JPH0851391A - 衛星ネットワークにおける通信チャネルの割り当て方法 - Google Patents
衛星ネットワークにおける通信チャネルの割り当て方法Info
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- JPH0851391A JPH0851391A JP6331461A JP33146194A JPH0851391A JP H0851391 A JPH0851391 A JP H0851391A JP 6331461 A JP6331461 A JP 6331461A JP 33146194 A JP33146194 A JP 33146194A JP H0851391 A JPH0851391 A JP H0851391A
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Abstract
呼局に空きビームチャネルをそれぞれ割り当てる方法を
提供する。 【構成】 1つの与えられた局を含むカバレッジを形成
するビームに空きチャネルが存在しない場合ET10、
そのビームに隣り合う各ビーム内の空きチャネルを捜し
E11、ET11、空きチャネルと同一のチャネルを利
用する全てのビームを備えたビームの最適なサブセット
内において、最適なサブセット内のそれぞれのビームの
主ローブのアンテナ利得と他のビームの第2ローブの最
大アンテナ利得の和との比に等しい各アイソレーション
レベルが所与のスレッショルドより大きい場合に直ち
に、隣り合うビームの空きチャネルの1つを与えられた
局に割り当てるEF2。
Description
送受地球局間の通信に関する。
て制御局(SC)へ伝送された呼設定要求に応答した周
波数再利用を行う衛星通信ネットワークにおける発呼局
及び被呼局への通信チャネルの割り当て方法に関する。
図1に示すように、衛星通信ネットワークは、通常、複
数N=9の送受地球局S1〜S9、制御局SC、及び衛
星SAによって定義される。複数の局のうちの局S3の
ごとき発呼局と局S6のごとき被呼局との間の呼設定
は、チャネル又は周波数帯B3の発呼局S3への及びチ
ャネルB6の被呼局S6への割り当てを伴う。これらチ
ャネルB3及びB6の各々は、所与のビームに付属して
いる。局S3で生成された伝送されるべきデータは、ア
ップリンクチャネルB3により衛星SAへ伝送され、ダ
ウンリンクチャネルB6により衛星SAから被呼局S6
へ再伝送される。
局SCへ向けた呼設定要求メッセージを生成する発呼局
S3の先導でスタートする。この呼設定要求メッセージ
は、アップリンク信号チャネルBSにより発呼局から衛
星へ伝送され、ダウンリンク信号チャネルBSにより衛
星から制御局SCへ再伝送される。制御局SCは、2つ
のチャネル(この例ではチャネルB3及びB6)が局S
3及びS6にそれぞれ割り当て可能となると直ちに呼設
定メッセージを発呼局S3へ返送する。
衛星ネットワークにおいて無線ビームのカバレッジを管
理する2つの方法が提供される。
数のチャネルを有しており、トラフィックレベルに応じ
た可変数のチャネルが各ビームに割り当てられる。この
ためには、当該無線ビームに対するトラフィックデマン
ドに応じて、衛星SAのペイロードチャネルのダイナミ
ック再割り当てが無線ビーム間でなされる。この種の方
法ではビームは固定である。即ち、そのチャネルの各々
についての各ビームのカバレッジは、アンテナ利得によ
り最小利得より低く規定される一定の大きさを有してい
る。一方、与えられた1つのビームに対するチャネル数
は時間に従って変化する。1つのビーム内のチャネル数
を1つ減少させると、他のビーム内のチャネル数が1つ
増加する。この方法を実施している衛星は、容量の再割
り当てマトリクス衛星と称される。
発行された米国特許第5,355,138号に記載され
ている。その内容については、以下の記載に参照するこ
とによって説明される。この方法では、衛星ネットワー
クが、カバレッジ再構築によって管理される。この第2
の方法においては、上述した第1の方法と異なり、各無
線ビーム内のチャネル数は固定であり、各ビームのカバ
レッジがネットワーク内で生じる呼設定要求に応じてカ
バレッジエリアを減少又は増大することにより時間に応
じて変化せしめられる。実際には、各ビーム内のチャネ
ル数は一定であるが、ビーム間でチャネルの交換を行う
用意がある。第1のビームのチャネルを第2のビームに
割り当てることは、第2のビームのチャネルを第1のビ
ームに割り当てることを伴う。従って、1つのビームの
チャネルの組による「帯域幅」は一定のままである。ビ
ームカバレッジのサイズは、以下の方法によって再構築
される。
星SAを介して呼、即ちリンク、を設定するために、発
呼局は最初に呼設定要求メッセージを衛星SAの信号チ
ャネルBSを介して制御局SCへ送る。発呼局及び被呼
局に関するネットワークの構成における発展は、制御局
でもシミュレートされる。発呼局及び被呼局の両方につ
いてシミュレートされた許可が制御局SCによって発生
せしめられると、呼設定許可メッセージが制御局SCに
よって発呼局へ伝送される。これらシミュレートされた
許可の各々は、発呼局及び被呼局それぞれについての空
きチャネルの起こり得る割り当てに対応している。
主なるプランが各局について用意されている。これら2
つのプランの各々は、衛星SAの制約されている電力に
直接的に関係している。
バレッジにも属していないという状況に関する第1のプ
ラン(米国特許第5,355,138号の図5)では、
その局に最も近いカバレッジが最初に選択される。選択
されたカバレッジの他のカバレッジは、これら他のビー
ムについての衛星SAの電力出力の一部を解放するべく
カバレッジのサイズが減少せしめられる。この解放され
た一部電力は、その局を選択されたカバレッジ内に含め
るべくそのカバレッジの表面(フットプリント)を広げ
るのに用いられる。制御局において、選択されたカバレ
ッジの表面が広げられることによってその局がそのカバ
レッジ内に含まれ得ると共に選択されたビームカバレッ
ジにおいてチャネルが空きとなると直ちにシミュレート
された許可が得られる。
レッジに含まれているという状況に関する第2のプラン
(米国特許第5,355,138号の図11)には、2
つのサブプランがある。即ち、このカバレッジを伴うビ
ームが空きチャネルを有している(この場合、この空き
チャネルはその局に割り当てられている)か、又はその
局を含むカバレッジのビーム内に空きチャネルがない
(この場合、このカバレッジに最も近い、空きチャネル
を有するカバレッジが捜される)かである。後者の場
合、空きチャネルを有する最も近いカバレッジとその局
を含むカバレッジとの間で負荷の転送(引渡し)が行わ
れる。この負荷転送は、その局がその最も近いカバレッ
ジ内に含まれるようにそのカバレッジの表面を広げるこ
と、及びこれに相応した量だけ、局を含むカバレッジの
表面を狭めることを伴う。その局が隣り合うカバレッジ
内に含まれ得ると共にその隣り合うカバレッジにおいて
チャネルが空きであると直ちにその局に対してシミュレ
ートによる許可が出される。
ートによる許可が制御局SCで発生せしめられると直ち
にこの制御局は、関係するカバレッジの(即ち、実行さ
れるシミュレーションによって発呼局及び被呼局を含む
カバレッジの)形態を変更すべく電力及び位相シフトの
制御値を衛星SAへ伝送する。発呼局及び被呼局間の通
信フェーズが介しされるように、呼設定許可メッセージ
も衛星SAを介して発呼局へ伝送される。
いう状況に関する第1のプランの変更例においては、最
も近いカバレッジのみならずネットワーク内の最狭表面
を有するカバレッジをも選択し、この最も近いカバレッ
ジか又は最狭表面を有するカバレッジのどちらかである
選択されたカバレッジ内にその局が含まれるように、こ
れら2つのカバレッジの各々について他のカバレッジ表
面を狭めることが行われる。この変更例において、最も
近いカバレッジ又は最狭表面を有するカバレッジのどち
らにその局が含まれるかに応じてそれぞれ決まる、その
局の2つの利得が、制御局SCのシミュレーションで計
算される。局Sを含むカバレッジとしては、最も高い利
得のカバレッジが選ばれる。これにより、衛星アンテナ
の放射素子用の電力及び位相シフトの制御値が、制御局
SCによって衛星SAへ伝送される。
2の従来技術方法は、ネットワーク内の周波数再利用を
考慮しないので、異なるビーム内の同一周波数帯につい
てのチャネル管理に問題が生じる。衛星において得られ
る周波数帯域幅の制約上、異なるビーム内で同一のチャ
ネル又は周波数帯を再利用することが有益である。
て同一周波数帯をこのように再利用することは、それら
異なるビーム間の角度の隔たりに応じて干渉が生じると
思われる。
る無線ビームのチャネルが特別の最大レベルより大きな
干渉を引き起こさないことを保証する、局へのチャネル
割り当て管理方法を提供することにある。
発明は、カバレッジ再構築を利用した衛星ネットワーク
に関する。
局の制御下の無線チャネルのビームを形成する衛星と、
該衛星へビームチャネルを送信しかつ該衛星からビーム
チャネルを受信する複数の地球局とを備えており、異な
るビーム内で同一のチャネルが再利用される衛星通信ネ
ットワークにおける、発呼局から発せられた呼設定要求
メッセージを前記衛星の信号チャネルを介して前記制御
局で受信することに応答して、該制御局により空きビー
ムチャネルを発呼局及び被呼局へ割り当てる第1の方法
が提供される。
の各々について独立した、第1及び第2の選択肢の1つ
の前記制御局におけるシミュレーションと最終ステップ
とを伴っている。
記発呼局及び被呼局の各々を含むカバレッジを形成する
ビームに属する場合の前記第1の選択肢は、前記少なく
とも1つの空きチャネルを前記発呼局及び被呼局の各々
に割り当てるステップを備えている。
局の各々を含むカバレッジを形成するビームに存在しな
い場合の前記第2の選択肢は、(b1)前記発呼局及び
被呼局の各々を含むカバレッジを形成する前記ビームに
最も近いものから最も遠いものまでの隣り合うビームの
各々内の空きチャネルを捜しこれによって空きチャネル
を識別するステップ、及び(b2)前記隣り合うビーム
の各々内で識別された前記空きチャネルに応答して、シ
ミュレート法により、前記発呼局及び被呼局の各々を含
む前記カバレッジの表面を減少させかつ前記発呼局及び
被呼局の各々が前記隣り合うカバレッジ内に含まれるよ
うに該隣り合うカバレッジの表面を増大させて前記発呼
局及び被呼局の各々を含むカバレッジと前記隣り合うビ
ームの各々に伴う隣り合うカバレッジとの間で負荷の転
送を行うことによって前記隣り合うビームの各々内で識
別された前記空きチャネルの1つを前記発呼局及び被呼
局の各々に割り当て、各々が同一チャネルを再利用可能
なビームを備えた、ビームの最適なサブセットを決定
し、前記隣り合うビームの各々内で識別された前記空き
チャネルの前記1つを、前記隣り合うビームの各々を含
むビームの前記最適なサブセットの1つにおいて少なく
とも利用されるものとして選択するステップ、からなる
繰返しステップを備えている。
記空きチャネルの前記1つが前記発呼局及び被呼局の各
々に割り当てられると直ちに、呼設定許可メッセージを
前記制御局から前記発呼局へ出力するステップを備えて
いる。
決定する前記ステップが、Tを2から始まりIまで前記
繰返しステップ毎に1づつインクリメントされる整数と
すると、前記ネットワークのI個のビームからT個のビ
ームの
個のビームの前記
個のアイソレーションレベルが所定のスレッショルドよ
り大きいことを確立する条件付の関係が満足される場合
に、T個のビームの前記
主ローブのアンテナ利得とT個のビームの前記
大アンテナ利得それぞれの和との比に各々が等しいT個
のアイソレーションレベルを計算するステップ、からな
る繰返しステップを備えている。
前記条件付の関係が満足されないTと仮定された整数値
とすると、各々のサブセットについて、計算された[T
L −1]個のアイソレーションレベルが前記スレッショ
ルドより大きい
いる。
ミュレーション内に、前記発呼局及び被呼局の各々がい
かなるビームカバレッジにも含まれていない場合の第3
の選択肢を含むことが有利である。該第3の選択肢は、
前記ネットワーク内に存在するビームカバレッジから前
記発呼局及び被呼局の各々に最も近いカバレッジ及び最
も低い表面カバレッジを決定するステップ、最も近いカ
バレッジ及び最も低い表面カバレッジの各々について、
繰返しにより、該最も近いカバレッジ及び最も低い表面
カバレッジの各々と異なる前記カバレッジの各々のサイ
ズを、前記呼設定要求メッセージを受け取る前に活性化
される局を該カバレッジ内に維持させつつ該最も近いカ
バレッジ及び最も低い表面カバレッジの各々がその内部
にそれぞれのアンテナ利得を有する前記発呼局及び被呼
局の各々を含むように増大されるまで、減少させるステ
ップ、及び前記最も近いカバレッジ及び最も低い表面カ
バレッジの1つを、該最も近いカバレッジ及び最も低い
表面カバレッジについて前記発呼局及び被呼局の各々が
選択されたカバレッジに含まれるようにそれぞれ計算さ
れた2つのアンテナ利得の高い方の関数として該選択さ
れたカバレッジに選択するステップ、を備えており、前
記選択するステップの次に前記第1及び第2の選択肢並
びに前記最終ステップの1つが続く。
線チャネルを均等に配分するために、第1の方法は、前
記ネットワーク内に存在するビームの1つ内の話中無線
チャネルの数が前記ネットワーク内に存在するビームの
数に対する該ネットワーク内の話中無線チャネルの数の
比の整数部より大きいことに応答して、ビームの前記1
つ内の話中無線チャネルの数が前記整数部より大きいと
きに、ビームの前記1つのカバレッジに属する各局がビ
ームの前記1つにおける1つの無線チャネルを空きにす
るためにビームの該1つに隣り合うビームの無線チャネ
ルに割り当てられるように、ビームの該1つによってカ
バーされる該各局について前記第2の選択肢を実行す
る。
り当てを利用した衛星ネットワークに関する。
局の制御下の無線チャネルのビームを形成する衛星と、
該衛星へビームチャネルを送信しかつ該衛星からビーム
チャネルを受信する複数の地球局とを備えており、異な
るビーム内で同一のチャネルが再利用される衛星通信ネ
ットワークにおける、発呼局から発せられた呼設定要求
メッセージを前記衛星の信号チャネルを介して前記制御
局で受信することに応答して、該制御局により空きビー
ムチャネルを発呼局及び被呼局へ割り当てる第2の方法
が提供される。第2の方法は、前記発呼局及び被呼局の
各々について独立した、第1及び第2の選択肢の1つの
前記制御局におけるシミュレーションと最終ステップと
を伴っている。第1及び第2の方法において、第1の選
択肢、第2の選択肢における第1のサブステップ(b
1)、及び最終ステップは、互いに同じである。
2)が第1の方法と異なっている。この第2のサブステ
ップは、前記空きチャネルの1つと同一のチャネルを利
用する全てのビームを備えたビームの最適なサブセット
内において、該最適なサブセット内の前記全てのビーム
からのそれぞれのビームの主ローブのアンテナ利得と該
最適なサブセット内の他のビームの第2ローブの最大ア
ンテナ利得の和との比に等しい各アイソレーションレベ
ルが所与のスレッショルドより大きい場合に直ちに、前
記隣り合うビームの各々内で識別された前記空きチャネ
ルの前記1つを前記発呼局及び被呼局の各々に割り当て
るステップからなる繰返しステップを備えている。
図面を参照した本発明の数個の実施例の以下の説明によ
ってより明らかとなるであろう。
ぞれ実線及び破線で示されている。図2は、角度θの関
数として利得Gをプロットしたものである。これら2つ
の放射特性は、図1に示す衛星ネットワーク内のそれぞ
れのビームF1及びF2を伴っており、異なるビームに
おける同一周波数帯のチャネル間の干渉の原因を示して
いる。2つの放射特性の各々は、それぞれの主ローブL
P1、LP2と、主ローブに対するサイドローブである
それぞれの第2ローブLL1、LL2を有している。同
一周波数帯の2つのそれぞれのチャネルを使用しており
ここではF1及びF2として示す2つのビームが空間的
に充分にアイソレートされていない場合、当該チャネル
について一方のビームの第2ローブLL1、LL2と他
方のビームの主ローブLP2、LP1との間でチャネル
干渉が生じる。その結果、一方のビームのそのチャネル
上を伝送するデータは、他方のビームのそのチャネル上
を伝送するデータによって乱される。実際には、他のビ
ームの主ローブへの妨害を計算する際に考慮しなければ
ならないため、ビームは、その第2ローブについてのみ
対となって空間的に充分にアイソレートされていると仮
定されている。
球局から衛星SAへ伝送するアップリンクチャネルのみ
ならず、データを衛星SAから地球局へ伝送するダウン
リンクチャネルについても影響を及ぼす。2つのビーム
F1及びF2が同一周波数帯の2つのそれぞれのチャネ
ルを伴っている場合、2つのチャネルの一方上で衛星に
より受信されたアップリンクデータは、2つのチャネル
の他方上で受信されたデータにより、2つのビームF1
及びF2のそれぞれのチャネル上で送信を行う2つの局
の地理的な位置に応じて乱される。2つのビームが同一
周波数帯の2つのそれぞれのチャネルを伴っている場
合、ビームの一方によってカバーされる局により2つの
チャネルの一方上で衛星SAから受信されたダウンリン
クデータは、ビームの他方によってカバーされる局によ
り2つのチャネルの他方上で衛星から受信されたデータ
により、2つの局の地理的な位置に応じて乱される。
れのチャネルを伴う2つのビームについて、実際には2
つのアイソレーションレベルが存在する。2つのチャネ
ルのリンクの最低品質をそれぞれ表わすこれら2つのア
イソレーションレベルの各々を計算するために、局の位
置には無関係に、2つのビームF1及びF2における2
つのチャネルの各々が、妨害されるチャネル及び妨害す
るチャネルとして順次考慮される。図2において、ビー
ムF1のチャネルに対するビームF2のチャネルのアイ
ソレーションについての第1のアイソレーションレベル
は、最小利得GLP2 と呼ばれるビームF2のカバレッジ
の境界における主ローブLP2のアンテナ利得と、ビー
ムF1の第2ローブLL1の最大アンテナ利得GLL1 と
の比に等しい。ビームF2のチャネルに対するビームF
1のチャネルのアイソレーションについての第2のアイ
ソレーションレベルは、最小利得GLP1 と呼ばれるビー
ムF1のカバレッジの境界における主ローブLP1のア
ンテナ利得と、ビームF2の第2ローブLL2の最大ア
ンテナ利得GLL2 との比に等しい。より一般的には、同
一周波数帯のN個のそれぞれのチャネルを伴うN個のビ
ームの場合、1つのビームのN個のチャネルの1つに対
して他のビームの(N−1)個のチャネルによってなさ
れる妨害を順次計算することによって、N個のアイソレ
ーションレベルが決定される。N個のアイソレーション
レベルの各々は、他のビームの第2ローブの最大アンテ
ナ利得の和と、当該ビームの境界におけるビームの1つ
の主ローブの最小アンテナ利得との比に等しい。
セットを決定するための一般的なアルゴリズムについ
て、図3を参照して以下に説明する。本発明を実施する
ためのこのアルゴリズムの2つの変形実施態様又はこの
アルゴリズムのステップが、容量の再割り当てを利用し
た固定カバレッジを有する衛星ネットワークとカバレッ
ジ再構築を利用した衛星ネットワークとのそれぞれにつ
いて、図4及び図5を参照して順次説明される。制御局
SC内のシミュレーションで用いられるこの種のアルゴ
リズムの目的は、ビームの最適なサブセットを決定する
こと、即ち各々がビーム間で干渉を生じさせることなく
同一周波数帯のチャネルを再利用できかつ最大数のビー
ムを含んでいるビーム群を決定することにある。このア
ルゴリズムは、これら最適なサブセットを相互作用によ
って決定する。
ョンレベルの計算がアップリンク及びダウンリンクにつ
いて「対称性」を有するタイプであることに注意すべき
である。これは、アップリンク及びダウンリンクのそれ
ぞれについて、複数の妨害するビームチャネルに対する
妨害されたビームチャネルの2つのアイソレーションレ
ベルが等しいことを意味している。この「対称性」タイ
プは、制御局において実行されるべき計算を簡易化す
る。
再利用する2つの局について1つのビームの他のビーム
に関するアイソレーションレベルを正確に計算するに
は、それによってアンテナ利得を減少するために、2つ
のビームのカバレッジ内にそれぞれある2つの局の地理
的な位置に関する知識を必要するであろう。単純化する
と、最小アイソレーションレベルは第1のビームの境界
においてその第1のビームについての主ローブ利得Gの
関数として計算され、1つの第2のビームの最大第2ロ
ーブ利得G又は複数の第2のビームについての複数の最
大第2ローブ利得Gの和として計算される。
プE1に示すように、アルゴリズムは、衛星ネットワー
クのI個の無線チャネルビームから形成可能な、サイズ
T=2の、即ち2つのビームの全てのサブセットを決定
することによってスタートする。組み合わせ論理によれ
ば、2つのビームを備えた
リズムでは、
のmを1ずつインクリメントするステップEI5で示す
ように、mを
T個のアイソレーションレベルの計算CNIが行われ
る。T=2個のビームのサブセットの各SE(m)につ
いて、T=2個のアイソレーションレベルN(1)及び
N(2)の各々がスレッショルドTHと比較される(ス
テップET0)。1≦t≦T=2であるアイソレーショ
ンレベルN(t)の各々は、サブセットSE(m)内の
ビームのうちのそれぞれ1つのこのビームのカバレッジ
の境界における主ローブの利得GP(t)と、他のk
(k≠t及びk<T)個のビームの第2ローブのそれぞ
れの最大利得
つの利得値からなる。
びにインクリメントステップET4により示されている
ように、サブセットSE(m)について計算される、1
≦t≦TであるT個のアイソレーションレベルN(t)
がスレッショルドTHより大きい場合、同一周波数帯の
T=2個のそれぞれのチャネルはサブセットSE(m)
を構成する2つのビーム内で再利用可能である(ステッ
プE3)。一方、少なくとも1つのアイソレーションレ
ベルN(t)がスレッショルドTHより小さい場合、そ
のサブセットSE(m)のビーム内における同一周波数
帯のチャネルの再利用は許可されない(ステップE
4)。ステップE3からの出口側のステップET2及び
EI5並びにステップE4からの出口側のステップET
3及びEI7により示されているように、2つのアイソ
レーションレベルの計算CNIはネットワークのT=2
個のビームの
のチャネルを再利用できるサブセットの特性は記憶され
る。
ート時にステップEI1でゼロに初期化されるものであ
り、同一のチャネルを利用できるサイズT=2のサブセ
ットの数を表わしている。この変数は、ステップE3か
らの出口のステップEI4において1つインクリメント
される。
周波数帯のそれぞれのチャネルの再利用を許可されたビ
ームをこれらサブセットのどれが含んでいるかの決定を
行うべく処理された後、2者のうちの一方が選択されね
ばならない。その一方においては(ステップET5でY
ES)、同一周波数帯の2つのそれぞれのチャネルを利
用することができるT=2個のビームを含む少なくとも
1つのサブセット及びM個のサブセットの大部分が決定
されており、サイズT=T+1=3のサブセットについ
ての前述のステップ(ステップEI8=ステップEI
6)はビームを含むサイズ3のサブセットのうちどれが
同一周波数帯のそれぞれのチャネルを利用することがで
きるかを決定するために繰返される。これは、サイズT
=T+1(T≦I)のサブセットの繰返しによって行わ
れる。その他方では(ステップET5でNO)、同一周
波数帯を再利用できるビームを含むサイズTのいかなる
サブセットも決定されず、この場合(ステップEF)、
チャネル再利用についての条件は同一チャネルを再利用
できるサイズt=(T−1)のサブセットに制限され
る。これは、同一周波数帯のそれぞれのチャネルを再利
用できる最大サイズの(T−1)個のビームのグループ
を構成するという意味で「最適な」サブセットを決定す
る。実際には、サブセット間の共通部分は必ずしも空き
でなく、従って、サイズ(T−1)のサブセット内で利
用可能な同一のそれぞれのチャネルは隔離されている。
ための一般的なアルゴリズムである。衛星ネットワーク
が容量再割り当てを用いるかカバレッジ再構築を用いる
かにそれぞれ応じてこのアルゴリズムの一部又は全部が
適用される。
利用する衛星ネットワークに関している。この種のネッ
トワークにおいては、ビームが固定されており従ってビ
ームは一定のサイズを有している。ネットワーク管理
は、当該ビームカバレッジ内のトラフィックと共に変化
する数のチャネルを各々が含んでいるビーム間でのチャ
ネルのダイナミック再割り当てからなっている。この図
4のアルゴリズムは、Sl で示す被呼局への呼を設定し
たい発呼局(Sk で示す)からの呼設定要求メッセージ
の受け取りに応じて、制御局SCにおいて実施される。
局Sk 及び局Sl間に設定されるべき呼について、局が
その中に位置しているカバレッジを定義するビーム内の
各局にチャネルが割り当てされねばならない。その結
果、ステップE10に示すように、図4のアルゴリズム
は、このアルゴリズムの残りの部分では共にSで示され
ている発呼局Sk 及び被呼局Sl の両方に関係する。
の内側に位置しているカバレッジを規定するビームF内
の少なくとも1つの空きチャネルが存在するか判別す
る。空きチャネルがある場合は、それが局Sに割り当て
られる(ステップEF1)。空きチャネルがない場合、
局Sを含むビームFのカバレッジに最も近いカバレッジ
から最も遠いカバレッジまでの一連のカバレッジをそれ
ぞれ規定するビームFaが、少なくとも1つの空きチャ
ネルが存在するかどうかチェックされる(ステップE1
1及びET11)。局Sを含むカバレッジを規定するビ
ームFに最も近いものから最も遠いものまでの一連のビ
ームFaのどれにも空きチャネルが存在しない場合、ア
ルゴリズムが次のビームについて繰返される。
少なくとも1つの空きチャネルが見つかると、直ちに、
図3を参照して既に述べたアイソレーションレベルの計
算CNIを含むステップが実行される。図4ではE12
で示されるこのステップは、局Sを含むカバレッジを規
定するビームFに隣り合うビームFaの1つ内で見つけ
られた空きチャネルと同一周波数帯のチャネルを利用す
るビームを結合するサブセットSE(m)に適用され
る。この結果得られた例えばT個のビームを含むサブセ
ットSE(m)について、T個のアイソレーションレベ
ルN(t)が計算される。ただし、1≦t≦Tである。
図3のブロックCNI内に示されているように、これら
T個のアイソレーションレベルN(t)の各々は、その
ビームのカバレッジの境界において取り込まれたサブセ
ットのそれぞれの1つのビームにおける主ローブのアン
テナ利得と、得られたサブセットSE(m)内の他のビ
ームの第2ローブのそれぞれの最大アンテナ利得の和と
の比に等しい。これらT個のアイソレーションレベルN
(t)の各々がスレッショルドTHより大きい場合、隣
り合うビームの上述した1つ内で見つけられた空きチャ
ネルが局Sを含むカバレッジを規定するビームに割り当
てられる(ステップEF2)。これらT個のアイソレー
ションレベルN(t)の各々がスレッショルドTHより
小さい場合、隣り合う次のビームについて繰返して行わ
れる空きチャネルの捜索が続けられる。空きチャネルが
見つかると、直ちに、アイソレーションレベルを計算す
るステップE12が実行され、図4のステップE12及
びE11間の結合で示されているように、見つけられた
空きチャネルと同一周波数帯を利用するビームを含むサ
ブセットについて計算したアイソレーションレベルが全
て前記スレッショルドTHより大きくない限りは、同様
の処理が繰返して実行される。
ークに関する本発明の上述した実施態様においては、ビ
ームのカバレッジが固定であるとみなされている。カバ
レッジ再構築を利用したネットワークにおいては、各ビ
ーム内のチャネルの数は一定であるが、カバレッジの形
状は可変である。次に、カバレッジ再構築を利用したこ
の種の衛星ネットワークに関する本発明の実施態様につ
いてのチャネル割り当て方法の使用について、図5を参
照して説明する。
した衛星ネットワークに関する本発明の実施態様につい
て、図5のアルゴリズムは、発呼局Sk 及び被呼局Sl
の両方に関しており、制御局SC内にで実施される。こ
のアルゴリズムのステップE20以下の部分において、
発呼局Sk 及び被呼局Sl は共にSとして示される。ス
テップET20では、局SがビームFのカバレッジCに
属するか又は属しないかをまず判別する。
ステップET21では、このカバレッジを伴うビームが
少なくとも1つの空きチャネルを含んでいるかどうか判
別する。1つの空きチャネルが存在する場合、この空き
チャネルが局Sに割り当てられる。局Sを含むカバレッ
ジを有するビーム内において複数の空きチャネルが見つ
かった場合、これら空きチャネルのうちの、カバレッジ
が局Sを含んでいるビームを包含する最適なサブセット
内で少なくとも利用される1つの空きチャネルがその局
Sに割り当てられる(ステップE23)。最適なサブセ
ットが図3のアルゴリズムで決定されることを思い起こ
すべきである。
していない場合、局Sを含むカバレッジCに最も近いも
のから最も遠いものまでのこれに続くビームカバレッジ
が、これらカバレッジのどれが空きチャネルを有するビ
ームで構成されているか判別するべく検査される(ステ
ップE21及びET22)。局Sを含むカバレッジCと
隣り合うこれらカバレッジの1つが識別されると直ち
に、局Sを含むカバレッジを伴うビームF及び空きチャ
ネルを含むビームFa間で負荷転送(ステップE22)
が行われる。前述した米国特許第5,355,138号
の図11を参照して説明したように、この転送は、局S
を含むビームFのカバレッジのサイズを減少させ、これ
に釣り合わせて、空きチャネルを含むビームFaによる
カバレッジのサイズをこの後者のカバレッジが局Sを含
むことができるように増大させることからなる。前にも
述べたように、隣り合うカバレッジ内でただ1つの空き
チャネルが見つけられた場合、この空きチャネルは局S
に割り当てられる。隣り合うカバレッジ内で複数の空き
チャネルが見つけられた場合、これら空きチャネルのう
ちの、隣り合うビームを含む最適なサブセット内で少な
くとも利用される1つの空きチャネルがその局Sに割り
当てられる(ステップE23)。
カバレッジの形状に、従ってビームの形態に依存する。
ステップE22を参照して記載した負荷転送は、カバレ
ッジの形状を変更する。その結果、負荷転送(ステップ
E22)と隣り合うビーム内で少なくとも利用される空
きチャネルの局Sへの割り当てとの間に、図3に示すア
ルゴリズムを利用する最適なサブセットを決定するステ
ップEDが存在する。負荷転送(ステップE22)の次
に、ステップEDは、局Sを含みかつ空きチャネルを有
する隣り合うビームに伴ったそれぞれのカバレッジに関
連する変更に従って最適なサブセットを再定義する。
局Sがいかなるビームカバレッジにも含まれない場合、
本発明はステップE24に示すようなカバレッジ再構築
ステップを提供する。前述した米国特許第5,355,
138号の図5を参照して説明したように、この再構築
は、局Sに最も近いカバレッジか又は地面の最も低い表
面のカバレッジを選択することからなる。制御局SC
は、これら2つのカバレッジの各々について、衛星SA
の電力の一部をシミュレーションによって免除しこれに
よってカバレッジ内に部局Sが含まれるようにその各々
のカバレッジのサイズを増大させるべく、当該各々のカ
バレッジと異なるカバレッジの表面を減少させるように
シミュレーションを実行する。局Sを含むことができる
これら2つのカバレッジのどちらかは、より高いアンテ
ナ利得を有しており、従ってこれが選択される(ステッ
プET23)。次いで、上述したステップET21、E
21、ET22、E22、ED及びE23が、局Sを現
在含むカバレッジについて実行される。
バレッジのいずれも局Sを含むことができない場合、発
呼局からの呼設定要求は待ちとなる(ステップEF)。
同一数の話中チャネルを含むように、ビーム内の話中チ
ャネルを再配分する方法もある。この再配分は、全ての
チャネルが話中であるビームの数を減少させることによ
り、ネットワーク管理を容易にする。このため、所与の
ビーム内の話中チャネルの数Fがビーム毎の話中チャネ
ルのほぼ平均数、例えばE(CO/I)、より大きい場
合(ただし、Eは整数部関数、COはネットワーク内の
話中チャネル数、Iはネットワーク内の無線ビーム
数)、ステップE21、ET22、E22、ED及びE
23がこの所与のビームに適用され、その所与のビーム
内の幾つかの局がそのビーム内の1つのチャネルを空き
とすべくその所与のビームに隣り合うビームのチャネル
に割り当てられる。
ワーク設備を示す図である。
る2つのアンテナの放射特性図である。
ットを決定するための一般的なアルゴリズムを示す図で
ある。
用を行う衛星ネットワークにおいてチャネルを割り当て
するためのアルゴリズムを示す図である。
衛星ネットワークにおいてチャネルを割り当てするため
のアルゴリズムを示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 制御局と、該制御局の制御下の無線チャ
ネルのビームを形成する衛星と、該衛星へビームチャネ
ルを送信しかつ該衛星からビームチャネルを受信する複
数の地球局とを備えており、異なるビーム内で同一のチ
ャネルが再利用される衛星通信ネットワークにおける、 発呼局から発せられた呼設定要求メッセージを前記衛星
の信号チャネルを介して前記制御局で受信することに応
答して、該制御局により空きビームチャネルを発呼局及
び被呼局へ割り当てる方法であって、 前記方法が、前記発呼局及び被呼局の各々について独立
した、第1及び第2の選択肢の1つの前記制御局におけ
るシミュレーションと最終ステップとを伴っており、 (a)少なくとも1つの空きチャネルが前記発呼局及び
被呼局の各々を含むカバレッジを形成するビームに属す
る場合の前記第1の選択肢が、前記少なくとも1つの空
きチャネルを前記発呼局及び被呼局の各々に割り当てる
ステップを備えており、 (b)空きチャネルが前記発呼局及び被呼局の各々を含
むカバレッジを形成するビームに存在しない場合の前記
第2の選択肢が、(b1)前記発呼局及び被呼局の各々
を含むカバレッジを形成する前記ビームに最も近いもの
から最も遠いものまでの隣り合うビームの各々内の空き
チャネルを捜しこれによって空きチャネルを識別するス
テップ、及び(b2)前記隣り合うビームの各々内で識
別された前記空きチャネルに応答して、シミュレート法
により、前記発呼局及び被呼局の各々を含む前記カバレ
ッジの表面を減少させかつ前記発呼局及び被呼局の各々
が前記隣り合うカバレッジ内に含まれるように該隣り合
うカバレッジの表面を増大させて前記発呼局及び被呼局
の各々を含むカバレッジと前記隣り合うビームの各々に
伴う隣り合うカバレッジとの間で負荷の転送を行うこと
によって前記隣り合うビームの各々内で識別された前記
空きチャネルの1つを前記発呼局及び被呼局の各々に割
り当て、各々が同一チャネルを再利用可能なビームを備
えた、ビームの最適なサブセットを決定し、前記隣り合
うビームの各々内で識別された前記空きチャネルの前記
1つを、前記隣り合うビームの各々を含むビームの前記
最適なサブセットの1つにおいて少なくとも利用される
ものとして選択するステップ、からなる繰返しステップ
を備えており、 (c)前記最終ステップが、識別された前記空きチャネ
ルの前記1つが前記発呼局及び被呼局の各々に割り当て
られると直ちに、呼設定許可メッセージを前記制御局か
ら前記発呼局へ出力するステップを備えていることを特
徴とする通信チャネルの割り当て方法。 - 【請求項2】 ビームの最適なサブセットを決定する前
記ステップが、 Tを2から始まりIまで前記繰返しステップ毎に1づつ
インクリメントされる整数とすると、前記ネットワーク
のI個のビームからT個のビームの 【数1】 個の隔離されたサブセットを構成するステップ、及びT
個のビームの前記 【数2】 個のサブセットの少なくとも1つについて計算されるT
個のアイソレーションレベルが所定のスレッショルドよ
り大きいことを確立する条件付の関係が満足される場合
に、T個のビームの前記 【数3】 個のサブセットの各々について、T個のビームの前記 【数4】 個のサブセットの各々内の前記ビームのそれぞれ1つの
主ローブのアンテナ利得とT個のビームの前記 【数5】 個のサブセットの各々内の他のビームの第2ローブの最
大アンテナ利得それぞれの和との比に各々が等しいT個
のアイソレーションレベルを計算するステップ、からな
る繰返しステップを備えており、 ビームの前記最適なサブセットが、TL を前記条件付の
関係が満足されないTと仮定された整数値とすると、各
々のサブセットについて、計算された[TL −1]個の
アイソレーションレベルが前記スレッショルドより大き
い 【数6】 個のサブセットからのビームのサブセットで形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記制御局で実行されるシミュレーショ
ン内に、前記発呼局及び被呼局の各々がいかなるビーム
カバレッジにも含まれていない場合の第3の選択肢が含
まれており、該第3の選択肢が、 前記ネットワーク内に存在するビームカバレッジから前
記発呼局及び被呼局の各々に最も近いカバレッジ及び最
も低い表面カバレッジを決定するステップ、 最も近いカバレッジ及び最も低い表面カバレッジの各々
について、繰返しにより、該最も近いカバレッジ及び最
も低い表面カバレッジの各々と異なる前記カバレッジの
各々のサイズを、前記呼設定要求メッセージを受け取る
前に活性化される局を該カバレッジ内に維持させつつ該
最も近いカバレッジ及び最も低い表面カバレッジの各々
がその内部にそれぞれのアンテナ利得を有する前記発呼
局及び被呼局の各々を含むように増大されるまで、減少
させるステップ、及び前記最も近いカバレッジ及び最も
低い表面カバレッジの1つを、該最も近いカバレッジ及
び最も低い表面カバレッジについて前記発呼局及び被呼
局の各々が選択されたカバレッジに含まれるようにそれ
ぞれ計算された2つのアンテナ利得の高い方の関数とし
て該選択されたカバレッジに選択するステップ、を備え
ており、 前記選択するステップの次に前記第1及び第2の選択肢
並びに前記最終ステップの1つが続くことを特徴とする
請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 前記ネットワーク内に存在するビームの
1つ内の話中無線チャネルの数が前記ネットワーク内に
存在するビームの数に対する該ネットワーク内の話中無
線チャネルの数の比の整数部より大きいことに応答し
て、ビームの前記1つ内の話中無線チャネルの数が前記
整数部より大きいときに、ビームの前記1つのカバレッ
ジに属する各局がビームの前記1つにおける1つの無線
チャネルを空きにするためにビームの該1つに隣り合う
ビームの無線チャネルに割り当てられるように、ビーム
の該1つによってカバーされる該各局について前記第2
の選択肢を実行することを特徴とする請求項1に記載の
方法。 - 【請求項5】 制御局と、該制御局の制御下の無線チャ
ネルのビームを形成する衛星と、該衛星へビームチャネ
ルを送信しかつ該衛星からビームチャネルを受信する複
数の地球局とを備えており、異なるビーム内で同一のチ
ャネルが再利用される衛星通信ネットワークにおける、 発呼局から発せられた呼設定要求メッセージを前記衛星
の信号チャネルを介して前記制御局で受信することに応
答して、該制御局により空きビームチャネルを発呼局及
び被呼局へ割り当てる方法であって、 前記方法が、前記発呼局及び被呼局の各々について独立
した、第1及び第2の選択肢の1つの前記制御局におけ
るシミュレーションと最終ステップとを伴っており、 (a)少なくとも1つの空きチャネルが前記発呼局及び
被呼局の各々を含むカバレッジを形成するビームに属す
る場合の前記第1の選択肢が、前記少なくとも1つの空
きチャネルを前記発呼局及び被呼局の各々に割り当てる
ステップを備えており、 (b)空きチャネルが前記発呼局及び被呼局の各々を含
むカバレッジを形成するビームに存在しない場合の前記
第2の選択肢が、(b1)前記発呼局及び被呼局の各々
を含むカバレッジを形成する前記ビームに最も近いもの
から最も遠いものまでの隣り合うビームの各々内の空き
チャネルを捜しこれによって空きチャネルを識別するス
テップ、及び(b2)前記空きチャネルの1つと同一の
チャネルを利用する全てのビームを備えたビームの最適
なサブセット内において、該最適なサブセット内の前記
全てのビームからのそれぞれのビームの主ローブのアン
テナ利得と該最適なサブセット内の他のビームの第2ロ
ーブの最大アンテナ利得の和との比に等しい各アイソレ
ーションレベルが所与のスレッショルドより大きい場合
に直ちに、前記隣り合うビームの各々内で識別された前
記空きチャネルの前記1つを前記発呼局及び被呼局の各
々に割り当てるステップ、からなる繰返しステップを備
えており、 (c)前記最終ステップが、識別された前記空きチャネ
ルの前記1つが前記発呼局及び被呼局の各々に割り当て
られると直ちに、呼設定許可メッセージを前記制御局か
ら前記発呼局へ出力するステップを備えていることを特
徴とする通信チャネルの割り当て方法。
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