差部を形成
し、この第１の交差部が切れ刃３８を画定する。切れ刃
３８の各々は、半径付けされたコーナー部の位置にノー
ズ４０を有している。上面１４が、各切れ刃３８の内側
に隣り合う部分に狭幅の切削用ランド４２を画定する。
この切削用ランド４２は、全体的に上向きのフェーシン
グ表面を有し且つ、各々のノーズ４０から胴部の隣り合
う側面の各々に沿って所定距離、下方に向けて浅い角度
で傾斜する。上面１４には、切削用ランド４２から内側
方向に向けて伸延する切り屑溝もまた形成される。この
切り屑溝は、全体的に三角形の、左右一対の楔状表面４
４、４６と、全体的に三角形の、同一平面上の左右一対
のセクション４８、５０にして、共通の仮想基底部５２
によって連結された一対のセクション４８、５０によっ
て形成される平坦な床部とを具備する。
おける鋭角のコーナー部を構成する。これらのコーナー
部２８、３２の位置では、コーナー部と、隣接する周囲
壁の側面とが上面１４と共に一対の第１の交差部を形成
し、この第１の交差部が切れ刃３８を画定する。切れ刃
３８の各々は、半径付けされたコーナー部の位置にノー
ズ４０を有している。上面１４が、各切れ刃３８の内側
に隣り合う部分に狭幅の切削用ランド４２を画定する。
この切削用ランド４２は、全体的に上向きのフェーシン
グ表面を有し且つ、各々のノーズ４０から胴部の隣り合
う側面の各々に沿って所定距離、下方に向けて浅い角度
で傾斜する。上面１４には、切削用ランド４２から内側
方向に向けて伸延する切り屑溝もまた形成される。この
切り屑溝は、全体的に三角形の、左右一対の楔状表面４
４、４６と、全体的に三角形の、同一平面上の左右一対
のセクション４８、５０にして、共通の仮想基底部５２
によって連結された一対のセクション４８、５０によっ
て形成される平坦な床部とを具備する。
【００１１】左右一対の楔状表面４４、４６は各々、切
削用インサートの関連する側面に隣り合う切削用ランド
４２に於ける内側縁部から、平坦な床部のセクション４
８、５０に向けて正の剪断角でもって下方に傾斜し、ま
た、小さい半径混合部５８として形成された第２の交差
部に向けて下方に傾斜し、この第２の交差部で相互に交
差する。この半径混合部５８は関連するノーズ４０と整
合し、隣接する側面２０、２２或いは２４、２６を２分
割する。チップブレーカ表面５４、５６が、各々、平坦
な床部の関連する側のセクションから上方に向けて傾斜
し、これらのチップブレーカ表面を連結するリッジ６０
からは横方向に向けて後退する。このリッジ６０は上昇
方向に於て半径混合部５８と整合している。チップブレ
ーカ表面５４、５６は上方に伸延し、胴部の、切れ刃３
８よりも実質的に高い位置にある上面の平坦部６２に達
する。
削用インサートの関連する側面に隣り合う切削用ランド
４２に於ける内側縁部から、平坦な床部のセクション４
８、５０に向けて正の剪断角でもって下方に傾斜し、ま
た、小さい半径混合部５８として形成された第２の交差
部に向けて下方に傾斜し、この第２の交差部で相互に交
差する。この半径混合部５８は関連するノーズ４０と整
合し、隣接する側面２０、２２或いは２４、２６を２分
割する。チップブレーカ表面５４、５６が、各々、平坦
な床部の関連する側のセクションから上方に向けて傾斜
し、これらのチップブレーカ表面を連結するリッジ６０
からは横方向に向けて後退する。このリッジ６０は上昇
方向に於て半径混合部５８と整合している。チップブレ
ーカ表面５４、５６は上方に伸延し、胴部の、切れ刃３
８よりも実質的に高い位置にある上面の平坦部６２に達
する。
【００１２】チップブレーカ表面５４、５６はその低い
方の縁部が、やはり小さい半径混合部６４、６６として
形成された第３及び第４の各交差部で、平坦な床部のセ
クション４８、５０の夫々と連結する。これらの半径混
合部６４、６６はリッジ６０の（平坦な床部位置での）
基底部から外側に向けて曲折し、胴部の側面の、切れ刃
３８の夫々の外側端部の位置に至る。平坦な床部のセク
ション４８、５０は、半径混合部６８、７０として夫々
形成された第５及び第６の交差部で、楔状表面の相当す
るセクション４４、４６とも連結する。これらの第５及
び第６の交差部は、第２の交差部から相互に反対の角度
でもって、夫々の切削用ランドの縁部へと伸延する。切
れ刃３８と、関連する切削用ランド４２とを、約１０乃
至１５度の角度範囲に於ける共通の角度で、ノーズ４０
から、これらの切れ刃３８と関連する切削用ランド４２
との遠方の端部に向けて下向きに傾斜させるのが好まし
い。例示具体例ではこの角度は約１３度である。この角
度は、小さい半径方向力及び発熱量、そして長い工具寿
命と切り屑制御における望ましい状況を提供するべく選
択された。半径混合部５０、５６、５８もまた、約０．
００５乃至０．０５０インチ（約０．１２７ｍｍ乃至約
１．２７ｍｍ）或いは好ましくは約０．０１０インチ
（約０．２５４ｍｍ）の半径範囲内の半径によって好適
に形成された。
方の縁部が、やはり小さい半径混合部６４、６６として
形成された第３及び第４の各交差部で、平坦な床部のセ
クション４８、５０の夫々と連結する。これらの半径混
合部６４、６６はリッジ６０の（平坦な床部位置での）
基底部から外側に向けて曲折し、胴部の側面の、切れ刃
３８の夫々の外側端部の位置に至る。平坦な床部のセク
ション４８、５０は、半径混合部６８、７０として夫々
形成された第５及び第６の交差部で、楔状表面の相当す
るセクション４４、４６とも連結する。これらの第５及
び第６の交差部は、第２の交差部から相互に反対の角度
でもって、夫々の切削用ランドの縁部へと伸延する。切
れ刃３８と、関連する切削用ランド４２とを、約１０乃
至１５度の角度範囲に於ける共通の角度で、ノーズ４０
から、これらの切れ刃３８と関連する切削用ランド４２
との遠方の端部に向けて下向きに傾斜させるのが好まし
い。例示具体例ではこの角度は約１３度である。この角
度は、小さい半径方向力及び発熱量、そして長い工具寿
命と切り屑制御における望ましい状況を提供するべく選
択された。半径混合部５０、５６、５８もまた、約０．
００５乃至０．０５０インチ（約０．１２７ｍｍ乃至約
１．２７ｍｍ）或いは好ましくは約０．０１０インチ
（約０．２５４ｍｍ）の半径範囲内の半径によって好適
に形成された。
【００１３】チップブレーカ表面５４、５６は図示され
るように平坦であり、リッジ６０から、切削用インサー
トに於ける隣接する側面に向けて外側且つ後方に曲折さ
れる。チップブレーカ表面５４、５６は半径混合部６
４、６６から、切削用インサートの上面１４の最も高い
部分を形成するところの平坦部６２に向けて上方にも傾
斜される。例示具体例ではリッジ６０は、平坦な床部の
平行な各平面から約４７度の角度で平坦部６２に向けて
上方に傾斜している。チップブレーカ表面５４、５６が
平坦な床部と為す角度も、これらチップブレーカ表面５
４、５６とリッジとの交差角度から見て同様に急角度で
ある。これらの角度を、チップブレーカ表面の角度Ｖを
変更したい場合に変更することが出来ることは言うまで
も無い。例示具体例の様々な寸法変更もまた、本発明に
従う切削用インサートを適用し得るところの材料、速度
及び切削の変更に好適な様に変更することが可能であ
る。以上本発明を具体例を参照して説明したが、本発明
の内で種々の変更をなし得ることを銘記されたい。
るように平坦であり、リッジ６０から、切削用インサー
トに於ける隣接する側面に向けて外側且つ後方に曲折さ
れる。チップブレーカ表面５４、５６は半径混合部６
４、６６から、切削用インサートの上面１４の最も高い
部分を形成するところの平坦部６２に向けて上方にも傾
斜される。例示具体例ではリッジ６０は、平坦な床部の
平行な各平面から約４７度の角度で平坦部６２に向けて
上方に傾斜している。チップブレーカ表面５４、５６が
平坦な床部と為す角度も、これらチップブレーカ表面５
４、５６とリッジとの交差角度から見て同様に急角度で
ある。これらの角度を、チップブレーカ表面の角度Ｖを
変更したい場合に変更することが出来ることは言うまで
も無い。例示具体例の様々な寸法変更もまた、本発明に
従う切削用インサートを適用し得るところの材料、速度
及び切削の変更に好適な様に変更することが可能であ
る。以上本発明を具体例を参照して説明したが、本発明
の内で種々の変更をなし得ることを銘記されたい。
【００１４】
【発明の効果】スロウアゥエイ型で、送り及び切削深さ
の極めて小さい軽切削での切屑制御性の有る切屑溝を有
し、薄肉部材の加工時の部分的歪みを排除し且つ良好な
切屑制御を提供する、ノーズ半径部の小さい新規な切削
用インサートが提供される。
の極めて小さい軽切削での切屑制御性の有る切屑溝を有
し、薄肉部材の加工時の部分的歪みを排除し且つ良好な
切屑制御を提供する、ノーズ半径部の小さい新規な切削
用インサートが提供される。
【図１】本発明に従う切削用インサートの斜視図であ
る。
る。
【図２】図１の切削用インサートの平面図である。
【図３】図２を３−３で切断して示す切れ刃のノーズの
断面図である。
断面図である。
【図４】図２を線４−４で切断して示す切れ刃の断面図
である。
である。
１０ 切削用インサート １２ 胴部 １４ 上面 １６ 底面 １８ 周囲壁 ２０、２２、２４、２６ 側面 ２８、３０、３２、３４ コーナー部 ３６ 中心開口部 ３８ 切れ刃 ４０ ノーズ ４２ 切削用ランド ４４、４６ 楔状表面 ５２ 仮想の共通基底部 ５４、５６ チップブレーカ表面 ５８、６８、７０ 半径混合部 ６２ 平坦部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・パッタソン アメリカ合衆国ミシガン州ヘイゼル・パー ク、イースト・ガーフィールド912
Claims (12)
- 【請求項１】 割出し自在の切削用インサートであっ
て、 側面及びコーナー部を具備する周囲壁によって連結され
てなる上面及び底面を含み、全体的に多角形の胴部にし
て、前記コーナー部の少なくとも１つが半径を有し且つ
前記上面との第１の交差部に於て、隣接する側面と共に
切れ刃を画定し、該切れ刃が、前記半径を有するコーナ
ー部にノーズを形成し且つ隣接する各側面に沿って限定
距離伸延してなる胴部と、 前記切れ刃に隣り合う切削用ランドにして、該切削用ラ
ンドと前記切れ刃とが、前記ノーズから前記隣接する各
側面に沿って浅い角度で下方に向けて傾斜されてなる切
削用ランドと、 前記上面に形成され前記切削用ランドから内側方向に伸
延してなる切り屑溝にして、全体的に三角形の一対の楔
状表面を含み、該楔状表面が各々正の剪断角度を有し、
前記楔状表面が、前記切削用ランドから内側に向けて傾
斜され且つ、ノーズと整列し且つ隣り合う側面を２分割
する第２の交差部に向けて、前記側面に沿って相互に下
方に向けて傾斜され、平坦な床部が前記楔状表面と内側
方向に於て隣接し、一対のチップブレーカ表面が、平坦
な床部から上方に向けて各々傾斜され、また該一対のチ
ップブレーカ表面が、これらチップブレーカ表面を連結
し且つ前記第２の交差部と上向き方向に於て整列してな
るリッジからは後方に向けて傾斜され、前記胴部の上面
の、切れ刃よりも位置的に高い平坦部に向けて上方に伸
延され、前記一対のチップブレーカ表面の下方部分が第
３及び第４の交差部の位置で前記平坦な床部と連結し、
該第３及び第４の交差部がリッジの基底部から各切れ刃
の端部付近の側面に向けて外側方向に曲折してなる切り
屑溝とから構成される切削用インサート。 - 【請求項２】 平坦な床部が、同一平面上の、全体的に
三角形の一対のセクションから形成され、該一対のセク
ションが、第２の交差部及びリッジと垂直方向に於て整
列してなる共通の仮想基底部の位置で連結され、前記一
対のセクションが、第３の交差部及び第４の交差部によ
り境界付けされ、また相当する各１つの楔状表面と第５
の交差部及び第６の交差部を形成し、該第５の交差部及
び第６の交差部が、前記第２の交差部から夫々の切削用
ランドの端部付近へと相互に反対の角度に於て伸延して
なる請求項１の切削用インサート。 - 【請求項３】 楔状表面が、共通の剪断角度に於て下方
に向けて傾斜してなる請求項２の切削用インサート。 - 【請求項４】 楔状表面の共通の剪断角度が２５乃至４
５度の間の角度である請求項３の切削用インサート。 - 【請求項５】 楔状表面の共通の剪断角度が３５度であ
る請求項３の切削用インサート。 - 【請求項６】 第１乃至６の各交差部が半径混合部を含
んでなる請求項１の切削用インサート。 - 【請求項７】 半径混合部の半径が、０．００５乃至
０．０５インチ（約０．１２７ｍｍ乃至約１．２７ｍ
ｍ）の範囲内にある請求項１の切削用インサート。 - 【請求項８】 半径混合部の半径が約０．０１０インチ
（約０．２５４ｍｍ）である請求項１の切削用インサー
ト。 - 【請求項９】 チップブレーカ表面が、チップブレーカ
表面を連結するリッジの位置でノーズに最も接近し、該
ノーズに最も接近する位置から該ノーズに隣接する側面
に向けて外側に曲折されてなる請求項１の切削用インサ
ート。 - 【請求項１０】 チップブレーカ表面が平坦な表面によ
り画定されてなる請求項９の切削用インサート。 - 【請求項１１】 各チップブレーカ表面の上方に向かう
傾斜が等しく且つ一定である請求項１０の切削用インサ
ート。 - 【請求項１２】 胴部が、対向する鋭角のコーナー部を
有してなる全体的に菱形形状を有し、各コーナー部が半
径を有し且つ切れ刃を画定し、切削用ランド及び関連す
る切り屑溝の一方が、前記鋭角のコーナー部の各々に隣
り合って形成されてなる請求項１の切削用インサート。
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