JPH08510975A - パックハンドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 上部壁16およびカン11の配列の周囲を取り巻いて保持し、延在する側壁18，19を有するパックが提供されている。側壁18は、複数枚の厚さの厚紙から形成されており、複数枚の厚さの所に形成されるハンドルの開口26を有する。ハンドルの開口26によって持ち上げられる時、カンを取り巻く側壁18，19の把持はしっかりと締まる傾向にあり、それによってこのパックの剛性を増す。

Description

【発明の詳細な説明】 パックハンドル 本発明は、多数のカン、特に食料品または飲料を入れるカンの包装体用のハン ドルに関する。 本発明の第１の態様によれば、複数のカン用の厚紙の包装が提供されており、 その包装は、予め定められた配列に前記カンをその上部で或いはその付近で保持 する手段および使用する時にカンの配列の外側の周囲に近接して延在し、その１ 部分は厚紙の複数枚の厚さによって構成されており、１つ以上のハンドルの開口 が前記複数枚の厚さの部分に設けられている側壁手段を提供する。 好ましい実施例において、前記包装は、前記保持手段を提供する第１の部材と 前記側壁手段を提供する第２の部材との２つの部材を具備し、前記２つの部材は 使用する時に一緒に固定される。さらに好ましくは、前記第２の部材は使用する 時に第１の部材に接着剤で固定される上部壁を含む。 １つの実施例において、第１の部材はカンの上部の縁に係合し、それを保持す る。好ましくは、側壁手段は前記配列の外側の周囲に連続する前記側壁手段を形 成するために一緒に固定される多数の側壁部分を具備する。 好ましくは、包装は、使用する時にカンの方形配列を形成する。４つの側壁部 分は、方形配列の各側面の１であり得る。好ましくは、各側壁は、この好ましい 場合にはほぼ方形であ る上部壁に蝶番式に接続される。 １つの実施例において、１つの側壁は、蝶番式に取り付けられ、使用する時に 前記複数枚の厚さの部分をもたらすために前記１つの側壁の下に折り曲げられる 補強部分を有する。 さらに好ましい特徴によれば、１つのハンドル開口は２重の厚さの側壁に設け られており、スロットの形態である。理想的には、スロットは前記１つの側壁の ほぼ中央に位置される。 好ましくは、前記１つの側壁は、ほぼ方形のパネルおよび各長手方向の端部に 他の側壁パネルへの取り付けのための延在部分を有する。折り目が前記１つの側 壁にスロットの長手方向の端部と前記１つの側壁の方形パネルの４つの角との間 に形成されることは好ましい特徴である。 本発明の第２の態様によれば、上記包装を生成するためのブランクが提供され る。 本発明の１つの実施例は更に詳細に説明されるであろう。説明は添付している 以下の概略図を参照する。 図１は、本発明の包装の一部分を形成する第１のブランクを示し、 図２は、本発明の包装の別の部分を形成する１対の第２のブランクを示し、 図３は、複数のカンに固定される本発明の包装の斜視図を示し、 図４は、搬送されている図３に示される包装を示す。 図示される包装10は、１２個のカン11をマルチパックする ためのものであり、ブランク12および１対のブランク13から形成されている。カ ンを固定する基本的な原理は、当社の英国特許出願第9201647.6号および9219209 .5号明細書に記載されている。過度に詳述することなしに、各カン11はブランク 13の１対のアーチ形の切り込み部分14の間にその上部の縁の下を把持されており 、この場合、２×３個用のブランク13の対によって保持される４×３アレイのカ ンの方形アレイを形成する。切り込み部分の対の配置および折り曲げ線15の設置 により、使用する時に下方に角度を付けカンの上部の縁の下に係合し、カンが互 いに接触または隣接して配列されることを確実にするサブパネル15ａを規定する 。 他のブランク12は、カン11のアレイに対応しているほぼ方形の上部壁16を有す る。側壁17，18，19，20は、上部壁16に蝶番式に接続される。側壁17，19は、隣 接するカン11の縁を受け入れるためにアーチ形の切り込み部分21を有する。さら に側壁17，19は、使用する時にカンの縁の直ぐ下のカンの傾斜した部分と対応す るような角度にされるサブパネル22を有する。上部壁16は、ブランク13がアレイ の全てのカンに固定されてしまった後で、切り込み部分の各対の切り込み部分の 間のブランク13の領域に接着剤でしっかりと固定される。 他の側壁18，20は、側壁が下方に折り曲げられる時に、カンの隅の周りに延在 し、側壁17，19に重なり、接着剤によってそれに固定することができるように各 端部に延在部分23を有する。結果的に生じる包装はしっかりして丈夫である。 しかしながら、この包装体では、側壁18は、側壁18と上部 壁16との間の折り曲げ線にほぼ平行な折り曲げ線25に沿って蝶番式に取り付けら れる補強パネル24を有する。側壁18および補強パネル24の両方は、パネル24が側 壁18に接触するように折り曲げられる時の状態で一致するスロット状の取っ手穴 26を有する。折り目線27は、スロット26の端部からパネル24および側壁18の角ま で延在してパネル24および側壁18に設けられる。 使用する時において補強パネル24は、側壁18がカンの横側に下方に折り曲げら れる前に側壁18の下に折り曲げられる。これが行われる時、補強パネルは開口26 を互いに整合させて側壁18との間にしっかりと位置される。そして延在部分23は 、通常の方法で側壁17，19に固定されることができる。 このハンドル装置は、長期の運搬に対して十分に強く、包装の強度および剛性 を損なうことはないと認められている。つまり、包装が運搬される時、側壁にハ ンドルを設けることは側壁手段によってカンの全体の把持を強化し、それによっ てこの包装体の剛性さを増す傾向がある。折り目線27は、随意であるが、それら はハンドルの領域の裂けに対する抵抗力を改善する。 補強パネル24が側壁18に接着剤でしっかりと固定されることができ、側壁18に 固定される分離した断片であり得ることは認識されるであろう。蝶番式接続25は 、固定延在部分23の設置のために適当に変更された別の位置であり得る。さらに 補強パネルは、ハンドルの周りに３層以上の重ね部分を形成するために提供され ることもできる。当然、同様のハンドル 装置は、他の側面壁にも備えられ得る。 他のカンのアレイも適当であり、方形だけではないこともさらに認識される。 さらに、どんな大きさのアレイも、材料の品質および生産の公差に合うことを当 然の条件として包装されることができる。さらに、カンを保持する別の手段も使 用されることができ、ブランク13のタイプは単なる１つの適当な手段の１つの実 施例にすぎない。上記に詳細に開示された４×３アレイに関する実施例に関して 、２×３ブランク13の対は単一の４×３ブランクによって置換され得る。保持手 段および側壁は、単一のブランクによってさえ提供され得る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年６月８日 【補正内容】 請求の範囲 １．包装が、予め定められた配列に複数のカンの上部または上部の近くで前記カ ンを保持する手段、および使用する時に前記カンの配列の外側の周囲に近接して 延在する側壁手段を提供し、前記側壁手段の１部分が複数枚の厚紙の厚さによっ て構成され、１つ以上のハンドルの開口が前記複数枚の厚さの部分に設けられて おり、前記包装が前記保持手段を提供する第１の部材と前記側壁手段を提供する 第２の部材との２つの部材を具備し、前記２つの部材が、使用の時には、一緒に 固定される、前記複数のカンのための厚紙包装。 ２．前記第２の部材が、使用する時に第１の部材に接着剤で固定される上部壁を さらに含む請求項１記載の包装。 ３．第１の部材がカンの上部縁に係合し、保持する請求項１または２記載の包装 。 ４．前記側壁手段が、前記配列の外側の周囲に連続する前記側壁手段を形成する ために一緒に固定される多数の側壁部分を具備する請求項１乃至３のいずれか１ 項記載の包装。 ５．使用する時にカンがカンの方形配列を形成し、４つの側壁部分が方形配列の 各側面に１つ配置される請求項１乃至４のいずれか１項記載の包装。 ６．各側壁が、ほぼ方形の前記上部壁に蝶番式に接続される請求項５記載の包装 。 ７．１つの側壁が、蝶番式に取り付けられ、使用する時に前記複数枚の厚さの部 分をもたらすために前記１つの側壁の下 に折り曲げられる補強部分を有する請求項６記載の包装。 ８．１つのハンドルの開口が２重の厚さの側壁に設けられており、前記開口はス ロットの形状であり、前記１つの側壁のほぼ中央に位置されている請求項７記載 の包装。 ９．前記１つの側壁が、ほぼ方形のパネルおよび他の側部パネルへの取り付けの ために各長手方向の端部に延在部分を有する請求項８記載の包装。 １０．折り目が、スロットの長手方向の端部と前記１つの側壁の方形パネルの４ つの角との間で前記１つの側壁に形成される請求項９記載の包装。 １１．請求項１乃至１０のいずれか１項記載の包装を生成するための厚紙ブラン ク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．包装が、予め定められた配列に複数のカンの上部または上部の近くで前記カ ンを保持する手段、および使用する時に前記カンの配列の外側の周囲に近接して 延在する側壁手段を提供し、前記側壁手段の１部分が複数枚の厚紙の厚さによっ て構成され、１つ以上のハンドルの開口が前記複数枚の厚さの部分に設けられて いる、前記複数のカンのための厚紙包装。 ２．包装が、前記保持手段を提供する第１の部材と、前記側壁手段を提供する第 ２の部材との２つの部材を具備し、前記２つの部材が、使用の時には、一緒に固 定される請求項１記載の包装。 ３．前記第２の部材が、使用する時に第１の部材に接着剤で固定される上部壁を さらに含む請求項２記載の包装。 ４．第１の部材がカンの上部縁に係合し、保持する請求項２または３記載の包装 。 ５．前記側壁手段が、前記配列の外側の周囲に連続する前記側壁手段を形成する ために一緒に固定される多数の側壁部分を具備する請求項２乃至４のいずれか１ 項記載の包装。 ６．使用する時にカンがカンの方形配列を形成し、４つの側壁部分が方形配列の 各側面に１つ配置される請求項１乃至５のいずれか１項記載の包装。 ７．各側壁が、ほぼ方形の前記上部壁に蝶番式に接続される請求項６記載の包装 。 ８．１つの側壁が、蝶番式に取り付けられ、使用する時に前 記複数枚の厚さの部分をもとらすために前記１つの側壁の下に折り曲げられる補 強部分を有する請求項７記載の包装。 ９．１つのハンドルの開口が２重の厚さの側壁に設けられており、前記開口はス ロットの形状であり、前記１つの側壁のほぼ中央に位置されている請求項８記載 の包装。 １０．前記１つの側壁が、ほぼ方形のパネルおよび他の側部パネルへの取り付け のために各長手方向の端部に延在部分を有する請求項９記載の包装。 １１．折り目が、スロットの長手方向の端部と前記１つの側壁の方形パネルの４ つの角との間で前記１つの側壁に形成される請求項１０記載の包装。 １２．請求項１乃至１１のいずれか１項記載の包装を生成するための厚紙ブラン ク。 １３．添付図面を参照して実質的に説明され、示される厚紙包装。 １４．添付図面を参照して実質的に説明され、示されるような厚紙ブランク。