JPH085127Y2 - ミートスライサー用搬送ベルト - Google Patents
ミートスライサー用搬送ベルトInfo
- Publication number
- JPH085127Y2 JPH085127Y2 JP1988120398U JP12039888U JPH085127Y2 JP H085127 Y2 JPH085127 Y2 JP H085127Y2 JP 1988120398 U JP1988120398 U JP 1988120398U JP 12039888 U JP12039888 U JP 12039888U JP H085127 Y2 JPH085127 Y2 JP H085127Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- peripheral surface
- outer peripheral
- ridge
- meat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Belt Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、解凍途中にあるため次第に硬度が変化する
食肉塊の搬送にあたり、清掃作業が容易でありながらグ
リップ性を向上させるミートスライサー用搬送ベルトに
関する。
食肉塊の搬送にあたり、清掃作業が容易でありながらグ
リップ性を向上させるミートスライサー用搬送ベルトに
関する。
従来、ミートスライサーに供給する冷凍した食肉の搬
送にあたっては、硬度の高い冷凍肉塊が滑らぬようにグ
リップ性を高めるため、金属または硬質樹脂により断面
三角形または星形などの鋭角のある形状に成形した棒状
体をチェーンと連結棒とにより連結して使用していた。
そのため、ベルト本体の重量が大きく、騒音を発生し、
また、連結部の間隙に肉片が挟まり清掃作業が困難であ
った。
送にあたっては、硬度の高い冷凍肉塊が滑らぬようにグ
リップ性を高めるため、金属または硬質樹脂により断面
三角形または星形などの鋭角のある形状に成形した棒状
体をチェーンと連結棒とにより連結して使用していた。
そのため、ベルト本体の重量が大きく、騒音を発生し、
また、連結部の間隙に肉片が挟まり清掃作業が困難であ
った。
また、ポリウレタンエラストマー製ベルトの外周面に
歯付ベルトの歯の形状を有する突条を設けた搬送ベルト
も考えられたが、グリップ性が悪く現実に実施できなか
った。
歯付ベルトの歯の形状を有する突条を設けた搬送ベルト
も考えられたが、グリップ性が悪く現実に実施できなか
った。
本考案は搬送ベルト本体の重量を小さくし、しかもベ
ルト外周面における食肉塊のグリップ性を向上させるミ
ートスライサー用搬送ベルトを提供することを目的とす
る。
ルト外周面における食肉塊のグリップ性を向上させるミ
ートスライサー用搬送ベルトを提供することを目的とす
る。
本考案の構成は、エラストマー製搬送ベルトの外周面
に、断面が矩形または台形であって冷凍乃至やや解凍さ
れた肉塊に対してその角部が食い込みうる硬度を有する
突条が、ベルトの横断方向にベルト本体と一体に固定さ
れており、該突条の形状が ベルト長さ方向の上辺の長さaが0.5〜2mm ベルト本体の外周面からの高さbが1〜2mm ベルト長さ方向の上辺の長さa:ベルト本体の外周面か
らの高さbが1:0.6〜2 ベルト本体の外周面から立ち上がる突条の垂直面に対
する傾斜角度cが0〜50° 突条の両端の曲率半径が0.3mm以下 であり、かつ突条を設けるピッチが5〜15mmであること
を特徴とする。
に、断面が矩形または台形であって冷凍乃至やや解凍さ
れた肉塊に対してその角部が食い込みうる硬度を有する
突条が、ベルトの横断方向にベルト本体と一体に固定さ
れており、該突条の形状が ベルト長さ方向の上辺の長さaが0.5〜2mm ベルト本体の外周面からの高さbが1〜2mm ベルト長さ方向の上辺の長さa:ベルト本体の外周面か
らの高さbが1:0.6〜2 ベルト本体の外周面から立ち上がる突条の垂直面に対
する傾斜角度cが0〜50° 突条の両端の曲率半径が0.3mm以下 であり、かつ突条を設けるピッチが5〜15mmであること
を特徴とする。
本考案に使用するエラストマーとしては限定はない
が、特にポリウレタンエラストマーが好ましい。ベルト
としてはVベルト、平ベルトも使用できるが歯付ベルト
が好ましい。
が、特にポリウレタンエラストマーが好ましい。ベルト
としてはVベルト、平ベルトも使用できるが歯付ベルト
が好ましい。
ベルト外周面に設ける突条はベルトを横断する方向に
設け、断面形状は矩形または台形である。この突条のベ
ルトの長さ方向の上辺の長さをaとするとaは0.5〜2m
m、好ましくは0.8〜1.5mmであり、ベルト本体の外周面
からの高さをbとするとbは1〜2mm、好ましくは1.5〜
1.8mmである。更に、a:bは1:0.6〜2である。ベルト本
体の外周面から立ち上がる突条の垂直面に対する傾斜角
度をcとすると、cは0〜50°、好ましくは20〜40°で
あり、cが0の場合、突条の断面形状は矩形となる。突
条を設けるピッチは5〜15mm程度であり、突条の両端の
角部の曲率半径は0.3mm以下、好ましくは0.2mm以下であ
る。
設け、断面形状は矩形または台形である。この突条のベ
ルトの長さ方向の上辺の長さをaとするとaは0.5〜2m
m、好ましくは0.8〜1.5mmであり、ベルト本体の外周面
からの高さをbとするとbは1〜2mm、好ましくは1.5〜
1.8mmである。更に、a:bは1:0.6〜2である。ベルト本
体の外周面から立ち上がる突条の垂直面に対する傾斜角
度をcとすると、cは0〜50°、好ましくは20〜40°で
あり、cが0の場合、突条の断面形状は矩形となる。突
条を設けるピッチは5〜15mm程度であり、突条の両端の
角部の曲率半径は0.3mm以下、好ましくは0.2mm以下であ
る。
このような突条を設けた歯付ベルトを用いて試験を行
った結果、充分に冷凍され高い硬度を有する食肉塊に対
しても、やや解凍された肉塊に対しても突条部の角部が
食い込み、充分なグリップ性が得られた。
った結果、充分に冷凍され高い硬度を有する食肉塊に対
しても、やや解凍された肉塊に対しても突条部の角部が
食い込み、充分なグリップ性が得られた。
〔作用〕 本考案は、ベルト本体を歯付エラストマー製ベルトと
することにより重量を軽減させた。ベルトの外周面に、
断面が矩形または台形の突条をベルトの横断方向に設
け、かつ、この突条の形状を0.5〜2mmに設定されるベル
トの長さ方向の上辺の長さa:1〜2mmに設定されるベルト
本体の外周面からの高さbが1:0.6〜2であり、ベルト
本体の外周面から立ち上がる突条の垂直面に対する傾斜
角度をcが0〜50°であり、突条上辺の両端縁部の曲率
半径が0.3mm以下とし、かつ突条を設けるピッチを5〜1
5mmとした。このような形状およびピッチを有する突条
が冷凍された、或いは解凍途中の食肉塊の物性との相乗
効果により、上辺の角部が肉片に突き刺さり、グリップ
性が向上する。また、この突条はベルト本体と一体に成
形されているため、肉片が挟まる間隙自体が存在せず清
掃作業が容易である。
することにより重量を軽減させた。ベルトの外周面に、
断面が矩形または台形の突条をベルトの横断方向に設
け、かつ、この突条の形状を0.5〜2mmに設定されるベル
トの長さ方向の上辺の長さa:1〜2mmに設定されるベルト
本体の外周面からの高さbが1:0.6〜2であり、ベルト
本体の外周面から立ち上がる突条の垂直面に対する傾斜
角度をcが0〜50°であり、突条上辺の両端縁部の曲率
半径が0.3mm以下とし、かつ突条を設けるピッチを5〜1
5mmとした。このような形状およびピッチを有する突条
が冷凍された、或いは解凍途中の食肉塊の物性との相乗
効果により、上辺の角部が肉片に突き刺さり、グリップ
性が向上する。また、この突条はベルト本体と一体に成
形されているため、肉片が挟まる間隙自体が存在せず清
掃作業が容易である。
第1図は本考案に係る搬送ベルトの一部を拡大した斜
視図、第2図は第1図の側面図である。
視図、第2図は第1図の側面図である。
1はベルト内周面に設けた歯であり、ベルトの歯のピ
ッチ10mmとした。2はベルト外周面であり、外周面2
に、本実施例においては、歯と同一間隔で断面台形の突
条3を設けた。この突条3は上辺aが1mmであり、外周
面2からの高さbが1.7mm、外周面2から立ち上がる突
条の垂直面に対する傾斜角度をcが40°であり、突条両
端部4の曲率半径は0.2mmであった。5は抗張体であ
る。
ッチ10mmとした。2はベルト外周面であり、外周面2
に、本実施例においては、歯と同一間隔で断面台形の突
条3を設けた。この突条3は上辺aが1mmであり、外周
面2からの高さbが1.7mm、外周面2から立ち上がる突
条の垂直面に対する傾斜角度をcが40°であり、突条両
端部4の曲率半径は0.2mmであった。5は抗張体であ
る。
本実施例のポリウレタンエラストマー製搬送ベルトを
用いて、硬く凍結した肉塊を搬送したところ、突条3が
肉塊に陥没した状態でまったく滑ることなく搬送され
た。
用いて、硬く凍結した肉塊を搬送したところ、突条3が
肉塊に陥没した状態でまったく滑ることなく搬送され
た。
本考案により、金属または硬質樹脂製で、チェーンを
用いる従来の搬送ベルトに比して、搬送部の重量が約1:
10に軽減された。また、一体成形であるため、組立作業
を必要とせず、しかも肉塊が挟まる部位が存在しないた
め、清掃作業が容易になった。
用いる従来の搬送ベルトに比して、搬送部の重量が約1:
10に軽減された。また、一体成形であるため、組立作業
を必要とせず、しかも肉塊が挟まる部位が存在しないた
め、清掃作業が容易になった。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は搬送ベルトの一
部を拡大した斜視図、第2図は第1図の側面図である。 図面中、符号 1は歯、2は外周面、3は突条、4は突条両端部、5は
抗張体、aは突条のベルト本体の長さ方向の上辺の長
さ、bは突条のベルト本体の外周面からの高さ、cはベ
ルト本体の外周面から立ち上がる突条の垂直面に対する
傾斜角度である。
部を拡大した斜視図、第2図は第1図の側面図である。 図面中、符号 1は歯、2は外周面、3は突条、4は突条両端部、5は
抗張体、aは突条のベルト本体の長さ方向の上辺の長
さ、bは突条のベルト本体の外周面からの高さ、cはベ
ルト本体の外周面から立ち上がる突条の垂直面に対する
傾斜角度である。
Claims (1)
- 【請求項1】エラストマー製搬送ベルトの外周面に、断
面が矩形または台形であって冷凍乃至やや解凍された肉
塊に対してその角部が食い込みうる硬度を有する突条
が、ベルトの横断方向にベルト本体と一体に固定されて
おり、該突条の形状が ベルト長さ方向の上辺の長さaが0.5〜2mm ベルト本体の外周面からの高さbが1〜2mm ベルト長さ方向の上辺の長さa:ベルト本体の外周面から
の高さbが1:0.6〜2 ベルト本体の外周面から立ち上がる突条の垂直面に対す
る傾斜角度cが0〜50° 突条の両端の角部の曲率半径が0.3mm以下 であり、かつ突条を設けるピッチが5〜15mmであること
を特徴とするミートスライサー用搬送ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988120398U JPH085127Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | ミートスライサー用搬送ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988120398U JPH085127Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | ミートスライサー用搬送ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0243812U JPH0243812U (ja) | 1990-03-27 |
JPH085127Y2 true JPH085127Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=31366470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988120398U Expired - Lifetime JPH085127Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | ミートスライサー用搬送ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085127Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS471731U (ja) * | 1971-01-22 | 1972-08-19 |
-
1988
- 1988-09-16 JP JP1988120398U patent/JPH085127Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0243812U (ja) | 1990-03-27 |
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