JPH08512130A - 衛星測位システムフィルタ - Google Patents

衛星測位システムフィルタ

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JPH08512130A
JPH08512130A JP7503032A JP50303295A JPH08512130A JP H08512130 A JPH08512130 A JP H08512130A JP 7503032 A JP7503032 A JP 7503032A JP 50303295 A JP50303295 A JP 50303295A JP H08512130 A JPH08512130 A JP H08512130A
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Abstract

(57)【要約】 静的モードおよび動的モード(303)で動作する、衛星測位システム(SATPS)により決定される、時間により変化する位置解座標Px,n,Py,n,およびPz,n(301)をフィルタ処理し、大きな不連続性を低減し、変化する測定エラーのシーケンスが位置解のシーケンスにおける変化を誘起する可能性のある率を制御するための方法およびその関連のアルゴリズム。この方法は、平滑化されて変化する測定エラーの組のために生じる不連続性を低減する、フィルタ処理された位置座標のシーケンス{P^x,n},{P^y,n},および{P^z,n}(325)を形成する。フィルタ処理された位置座標P^x,n,P^y,n,およびP^z,n(325)は、それぞれのフィルタ処理されていない位置解Px,n,Py,n,およびPz,n(301)と予測された位置座標P^x,n -,P^y,n -,およびP^z,n -との線形的な組合せとして形成される。現在の固定時間t=tnに対する予測された位置座標は、時間間隔tn-1≦t≧tnにおけるそれぞれの平均速度sqrt(Vx,n+Vx,n-1)、sqrt(Vy,n+Vy,n-1)、およびsqrt(Vz,n+Vz,n-1)を用い、先行する固定時間t=tn-1に対するそれぞれの先行するフィルタ処理された位置座標P^x,n-1,P^y.n-1,およびP^z,n-1を前に投影することにより形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 衛星測位システムフィルタ発明の分野 この発明は衛星測位システムにおいて使用する適応フィルタに関する。発明の背景 特定的な実現化例としてグローバルポジショニングシステム(GPS)およびグロ ーバルオービティングナビゲーショナルサテライトシステム(GLONASS)を含む、 衛星測位システム(SATPS)は、3つまたはそれ以上のSATPS衛星から受信した信号 を用いて、こういった衛星各々独自の特定的なディジタルコードおよび/または 周波数の追尾プラス特定的な軌道における時間の関数としての各SATPS衛星の既 知の位置に基づき、これらの信号を受信するSATPSアンテナの2つまたは3つの 位置座標および受信機の時間のシステム時間からのオフセットを決定する。SATP S、GPSの1つの実現化例は、「NAVSTARグローバルポジショニングシステム(The NAVSTAR Global Positioning System)」、バン ノストランド レインホールド (Van Nostrand Reinhold)、1992においてトム ログスダン(TomLogsdon)が 論じており、この明細書中に引用により援用する。GPSおよびGLONASSについての 特定的な局面は以下で詳細に説明する。 SATPSでは、SATPSから得られる擬似レンジおよびドップラー偏位測定に基づき SATPSアンテナに対する位置解を 計算するには2つの方法が利用できる。第1の方法は、スナップショットまたは 最小二乗解として特徴付けられる、現在の測定値(現在の測定時間または解の「 スナップショット」時間で有効)のみを用いて、独立した位置および速度解が計 算されるものである。この場合、1つの時間における位置および速度解は、その 他の時間におけるこうした解からは独立している。 スナップショット解を利用するほとんどすべての受信機では、ドップラーを用 いた擬似レンジ測定値のフィルタ処理が行なわれる。ドップラー測定値は典型的 には、擬似レンジ測定値よりも少なくとも10〜20倍雑音が少ない。しかしな がら、たとえ測定値の平滑化を行なっても、各時間の解において用いられる、各 衛星に対して測定値が同時に得られる場合、解の間の動的エラーはなおも独立で ある。衛星が僅かな間ぼやけた場合、大抵の受信機は、新しい衛星解の組が選択 されるまでは、しばらくの間ドップラー測定と合わせて最後の測定値を前に伝搬 することにより、解において以前の擬似レンジを再利用するだろう。この間、連 続するスナップショット解に、関連のエラーを加速度が誘起するだろう。しかし ながら大抵は、スナップショット解のシーケンスは独立した位置推定のシーケン スとしてモデル化可能である。 代替の方策では、カルマンフィルタリングといった複雑なフィルタ処理を用い て測定情報を併合し、一部は先行す る測定時に決定された解に基づき、位置および/または速度解を更新する。この フィルタ処理システムは、測定エラーのモデルと、SATPS信号受信機が経験する 公称力学的運動のモデルとを含む。これらのモデルを使用して、解が更新される ときに測定時間の間で累積する不確定性の量を調節する。これらの不確定性の大 きさにより、新しくフィルタ処理された解を生成するために新しい測定値を先行 するフィルタ処理された測定値と混合するのに用いられる利得係数の大きさが決 定する。 カルマンフィルタによる方策は、公称移動体運動および測定エラーモデルに基 づいた、時定数を伴うフィルタ処理された解を生み出す。対照的に、スナップシ ョットによる方策は、移動体の動力学に関する仮定を行なわず、フィルタ処理さ れていない解を生成する。これらの2つの方策は、衛星の星座の切換えまたはそ の他の力学的変化を原因とする非定常状態条件に対し、同じ時に異なる振る舞い を生み出す。 カルマンフィルタのモデル化プロセスでは、推定されるパラメータが、ホワイ トノイズにより駆動される線形系の形式をとる推進関数を用いる確率変数として モデル化可能であることが必要である。加速度は位置および速度に対して決定論 的な変化を生み出すため、そうしたモデルで加速度により誘起される位置および 速度エラーを明確にモデル化することは不可能である。加速度により誘起される エラ ーをモデル化しようとする多くのフィルタは、何らかの公称加速度的モデルを組 入れて所望の量の測位間の不確定性を発生する。 モデル化されていない動力学または測定エラーのために、観測した測定値と予 測した測定値との間に予測よりも大きな誤差が発生すると、動力学または測定値 の不確定性を増大させ、それにより利得を増大させ解におけるタイムラグを減少 させるようにエラーモデルを適応させるフィルタもある。適応型でないフィルタ もあり、その場合フィルタの解は、もしエラーモデルがそのときの動力学に対し て小さすぎる場合、加速度発生後の短時間、真の動力学を遅延させるかもしれな い。その代わりとして、フィルタモデルは、特定の応用例に対して、最悪の場合 の動力学が発生することを仮定してもよい。この場合、利得は常に、加速度によ り発生する誤差を併合するのに十分大きく、タイムラグは最小となるであろうが 、動力学が穏やかな場合でも、解の雑音はそれより過度に大きいであろう。した がって、フィルタ処理された解は、移動体の運動における突然の変化に反応する ために測定値に対する十分大きな利得を維持しなければならないため、モデル化 されていない測定エラーに出会ったとき、階段状のジャンプを明確には防止しな い。 いわゆるスナップショットの方策は、解が現在の測定値のみに基づくのでシス テム動力学の影響を受けにくく、現在の測定値が解において各衛星に対し維持さ れる場合は、 動力学の間に解はラグを有さない。しかしながら、スナップショット解は、解に おいて用いられる衛星に関連する測定エラーの組が変化したとき、位置のジャン プを経験する。スナップショット解に伴う位置のジャンプは通常、カルマンフィ ルタの解に伴うジャンプよりも性質が好ましくないが、その理由は、フィルタ処 理された解においてよりも、スナップショット解における方が測定値により大き な重み付けがされるからである。 これら方策のいずれかによりモデル化されるシステムは、解に対し用いられる 特定的な衛星(衛星の「解人工衛星星座」)が変化した場合、SATPSが決定する 位置解において突然のジャンプを経験するであろう。このことは通常、解人工衛 星星座内の衛星から受取る1以上のSATPS信号の一時的な妨害によって生じる。 人工衛星星座の切換の頻度を最小とする短い停止の後(その間古い測定値が一時 的に再使用されてもよい)、受信機は位置解のための新しい衛星の組を、利用可 能な衛星から取り出し、結果として、異なる位置のオフセットが発生するかもし れない。もし妨害された衛星が再び見えるようになれば、受信機は再び先行する 解の組を選択し、その結果先行するオフセットへとジャンプが発生することもあ り得る。解人工衛星星座が変化すると、新しい解において異なるエラーの組が使 用されるため、表示される位置座標のジャンプが発生する。 位置のジャンプがいかにして発生するかを理解するには、 各測定に関連するエラーのタイプを説明することが適切である。理想的には、シ ステムはエラーなしで受信機から衛星までの範囲を測定するだろうし、相応のジ オメトリを有する衛星であればどのような組合せでも同じ正しい解を発生するだ ろう。実際には、各衛星は幾分異なる関連エラーの組を有し、異なる人工衛星星 座は、測定エラーの大きさと、衛星の各組に対して変化する衛星の相対的ジオメ トリに従い解においていかに各衛星が重み付けされるかということとに応じて、 異なる位置エラーを生じるであろう。 従来のSATPSを用いると、特定的な衛星に対する全測定エラーには、数多くの 要因があるであろう。受信機およびアンテナは、何らかの受信機雑音およびマル チパス信号エラーを受けるであろう。衛星位置およびクロックモデルにおける不 正確性、ならびに電離層および対流圏を通した伝搬による時間経過エラーが、さ らなるエラーを生じさせる。これらの効果を注意深くモデル化すれば、電離層お よび対流圏伝搬エラーは低減可能である。しかしながら、ある衛星が水平線に近 づき、信号伝搬に対し関連の空気の質量が増大するにつれ、これらのモデルの不 正確性は顕著に増大する。電離層伝搬遅延によるエラーは、30メートルにもな る可能があり、電離層モデルは一般にエラーの約50%を取り除く。対流圏伝搬 遅延によるエラーはより小さくかつより正確にモデル化される。 米国国防総省(「DoD」)は、セレクティブ アベイラ ビリティ(SA)として知られているさらなるエラー源をGPSに加えた。このエラー は伝送されたGPS信号にディザーを生じさせ、50メートルまでの振幅およびお よそ100−300秒の周期を伴う正弦波状のレンジエラーを発生する。レンジ およびレンジレートに対するSAの効果はコヒーレントであり、そのためドップラ ー測定への効果は擬似レンジへの効果の導関数である(このために単一アンテナ システムを用いてこのエラーを除去することはほとんど不可能になる)。単体型 のGPS受信機では、SAが最大エラー源である。衛星により送信され、衛星の位置 およびクロック状態を計算するのに用いられるパラメータを破壊することによっ てもSAエラーが誘起される。米国国防総省は、利用可能な衛星のジオメトリが良 い場合には、総時間の95%において、SAにより誘起される水平方向の位置エラ ーは100メートルよりも小さいと主張している。しかしながら、衛星のジオメ トリが通常よりも高い場合、500メートルのオーダの位置エラーが観測されて いる。したがって、SAはジオメトリが良い場合および悪い場合において位置間の 非常に大きなジャンプを誘起する可能性がある。 差分SATPS(「DSATPS」)情報が利用可能な場合、衛星エラーおよび伝搬エラ ーのほとんどは位置解が計算される前に除去または実質的に低減可能である。し かしながら、DSATPS解の不正確性は、基準受信機と移動可能な受信機との間の距 離がおよそ100キロメートルを超えて増大する と、25メートル以上まて増大するかもしれない。DSATPS解を用いても受信機雑 音エラーおよびマルチパス信号エラーは低減されない。したがって、たとえDSAT PSを用いても、解人工衛星星座が変化すると、位置ジャンプを誘起する可能性の ある何らかの測定エラーが残るであろう。 信号処理の従事者の中には、変数の変化率を利用する技術または類似する技術 を開発して、受信した信号の後続の処理に対して用いる方策を修正したものがあ る。ダッガン(Duggan)に発行された米国特許第4,776,035号では、知 覚した信号のフェージングによる衛星信号チャネルにおける電力飽和のオンセッ トを感知し、かつ回避する衛星信号ロックアップ検出システムを開示している。 この信号のフェージングは、こういった信号を減衰させる雨またはその他の天候 の変数が存在するために発生する可能性がある。衛星と通信する地上局からの電 力出力の変化率は連続的にモニタされ、最終的にロックアップにつながり得る電 力の「アバランシェ」状態に近づいていることが判定される。この変化率が選択 されたしきい値を超えると、このシステムは、アバランシェの開始に必要な電力 に近いがそれよりも低い上限を信号の電力に設ける。 ハイレベル信号とローレベル信号とを区別するための適応的信号修正システム が、米国特許第4,939,750号においてナカムラ(Nakamura)により開示さ れている。入力信号は、先行する入力信号の移動平均の逆数から適応的 に決定される補償信号と合計される。 ビギン(Begin)は、米国特許第4,995,019号において、測定値の適応 平均を用いた時間期間測定システムを開示している。測定された時間期間は、一 定単位長Δtuの整数倍プラスその単位の端数部分fΔtuとして表わされる。但 し0≦f<1である。端数部分は適応的にフィルタ処理され、現在測定されてい る端数および以前に測定された端数に依存する端数fの平均値をもたらす。 チャン(Chung)は、米国特許第5,058,047号において、反復的、適応 的プロセスを用いてディジタルフィルタ係数を決定するためのシステムを開示し ている。フィルタ係数は、ある勾配信号の確率的平均に依存する量だけ、各反復 の間に変更される。勾配信号は、(1)観測時間jでの信号エラー関数の瞬時値 と信号入力関数との積ε(j)X(j)と、(2)適応的に決定される重み付けファク タを用いて、先行する観測時間j-1で形成される積ε(j-1)X(j-1)の確率的平均と の加重総和として形成される。積ε(j-1)X(j-1)の確率的平均は、先行する値に 対するエラー信号と入力信号との間の相互相関を用いる。 しきい値インパルス雑音の適応的抑制が、米国特許第5,119,321号に おいてバートン(Barton)らにより開示されている。サンプルアンドホールド回路 が、入力ディジタル信号のシーケンスを受信しストアする。1つの実施例では、 何らかの2つの連続する信号入力時間間隔において 発生する雑音スパイクの確率が無視できるように、連続する信号入力時間が選ば れ、新しい入力信号が、選択された先行する入力信号と比較される。別の実施例 では、新しい入力信号は、サンプルアンドホールド回路における信号の移動平均 と比較される。もし新しい入力信号と比較信号との差の量があまりにも大きけれ ば、このシステムは新しい信号がインパルス雑音を含むという結論を出し、新し い入力信号を廃棄する。 アルブレヒト(Albrecht)に発行された米国特許第5,138,555号では、 航空機のパイロットが着用するヘルメットに搭載されるディスプレイを開示して おり、これは最小二乗平均アルゴリズムを用いて適応的予測トラッキングを行な い、10分の2、3秒将来のヘルメットの位置を予測する。そのために、速度ま たは加速度データではなく、ヘルメットの位置データのみを利用する。このアル ゴリズムは、以前に観測されストアされたヘルメットの運動パターンに一部依存 する。 連続する観測間の時間増分が入力信号の変化率と逆比例する適応的ディジタル フィルタリングシステムが、米国特許第4,150,317号においてカントリ ーマン(Countryman)により開示されている。時間の増分は、入力信号の比較的高 い変化率に対して用いられる最小値と、入力信号の比較的低い変化率に対して用 いられる最大値との間で変化する。この最小値と最大値との間で、この時間の増 分は、 ディジタル入力信号の1以上の選択されたビットの変化率の二乗に依存するパラ メータAとともに線形的に変化する。 ヌグ(Ng)は、米国特許第5,150,414号において、最大尤度(ML)アルゴ リズムを利用してあるシステムパラメータを推定する、時間により変化するシス テムにおける信号予測の技術を開示する。時間に依存し、単調に減少する重み関 数w(t)=at2+bt+cおよびその補数1−w(t)を用いて、ML計算に おいて使用する開ループデータ(完全データセット)および閉ループデータ(不 完全データセット)をそれぞれ重み付け、これらデータセットの累積的な重要性 を反映し、ML計算時間を短縮する。 カープ(Karp)に発行された米国特許第5,152,292号では、超音波結像 システムにおいて「フラッシュ」(望ましくない)カラー結像信号を阻止するた めの適応阻止フィルタを開示している。フラッシュ信号はしばしば、超音波ター ゲットのその他の部分の速度に対してあまりに高すぎる、ターゲットの動いてい る部分のドップラー感知された速度から生じる。このシステムはその信号部分の 大きさおよび変化率に依存して、ターゲットスキャンラインの各信号部分にフラ ッシュ強度を割当てる。所与のスキャンラインに対し、フラッシュ強度範囲の選 択されたグループの各々におけるフラッシュ強度の数が、そのスキャンラインを 表わすフラッシュ強度を割当てるために分析され比較される。各スキャンライン に対して集めた信号はストア され、そのスキャンラインを表わすフラッシュ強度が決定されるまで、時間遅延 される。このスキャンライン信号の集まりは次にフィルタ処理されて、フラッシ ュを僅かしか、または全く含まない超音波イメージを提供するために、選択され たスキャンライン部分の変化率が信号の変化率に対し選択された上限を下回るよ うに(または選択された下限を上回るように)低減される。このシステムは、時 間の経過につれてフラッシュ阻止レベルを平滑化するために、現在のフィルタ処 理されていない信号(フラッシュを含む可能性がある)を先行する持続信号と混 合する持続信号修正器を含む。 上記の特許は、適応的にフィルタ値を決定するために入力変数の大きさまたは 変化率を利用したり、先行する入力信号の移動平均を利用するといった興味深い 特徴を開示している。しかしながら、これらの特許は、(1)もし変化があまり にも大きければ新しい入力信号を廃棄したり、または(2)新しい入力信号の値 を許容範囲内となるように修正するといったシステムを開示している。必要なシ ステムは、(1)先行する入力信号の値と大きく異なる値を有する持続的な入力 信号をある時間の経過後に受入れることができ、(2)先行する入力信号の平均 値と、先行する入力信号の平均値と大きく異なる新しい持続的な入力信号の平均 値との間の比較的平滑な遷移をもたらすフィルタ処理された信号を提供する、シ ステムである。発明の概要 この発明は、衛星測位システム(SATPS)が決定する、時間により変化する位置 座標Px,n.Py,n.z,nをフィルタ処理し、連続する位置座標の値のシーケンス 内における大きな不連続性を低減するための方法を提供し、上記の必要性を満た すものである。SATPSは静的モードで動作し、静的モードではSATPS受信機は静止 しているかまたは通常の歩行速度といった選択された速度しきい値よりも遅い速 度で移動しており、または動的モードで動作し、動的モードでは受信機はしきい 値よりも高速度で移動する。このシステムは3次元の位置座標解Px,n.y,n.z,n. および対応する速度座標解Vx,n.y,n.z,n.を生成し、測定値が解人工衛 星星座におけるすべての衛星から利用できるときにはこれらの解においてタイム ラグは実質的に伴わない。このシステムは次に位置座標をフィルタ処理して位置 座標のシーケンス{P^x,n},{P^y,n},{P^z,n}を得て、この位置座 標のシーケンスは平滑化され、以下に挙げる位置解の1以上の摂動のために発生 する不連続性を低減する。その摂動とは、(1)解人工衛星星座における衛星の 変化、(2)3次元解から2次元解への位置解の変化、(3)2次元解から3次 元解への位置解の変化、(4)差分SATPS情報が利用可能となったかまたは利用 不能となったか、(5)セレクティブアベイラビリティの出現または消失、(6 )解人工衛星星座内の衛星から受信したSATPS 信号における受信機雑音の存在、(7)SATPS受信機でのマルチパス信号の出現 または消失、および(8)位置および/または速度解における多大なレイテンシ エラーの出現である。図面の簡単な説明 図1は、この発明を応用できるSATPSシステムの概略図である。 図2A−2Gは、異なるフィルタ処理モードにおける利得の振る舞いを図示す る。 図3A−3Iは、この発明の1つの実施例をフローチャートで示す。図3A− 3Gプラス3J−3Kは、この発明の別の実施例をフローチャートで示す。 図4A−4Bは、この発明の別の実施例をフローチャートで示す。発明のベストモードの説明 図1は、差分衛星測位システム(「DSATPS」)の動作を、簡単な形式で示す。 基準SATPS受信機および関連するSATPSアンテナ(「基準ステーション」) 13と、移動SATPS受信機および関連するSATPSアンテナ(「移動ステーション」 )14とは、地表面上にまたはそれに近接して間隔をあけており、基準受信機の 位置はいつでも非常に正確にわかっているものと仮定する。現在、SATPS信号ア ンテナは、SATPS信号が地平線付近を除き空のいかなる領域からでも、アンテナ を「向ける」ことなく受信できるように、 無指向性に近い。 SATPSアンテナは複数(好ましくは3以上)のSATPS衛星からSATPS信号を受信 し、これらの信号をSATPS信号受信機に送り、この受信機は、(1)各SATPS信号 に対するSATPS衛星ソース(衛星の番号またはその他の指標)を識別し、(2) 識別された各SATPS信号がアンテナに届く時間を決定し、(3)この情報からお よび識別された各SATPS衛星に対する位置推算暦に関する情報からSATPSアンテナ の現在の位置を決定する。SATPS信号アンテナおよび信号受信機は、この明細書 中に引用により援用する、「NAVSTARグローバルポジショニングシステム」、バ ン ノストランド レインホールド、1992、pp.33−90において、トム ログスダンが述べるように、特定的なSATPS、グローバルポジショニングシス テムのユーザ側の部分である。 基準ステーション13は、静止していてもよく、または時間の関数として知ら れている位置座標とともに移動してもよい。4以上のSATPS衛星15、17、1 9および21がSATPS信号を伝送し、これらの信号は基準および移動ステーショ ン13および14により受信され、そのステーションにおける現在の位置、速度 および時間に変換される。基準および移動ステーション13および14はまた、 それぞれ、基準ステーション13から移動ステーション14への1方向のリンク を提供するかまたは図示のように2方向 のリンクを提供するモデム27および29またはその他の通信手段を含む。図1 に示すシステムはまた、2つのステーション13と14との間に位置する1以上 の信号リピータ31を含んでこれら2つのステーション間の非見通し線通信また は長距離通信を容易にしてもよい。またはこのシステムは2つまたはそれ以上の 移動ステーションを含んでもよい。基準ステーション13は移動していてもよく 静止していてもよい。基準ステーション13は近くに位置しており(すなわち2 50キロメートル以内)、その位置座標は、差分衛星測位システム情報が基準ス テーションから利用できるように、いつでも非常に正確にわかっているものと仮 定する。 しかしながら、移動ステーション14の測定された位置の訂正のために必要な DSATPS情報を、この位置を計算する機器が常に利用できるわけではないかもしれ ない。さらに、あるSATPS、グローバルポジショニングシステム(GPS)において、 米国国防総省(DoD)は、時折、SATPSアンテナおよび受信機の位置座標を非常に正 確に獲得するのを困難にするために、セレクティブアベイラビリティまたはSAと 呼ばれる、GPS衛星信号のディザリングを導入する。100−300秒の時間の 間隔にわたり、SATPSステーションの見かけの位置は、たとえそのステーション が静止していても、特性直径30−50メートルまたはそれ以上の楕円の領域に わたりリサージュパターンで移動するように見える かもしれない。セレクティブアベイラビリティまたはSAという用語はこの明細書 において、1つまたはそれ以上の衛星から伝送されるSATPS信号に導入され、SAT PSステーションの実際の位置を合理的に正確に(すなわち数メートル内で)決定 するのを困難にする、何らかのスプリアス信号を指す。 この発明は、SATPS衛星の解人工衛星星座(通常は3以上の衛星)から受信す るコードフェーズ(またはキャリヤフェーズ)信号から決定される、SATPSステ ーションの3次元の位置座標のシーケンス{(Px,ny,nz,n)}n(すなわち 生のまたは測定されたまたはフィルタ処理されていない値)で始まる。このシス テムはまた、キャリヤフェーズSATPS信号もしくはドップラー偏位衛星信号のい ずれか、またはその両方を受信し、これらの信号によりSATPSステーションの3 次元の速度座標のシーケンス{(Vx,n.y,n.z,n)}nの決定が可能である。 その代わりに、使用するSATPS衛星の特定的な人工衛星星座によっては、1次元 または2次元の位置座標および/または速度座標のみが決定可能かもしれない。 座標枠はどの向きを向いていてもよいが、好ましくはデカルト座標系である。位 置および速度解は、見える衛星の数が不十分な場合または3次元の衛星ジオメト リが良くない場合に生じるように、たとえ高度が更新されていなくても、3次元 で更新される。最後のデータ固定時間t=tn-1でのステーションの(フ ィルタ処理された)位置座標P^x,n-1,P^y,n-1,P^z,n-1、プラスm=n− 1およびm=nである場合の速度座標Vx,m,y,m,z,mについての知識を与え られると、予測位置座標P^x,n -,P^y,n -,P^z,n -は、以下に示す関係を用 いて形成される。 P^ x,n -=P^ x,n-1+(Vx,n+Vx,n-1)Δtn/2 (1) P^ y,n -=P^ y,n-1+(Vy,n+Vy,n-1)Δtn/2 (2) P^ z,n -=P^ z,n-1+(Vz,n+Vz,n-1)Δtn/2 (3) 上記の式においてΔtn=tn−tn-1,は(n−1)番目のデータ固定とn番目 のデータ固定との間の時間の間隔の長さである。等式(1)、(2)および(3 )の右側に表われる位置座標および速度座標はまた、衛星信号経路が妨害されて いるときには、先に行なわれた測定値から僅かな時間だけ補外法によって決定さ れてもよい。 次に、現在の生のまたはフィルタ処理されていない位置座標解Px,n,y,n,z,n および等式(1)、(2)、および(3)で示される予測位置座標に基づき 、ステーションに対するフィルタ処理された位置座標が形成される。すなわち以 下のとおりである。 P^ x,n=αnx,n+(1−αn)P^ x,n - (4) P^ y,n=αny,n+(1−αn)P^ y,n - (5) P^ z,n=αnz,n+(1−αn)P^ z,n - (6) 上記の式においてαnは、データ固定第n番が生成されるときのSATPSの状況に基 づき、この発明により決定される 利得係数(0<αn≦1.0)である。定常状態モード 図2Aは、(1)SATPS衛星の解人工衛星星座において変化がなく、(2)S Aが常にオンであるかまたは常にオフであり、(3)測定された位置座標と予測 された位置座標との間に大きな変化が発生せず、(4)測位間の時間の間隔が大 きくなくかつ測定値において重大なレイテンシエラー(以下で説明する)が発生 しない場合に、このシステムが動的モードで始動するときの、フィルタ処理され た位置座標P^x,nおよび利得αnの振る舞いを図示する。図2Aでは、利得はα1 =1.0で始まり、定常状態の値αss<1(時刻t=tssまたは有限整数値n =Nssで得られる)に向かって単調に減少する。したがって、最初の測位(n= 1)で、フィルタ処理されていない位置座標Px.n.y,n.z,nが、等式(4) 、(5)および(6)で決定されるフィルタ処理された位置座標を完全に決定す る。利得αnが減少して1.0を下回ると、予測位置座標P^x,n -,P^y,n -, P^z,n -はさらに重み付けされる。図2Aに示される利得αnの振る舞いはまた 静的モードのシステムに対しても発生するが、定常状態の値αss(静的)は、動 的モードの定常状態の値とは異なるかもしれない。なお、図2Aにおけるフィル タ処理された位置の軌跡P^x,nは、生の位置の軌跡Px,nと同じである。クランピングモード 図2Bでは、利得αnは定常状態の値αssに達している。しかしながら、ある 時刻t−tc1では、以下の関係すなわち、 PEn=max[|Px,n -^ x,n -|,|Py,n−P^ y,n -|,|Pz,n−P^z,n -|], (7) で規定される、生の位置座標と予測された位置座標との間の最大差である予測エ ラーが、少なくとも選択されたしきい値(PEn≧PEthr)ほどにもなり、利得 αnはすぐに、αssよりもはるかに小さな、クランピング値と称される、αc1と して知られるより小さな利得まで減少するかまたは「クランプされる」。クラン ピング値α=αc1では、新規のフィルタ処理されていない位置座標の値Px,n,yn,z,nは、等式(4)、(5)および(6)で計算された、フィルタ処理され た位置座標にほとんど寄与しない。この間、速度解を用いてフィルタ処理された 位置座標P^x,n -,P^y,n-,P^z,n -を外挿計算し、位置の測位間の時間の 間隔の間に異常な隙間が生じなければ、この技術によりタイムラグがほとんどな い非常に正確な位置の軌跡がもたらされるだろう。長さτholdである選択された 停止時間の間隔(0であり得る)の後、利得αnは定常状態の値αssに向かって 単調に動き始め、そのためフィルタ処理されていない位置座標Px,n,Py.n,Pz,n はフィルタ処理された位置座標において通常どおりに重み付けされる。もし これらのフィルタ処理されていない座標が持続 すれば、このフィルタは図2Bに示されるように、新しいフィルタ処理されてい ない位置座標へと移るであろう。 図2Cに示されるように、もしクランピングは開始されているが、位置解のた めに用いられる解人工衛星星座が元の人工衛星星座にすぐに戻れば、予測エラー PEnは小さいだろう。なぜなら停止の間隔により以前の位置のオフセットから 移動することが妨げられるために予測エラーPEnは小さくなり、かつ予測エラ ーは恐らく十中八九はクランピングしきい値を下回るであろう。この場合、図2 Cに示すように、利得αnを定常状態モードの値αssに戻すために、クランピン グモードはキャンセル可能である。できる限り定常状態の利得を使用することが 好ましいが、その理由はそうすることにより擬似レンジから得られる位置解およ びドップラーにより得られる速度解の最良の重み付けがもたらされるからである 。クランピング利得の大きさがジャンプの大きさに比例することを示すために、 第2のクランピングモードが示されている。定常状態利得αss(静的)が、擬似 レンジの雑音レベルに対するドップラー雑音のレベルの比率として選択されても よい。 クランピングモードを使用することにより、異なる位置のオフセット間での移 動が速く行なわれることが防止される。利得αnは、もし位置のオフセットが持 続する場合にのみ、位置が新しいオフセットに移るように制御される。一時的な 位置ジャンプは位置の軌跡に実質的に何の影響も 及ぼさないであろう。正確な速度解が用いられてSATPSステーションの実際の動 力学に従う位置解を伝搬するため、クランピングの間、フィルタ処理された解に はタイムラグはない。全拡大モード 図2Dでは、SATPSにより決定される位置座標の正確性はt=tresetのときに 実質的に向上し、生の位置座標とフィルタ処理された位置座標との間でのジャン プを生じさせる。このとき、利得αnは、最初の利得の値α1=1と異なるかまた は等しいかもしれない選択された値α0(≦1.0)にリセットされてもよい。 この利得モードは全拡大モードと称され、システムが動作を行なっていた先行す る利得モードにかかわらず、いかなるデータ固定時刻tnでも発生する可能性が ある。正確性がこのように改良するのは、(1)DSATPS情報がt=tresetのと きに利用可能になるため、(2)SAがt=tresetのときにターンオフされるた め、(3)今まで2次元解であった位置座標解が、t=tresetのときに3次元 解が始まることを可能にするため、または(4)その他関連する理由のために、 発生し得る。時刻t=tresetの後、利得αnは再び図示のように定常状態の値αss に向かって単調に動く。この特徴はユーザにより選択可能である。最大の正確 性が利用可能になったときにはすぐにそれを利用することを好むユーザはこの特 徴を選択または活性化するであろう。急速な変化を伴 わない平滑な位置の軌跡を好むユーザはこの特徴を選択しないであろう。部分拡大モード このシステムはフィルタ処理された位置座標にあまりにも大きなレイテンシエ ラーが存在することを検出すると、部分拡大モードを開始することにより反応す る。予測されるレイテンシエラーは各ステップにおいて等式(8)−(11)で 示されるように計算される。 Ln=レイテンシエラー=δVnΔtL(n)/2 (8) Lnをmin(Ln,T)で置換える (9) δVn=max[|Vx,n−Vx,n-1|,|Vy,n−Vy,n-1|,|Vz,n−Vz,n-1|] (10) ΔtL=max[Δtn,Δtm(n),Δtm(n−1)] (11) 上記の等式においてΔtn=tn−tn-1,Δtm(n)=max[tn−tml,tn−tm2,…,tn−tm M ]であり、ここでtmiは、M個の衛星を有する解人工衛星星座内のi番目の衛 星からの最近の擬似レンジおよびドップラー偏位の測定の時刻である。レイテン シエラーLnは、データ固定時の間または古い測定値が位置解において再使用さ れていたときのいずれかに発生した加速度を原因として生じるかもしれない、時 間tnにおける最大位置エラーの推定である。推定されたレイテンシエラーLnは 、しきい値Tにより上側で束縛され、このモードのために生じる可能性のある位 置ジャンプを制限する。もしレイテンシエラーLnがt=texpのときに選択され たしきい値Lthrを超えれば、このシステムは「部分拡大」を実行することによ り反応し、この部分拡大では、利得αnは選択された部分拡大値αn=αexpへと 急速に増加し、長さΔtrecのリカバリ時間間隔の後にこのエラーを受入れ可能 な大きさまで減少させることを開始し、その後利得αnは定常状態の値αssに単 調に戻ってもよい。 図2Eは、図示された位置座標の測定の方向と直角である、所与の衛星の見通 し線に沿って加速度が発生する間に古い測定値を使用する効果を示す。この場合 、レイテンシエラーを伴う生の位置座標は変化を受けない。1次元での真の位置 の軌跡を、真の位置と推定された位置との間の発散を図示するために示す。古い 測定値を用いた最後の解とレイテンシエラーを伴わない新しい位置との間で速度 に大きな変化が観測可能であるため、新しい測定値がこの衛星から得られるとき には部分拡大が活性化される。なお、位置ジャンプは観測されたレイテンシエラ ーとほぼ同じ大きさである。もし位置ジャンプが予想されたレイテンシエラーよ りもはるかに大きかったならば、部分拡大よりもむしろクランプが発生している であろう。 部分拡大モードの間より大きな利得αexpを使用することの危険性は、衛星の 人工衛星星座の切換を原因とする大きな予測エラーが、この大きな利得を用いて は減衰されないであろうということである。したがって、部分拡大は、予測エラ ーPEnが予想されたレイテンシエラーLnの大 きさに近いときのみ開始される。推定されたレイテンシエラーの束縛(Ln≦t )により、発生し得る最大位置ジャンプが制限されるが、その理由は予測エラー PEnが、推定されたレイテンシエラー×許容可能な最大ジャンプを設定するス ケールファクタよりも小さくなければならないためである。位置ジャンプの大き さは、予測エラー×拡大利得αexpである。 部分拡大モードが開始されたとき保存されていた、予想されたレイテンシエラ ーLnよりも大きな予測エラーPEnが観測された場合、部分拡大はキャンセルさ れ、もし予測エラーが十分に大きければクランピングが許可される。この振る舞 いは図2Fに示される。グラフの最初の部分(t≦tc1)は、図2Eのそれに相 当する部分と同じである。しかしながら、この場合利得が部分拡大モードにある 間に解人工衛星星座の切換が発生する。もしこのモードの続行が許可されれば、 大きな利得および大きな予測エラーが組合わされて、図2Fにおいて三角形の記 号によって示される位置の軌跡を生じさせるであろう。その代わりに、このシス テムは現在の予測エラーを,保存していたレイテンシエラーと比較し、部分拡大 モードを脱出してクランピングモードへと移り、フィルタ処理された位置の軌跡 (円形の記号)で示される位置ジャンプを防止する。 このようにして、部分拡大モードは、加速度により誘起されるレイテンシエラ ーをもたらす測位が用いられている ときに、フィルタ処理された解におけるタイムラグを低減するように設計される 。部分拡大モードは、観測された予測エラーPEnが小さく、予想されたレイテ ンシエラーLnに大きさが近いときのみ使用される。このようにして、このシス テムが部分拡大モードにある間にも、位置ジャンプの大きさはなおも制御可能で ある。静的モード 動的モードから静的モードへの遷移は、req_staticcount(好ましくは2また は3)により与えられる、連続するデータ固定時間の所要の数に対する特定され た速度しきい値Vh,thrよりも水平方向の速度の大きさVh,nが下回るときに開始 される。速度しきい値は速度解の推定された正確性の関数である。DSATPS情報が 利用可能であれば、しきい値は、たとえばDSATPS情報が利用できないときよりも 低くてよい。このシステムが静的モードにあるとき、速度の大きさは形式的には 0に等しいものと設定され、位置および速度解がコヒーレントではなくなるため 、位置に対するSAのドリフトまたはディザリング効果を取り除くことが可能であ る。もしDSATPSが利用可能であるかまたはSAがオフであれば、静的モードを使 用して、受信機の雑音およびマルチパス信号エラーといった何らかのエラーを平 均化することにより、位置の正確性を向上させることができる。システムが静的 モードにあるときの予測位置は、静的モードでは速度解は形式的に0に等しいも のと設定される ため、単に最後にフィルタ処理された位置である。 静的モードにおける最初の利得は、選択された正の数Nminの逆数である。正 確な解が利用できるときは、Nmin=1であり、SAがオンであるときのように正 確性が最悪の状況にある場合、Nmin=1000である。静的モードが開始され ると、利得はmax(1/Nmin,αn-1)に等しいものとして設定される。後続の測 位に対する利得は、αn=1/Nを用いて決定可能である(Nはmax(Nmin,[1 /αn-1int)からNmaxへと固定番号nとともに増分する)。静的モードの利得 は、Nが選択された正の数Nmaxに達すると一定になる。静的モードが活性化す るごとに、同じ手順が用いられる。 クランピングは、解人工衛星星座の切換が原因で位置の大きな変更が発生する とき、および現在の利得αnと予測エラーPEnとの積が特定されたしきい値を超 えたとき、静的モードで発生する可能性がある。この場合、カウントされた整数 Nは、予測エラーと新しい利得との積である、結果として生じる位置の変化が、 特定されたしきい値よりも小さくなるように計算される。カウントされた整数N は、次の測位でこの新しい大きな値から増分を続け、利得は選択された最小値に 達するまで減少し続けるであろう。 静的モードフィルタ利得αnは、静的モードのすべての測位から利得の算術平 均を用いる。したがって、もし測定エラーがゼロ平均を有し、フィルタが正弦波 状のエラーの 多くのサイクルを平均化するほどの長時間にわたりアクティブであるならば、フ ィルタの利得は真の平均に集まらなければならない。 静的モードは、水平方向の速度Vh,nが特定されたしきい値Vh,thrを超過し、 水平方向の速度における変化ΔVh,nが別の選択されたしきい値ΔVh,thrを超過 したときキャンセルされる。したがって、水平方向の速度がこれらの期間の間に ゆっくりと変化する場合には、水平方向の速度の大きさがしきい値Vh,thrを僅 かな間超える間も静的モードのままであろう。SAが、スナップショット速度解に おける水平方向の速度エラーの主要な原因である。観測されたSAのディザーの 変化率は非常に小さく、3cm/sec2のオーダである。速度における変化のしきい 値ΔVh,thrはこの量よりも大きなオーダで設定可能であり、結果として、より 小さな速度しきい値Vh,thrが現在の速度に使用可能であるが、それはしきい値 がSAによって誘起される最悪の場合の速度エラーよりも大きい必要はないから である。 3次元の速度の大きさよりもむしろ水平方向の速度の大きさVh,nがすべての 静的モード検査に対して利用される。水平方向の速度は垂直方向の速度よりも雑 音が少ない(すなわち水平の精度の希釈HDOPは垂直の精度の希釈VDOPよりも小さ い)ため、このことにより、より小さな速度しきい値を使用することが可能であ る。非常にゆっくりとしたア ンテナの動きが静的モードにおいて無視されることを防止するには、水平方向の 速度しきい値はより小さいことが好ましい。静的モードからの脱出 静的モードから脱出すると、このシステムは自動的にクランピングモードを実 施する。こうして、利得が小さな静的利得αss(静的)から動的モードにおける 大きな定常状態の利得αssへと変化する際に、このシステムが静的モードにあっ たときに生成された予測エラーPEnがあまりにも迅速にフィルタ処理された解 に侵入することが防止される。この方策は、いかなる大きな予測エラーも、SATP Sステーションが移動している間は、観測される可能性が最も小さくなるように 吸収できるという事実を利用する。実際の動きのために発生するステーションの 位置の変化は、フィルタが新しい解バイアスに移動するため、位置の変化よりも 幾分大きい。 水平方向の速度の大きさと静的利得とのタイミング関係が、図2Gに示される 。この場合、静的モードは、水平方向の速度の大きさがしきい値Vh,thrを下回 った後に第3の測位(t=tstatic)で開始する。静的モード開始後、利得αn は上側のしきい値αn=1/Nminへと急速に減少し、その後単調に減少し、αn ≧1/Nmaxにより下方において制限される。なお、もし水平方向の速度の変化 ΔVh,nがΔVh,thrにすぎなければ、このとき水平方向の 速度は上昇してしきい値Vh,thrを僅かな間上回ることができるが、システムは 静的モードのままである。水平方向の速度Vh,nがしきい値Vh,thrを上回り、水 平方向の速度の差異ΔVh,n>しきい値の差異ΔVh,thrであるとき、静的モード はキャンセルされクランピングが開始される(t=tc1のとき)。クランピング 利得αc1,nの大きさは予測エラーPEnの大きさ次第である。たとえ予測エラー が小さくても、クランピングモードは特定されたステップの数の間はキャンセル されず、確実に静的モードと動的モードとの間で滑らかに遷移する。 クランピングモード、2つの拡大モード、および定常状態モードの組合せを用 いて、フィルタの利得は明確に制御されて、異なる位置のオフセット間での移動 を原因とする位置の変化を制限および制御する。静的モードを利用することによ り、受信機は移動していないことを報告し、時間により変化するがゼロ平均であ る測定エラーの存在する中で真の位置に近づく、非常にゆっくりと変化する位置 の軌跡を提供することができる。 図3A−3Iはこの発明の1つの実施例をフローチャートの形式で集合的に図 示し、添付の使用される変数のグロッサリが、これらの図面において使用される 変数の定義について説明する。 使用される変数のグロッサリ N=静的モードにおいて連続する測位をカウントするた めに使用される整数 Nmin,Nmax=静的モードにおけるNの最小および最大値 (Px.n,Py.n,Pz.n)=n番目の測位に対する3次元位置座標 (Vx.n,Vy.n,Vz,n)=n番目の測位に対する3次元速度座標 tn=n番目の測位時の時間座標 Δtn=tn−tn-1=先行する測位からの時間(n≧2) Δtm(n)=max[tn−tml,tn−tm2,…,tn−tmM],但しtmiはM 個の衛星を使用する解人工衛星星座におけるi番目の衛星を利用する、擬似レン ジおよびドップラー測定の最も新しい時間である。 ΔtL(n)=max[Δtn,Δtm(n),Δtm(n-1)]=最大レイテンシ時間 間隔であり、この間加速度がスナップショット位置および速度解においてエラー を誘起する可能性がある。 Δtmax=許容される最大時間間隔であり、この間新しい測位は受信されない 。 最後にフィルタ処理された位置および平均速度を用いた、動的モードにおける tnでの予測される位置 P^ x,n -=P^ x,n-1+(Vx,n+Vx,n-1)Δtn/2 P^ y,n -=P^ y,n-1+(Vy,n+Vy,n-1)Δtn/2 P^z,n -=P^z,n-1+(Vz,n+Vz,n-1)Δtn/2 最後のフィルタ処理された位置を用いた静的モードにおけるtnでの予測され る位置 P^x,n -=P^x,n-1 P^y,n -=P^y,n-1 P^z,n -=P^z,n-1 新しいスナップショット位置および予測された位置を用いたフィルタ位置解 P^x,n=αnx,n+(1−αn)P^x,n -(フィルタ処理されたx座標の位置) P^y,n=αny,n+(1−αn)P^y,n -(フィルタ処理されたy座標の位置) P^z,n=αnz,n+(1−αn)P^z,n -(フィルタ処理されたz座標の位置) PEn=max[|Px,n−P^x,n -|,|Py,n−P^y,n -|,|Pz,n−P^z,n -|]=「生の 」位置座標と、予測された、フィルタ処理された位置座標との最大差異 PEthr=クランピングおよび拡大に対する検査が発生する、PEnに対するし きい値であり、また許容可能な最大位置ジャンプしきい値である。 Vh,n=tnでの水平方向の速度 ΔVh,n=|Vh,n−Vh,n-1|=測位n−1とnとの間での水平方向の速度の変 化 δVn=max[|Vx,n−Vx,n-1|,|Vy,n−Vy,n-1|,|Vz,n−Vz,n-1|]= 座標における速度の最大の変化 αn=測位nに対しフィルタ処理された位置座標を計算するために使用される 利得係数 α0=全拡大モードにおける利得α(0<α0≦1)に対するリセット値 αss=利得係数αの動的モード定常状態の値 αss(静的)=利得係数の静的モード定常状態の値であり、αss=1/Nmax である。 αc1.n=クランピングが開始されたときのn番目の測位でのαn(>0)のク ランピング値 αmin=αc1,nに対し許可されるαnの最小値 αexp=部分拡大モードにおいて累積されたレイテンシエラーを迅速に修正す るために用いられる利得 βc1=クランピングモードにおいてαをαc1からαssに増大するための乗法因 子(βc1>1) βss=通常の動的モードにおいてαをα0からαssに減少させるための乗法因 子(βss<1) PDOP(n)=3次元の位置の精度の希釈であり、別々の単位分散測定エラーが 位置エラーにいかにして増幅されるかを説明する HDOP(n)=水平位置の精度の希釈 VDOP(n)=垂直位置の精度の希釈 first_fix(n)=もしn番目の測位がパワーアップ後の最初の測位であれば1で あり(n=1)、そうでなければ0 である first_3D_fix(n)=もしn番目の測位が最初の3次元の位置の測位であれば1 であり、そうでなければ0である clamp_active(n):クランピングがアクテイブであれば>0であり、部分拡大 が活性化されれは<0であり、通常の動的モードまたは静的モードの場合は0で ある new_clamp(n)=n番目の測位でクランピングが活性化されたならば1であり、 そうでなければ0である do_static(n)=静的モードがn番目の測位で活性化されれば1であり、そうで なければ0である static_count(n)=静的モードへのエントリのための整数カウント変数 req_static_count(n)=静的モードに入るのに必要なstatic_countの最小値で あり、req_static_count(n)=r13であり、r13=2が好ましい end_static_count(n)=たとえ観測された予測エラーがクランピングしきい値 を下回っていてもクランピングモードがアクティブのままであることを通常は強 制する静的モードルーチンからの脱出のためのカウントダウン整数であり、end_ static_count=r14で、r14=20〜60が好ましい fix_dim(n)=もしn番目の測位での位置の次元がそれぞれ2(水平方向のみ) または3(水平および垂直)であれば2または3である last_fix_dim(n)=最後の測位で解の次元が2または3であったならば2また は3である new_fix_set(n)=もしn番目の測位で解の次元が変化したならば、またはn番 目の測位で人工衛星星座の切換が発生したならば1であり、そうでなければ0で ある static last fix(n)=n−1での先行する測位が静的モードにあったな らば1である DSATPS=差分GPSまたはDGPSとして既知であるGPSに対する、受信機より他によ り誘起された測定エラーの推定を受信機に対して獲得し正確性を向上させるため の方法であって、1が利用可能であり、そうでなければ0である セレクティブアベイラビリティ(SA)=米国国防総省によりGPS衛星に課される 、時間により変化する大きな測定エラーである acc_mode(n)=もし[DSATPSが存在するかまたはもしSAが存在しなければ]1 であり、そうでなければ0である DSATPS_ON(n)=もしDSATPSが現在オンであれば1であり、そうでなければ0で ある SA_OFF(n)=もしSAが現在オフであれば1であり、そうでなければ0である first_DSATPS_fix(n)=もしDSATPSがターンオンされたばかりなら1であり、 そうでなければ0である reset_filter(n)=もし利得αがその最大値α0にリセットされるならば1であ り、そうでなければ0である B2G(n)(bad-to-good switch value)=推定された位置解の正確性が大幅に測位 間で向上するときは常に利得αがα0にリセットされることをユーザが所望する ならば1であり、そうでなければ0である An=ln[PEthr/r27αssPEn]/ln[1−αss],クランピングモードを開始 した位置のオフセットにおける変化のためにフィルタが再びクランプしないよう に、フィルタ処理された位置がある量だけ変化するのに要する測位の数であり、 r27は選択された正の定数であり、r27=2が好ましい Bn=ln[αss/αn]/ln[βcl],クランピング利得から定常状態利得へと移る のに必要とする測位の数である Ln=レイテンシにより誘起される位置エラー=δVnΔtL/2=レイテンシ がフィルタ処理された解において存在するときに加速度が存在するために発生す る可能性のある最大位置エラーの推定 last_latency=部分拡大モードが最後に開始されたときに保存されていた予想 されたレイテンシ(L) last_α=測位n−1からのαの値(保存) last_hvel=最後の測位からの水平方向の速度=Vh,n-1であり、静的モードが 全速度を0にする前に保存されている last_acc_mode=測位n−1からのacc_modeの値(保存) σpos=PDOPxσmeas σmeas=もしSAが存在しなければ2〜8であり、もしSA が存在していれば16〜32である 図4Aにおける第1のステップ111で、いくつかのシステム変数が初期化さ れる。 static_count=0 α=α1=1.0 N=1 end_static_count=r14(r14=20-60が好ましい) PEthr=1メートル PEmax=1000メートル clamp_active=0 Δtmax=r28sec(r28=6が好ましい) αmin=r29(r29=0.001が好ましい) αss=r30(r30=0.0625が好ましい) αexp=r31(r31=0.2が好ましい) βss=r32(r32=0.5が好ましい) r28、r29、r30、r31およびr32は選択された正の定数である。こ れら初期化の値の最初の3つを例外として、これらの数は変更可能であり、この 発明において用いられるアルゴリズムのその他の詳細例において適切な変更が行 なわれている。 ステップ113で、新しいデータ固定が、n番目の固定に対し、位置、速度お よび時間変数Px,n,Py,n,Pz,n,Vx,n,Vy,n,Vz,nに対して得られる(n はパワーアップが生じるとき最初は1である)。いかなる局所座 標が用いられていても、速度Vh,nの水平方向の成分および水平方向の速度の差 ΔVh,nがステップ115で計算される。 ステップ117で、n番目の固定に対する新しい(または第1の)データ値に 対し何らかのフィルタ変数がセットまたはリセットされる。 do_static(n)=0 rep_static_count=r0 fix_dim(n)=現在の値(2or3) new_clamp(n)=0 new_ fix_set(n)=現在の値 acc_mode(n)=DGPS_ON+SA_OFF=現在の値 Δtm(n)=現在の値 ステップ119で、このシステムはacc_mode(n)=1であるかどうかを判断す る。もし答がイエスであれば、このシステムはステップ121においてn番目の 固定に対し以下のフィルタ変数の値を設定する。 Nmin=r1(r1=1が好ましい) Nmax=r2(r2=100が好ましい) Vh,thr=r3m/sec(r3=0.1が好ましい) ΔVh,thr=r4m/sec(r4=0.2が好ましい) βc1=r5(r5=1.5が好ましい) σmeas=r6(計算される。r6=2〜8) ステップ119での答がノー(すなわちacc_mode(n)≠ 1)であれば、これらのフィルタ変数はステップ123においてn番目の固定に 対し以下の値が与えられる。 Nmin=r7(r7=100が好ましい) Nmax=r8(r8=106が好ましい) Vh,thr=r9m/sec(r9=1.1が好ましい) ΔVh,thr=r10m/sec(r10=0.5が好ましい) βc1=r11(r11=1.125が好ましい) σmeas=r12(計算される。r12=16〜32) ステップ121またはステップ123から続くステップ131では、システム はdo_static=0を設定し、ステップ133に進み、ここでシステムはVh,n<Vh,thr かどうかを尋ね、もし答がイエスであれば、システムはステップ135でs tatic_count=static_count+1を設定し、ステップ137に進む。もし答がノ ーであれば、システムは直接ステップ137に進み、static_last_fix=1であ るかを尋ね、答がイエスであれば、システムはステップ13 ステップ139においてこの質問への答がイエスであれば、システムはステップ 141でstatic_count=0を設定し、ステップ151に進む。もしステップ13 9で質問への答がノーであれば、システムはdo_static=1を設定し、ステップ 151に進む。ステップ137においてこの質問への答がノーであれば、ステッ プ145でシステムはstatic_count=req_static_count(=r13)であるかど うかを 尋ねる。ここでr13は選択された正の定数(好ましくは2)である。もし答が イエスであれば、システムはdo_static=1およびclamp_active=0を設定し、 ステップ151に進む。もしこの質問への答がステップ145においてノーであ れば、システムは直接ステップ151に進む。 ステップ151で、システムはdo_static=1であるかを尋ねる。もし答がイ エスであれば、ステップ153に進み、last_hvel=Vh,nを設定し、Vx.n=Vy ,n =Vz,n=0を設定し、Nをmax(N,Nmin)で置換え、ステップ161に進む 。もし答がノーであれば、システムはstatic_last_fix=1であるかを尋ねる。 もし答がイエスであれば、ステップ157に進み、new_clamp=1を設定し、end _static_count=40を設定し、ステップ161に進む。ステップ155におい てこの質問への答がノーであれば、システムは直接ステップ161に進む。ステ ップ131−157において、このシステムは静的モード(do_static=1)に あるのか、または動的モード(do_static=0)にあるのかを判断し、その他の フィルタ制限値のいくつかに対する適切な選択を行なう。 ステップ161で、システムはこれがパワーアップ後の最初の固定であるかど うか(すなわちn=1であるかどうか)を判断する。もしn=1であれば、ステ ップ163においてP^x,1Px,1,P^y,1=Py,1およびP^z,1=Pz,1を設定し 、 ステップ167でΔtn=tn−tn-1を計算し、ステップ171に進む。 1であるかどうかを尋ねる。もし答がイエスであれば、P^x,n -=P^x,n-1,y, n - =P^y,n-1およびPz,n -=P^z,n-1(Vx,n=Vy,n=Vz,n=0)を設定し、 そのため先行する位置固定(n−1)の位置座標は現在の固定に対し予測された 位置座標となる。次にシステムはステップ173から177へと進む。ステップ 171でこの質問への答がノー(n番目の固定では静的モードは存在しない)で あれば、システムはステップ175においてn番目の固定で予測された位置座標 に対し一般式を適用し、以下を設定する。 P^x,n -=P^x,n-1+(Vx,n-1+Vx,n)Δtn/2 (1) P^y,n -=P^y,n-1+(Vy,n-1+Vy,n)Δtn/2 (2) P^z,n -=P^z,n-1+(Vz,n-1+Vz,n)Δtn/2 (3) 次にシステムはステップ177に進む。 ステップ177、179および181で、システムは以下のそれぞれの数量を 計算する。 PEn=max[|Px,n−P^x,n -|,|Py,n−P^y,n -|,|Pz,n−P^z,n -|] (7) δVn=max[|Vx,n−Vx,n-1|,|Vy,n−Vy,n-1|,|Vz,n−Vz,n-1|] (12) ΔtL(n)=max[Δtn,Δtm(n),Δtm(n−1)] (13) ステップ161−181において、システムは予測され た位置座標を決定し、位置の差PEnおよび速度座標δVnにおける(最大の)変 化をモニタし、n番目の固定または(n−1)番目の固定の時間に関し、n番目 の固定において、または(n−1)番目の固定において用いられた測定の最大時 期である、レイテンシ時間ΔtL(n)=max[Δtn,Δtm(n),Δtm(n−1)]を決定す る。 maxであるかどうかを尋ね、ここでΔtmaxは解人工衛星星座における1以上の 衛星を用いた位置固定における隔たりに対して許された最大時間である。もしそ の答がイエスであれば、システムはステップ215でreset_filter=1を設定し 、これは利得をその最初の値α0にリセットするものであり、次にシステムはス テップ221に進む。もしステップ191においてその質問に対する答がノーで あれ あるかどうかを尋ねる。答がイエスであれば、システムはステップ215におい てreset filter=1を設定し、ステップ221に進む。ステップ195で質問へ の答がノーであれば、システムはステップ201に進み(fix_dim=3)および(fi rst_3D fix=1)が両方とも真であるかどうかを尋ねる。答がイエスであれば、 システムはステップ215に進み、reset_filter=1をセットし、ステップ22 1に進む。もしステップ201において質問への答がノーであれば、ステップ2 05に進む。 ステップ205で、システムはスイッチB2Gが値1または値0を有するかど うかを尋ねる。もしB2G=1であれば、システムは、もしステップ207、2 09および211において3つの複合論理条件のいずれかを満たせば、利得αを リセットの最初の値α0にリセットするだろう。3つの複合論理とは、(1)[( first_DSATPS_fix=1)AND(acc_mode(n−1)=0)]であるかどうか、OR( 2)[(PDOP(n)<r15 PDOP(n−1))AND(PDOP(n−1)>r16 )AND(fix_dim(n)=fix_dim(n−1))]OR(3)[(fix_dim(n)=3 )AND(fix_dim(n−1)=2)AND(PEn>r17σpos)]である。ここで、 r15、r16およびr17は選択された正の定数であり、好ましいのはr15 =2、r16=6およびr17=6である。もしこれら3つの複合論理条件のい ずれもが満たされなければ、reset_filterはステップ213で0に等しいものと して設定され、利得αの現在の値はリセットの最初の値にはリセットされない。 いずれの事象においても、システムはステップ221に進む。B2G=0であれ ば、システムはステップ213に進む。 ステップ191−211において、このシステムは「全拡大」が発生している のかどうかを判断し、ここにおいて 初期化される。 ステップ221で、別の複合論理命題が真であるかどう かを尋ねる。すなわち、[(clamp_active>0)AND(αssPEn<PEthr/r 18)AND(end_static_count=0)]が真であるかどうかを尋ねる。ここで、 r18は選択された正の定数であり、r18=2が好ましい。もし答がイエスで あれば、システムはステップ223でclamp_active=0を設定し、ステップ22 5に進む。答がノーであれば、システムはステップ225に進む。ステップ22 5において、このシステムは(clamp_active<0)AND(PEn>r19(last_la tency))であるかどうかを尋ねる。ここでr19は選択された正の定数であり、 r19=2が好ましい。答がイエスであれば、システムはclamp_active=0をス テップ227で設定し、ステップ231に進む。答がノーであればシステムはス テップ231に進む。 かを尋ねる。答がノーであれば、システムは以下で説明するステップ261に進 む。答がイエスであれば、システムはステップ235で以下のように新しいレイ テンシの値を計算する。 L=レイテンシ=δVnΔtL(n)/2 (13.1) 次に後の計算のためにレイテンシLをmin(L、r20メートル)で置換え、ス テップ237に進む。ここでr20は選択された正の定数であり、好ましいのは r20=30(メートル)である。 かを尋ねる。答がイエスであればシステムはステップ239および241に進み 、以下に述べる複合論理命題が真であるかどうかを尋ねる。すなわち、[(acc_ mode=1)AND プ241)ということである。ステップ239でこの命題が真であれば、または ステップ241でこの命題が真であれば、(または両方であれば)、システムは ステップ243に進み、clamp_active=−r24を設定し、last_latency=Lを 設定し、ステップ261に進む。ステップ239および241においてこの命題 がもし両方とも真でなければ、システムはステップ261に直接進む。ここでr 21、r22、r23およびr24は選択された正の定数であり、r21=2、 r22=8、r23=16およびr24=8が好ましい。 ステップ237においてこの質問への答がノーであれば、システムはステップ 251に進み、ここでシステムはαn システムは以下の複合論理命題が真であるかどうかを尋ねる。すなわち、[clam p_active=0](ステップ253) テップ255)かどうかを尋ねる。もしこれら命題のいずれかが真であれば、シ ステムはステップ257でnew_clamp=1を設定し、ステップ261に進む。ス テップ253お よび255で両方の命題が真でなければ、システムは直接ステップ261に進む 。 ステップ261で、システムはreset_ filter=1であり、利得αがリセット されるべきと示されているかどうかを尋ねる。答がイエスであれば、システムは ステップ263でα=α0を設定し、clamp_active=0を設定し、end_static_co unt=0を設定し、N=Nminを設定し、ステップ291に進むが、このことにつ いては以下で説明する。答がノーであれば、システムはステップ265でnew_cl amp=1かどうかを尋ねる。ステップ265で質問への答がイエスであれば、シ ステムはステップ267でdo_static=1かどうかを尋ねる。ステップ267で この質問に対する答がイエスであれば、システムはステップ269でN=[r2 5 PEnintを設定し、Nをmin(N、Nmax)と置換え、αn=1/Nを設定し 、clamp_active=0を設定し、ステップ291に進む。ここで[w]intは実数 wの整数部分を表わし、r25は選択された正の定数であり、r25=16が好 ましい。 ステップ267で質問への答がノーであれば、ステップ た数である、αcl,n=PEthr/r26 PEnを設定し、αcl,nをmax(αcl,n, αmin)と置換え、clamp_active=[An+Bnintを設定し、ステップ291に 進む。ここで、パラメータAnおよびBnの1つの選択として以下 のように表わされる。 An=ln[PEthr]/r27αssPEn}/ln[1-αss] (14) Bn=ln[αss/αn]/ln[βcl] (15) r27は選択された正の定数であり、r27=2が好ましい。ステップ271に おけるclamp_activeの最初の値のその他の選択も、選択された正の整数として行 なうことができる。 ステップ265で質問への答がノーであれば、システムはステップ273に進 み、clamp_active>0かどうかを尋ねる。この質問への答がイエスであれば、シ ステムはステップ275でαn=Bclαn-1を設定し、αnをmin(αn,αss)と 置換え、clamp_active=clamp_active−1を設定し、ステップ277に進む。ス テップ277で、このシステムはend_static_count>0かどうかを尋ねる。この 質問への答がステップ277においてイエスであれば、システムはステップ27 9でend_static_count=end_static_count−1を設定し、ステップ291に進む 。ステップ277で質問への答がノーであれば、システムは直接ステップ291 に進む。ステップ273で質問への答がノーであれば、システムはステップ28 1でclamp_active<0かどうかを尋ねる。ステップ281で質問への答がイエス であれば、ステップ283で、システムはαn=αexpを設定し、clamp_active= clamp_active+1を設定し、ステップ291に進む。ステップ283で質問への 答がノーであれば、 ステップ285でシステムはdo_static=1かどうかを尋ねる。ステップ285 で質問への答がイエスであれば、ステップ287でシステムはN=N+1を設定 し、Nをmin(N,Nmax)と置換え、αn=1/Nを設定し、ステップ291に 進む。質問への答がステップ285でノーであれば、システムはステップ289 でαn=Bssαn-1を設定し、αnをmax(αn,αss)と置換え、ステップ291に 進む。 ステップ291で、システムは等式(4)−(6)によりフィルタ処理された 位置座標P^x,n,P^y,nおよびP^z,nを計算し、ステップ293に進む。ス テップ293で、システムはlast_α=αnを保存し、last_vhdiff=ΔVh,nを保 存し、last_acc mode=last_acc_mode(n)を保存し、Iast_fix_dim=fix_dim (n)を保存し、Δtm(n)を保存し、ステップ295でステップ113にリ ターンする。 図3A−3Iにおいて示された実施例の代替例においては、図3H−3Iは図 3J−3Kと置換えられる。ステップ271で計算された利得αclのクランピン グ値、およびステップ271で計算された、クランプされた値から定常状態の値 αssに近づくために用いられる利得の値αnは、計算されたその他の値で置換え られる。クランプされた状態では、時間t=tn-1およびt=tnでの2つの連続 する固定間における位置座標における変化は以下の等式から 計算される。 ΔPx,n=(Vx,n-1+Vx,n)Δtn/2 (16) ΔPy,n=(Vy,n-1+Vy,n)Δtn/2 (17) ΔPz,n=(Vz,n-1+Vz,n)Δtn/2 (18) し、αcl,nと示される、n番目の固定に対するαの現在のクランピング値を以下 の等式より計算する。 ΔPn=max[ΔPx,n,ΔPy,n,ΔPz,n] (19) 等式(20)はまたステップ272で、図3H−3Iのステップ271において αn-1を用いてαnを発見するのに用いられた、関係式αn=Bclαn-1を置換える 。等式(20)は、長さΔtreliefの時間の間隔または(等価的な)Nreliefデ ータ固定のランの後、フィルタ処理された位置座標P^x,n,P^y,nおよびP^z,n を測定された(フィルタ処理されていない)位置解Px,n.y,n,およびPz,n に近くなるようにまたはほぼ等しくなるようにするために、長さΔtreliefの選 択された時間の間隔または選択された数Nreliefの連続するデータ固定に対して 適用されるだろう。数Nreliefは、図3Eのステップ271で計算された数[An +Bnintと置換えることができる。 図3J−3Kは、等式(16)−(20)で示されるように計算された利得αcl (n)のクランピング値を用いた、図3H−3Iの代替である。ステップ26 1、263、2 65、267および269は図3H−3Iと同様である。ステップ267で、シ ステムはdo_static=1かどうかを尋ねる。答がイエスであればシステムは図3 H−3Iに示すようにステップ269に進む。答がノーであれば、システムは図 3H−3Iのように、ステップ272(ステップ271の代替)に進み、等式( 20)のようにαcl,nを計算し、max(αcl,n,αmin)でαcl,nを置換え、clamp_ active=Nreliefを設定し、ステップ291に進む。 図3J−3Kのステップ273で、clamp_activeが>0でなければ、図3H− 3Iのようにシステムはステップ281に進む。clamp_active>0であれば、シ ステムはステップ276(ステップ275の代替)に進み、ここでαcl,nは等式 (20)のように計算され、αcl,nはmin(αcl,n,αss)で置換えられ、clamp a ctiveは1単位減分され、システムはステップ277に進む。図3J−3Kのス テップ273および277−295は、図3H−3Iにおけるステップ273お よび277−295とそれぞれ同一である。 図4A−4Bは、この発明の別の実施例の概観である。図3Aのステップ11 3に対応するステップ301では、システムは2次元または3次元の位置座標解 Px,n,Py,n,およびPz,n、ならびに対応する速度座標解Vh,n,Vy,n,およ びVz,nを生成するが、測定が解人工衛星星座におけるすべての衛星から利用可 能である場合はこれら 解において実質的にタイムラグはない。ステップ303で、システムは動的モー ドにあるのかまたは静的モードにあるのかを判断する。次にシステムは時間固定 間隔tn-1<t うかを判断する。それら摂動は、(1)解人工衛星星座における衛星の変化(ス テップ311)、(2)3次元解から2次元解への位置解の変化(ステップ31 3)、(3)2次元解から3次元解への位置解の変化(ステップ313)、(4 )差分SATPS情報が利用できるかまたは利用できないか(ステップ315)、( 5)セレクティブアベイラビリティの出現または消失(ステップ317)、(6 )解人工衛星星座における衛星からSATPS信号を受取るSATPS受信機での受信機雑 音(ステップ319)、(7)SATPS受信機でのマルチパス信号の出現または消 失(ステップ321)、および(8)大きなレイテンシエラーの出現(ステップ 322)である。ステップ323で、システムはステップ303、311、31 3、315、317、319、321および322で受取った情報からの1つま たはそれ以上のフィルタパラメータを決定する。ステップ325で、システムは その状況に対する適切なフィルタパラメータを用いて位置座標をフィルタ処理し 、SATPS位置解への1つまたはそれ以上の上述の摂動のために生じる不連続性を 減少させるのに平滑化される、位置座標のシーケンス{P^x,n},{P^y,n} ,および{P^z,n}を獲得する。 衛星測位システム(SATPS)は、受信機が地表面または地表面に近接する場所 に位置する、衛星信号送信機のシステムであり、これが伝送する情報から、観測 者の現在の位置および/または観測時間が決定できる。SATPSとみなされる2つ の動作可能なシステムは、グローバルポジショニングシステムおよびグローバル オービティングナビゲーショナルシステムである。 グローバルポジショニングシステム(GPS)は、米国国防総省によりそのNAVST AR衛星プログラムの下で開発された、衛星を基本としたナビゲーションシステム の一部である。十分に動作可能なGPSは、各々が4つの衛星を伴う6つの円形の 軌道にほぼ均一に分散した24個までの衛星を含み、この軌迫は赤道に関し55 °の角度で傾斜しており、経度60°の倍数で互いに隔てられている。この軌道 の半径は26,560キロメートルであり、ほぼ円形である。この軌道は静止し ているものではなく、0.5恒星日(11.967時間)軌道時間間隔を伴うた め、この衛星は下の地球に関し時間とともに移動する。理論的には、3つまたは それ以上のGPS衛星が地上のほとんどのポイントから可視であり、そういった衛 星2つまたはそれ以上への視覚的なアクセスを利用して1日24時間、地上のど こからでも観測者の位置を決定できる。各衛星はセウシムまたはルビジウム原子 クロックを備えており、衛星により伝送される信号に対するタイミング情報を提 供する。内部クロック修正 が各衛星クロックに備えられている。 各GPS衛星は2つのスペクトル拡散、Lバンドキャリヤ信号を伝送する。すな わち、L1信号は周波数f1=1575.42MHzを有し、L2信号は周波数f 2=1227.6MHzを有する。これら2つの周波数は、ベース周波数f0=1 .023MHzの整数倍f1=1540f0およびf2=1200f0である。各 衛星からのL1信号は、C/A−コードおよびPコードと指定される、矩象におけ る2つの擬似ランダム雑音(PRN)コードにより変調される、バイナリフェーズ シフトキーである。各衛星からのL2信号は、C/Aコードによってのみ変調され るBPSKである。これらPRNコードの性質については以下で説明する。 2つのキャリヤ信号L1およびL2を使用する1つの動機は、遅延が信号周波 数fの逆二乗としてほぼ変化する(遅延∝f-2)、電離層を通るそのような信号 の伝搬遅延に対する部分的な補償を可能とすることである。この現象は、米国特 許第4,463,357号でマクドラン(MacDoran)により論じられており、そ の論をこの明細書中に引用により援用する。電離層を通る走行時間の遅延が決定 されるとき、所与のキャリヤ信号に関連する位相の遅延が決定できる。 PRNコードを使用することにより、観測者の位置を決定するためおよびナビゲ ーション情報を提供するために複数のGPS衛星信号が使用可能である。特定的なG PS信号によ り伝送された信号は、その特定的な衛星に対しPRNコードを発生しおよび整合し 、または相関させることにより選択される。すべてのPRNコードは既知であり、 地上の観測者が携帯するGPS衛星信号受信機で発生されるかまたはストアされる 。しばしば精度コードまたはPコードと称される、各GPS衛星に対する第1の PRNコードは、比較的長く、関連するクロックまたはチップレート10 f0= 10.23MHzを有する高粒度のコードである。しばしばクリア/捕捉コードま たはC/Aコードと称される、各GPS衛星に対する第2のPRNコードは、迅速な衛星 信号捕捉およびPコードへのハンドオーバを促進することを意図しており、比較 的短く、クロックまたはチップレートf0=1.023MHzを有する低粒度のコ ードである。いかなるGPS衛星に対するC/Aコードも、そのコードが繰返す前には 長さ1023チップすなわち時間増分を有する。全Pコードの長さは259日で あり、各衛星は全Pコードの独自の部分を伝送している。所与のGPS衛星に対し て用いられるPコードの部分は、このコードの部分が繰り返す前に正確に1週間 (7.000日)の長さを有する。C/AコードおよびPコードを発生するための 方法で認められているものは、1984年9月26日、ロックウェルインターナ ショナルコーポレイション、サテライトシステムディビジョン(Rockwell Inter national Corporation,Satellite Systems Division)により出版された、文献 「GPSインタフェースコ ントロールドキュメントICD-GPS-200(GPS Interface Control Document ICD-GPS -200)」、リビジョンAにおいて述ベられており、この文献を本明細書中に引用 により援用する。 GPS衛星ビットストリームは、伝送しているGPS衛星の位置推算暦およびすべて のGPS衛星に対するアルマナックに関するナビゲーションの情報を含み、そのパ ラメータは信号周波数受信機に適した電離層信号伝搬遅延、および衛星クロック 時間と真のGPS時間との間のオフセット時間に対する修正をもたらす。ナビゲー ションの情報は50Baudのレートで伝送される。位置情報を衛星信号から獲得す るための有用なGPSおよび技術に関する議論は、本明細書中に引用により援用す る、バン ノストランド レインホールド、ニューヨーク、1992、のトムロ グスダンによる、「NAVSTARグローバルポジショニングシステム」において発表 されている。 グローバルポジショニングに対する第2の形態は、グローバルオービティング ナビゲーションサテライトシステム(GLONASS)であり、旧ソビエト連邦により 軌道に設置され、現在ロシア共和国により維持されているものである。GLONASS はまた、各々が8つの衛星を有する3つの軌道面にほぼ均一に配置された24個 の衛星を利用する。各軌道面は赤道に関し公称傾斜角度64.8°を有し、3つ の軌道面は経度120°の倍数で互いに隔てられている。GLONASSの 円形の軌迫はより小さく、半径約25,510キロメートルであり、恒星日(1 1.26時間)の8/17の衛星の公転周期を有する。GLONASS衛星およびGPS衛 星はこのようにして、地球の周りを8日ごとに、それぞれ17および16回転す るであろう。GLONASSシステムは、周波数f1=(1.602+9k/16)GHz およびf2=(1.246+7k/16)GHzである2つのキャリヤ信号L1お よびL2を利用し、ここでk(=0,1,2,...,23)は、チャネルまたは 衛星の数である。これらの周波数は、1.597−1.617GHz(L1)およ び1,240−1,260GHz(L2)の2つのバンドにある。L1コードはC/A コード(チップレート=0.511MHz)により、およびPコード(チップレー ト=5.11MHz)により変調される。L2コードは現在Pコードによってのみ 変調される。GLONASS衛星はまた、50Baudのレートでナビゲーションのデータ を伝送する。チャネル周波数は各々区別可能であるため、各衛星に対し、Pコー ドは同じであり、かつC/Aコードは同じである。GLONASS信号を受信し、分析する ための方法は、GPS信号に対して用いた方法と同様である。 この明細書中における衛星測位システムはまたはSATPSへの言及は、グローバ ルポジショニングシステム、グローバルオービティングナビゲーションシステム 、および、観測者の位置および観測時間の決定を可能にする情報を提供 する、衛星に基づいた何らかのその他の互換性のあるシステムを指し、それらす べてはこの発明の要件を満たすものである。 グローバルポジショニングシステム(GPS)またはグローバルオービティング ナビゲーションサテライトシステム(GLONASS)といった衛星測位システム(SAT PS)は、複数の地球軌道衛星からの、コード化された無線信号の伝送を利用する が、その構造については上記のとおりである。そのような信号の単一の受動的な 受信機は、SATPSが利用する、地球を中心とする、地球に固定された座標基準系 における受信機の絶対位置を決定できる。 2つまたはそれ以上の受信機構成を用いて、受信機またはステーション間の相 対的な位置を正確に決定することができる。差分測位として既知であるこの方法 は、これらのステーション間の距離が、通常の場合のように、これらのステーシ ョンから衛星までの距離よりも実質的に小さいとすると、絶対測位よりもはるか に正確である。差分測位は、フィールドにおける測量または建設といった作業に 対して使用可能であり、数センチメートル以内まで正確な位置座標および距離を 提供する。 差分位置決定においては、絶対的な位置決定の正確性を落とすSATPSにおける 多くのエラーは、物理的に近いステーションに対しては大きさにおいては同様で ある。差分位置決定の正確性に対するこれらのエラーの効果は、したが って、部分的なエラーのキャンセルプロセスにより実質的に低減される。 SATPSアンテナは、複数(好ましくは4つまたはそれ以上)のSATPS衛星からSA TPS信号を受信し、これらの信号をSATPS信号受信機/プロセッサに送り、これは (1)各SATPS信号に対するSATPS衛星ソースを識別し、(2)各識別されたSATP S信号がアンテナに到着した時間を決定し、(3)この情報および各識別されたS ATPS衛星に対する位置推算暦に関する情報からSATPSアンテナの現在の位置を決 定する。SATPS信号アンテナおよび信号受信機/プロセッサは、この明細書中に 引用により援用する、バン ノストランド レインホールド、1992、の「NA VSTAR グローバルポジショニングシステム」、pp.33−90においてトムログ スダンにより論じられた、特定的なSATPS、すなわちグローバルポジショニング システムの、ユーザ側の一部分である。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年12月29日 【補正内容】 信号における受信機雑音の存在、(7)SATPS受信機でのマルチパス信号の出現 または消失、および(8)位置および/または速度解における多大なレイテンシ エラーの出現である。図面の簡単な説明 図1は、この発明を応用できるSATPSシステムの概略図である。 図2A−2Gは、異なるフィルタ処理モードにおける利得の振る舞いを図示す る。 図3A−3Iは、この発明の1つの実施例をフローチャートで示す。図3A− 3Gプラス3J−3Kは、この発明の別の実施例をフローチャートで示す。 図4は、この発明の別の実施例をフローチャートで示す。発明のべストモードの説明 図1は、差分衛星測位システム(「DSATPS」)の動作を、簡単な形式で示す。 基準SATPS受信機および関連するSATPSアンテナ(「基準ステーション」) 13と、移動SATPS受信機および関連するSATPSアンテナ(「移動ステーション」 )14とは、地表面上にまたはそれに近接して間隔をあけており、基準受信機の 位置はいつでも非常に正確にわかっているものと仮定する。現在、SATPS信号ア ンテナは、SATPS信号が地平線付近を除き空のいかなる領域からでも、アンテナ を「向ける」ことなく受信できるように、
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 する固定時間t=tn-1に対するそれぞれの先行するフ ィルタ処理された位置座標P^x,n-1,P^y.n-1,およ びP^z,n-1を前に投影することにより形成される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コンピュータで使用可能であり、静的モードおよび動的モードで動作する、 衛星測位システム(SATPS)により決定される、時間により変化する位置座標Px,n ,Py,n,およびPz,nをフィルタ処理し、大きな不連続性を減じ、変化する測 定エラーのシーケンスが位置解のシーケンスにおける変化を誘起する可能性のあ る率を制御するための方法であって、 (A) 解人工衛星星座におけるすべての衛星から最近の測定値が利用可能で あるとき、選択された固定時間t=tnに対しSATPS位置解座標Px,n,Py,n,お よびPz,nならびにSATPS速度解座標Vxn,Vy,n,およびVz,nをこれらの解に おけるタイムラグを本質的に伴わずに発生するステップと、 (B) SATPS位置解および速度解をフィルタ処理してフィルタ処理された位 置座標のシーケンス{P^x,nn,{P^y,nn,および{P^z,nnを形成し 、この位置座標は平滑化され、以下に挙げる混乱を生じさせるような1以上の事 象を原因とする変化する測定エラーの組のために生じる不連続性を減じるステッ プとを含み、その事象とは、(1)解人工衛星星座における少なくとも1つの衛 星の変化、(2)3次元解から2次元解への位置解の変化、(3)2次元解から 3次元解への位置解の変化、(4)差分SATPS情報の利用可能性における変化、 (5)セレクテ ィブアベイラビリティの出現または消失、(6)位置解で使用される衛星測定に おける受信機雑音の出現または消失、(7)SATPS受信機で使用される衛星測定 におけるマルチパス信号の出現または消失、および(8)解の何らかの位置また は速度座標に対するレイテンシエラーにおける多大な変化であり、さらに、 (C) フィルタ処理された位置座標P^x,n,P^y,n,P^z,nは、選択さ れたフィルタの重みを利用して、それぞれのフィルタ処理されていない位置解座 標Px,n,Py,n,およびPz,nとそれぞれの予測された位置座標P^x,n -,P^y ,n - ,およびP^z,n -との線形的な組合せとして形成され、位置を固定する現在 の時間t=tnに対するそれぞれの予測された位置座標は時間間隔tn-1≦t≦tn の間のそれぞれの平均速度(Vx,n+Vx,n-1)/2,(Vy,n+Vy,n-1)/2およ び(Vz,n+Vz,n-1)/2を用いて、先行する固定時間t=tn-1に対するそれぞ れの先行するフィルタ処理された位置座標P^x,n-1,P^y,n-1およびP^z,n- 1 を前に投影することにより、形成され、さらに、 (D) フィルタ処理された位置座標P^x,n,P^y,n,およびP^z,nを位 置解座標Px,n,Py,n,およびPz,nの改良された推定値として解釈するステッ プとを含む、時間により変化する位置座標をフィルタ処理するための方法。 2.前記選択された重みが前記固定時間tnとともに変化 することを可能にするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。 3.前記それぞれの予測された位置座標Px,n -,Py,n -,およびPz,n -と前記そ れぞれのフィルタ処理されていない位置解Px,n,Py,n,およびPz,nとの差が 選択されたしきい値量を超えるとき、前記予測された位置座標Px,n -,Py,n -, およびPz,n -に対する前記重みが前記線形的な組合せにおいて前記フィルタ処理 されていない位置解Px,n,Py,n,およびPz,nに対する前記重みよりも大きく なるように選択するステップを含む、請求項2に記載の方法。 4.前記フィルタの重みが定常状態の値に近づくとき、前記線形的な組合せが定 常状態の位置解に収束することを可能にするステップをさらに含む、請求項3に 記載の方法。 5.前記フィルタの重みαnは前記動的モードにおける定常状態の値および前記 静的モードにおける定常状態の値を有し、前記フィルタ処理された位置座標が前 記それぞれのSATPS位置解に近づくように前記フィルタの重みαnを選択し、そう することにより、前記SATPSが定常状態モードにより長く留まるにつれて正確度 が増すようになるステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。 6.前記フィルタ処理された位置座標のシーケンスの少なくとも1つが、制御可 能な低速度で、SATPS位置解の第1の組に対応する第1の位置座標シーケンスPx ,n (1), Py,n(1),およびPz,n(1)からSATPS位置解の第2の組に対応する第2の 位置座標シーケンスPx,n(2),Py,n(2),およびPz,n(2)に移動する ことを可能にするステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。 7.前記SATPSにより決定される位置解がSATPS位置解の前記第2の組に短時間移 動し、次にSATPS位置解の前記第1の組に戻るとき、前記フィルタ処理された位 置座標シーケンスの前記第2の位置座標シーケンスへの正味の移動を最小限にす るために、選択された停止時間の間、前記フィルタ処理された位置座標シーケン スの前記第1の位置座標シーケンスから前記第2の位置座標シーケンスへの前記 移動を遅延させるステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。 8.もし前記SATPS位置解がSATPS位置シーケンスの前記第2の組に留まる場合、 前記第2の位置シーケンスでの定常状態の解に移動するために、前記フィルタ処 理された位置座標シーケンスが前記第1の位置座標シーケンスから前記第2の位 置座標シーケンスへと少しずつかつ制御された態様で移動することを可能にする ステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。 9.前記フィルタ処理されていない位置解と前記それぞれの予測された位置座標 との差として規定される、現在の予測エラーの関数として前記重みが前記固定の 前記時間tnとともに変化することを可能にするステップをさらに含む、 請求項2に記載の方法。 10.前記SATPSが前記静的モードにあるときは常に前記SATPS速度解Vx,n,Vy ,n ,およびVz,nを0に等しくなるように設定するステップをさらに含む、請求 項2に記載の方法。 11.前記SATPS速度解Vx,n,Vy,n,およびVz,nの大きさが選択された数の連 続する固定時間t=tnに対し選択された速度しきい値よりも小さいときは常に 、SATPSを前記静的モードに割当てるステップをさらに含む、請求項2に記載の 方法。 12.先行する固定時間t=tn-1で前記SATPSが前記静的モードにあり、かつ先 行する固定時間t=tn-1と現在の固定時間t=tnとの間での前記速度解の時間 変化率が選択された速度しきい値時間変化率よりも小さいならば、たとえ1以上 の現在のSATPS速度解の値が前記速度しきい値を超えていても、前記SATPSが前記 静的モードに留まることを可能にするステップをさらに含む、請求項11に記載 の方法。 13.前記SATPS速度解Vx,n,Vy,n,およびVz,nから形成される水平方向の速 度Vh,nの大きさが選択された数の連続する固定時間t=tnに対し選択された速 度しきい値よりも小さいときは常に、SATPSを前記静的モードに割当てるステッ プをさらに含む、請求項2に記載の方法。 14.前記SATPSが先行する固定時間t=tn-1で前記静 的モードにあり、かつ先行する固定時間t=tn-1と現在の固定時間t=tnとの 間での前記水平方向の成分Vh,nの時間変化率が選択された速度しきい値時間変 化率よりも小さいならば、たとえ前記水平方向の速度の大きさVh,nか前記速度 しきい値を超えていても、前記SATPSが前記静的モードに留まることを可能にす るステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。 15.以下の形式の前記線形的な組合せを選択するステップをさらに含み、その 形式とは、 P^ x,n=αnx,n+(1−αn)P^ x,n - ^ y,n=αny,n+(1−αn)P^y,n - ^ z,n=αnz,n+(1−αn)P^ z,n - であり、前記重みαnは0<αn≦1を満たす、請求項2に記載の方法。 16.前記重みαnは前記動的モードにおける定常状態の値αssを有し、 前記SATPSがこのとき前記動的モードから前記静的モードへと遷移を行なうと きは常に、時間t=tnのときに、前記重みαnの値を選択された正の最初の静的 モードの値αmin.1<αssに減じるステップと、 後続の固定時間t=tr(r>n)に対し、前記重みαnが値αmin.2<αmin.1 へと単調に減少することを可能にし、システムが前記静的モードにある間、前記 フィルタ処理された位置座標における、許可された変化を減じるス テップとをさらに含む、請求項15に記載の方法。 17.前記重みαnは前記動的モードにおける定常状態の値αssを有し、 前記SATPSが時間t=tnのとき前記静的モードから前記動的モードへと遷移を 行なうときは常に、前記重みαnの値をこのときの選択された値αclamp<αssに 等しくなるように設定するステップと、 選択された時間間隔の間、後続の固定時間t=tr(r>n)に対し前記重み αnの値を所定時間、値αclampに保ち、次に前記重みαnが値αssへと増加する のを可能にし、前記システムの非0の速度からは生じない、前記フィルタ処理さ れた位置座標における変化を制限するステップとをさらに含む、請求項15に記 載の方法。 18.位置の差|P^ x,n -−Px,n|,|P^ y,n -−Py,n|および|P^ z,n -−Pz, n |の少なくとも1つが選択されたしきい値量を 位置座標P^ x,n -,P^ y,n -,およびP^z,n -に対して選択し、これらの位置の差 の少なくとも1つが大きいときに前記フィルタ処理された位置座標における変化 を制限するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。 19.前記SATPS位置解および前記速度解におけるレイテンシエラーを決定する ステップと、 前記重みαnを選択された時間間隔の間値αexp>αssに増大させ、前記SATPS 位置解におけるレイテンシエラー を、もし前記重みαnがαssに等しいように設定された場合に生じるであろうレ ートよりも大きなレートで減少させるステップとをさらに含む、請求項17に記 載の方法。 20.静的モードおよび動的モードで動作する、衛星測位システム(SATPS)によ り決定される、時間により変化する位置解座標Px,n,Py,n,およびPz,nをフ ィルタ処理し、大きな不連続性を低減し、変化する測定エラーのシーケンスが位 置解のシーケンスにおける変化を誘起する可能性がある率を制御するための、コ ンピュータで使用可能な方法であって、 (1) 変数の第1の選択されたグループを初期化するステップを含み、この 変数のグループは、 時間t=tnのときの新しいフィルタ処理されていない位置固定の、時間tnと tn-1との平均速度で現在の時に進めれた時間tn-1での先行するフィルタ処理さ れた位置として計算された予測された値に対する相対的な重みを制御するために 用いられる、利得係数αn(0≦αn≦1.0;最初はα1=1.0)と、 予測エラーとして既知である、新しい位置固定と予測された位置固定との差が 小さいときに用いられる、利得の定常状態の値αss(0<αss<1)と、 予測エラーが大きすぎて利得のクランピングが活性化されるときの利得の最小 値αmin(0<αmin<1)と、 平均速度に基づいて予測された位置が現在の位置解座標 の正確な推定を可能にしないかもしれないときにシステムの部分拡大モードにお いて用いられる、利得の値αexp(0<αexp<1)と、 固定時間tn間で時間における大きな隙間が発生するとき、または予測エラー があまりにも大きいとき、または連続する位置固定間で位置の正確性に多大な向 上がもたらされるときに、リセットに際して利得に対し用いられる値α0(0< α0≦1)と、 静的モードにおける連続する固定をカウントするために用いられるカウントす る整数N(≧1)と、 選択された位置エラーしきい値PEthrと、 許容可能な最大位置エラーPEmaxと、 衛星信号測定が受信されない間の許容される最大時間間隔の長さΔtmaxと、 クランピングがアクティブであれば>0であり、システムが部分拡大モードに あれば<0であり、通常の動的モードでは0である、変数clamp_activeの選択さ れた最初の値と、 静的モードへのエントリのために必要なしきい値Vh,thrよりも小さなスピー ドで連続する固定の数をカウントするために用いられる、変数static_countの選 択された最初の値と、 クランピングが存在する状態からの、変数αnの定常状態の値αssへの増分的 な増加を制御するのに用いられ、αss は選択された正の値r30である、選択された値βc1>1と、 SATPSが通常の定常状態モードにあるとき、変数αnが定常状態の値αssへ第2 の接近をするのを制御するのに用いられる、選択された値βss(0<βss<1) とを含み、前記方法はさらに、 (2) 受信した以前の固定情報からは独立した新しい位置座標固定Px,n, Py,n,およびPz,nならびに新しい速度座標固定Vx,n,Vy,n,およびVz,nと 、この固定の時間に対する新しい時間座標tnと、もしn≧2ならば先行する固 定に対し計算された何らかの変数に対する変数last_hvel(n)=Vh,n-1,last acc mode(n)=acc_mode(n−1),last_fix_dim(n)=fix_dim(n−1 ),およびlast_Δtm(n)=Δtm(n−1)とを獲得するステップと、 (3) ステップ(2)で獲得したデータから、速度の水平方向の成分Vh,n および水平方向の速度における変化ΔVh,n=|Vh,n−Vh,n-1|を計算するス テップと、 (4) フィルタ変数の第1の組の値を選択するステップとを含み、その変数 の組は、 選択された正の値r13であり、静的モードへのエントリのために必要な、st atic_countの選択された値であるreq_static_countと、 もし静的モードが活性化されれば1であり、そうでなけ れば0である、do_staticの選択された現在の値と、 利用可能なSATPSジオメトリが2次元の水平の解を許容するかまたは3次元の 位置解を許容するかに従い、2または3である、変数fix_dimの選択された現在 の値と、 予測エラーがあまりにも大きいときに用いられる、0<αcl<である、利得の 選択された現在のクランピング値αclと、 もしクランピングがn番目の固定で活性化されれば1であり、そうでなければ 0である、変数new_clampに対する選択された現在の値と、 もしn番目の固定で次元の変化(2Dから3Dまたは3Dから2D)または衛 星の人工衛星星座の変化が発生すれば1であり、そうでなければ0である、変数 new_fix_setの選択された現在の値と、 n番目の固定のときに差分衛星測位システム情報が利用可能であれば1であり 、そうでなければ0である、変数DSATPS_ONの選択された現在の値と、 n番目の固定のときにもしセレクティブアベイラビリティが不活性化されれば 1であり、そうでなければ0である、変数SA_OFFの選択された現在の値と、 論理またはブール和[(DSATPS_ON)OR(SA_OFF)]に等しい、変数acc_mode(n )に対する選択された現在の値と、 もしacc_mode=1であれば変数σmeasの第1の現在の値であり、acc_mode=0 であれば変数σmeasの第2の現在の 値と、 SATPS衛星の選択された人工衛星星座から受信したSATPS信号から決定される予 測された精度の希釈を表わす、変数PDOPの選択された現在の値と、 tmiは時間tnで衛星の解人工衛星星座の一部を形成するi番目の衛星から形 成された最も最近の擬似レンジ測定の時であり、tmi≦tn(i=1,2,…, M)である、変数Δtm(n)=max[tn−tm1,tn−tm2,…,tn−tmM ]の選択された現在の値と、 もし選択された条件が真であれば利得αnがいつリセットされるべきかを決定 する変数B2Gの選択された値とを含み、さらに、 (5) n番目の固定でacc_mode(n)=1であるかどうかを判断し、acc_mo de(n)=1のとき、示された変数に対し以下の値を設定するステップを含み、 その値とはNmin=r1,Nmax=r2,Vh,thr=r3(m/sec),ΔVh,thr=r 4(m/sec),βcl=r5およびσmeas=r6,σpos=PDOPxδmeasであり、 acc_mode(n)=0のとき、示された変数に対し以下の値を設定するステップを さらに含み、その値とは、Nmin=r7,Nmax=r8,Vh,thr=r9(m/sec), ΔVh,thr=r10(m/sec),βel=r11,δmeas=r12,およびσpos=P DOPxσmeasであり、r1、r2、r3、r4、r5、r6、r7、r8、r 9、r10、r11およびr12は 選択された正の値であり、r1≦r7、r2≦r8、r3≦r9、r4≦r10 、r5≧r11、r11>1、およびr6≦r12であり、さらに、 (6) 条件Vh,n<Vh,thrが真であるかどうかを判断することにより水平方 向の速度が静的モードのしきい値を下回るかどうかを検査し、Vh,n<Vh,thrが 真であればstatic_count(n)を1だけ増分し、ステップ(9)に進み、そうで なければステップ(7)に続くステップと、 (7) [(static_last_fix(n)=1)AND(ΔVh,n<ΔVh,thr)]が真 であるかどうかを尋ねることにより最後の固定において静的モードがアクティブ であるかどうかを判断し、この条件が満たされれば、do_static(n)=1を設 定し、clamp_active(n)=0を設定し、ステップ(13)に進み、そうでなけ ればステップ(8)に進むステップと、 (8) do_static(n)=0を設定するステップと、 (9) static_count(n)≧req_static_count=r13かどうかを判断し、 この条件が満たされれば、do_static(n)=1を設定し、clamp_active(n) =0を設定し、そうでなければdo_static(n)=0を設定し、ステップ(10 )に進むステップと、 (10) do_static(n)=1かどうかを判断し、この条件が満たされればl ast_hvel(n+1)=Vh,nを設定し、Vx,n=Vy,n=Vz,n=0を設定し、Nを max(N, Nmin)で置換え、ステップ(12)に進み、そうでなければステップ(11)に 進むステップと、 (11) static_last_fix(n)=1かどうかを判断し、この条件が満たさ れなければステップ(12)に進み、そうでなければnew_clamp(n)=1を設 定し、end_static_count(n)=選択された正の整数r14を設定し、ここでen d_static_count(n)は静的モードからの脱出のために用いられるカウントダウ ン整数であり、さらにステップ(12)に進むステップと、 (12) データ固定の数nが1であるかどうかを判断し、この条件が満たさ れれば、P^x,1=Px,1,P^y,1=Py,1およびP^z,1=Pz,1を設定し、ステ ップ(46)に進み、そうでなければΔtn=tn-n-1を設定し、ステップ(1 3)に続くステップと、 (13) do static(n)=1であるかどうかを判断し、この条件が満たさ れれば、P^ x,n -=P^ x,n-1,P^ y,n -=P^ y,n-1およびP^ z,n -=P^ z,n-1を設定 し、そうでなければ P^ x,n -=P^ x,n-1+(Vx,n+Vx,n-1)Δtn/2を設定し、 P^ y,n -=P^ y,n-1+(Vy,n+Vy,n-1)Δtn/2を設定し、 Pz,n -=P^ z,n-1+(VZ,n+VZ,n-1)Δtn/2を設定するステップと、 (14) PEn=max[|Px,n−P^ x,n -|,|Py,n−P^ y,n -|,|Pz,n−P^ z,n - |]を計算するステップと、 (15) δVn=max[|Vx,n−Vx,n-1|,|Vy,n−Vy,n-1|, |Vz,n−Vz,n-1|]を計算するステップと、 (16) ΔtL(n)=max[Δtn,Δtm(n),Δtm(n−1)]を計算するステップ と、 (17) Δtn≧Δtmaxかどうかを判断し、Δtma x は選択された正の値r28であり、この条件が満たされれば、ステップ(26 )に進み、そうでなければステップ(18)に続くステップと、 (18) PEn≧PEmaxかどうかを判断し、この条件が満たされればステッ プ(26)に進み、そうでなければステップ(19)に続くステップと、 (19) [(fix dim(n)=3)AND(first_3D_fix(n)=1)]が真である かどうかを判断し、この条件が満たされていれば、ステップ(26)に進み、そ うでなければステップ(20)に続くステップと、 (20) B2G≠1かどうかを判断し、この条件が満たされていればステッ プ(24)に進み、そうでなければステップ(21)に続くステップと、 (21) [(first_DSATPS_fix(n)=1)AND(acc_mode(n−1)=1) ]が真かどうかを判断し、この条件が満たされていればステップ(25)に進み 、そうでなければ(22)に続くステップと、 (22) [(PDOP(n)<r15PDOP(n−1)AND(fix_dim(n)=fix_d im(n−1))AND(PDOP(n− 5およびr16は選択された正の値であり、この条件が満 たされていればステップ(25)に進み、そうでなければステップ(23)に続 くステップと、 =3)AND(fix_dim(n−1)=2)]が真かどうかを判断し、ここでr17は 選択された正の値であり、この条件が満たされていればステップ(25)に続き 、そうでなければ(24)に続くステップと、 (24) reset_filter(n)=0を設定し、ステップ(26)に進むステッ プと、 (25) 利得αnが値α0に等しく設定されていることを必要とする、reset_ filter(n)=1を設定するステップと、 (26) [(clamp_active(n)>0)AND(αssPEn<PEthr/r18)A ND(end_static_count(n)=0)]が真かどうかを判断し、ここでr18は選 択された正の値であり、この条件が満たされていればclamp_active(n)=0を 設定するステップと、 (27) [(clamp_active(n)<0)AND(PE2 r19は選択された正の値であり、この条件が満たされていればclamp_active( n)=0を設定するステップと、 (28) PEn≧PEthrかどうかを判断し、この条件が満たされていなけれ ばステップ(45)に進み、そうでなければステップ(29)に続くステップと 、 (29) レイテンシ変数Ln=δVnΔtL(n)/2を計算し、非0である 加速度が存在するために発生している最大位置エラーを推定するステップと、 (30) レイテンシLnをmin(Ln,r20)で置換えるステップとを含 み、r20は選択された正の値であり、さらに、 (31) PEn<r21 Lnかどうかを判断し、ここでr21は選択された 正の値であり、この条件が満たされていなければステップ(33)に続き、そう でなければステップ(32)に続くステップと、 かどうかを判断し、この条件が満たされていればclamp_active(n)=−r24 を設定し、last_latency=Lnを設定し、ステップ(35)に進み、そうでなけ ればステップ(33)に続くステップとを含み、ここでr22、r23およびr 24は選択された正の値であり、さらに、 (33) αnPEn≧PEthrかどうかを判断し、この条件が満たされていな ければステップ(35)に続き、そうでなければステップ(34)に続くステッ プと、 (34) (clamp_active(n)=0)OR[(new_fix_set(n)=1)AND(clamp _active(n)>0)]が真かどうかを判断し、この条件が満たされていればnew_ clamp(n)=1を設定するステップと、 (35) reset_filter(n)=1かどうかを判断し、この条件が満たされて いなければステップ(36)に続き、そうでなければα=α0を設定し、clamp_a ctive(n)=0を設定し、end_static_count(n)=0を設定し、N=Nminを 設定し、ステップ(45)に進むステップと、 (36) new_clamp(n)=1かどうかを判断し、この条件が満たされてい なければステップ(40)に進み、そうでなければステップ(37)に続くステ ップと、 (37) do_static(n)=1かどうかを判断し、この条件が満たされてい なければステップ(39)に進み、そうでなければステップ(38)に続くステ ップと、 (38) N=[r25 PEnintを設定し、ここでr25は選択された正 の値であり、Nをmin(N,Nmax)と置換え、αn=1/Nを設定し、clamp_activ e(n)=0を設定し、ステップ(45)に進むステップと、 (39) αcl.n=Kn/PEnを設定し、ここでKnはPEnに依存しない選択 された正の数であり、αn=max(αcl.n,αmin)を設定し、ここでαminは選択さ れた小さな正の値r29であり、nに依存し得るclamp_active(n)=選択され た正の数Rnを設定し、ステップ(45)に進むステップと、 (40) clamp_active(n)>0かどうかを判断し、この条件が満たされて いなければステップ(43)に進み、そうでなければステップ(41)に進むス テップと、 (41) _αn=Jnを設定し、ここでJnは、値αn-1に比例する正の値である か、または値max[|Vx,n-1+Vx,n|Δtn/2,|Vy,n-1+Vy,n|Δtn/2,|Vz,n -1 +Vz,n|Δtn/2]PEnに比例する正の値であるかのいずれかであり、αnをm ax(αn-1,αmin)と置き換え、clamp_active(n)=clamp_active(n)−1を 設定するステップと、 (42) end_static_count(n)>0かどうかを判断し、この条件が満たさ れていればend_static_count(n)=end_static_count(n)−1を設定し、ス テップ(45)に進み、そうでなければステップ(43)に続くステップと、 (43) clamp_active(n)<0かどうかを判断し、この条件が満たされて いなければステップ(44)に進み、そうでなければαn=αexpを設定し、ここ でαexpは選択された正の値r31であり、clamp_active(n)=clamp_active (n)+1を設定し、ステップ(45)に進むステップと、 (44) do_static(n)=1かどうかを判断し、この条件が満たされてい ればN=N+1を設定し、Nをmin(N,Nmax)と置換え、αn=1/Nを設定 し、ステップ(45)に続き、そうでなければαn=βssαn-1を設定し、ここで βssは選択された正の値r32であり、αnをmax(αn,αss)と置き換え、ステ ップ(45)に続くステップと、 (45) P^ x,n=αnx,n+(1-αn)P^x,n -、 P^ y,n=αny,n+(1-αn)P^y,n -、および P^ z,n=αnz,n+(1−αn)P^ z,n -を計算するステップと、 (46) P^ x,n,P^ y,nおよびP^ z,nを位置座標の値Px,n,Py,nおよびPz,n の改良された推定として解釈するステップと、 (47) 変数last_hvel(n+1)=Vh,n,last_acc_mode(n+1)=acc _mode(n),last_fix_dim(n+1)=fix_dim(n)およびIast_Δtm(n+ 1)=Δtm(n)を保存するステップと、 (48) ステップ(2)に戻るステップとを含む、時間により変化する位置 解座標をフィルタ処理するための方法。 21.ステップ(39)における数Knを、PEthr/r26として選択するステ ップを含み、ここでr26は1≦r26≦100を満たす正の数であり、さらに 、 前記数Rn=[An+Bn]intを選択するステップを含み、ここでAn=1n[PEthr/ (r27αssPEn)]/1n[1-αss]であり、 Bn=1n[αss/αn]/1n[Bc1]であり、r27は選択された正の値である、請 求項20に記載の方法。 22. ステップ(41)における前記値JnをJn=Bclαn-1として選択し、 前記値r26=8を選択し、前記値r27=2を選択するステップをさらに含む 、請求項21に記載の方法。 23.ステップ(39)における前記数Knを Kn=ΔPn/R26=max[|Vx,n-1+Vx,n|Δtn/2,|Vy,n-1+Vy,n|Δtn/2,| Vz,n-1+Vz,nΔtn/2]/r26 として選択し、ここでr26は1≦r26≦100を満たす選択された正の数で あり、さらに 前記数Rnを正の整数Nrelief≧10と等しくなるように選択するステップを さらに含む、請求項20に記載の方法。 24.ステップ(41)における前記値JnをJn=ΔPn/(r26 PEn)と して選択するステップをさらに含む、請求項23に記載の方法。 25.前記選択された定数rk(k=1,2,…,25)が以下の値および値の 範囲となるように選択するステップをさらに含み、その値とは、 r1=1, r2=100, r3=0.1メートル/秒, r4=0.2メートル/秒, r5=1.5, r6=2−8, r7=1000, r8=106, r9=1.1メートル/秒, r10=0.5メートル/秒, r11=1.125, r12=16−32, r13=2, r14=20−60, r15=2, r16=6, r17=6, r18=2, r19=2, r20=30メートル, r21=2, r22=8, r23=16, r24=4−12, r25=16, r28=6秒, r29=0.001, r30=0.0625, r31=0.2, r32=0.5 である、請求項20に記載の方法。
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