JPH0852344A - 勾配ゲルを形成する配合装置 - Google Patents

勾配ゲルを形成する配合装置

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JPH0852344A
JPH0852344A JP7103824A JP10382495A JPH0852344A JP H0852344 A JPH0852344 A JP H0852344A JP 7103824 A JP7103824 A JP 7103824A JP 10382495 A JP10382495 A JP 10382495A JP H0852344 A JPH0852344 A JP H0852344A
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cams
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実験室で使用可能でありかつ移動部分が少な
く、更に信頼性が高く正確であり、かつ一つのゲルから
次のゲルを再生可能な簡単な装置を提供する。 【構成】 電気泳動の勾配ゲルは、同期して回転するカ
ム31、32を備えた支持台12に一対の注入器21、
22が配置された装置により製造される。カムと係合す
るカムの従動部33、34は、注入器のバレル23、2
4と接合され、カムの回転の際、各カムの従動部によっ
て、各カムの螺旋状路は、各注入器から放出される容積
の速度に変換される。注入器からの放出物が、共通の流
れに配合されかつ固化を行うゲルの収容部に直結される
場合、カムによって設定された割合で配合物中の勾配又
は他の変動部が得られる。勾配又は他の変動部は、カム
の曲線により決定され、かつカムの回転速度及びその回
転の一様性に依存しない。この装置は、高精度及び高い
再生性を備えた手動操作の装置として設計される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気泳動に関連して使
用される装置に関わり、詳細には、電気泳動過程で使用
される勾配ゲルを形成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気泳動は、高分子の混合物が、蛋白
質、核酸、炭水化物又は他の種類であるかを分析するた
めに生物工学の実験室で最も幅広く使用される技術の一
つである。多くの電気泳動処理では分離媒体としてゲル
が使用される。多くの場合では、勾配ゲルの使用によっ
て、より大きな感度、範囲及び可転性が達成される。ゲ
ルの特性値は、ゲルの一つ以上の軸に沿った距離と共に
変えられる。高分子量の種類は、互いに分離するために
比較的高いゲルの細孔性を必要とし、低分子量の種類
は、比較的低いゲルの細孔性を必要とするため、例え
ば、細孔勾配部は、分子量が幅広い範囲にわたる多くの
構成要素の混合物の分離に有益である。特にゲルがDN
A連鎖のための核酸の分離に使用される場合、変性剤を
有するゲルに、変性剤の濃度勾配がしばしば形成され
る。
【0003】勾配部は、毛細管又は管状ゲル及びスラブ
ゲルに有益である。スラブゲルでは、勾配部は、泳動方
向に平行又は垂直が可能であり、共に有益な結果が得ら
れる。例えば、電気泳動の方向に垂直な変性剤の勾配部
は、突然変異による遺伝子と野性型の遺伝子とを区別す
るための核酸の分離に有益である。分離方向と平行な変
性剤の勾配部は、一定のゲルで分離が行われる第一の段
階に続く二次元の分離の第二段階として、しばしば使用
される。非直線の勾配部が時々使用されるが、直線の勾
配部が最もよく使用される。段階式の勾配部も有益であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】二つの混合物の源部の
間の濃度のゲルの形成に使用され、時間と共に変化する
割合で二つの混合物の源部からの収集に使用される、ゲ
ルモノマー及び他の要素の分配により、勾配部は形成可
能である。細孔勾配部のために、二つの混合物の源部
は、一つが使用される場合は架橋剤の、両方が使用され
る場合はゲルモノマー及び架橋剤の濃度が変化する。変
性剤の勾配部のために、混合物の源部は、変性剤の濃度
が変化する。方法は、大体において簡単であるが、精度
と再生性の程度を高くするのは困難である。特に、実験
室で即座に使用される勾配ゲルを製造する実験室の専門
技術者にとって、実験室で使用可能でありかつ移動部分
が少なく、更に信頼性が高く正確であり、かつ一つのゲ
ルから次のゲルを再生可能な簡単な装置が必要である。
【0005】本発明は、従来技術の勾配形成装置に関す
るこれら及びその他の問題を扱う。
【0006】
【課題を解決するための手段】二つの注入器のプランジ
ャの移動量を制御するために、カムを使用した装置が発
明される。その独特な装置は、カム形状を設定する方法
により容積率を変化させて注入器から流動体を放出させ
る。注入器から放出された流動体は、ゲルの収容部の
管、毛細管又はスラブの空間内に直接供給されるため
に、共通の流れに配合される。その結果、収容部内に勾
配ゲルが製造される。
【0007】カム及び注入器のバレルは支持台に配置さ
れ、移動可能なリンク機構はカムと注入器を結合する。
カムは、カムの回転運動を注入器の直線運動に変換する
螺旋状路を示す。螺旋状路は各注入器に対して異なり、
その結果プランジャは異なる速度で押し下げられる。更
に、注入器のバレルが同サイズなため、注入器から発生
する容積流量は異なり、容積率は変化する。容積率の変
化の曲線、つまり放出される流動体の総量の関数として
の変化量は、カムの形状によって決定され、更にいかな
る曲線も、適切な形状にされたカムによって達成可能で
ある。それゆえ曲線は、直線の勾配、又は双曲線、指数
曲線又はS形状の曲線のような非直線の滑らかな曲線の
勾配が可能である。又、曲線は、増加又は減少する一つ
以上の段階を有しかつ段階の間の割合が変化している又
は一定の分割された曲線、又はこれらの組合せが可能で
ある。ここでは“螺旋状路”という表現は、カムの回転
によってカムの回転軸から螺旋状路までの距離が単調減
少する任意の構成を示すものとして使用される。カムの
回転中、注入器のプランジャはバレル内を移動している
か停止している。
【0008】カムの回転によって得られる容積率の曲線
は、回転速度に独立しており、かつ回転が一定か可変か
に依存しない。従って、カムは制御された動力源又は手
動のいずれかによって回転可能であり、同等に効果的な
結果がもたらされる。カムは一枚のホイール又は別々の
ホイールに配置可能であり、それらのホイールは一緒に
操作され、ユニットとして又は前もって決定されたギヤ
比の歯車列を通じて結合されて回転される。特に同期し
た回転を保証する便利な手段として、カムは、好適には
手動で回転させるために装置に配置された、共通のディ
スク又はホイールの反対側の面に形成される。各カム
は、ディスク表面の肩部、ディスク表面から突出する端
部、又はディスク表面に刻まれた溝であることが可能で
ある。
【0009】各螺旋状路は、少なくともカムが回転する
360°の全域に渡っており、カム上に螺旋状路は形成
され、多くの場合、カムは360°回転する。螺旋は、
重なって、360°を越えることも可能であり、カムが
一周期回転されるまで、プランジャは注入器のバレルに
対して内側に移動し続ける。
【0010】本発明の好適な実施例に含まれる更なる特
徴は、配置されたカムの従動部が、カムの回転運動を注
入器のプランジャの直線運動に変換することと、カムの
従動部の案内が、カムの従動部の移動を支持台及び台に
配置されたバレルに対して直線的な運動に限定すること
である。他の特徴は、支持台に注入器のバレルを配置す
る位置を選択できることであり、各配置位置によって、
カムはプランジャの異なる移動範囲をもたらすことが可
能である。カムの同一の回転角度によって、異なる距離
だけプランジャを直線に移動させることが可能になる。
これは、製造される勾配部を制御又は変化させる手段と
して有益である。又異なる大きさのゲルを準備する装置
に適用される。
【0011】本発明の更なる特徴、実施例及び効果は、
以下の説明から明らかである。
【0012】
【実施例】本発明の範囲は幅広く、実施例の範囲は幅広
く想定可能であるが、本発明の好適な解釈、構成要素、
操作及び相互作用は、本発明によって構成される一つの
装置を詳細に検査することによって得ることが可能であ
る。この装置は、図で説明されかつ以下論じられる。
【0013】図1は、勾配形成装置11の斜視図であ
る。この装置は、主要な水平台13と、水平台13に垂
直でありかつ互いに平行に配置された二枚の支板14、
15とを有する支持台12を具備する。カムディスク1
6は、二枚の支板に配置され、中央を通る軸によってそ
れらの間に位置決めされる。ディスクは回転自在にされ
る。支板14、15及びディスク16の位置の関連は、
図2の断面図に示される。ディスクの軸17も示され
る。
【0014】二枚の支板14、15には更に一対の注入
器21、22が配置され、各注入器は、二枚の支板のそ
れぞれ外側表面に配置される。注入器にはバレル23、
24が配置され、バレルはバレルのクランプ25、26
によって支板に締結される。図1では、バレルのクラン
プ26だけが見られる。注入器のプランジャ27、28
(図1ではプランジャ28が見られる)は、バレル内を
移動可能である。プランジャの動きは、カムディスク1
6の回転によって調節される。
【0015】カムディスク16を二つの注入器のプラン
ジャのそれぞれに結合するリンク機構は、以下のもので
構成される。 a)カムディスクの表面のそれぞれに配置される二つの
螺旋状の溝31、32 b)カムの従動部として機能する、溝の内側に隙間ばめ
された(図2に見られる)ペグ33、34 c)回転軸37、38の位置で二つの支板14、15の
それぞれの外側表面に回転可能にそれぞれ配置され、裏
側にペグが配置される二つのレバー35、36 d)レバーに摺動可能に配置され、プランジャの外側端
部を固定するプランジャの端部のクランプ39、40
【0016】カムディスク16は、ディスクのリムを備
え、支持台の二つの支板14、15の間に配置される。
更に、ディスクは露呈されているので、使用者が手で回
転させることが可能である。(図1の)矢印41方向に
ディスクが回転される際、ディスクのそれぞれの面の螺
旋状の溝31、32は同一方向に回転し、ペグ33、3
4はディスクの外側に移動される。ペグの動作により、
レバー35、36は矢印42の方向に回転される。レバ
ーの回転により、プランジャの端部のクランプ39、4
0及びプランジャ27、28は矢印43の方向に移動さ
れる。ペグ33、34は、支持台14、15の水平の隙
間44、45を通じて延長する。隙間によってペグは溝
31、32に達し、更に隙間はペグの移動の案内として
機能し、ペグがディスクの半径方向を水平に直線移動す
るように制限する。
【0017】ディスクの溝の形状は、ディスクの二つの
面をそれぞれ表す図3(a)及び(b)に示される。デ
ィスクのリム51には、刻みが施されるか、滑らないよ
うに使用者の手で容易に把持されるような輪郭が形成さ
れている。
【0018】このディスクのカムは、溝31、32であ
る。上記例と異なる他の例としては、カムは、ディスク
表面の肩部又は張出部が可能である。肩部のカムに相当
するカムの従動部は、レバーの裏面に配置されるペグ又
はローラが可能である。同様に、張出部のカムに相当す
るカムの従動部は、レバーの裏面に配置される、溝の端
部を備えた突起が可能である。当業者ならば即座に明ら
かなように、類似の方法で機能する他の様々な構成要素
及び形態でも、代替されて同一又は同様の効果を得るこ
とが可能である。
【0019】ディスクの中央部54に最も近い、螺旋状
の溝の端部52、53は、カムの従動部の開始位置を表
す。ディスクが回転すると、各カムの従動部は半径方向
外側に移動し、注入器のプランジャはバレルに嵌入され
る。二つの溝の曲率の違いによって、注入器のプランジ
ャの嵌入量が異なり、更に注入器から放出される特有の
容積率が得られる。これらの図の溝は共に滑らかな曲線
であり、つまりディスクの中心からの溝までの距離の変
化は共に、一定又は滑らかに増加又は減少する。そのた
め、等速に又は速度を変えて滑らかにプランジャは嵌入
し、結果として生じるゲルに滑らかな曲線の勾配部を製
造する。その勾配部は、直線又は非直線が可能である。
一つの螺旋曲線に一つ以上の曲率の鋭い変化部分がある
場合、つまり、ディスクの中心からの溝までの距離の変
化率が段階的に変化する場合、段階的に増加するゲルの
配合物が達成される。
【0020】図4(a)、(b)及び(c)の三つの図
に示されるレバー36は、外側表面の保持溝61を有
し、(次図に示されかつ後述される)プランジャの端部
のクランプの突起を収容し、その結果、突起はレバーに
沿って摺動される。保持溝61は開口部を有し、その開
口部は狭く、プランジャの端部のクランプと溝との係合
がはずれるのを防止する。
【0021】カムの従動部であるペグ34は、保持溝の
裏側のレバーの表面に付設される。支点部分にレバーは
隙間62を有し、ボルトによりレバーと支持台が結合可
能である。隙間62は、レバー36の長手軸に平行であ
る。ペグは、レバーに対して不動であり、かつ(図1及
び図2の)支持台の水平の隙間45によって支持台に対
して直線に移動するように拘束される。レバーは鉛直面
から(図1の矢印42方向に)回転され、レバーの回転
軸38は下方に摺動する。隙間62はこの摺動動作に適
応し、レバーは回転可能になる。
【0022】図5(a)及び(b)は、プランジャの端
部のクランプ40の一つを詳細に示す。端部のクランプ
の保持溝66は、摺動による係合によって注入器のプラ
ンジャの端部のフランジを収容する。クランプねじ67
は、各側の保持溝66の内側の保持用肩部68、69に
抗して端部のフランジを押圧し、端部のクランプとプラ
ンジャを締結する。端部のクランプの裏面から突出する
ノブ70は、(図4(a)及び(c))のレバー36の
外側表面の保持用溝61の内側に嵌合し、溝に沿って摺
動する。例えば(上記突起の)さらねじの頭のように、
ノブの直径は広がっており、レバーの保持用溝61の断
面と一致し、係合がはずれるのを防止する。
【0023】図6には、二つのバレルのクランプ25、
26の側面図が示される。各クランプの平行な棚状突起
75、76は凹部77を形成する。それぞれ一部分がス
リーブ78に包囲される注入器のバレル23、24は凹
部に配置され、締結ねじ80によってスリーブ及び注入
器は適切に締結される。スリーブ78によって締結ねじ
80の圧力は、注入器のバレルの広い領域に分配され
る。バレルのクランプ26は、クランプねじ81によっ
て支板14、15に締結される。クランプねじ81は、
支板の開口部を貫通し、支板間のねじ切りされたスペー
サ83の両端部と係合し、支板間の距離が維持される
間、スペーサはクランプを保持する。
【0024】図1に見られるように、バレルのクランプ
を支板に締結するためにクランプねじが貫通して延長す
る開口部は、概略支板の全長に及ぶ、延長された隙間8
2である。この隙間は、直線であるが、水平の隙間45
に対して鋭角をなす。水平の隙間45によってカムの従
動部の移動方向が決定される。バレルのクランプ26
は、この傾斜した隙間82に沿って任意の位置で支持台
に締結される。バレルのクランプによってバレル24が
水平位置に維持される間、プランジャの端部のクランプ
40は、レバー36に沿ってバレルのクランプと同じ高
さまで移動し、注入器のプランジャ及びバレルを水平な
列に維持する。プランジャの端部のクランプ40が移動
する直線距離の範囲は、プランジャの長手方向に沿った
クランプの位置によって変化する。カムの従動部である
ペグ34はレバーに保持され、カムの回転によって移動
する範囲は、注入器のバレルの垂直方向の位置によら
ず、一定である。水平の隙間45の一端から他端までの
ペグ34の全移動は、注入器の高さに依存して、プラン
ジャの可変な移動距離に変換される。この方法で、操作
者は、支持台の適切な高さに注入器を配置する(つま
り、バレルのクランプを締結する)ことによって、カム
ディスク16の一回転により各注入器から放出される液
体の総量を簡単に選択することが可能である。目盛り8
4によって、操作者は注入器から放出される総量とバレ
ルのクランプの位置を相関させることができる。
【0025】カムディスクが一回転する際に、放出され
る液体の総量を変える他の方法は、容量が異なる他の注
入器に交換することによって達成される。異なるバレル
のクランプに交換せずにこのことを行うために、操作者
は、スリーブを異なる厚さのスリーブに交換することが
可能である。図7(a)及び(b)は、例として二つの
スリーブ78、79の端面図を説明する。二つのスリー
ブ78、79は、等しい外径をしているが、厚さが異な
り、外径が異なる二つの注入器のバレルを収容する。
【0026】最後に図1に戻り、二つの注入器からそれ
ぞれ出る放出管86、87はY形状適合部で合流する。
そこでは、二つの放出された流れは共通の流れ89に配
合され、共通の流れは直接ゲルの収容部に供給される。
【0027】図3(a)及び(b)に示される二つの螺
旋状路の曲率の例を以下の表で説明する。表中に配列さ
れた螺旋状路は、ディスクの中心からのカムの距離が
1.250インチ(3.2cm)から2.7インチ(6.
9cm)である半径が約3.25インチ(8.26cm)の
カムディスクに対するものである。この螺旋形状は、カ
ムディスクが360°回転する際に、一方の注入器(注
入器A)の組成が100%の状態から他方の注入器(注
入器B)の組成が100%の状態になるように、組成が
直線的に変化する一定勾配のゲルを製造する形状になっ
ている。カムAは注入器Aの動作を制御し、カムBは注
入器Bの動作を制御する。 0〜100%の直線的な勾配のためのカム曲線 配合された 角度 流れ中の ディスクの中心からのカムの距離 (°) 注入器Bの (インチ(cm)) 溶液の 割合(%) カムA カムB 0 0 1.250(3.175) 1.250(3.175) 20 5.56 1.407(3.574) 1.255(3.188) 40 11.11 1.556(3.952) 1.268(3.221) 60 16.67 1.695(4.305) 1.291(3.279) 80 22.22 1.826(4.638) 1.322(3.358) 100 27.78 1.947(4.945) 1.363(3.462) 120 33.33 2.060(5.232) 1.412(3.586) 140 38.89 2.163(5.494) 1.471(3.736) 160 44.44 2.258(5.735) 1.538(3.907) 180 50.00 2.343(5.951) 1.615(4.102) 200 55.56 2.420(6.147) 1.700(4.318) 220 61.11 2.487(6.317) 1.795(4.559) 240 66.67 2.546(6.467) 1.898(4.821) 260 72.22 2.595(6.591) 2.011(5.108) 280 77.78 2.636(6.695) 2.132(5.415) 300 83.33 2.667(6.774) 2.263(5.748) 320 88.89 2.690(6.833) 2.402(6.101) 340 94.44 2.703(6.866) 2.551(6.480) 360 100.0 2.707(6.876) 2.709(6.881)
【0028】一般に当業者において、本発明の精神及び
請求の範囲から逸脱することなく、上記機構の形状及び
構成、操作方法及び他のパラメータが変更可能なことは
明らかである。従って、上記は主に説明を目的として提
供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による勾配形成装置の斜視図で
ある。
【図2】図2は、図1の2─2線に沿って切り取られた
図1の勾配形成装置の断面図である。
【図3】図3(a)及び(b)は、図1の勾配形成装置
のカムディスクの二つの面の平面図である。
【図4】図4(a)、(b)及び(c)は、図1の勾配
形成装置のレバー要素の一つのそれぞれ平面図、側面図
及び端面図である。
【図5】図5(a)及び(b)は、図1の勾配形成装置
のプランジャの端部のクランプの一つのそれぞれ側面図
及び端面図である。
【図6】図6は、図1の勾配形成装置のバレルのクラン
プの一つの側面図である。
【図7】図7(a)及び(b)は、図1の勾配形成装置
の部品として使用される二つの交換可能な注入器のバレ
ルのスリーブの端面図である。
【符号の説明】
11…勾配形成装置 12…支持台 21,22…注入器 23、24…バレル 31、32…螺旋状溝 33、34…ペグ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配合される流動体の量を増加させる、前
    もって選択された方法で変えられる容積率で、二つの流
    動体を共通の流れに配合する配合装置において、 支持台と、 それぞれバレルとプランジャを有し、かつ上記支持台に
    該バレルを配置する手段を有する、第一及び第二の注入
    器と、 共に同期して回転するように配置された二つの異なる螺
    旋状路を限定する、上記支持台に回転可能に配置された
    カム手段と、 それぞれ上記支持台に移動可能に配置された、第一及び
    第二のカムの従動部と、 それぞれ上記プランジャの一つと係合し、かつ上記異な
    る螺旋状路に従って異なる速度で上記バレルに対して上
    記プランジャを動かし、かつ上記第一及び第二のカムの
    従動部に結合される、第一及び第二のプランジャの保持
    部と、 上記バレルから延長し、かつ放出された流動体を該バレ
    ルから共通の流れに配合する、管状手段とを具備するこ
    とを特徴とする配合装置。
  2. 【請求項2】 上記第一及び第二のカムの従動部は、上
    記支持台に回転可能に配置された中間部分を通じて、上
    記支持台にそれぞれ移動可能に配置され、かつ上記第一
    及び第二のプランジャの保持部は、それぞれ上記中間部
    分を通じて上記第一及び第二のカムの従動部に結合され
    ることを特徴とする請求項1に記載の配合装置。
  3. 【請求項3】 上記カム手段は、手動操作のために上記
    支持台に配置され、手で回転可能であることを特徴とす
    る請求項1に記載の配合装置。
  4. 【請求項4】 上記螺旋状路は、上記カム手段の逆側の
    面の螺旋状溝によって限定されることを特徴とする請求
    項1に記載の配合装置。
  5. 【請求項5】 各上記プランジャは外側の端部がフラン
    ジになっており、かつ上記プランジャの保持部は該フラ
    ンジを保持するために杯形状になっていることを特徴と
    する請求項1に記載の配合装置。
  6. 【請求項6】 上記プランジャの保持部は、上記中間部
    分に摺動可能に配置され、該中間部分に対して移動可能
    であることを特徴とする請求項2に記載の配合装置。
  7. 【請求項7】 上記第一及び第二のカムの従動部を制御
    する上記支持台の案内部を具備することを特徴とする請
    求項2に記載の配合装置。
  8. 【請求項8】 上記カムは一枚の円形のディスクで構成
    され、上記案内部は、上記第一及び第二のカムの従動部
    の移動を、上記円形のディスクの半径方向の直線に限定
    することを特徴とする請求項7に記載の配合装置。
  9. 【請求項9】 上記カムの従動部は、上記中間部分に不
    動に固定され、かつ各該中間部分は、共に上記支持台に
    摺動可能及び回転可能に配置されることを特徴とする請
    求項2に記載の配合装置。
  10. 【請求項10】 上記第一及び第二のプランジャの保持
    部は、それぞれ回転軸を有しかつその位置で上記支持台
    に回転可能に配置された、レバーを通じて上記第一及び
    第二のカムの従動部に結合され、上記バレルは、上記支
    持台の複数の位置で上記支持台に配置可能であり、該回
    転位置から様々な距離で、上記バレルに対して移動可能
    な上記プランジャを提供することを特徴とする請求項2
    に記載の配合装置。
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