JPH08509849A - ケーブル・テレビジョン・システムにおける加入者の遠隔選択および加入者に対するメッセージの制御のためのシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 請求コンピュータ・データベース（１１０）またはシステム制御コンピュータ・データベース（１２０）のいずれかにおけるデータ・フィールドを用いて請求コンピュータ（１１０）から遠隔的に１つ以上のケーブル・テレビジョン加入者（１５０）のグループを選択するシステムおよび方法が提供される。システム制御コンピュータ（１２０）におけるデータ・フィールドに基いて加入者を選択するために選択基準言語が使用される。ケーブル加入者のグループが一旦選択されると、オン・スクリーン・メッセージが遠隔的に生成されて、ケーブル伝送装置を用いて選択された加入者へ伝送される。当該方法は、（請求コンピュータに存在し得る如き）総合的加入者データベースにおける加入者情報をシステム制御コンピュータ（１２０）に格納された更に限定されたデータベースにおける他の加入者情報と相関させて、いずれか一方のデータベースからの基準に基いて選択された加入者にオン・スクリーン・メッセージが送られることを可能にする方法を提供する。該方法はまた、システム制御コンピュータ（１２０）における操作者の存在を必要とするのではなく、（表示、色およびメッセージ警報の如き）メッセージ属性を請求コンピュータ（１１０）から遠隔的に指定することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 ケーブル・テレビジョン・システムにおける加入者の遠隔選択 および加入者に対するメッセージの制御のためのシステムおよび方法 本発明は、主題によって、本願と同時に出願された米国特許出願「ケーブル・ テレビジョン・コンバータ・グループを選択する方法（Ｍｅｔｈｏｄ ｏｆ Ｓ ｅｌｅｃｔｉｎｇ Ｃａｂｌｅ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ Ｃｏｎｖｅｒｔｅｒ Ｇｒｏｕｐｓ）」および「ケーブル・テレビジョンにおけるアドレス付きメッセ ージの送出（Ａｄｄｒｅｓｓｅｄ Ｍｅｓｓａｇｉｎｇ ｉｎ ａ Ｃａｂｌｅ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）」に関する。発明の背景 １．技術分野 本発明は、一般に、加入式ケーブル・テレビジョン・システムに関し、特にケ ーブル・テレビジョン加入者の受像機における表示のため、かかる加入者に対す るデータベースおよび送信メッセージにおける情報に基いて１人以上のケーブル ・テレビジョン加入者のグループを遠隔選択する方法およびシステムに関する。 ２．関連技術の説明 多くのケーブル・テレビジョン・システムのアーキテクチャは、システム制御 コンピュータがケーブル・チャンネルのプログラミングと関連するリアルタイム 処理を行い（即ち、ハードウエアを制御し、加入者端末へ指令を送る）、「バッ チ」モードで動作する別の請求コンピュータがペイ・パー・ビュー事象毎の支払 いの如きサービスのレベルおよび特殊事象に基いて顧客に請求を行うために使用 されるものに進化してきた。典型的に、２つのデータベースが加入者についての 異なる情報を記憶するために用いられる。請求コンピュータに常駐する第１のデ ータベースは、加入者の住所、支払い予定、視聴習慣、電話番号、クレジットの 履歴に関する加入者情報、およびケーブル加入者の家庭の端末に対するサービス のリアルタイム制御には必要でない他の広範なデータを記憶する。第２の更には るかに限定されたデータベースは、サービス制御コンピュータに常駐して、各加 入者の端末とケーブル伝送システムを含む複雑なハードウエア装置とを制御する のに適する基本情報を保有する。この２つのコンピュータは、例えば、それらコ ンピュータ間に認可情報（請求コンピュータに登録されたクレジット・カード支 払いに基くペイ・パー・ビュー事象毎の支払いのための特定加入者の認可の如き ）を伝送する電話回線によってリンクされる。更に、加入式ケーブル・システム の大きさに応じて、１つのシステム制御コンピュータと関連する多数の請求コン ピュータが存在し得る。１つ以上の請求ベンダに帰属する請求コンピュータは、 異なる請求ソフトウエアを使用しかつ異なるデータベース構造を有する。 ２つ以上の個々のデータベースを備えることは、（支払請求動作は頻繁に行わ れないので）２つのデータベースに対する同時のアクセスがこれまで不要であっ た点において好都合であり、両方のデータベースに相互に一貫性を持たせるため に周期的な更新がこれらデータベースに対して行われる限り、支払請求動作は異 なるベンダによって、ケーブル伝送ハードウエアのリアルタイム制御とは異なる 条件下で行うことができる。しかし、オン・スクリーン・メッセージをケーブル 加入者へ送る能力の出現によって、この試みは幾つかの欠点をもたらす結果とな る。 第一に、加入者データは特定の加入者装置に特化された請求データベースとリ アルタイム制御データベースとに分けられる故に、請求コンピュータのデータベ ースにおけるデータをシステム制御コンピュータのデータベースと相関させる適 当な方法はない。例えば、請求コンピュータは、加入者の住所（および、示唆的 に、地域情報）、誕生日、クレジット履歴、ケーブル番組と関連する如き購入パ ターンに関するデータ、および市場調査目的に役立つ他のデータを持つが、この 情報を加入者の選択グループにおける「対象を絞った」メッセージを送るのに必 要な特定の加入者装置および他のパラメータと相関させる容易な方法はない。ベ ンダは、ディズニ・チャンネルに加入しかつ特定地域に住む全てのケーブル視聴 者に対して専用の広告メッセージを送ることを欲するかも知れないが、今日の技 術では、このことは実現不可能である。 第二に、両方のデータベースを組合わせて請求コンピュータとシステム制御コ ンピュータにコピーを記憶することは、システム制御コンピュータに課された厳 しい制約のため実現できない。例えば、請求コンピュータのデータベースは、シ ステム制御コンピュータのデータベースより数倍大きく、リアルタイムでトラン ザクションを取扱うシステム制御コンピュータの要件のため、ずっと大きなデー タベースへのアクセスは不可避的にその機能を低下させ、データを組合わせると いう意図した目的は損なわれる。 第三に、請求コンピュータとシステム制御コンピュータとの間のリンクにおい ては帯域幅利用可能性が低い（例えば、９６００ボー）のでこのインターフェー ス間に大量のデータを送ることは、頻繁に行われるならば、不可避的に長い時間 を要することになる。 第四に、請求コンピュータとシステム制御コンピュータ間で選択された加入者 に対する表示のため、加入者を選択してオン・スクリーン・メッセージを生成す る標準的方法がない場合は、多数の請求コンピュータ（それぞれおそらくは異な るデータベース構成を持つ）を１つのシステム制御コンピュータに接続すること は、データベースの構成における相違のため実現できない。 その結果、加入式テレビジョン・サービスの技術では、オン・スクリーン・メ ッセージを選択された加入者へ送ることができるように、請求コンピュータのデ ータベースとシステム制御データベースとにおける加入者データの相関に基いて 加入者の遠隔選択ができるようにする必要が依然として残る。発明の概要 従って、本発明の目的は、ケーブル加入システムの現存のハードウエア・アー キテクチャから逸脱することなく、メッセージを送るための加入者の選択に関し て現在のケーブル・テレビジョン・システムの諸問題を克服することにある。 本発明の更なる目的は、請求コンピュータとシステム制御コンピュータとの間 のデータ伝送量が最小で済むように、請求コンピュータから「選択基準言語」を 用いてケーブル加入者を遠隔的に特定する簡潔な方法を規定することにある。 本発明の更なる目的は、請求コンピュータ・データベース（例えば、クレジッ ト履歴、加入者の居住場所、年齢、など）、システム制御コンピュータ・データ ベース（例えば、加入者端末のディジタル・アドレス、ＨＢＯ、ディズニー、遠 隔制御などのサービス・レベル）、あるいはこれら２つの組合わせに記憶された 基準に基いて送られるメッセージに対して特定の加入者が選定できるように、請 求コンピュータのデータベースからのデータをシステム制御コンピュータと容易 に関連付けさせることにある。 本発明の更なる目的は、請求コンピュータから加入者グループを選択し、請求 コンピュータからメッセージを遠隔生成させ、選択された加入者に対して後で送 るために加入者グループおよびメッセージをシステム制御コンピュータへ送信す ることにより、オン・スクリーン・メッセージを遠隔生成させて、請求コンピュ ータからのオン・スクリーン・メッセージに対する受取り側グループを選定する ための方法を提供することにある。 本発明の更なる目的は、加入者を遠隔選択して、オン・スクリーン・メッセー ジを１人以上の加入者のグループへ送るシステムを提供することにあり、その構 成は、加入者データベースを有する請求コンピュータと、別のシステム制御デー タベースを有し請求コンピュータに接続されたシステム制御コンピュータと、シ ステム制御データベースに記憶されたデータ・フィールドを参照することにより 加入者を遠隔選択する手段と、個々にアドレス指定可能な加入者端末へメッセー ジを送るケーブル送信手段と、メッセージを受取り、復号して加入者の端末装置 に接続されたテレビジョン上に表示する加入者端末装置とを備える。 本発明の更なる目的は、オン・スクリーン・メッセージを遠隔生成して、請求 コンピュータからのオン・スクリーン・メッセージに対する受信側グループを選 択する方法を提供することにあり、その構成は、選択基準ステートメントの使用 により、選択基準グループを生成するため請求コンピュータに接続されたシステ ム制御コンピュータに常駐するデータベースに記憶された基準に基いて請求コン ピュータから加入者グループを選択するステップと、選択基準グループのメンバ である加入者に対して表示するための請求コンピュータからのオン・スクリーン ・メッセージを生成するステップと、システム制御コンピュータに対して選択基 準グループとオン・スクリーン・メッセージとを送信するステップとを含む。 本発明の更なる目的は、加入式テレビジョン・システムの個人または加入者グ ループへのアドレス付きのメッセージの送信を制御するシステム制御コンピュー タ装置を提供することにあり、その構成は、請求コンピュータからメッセージお よび加入者グループ選択を受取る請求コンピュータ・インターフェース手段と、 加入者データおよびメッセージを記憶するデータベース記憶手段と、前記請求コ ンピュータ・インターフェース手段と前記データベース記憶手段とに接続されて 前記加入者グループ選択を個々にアドレス指定可能な加入者端末へ変換するグル ープ管理手段と、前記メッセージのスケジュールを決めるシステム事象スケジュ ーラ手段と、前記システム事象スケジューラ手段に接続され且つこれに応答して 、メッセージを前記の個々にアドレス指定可能な加入者端末へ送信する装置管理 手段とを具備する。 本発明の他の目的および特徴は、本文では添付図面の以降の簡単な説明および 詳細な説明に関して記載される。図面の簡単な説明 図１は、ヘッドエンド１００と信号分配装置１６５と加入者端末装置１５０と を備え、ヘッドエンドが本発明の原理によるシステム制御コンピュータ１２０を 含むケーブル・テレビジョン・システムの概略ブロック図、 図２は、図１に示した装置１０４ａの如きテレビジョン信号スクランブラの概 略ブロック図、 図３は、図１のスクランブラの一部またはヘッドエンドのテレビジョン・チャ ンネル・データ挿入器を含む帯域内ビデオ・データ挿入器の概略ブロック図、 図４は、オン・スクリーン表示制御回路４０６を含む図１の装置１５０の如き 帯域内／帯域外加入者端末装置の概略ブロック図、 図４（Ａ）は、３つのデータ・チャンネル、即ち、帯域内ビデオ・データ、帯 域内オーディオ・データおよび帯域外データの各々を介してデータを伝送するた め提案されるデータ・トランザクション・パケット方式を示す表、 図５（Ａ）は、図４のオン・スクリーン表示制御回路４０６のブロック図、 図５（Ｂ）は、図４のオン・スクリーン表示のＲＡＭの記憶場所を示し、 図５（Ｃ）は、例えば２４０文字を含むオン・スクリーン表示の形態を示し、 図６Ａは、加入者端末に対するメッセージ・トランザクションを示し、 図６Ｂは、特定のメッセージに対する制御特性を規定する加入者端末に対する メッセージ規定トランザクションを示し、 図７は、コンピュータ・プログラムと、本発明の原理によるシステム制御コン ピュータ１２０および請求コンピュータ１１０内部の前記コンピュータ・プログ ラムの関係を示す概略ブロック図、 図８（Ａ）、図８（Ｂ）および図８（Ｃ）は、本発明によるシステム制御コン ピュータ１２０に記憶されるメッセージ表、メッセージ・テキスト表およびメッ セージ・スケジュール表のデータベース構造をそれぞれ示し、 図９（Ａ）、図９（Ｂ）、図９（Ｃ）および図９（Ｄ）は、本発明によるシス テム制御コンピュータ１２０に記憶されるＣＶＴメッセージ表、メッセージ・コ ンバータ・グループ表、ＣＶＴ ＣＶＴグループ表およびコンバータ・グループ 表のデータベース構造をそれぞれ示し、 図１０（Ａ）および図１０（Ｂ）は、本発明によるシステム制御コンピュータ １２０に記憶されるコンバータ表およびスクランブラ表のデータベース構造をそ れぞれ示し、 図１１は、本発明による加入者端末に対する文字コードの望ましいセットを示 し、 図１２は、本発明による加入者端末に対する文字圧縮コードの望ましいセット を示し、 図１３乃至図１９は、本発明によりメッセージを規定しスケジュールを決め、 グループを規定するため使用される１セットの望ましいユーザ・インターフェー ス・スクリーン・レイアウトを示している。望ましい実施例の詳細な説明 システムの概要 図１は、本発明が実現される加入式テレビジョン・システムのブロック図であ る。このようなシステムは、帯域内送信手段、帯域外送信手段、あるいはこの２ つの組合わせを介して複数の加入者へメッセージを送信する。帯域内送信手段と 帯域外送信手段の詳細は本文に示され、また参考のため本文に援用される１９９ ２年１２月１日出願の米国特許出願第０７／９８３，７８３号に記載されている 。加入者へ送られるメッセージ・データのフォーマットの詳細は本文に示され、 また参考のため本文に援用される１９９１年１１月２９日出願の米国特許出願第 ０ ７／８００，２４１号に記載されている。 図１において、請求コンピュータ１１０は、加入者データベースを含み、サー ビスのレベルおよびペイ・パー・ビューおよびインパルスペイ・パー・ビュー購 入に基いて、システムの加入者に対する月単位の請求書を生成する。請求コンピ ュータ１１０は、モニターおよびキーボードを持つパーソナル・コンピュータの 如きデータ処理コンピュータを含み、専用化された請求書発行・加入者データベ ース・ソフトウエア、例えば、ＣＡＢＬＥＤＡＴＡ社により提供されるソフトウ エア・パッケージを実行する。システム制御コンピュータ１２０もまたパーソナ ル・コンピュータであり、本発明の原理により、Ｓｃｉｅｎｔｉｆｉｃ−Ａｔｌ ａｎｔａ社のシステム・マネージャ１０データ・プロセッサでよい。システム・ マネージャ１０データ・プロセッサは、例えば、３２ＭバイトのＲＡＭを備えた ＵＮＩＸ（登録商標）オペレーティング・システムを実行する２００Ｍバイトの ハード・ディスク・ドライブを備えたＩＢＭモデル９０を含む。しかし、本発明 の原理によれば、システム制御コンピュータ１２０はシステム・マネージャ１０ プロセッサである必要はなく、その代わり当技術において周知の別のデータ処理 コンピュータを含み得る。システム制御コンピュータ１２０は、（図１３乃至図 １９に関して本文に論述するように）スクリーンがユーザに対して表示されるモ ニターと、本発明の原理に従ってユーザがメッセージ、グループ、メッセージ・ スケジュール、および他のデータを規定することを可能にするデータ・エントリ 手段とを含む。 システム制御コンピュータ１２０は例えば９６００ボー電話回線によって請求 コンピュータ１００とインターフェースされる。システム制御コンピュータ１２ ０は、認可されたトランザクション（例えば、プレミアム・チャンネルまたはペ イ・パー・ビュー・クレジットの認可）の如きトランザクションを請求コンピュ ータ１１０から受信し、トランザクションをフォーマット化してこれをヘッドエ ンド・コントローラ１３０およびアドレス指定可能送信機（ＡＴＸ）１４０へ送 る。請求コンピュータ・インターフェースは、請求コンピュータ１１０とシステ ム制御コンピュータ１２０との間に存在し、本文で詳述するプロトコルに従って この両者間のハードウエア・リンク上に実現される。このようなインターフェー スは、加入者端末グループがシステム制御コンピュータ１２０のみを用いて可能 なよりも大きな柔軟性で遠隔的に生成されアドレス指定されることを可能にする 。システム制御コンピュータ１２０は、特定のケーブル・プログラミング特性と 加入者端末能力に関して加入者データを格納するリレーショナル・データベース （ＩＮＦＯＲＭＩＸソフトウエア社から入手可能なＩＮＦＯＲＭＩＸ（登録商標 ）の如き）を含むが、請求コンピュータ１１０は、一部を挙げれば、加入者の住 所、電話番号、各家庭の構成員の名前および年齢およびその誕生日、信用度、概 略の収入レベル、消費動向、番組視聴性向、およびクレジット・カード番号の如 き人口統計その他のデータを含む更に総合的なデータベースを持つ。 本発明の以降の記述は、帯域外および帯域内のアドレス指定されたデータ伝送 を用いて本発明に従ってメッセージを個々の加入者または加入者のグループへ送 ることとするが、１つまたは他のチャンネル、あるいは更に異なるチャンネルを 本発明の範囲内で用いることもある。 システム制御コンピュータ１２０はまた、スクランブルされたチャンネルの如 きシステム・セットアップ・パラメータを生成する。システム制御コンピュータ １２０は加入者へ提供されるチャンネルの同調周波数を構成して、以下に更に詳 細に述べる如きオン・スクリーン表示特性を制御する。システム制御コンピュー タの装置インターフェース（図示せず）は、本文において図７（「装置マネージ ャ」）に関して更に述べる如きシステム制御コンピュータ１２０からのデータを 集めて適宜に送出する役割を担い得る。帯域外データは、アドレス指定可能送信 機１４０へ送られるが、帯域内データはヘッドエンド・コントローラ１３０へ送 られる。 アドレス指定可能送信機１４０は、ケーブル・テレビジョン分配システムにお ける１０８．２メガヘルツ・データ・チャンネルの如き専用ＦＭデータ・チャン ネルを介してデータを帯域外加入者端末へ送る。データ・キャリヤとして知られ るこのチャンネルは、特定の帯域外加入者端末に対して意図されるアドレス指定 可能なコマンドと、システム内の全ての帯域外加入者端末に対して意図されるグ ローバル・コマンドの両方を送信するのに使用される。帯域外加入者端末装置１ ５０は、このデータ・チャンネル上に送られるコマンドを受信するように構成さ れた受信機を含む。帯域内トランザクションとは異なり、帯域外加入者端末は、 加入者端末が同調されるかどうかに拘わらずこのチャンネル上でデータを受信す る。 ヘッドエンド・コントローラ１３０は、システム制御コンピュータ１２０に接 続されて、スクランブラ１０４ａ〜１０４ｆに対するシステム制御コンピュータ のトランザクションをフォーマット化する。ヘッドエンド・コントローラ１３０ は全てのトランザクションを格納しており、連続的なリフレッシュを行う能力を 有する。帯域内データ・トランザクションに対して恒久的に同調されたデータ・ チャンネルがないので、帯域内メッセージを一定に反復的にかつ有効に送信する 要求が生じる。このため、帯域内加入者端末に対する全ての情報の流れは、帯域 内加入者端末へのデータ経路の中程度の利用可能性を必要とする。 スクランブラ１０４ａ〜１０４ｆは、ヘッドエンド・コントローラ１３０に接 続され、適宜のデスクランブラを備えた加入式テレビジョン・システムにおける 改善された機密保護のためテレビジョン信号を選択的にスクランブルするため使 用される。スクランブラ１０４ａ〜１０４ｆの出力はそれぞれ変調器１０５ａ〜 １０５ｆへ与えられる。変調器１０５ａ〜１０５ｆの出力は結合器１０６へ送ら れ、この結合器は分配システム１７０により分配されるテレビジョン信号を帯域 内加入者端末と帯域外加入者端末１５０の両者へ出力する。例えばスクランブラ １０４ａからのデータもまた、非スクランブル・チャンネルにおける帯域内デー タの送信のためデータ挿入器１０７へ与えることができる。図１のシステムを用 いて帯域内および帯域外データを伝送することのこれ以上の詳細については、１ ９９２年１２月１日出願の米国特許出願第０７／９８３，７６６号に見出すこと ができる。 図２は、図１に示された１０４ａの如きスクランブラ装置のブロック図である 。スクランブラ１０４ａは、ヘッドエンド・コントローラ１３０からメッセージ ・チャンネル・データを受信する。このメッセージ・チャンネル・データは、関 連するテレビジョンに表示するため１つ以上の加入者端末へ送られる表示スクリ ーン用文字情報を含む。スクランブラ１０４ａは、データ回路２０１と、ディジ タル回路２０２と、アナログ回路２０３と、ビデオ処理回路２０４とを含む。デ ー タ回路２０１は、回線インターフェース２０５および２０６と、同期データ・リ ンク制御部（ＳＤＬＣ）２０７と、マイクロプロセッサ２０８と、ディジタル回 路インターフェース２０９とを含む。ＳＤＬＣ２０７は、スクランブラ１０４ａ とヘッドエンド・コントローラ１３０間の回線インターフェース２０６を介して 通信を制御する。マイクロプロセッサ２０８はＳＤＬＣ２０７から情報を受取っ てこれを処理する。メッセージ情報の如き情報はマイクロプロセッサ２０８の不 揮発性メッセージ・メモリに格納される。メッセージ・データに対する充分なメ モリを保証するため、少なくとも１２８Ｋの不揮発性メッセージ・メモリがある ことが望ましい。マイクロプロセッサ２０８の読出し／書込みメモリは一時的情 報を格納する。インターフェース回路２０９はデータ回路２０１をディジタル回 路２０２へインターフェースする。 ディジタル回路２０２は、インターフェース回路２１０と、フェーズ・ロック ・ループ２１１と、マイクロプロセッサ２１２と、反転制御回路２１３と、ビデ オ減衰ロジック２１４と、タイミングおよびタッグ情報発生器２１５と、ディジ タル化パルス発生器２１６と、パラメータ選択回路２１７とを含む。インターフ ェース回路２１０はディジタル回路２０２をデータ回路２０１とインターフェー スする。マイクロプロセッサ２１２はスクランブラ１０４ａの全ての必須の機能 および特徴を制御する。マイクロプロセッサ２１２はデータ回路２０１からメッ セージ・データを取出して処理し、かつシステムのスクランブル・モードを制御 する。ディジタル化パルス発生器２１６は、マイクロプロセッサ２１２の制御下 でアナログ回路を介して音響キャリヤに与えられる特定パルスを生成する。これ らのパルスは、認可および制御情報、タイミング・パルスを含むデスクランブル 情報及びメッセージ情報を表わす。マイクロプロセッサ２１２はまた、オペレー タがスクランブル等の種々の動作モードを選択することを可能にするフロント・ パネル・ディスプレイおよびキーボードであり得るパラメータ選択回路２１７に 接続される。 アナログ回路２０３は、ＡＭ変調器２１８と、ビデオ減衰回路２１９と、低域 通過フィルタ２２０と、バッファ増幅器２２１と、情景照度検出器２２２と、同 期分離器２２３とを含む。ＡＭ変調器２１８は、パルス発生器２１６からのパル スを変調器１０５ａからのオーディオＩＦ信号へ変調して、変調された信号を変 調器１０５ａへ出力する。ビデオ減衰回路２１９は同期抑制型のスクランブルを 選択的に生じて、ビデオ減衰ロジック２１４の制御下で変調器１０５ａからのビ デオＩＦ信号を減衰させる。 ベースバンド・ビデオ入力は、鋭カットオフ型の位相等化低域通過フィルタで よい低域通過フィルタ２２０で濾波される。低域通過フィルタ２２０はベースバ ンド・ビデオと干渉し得る高周波ノイズを除去する。濾波の後、このビデオはバ ッファ増幅器２２１によりその元のレベルへ再び増幅される。同期分離器２２３ は同期情報を取出し、この情報は次にマイクロプロセッサ２１２へ送られて複合 および垂直同期および奇遇数フィールド表示の如きタイミング情報を提供する。 情景照度検出器２２２は情景の平均輝度レベルを決定し、このレベルはマイクロ プロセッサ２１２のＡ／Ｄコンバータへ供給される。マイクロプロセッサ２１２ は、スクランブル・モードが最適に変更される時を決定するため、この輝度情報 を用いて情景の変化を検出する。複合同期信号はフェーズ・ロック・ループ（Ｐ ＬＬ）２１１の入力へ送られる。フェーズ・ロック・ループ２１１はシステム・ クロックをライン速度にロックさせる。 増幅器２２１からのベースバンド・ビデオ信号もビデオ処理回路２０４へ送ら れる。ビデオ処理回路２０４は、自動利得制御（ＡＧＣ）およびＤＣクランプ回 路２２４と、ビデオ・マルチプレクサ２２５と、ビデオ反転回路２２６とを含む 。回路２２４のＡＧＣ部は到来する信号を１Ｖのピーク・ツー・ピークの如き予 め定めた値に調整する。回路２２４のＤＣクランプ部は同期チップの下端が接地 レベルになるように強制する。回路２２４の出力はビデオ・マルチプレクサ２２ ５へ供給される。スプリット同期回路の詳細は、参考のため本文に援用される米 国特許第４，９２４，４９８号に詳細に論述されている。ビデオ・マルチプレク サ回路２２５の出力は、反転軸を中心としてベースバンド・ビデオを反転させる ための反転回路２２６へ与えられる。反転は反転制御回路２１３からの信号に従 って制御される。 スクランブラ１０４ｂはヘッドエンド・コントローラ１３０からスクロール・ チャンネル・データを受取る。スクロール・チャンネル・データは、システム制 御コンピュータ１２０上のシステム・オペレータによって指示されたバーカー（ ｂａｒｋｅｒ）・スクリーンを規定する文字情報を含む。スクランブラ１０４ａ および１０４ｂは、それぞれメッセージ・チャンネル・データを記憶してチャン ネル・データをスクロールし、対応するスクロール・チャンネルおよびメッセー ジ・チャンネルにデータを連続的に出力する。スクロール・チャンネル・データ およびメッセージ・チャンネル・データが複数のバーカー・スクリーンおよびメ ッセージ・スクリーンを規定することが望ましいため、記憶されたデータはルー プで出力される。このため、８つのバーカー・スクリーンが存在するならば、第 １のスクリーンに対する情報の後には第２のスクリーンに対する情報が続き、以 下同様である。８番目のスクリーンに対する情報が送られると、この情報の後に は第１のスクリーンに対する情報が続く。同様なループがメッセージ・チャンネ ル・データに対して確立される。スクランブラ１０４ａ〜１０４ｆの詳細は、参 考のため本文に援用される前掲の米国特許第５，０５８，１６０号に見出される 。 図３は、ビデオ・マルチプレクサ２２５の更なる詳細を提示する。ビデオ・マ ルチプレクサ２２５は、スクランブラ１０４ａの一要素、データ挿入器１０７ａ 、あるいは、変調器または信号プロセッサを含むがこれに限定されないケーブル ・テレビジョンのヘッドエンドの別の要素を含む。ベースバンド・ビデオ入力信 号と幾つかの予め定めた入力ＩＲＥ電圧レベルとを含む複数の入力信号の１つの 選択を制御するため、マイクロプロセッサ２１２からビデオ・マルチプレクサ・ コントローラ２２７を介して論理制御線が設けられる。このビデオ・マルチプレ クサの更なる詳細は１９９２年１２月１日出願の米国特許出願第０７／９８３， ７６６号に見出される。メッセージを加入者へ送信する帯域内データ伝送を有す る加入式テレビジョン・システムにおける同調データ・チャンネルの更なる詳細 は、参考のため本文に援用される１９９１年１１月２９日出願の米国特許出願第 ０７／８００，２４１号に見出すことができる。また、メッセージ・チャンネル ・データ・ストリームの詳細にについては、参考のため本文に援用される１９９ １年１１月２９日出願の米国特許出願第０７／８００，８３６号も参照すべきで ある。加入者端末装置およびメッセージ表示方法 図４は、帯域内（ＩＢ）および帯域外（ＯＢ）の両データを取扱うことができ る加入者端末１５０の構成要素を示すブロック図である。加入者端末１５０の例 は、Ｓｃｉｅｎｔｉｆｉｃ−Ａｔｌａｎｔａのモデル８５７０、８５９０、８６ ００および８６０１セット・トップ端末を含む。加入者端末は以下においてはベ ースバンド加入者端末として記述されるが、ＲＦ加入者端末の如き他の加入者端 末を使用できることは明らかである。信号分配システム１６５からの信号はアッ プ／ダウン・コンバータ４０１へ供給される。アップ／ダウン・コンバータ４０ １は、選択されたＲＦ入力信号をデータおよび制御回路４０２の制御下でフェー ズ・ロック・ループを用いて４．５メガヘルツ信号へ変換する。ＳＡＷフィルタ の如きフィルタ４０３が信号を濾波する。復調およびデスクランブル回路４０４ はデータおよび制御回路４０２の制御下で濾波された信号を復調してデスクラン ブルする。復調およびデスクランブル回路４０４はまたパルス検出を行って、オ ーディオ・キャリヤ上で変調されたデータを復元する。このデータはデータおよ び制御回路４０２へ供給される。オーディオ信号の音量制御は、参考のため本文 に援用される米国特許第５，０５４，０７１号に記載される如くデータおよび制 御回路４０２とマイクロプロセッサ４１０の制御下で復調およびデスクランブル 回路４０４によって行われる。 復調およびデスクランブル回路４０４の出力は、オン・スクリーン表示制御回 路４０６へ供給されるスクランブルされないベースバンド・ビデオ信号である。 オン・スクリーン表示制御回路４０６はＭｉｔｓｕｂｉｓｈｉのＭ５０５５６オ ン・スクリーン表示コントローラであることが望ましい。オン・スクリーン表示 制御回路４０６は、ビデオ信号の代わりに、あるいはこれに重ねられるオン・ス クリーン文字表示を選択的に生成する。変調器４０７はテレビジョン４０８へ供 給されるチャンネル２、３または４における表示制御回路４０６からのビデオ、 オーディオおよび（または）文字を含む信号を変換する。 マイクロプロセッサ４１０は加入者端末の全動作を制御する。フロント・パネ ルにおけるキーボード４１１は、マイクロプロセッサ４１０へ供給されるチャン ネル同調、音量レベルなどの加入者提供信号を生成する。当技術において周知の ように、遠隔受信機４１５はＩＲ遠隔装置４１２からの指令を受取り、この指令 をマイクロプロセッサ４１０へ提供する。電源故障、電力サージなどが生じたな らば、リセット回路４１６は、マイクロプロセッサ４１０および（または）デー タおよび制御回路４０２をリセットしてシステムの適正な動作を保証する。キー ボード４１１またはＩＲ遠隔装置４１２がチャンネルの選択のため用いられる時 、マイクロプロセッサ４１０は、選択されたチャンネルに同調するためアップ／ ダウン・コンバータ４０１を適当に制御するようにデータおよび制御回路４０２ に命令する。データおよび制御回路４０２は、復元されたデスクランブル・デー タを用いて適宜の制御信号、例えば、入力テレビジョン信号をデスクランブルす るための反転制御および同期復元信号を生成する。マイクロプロセッサ４１０は 、データおよび制御回路４０２がシステム制御コンピュータ１２０からダウンロ ードされた認可に基いてデスクランブルを実施する。ＬＥＤディスプレイ４１３ はチャンネル番号および診断を表示し、また加入者に対するメッセージ警報とし ても使用される。不揮発性メモリ４１４はデータ例えば認可および端末の構成を 記憶する。加入者端末は任意にＩＰＰＶモジュール４１７を含む。モジュール４ １７は、加入者がその加入者端末によりペイ・パー・ビュー事象を受信し、不揮 発性メモリに当該事象の購入と関連するデータを記憶し、当該データを電話帰路 またはＲＦ帰路を介してシステム・オペレータへ送ることを認可できるようにす る。加入者は購入した事象に対して支払請求される。 図４（Ａ）は、帯域内ビデオ、帯域内オーディオおよび帯域外データ伝送のた めのデータ・トランザクション・フォーマットについての表を示している。示さ れたフォーマットは単に例示であり、必要に応じて特定のデータ伝送要求および トランザクションのため適当に修正することができる。この表は、例えば、異な る長さを持つタイプＡ〜Ｅとして識別される複数のタイプのトランザクションを 示す。タイプＡのトランザクションは有限長さであって、特定のシーケンスにお ける複数バイトかな成りこれと関連するトランザクション・コードを持つデータ ・ストリームの少なくとも一部を含むデータ・パケットを構成するものと見做す ことができる。タイプＡのトランザクションの範囲の一例は８〜２４バイトであ る。 アドレス指定可能な加入者端末における表示のためのメッセージ・データは、 これらのトランザクションを用いて加入者へ送られる。メッセージの長さ、加入 者端末およびスクランブラの特性および他の因子に従って、これらのトランザク ション内のメッセージ・データの特定の長さおよび構成は、特定の形態に適する ように変更することができる。 トランザクション・コードまたはオペランドは、トランザクションによりアド レス指定された少なくとも１つの加入者端末が従うコマンドまたはインストラク ションを提供する。図示されたデータは、オペランドまたはトランザクション・ コードによる動作に対するものである。例えば、データは、スクランブルされた チャンネルのリストを含み、オペランドまたはトランザクション・コード信号は 端末のメモリへのスクランブルされたチャンネルの新たなリストの記憶を知らせ る。別の例として、データは、図５および図６の以降の論議に従って、加入者の テレビジョン受像機における表示のための多数の文字を含むメッセージを含む。 周期的冗長検査の如き周知の手法に従ってデータの精度を保証しかつビット・エ ラー・レートを低減するため、エラー検出および（または）訂正（または冗長送 信）あるいは他のエラー検査手法を用いることができる。 音響キャリヤ上で送られたデータ・パルスと混同され得るアーティファクトを タイミング・パルスが作り出すという帯域内オーディオ・データ伝送によって明 らかにされた問題を解決するため、帯域内オーディオに対してビット・ハイ検査 標識が示される。この問題を軽減するため、ビットのハイ・カウントを使用して もよい。 フィールド・フラグにより、データが奇数フィールドまたは偶数フィールドに いずれにあるかを識別することができる。フィールド・フラグは、奇数フィール ドと偶数フィールドとの間に予期されるトランザクションにおける信号差に対す る帯域内オーディオ・データ伝送において最も有効に用いられる。スクランブル ・モードは、復調およびデスクランブル回路に対して、どのスクランブル・モー ドが同調チャンネルに対して用いられたかを知らせることができる。リストに示 されない他のデータは、ファクシミリ、テレテキスト、別の見出し言語あるいは 見出しデータ、プログラム・チャンネル・ガイド、および他の新たなサービス・ デ ータを含む。 タイプＡのデータ・トランザクションがＭバイトの長さを有するならば、タイ プＢのトランザクションはＮバイトの長さを持つものとして示される。タイプＢ のトランザクションは、例えば、スクランブルされたチャンネル・リストを識別 するための長い方のトランザクションである。これは、例えば１．５〜２の因数 によりタイプＡのトランザクションと有効に関連付けられる。図示の如く、タイ プＢのトランザクションは例えば１２〜３６バイトの長さを有する。 更に長いトランザクションは、タイプＢのトランザクションの２〜４．５倍の 長さを持つタイプＣである。これらのトランザクションはチャンネル同調データ の如きデータの更に長いストリームを含み得る。 タイプＤのトランザクションは、３つのタイプＡのトランザクションあるいは ２つのタイプＢびトランザクションに相当するものである。一方、タイプＤのト ランザクションは、その長さに拘わらない唯１つのトランザクション・コードを 持ち得る。例えば、タイプＤのトランザクションは、表示のためのチャンネル・ プログラム・ガイドの記憶を通信する。 タイプＥなどの如き他のサービスに対して、更に長いトランザクション・コー ドが考えられる。これらのトランザクションは予め定めたデータ・フォーマット を持ち、タイプＡおよび（または）タイプＢのトランザクションの倍数相当であ る。各タイプのトランザクション間の関係はこのように規定することができる。 タイプＡのトランザクションがＭバイトを含み、タイプＢのトランザクションが Ｎバイトを含むならば、他のタイプの一層長いトランザクションはＭ、Ｎおよび ／または２の因数により定まる共通性を保持する。例えば、タイプＤのトランザ クションは、１つのトランザクション・コードを持つ１つの長いトランザクショ ンであり、あるいは３つのタイプＡのトランザクションまたは２つのタイプＢの トランザクションを含む。特に、端末が予め定めた順序で図６に示される幾つか のパラメータを求めるように予め定められるならば、共通性が、端末１５５の如 き加入者端末における復号および記憶の容易度を増大する。 １ビットが各ビデオ・ライン毎に送られる、あるいはフィールド当たり２６２ 本または２６３本のラインから垂直同期期間の持続時間を差引いた速度で送られ る帯域内オーディオ・データは公知である。このように、このようなシステムで はビット速度が更に制限されるが、これはあるデータ・スロットが、いわゆる動 的同期抑制システムにおけるデスクランブルに必要なタイミング情報の伝送のた め確保される故である。タイプＥのトランザクションの長さに対する帯域内オー ディオ欄のコメントがこのような制限を反映している。しかし、本発明のある実 施例では、タイプＥのまたはそれ以上の長さのトランザクションを許容するよう に、データ速度が適当に増加される。 予め定めたデータ・フォーマットを確立する１つの目的は、復号とデータの記 憶の容易さを可能にすることである。例えば、比較的高いデータ速度における帯 域内ビデオ・データは、より低速の帯域内オーディオ・データまたは更に別のビ ット速度の帯域外データの検索と似た方法で復号し記憶することができる。 更に、ヘッドエンドにおいては、システム制御コンピュータ１２０またはヘッ ドエンド・コントローラ１３０は図４（Ａ）によるタイプのトランザクションを フォーマット化するので、トランザクションは、一旦フォーマット化されると、 本文に述べたデータ伝送の３つのモード、即ち、帯域内オーディオ、帯域内ビデ オ、あるいは帯域外データ伝送のどれかによる伝送のため再フォーマット化され る必要がない。 図５（Ａ）は、例えば、図４のオン・スクリーン制御回路４０６に対して使用 することができるＭｉｔｓｕｂｉｓｈｉモデルＭ５０４５６オン・スクリーン表 示制御回路のブロック図である。このオン・スクリーン表示制御は、文字セット を記憶するための文字ＲＯＭ５０１を含む。望ましい実施例においては、 空白 大文字のＡ〜Ｚ カーソル−−−アイコン 数字の０〜９ 空白音量レベル （英貨ポンド） [] ？−：＄’，．＊＃＆＋ 単一文字 Ａｍ Ｐｍ Ｃｈ の６４個の文字が文字ＲＯＭ５０１に格納される。 表示ＲＡＭ５０２は、これら６４個の文字を用いてオン・スクリーン表示を発 生するためにマイクロプロセッサ４１０からシリアル入力Ｓ_INを介して入力され るデータにより設定される。このデータは多くの供給源から与えられる。第１の 供給源は、メッセージ・チャンネル・データ・スクランブラ１０４ａからのメッ セージ・データである。第２の供給源は、スクロール・チャンネル・データ・ス クランブラ１０４ｂからのスクロール・チャンネル・データである。第３の供給 源は、加入者端末のマイクロプロセッサ４１０のＲＯＭからのバーカー・データ である。表示情報の別の供給源は、マイクロプロセッサＲＯＭ４２０に格納され たメニュー・スクリーン情報である。このようなメモリ・スクリーンの使用は、 参考のため本文に援用される１９９１年１１月２９日出願の米国特許出願第０７ ／８００，８３６号「加入型テレビジョン端末に対するオン・スクリーン・ユー ザ・インターフェースを提供する方法および装置（Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ Ａｐ ｐａｒａｔｕｓ ｆｏｒ Ｐｒｏｖｉｄｉｎｇ ａｎ Ｏｎ−Ｓｃｒｅｅｎ Ｕ ｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ ｆｏｒ a Ｓｕｂｓｃｒｉｐｔｉｏｎ Ｔｅｌ ｅｖｉｓｉｏｎ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）」において更に詳細に記載さている。また 、本文に引用されるＳｃｉｅｎｔｉｆｉｃ Ａｔｌａｎｔａから入手可能なＳｃ ｉｅｎｔｉｆｉｃ Ａｔｌａｎｔａの出版番号６９Ｐ２８３７「モデル８６００ セット・トップ端末ユーザーズ・ガイド（Ｍｏｄｅｌ ８６００ Ｓｅｔ Ｔｏ ｐ Ｔｅｒｍｉｎａｌ Ｕｓｅｒ’ｓ Ｇｕｉｄｅ）」も参照される。表示ＲＡ Ｍ５０２は、例えば、テレビジョン４０８上に表示される文字に対する２４０個 の記憶場所を含む。 図５Ｂに示されるように、各記憶場所は、文字が点滅しているか否かを判定す る点滅ビットと、文字の色を決定する文字色ビットと、ＲＯＭ５０１に格納され た文字の１つを識別する文字コードとを含んでいる。オン・スクリーン表示の構 成は図５Ｃに示され、それぞれ２４文字の１０行からなっている。表示ＲＡＭ５ ０２における情報が、スクリーン位置１〜２４０のそれぞれに何を表わすかを決 定する。 ３つのオン・スクリーン表示モードがある。第１のモードは、選択されたチャ ンネルのビデオを提供するだけである。第２のモードは、文字情報が選択された チャンネルのビデオにオーバーレイされるビデオ・オーバーレイ・モードである 。この第２のモードは、例えば、加入者が異なるチャンネルに同調する時に、時 間、チャンネル番号およびチャンネル識別情報を表示するため使用される。チャ ンネル識別情報は、参考のため本文に援用される１９９１年１１月２９日出願の 米国特許出願第０７／８００，００２号「チャンネル識別情報を表示する方法お よび装置（Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ Ａｐｐａｒａｔｕｓ ｆｏｒ Ｄｉｓｐｌａ ｙｉｎｇ Ｃｈａｎｎｅｌ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔ ｉｏｎ）」に記載されている。第３のモードは、文字情報が無地のバックグラウ ンド上に提示される文字モードである。このモードは、例えばメッセージのため に使用されることが望ましい。システム・オペレータは情報を加入者へ表示する ためどれかのモードを用いており、本発明は情報が固定のバックグラウンドに提 示されるか、あるいはビデオ信号にオーバーレイされるかに関して限定されるも のではない。 オン・スクリーン表示のためのアドレス指定可能なメッセージ・トランザクシ ョン伝送は、例えば、メッセージ・スクランブラ１０４ａを用いてケーブル・シ ステムにおいて加入者端末へ送られる。図６Ａは、文字を加入者端末へ送るため のメッセージ・トランザクション伝送を示す。各メッセージ・トランザクション 伝送は、メッセージを識別するため該伝送と関連する表示番号フィールドを有す る。本例によれば、表示番号は０から６５５３５までの範囲を有するが、本発明 はこれに限定されるものではない。 各メッセージは、例えば、それぞれが例えば２４０個の文字を持つ１６個まで のスクリーンを含む。各スクリーンに対する文字は、図６Ａに示される如き１１ 個までの順序付けされたトランザクションで送られる。シーケンス番号フィール ドは、トランザクション伝送のシーケンスでのトランザクション伝送を識別する 。このトランザクション伝送はまた、スクリーンのシーケンスにおけるスクリー ンを識別するためのスクリーン番号フィールドと、スクリーンのシーケンスにお ける最後のスクリーンを識別するための最終スクリーン・フラグとを含む。メッ セージが２４０文字より少なく、メッセージ・スクランブラ１０４ａが可変長メ ッ セージを伝送するように構成されるならば、メッセージを完了するのに一層少な いトランザクション伝送を送るだけでよい。図６Ａに示されたメッセージ・トラ ンザクション伝送も最終トランザクション・フラグを含む。米国特許第５，０５ ８，１６０号に論述されるように、トランザクションが送られる速度は、２９ト ランザクション／秒である。このトランザクション速度では、同じメッセージ・ チャンネルに８つの２４０文字メッセージを送るのに、３秒より僅かに長い時間 が要求される。従って、これらのメッセージの１つの受信を開始するための平均 的な待ちは約１．５秒である。 メッセージ・チャンネルは、ヘッドエンド・コントローラ１３０からのメッセ ージ・ループを格納する内部データＲＡＭを有するスクランブラ１０４ａとして 構成されたスクランブラを用いており、マイクロプロセッサ２１２の制御下メッ セージを選択された加入者端末へ常に再送する。システムはシリアルに動作する ので、メッセージ・ループにおけるメッセージ数が増加するに伴い、加入者がメ ッセージを受信するための応答時間は増加する。この応答時間を速めるために、 別のメッセージ・チャンネルを用いることができる。 メッセージ・トランザクションはまた、システム・オペレータがオン・スクリ ーン表示制御回路４０６に、全スクリーンが受信されて表示の用意ができるまで テレビジョン４０８上の表示を消すように指令することを可能にする。あるいは また、オン・スクリーン表示制御回路４０６は、メッセージが完了するまで、文 字を受信順に表示する。 メッセージ定義トランザクション伝送が図６Ｂに示されている。ＩＤフィール ドはトランザクション伝送をメッセージの定義として識別する。このトランザク ション伝送は、加入者端末に対して、メッセージが加入者端末へ送られたこと、 および加入者により引き出されることを表示することができる。メッセージは、 個々に送られるか、あるいはアドレス・データにより規定された加入者グループ の構成員へ送られれる。ダウンロードされたトランザクション（即ち、１つ以上 の個々にアドレス指定された加入者端末へ送られ、以後の使用のため加入者端末 に内部的に格納されるトランザクション）を用いて、１つの加入者端末は１つ以 上のグループへ割当てられる。望ましい実施例においては６４個のグループが規 定されるが、本発明はこれに限定されるものではない。 メッセージ定義トランザクションは、オン・スクリーン表示のバックグラウン ド色を設定するバックグラウンド色フィールドと、本例ではメッセージ・チャン ネルであるメッセージを受取るように同調チャンネルを端末に指令する同調フィ ールドとを定義する。加入者端末が自らにあるいは自分の属する任意のグループ に送られたメッセージ定義トランザクション伝送を受取ると、警報データ・フィ ールドによるメッセージ警報が提供される。加入者は、参考のため本文に援用さ れる１９９１年１１月２９日出願の米国特許出願第０７／８００，８３６号「加 入式テレビジョン端末に対するオン・スクリーン・ユーザ・インターフェースを 提供する方法および装置（Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ Ａｐｐａｒａｔｕｓ ｆｏｒ Ｐｒｏｖｉｄｉｎｇ ａｎ Ｏｎ−Ｓｃｒｅｅｎ Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａ ｃｅ ｆｏｒ ａ Ｓｕｂｓｃｒｉｐｔｉｏｎ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ Ｔｅｒ ｍｉｎａｌ）」に記載されるメニュー構造の使用によって、メッセージを視認す る。メッセージを得るために、加入者端末のデータおよび制御回路４０２は、ア ップ／ダウン・コンバータ４０１を同調フィールドにより定義されたチャンネル に同調させて、メッセージ定義トランザクション伝送と同じ表示番号を持つメッ セージ・トランザクション伝送を探索する。望ましい実施例においては、適切な メッセージを検索するため、同調データが、その時同調されたチャンネルか、メ ッセージ・チャンネルの１つか、スクロール・チャンネルか、あるいはＯＦＦチ ャンネルかに同調するように加入者端末に指令する。図６Ｂのメッセージ定義ト ランザクション伝送は、メッセージを持っていることを加入者に最も早く通知す るため、ヘッドエンド・コントローラ１３０により出力された全てのデータ・ス トリームで送られることが望ましい。 多数のメッセージを加入者端末へ送ることができるが、各加入者端末は１つの 保留のメッセージ定義トランザクションを保持するに過ぎない。これは、前記の メニュー構造を用いることによって取得されたメッセージである。メッセージが 読出されない限り、保留中のメッセージ定義は、新たなメッセージ定義トランザ クションが受取られる時に更新される。この更新の優先順位は、メッセージ定義 トランザクションにおける表示番号に従って行われ、２つの読出されないメッセ ージに対しては、より小さい表示番号が最初に読出される。読出されなかったメ ッセージは、読出されたメッセージより高い優先順位を常に有する。 加入者端末が当該加入者端末に対するメッセージを定義するメッセージ定義ト ランザクションを受取ると、メッセージ警報が提示される。例えば、マイクロプ ロセッサ４１０は、ＬＥＤディスプレイ４１３のセグメントを点滅するように制 御する。ＬＥＤ警報は、加入者端末に対するアクティブな未読出しメッセージが 更になければ、メッセージの最後のスクリーンが受信されると終了する。 この警報の方法に加えて、メッセージ定義は、関連するテレビジョン受像機４ ０８上にオン・スクリーン・メッセージ警報を生成させるようマイクロプロセッ サ４１０に指令するオン・スクリーン警報データを含む。このようなデータがメ ッセージ定義トランザクションに含まれるならば、加入者端末または遠隔装置４ １２のキーボード４１１上のキーが押されるまで、オン・スクリーン・メッセー ジ警報がビデオにオーバーレイする。 他の警報方法は、加入者端末に接続されたブザーを活性化すること、リレー・ スイッチを接続すること、加入者端末に電気的に接続可能で加入者端末に送られ た１つ以上のメッセージで送られる警報データ・フィールドに応答して作動する ことができる照明その他の装置をオンにすることを含む。更に、特定の警報機構 が予め定めた期間だけ作動するように持続時間パラメータを送ることもできる。 このため、例えば、システム制御コンピュータにより設定されてスクランブラ１ ０４ａ〜１０４ｆまたはアドレス指定可能送信機（ＡＴＸ）１４０を介して送ら れるフィールドにより決定される如き５分のようなプログラムされた期間だけブ ザーを鳴奏させることもできる。 オン・スクリーン（または他の）メッセージ警報の文字コードおよびレイアウ トは、マイクロプロセッサ４１０のＲＯＭに格納されるのが好ましい。メッセー ジ規定トランザクションは、適当な文字コードとレイアウト情報をオン・スクリ ーン表示制御回路４０６へ送るようにマイクロプロセッサ４１０に指令する。加 入者端末がデータを含むチャンネルに同調されなければ、警報は生じず、メッセ ージは受信されない。 メッセージが表示されると、このメッセージはユーザがスクリーンを変更する までスクリーン上に残る。多数のスクリーンがあるならば、加入者は全てのメッ セージ・スクリーンを必要な回数だけ周回して初めへ戻る。新しいスクリーン毎 に、適切なスクリーンが検索されるまで待機時間が生じる。メッセージの最後の スクリーンが受信されると、メッセージは読出し中として定義される。全てのア クティブなメッセージが読出された後、メッセージを再び読出すことができる。 メッセージ・チャンネル・データが最小化されるように、ヘッドエンドにより 構成される期間だけメッセージが送られる。アクティブなメッセージを持つ全て のグループにフラグを立てるヘッドエンドからのアクティブなメッセージ制御ト ランザクションが周期的に送られる。このトランザクションがメッセージ終了を 制御する。望ましいユーザ・スクリーン・レイアウトおよび動作 本発明は、システム制御コンピュータ１２０におけるメニュー駆動型ウインド ウ環境（例えば、ＭＩＴにより提供されるＸウインドウ・システム）を用いて、 ユーザが加入者端末に対するメッセージを定義し且つそのスケジュールを決め、 また以下に更に詳細に述べる選択基準あるいはリスト基準に従ってグループを定 義することができるようにすることを意図している。以下の記述は、ユーザとの 「ユーザ・フレンドリな」対話を結果として得るスクリーン・レイアウトの望ま しい実施例を提供する図１３乃至図１９に関するものである。これらスクリーン ・レイアウトについては多くの変更が可能であり、特定の特徴（大きさ、色の選 択、形状、オプション、提示順序、および他のパラメータ）は本発明の原理から 逸脱することなく特定のタイプのユーザに適合するように変更できる。望ましい 実施例は、ユーザが簡単な操作のため最小数のメニュー・レベルで本発明の動作 を制御することを可能にする。図示されたスクリーン上の多数のオプションは、 「終了（ＥＸＩＴ）」、「印刷（ＰＲＩＮＴ）」、「ヘルプ（ＨＥＬＰ）」など の動作において明瞭であり、従って、これ以上の説明は行わない。 図１３は、図７に関して本文に更に詳細に記載されるユーザ・インターフェー ス・コンピュータ・プログラムによって提供することができる紹介メニュー・バ ーを示す。このメニューからの２つの主要な関心の選択は、「メッセージ（ＭＥ ＳＳＡＧＥＳ）」および「グループ（ＧＲＯＵＰＳ）」である。「家庭端末（Ｈ ＯＭＥ ＴＥＲＭＩＮＡＬＳ）」および「バーカー（ＢＡＲＫＥＲＳ）」の如き 他の選択は、これらが本発明と関連しないため、本文では記述しない。 ユーザが図１３のメニュー・バーから「メッセージ」のオプションを選択する ことにより、図１４に示されるスクリーンが表示される。このスクリーンは、ユ ーザが特定の加入者端末あるいは端末グループへ送るためのメッセージを生成す ることを許容する。ユーザは、特定のヘッドエンドに対するメッセージを一義的 に識別するためメッセージ番号を入力することができる。ヘッドエンド番号およ びメッセージ番号の組合わせは、加入者のテレビジョン・システムにおけるメッ セージを一義的に識別するのに役立つ。ユーザは、メッセージの簡単な記述を図 １４に示される如き記述フィールドへ入力する。「テキスト編集（ＥＤＩＴ Ｔ ＥＸＴ）」ボタンを選択することにより、ユーザは、別個の「ポップアップ」ウ インドウ（図示せず）により、ユーザへ伝送するための複数ページのメッセージ を生成することができる。 更にまた、ユーザはメッセージの開始行のサイズ、表示前の空きスクリーン、 メッセージ警報、およびバックグラウンド色の如き種々のメッセージ制御フィー ルドを選択することができる。これらのメッセージ制御フィールドは、メッセー ジが選択された加入者または加入者グループに対してどのように表示されるかを 指示するものであり、更に詳細に本文に記載される。可能なメッセージ制御フィ ールドのサブセットのみが図１４に示される。 図１４のスクリーンから「メッセージ割当て（ＡＳＳＩＧＮ ＭＥＳＳＡＧＥ ）」ボタンを選択することにより、図１５のスクリーンが表示される。このスク リーンを用いて、ヘッドエンド・コードおよび加入者端末の通し番号を「ヘッド エンド・コード（ＨＥＡＤＥＮＤ ＣＯＤＥ）」フィールドおよび「使用可能通 し番号（ＡＶＡＩＬＡＢＬＥ ＳＥＲＩＡＬ ＮＵＭＢＥＲ）」フィールドに入 力することにより、ユーザは生成されたメッセージを特定の加入者端末へ割当て ることができる。「追加（ＡＤＤ）」または「除去（ＲＥＭＯＶＥ）」のボタン を押すことにより、複数の加入者端末を、メッセージが送られる端末のリストへ 追加することができる。 再び図１４において、スクリーンの最下部から「メッセージのスケジュール決 め（ＳＣＨＥＤＵＬＥ ＭＥＳＳＡＧＥ）」ボタンを選択することにより、図１ ６のスクリーンを表示することができる。このスクリーンは、ユーザが特定のメ ッセージに対する開始日時と終了日時とを入力することを可能にする。この操作 は、以降のスケジュール決めのため、スケジュール情報をシステム制御コンピュ ータ１２０内のデータベースへ入力させる。本発明によれば、本文に述べるコン ピュータ・プログラムおよび装置は、終了時間になるまで、選択されたメッセー ジを指定された時間においてアドレス指定された加入者または加入者リストへ送 らせる。 再び図１３において、メニュー・バーから「グループ」のオプションを選択す ると、図１７のスクリーンが表示される。このスクリーンを用いて、ユーザは１ つ以上の加入者端末を１つのグループに割当てることができる。これは、グルー プを識別するグループ番号と、ヘッドエンド・コードと、グループを構成する１ つ以上の加入者端末の通し番号とを入力することにより行われる。この種のグル ープは加入者端末のリストからなる故に、以下本文では「リスト・グループ」と 呼ばれる。加入者グループへ送られるメッセージは、図１６のスクリーンの使用 による単一加入者に対するメッセージと同じようにしてスケジュールが決められ る。 図１８による「選択基準」の使用によって、更に複雑なグループを規定するこ とができる。図１８に示される関係およびオペレータと組合わせて、加入者端末 のステータス（動作可能、動作不能その他のステータス）、通し番号、ディジタ ル・アドレス、加入者端末の特徴（遠隔制御、ＩＰＰＶオプション、その他）や サービス・コード（加入者がＨＢＯ、Ｃｉｎｅｍａｘ、デイズニー、ベーシック のサービス、あるいは他の幾つかの組合わせを有するかどうかを示す）の如き加 入者特性を用いて、ユーザは特定の加入者グループを定義する基準を生成するこ とができる。例えば、ユーザは、ＨＢＯ、遠隔制御を有していてその端末が動作 可能状態である加入者よりなる加入者端末のグループを生成することができる。 これら加入者は、例えば宣伝目的や通知その他の目的のため、メッセージがこれ ら端末へ送られるように都合よく且つ自動的にグループ化される。この選択基準 言語のこれ以上の詳細は、見出し「宣伝基準ステートメント」で本文中に見出す ことができる。 図１９において、ユーザは、ヘッドエンド・コード、メッセージ番号、および 図１９の「使用可能（ＡＶＡＩＬＡＢＬＥ）」欄における１つ以上のグループを 入力することにより、１つ以上の加入者グループに対してメッセージを割当てる ことができる。「追加（ＡＤＤ）」ボタンを押すとメッセージにグループが追加 され、「除去（ＲＥＭＯＶＥ）」ボタンを押すとメッセージからグループが除去 される。システム制御コンピュータ・プログラムの設計およびデータベース 本発明の原理によるグループの形成、メッセージの形成、メッセージのアドレ ス指定およびメッセージの伝送は、システム制御コンピュータ１２０において実 行するコンピュータ・プログラムの使用を含む。これらコンピュータ・プログラ ムの設計、詳細な特性および望ましいデータ構造の説明は以下の通りである。 図７において、システム制御コンピュータ１２０は請求コンピュータ・インタ ーフェース７０１、ユーザ・インターフェース７０２、グループ・キュー７０３ 、システム事象スケジューラ７０４、メッセージ・マネージャ７０５、グループ ・マネージャ７０６および装置マネージャ７０７を含む多数のコンピュータ・プ ログラムを含み、これらは、システムにおけるメッセージ・サービスとグループ ・サービスとを提供するよう共働する。システム制御コンピュータ１２０におい て実行するよう構成されたデータベース７０８（例えば、ＩＮＦＯＲＭＩＸ（登 録商標）リレーショナル・データベース）は、種々のコンピュータ・プログラム により必要とされるデータ構造を格納するため有効に使用される。次に、図７の 各コンピュータ・プログラムの機能の記述を行う。 請求コンピュータ・インターフェース７０１は、本文に述べるプロトコルＰに 従ってリンク上で請求コンピュータ１１０と対話する。このプログラムは、請求 コンピュータ１１０から到来するコマンドをデータベース７０８へ格納して、グ ループ・コマンドまたはメッセージ・コマンドのどちらを受信したかに従って、 グループ・キュー７０３またはシステム事象スケジューラ７０４のいずれかに、 要求が受取られたことを通知する。このプログラムはまた、リターン・コードを 請求コンピュータ１１０へ返送してコマンド受信を確認する。請求コンピュータ １１０から受取った選択基準ステートメントは、グループ・マネージャ７０６に よる以後の検索のため図９（Ｄ）のコンバータ・グループ表のデータベース７０ ８に格納される。 ユーザ・インターフェース７０２は、システム制御コンピュータ１２０に位置 するユーザ７０９から入力を受入れ、ローカルの端末からユーザ７０９へ結果お よびステータスを表示する。このユーザ・インターフェースはＸ ＷＩＮＤＯＷ システムを用いて実現される。ユーザ・インターフェース・スクリーンの望まし いセットは、本発明の動作原理に関して後で本文に更に詳細に述べる図１３乃至 図１９に示されている。特に、ユーザ・インターフェース７０２は、図１８に示 されるユーザ・グループ分け選択を選択基準ステートメントに組織化し、グルー プ・マネージャ７０６による以降の検索のため図９（Ｄ）のコンバータ・グルー プ表のデータベース７０８へ格納する。 グループ・キュー７０３は、ユーザ・インターフェース７０２または請求コン ピュータ・インターフェース７０１のいずれかにより開始される全てのグループ ・コマンドを取扱う。これらのコマンドはＵＮＩＸ（登録商標）ＩＰＣキューを 介して送られる。ＵＮＩＸ（登録商標）オペレーティング・システムのこれ以上 の詳細は、Ｂａｃｈ著「ＵＮＩＸオペレーティング・システムの設計（Ｔｈｅ Ｄｅｓｉｇｎ ｏｆ ｔｈｅ ＵＮＩＸ Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ） 」（Ｐｒｅｎｔｉｃｅ−Ｈａｌｌ社、１９８６年版権）に見出すことができる。 グループ・キュー７０３の主要機能は、グループ・マネージャ７０６に対する入 力キューがオーバーロードされないことを保証し、グループ・マネージャ７０６ へ送られるコマンドが電力損失またはリブートによって失われないことを保証す ることである。これは、内部キューおよびディスク・ベースのキューの使用によ り達成される。グループ・マネージャ７０６のキューが満杯である場合、グルー プ・キュー７０３は指令を内部キューに入れる。その内部キューが満杯であるな らば、グループ・マネージャ７０６は指令をディスク上のファイル（図示せず） におけるディスク・ベースのキューに入れる。電力損失またはリブートの場合は 、グループ・キュー７０３はその内部キューにおけるコマンドならびにグループ ・マネージャ７０６の入力キューにおけるコマンドを取り出し、これらコマンド を同じ ディスク・ファイルに入れる。立ち上げ時に、グループ・キュー７０３はこのフ ァイルの存在についてディスクを調べて、そこに見出されたコマンドを再びグル ープ・マネージャ７０６に対する入力キューに入れる。 グループ・マネージャ７０６は、グループ・キュー７０３からの全てのコマン ドを処理する。これらのコマンドは、ＵＮＩＸ（登録商標）ＩＰＣキューを介し て送られる。グループ・マネージャ７０６はデータベース７０８と対話して種々 のデータベースからグループ情報を検索し、これを特定の加入者端末を明瞭に識 別するフィールドに移動させる。望ましい実施例においては、グループ・マネー ジャ７０６は、選択基準ステートメントをリレーショナル・データベースのキュ ー操作に適する構造化照会言語（Ｓｔｒｕｃｔｕｒｅｄ Ｑｕｅｒｙ ｌａｎｇ ｕａｇｅ；ＳＱＬ）ステートメントに変換する。この変換は、オペランド、オペ レータおよび選択基準ステートメントの値の適切なＳＱＬ構造への直截な翻訳を 含む。一般に、ＳＱＬはコンピュータ・プログラミングおよびデータベースの設 計技術において周知であり、ＳＱＬの構造と、本発明のケーブル・テレビジョン ・システムにおける実現のための選択基準ステートメント言語との間の相関は、 当業者には明らかである。以下は、グループ・マネージャ７０６により行われる 指令および詳細動作の記述である。グループの形成 グループを形成するプロセスは、どの加入者端末が新たに画定された選択基準 グループに属するかを判定する。これは、特定のヘッドエンドと関連する全ての 加入者端末に対して選択基準（本文に述べる）を適用することにより達成される 。リスト・グループは選択基準を持たないので、この指令は選択基準タイプのグ ループに対してのみ適用される。加入者端末の属性は選択基準と比較され、一致 が見出されるならば、レコードがデータベースの図９（Ｃ）のＣＶＴ＿ＣＶＴグ ループ表に入れられる。更に、指令が装置マネージャ７０７を介して加入者端末 へ送られ、加入者端末に当該グループのメンバであることを通知する。特定の各 端末はそのディジタル・アドレスにより一義的に識別され、図１０（Ａ）のコン バータ表に関して示されるように、端末のディジタル・アドレスと通し番号との 間に１対１の対応が存在する。このコマンドは、通常は、新たな選択基準グルー プ が規定された直後に実行される。現存のグループの再形成 １つのグループを再形成するプロセスは、どの加入者端末が前に画定された選 択基準グループに属するかを判定する。これは、どの加入者端末がグループから 削除される必要があるか、およびどの端末がグループに追加される必要があるか を判定することにより達成される。加入者端末の属性は、新旧の選択基準と比較 され、加入者端末が古いグループに属していて新しいグループに属していななけ れば、この端末はデータベース（ＣＶＴ＿ＣＶＴグループ表）から削除され、通 知が当該加入者端末へ装置マネージャ７０７を介して送られて、この端末がもは やこのグループにはないことを指示する。加入者端末が古いグループではなく新 しいグループに属するならば、この加入者端末はデータベース（ＣＶＴ＿ＣＶＴ グループ表）に追加され、この端末がそのグループのメンバである旨の通知が当 該加入者端末へ送られる。加入者端末が古いグループと新しいグループに見出さ れるならば、この端末は既にグループに属している故に何も行われない。このコ マンドは、通常は、グループの選択基準に対して変更が行われた後に実行される 。現存のグループの削除 グループの削除は、システムからの該グループに対する全ての参照事項を除去 する。グループ・マネージャ７０６がグループ削除の要求を受信すると、削除さ れるべきグループと一致する全てのレコードについてメッセージ・スケジュール 表（図８（Ｃ））が探索される。「アクティブな」ステータスを有するこの表に おける全てのレコードに対して、メッセージが即時終了されること、およびテキ ストがスクランブラから除去されることを要求する要求がメッセージ・マネージ ャ７０５へ送られる。この特定されたグループに対応するメッセージ・スケジュ ール表における全ての残るレコードは削除される。メッセージ・コンバータ・グ ループ表（図９（Ｂ））が探索され、特定されたグループと一致する全てのレコ ードが削除される。また、ＣＶＴ＿ＣＶＴグループ表（図９（Ｃ））は、特定さ れたグループと一致する全てのレコードについて探索される。見出された各コン バータには、装置マネージャ７０７を介して、もはやグループのメンバでないこ と を通知するコマンドが送られる。最後に、コンバータ・グループ表（図９（Ｄ） ）におけるグループ定義レコードが削除される。このコマンドは、通常は、ユー ザ・インターフェース７０２から、あるいは請求コンピュータ・インターフェー ス７０１を介してグループの削除が要求された後に実行される。加入者端末グループ・マップのリフレッシュ グループが形成され再形成されると、どの加入者端末が特定のグループに属し ているかを定義するレコードがデータベースに入れられる。加入者は、あるグル ープに属しているか、いないかのいずれかである。加入者端末のグループ・マッ プは、加入者端末が属するグループを表わす６４ビットの集まり（グループ当た り１ビット）として定義される。Ｎ番目のビットがセットされるならば、加入者 端末はＮ番目のグループに属する。 加入者端末のグループ・マップをリフレッシュするプロセスは、データベース （特に、図９（Ｃ）のＣＶＴ ＣＶＴグループ表）を読出し、特定のコンバータ がメンバとなっている各グループ毎にビットがセットされているビット・マップ ・フィールドとしてグループ・マップを構成することによって達成される。この ビット・マップは装置マネージャ７０７を介して加入者端末へ送られる。重要な のは、現存のデータが用いられることである。即ち、加入者端末がリフレッシュ される毎にグループが再形成されることはない。実際に、このコマンドの処理中 は、選択基準は決してアクセスされることがない。このコマンドは、通常は、加 入者端末のリフレッシュがユーザ・インターフェース７０２から、あるいは請求 コンピュータ・インターフェース７０１により要求された後に実行される。加入者端末グループ・マップの再形成 加入者端末の属性が変化（例えば、ＨＢＯ追加というサービス・コードの変化 ）する時は常に、特定の加入者端末が属するグループは、ヘッドエンドで画定さ れた各グループを定義する選定基準に対して再評価されねばならない。このプロ セスは、加入者端末グループ・マップの再形成として知られる。このコマンドは 、通常は、加入者端末の属性がユーザ・インターフェース７０２により、あるい は請求コンピュータ・インターフェース７０１を介して変更された後に実行され る。ヘッドエンドにおける全てのグループの再形成 このコマンドのプロセスは、このコマンドによりヘッドエンドにおける１つの グループではなく全てのグループが再形成されることを除いて、グループ再形成 のコマンドに対する処理と同じである。 システム事象スケジューラ７０４の動作および設計について次に述べる。シス テム事象スケジューラ７０４は、システム制御コンピュータ１２０において実行 される他のコンピュータ・プログラムに対する「クロック」として働く。即ち、 このスケジューラは、現時点におけるメッセージの活性化の如き事象が生じる必 要がある時点を追跡する。このスケジューラはデータベース７０８を照会して特 定のメッセージに対する開始および停止の時間を検索し、これら時間をプログラ ムされた事象として内部的に記憶する。プログラムされた時間が生じると、シス テム事象スケジューラ７０４はシステム制御コンピュータ１２０上の１つ以上の 他のコンピュータ・プログラムに対する動作要求を発する。例えば、システム事 象スケジューラ７０４は、特定の加入者端末へメッセージを送る時であると判定 すると、メッセージ・マネージャ７０５の入力キューに要求を入れて、メッセー ジ・マネージャ７０５にディジタル・アドレス、ヘッドエンド・コード、メッセ ージ番号、メッセージ制御データなどの如き必要な情報についてデータベースを 照会させる。次いでメッセージ・マネージャ７０５は、装置マネージャ７０７に 対して要求を発し、メッセージをアドレス指定された加入者端末へ送らせる。 メッセージ・マネージャ７０５の動作および設計について次に記述する。メッ セージ・マネージャ７０５の機能は、メッセージの活性化、メッセージの消勢化 、アクティブなメッセージ（テキストのみ）の修正、アクティブなメッセージの 削除、スクランブラ・メッセージ・メモリ管理（メッセージがどの程度スクラン ブラ・メモリに適合し得るかを決定する）およびスクランブラ・メモリの再形成 を含む。メッセージ・マネージャ７０５は、システム事象スケジューラ７０４を 介してユーザ・インターフェース７０２と請求コンピュータ・インターフェース ７０１とのためのコーディネータとして働く。即ち、メッセージ・マネージャ７ ０５に対する全ての入力は、請求コンピュータ・インターフェース７０１からか 、あるいはシステム事象スケジューラ７０４を介するユーザ・インターフェース ７０２からのものである。 メッセージ・マネージャ７０５は、コマンド駆動型のトランザクション処理プ ログラムである。メッセージ・マネージャ７０５との通信は、メッセージ・マネ ージャ７０５の入力キュー上での処理を指令するインターフェース・ルーチンを 介して行われる。以下は、指示されたコマンドに応答してメッセージ・マネージ ャ７０５により行われる機能の記述である。 「メッセージ開始（ＳＴＡＲＴ ＭＥＳＳＡＧＥ）」コマンドは、メッセージ ・マネージャ７０５に所与のメッセージを活性化するように指令し、メッセージ の開始時間になった条件をシステム事象スケジューラ７０４が検出すると常に実 行される。メッセージの活性化のプロセスは、メッセージ・テキストを下流側の 装置に格納すること、および特定の加入者端末または端末グループにメッセージ を「待ち受ける」ように通知することを含む。帯域内チャンネルを介して送られ るメッセージは、メッセージ・データ・ストリームを有するスクランブラ１０４ ａ〜１０４ｆ（図１）に格納される。帯域外チャンネルを介して送られるメッセ ージは、ＡＴＸ１４０（図１）に格納される。システム・ユーザにとってコスト が関心事であるならば、スクランブラはメッセージを格納する可変量のメモリ量 （３２Ｋバイトまたは１２８Ｋバイトの如き）を持つことができる。スクランブ ラは単一のヘッドエンドに設けられ、各ヘッドエンドは複数のスクランブラを有 する。 メッセージが（即時あるいは将来に）スケジュール決めされる前に、スクラン ブラにおいてスペースが「予約」されねばならない。どれだけのメモリが各スク ランブラに残るかを追跡するためにスクランブラ表（図１０（Ｂ））が使われ、 検索のためこの情報を有効に記憶する。スクランブラにスペースを予約するため 、スクランブラ端末が接続されるヘッドエンドにおける全てのメッセージ・スク ランブラ（個々の端末あるいはグループ）が、最も利用可能なメモリを持つもの を見出すために調べられる。メッセージは、開始時に最も利用可能なメモリを持 つスクランブラに入れられる。次いで、データベースにおけるスクランブラ表が 、選択されたスクランブラに対する新たな利用可能なメモリを表わすよう更新さ れる。所与のメッセージに対してスクランブラに余地がなければ、メッセージの スケジュール決めはできない。 「メッセージ終了（ＥＮＤ＿ＭＥＳＳＡＧＥ）」コマンドは、メッセージ・マ ネージャ７０５に所与のメッセージを消勢化するように指令するもので、システ ム事象スケジューラ７０４が到来したメッセージの終了時間を検出する時に常に 実行される。この動作は、特定のスクランブラのメモリからメッセージを除去す るように装置マネージャ７０７に通知することによって行われる。 「メッセージ削除（ＤＥＬＥＴＥ＿ＭＥＳＳＡＧＥ）」コマンドは、アクティ ブなメッセージを削除するようにメッセージ・マネージャ７０５に指令する。こ のコマンドは、データベースにおけるメッセージのステータスがメッセージが削 除されたことを示すように変更される点で「メッセージ終了」コマンドとは異な る。 「メッセージ修正（ＭＯＤＩＦＹ＿ＭＥＳＳＡＧＥ）」コマンドは、スクラン ブラのメモリにおけるアクティブなメッセージを修正するようにメッセージ・マ ネージャ７０５に指令する。これは、メッセージのテキストを変更させ、あるい はその制御情報を変更させる。 「スクランブラ再形成（ＲＥＢＵＩＬＤ＿ＳＣＲＡＭＢＬＥＲＳ）」コマンド は、所与のスクランブラのメモリにおける全てのメッセージを再形成するように メッセージ・マネージャ７０５に指令する。この動作を、メッセージ・マネージ ャ７０５は、この特定のスクランブラに割当てられた全てのアクティブなメッセ ージを見出すためにメッセージ・スケジュール表を照会することによって行い、 次いで、スクランブラをプログラムするためこれらメッセージを装置マネージャ ７０７へ送る。 電力損失またはリブートの場合、メッセージ・マネージャ７０５はその入力キ ューにおけるコマンドを取り出してディスク・ファイルに入れる。これは、保留 のメッセージ動作を保存するために行われる。立ち上げ時に、メッセージ・マネ ージャ７０５はファイルの存在についてディスクを調べて、そこに見出されたコ マンドをその入力キューに戻す。 装置マネージャ７０７の動作および設計について次に述べる。特定の装置に指 令するよう命令されると、装置マネージャ７０７はデータベース７０８から適切 な加入者端末アドレス指定情報を検索して、その特定の装置をプログラムさせる 。 次いで、装置マネージャ７０７はＡＴＸ１４０またはヘッドエンド・コントロー ラ１３０に対する装置スペシフィックのトランザクションを生成して、システム 制御コンピュータ１２０上で使用可能なハードウエア・ポートにコマンドを発す る。 スクランブラはメッセージ・テキストを加入者端末トランザクション（ＳＴＴ ）に格納する。これらは、特定の各タイプの加入者端末が理解できる特定のコマ ンドである。所与のメッセージに対しては、該メッセージがアクティブである限 り（即ち、該メッセージがスクランブラのメモリ内にある限り）、これらのトラ ンザクションは反復される。ヘッドエンド・コントローラ１３０は、メッセージ 毎に（即ち、メッセージ・ページ当り１メッセージずつ）ＡＴＸトランザクショ ンを適切な数のＳＴＴトランザクションに翻訳する。システム制御コンピュータ １２０は、所与のメッセージが所与のスクランブラに「適合」するかどうかを判 定するためにＳＴＴトランザクションのフォーマットを知らねばならず、またヘ ッドエンド・コントローラがどのようにＡＴＸトランザクションを翻訳するかを 知らねばならない。 メッセージ・テキストが定義されると、システム制御コンピュータ１２０は、 ヘッドエンド・コントローラと同じようにメッセージ・サイズ（ＳＴＴトランザ クションにおける）を決定しなければならない。次にメッセージ・サイズは、シ ステムがメッセージのスケジュールを決めようとする時にこの情報が容易に利用 できる（即ち、その都度計算する必要がない）ように、図８（Ａ）のメッセージ 表のデータベースに格納される。ライブラリ機能 メッセージ・データ処理は、４つの領域、即ち、メッセージ制御、メッセージ ・テキスト、メッセージ割当ておよびメッセージ・スケジュール情報に分けるこ とができる。ユーザ・インターフェース７０２においては、この処理は幾つかの スクリーンの間で分割される。請求コンピュータ・インターフェース７０１にお いては、この処理は幾つかのコマンド間で分割される。ユーザ・インターフェー ス７０２または請求コンピュータ・インターフェース７０１は、データの各グル ープにおける３つの基本動作、即ち追加、変更および削除を実行することができ る。 従って、ライブラリ・ルーチンは メッセージ制御情報の追加 メッセージ制御情報の変更 メッセージ・テキストの削除 メッセージ・テキストの追加 メッセージ・テキストの変更 新たなメッセージ割当ての追加 現存するメッセージ割当ての削除 メッセージ・スケジュールへのエントリの追加 メッセージ・スケジュールへのエントリの変更 メッセージ・スケジュールからのエントリの削除 の機能を実施する。 別のライブラリ・ルーチンは保守の目的のために使用できる。これらのルーチ ンは 特定コンバータの全メッセージの削除 特定スクランブラの全メッセージの削除 特定ヘッドエンドの全メッセージの削除 特定ヘッドエンドの全グループ定義の削除 特定スクランブラに格納された全てのメッセージの再形成 ヘッドエンドにおける全てのスクランブラに格納された全てのメッセージの再 形成 の能力を提供する。 ユーティリティ・ルーチンと見做される他のライブラリ・ルーチンがある。こ れらのルーチンは、下記の基本的動作、即ち、 ＡＳＣＩＩフォーマットからコンバータ文字セット・フォーマットへのメッセ ージ・テキストの変換 コンバータ文字セット・フォーマットからＡＳＣＩＩフォーマットへのメッセ ージ・テキストの変換 メッセージ・テキストのページにおけるメッセージ命令の挿入 アドレス指定されたグループからの加入者端末の削除 スクランブラのメモリがどの程度使用されるかの判定 メッセージ・テキストの圧縮 メッセージ・テキストの圧縮解除 メッセージ・テキストのサイズの決定 を実施する。 このようなルーチンを特定の実装に適するように容易に生成できることは、当 業者には明らかである。例えば、リレーショナル・データベースが示唆のように 使用されるならば、色々なデータベース・ベンダはデータベースにおけるデータ ベース・レコードを追加し、削除し、修正するユーティリティ・ルーチンを提供 する。このようなユーティリティ・ルーチンは、これらの基本的動作の大半を直 接実現するために使用可能である。更に、種々のデータ圧縮方式が当業者には周 知であり、必要に応じてデータを圧縮するため使用することができる。データ構造 本発明において使用される望ましいデータ構造について次に詳細に記述する。 メッセージはメッセージ制御データとメッセージ・テキストとからなる。メッセ ージ制御データはどのようにメッセージを検索し表示するかを宛て先加入者端末 に指令するが、メッセージ・テキストはテレビジョン・スクリーン上に表示され るべき文字の実際の組合わせである。図８において、メッセージ制御データはデ ータベース７０８のメッセージ表に格納される。各メッセージに対するメッセー ジ・テキストはメッセージ・テキスト表に一時に１ページずつ格納され、そのエ ントリは図８（Ａ）および図８（Ｂ）に示されるようにメッセージ表と関連付け られる。 メッセージ制御データは、後で宛て先加入者端末により使用するため、システ ム制御コンピュータにおいてユーザによって入力される。ユーザは、このような データを図１４に示される如きデータ入力スクリーンを用いて入力することがで きる。この制御データは テキスト行１のサイズ 前ブランク（Ｐｒｅ−ｂｌａｎｋ） バックグラウンドの色 メッセージ受信フラグのクリア ＬＥＤ警報 ブザー 接点 ブザー／接点期間 優先順位 有効期間の表示 トーン 即時性 メッセージ警報 Ｃｖｔ／ＡＣリレーのパワーオン を含むが、これに限定されるものではない。 「テキスト行１のサイズ」は加入者端末に対してメッセージの最初の行のサイ ズを表示する。メッセージの最初の行は通常のサイズの２倍であるが、文字数は 半分である。 「前ブランク」は、加入者テレビジョンにメッセージを表示する前に、メッセ ージにおける全ての文字をその内部バッファに集めるべきことを加入者端末に対 して指示する。前ブランク・モードでは、モードの表示前に加入者端末はスクリ ーンを空にする。これにより、メッセージはスクリーン上で「ポップアップ」す る。前ブランク・モードでないと、加入者端末はスクリーン上に文字を一時に１ 文字ずつ表示する。これはテレタイプに更によく似た外観を与える。 「バックグラウンドの色」は、加入者端末に対して、どの色がメッセージのバ ックグラウンドに表示されるべきかを表示する。 「メッセージ受信フラグのクリア」は、加入者が既に読出したメッセージを再 表示するよう加入者端末に対して指示する。これは一般にメッセージのテキスト が変化した時に使用される。 「警報ＬＥＤ」は、メッセージが受信された時に加入者端末に対してメッセー ジ警報ＬＥＤをフラッシュするよう指示する。このパラメータは、通常は、シス テム制御コンピュータにおいてＯＮにセットされている。 「有効期間表示」は、加入者端末に対して、時間的にどれだけ長くメッセージ が表示されるかを指示する。メッセージが加入者により読出されなかったならば 、有効期間表示が満了した後、加入者端末はもはや警報ＬＥＤをフラッシュさせ ることはない。 「メッセージ警報」は、加入者端末に対して、「メッセージ警報」メッセージ が加入者のテレビジョン・スクリーン上であるいは他の手段（例えば、ブザー、 リレー作動など）によりフラッシュされるかどうかを指示する。 各メッセージと関連するのは、１組のスケジュール情報である。この情報は、 システム制御コンピュータ１２０に対してメッセージを何時どうするかを通知す る。下記のスケジュール情報は、各メッセージに対して例えば保持される。 表示番号 メッセージ・ステータス 開始日時 終了日時 メッセージのサイズ（ＳＴＴトランザクションにおける） メッセージが格納されるスクランブラの識別子 この情報は、システム制御コンピュータ１２０におけるメッセージ・スケジュー ル表（図８（Ｃ）参照）に格納される。この表における情報は、メッセージ・ス ケジュール（将来の事象）およびスクランブラにその時格納されたアクティブな 事象の両方として働く。 先に示したように、各メッセージは「メッセージ・ステータス」を含み得る。 下記は、メッセージが取ることができる種々のステータスである。 イン・アクティブ：今はスケジュール決めされていない スケジュール済み：開始および終了時間を有する 保留：メッセージがその時イン・アクティブまたはスケジュール済みからアク ティブのステータスへ変化する過程にある。 アクティブ：メッセージはその時端末（コンバータ）へ送られつつあり、その 時スクランブラに格納される。 クリーンアップ：メッセージはその時アクティブからイン・アクティブのステ ータスへ変化する過程にある メッセージは、加入者端末グループ（グループ・メッセージ）や単一の加入者 端末（アドレス指定されたメッセージ）と関連させてもよいし、いずれとも関連 させなくともよい（スタンド・アローン・メッセージ）。スタンド・アローン・ メッセージは、表示番号無し、ステータス無し、開始または終了日時無し、およ び計算されたメッセージ・サイズ無しのメッセージとしてスケジュール決め情報 に関して規定され、メッセージ表におけるエントリのみを有する（図８（Ａ）） 。 メッセージは、定義時に単一のグループあるいは多数のグループと関連付ける ことができる。メッセージをグループに関連付けることにより、エントリはメッ セージ・コンバータ・グループ表（図９（Ｂ））ならびにメッセージ・スケジュ ール表（図８（Ｃ））に配置される。メッセージをグループと関連付けることは 、メッセージがアクティブになる時点で、該グループにおける加入者端末のみが メッセージを受信することを意味する。メッセージは、定義時に１つの加入者端 末または多数の端末と関連付けることができる。 メッセージを加入者端末と関連付けることにより、エントリはＣＶＴメッセー ジ表およびメッセージ・スケジュール表に配置され（図９（Ａ）および図９（Ｃ ）参照）。メッセージを加入者端末と関連付けることは、メッセージがアクティ ブになる時点で当該加入者端末のみがメッセージを受信することを意味する。 メッセージは、グループまたは加入者端末と関連付けられたならば、これらメ ッセージが生成される時にこれらと関連付けられたスケジュール情報を持ち得る 。開始日付／時間は、将来におけるものであるならば、スケジュール済みのステ ータスと共にメッセージ・スケジュール表（図８（Ｃ））へ追加される。開始日 時が今であるならば、これもスケジュール済みのステータスと共に追加される。 図７において、システム事象スケジューラ７０４は、メッセージを受信する時ま でに、タイム・スタンプが経過したことを検出し、直ちに活性化要求をメッセー ジ・マネージャ７０５へ送る。 次に、図１１を参照する。帯域内データ伝送用に設計されたメッセージは１６ ページ以下のテキストを含むことができる。全てのメッセージ・テキストはヘッ ドエンドに対して画定されたコンバータ文字セットに格納される。図１１は、特 定のタイプの加入者端末に対する文字コードの望ましいリストを提供する。メッ セージ・テキストのページは、イメージの判読可能性、表示の解像度などにより 決定されるある数の文字を含む。例えば、メッセージ・サイズは、６４乃至５１ ２文字まで変化し、最大量は望ましくは約２４０文字（１０行×２４列）である 。 次に、図１２を参照する。各コンバータ文字セットは一連の「文字圧縮」コー ドを含み得る。これらのコードは、ある予め定めた単語（曜日、オン・スクリー ン・メニュー命令、など）および動作（その時同調されたチャンネル、日付、時 間などの表示）を２つの文字で定義する。これらのメッセージ圧縮コードは加入 者端末へ送られる必要のある文字数を減らすので伝送時間および下流側装置の記 憶装置が低減される。望ましい圧縮コードのリストが図１２に示される。 図１２から判るように、圧縮コードは共通的に表示される単語に対して提供さ れ、更に有効な送信をもたらす。例えば、共通的に用いられる動詞（「打鍵」、 「クリア」、「セット」、その他の視聴者に対する命令の如き）、曜日または日 付（「日曜」、「月曜」、「現時点」など）または更に単語の一部分（「ｅｒ」 、「ｅｄ」、「ｒｅ」など）を表示するため、異なるコードのカテゴリが生成さ れる。システム制御コンピュータ１２０の制御下で、ユーザ７０９により生成さ れるメッセージは、このプロセスの判るユーザ７０９無しでこれら圧縮コードを 用いて自動的に短縮される。 圧縮コードは、メッセージ・マネージャ７０５により管理されることが望まし く、それらの時間的な利用に応じて動的に変化させられる。例えば、「セットト ップ」に対する圧縮コード９１がメッセージにおいて時間的にそれほど利用され なければ、このコード９１は、更に頻繁に使用される別のメッセージ要素または 単語に対して用いられる。「セットトップ」は、要求されると、図１１の文字コ ードにより送られる。メッセージ・マネージャ７０５は圧縮コードに対する使用 頻度を計測して、これらを送信性能を最適化するように変更する。圧縮コードの 変更は、全ての加入者端末に対するグローバル・トランザクションの使用により 加入者端末へ送られる。選択基準グループおよびリスト・グループ グループは、ユーザが（システム制御コンピュータ１２０において、あるいは 、請求コンピュータ１１０から請求コンピュータ・インターフェース７０１を介 して）加入者端末の集りを画定するための方法である。グループはシステム内の 特定の機能性には結付けられない。グループは、リフレッシュ、レポート、ＩＰ ＰＶコールバック、あるいは請求コンピュータ１１０からの部分的なダウンロー ドに対して使用することができる。従って、本文で用いられる用語「グループ」 は、例えば、遠隔制御の如き特定の特徴を支える加入者端末の集合の如き加入者 端末の予め定めた集合を指すものではない。 グループはヘッドエンド毎に画定され、グループ・コードによって識別される 。ヘッドエンド・コードおよびグループ・コードの組合わせにより、当該グルー プは加入式ケーブル・テレビジョン・システム全体において一義的になる。各ヘ ッドエンドは、例えば、記憶場所および視聴者により予期される用途によって主 として決定されるある最大数のグループを持つことができる。例えば、妥当な最 大数のグループは６４であり得る。このうちの少なくとも１つのグループがヘッ ドエンドに接続される全ての端末を含むグローバル・グループとして確保される 。 新たなヘッドエンドが画定されると、システム制御コンピュータ１２０のデー タベース７０８に前記ヘッドエンドに対するグループ画定レコードを置くグルー プ定義が生成される。ヘッドエンドにおける各加入者端末は、当該ヘッドエンド に対するグローバル・グループのメンバとなる。好都合にも、最大数（６４の如 き）のグループをこのグローバル・グループの識別のため確保することができる 。 いずれかの加入者端末がアドレス指定されたメッセージを受信するためには、 この加入者端末は該メッセージのグループのメンバでなければならない。１つの 端末が２つのアドレス指定されたメッセージのグループのメンバであるならば、 該端末は２つのメッセージを同時に受信する。加入者端末が属し且つメッセージ がアドレス指定されたグループの数と、端末が同時に受信することができるアド レス指定されたメッセージの数との間には１対１の対応が存在する。１つのアド レス指定されたメッセージを受信するためには、加入者端末は１つのグループ（ 例えば、一端末のグループ）のメンバーであることを最初に通知され、その後こ のグループに対するメッセージがケーブル・システムによって同報される。この ように通知された加入者端末は、特定されたグループに対応するメッセージを「 待ち受ける」ことになり、これを同報通信から取出すことができる。 ２種類のグループ、即ち、選択基準グループとリスト・グループとが存在する 。選択基準グループは、システム制御コンピュータ１２０がそのデータベース７ ０８に保持されたフィールドを介して選択基準を知っているグループである。こ のグループのメンバであることは、データベース７０８における個々の加入者端 末レコードを選択基準と比較することにより決定され、これは好都合にもリレー ショナル・データベースの照会を用いて行うことができる。 以下は、データベース７０８から端末を選択するため使用される典型的な選択 基準のリストである。 ディジタル・アドレス範囲 通し番号範囲 コンバータ特徴の組合わせ（遠隔制御、ＩＰＰＶ、など） コンバータのステータス（動作可能、不動作など） サービス・コードの組合わせ（ショータイム、ＨＢＯなど） このように、選択基準グループは、システム制御コンピュータ１２０のユーザ・ インターフェース７０２から、あるいは請求コンピュータ・インターフェース７ ０１を介して遠隔的に画定することができる。システム制御コンピュータ１２０ のデータベースに別の選択基準が存在するならば、これら基準はシステム制御コ ンピュータ１２０からのグループを画定するためにも用いることができる。 一方、リスト・グループは、システム制御コンピュータ１２０が選択基準を知 らないグループである。このグループのメンバであることは、請求コンピュータ １１０に保持される異なる加入者データベースから行われる選択の如き外部的に 定義される基準によって決定される。これらグループの各々についてシステム制 御コンピュータ１２０に含まれる唯一つの情報は、特定のリストの加入者端末が 各グループに属するということである。１つの端末が一旦リスト・グループのメ ンバとなると、この端末は、この端末がもはやそのグループの、メンバではない 旨システム制御コンピュータ１２０が通知されるまで、このグループのメンバの ままである。このような通知は、マニュアルにより（即ち、システム制御コンピ ュータ１２０におけるユーザ７０９はグループを削除する）あるいは遠隔的に（ 例えば、請求コンピュータ・インターフェース７０１により）発生する。 請求コンピュータ１１０は、それ自体の加入者データベースに基いて特定のグ ループ（例えば、誕生日が同じ日と一致する全ての加入者のリスト）を生成し、 またそのデータベースに記憶された特定のコンバータの通し番号との相関により 、このグループを後の処理のためシステム制御コンピュータ１２０へ送る。次い で、システム制御コンピュータはそのデータベースを照会して、前述のコンピュ ータ・プログラムの使用により、ヘッドエンド・コード、ディジタル・アドレス およびスクランブラ・アドレスの如き付加的必要な情報を取出し、所要のメッセ ージのスケジュールを決めて活性化する。 選択基準に加えて、リスト・グループと選択基準グループの両者は、下記の情 報項目の如き他の属性を持つこともできる。 グループ・コード ヘッドエンド・コード グループの記述 選択フラグ（選択基準またはリスト基準） グループ・ステータス（未形成、形成中、形成済み、または削除） 最終形成時間 １つのグループが一旦画定されると、このグループは「形成」されねばならな い。１つのグループの形成は、どの端末が該グループに属する（即ち、選択基準 に一致する）かを決定する。最初、グループは、「未形成」のステータスでデー タベース（コンバータ・グループ表、図９（Ｄ））へ追加される。選択基準グル ープの場合は、グループ・マネージャ７０６がグループを形成することを命令さ れ、ステータスを「形成中」へ変え、完了時にステータスを「形成済み」へ変更 する。リスト・グループの場合は、グループ画定レコードがＣＶＴ＿ＣＶＴグル ープ表「図９（Ｃ）」に追加される。 新たな加入者端末が（ユーザ・インターフェース７０２を介してマニュアルに より、あるいは請求コンピュータ・インターフェース７０１を介して遠隔的に） システム制御コンピュータに追加されると、グループ・マネージャ７０６は該加 入者端末がどのグループに属するかを判定する。これは、グローバル・グループ と、全てのアドレス指定されたグループと、選択基準グループとを含む。グルー プ・マネージャ７０６はデータベース７０８における適当な表にレコードを追加 し、装置マネージャ７０７に適切なＡＴＸトランザクションを加入者端末へ送る よう指示して、端末がこの時属するグループについて端末に通知する。 加入者端末が変更されると、グループ・マネージャ７０６は端末のグループ・ メンバー構成の変更が必要であるかどうか判定する。これを行うために、グルー プ・マネージャ７０６は端末の属性を選択基準グループの定義と比較して、デー タベース７０８の表に適切に追加または削除を行う。グローバル・グループ、ア ドレス指定されたグループおよびリスト・グループのメンバであることは、加入 者端末の変更によって影響されない。次いで、グループ・マネージャ７０６は、 適切なＡＴＸトランザクションあるいはヘッドエンド・コントローラ・トランザ クションを加入者端末へ送って該端末がこの時メンバであるグループを該端末に 通知するように装置マネージャ７０７に命令する。 グローバル・グループはシステム制御コンピュータ１２０により保持され、ユ ーザ・インターフェース７０２から、あるいは請求コンピュータ・インターフェ ース７０１から遠隔的には変更あるいは削除され得ない。グローバル・グループ は、ヘッドエンドに対して定義される端末のタイプに対するディジタル・アドレ スの全範囲として画定される。 アドレス指定されたグループはシステム制御コンピュータ１２０に保持される 。ヘッドエンドにおいて許容されるアドレス指定メッセージのグループ数は、例 えば、データベースに格納されたパラメータであり得る。データベースにおける アドレス指定グループ・レコードは、１のグループ・タイプ（アドレス指定され たメッセージ・グループ）と選択フラグ（リスト・グループ）とを持ち得る。メ ッセージの機能は、２つのプログラムと一連のライブラリ・ルーチンとの間で分 割される。グループの画定 メッセージ・グループは、ユーザ・インターフェース７０２から、あるいは請 求コンピュータ・インターフェース７０１を介して画定される。グループはヘッ ドエンド毎に画定され、グループ番号によって識別される。ヘッドエンド・コー ドとグループ・コードとの組合わせが当該グループをシステムにおいて一義的に する。 先に説明したように、各ヘッドエンドは合計で例えば６４個のグループを持ち 得る。その内、システム制御コンピュータ１２０が、「グローバル」グループに 対して、ヘッドエンド当たり１つのグループ番号（グループ番号６４の如き）を 保持する。ヘッドエンドにおける各加入者端末は、グローバル・グループのメン バである。 ２つの異なる種類のグループがある。選択基準グループはシステム制御コンピ ュータ内部で知られた属性によって画定される。加入者端末は、一旦選択基準グ ループに割当てられると、その属性が選択基準により画定される範囲内に入らな くなるまで、当該グループのメンバであり続ける。リスト・グループは、システ ム制御コンピュータには判らない属性により画定される。加入者端末がリスト・ グループに一旦割当てられると、システム制御コンピュータが該加入者端末がこ のグループに属さなくなったと通知されるまで、当該グループのメンバであり続 ける。メッセージ生成 オン・スクリーン・メッセージは、オン・スクリーンの特徴を支える加入者端 末のみに送られる。この特徴を支える加入者端末は、適正なコマンドが与えられ ると加入者に対してメッセージを表示する文字発生器を含む。 ユーザの妥当な期待値により、１つのメッセージのページ数についての妥当な 制限が規定され、例えば、１つのメッセージは１６ページ以下である。各ページ は例えば２４０文字（２４文字の１０行）以下である。メッセージは一時に１ペ ージずつデータベースに格納される。メッセージ・ページは、加入者端末におけ る文字発生器が理解するコードを用いて加入者端末へ送られる（図１１および図 １２）。これらのコードは、コンバータ文字セットとして集合的に知られる。個 々の文字および数字に加えて、加入者端末の文字セットは頻繁に使用される単語 または語句を表わすコードを含む。これらのコードは圧縮コードとして知られる 。圧縮コードの使用により、加入者端末へ送られるバイト数が減る。 ユーザはまた、テキストの各ページの最下部にユーザに対するインストラクシ ョンを追加するように選択することもできる。インストラクション行は、複数ペ ージ・メッセージの次のページへ進むにはどのボタンを押すか、及びいかに該ペ ージから出るかを加入者に知らせる。予め定めた行数、例えば、メッセージ・ペ ージの最も下の２行がユーザ・インストラクションに対して確保される。この機 能が動作可能状態にされるならば、インストラクションはユーザに対する表示の ためメッセージ・テキストの９および１０行に例えば自動的に置かれる。メッセージの割当て メッセージがシステム制御コンピュータから同報される前に、システムは最初 に、どの加入者端末または加入者端末グループがメッセージを受信するかを知ら されなければならない。このプロセスはメッセージ割当てとして知られる。メッ セージは個々の加入者端末へ割当てられる。メッセージは、１つの加入者端末へ 割当てられると、アドレス指定されたメッセージとして知られることになり、該 加入者端末はこれを別のグループとして認識する（即ち、コンバータは自分が該 グループのメンバであることを知らされ、該グループは上記の１つの加入者端末 に対応する）。メッセージは加入者端末のグループに割当てられ得る。メッセー ジは、メッセージ・グループに割当てられると、グループ・メッセージとして知 られることになる。いずれかの加入者端末（個々のあるいはグループの）と関連 しないメッセージは、スタンド・アローン・メッセージとして知られる。（請求 コンピュータ・インターフェース７０１またはユーザ・インターフェース７０２ を介して）システムへ入力される時の全てのメッセージはスタンド・アローン・ メッセージである。 メッセージを個々の加入者端末に割当てることは、該メッセージがアクティブ になると当該加入者端末のみが該メッセージを受信することを意味する。メッセ ージをオン・スクリーン・メッセージ・グループに割当てることは、該メッセー ジがアクティブ状態になると、当該グループの予め定めたメンバのみが該メッセ ージを受信することを意味する。メッセージは同時に複数の加入者端末および（ または）グループに割当てられ得る。メッセージのスケジュール決め メッセージが割当てられた後にのみ、このメッセージが意図された少なくとも １人の加入者に対して同報されるようにスケジュールを決めることができる。メ ッセージは即時に（現時開始）あるいは将来に（スケジュール済み）に送ること ができる。メッセージを活性化するプロセスは、メッセージ・テキストを下流側 装置に格納すること、および特定の加入者端末または加入者端末グループにこの メッセージを「待ち受ける」よう通知することを含む。請求コンピュータ・インターフェースおよびメッセージングの遠隔制御 以下は、１組のトランザクションとして定義される請求コンピュータ・インタ ーフェース・プロトコルの記述であり、このプロトコルは請求コンピュータ１１ ０が、本発明に係わる加入者ケーブル・テレビジョン・システムの端末加入者の オン・スクリーン・メッセージ能力を遠隔的に制御することを可能にする。この プロトコルは、請求コンピュータ１１０とシステム制御コンピュータ１２０との 間の電話回線、例えば、９６００ボー電話回線あるいはリース回線により、各コ ンピュータを電話回線にインターフェースするモデムを用いてインプリメントさ れる。請求コンピュータ１１０から発せらる各トランザクション（または、「コ マンド」）はシステム制御コンピュータ１２０へ送られ、先に述べたコンピュー タ・プログラムに従ってシステム制御コンピュータ１２０内で処理される。本文 に述べた情報の更なる詳細は、参考のため本文に援用される「Ｓｃｉｅｎｔｉｆ ｉｃ−Ａｔｌａｎｔa刊行物第３３Ｔ１２２Ｈ号」（Ｓｃｉｅｎｔｉｆｉｃ−Ａ ｔｌａｎｔａ社の部品番号第２８９９１０号、１９９２年１０月付）に見出すこ とができる。 選択基準ステートメントを用いることにより、請求コンピュータ１１０は、請 求コンピュータのデータベースからシステム制御コンピュータ１２０への選択さ れた加入者端末のデータのダウンロードを実施する。この１つの利点は、更新を セグメント単位で行うこと（例えば、特定の通し番号範囲内の全ての加入者端末 に対してデータを一晩でダウンロードし、次の夜は第２の組の加入者端末に対し て続行し、以下同様）を可能にすることによって、システム制御コンピュータの データベースを更新するのに必要な時間量を短縮することである。請求コンピュ ータ１１０とシステム制御コンピュータ１２０との間の電話回線で使用可能な帯 域幅は制限されるので、数十万台の加入者端末に対するデータの完全なダウンロ ードは丸２、３日掛かり得る。選択基準ステートメントを用いることにより、デ ータベースの別個の部分を一時にダウンロードすることができ、これにより大量 のダウンロード操作の必要が除かれる。 反対に、請求コンピュータ１１０は、システム制御コンピュータ１２０のデー タベースからの加入者端末データのアップロードを要求することができる。選択 基準ステートメントを用いることにより、データベース全体を転送する必要なし に、選択されたデータ・セットを取出すことができる。 更に、選択基準ステートメントを用いてシステム制御コンピュータ１２０でリ ポートを生成することができる。システム制御コンピュータ１２０は、リポート が送られるプリンタに取付けることができる。選択基準ステートメントを用いる と、特定の加入者端末グループを画定して、選択されたグループに対してシステ ム制御コンピュータのデータベースにおけるフィールドに対応するプリンタ上に リポートを生成することもできる。 請求コンピュータ１１０は実際に請求書を計算して加入者へ送る必要はなく、 加入者情報のデータベースを含み且つリンクでシステム制御コンピュータ１２０ と通信する任意のコンピュータでよい。また、加入者人口統計データベースおよ びシステム制御データベースに対する特定の形態においては、同じ物理的マシン に常駐することも可能である。各トランザクションに対する一般的フォーマット は、 １．ＳＴＸ（ＡＳＣＩＩのテキスト開始） ２．データ・ブロック（本文に述べるトランザクション） ３．チェックサム ４．ＣＲ（ＡＳＣＩＩキャリッジ・リターン） である。 ＣＲに続く最初の文字は次のトランザクションの開始であると仮定される。各 データ・ブロックは、本文に述べるように各トランザクション毎に異なるように 構成される。チェックサムは、ＳＴＸ文字後の最初の文字からチェックサム・フ ィールドの前までのトランザクションにおける全てのバイトの排他的「オア」（ ＸＯＲ）合計である。請求コンピュータ・インターフェース７０１は、このチェ ックサムを用いてトランザクションが請求コンピュータ１１０により送られた通 り正確に受信されたことを検証する。 「リターン・コード」（図示せず）は、前のトランザクションの肯定応答を知 らせるため、請求コンピュータ１１０により送られた各トランザクションに応答 して、請求コンピュータ・インターフェース７０１から請求コンピュータ１１０ へ戻される。肯定応答も加入者端末に対するメッセージの実際の伝送時に請求コ ンピュータ１１０へ送ることができる。例えば、このような肯定応答は、メッセ ージ（１月前にスケジュール済みの加入者に対する「誕生日おめでとう」メッセ ージの如き）がスケジュール済みの場合に、メッセージが実際に送られた後にメ ッセージに対する支払請求を開始するために用いられる。 本文における「ＸＸ」の使用は、メッセージ内容に従って可変の終了バイトを 示す。 １．メッセージ・コマンド ａ．メッセージ制御の追加／変更 このコマンドは、加入者端末のグループへ伝送されるオン・スクリーン・メッ セージを定義するために用いられる。特定されたグループに割当てられた加入者 がメッセージを受信する。このコマンには、１つ以上の「メッセージ・テキスト の追加／変更」コマンドが後続すべきである。如何なる時も、特定のグループに 対して唯一つのメッセージがアクティブである。特定のメッセージ番号に対する メッセージ制御情報が最初に送られているならば、「追加」が生じる。メッセー ジ制御情報が既に送られたが制御フィールドに対する追加または訂正が必要であ るならば、「変更」が生じる。 ｂ．メッセージ・テキストの追加／変更 このコマンドは、オン・スクリーン・テキスト・メッセージの２４０文字の１ ページを定義するために用いられ、「メッセージ制御の追加／変更」コマンドに 続いて送られるべきである。このメッセージ番号に対するメッセージ・テキスト が最初に送られつつあるならば、「追加」が生じる。メッセージ・テキストが既 に受取られたがテキスト・ページに対する追加または訂正が必要であるならば、 「変更」が生じる。スクリーン・フィールド数が、オン・スクリーン・メッセー ジを完全に記述するため送られる「メッセージ・テキストの追加／変更」コマン ドの数を特定する。テキストは、直接のユーザ入力（例えば、テキスト・エディ タ）または他のソースによりコンピュータ・ファイルから生じ得る。 スクリーン番号は如何なる番号でも開始でき、最終スクリーン番号に向けて最 後のトランザクションまで増分する（このとき両者は等しくなる）。このコマン ドが、指示されたスクリーンの全数の伝送を完了することなく早々と終了されね ばならないならば、「ダウンロードのアボート」コマンドがこの目的のために用 いられる。このコマンドが一旦発されると、「ダウンロードのアボート」コマン ドのみが適切に受入れられる。特定のメッセージ番号と関連するテキスト・スク リーン数がシステム制御コンピュータ１２０により受取られるまで、他の全ての コマンドは拒否される。メッセージの一部であるスクリーンを削除することは、 文字コード・フィールドの最初の文字を「ＦＦ」へセットすることにより行われ る。これは、トランザクションにおけるスクリーン番号のみならずその上のどの スクリーンをも削除することになる。 例えば、最大で２４０文字（１０行×２４文字）を指定することができる。各 スクリーン文字は、２バイト文字コードにより表わされる。チェックサム（もし 含まれるならば）とキャリッジ・リターンがメッセージ・テキストを区切る。文 字の最大数より少ない数が指定されるならば、通常の送信キャリッジ・リターン のみがフィールドの終了のため用いられる。 ｃ．端末またはグループ・メッセージのスケジュールの追加／変更 このコマンドは、特定のグループまたは端末へ送られるオン・スクリーン・メッ セージのスケジュールを決めるのに用いられる。このメッセージ番号に対するグ ループまたは端末の関連が初めて作られるならば、「追加」が生じる。このメッ セージ番号に対する関連は既になされているがスケジュール情報を変えるには、 必要がなければ、「変更」が生じる。グループ・メッセージのスケジュールを決 めるためには、グループ・コードおよびヘッドエンド・コードが埋められねばな らず、次に通し番号が全てゼロにセットされねばならない。ゼロの通し番号が一 旦検出されると、端末のタイプは無視される。端末メッセージのスケジュールを 決めるために通し番号および端末のタイプが埋められ、次にグループ・コードが 全てゼロにセットされる。ゼロのグループ・コードが一旦検出されると、ヘッド エンド・コードは無視される。グループ・コードまたは通し番号をゼロで埋める と、どれをスケジュール決めのために用いるべきかが決定される。非ゼロである どれものスケジュールが決められる。グループ・コードと通し番号の両方を同じ トランザクションで非ゼロ値にセットすることは不適切である。 スケジュールを決めることなくグループまたは端末をメッセージに割当てるこ とも可能である。これを行うためにグループ・コードまたは通し番号が先に述べ たように用いられるが、月のフィールド（ｙｙＭＭｄｄ）は開始と停止の両日付 に対してゼロにセットされる。これにより、スケジュールにおいてメッセージ番 号を外すことなく、グループまたは端末のいずれかがメッセージ番号に割当てら れる。 ｄ．グループまたは端末メッセージの削除 このコマンドは、オン・スクリーン・メッセージを削除し、あるいは特定のメ ッセージとのグループまたは端末の関連を削除するため用いられる。グループの 関連を削除するために、グループ・コードおよびヘッドエンド・コードが埋めら れ、次に通し番号が全てゼロにセットされる。ゼロの通し番号が一旦検出される と、端末のタイプは無視される。端末の関連を削除するために、通し番号および 端末タイプが埋められ、次にグループ・コードが全てゼロにセットされる。ゼロ のグループ・コードが一旦検出されると、ヘッドエンド・コードは無視される。 グループ・コードまたは通し番号をゼロで埋めると、関連の削除のためにどちら を用いるべきかが決定される。非ゼロであるどれもが削除される。グループ・コ ードと通し番号の両方がゼロの値にセットされるならば、メッセージ番号のみが 削除のプロセスのため用いられ、全てのグループおよび端末とこのメッセージ番 号、メッセージ制御情報およびそのメッセージ・テキストとの関連は全て削除さ れ る。 ２．グループ・コマンド ａ．選択基準またはリスト・グループの追加／変更 このコマンドは、一連の加入者端末が割当てられるべき選択基準グループを生 成するために用いられる。 ｂ．リスト・グループに対する端末の割当て このコマンドは、加入者端末が割当てられるグループを指定するために用いら れる。全てのグループ・コードが有効であるならば、１つのリターン・コードが 戻される。このコマンドが無効なグループ・コードを含むならば、各無効エント リに対するリターン・コードおよびグループ・コードが戻される。コマンドに指 定された端末の通し番号とは関連しないヘッドエンドを持つどれかのグループ・ コードに対してエラー・リターン・コードが発される。その時存在していないグ ループ・コードが用いられるならば、このコマンドにおいて用いられた通し番号 と関連するヘッドエンド・コードを用いてグループが生成される。通し番号がシ ステム制御コンピュータのデータベースの一部でなければ、エラーが戻される。 無効なグループ・コードに対するコマンド応答における最後の２データ・バイト は値００を有する。 可変数のグループ・コードが加入者端末毎に指定される。チェックサム（もし 含まれるならば）とキャリッジ・リターンが、メッセージ・テキストを区切る。 文字の最大数より少ない数が指定されるならば、通常の伝送キャリッジ・リター ンのみがフィールドの終了のため用いられる。 ｃ．リスト・グループへの端末の追加 このコマンドは、どの加入者端末が特定のグループに属するかを指定するのに 用いられる。１つのグループのポピュレーションを完全に定義するのに、複数の コマンドを用いることができる。一実施例においては、このコマンドにおいて最 大２２（例えば）台の加入者端末が指定される。実際の最大数は、例えばメッセ ージ・サイズの管理容易性の如き考慮を含む特定の必要に適するように変更され る。チェックサム（もし含まれるならば）とＣＲが、通し番号リストを区切る。 通し番号の最大数より少ない数が指定されるならば、通常の送信キャリッジ・リ ターンのみがフィールドの終了のため用いられる。 「グループへの端末の追加」コマンドにおける全ての通し番号／端末のタイプ が有効ならば、コマンドの応答は１つのリターン・コードからなる。コマンドが 無効な通し番号／端末タイプの組合わせを含むならば、無効な各エントリに対す るリターン・コード、通し番号および端末のタイプが戻される。コマンドにおい て指定されたヘッドエンドに属さない通し番号に対して、エラー・リターン・コ ードが発される。グループ・コードが指定されたヘッドエンド・コードと関連し なければ、エラー・リターン・コードが発される。その時存在していないグルー プ・コードが用いられるならば、グループがこのコマンドにおいて指定されたヘ ッ ドエンドに生成されることになる。通し番号／端末のタイプの無効の組合わせに 対するコマンド応答における最後の２つのデータ・バイトは、値００を有する。 ｄ．リスト・グループからの端末の除去 このコマンドは、特定のグループから加入者端末を除去するために用いられる 。最大数（例えば、２２）以下の加入者端末がこのコマンドにおいて指定される 。最大数より少ない数の加入者端末が指定されるならば、通常のキャリッジ・リ ターンがフィールドの終了のため用いられる。 「グループ端末除去」コマンドにおける全ての通し番号／端末のタイプの組合 わせが有効であるならば、コマンド応答は１つのリターン・コードからなる。コ マンドが無効な通し番号／端末タイプの組合わせを含むならば、無効な各エント リに対するリターン・コード、通し番号および端末のタイプが戻される。このコ マンドにおいて指定されたヘッドエンドに属さない通し番号に対してエラー・リ ターン・コードが発される。グループ・コードが指定されたヘッドエンド・コー ドと関連しなければ、エラー・リターン・コードが発される。通し番号／端末の タイプの無効な組合わせに対するコマンド応答における最後の２データ・バイト は、値００を有する。 ｅ．グループのクリア このコマンドは、特定のグループから全ての加入者端末を除去するために用い られる。端末が一旦クリアされると、グループ・コード番号がシステムから除去 されて、新たなグループの生成のために自由に使用することができる。 ｆ．グループ・ダウンロードの開始 このコマンドは、システム制御コンピュータに対して、特定のグループ・コー ドおよびヘッドエンド・コードに対する全ての端末の完全なダウンロードが請求 コンピュータから始まることを通知する。このコマンドの反復後は、「グループ に対する端末の追加」、「ダウンロードのアボート」および「ダウンロードの完 了」以外のコマンドは受入れられない。 ｇ．ダウンロードのアボート、コード（２８） ｈ．ダウンロードの完了、コード（２９） これらのコマンドは、「端末ダウンロード」が進行中と同じように、「グルー プのダウンロードのアボートまたは完了」を行うために用いられる。 ３．フィールド名の記述 下記のリストは、前節に記載されたコマンドを含むフィールドを記述する。こ の記述は、フィールド・タイプ、フィールド長さおよび使用を識別する。 通し番号（９バイトの英数字）−このフィールドはアドレス指定可能な加入者 端末の外部の識別である。 端末のタイプ（２バイトの英数字）−このフィールドは端末のタイプを識別す る。Ｓｃｉｅｎｔｉｆｉｃ−Ａｔｌａｎｔａの指定可能な端末は、「ＳＤ」とし て識別される。 グループ・コード（３バイトの数字）−このフィールドはグループを識別する 。加入者端末は１つ以上の、例えば６２のグループに割当てられる。有効値の範 囲は例えば００１乃至０６２である。追加のグループをメモリの利用可能性およ びシステムの拡張要件に基いて定義することができる。グローバル・グループと して定義されるグループ・コード６４は、「端末またはグループ・メッセージに 対するスケジュールの追加／変更」コマンドにおいて使用されるときにも有効で ある。このグループに対して定義されるメッセージは、ヘッドエンドにおける全 ての端末により受信される。 ヘッドエンド・コード（２バイトの英数字）−このフィールドは、アドレス指 定可能な端末を制御するヘッドエンドを識別する。ヘッドエンド・コードは、端 末コマンドが送出されるシステム制御コンピュータ１２０上のポートと相関させ られる。 メッセージ番号（５バイトの数字）−このフィールドはオン・スクリーン・メ ッセージに対する識別コードである。有効値の範囲は、例えば００００１乃至０ ９９９９である。 開始日（６バイトの数字）−このフィールドは、オン・スクリーン・グループ または端末メッセージの伝送のための開始日を識別する。最初の２バイトは年の 識別のために用いられ、即ち、「９３」は１９９３である。バイト３および４は 月の指定のために用いられ、即ち、「０１」は１月、「０２」は２月、などであ る。月のフィールドが「００」にセットされるならば、これは開始日がこのトラ ンザクションでは用いられないことを示す。最後の２バイトは日の識別のため用 いられる。 開始時間（４バイトの数字）−このフィールドは、オン・スクリーン・メッセ ージの伝送のための開始時間を識別する。最初の２バイトは軍隊式時間における 時間の識別に用いられ、最後の２バイトは分の識別に用いられる。即ち、「０１ ００」は午前１時であり、「１３３０」は午後１時３０分である。 停止日（６バイトの数字）−このフィールドは、オン・スクリーン・グループ または端末メッセージの伝送に対する停止日を識別する。最初の２バイトは年の 識別のため用いられ、即ち、「９３」は１９９３に対する。バイト３および４は 月の識別のため用いられ、即ち、「０１」は１月、「０２」は２月、などである 。月のフィールドが「００」にセットされるならば、これは、停止日がこのトラ ンザクションでは使用されないことを示す。最後の２バイトは日の識別のため使 用れる。 停止時間（４バイトの数字）−このフィールドは、オン・スクリーン・メッセ ージの伝送に対する停止時間を識別する。最初の２バイトは軍隊式時間における 時間の識別に用いられ、最後の２バイトは分の識別のため用いられる。即ち、「 ０１００」は午前１時であり、「１３３０」は午後１時３０分である。 行１のサイズ（１バイトの数字）−このフィールドは、オン・スクリーン・メ ッセージの最初の行のサイズの識別のため用いられる。値「１」は、メッセージ の最初の行が通常サイズであることを示すため用いられる。値「２」は、最初の 行が通常サイズの２倍であり文字数が半分であることを示すため用いられる。 バックグラウンドの色（１バイトの数字）−このフィールドは、オン・スクリ ーン・メッセージのバックグラウンドの指定のため用いられる。有効値は下記の 如くである。 この色のリストは例示的なものであるが、本発明の範囲から逸脱することなく一 層多くの数あるいは一層少ない数の色を提供することができる。色の数および種 類は、例えばシステムの要件あるいはユーザの好みに依存する。 オン・スクリーン・メッセージ警報（１バイトの英数字）−このフィールドは 、オン・スクリーン警報がオン・スクリーン・メッセージに関して動作可能にさ れるかどうかの表示のため用いられる。有効値は「Ｙ」および「Ｎ」である。 ＬＥＤ警報（１バイトの英数字）−このフィールドは、ＬＥＤ警報がＬＥＤな どをサポートする加入者端末を含むシステムにおいてオン・スクリーン・メッセ ージに関して動作可能にされるかどうかの表示のため用いられる。このような警 報をサポートする加入者端末の事例は、Ｓｃｉｅｎｔｉｆｉｃ−Ａｔｌａｎｔａ モデル８１００および８６０１を含む。 ブザー（１バイトの英数字）−このフィールドは、ブザーがこの特徴をサポー トする加入者端末を含むシステムにおいてオン・スクリーン・メッセージに関し て動作可能にされるかどうかの指定のため用いられる。 外部接点（１バイトの英数字）−このフィールドは、外部接点がオン・スクリ ーン・メッセージに関して動作可能にされるかどうかの指定のため用いられる。 有効値は、「Ｙ」および「Ｎ」である。 ブザー／接点持続時間（３バイトの数字）−このフィールドは、この特徴をサ ポートする加入者端末を含むシステムにおいてオン・スクリーン・メッセージに 関するブザーおよび外部接点の分単位の持続時間の指定のため用いられる。有効 値の範囲は、０００乃至２５５である。 ＡＣリレー動作（１バイトの英数字）−このフィールドは、加入者端末に接続 されるＡＣリレーがオン・スクリーン・メッセージに関して動作可能にされるか どうかの指定のため用いられる。このＡＣリレーは、例えば、照明器具の如き種 々の家庭器具を制御する切換え型の電気コンセントを制御することができる。有 効値は「Ｙ」および「Ｎ」である。 優先順位（２バイトの数字）−このフィールドは、オン・スクリーン・メッセ ージの優先順位の指定のため用いられる。優先順位はメッセージが加入者端末に より表示される順序を示す。優先順位０１のメッセージは、受信時に即時表示さ れる。優先順位０２および０３を含むメッセージは、オン・スクリーン・メニュ ー上のメニューのオプションを用いて表示される。 スクリーン番号（２バイトの数字）−このフィールドは、多重スクリーン形オ ン・スクリーン・メッセージにおけるテキストのスクリーンのシーケンス番号を 指定するため用いられる。有効値の範囲は、０１乃至１６である。 最終スクリーン番号（２バイトの数）−このフィールドは、多重スクリーン形 オン・スクリーン・メッセージにおける最終テキスト・スクリーンのシーケンス 番号の指定のため用いられる。有効値の範囲は０１乃至１６である。 グループの記述（３０バイトの英数字）−このフィールドは、オン・スクリー ン・メッセージの送出のため用いられるグループ・コードの記述である。 動作可能フラグ（２バイトの数字）−加入者端末が ００ 不動作 ０１ 動作可能 ０２ 一時的な動作可能 ０３ 高速ポーリング であるかどうかを識別する。 選択基準フラグ（１バイトの英数字）−このフィールドは、端末が属すべきグ ループが選択基準タイプ（肯定）か、端末のタイプのリスト（否定）かの指定の ため用いられる。有効値は「Ｙ」および「Ｎ」である。選択基準ステートメント 選択基準ステートメントは、所望の端末が共有する基準に対する簡潔な照合に より、加入者端末のグループを指定させる。これらのステートメントは、図１８ に示される如きスクリーン・レイアウトを用いてユーザ・インターフェース７０ ２（図７参照）からユーザにより生成される。あるいはまた、これらステートメ ントは、コンピュータ・プログラムまたは請求コンピュータ１１０上のユーザ入 力に応答して請求コンピュータ１１０によって生成される。選択基準ステートメ ントが請求コンピュータ１１０により生成されるならば、このステートメントは 、グループ・コマンド下で前に述べた「選択基準またはリスト・グループの追加 ／変更」コマンドを用いることにより、システム制御コンピュータ１２０へ送ら れる。 選択基準ステートメントは、システム制御コンピュータ１２０がトランザクシ ョンを特定の基準を満たす全ての加入者端末へ送って、これら端末がシステム制 御コンピュータ１２０に応答してインパルス・ペイ・パー・ビュー事象の加入者 による購入を報告することを要求する自動応答方式の一部である。例えば、シス テム制御コンピュータ１２０は、ＨＢＯサービスを有する全て加入者端末がペイ ・パー・ビュー情報に応答することを要求できる。この点に関する選択基準ステ ートメントを使用することにより、加入者端末の範囲は他の方法で可能なよりも 狭く集束される。 選択基準ステートメントは加入者端末を選択的にリフレッシュするためにも使 用される。ケーブル加入オペレータがケーブル・チャンネルへの無認可のアクセ スに対する保全を維持できる１つの方法は、予め定めた期間後に自動的に「満了 」するように加入者端末をプログラミングすることである。システム制御コンピ ュータ１２０におけるリフレッシュ・タイマーは、リフレッシュ信号を全ての認 可された端末へ周期的に送り、認可された端末における満了タイマーをリセット する。選択基準ステートメントを用いることにより、システム制御コンピュータ １２０は、リフレッシュのために加入者端末のグループを選択する（例えば、リ フレッシュのために、ＨＢＯを有する全ての加入者端末を選択する）ことができ る。 選択基準ステートメントはまた、視聴者統計の収集のため加入者端末を選択す るのにも使用することができる。参考のため本文に援用される米国特許出願第０ ７／６７１，５３２号に開示されるように、プログラム視聴習慣に関する統計が システム制御コンピュータ１２０によって加入者端末から集められる。これは、 加入者端末を有する視聴者により視聴されたチャンネルの記録をシステム制御コ ンピュータ１２０へ返送するように加入者端末に指令することによって行われる 。選択基準ステートメントを用いてシステム制御コンピュータ１２０は加入者端 末のグループを選択しシステム制御コンピュータのデータベースに格納された基 準あるいは基準の組合わせに基いてこれらの統計を集めるようにしてもよい。例 えば、ディズニー・チャンネルに対して認可された全ての加入者端末を含む加入 者端末の１つのグループを生成することができ、次いで、これらの加入者端末に 対する視聴統計を検索するためこれらの加入者端末が選択的に照会される。 選択基準ステートメントはまた、特定の加入者端末に対するテキスト・チャン ネルその他のサービスを選択的に認可するためにも使用することができる。例え ば、ＨＢＯについて認可された全ての加入者端末を有するグループを生成するこ ともできる。この加入者端末のグループには、特別なイベントを見せる特別なチ ャンネルへのアクセスが与えられる。あるいはまた、このグループには、１週間 にわたりディズニー・チャンネルに対する無料のアクセスが与えられる。時間認 可形のチャンネルに関する更なる情報は、米国特許出願第０７／８９６，５８２ 号に見出すことができる。他の用途は、ヘッドエンドの選択的な再形成、機密保 護レベルの取扱い、及びシステム制御コンピュータ１２０と関連する他の操作を 含む。 選択基準ステートメントは、以下に述べるように、オペランドおよびオペレー タの組合わせからなる。以下は、システム制御コンピュータ１２０に格納された データに基いて加入者端末を識別するため使用できる示唆されたオペランドであ る。即ち、 以下は、加入者端末の特定グループを指定するためオペランドおよび数値を含 む基準選択ステートメントにおいて使用できる示唆されたオペレータである。即 ち、 基準選択ステートメントの事例＃１ ＳＣ＃＝ＢＡ ＆ ＳＣ＃＝ＨＢ このステートメントは、ベーシック（ＢＡ）および ＨＢＯ（ＨＢ）の両サー ビス・コードを有する全ての端末を選択する。端末は他のサービス・コードを持 つこともできる。 基準選択ステートメントの事例＃２ ＳＴ＃＝０１ ＆ （ＳＣ＃＝ＣＭ ｜ ＳＣ＃＝ＢＡ）＆（ＳＣ＃＞ＡＡ１１ １１１１１＆ＳＮ＃＜＝ＡＡ９９９９９９９）｜ＤＡ＃＜０５ＦＦＦＦＦ ＆Ｆ Ｅ＃！＝６３ このステートメントは、動作可能にされ（０１）、ＣｉｎｅＭａｘ（ＣＭ）ま たはベーシック・サービス（ＢＡ）を有し、ＡＡ１１１１１１１より大きくてＡ Ａ９９９９９９９より小さいか等しい通し番号範囲にあるかあるいは０５ＦＦＦ ＦＦより小さいディジタル・アドレスを持ち、遠隔制御に対して動作可能にない （６３）加入者端末を選択する。 基準選択ステートメントの事例＃３ ＳＣ＃＝｛ＢＡ，ＨＢ｝ このステートメントは、サービスＢＡおよびＨＢのみを有する全ての端末を選 択する。排他的括弧が用いられるので、これらのサービスに加えて他のサービス を持つ端末は選択されない。 基準選択ステートメントの事例＃４ ＳＣ＃＝｛ＢＡ｝｜ＳＣ＃＝｛ＨＢ｝ このステートメントは、サービスＢＡのみ、あるいはサービスＨＢのみを持つ 全ての端末を選択する。 基準選択ステートメントの事例＃５ ＳＣ＃！＝ＢＡ ＆ ＳＣ＃！＝ＨＢ このステートメントは、サービスＢＡもサービスＨＢも持たない全ての端末を 選択する。 基準選択ステートメントの事例＃６ ＳＴ＃＝０１ ＆ ＨＥ＃＝０１ ＆ ＦＥ＃＝ＲＣ ＆ ＦＥ＃＝６２ このステートメントは、動作可能のステータスを持ち、ヘッドエンド０１上に あり、遠隔制御（ＲＣ）と音量制御（６２）の特徴を持つ全ての端末を選択する 。 基準選択ステートメントの事例＃７ （ＳＣ＃＝ＢＡ ＆ （ＳＣ＃＝ＣＭ１ ＳＣ＃＝ＸＢ））｜ＳＣ＃＝ＨＢ このステートメントは、サービスＢＡと、サービスＣＭまたはＸＢのいずれか を持つ全ての端末を選択する。また、サービスＨＢを持つ全ての端末も選択され る。 以上のように、開示されたシステム及び方法は、加入者を遠隔的に選択して、 ケーブル・テレビジョン・システムにおける加入者に対するメッセージを制御す るものであり、初期の目的を満たし、従来技術のシステムの諸問題および関連問 題を解決するが、請求の範囲によってのみ限定されるべきである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アイヴェイ，エム・ケント アメリカ合衆国ジョージア州30341，チャ ンブリー，ノッタウェイ・コート 3150 (72)発明者 クバン，カート・エム アメリカ合衆国ジョージア州30278，スネ ルヴィル，オーク・メドー・ドライブ 2785 【要約の続き】 するのではなく、（表示、色およびメッセージ警報の如 き）メッセージ属性を請求コンピュータ（１１０）から 遠隔的に指定することを可能にする。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．オン・スクリーン・メッセージを遠隔的に生成し、請求コンピュータから該 オン・スクリーン・メッセージの受信者のグループを選択する方法において、 前記請求コンピュータに常駐するデータベースから加入者グループを選択して 、加入者リスト・グループを生じるステップと、 前記加入者リスト・グループのメンバに表示するため前記請求コンピュータで オン・スクリーン・メッセージを生成するステップと、 前記加入者リスト・グループと前記オン・スクリーン・メッセージとを、前記 請求コンピュータに接続されたシステム制御コンピュータへ伝送するステップと を含む方法。 ２．前記システム制御コンピュータから、前記加入者リスト・グループのメンバ である個々の加入者端末へ前記オン・スクリーン・メッセージを伝送するステッ プを更に含む請求項１記載の方法。 ３．オン・スクリーン・メッセージを生成する前記ステップが更に、前記オン・ スクリーン・メッセージの表示属性を規定するステップを含む請求項１記載の方 法。 ４．ケーブル・テレビジョン加入者を遠隔的に選択して、オン・スクリーン・メ ッセージを一人以上の前記ケーブル・テレビジョン加入者のグループへ伝送する システムにおいて、 加入者データベースを含む請求コンピュータと、 前記請求コンピュータに接続され、システム制御データベースを含むシステム 制御コンピュータと、 前記システム制御コンピュータに格納されたデータ・フィールドをリフレッシ ュすることにより前記請求コンピュータから加入者を遠隔的に選択する手段と、 メッセージを個々にアドレス指定可能な加入者端末に対して伝送するケーブル 伝送手段と、 前記の個々にアドレス指定可能なメッセージの各々を受信し、復号し、前記加 入者端末の装置に接続されたテレビジョンに表示する加入者端末装置と を備えるシステム。 ５．前記システム制御コンピュータが更に、前記の個々にアドレス指定可能な加 入者端末に特定のグループにおける該加入者端末の関係を通知する手段を含む請 求項４記載のシステム。 ６．前記加入者リスト・グループと前記オン・スクリーン・メッセージとを前記 システム制御コンピュータへ伝送する前記ステップが、データ・ブロックとチェ ックサムとを含む１つ以上のトランザクションを含むコンピュータ・プロトコル に適合する請求項１記載の方法。 ７．前記請求コンピュータが、電話回線を介して前記システム制御コンピュータ に接続される請求項６記載の方法。 ８．オン・スクリーン・メッセージを遠隔的に生成し、請求コンピュータからオ ン・スクリーン・メッセージに対する受信者のグループを選択する方法において 、 選択基準ステートメントの使用により、前記請求コンピュータに接続されたシ ステム制御コンピュータに常駐するデータベースに格納された基準に基いて、前 記請求コンピュータから加入者のグループを選択し、選択基準グループを生じる ステップと、 前記選択基準グループのメンバである加入者に対して表示するため前記請求コ ンピュータからオン・スクリーン・メッセージを生成するステップと、 前記選択基準グループと前記オン・スクリーン・メッセージとを前記システム 制御コンピュータへ伝送するステップと を含む方法。 ９．前記オン・スクリーン・メッセージを、前記選択基準グループのメンバであ る前記加入者に伝送するステップを更に含む請求項８記載の方法。 １０．前記オン・スクリーン・メッセージが表示される開始時間および終了時間 を指定するステップを更に含む請求項２記載の方法。 １１．前記ケーブル伝送手段が帯域内データ伝送技術を用いる請求項４記載のシ ステム。 １２．前記ケーブル伝送手段が帯域外データ伝送技術を用いる請求項４記載のシ ステム。 １３．前記表示属性がメッセージ警報特徴を含む請求項３記載の方法。 １４．前記選択基準ステートメントが、前記システム制御コンピュータに常駐す る前記データベースにおけるデータ・フィールドが加入者の選択のために組合わ せる論理演算子と代数演算子とを含む請求項８記載の方法。 １５．文字圧縮コードがメッセージ・データを表わすために用いられる請求項４ 記載のシステム。 １６．加入式テレビジョン・システムの加入者の個人またはグループに対するア ドレス指定されたメッセージの伝送を制御するシステム制御コンピュータ装置に おいて、 請求コンピュータからメッセージと加入者グループ選択とを受取る請求コンピ ュータ・インターフェース手段と、 加入者データとメッセージとを格納するデータベース記憶手段と、 前記請求コンピュータ・インターフェース手段と前記データベース記憶手段と に接続されて、前記加入者グループ選択を個々にアドレス指定可能な加入者端末 へ変換するグループ管理手段と、 前記メッセージのスケジュールを決めるシステム事象スケジューラ手段と、 前記システム事象スケジューラ手段に接続されかつこれに応答して、メッセー ジを前記の個々にアドレス指定可能な加入者端末に伝送する装置管理手段と を備えるシステム制御コンピュータ装置。 １７．前記加入者グループ選択が選択基準ステートメントを含む請求項１６記載 のシステム制御コンピュータ装置。 １８．前記加入者グループ選択がリスト・グループを含む請求項１６記載のシス テム制御コンピュータ装置。 １９．前記請求コンピュータ・インターフェース手段が、メッセージが加入者へ 送られた後に肯定応答を請求コンピュータへ与える請求項１６記載のシステム制 御コンピュータ装置。 ２０．前記オン・スクリーン・メッセージが前記の個々の加入者端末へ送られた 後に、請求コンピュータに通知するステップを更に含む請求項２記載の方法。