JPH08508872A - 通信チャネルを選択するためのシステム - Google Patents
通信チャネルを選択するためのシステムInfo
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Abstract
(57)【要約】
ACRE(117)、無線電話(101)およびコードレスベースステーション(115)を含む通信を選択するためのシステムである。コードレスベースステーション(115)は有線ネットワーク(111)によってACRE(117)に接続されかつある部分集合のチャネルの使用をオーソライズするメッセージ(506)を受信する。コードレスベースステーション(115)は前記組のチャネルのどれがチャネル品質基準に適合するかを決定しかつ該チャネルがチャネル品質基準に適合しかつオーソライズされた場合にのみ該チャネルによって無線電話(101)に通信する。
Description
【発明の詳細な説明】
通信チャネルを選択するためのシステム
発明の分野
本発明は一般的には携帯用電話に関し、かつより特定的にはコードレスおよび
セルラ電話システムの双方において動作する改善された携帯用電話に関する。
発明の背景
コードレス電話システムは典型的には携帯用コードレスハンドセットおよび電
話陸線によって電話会社の電話システムに接続されたコードレスベースステーシ
ョンを含んでいる。コードレスベースステーションはユーザが、家庭内のような
、コードレスベースステーションの限られた範囲内でコードレス携帯用ハンドセ
ットを使用して呼を発生しかつ受けることができるようにする割り当てられた陸
線電話番号を有する。しかしながら、それらの限られた範囲のため、コードレス
携帯用ハンドセットはユーザに比較的ローカルな即ち局部的な無線電話通信を提
供する。
セルラ電話システムを介してコードレス電話システムの範囲の外側の無線電話
通信もユーザに提供することができる。セルラ電話システムは典型的にはセルラ
加入者ユニット(移動または携帯用)および1つまたはそれ以上のセル
ラ交換ネットワークを介して陸線電話システムに接続されたセルラベースステー
ションを含む。各々のセルラ加入者ユニットはユーザが、大都市領域にわたるよ
うな、セルラベースステーションの広い範囲内で呼を生成しかつ受けることがで
きるようにする割り当てられたセルラ電話番号を有する。しかしながら、セルラ
電話サービスを使用するコストはコードレス電話サービスよりもずっと大きい。
コードレス電話システムとセルラ電話システムとの間をしばしば移動するユー
ザにとっては問題が存在する。ユーザが位置しないシステムに導かれる到来呼は
失われるかもしれない。従来技術においては、陸線およびセルラ電話会社はこの
問題に対し無応答転送(NO Answer Transfer)または呼転送
(Call Forwarding)または3方向電話(Three Way
Calling)として知られた特徴機能によって解決方法を提供してきた。無
応答転送はユーザが、呼ばれた該ユーザの電話がターンオンされていないか、応
答しないか、またはベースステーションの到達範囲外にある場合、セルラ電話シ
ステムからの到来呼をコードレス電話システムに導きあるいはこの逆を行なうよ
うシステムをプログラムできるようにする。従って、ユーザはコードレスまたは
セルラ電話システムのいずれに対して生成された到来呼にも応答することができ
る。
前記無応答転送の機能には幾つかの問題が存在する。ユ
ーザは無応答転送の機能を作動させあるいは不作動にする必要があるたびごとに
システムをマニュアルでプログラムしなければならない。システムをマニュアル
でプログラムすることはユーザにとって厄介な仕事でありかつユーザが忘れ易い
ことにより到来呼を喪失しまた不適切に導く結果と成り得る。ユーザはまたコー
ドレスおよびセルラ電話システムの双方のために独自の電話機器を購入しかつ動
作させなければならず、その結果ユーザにとってコストが増大しかつ不便なもの
となる。
さらに、セルラおよびコードレスシステムの双方において呼を送信しかつ受信
する携帯用無線電話は使用するのに最も明瞭な利用可能なチャネルを選択する能
力を持つべきである。自動チャネル選択は妨害を最小にしかつ従来の周波数計画
の必要性を除去すべきである。
従って、ユーザがコードレスおよびセルラ電話システムの双方を介して到来呼
を受けかつ自動的に最適のチャネルを選択することができる無線電話システムの
必要性が存在する。
図面の簡単な説明
図1は、セルラシステムおよびコードレスシステムの双方を含む、幾つかのシ
ステムが同じ携帯用無線電話によってアクセスできる携帯用無線電話のための動
作構造を示すブロック図である。
図2は、オーソリゼイションおよび呼ルーティング機器(ACRE)を示すブ
ロック図である。
図3は、コードレス、マイクロセルラおよびセルラシステムのためのカバレー
ジ領域の典型的な配置を示す模式図である。
図4は、本発明を使用することができるコードレスベースステーションのブロ
ック図である。
図5は、本発明を使用することができる携帯用無線電話のブロック図である。
図6は、図5の携帯用無線電話において使用することができるシステム走査処
理を示すタイミング図である。
図7は、登録メッセージシーケンスのタイミング図である。
図8は、図5の無線電話と通信するうえでどのチャネルを使用すべきかを決定
するために図4のコードレスベースステーションか使用できる処理のフローチャ
ートである。
図9は、どのチャネルが最小チャネル基準に適合するかを決定するために図1
0のフローチャートと組合わせて使用することができる図4のコードレスベース
ステーションの処理を示すフローチャードである。
図10は、どのチャネルが最小チャネル基準に適合するかを決定するために図
9のフローチャートと組合わせて使用できる図4のコードレスベースステーショ
ンの処理を示すフローチャートである。
図11は、どのチャネルが最善のチャネル品質を有するかを決定するうえで使
用できる図4のコードレスベースステーションの処理を示すフローチャートであ
る。
図12は、セルラスペクトルの単純化したグラフである。
図13は、初期化事象に応じて使用できる図4のコードレスベースステーショ
ンの処理を示すフローチャートである。
図14は、初期化事象に応じて使用できる図4のコードレスベースステーショ
ンの処理のフローチャートである。
図15は、コードレスベースステーションおよびACREを真正証明するため
のプロセスの総称的なブロック図である。
図16は、コードレスベースステーションを真正証明するためのプロセスのブ
ロツク図である。
図17は、図16のステップ626および631において示されたコードレス
ベースステーションの真正証明結果を発生するためのプロセスのブロック図であ
る。
図18は、ACREを真正証明するためのプロセスのブロック図である。
図19は、図18のステップ666および667に示されるACREの真正証
明結果を発生するためのプロセスのブロック図である。
図20は、有線インタフェースキー(WIKEY)を更新するためのプロセス
のブロック図である。
図21は、コードレスベースステーションおよびACREの間で送信される信
号のための信号プロトコルを示す。
好ましい実施例の詳細な説明
本発明の適用についての概略的なブロック図が図1に示されている。携帯用セ
ルラコードレス(PCC)無線電話101は伝統的なセルラ無線電話システム1
03と通信する能力を有するものとして示され、該伝統的なセルラ無線電話シス
テム103は地理的に離れた位置に配置されているが広い地理的領域にわたり無
線電話カバレージを提供するよう配置された複数のセルラベースステーション1
05,107を有している。セルラベースステーションは制御ターミナル109
に接続され、該制御ターミナル109は、ユーザのセルラ移動および携帯用機器
のハンドオフを含め、前記複数のセルラベースステーションの間での調整(co
ordination)を提供し、かつ呼の交換および公衆交換電話ネットワー
ク(以後“TELCO”で示される)111への相互接続を提供する。
前記PCC101はさらにマイクロセルラベースステーション113と通信す
る能力を有し、該マイクロセルラベースステーション113はより低い電力およ
び限られた能力を有するがショッピングモール、空港、その他のような明確に区
別された領域への公共無線電話サービスを提供するセルラ補助的セルである。マ
イクロセルラベースステー
ション113は前記TELCO111の陸線電話システムに接続され、それによ
って呼が該TELCOに対して生成できるようになっている。
PCC101はさらにコードレスベースステーション115と通信しかつ該コ
ードレスベースステーション115を介して無線電話呼を生成する能力を有し、
該コードレスベースステーション115はPCC101のユーザのためにTEL
CO111に対し個人的な電話線相互接続を提供する。本コードレス通信システ
ムは呼ルーティング情報を電話交換システムに提供するために真正証明および呼
ルーティング機器(ACRE)117を使用する。従って、該交換システムは自
動的に電話呼をセルラ、マイクロセルラおよびコードレスシステムの間で導く。
ACRE117はまたコードレスベースステーション115がチャネルを使用す
るのをオーソライズする。ACRE117はTELCO111の一部とすること
ができあるいは独立型の装置とすることができる。前に述べたように、コードレ
スベースステーション115およびPCC101は一緒になって伝統的にコード
レス電話サービスとして知られた限られた無線範囲のサービスを提供する。その
ようなサービスは、伝統的にVHF(超短波)またはUHF(極超短波)無線帯
域における少しの無線周波チャネルを使用して、普及してきている。
無線電話のユーザは無線電話サービスが彼が合衆国の何
処に移動しても利用できること、およびこのサービスが最も低いコストで提供さ
れることを期待するであろう。また、無線電話サービスができるだけコンパクト
でかつ低価格の携帯用ユニットで提供されることを期待するであろう。PCC1
01はこの目標に適合するよう独自の構成となっている。さらに、コードレスベ
ースステーション115はユーザがコードレスベースステーション115の無線
到達領域内にPCC101を有する場合、そのユーザの家庭用電話線に対し電話
相互接続を提供するよう独自の設計を有している。
ACRE117のブロック図が図2に示されている。ACRE117はインタ
フェース202によってTELCO111に接続されている。インタフェース2
02はTELCO111およびプロセッサ204の間でメッセージを制御しかつ
形成する。制御ソフトウェアメモリ206と組合わせたプロセッサ204はAC
RE117の知能部分でありかつオーソリゼイション、および真正証明タスクを
行ないかつ呼のルーティング情報を提供する。加入者データベース208は上に
述べたタスクを行なうためにプロセッサ204によって必要とされるデータ含ん
でいる。ACRE117は図2に示されるようにTELCO111から分離して
も良く、あるいはTELCO111の一部とすることもでき、通常交換機器の一
部とすることができる。ACRE117がTELCO111の一部である場合、
ACR
E117はインタフェース202を必要としないかもしれない。さらに、ACR
Eの機能はTELCOにおける現存する機器によって行なうこともできる。
図3は、コードレスシステム、マイクロセルラシステムおよびセルラシステム
のカバレージ領域の典型的な配置を示す。コードレスシステムのカバレージ領域
は最も小さくかつマイクロセルラシステム内にある。マイクロセルラシステムは
中間のカバレージを有しかつセルラシステム内にある。各々のシステムのカバレ
ージ領域はこれらに限定されるものではないが、各システムにおけるベースステ
ーションの数、各ベースステーションのアンテナの高さおよび各システムによっ
て使用される電力レベルに依存する。携帯用無線電話のユーザは種々のカバレー
ジ領域の間で移動することができる。携帯用無線電話は、これらに限定されるも
のではないが、携帯用無線電話の位置、システムの利用可能性、およびユーザの
嗜好に基づきシステムの間で変わり得る。
前記システムのカバレージ領域は図3に示される特定の配列に限定されるもの
ではない。カバレージ領域は他のカバレージ領域と独立のものとしても良く、あ
るいは1つまたはそれ以上の他のカバレージ領域と部分的に重なるようにするこ
ともできる。
コードレスベースステーション115は、概念的には、伝統的なセルラ発信信
号チャネルと類似した方法で発信デ
ータメッセージを送信し、かつ、PCC101のような、遠隔ユニットからサー
ビス要求を受信する単一のシグナリングチャネルを提供する超小型のセルラシス
テムである。PCC101がその電話呼のために同調するよう指令される同じ周
波数または第2の無線周波数における音声チャネルの割り当て(制御チャネルを
介して行なわれる)と共に適切なサービス要求が承認される。
コードレスベースステーションの基本的な構成が図4に示されている。伝統的
なセルラサービスのために使用されている、それぞれ869〜894MHzおよ
び824〜849MHzの帯域の周波数で使用するのに適した伝統的な送信機3
01および伝統的な受信機303がデュプレクサ307を介して共通のアンテナ
305に結合されている。送信機301の電力出力はほぼ6ミリワットに制限さ
れ、それによって他のサービスおよび他のコードレス電話ステーションへの妨害
が最小化される。チャネル周波数選択は論理ユニット311によって制御される
周波数シンセサイザ309によって行なわれる。論理ユニット311内には、モ
トローラ・インコーポレイテッドから入手可能な68HC11型、あるいは同様
のマイクロプロセッサのような、マイクロプロセッサ313が設けられ、該マイ
クロプロセッサ313はマイクロプロセッサの動作プログラム、ベース識別子(
base identification:BID)およびカスタム化パーソナ
リティ(customi
zing personality)、および他の特徴機能を記憶する伝統的な
メモリ装置315に結合されている。受信および送信データはエンコード/デコ
ードされ、かつ受信機303、送信機301、およびマイクロプロセッサ313
の間でシグナリングインタフェース用ハードウェア317によって結合されてい
る。マイクロプロセッサの命令は制御ハードウェア319によって伝達されかつ
実施される。ユーザの家庭用陸線電話線とのインタフェースは伝統的にTELC
Oインタフェース321を介して行なわれる。電源は伝統的なAC主電源から供
給されかつバッテリ予備によってバックアップされる(すべて電源323として
示されている)。
PCC101は図5においてブロック図形式で示される携帯用無線電話送受信
機である。869および894MHzの間での周波数の帯域を受信可能な携帯用
無線受信機401、および824および849MHzの間の周波数で低電力(好
ましい実施形態ではほぼ6ミリワット)で送信が可能な携帯用送信機403がデ
ュプレクサ407によってPCC101のアンテナ405に結合されている。送
信機403および受信機401によって使用されるべき無線周波数の特定のチャ
ネルはマイクロプロセッサ409によって決定されかつインタフェース回路41
3を介して周波数シンセサイザ411に伝達される。受信機401によって受信
されたデータ信号はデコードされかつインタフェース
回路413によってマイクロプロセッサ409に結合され、そして送信機403
によって送信されるべきデータ信号はマイクロプロセッサ409によって発生さ
れかつ送信機403で送信される前にインタフェース413によってフォーマッ
トされる。送信機403および受信機401の動作ステータスはインタフェース
413によってイネーブルされまたはディスエーブルされる。インタフェースは
またPCC101が現在どのシステムを受信しているかをユーザに示すために使
用される、発光ダイオード415および417を制御する。ユーザオーディオ、
マイクロホン出力およびスピーカ入力の制御はオーディオ処理回路419によっ
て制御される。
好ましい実施例では、マイクロプロセッサ409は、モトローラ・インコーポ
レイテッドから入手可能な、68HC11型マイクロプロセッサでありかつ伝統
的なROM421に記憶されたプログラムの制御の下に必要な処理機能を達成す
る。PCC101を特徴付けるものはEEPROM423に格納され(これらは
またマイクロプロセッサの、オンボードEEPROM内に記憶することもできる
)かつ伝統的なセルラシステムにおける動作のために必要な番号割り当て(NA
M)およびユーザ自身のコードレスベースによる動作のために必要なベース識別
子(BID)を含む。
PCC101の送信機403は伝統的なセルラシステムにおける動作のために
必要とされる最大範囲の出力電力で
送信する能力を有する。この範囲の出力電力はほぼ600ミリワットの高出力電
力レベルからほぼ6ミリワットの低出力電力レベルに至る6組の出力電力振幅か
ら成る。この6組のレンジの出力電力はPCC101がセルラシステムモードに
ある時に可能とされる。
本発明の好ましい実施形態によれば、同じPCC101がコードレスおよびセ
ルラ両方の電話システム103と両立する。これはセルラ電話周波数のみを使用
してPCC101がコードレスおよびセルラ双方の電話システム103において
動作できるようにすることによって達成される。
この無線電話構成はユーザにとって望ましい利点を有する。コードレスベース
ステーション115と組合わせた、PCC101は、ACRE117を介して、
ユーザに不便をかけることなくPCC101が位置する電話システムへと到来呼
を自動的に導くことができる。ACRE117と組合わせた、TELCO14は
ユーザに不便を与えることなく到来呼を自動的にPCC101に導くことができ
る。
PCC101に対して確立された優先順位付けは、コードレスベースステーシ
ョン115がユーザの電話呼に対する第1の望ましい系路でありかつ伝統的なセ
ルラ(またはマイクロセルシステム)が第2の選択肢であり、その優先順位を実
施するプロセスは図6に示されている。図6は、セルラシステム、コードレスベ
ース、およびマイクロセルラシステムから送信される発信(outbound)
シグ
ナリングチャネルまたは1組のシグナリングチャネルのPCC受信機401の受
信を時間に関して示している。この図は本発明の独自の走査優先順位付けの機能
を理解するうえでの助けとなる。
PCC受信機401は431においてセルラシステムのシグナリングチャネル
(これは伝統的な様式で複数のセルラシグナリングチャネルの間から選択された
)から送信されている発信メッセージストリームを監視している。適切な時間に
、PCC受信機401はそのマイクロプロセッサ409によりシグナリングチャ
ネルとしてコードレスベースステーション115によって使用されている周波数
または周波数の内の1つに同調するよう指令される。PCC受信機401は43
3において期間t2の間コードレスベース発信シグナリングチャネル(単数また
は複数)を走査する。もしシグナリングデータストリームが充分な品質で受信さ
れなければ、PCC受信機401はセルラシステム103の前に選択されたシグ
ナリングチャネルに戻される。それは代わりのシステムの1つのシグナリングチ
ャネルの他の走査を試みる前に、期間t1の間このシグナリングチャネル435
に同調した状態にとどまる。t1およびt2の関係は、PCC受信機401が両方
のセルラページメッセージ送信時間の間代わりのシステムを走査していたため伝
統的に5秒のポーズの後に反復されるセルラページメッセージ(即ち、無線電話
呼または他の送信された要求)が
失われないようにするためである。時間t1は2つのページの間のポーズおよび
2つのページを送信するための典型的な時間の合計より大きくなければならない
。時間t2は2つのページの間の時間より小さくなければならない。もしポーズ
時間が5秒でありかつ1つのページを送信するための典型的な時間が185.2
ミリセカンドであれば、t1は5.3074秒より大きくなければならずかつt2
は5秒より小さくなければならない。時間t1の間セルラシステムのシグナリン
グチャネルを監視した後、PCC受信機401は437に示されるように、マイ
クロセルシステムの1つまたはそれ以上のシグナリングチャネルに順次同調する
よう指令される。もし所定のシグナリングチャネル周波数の走査の間に適切なマ
イクロセルのシグナリングチャネルが検出されなければ、PCC受信機401は
、439に示されるように、セルラシステムのシグナリングチャネルに再同調す
る。
適切な品質要件に適合するシグナリングデータストリームを発見するコードレ
スベースステーション115のシグナリングチャネルへの走査、441、によっ
てPCC受信機401がコードレスシグナリングチャネルの監視を続ける結果と
なる。PCC受信機401はPCC101が連続する5秒の期間の間コードレス
ベースの送信信号を受信できなくなるまで他のシステムへの走査を行なうことな
くコードレスシグナリングチャネルにとどまる。
この優先順位処理の効果はPCC101においてコードレスベースステーショ
ン115への優先度を与えることである。一旦コードレスベースステーション1
15のシグナリングチャネルが発見されれば、PCC101はこのチャネルに同
調した状態にとどまる。従って、PCC101が初めにセルラシステムに同調し
た時、それはコードレスベースステーションにアクセスできる時にコードレスベ
ースステーションへと自動的に切り変えることになる。一旦PCC受信機401
がコードレスベースのシグナリングチャネルを検出すれば、それはそのチャネル
に同調した状態にとどまる。PCC送受信機が最初にターンオンされた時、その
シグナリングチャネルの最初の走査は前記再確立されたシグナリングチャネルま
たはコードレスベースステーション115のチャネルである。もちろん、ユーザ
はPCC101にオーバライドコード(override code)を入力す
ることにより前記自動優先順位付け走査の階層をオーバライドすることができる
。このようにして、ユーザはセルラシステムのシグナリングチャネルのみ、コー
ドレスベースのシグナリングチャネルのみ、マイクロセルラシステムのシグナリ
ングチャネルのみ、あるいは前記システムの組合わせの走査を行なわせることが
できる。ユーザはまた彼の選択したシステムへのワンタイムオーバライド(on
e time override)によって呼の発信を行なうこともできる。
一旦1つのシステムのシグナリングチャネルが監視されていれば、PCC送受
信機のユーザに可視的指示が与えられる。好ましい実施形態では、この指示器は
1組の発光ダイオード(LED)415,417であり、該LEDの内の1つは
独自的に発光してPCC送受信機がどのシステムに同調するかを指示する。他の
指示器は交代で使用されて同じ情報を伝達する。例えば、システム識別子はPC
C101の数字表示装置に表われるようにすることもでき、あるいは点滅するシ
ンボル(異なる点滅レートを有する)を使用することもできる。それにもかかわ
らず、この指示はユーザがどのシステムに所在するかを決定しかつ彼が指示され
たシステムで無線電話呼を完了することを希望するか否かを決定できるようにす
る。
PCC101がコードレスベースステーション115と通信するためには、そ
れは特定のチャネルを使用するためにオーソライズされなければならない。オー
ソリゼイションが必要とされるのは、セルラスペクトルの免許保持者(lice
nsee)はFCCによってその送信機の制御を維持することを要求されるため
である。コードレスベースステーション115はそのオーソリゼイションを周期
的に更新するようプログラムされる。このことを行なうために、パーソナルベー
スステーション115は電話呼をACRE117に開始する。ACRE117は
真正証明プロセスにおいて使用される第1のランダム数を含む接続メッセ
ージ502(図7を参照)によって応答する。コードレスベースステーション1
15は真正証明メッセージ504によって応答する。該真正証明メッセージ50
4はコードレスベースステーションID、前記第1のランダム数を使用して計算
された第1の真正証明結果、および第2のランダム数を含む。ACRE117は
オーソリゼイションおよび真正証明メッセージ506によって応答し、該メッセ
ージは第2のランダム数を使用して計算された第2の真正証明結果、およびコー
ドレスベースステーション115がPCC101とどのチャネルによって通信で
きるかを記述する情報を含む。コードレスベースステーション115は登録メッ
セージ507によって応答し、該登録メッセージ507はPCC101の移動識
別番号を含む。前記登録メッセージ507はPCC101がコードレスベースス
テーション115の到達範囲内にある場合にのみ送信される。前記登録メッセー
ジ507はACRE117にPCC101への呼をコードレスベースステーショ
ン115に導くよう通知する。ACRE117は登録アクノレッジメッセージ5
08をコードレスベースステーション115に送信することによって応答し、こ
れはコードレスベースステーション115に登録メッセージ507が受信された
ことを通知する。コードレスベースステーション115は次に解除メッセージ(
release message)509によって応答し、該解除メッセージは
前記オーソリゼイションメ
ッセージシーケンスか首尾良く行なわれたか否かを示す。
図8において、コードレスベースステーション115はオーソライズされたチ
ャネルの内どれをPCC101と通信するうえで使用すべきかを決定する。ブロ
ック510において、オーソリゼイションメッセージ506がコードレスベース
ステーション115によって受信される。次に、該コードレスベースステーショ
ン115は、ブロック512に示されるように、前記オーソリゼイションメッセ
ージ506にある情報から1組のオーソライズされたチャネルを計算する。次に
、ブロック514に示されるように、コードレスベースステーション115はオ
ーソライズされかつチャネル基準に合致するチャネルによってのみ通信する。チ
ャネルが品質基準に合致するか否かの決定のプロセスは図9〜図11において説
明される。
ブロック514に示される、チャネル品質基準試験は数多くの方法で行なうこ
とができる。例えば、最小チャネル基準(minimum channel c
riteria)を設定しかつこの最小基準に合致するチャネルのみが通信に利
用できるようにすることができる。この構成は図9および図10により詳細に示
されている。チャネル品質基準を決定する他の方法は最善のチャネル品質を有す
るチャネルによってのみ通信することである。このプロセスは図11において説
明する。
チャネルが最小チャネル基準に合致するか否かを決定す
るプロセスの1つの構成が図9および図10に示されている。該プロセスはブロ
ック520でスタートする。ブロック522においてあるチャネルに対する妨害
信号電力が測定される。この信号電力はブロック524においてしきい値または
最大信号強度と比較される。もし前記信号電力が前記最大値を越えれば、前記チ
ャネルに関連するタイマがブロック526においてスタートまたはリセットされ
、かつブロック528において次のチャネルが選択される。ブロック524にお
いてもし最大信号強度を越えなければ、ブロック528において次のチャネルが
選択される。次のチャネルに対する処理がブロック522において再び開始され
る。このプロセスにより、各々のチャネルに対して最大妨害信号強度を越えてか
らどれだけ経過したかが決定できる。
図10においては、この情報はどのチャネルが図8のブロック514において
要求されるチャネル品質基準を満たすかを決定するために使用される。このアル
ゴリズムはブロック530で始まる。次に、ブロック532においてチャネルタ
イマがブロック時間より大きいかまたは等しいかが判定される。もしイエスであ
れば、そのチャネルは、ブロック534に示されるように、チャネル品質基準に
適合しかつコードレスベースステーション115とPCC101との間の通信に
おいて使用するために利用できる。もしノーであれば、ブロック536において
、そのチャネルは
コードレスベースステーション115とPCC101との間の通信において使用
するために利用できない。処理はブロック538において次のチャネルによって
再び開始される。
当業者には、本発明の範囲から離れることなくこのプロセスにおいて数多くの
変更を成すことができることは明らかであろう。そのような変更は図9のブロッ
ク522におけるチャネルに対するビットエラー率(BER)を測定しかつそれ
が最大の許容できるBERより大きいか否かを判定する段階を含めることもでき
る。受信信号強度のような他のパラメータも測定でき、あるいはこれらの組合わ
せを使用することもできる。また、図10のブロック532におけるブロック時
間はゼロにセットし、それによってチャネルが図9のブロック524のテストに
瞬時的に適合する必要があるのみとすることもできる。
図11は、最善チャネルアルゴリズム(best channel algo
rithm)を示しかつブロック540でスタートする。次に、ブロック542
において、すべてのチャネルに対してチャネル品質が測定されかつ記憶される。
この測定は妨害信号強度、BERまたは受信信号強度あるいはこれらのいくつか
の組合わせとすることができる。ブロック544において、最善のチャネル品質
を有するチャネルが選択される。選択されたチャネルは最善のチャネルでありか
つそれによってコードレスベースステー
ション115がPCC101と通信するチャネルである。このプロセスは次にブ
ロック542でスタートして反復される。
コードレスベースステーション115は前記オーソリゼイションおよび真正証
明メッセージ506に含まれる情報に基づき図9および図10の最小チャネル基
準アルゴリズムおよび図11の最善チャネルアルゴリズムの間で選択することが
できる。1つの実施形態では、オーソライズされたチャネルがコードレス以外の
サービスと共有される場合には前記最小チャネル基準アルゴリズムが好ましく、
一方オーソライズされたチャネルがコードレスサービスのみに使用される場合は
前記最善チャネルアルゴリズムが好まれる。
コードレスベースステーション115の注目すべき特徴の1つはそれがセルラ
通信システムと共有されない3つのチャネルによって動作するよう設計されるこ
とである。これは図12に示されており、同図は周波数帯域560またはFCC
によってセルラシステムの提供者に割当てられたセルラ帯域を示す。FCCはま
たセルラ通信が生じ得る帯域内でチャネル562(セルラチャネル)を規定する
。この1組のチャネルは周波数帯域560のいくらかをチャネルに割当てないで
残している。コードレスベースステーション115は3つの共有されないチャネ
ルを規定するためにこの未割当ての周波数564を使用し、これらは前記ス
ペクトルの下端の2つおよび前記スペクトルの上端の1つであり、これらによっ
てコードレスベースステーション115はPCC101と通信できる。これら3
つのチャネルはどのチャネルも図9および図10に示された最小チャネル基準に
合致しない場合にコードレスベースステーション115によって使用できる。こ
れらのチャネルはまたどのチャネルも図8に示されるようにオーソライズされて
いない場合に使用できる。
チャネルが使用するために利用できるようになる前にある1組の期間の間基準
に合致しなければならない最小チャネル基準アルゴリズムを使用するコードレス
ベースステーション115の初期パワーアップに際して問題が生じ得る。この問
題は初期パワーアップまたは前記1組のオーソライズされたチャネルが突然変わ
る何らかの初期事象に際して発生する。これが生じると、あるチャネルが最小チ
ャネル基準を超えたか否かあるいはどれだけ長くそれが最小チャネル基準を超え
ているかを知ることは不可能である。したがってかつパワーアップに際して、す
べてのチャネルが図8のブロック514で要求される基準に合致するか、あるい
は所定の期間の間どのチャネルもブロック514で必要とされる基準に合致しな
いかのいずれかを仮定しなければならない。これら2つの仮定は図13および図
14に示されている。図13では、パワーアップはブロック570で行なわれる
。次に、すべてのチャネルタイマがブロック5
72でリセットされる。次に、ブロック574において、オーソリゼイションメ
ッセージが受信され、このブロックは図8のブロック510に対応する。タイマ
がリセットされたから少なくとも前記ブロック時間に等しい期間の間いずれのチ
ャネルも図10のブロック532におけるブロック時間を超えることはない。し
たがって、図13における仮定はいずれのチャネルもパワーアップに際してチャ
ネル基準に合致しないことになる。
図14は、ブロック576においてコードレスベースステーション115の初
期パワーアップを示している。該初期パワーアップは図13に関して前に述べた
いずれかの初期事象によって置き換えできる。ベースステーション115は次に
ブロック578においてオーソリゼイションメッセージを受信する。次に、すべ
てのチャネルタイマがブロック580において前記ブロック時間にセットされる
。したがって、チャネルはコードレスベースステーションのパワーアップに際し
て図10のブロック532に示された必要な期間の間チャネル基準に適合してい
るものと仮定される。
次に図15に移ると、コードレスベースステーション115およびACRE1
17を真正証明するためのプロセスが示されている。この真正証明のためのプロ
セスはステップ602でスタートする。本発明のプロセスによれば、ACREが
呼の開始時にステップ603において通信システ
ムにおいて動作するためコードレスベースステーションを真正証明し、かつコー
ドレスベースステーションがステップ604において通信システムにおいて動作
するためにACREを別個に真正証明する。最初のステップ605において、コ
ードレスベースステーションの真正証明プロセスが開始される。もしコードレス
ベースステーションがステップ606において真正証明されなければ、該真正証
明プロセスはステップ608において終了する。もし該コードレスベースステー
ションがステップ606において真正証明されれば、ACRE真正証明プロセス
がステップ610においてスタートされる。もしACREがステップ612にお
いて真正証明されなければ、真正証明プロセスはステップ608で終了する。し
かしながら、もしACREが真正証明されれば、ステップ614において通信リ
ンクが動作可能にされ、コードレスベースステーションおよびACREの双方に
対して真正証明プロセスにおいて使用される有線インタフェースキー(wire
line interface key:WIKEY)が任意選択的に更新され
る。コードレスベースステーションおよびACREのための真正証明プロセスに
おいてWIKEYを使用することについては図16〜図20を参照して詳細に説
明する。
図15の真正証明プロセスはコードレスベースステーションの真正証明プロセ
スとこれに続くACRE真正証明プロセスを示しているが、これらのプロセスは
逆の順序で、
あるいは同時に行なわれてもよいことは理解されるであろう。例えば、図7に示
されるように、これらの真正証明プロセスは同時に行なわれ、図7の真正証明メ
ッセージ504がステップ606において発生されるコードレスベースステーシ
ョンの真正証明結果およびステップ610におけるACRE真正証明要求を含む
ことができる。
次に図16に移ると、コードレスベースステーションの真正証明プロセスが示
されている。ステップ622において、ACREはコードレスベースステーショ
ンの真正証明要求をコードレスベースステーションに送信する。コードレスベー
スステーションの真正証明要求は図7の一般的なシグナリングプロトコルの接続
メッセージ502に含めることができる。コードレスベースステーションはステ
ップ624でこの真正証明要求を受信する。ステップ626において、コードレ
スベースステーションはコードレスベースステーションの真正証明結果を発生す
る。ステップ628において、コードレスベースステーションは前記コードレス
ベースステーションの結果を含む真正証明応答をACREに送信する。該真正証
明応答はステップ630においてACREで受信される。該真正証明応答は真正
証明メッセージ504(図7の)に含めることができ、かつ好ましくはコードレ
スベースステーションと独自的に関連するコードレスベースステーションの識別
子のような、コードレスベースステーションの情報を含む。しかしながら、コー
ドレスベースステーションの識別子はすでにACREに存在するものとしあるい
は異なる時間に別個のメッセージとして送信することも可能なことが理解できる
であろう。ステップ631において、ACREは独立してコードレスベースステ
ーションの真正証明結果を発生する。ステップ626および631において発生
されるコードレスベースステーションの真正証明結果の発生のためのプロセスに
ついては図17を参照して詳細に説明する。
ステップ632において、ACREはコードレスベースステーションによって
発生されたコードレスベースステーションの真正証明結果がACREによって発
生されたコードレスベースステーションの真正証明結果と等しいか否かを判定す
る。もしこれらの真正証明結果が等しければ、コードレスベースステーションは
ステップ634において有効なものと判定される。しかしながら、もしこれらの
真正証明結果が等しくなければ、該コードレスベースステーションはステップ6
36において有効でないものと判定される。コードレスベースステーションの真
正証明処理はステップ638において終了する。
次に、図17に移ると、コードレスベースステーションの真正証明結果を発生
するための好ましいプロセス(図16のステップ626および631で総称的に
示されている)が詳細に示されている。真正証明結果を発生する上で、RAND
ACRE642(ACREによって発生されるラン
ダム数)、コードレスベースステーションの識別子(CBSID)644、AC
RE電話番号646、および有線インタフェースキー(WIKEY)648が必
要とされる。好ましくは、前記オーソリゼイション署名手順650はコードレス
ベースステーションの真正証明結果652を発生するために入力640を使用す
る。多くの異なるアルゴリズムが、該アルゴリズムがRANDACRE642、
CBSID644、ACRE電話番号646、およびコードレスベースステーシ
ョンの真正証明結果652に対する1組の値が与えられればWIKEY648を
決定するのを困難にするかぎりこのオーソリゼイション署名手順にとって適切な
ものとなる。これは、好ましくは64ビット長である、WIKEYが、好ましく
は18ビット長である、コードレスベースステーションの真正証明結果よりも実
質的に大きな数の可能な組合わせを有するため可能になる。言い換えれば、RA
NDACRE、CBSIDおよびACRE電話番号に対する1組の値が与えられ
れば、同じコードレスベースステーションの真正証明結果を発生するより多くの
数のWIKEY値が存在する。
上に述べたオーソリゼイション署名手順の特徴は望ましいものであり、その理
由はWIKEY648、該WIKEYに関連するCBSID644、および前記
オーソリゼイション署名手順650を知っている当該技術に習熟した誰かが不正
な装置を構築できるからである。オーソリゼイシ
ョン署名手順650は権限のないユーザによって発見されることは可能でありか
つ急激に増大しているコードレスベースステーションにおけるこのアルゴリズム
を変更することは不都合であるから、WIKEY648は保安のための主たる手
段となる。したがって、この番号の機密性は前記アルゴリズムによって保護され
なければならない。
次に図18に移ると、ACRE真正証明プロセスが示されている。ステップ6
62において、ACRE真正証明要求がコードレスベースステーションからAC
REに送信される。ACRE真正証明要求は、例えば、図7の真正証明メッセー
ジ504に含められ、あるいは別個のメッセージとして送信される。該真正証明
要求はステップ664においてACREによって受信される。ステップ666に
おいて、コードレスベースステーションが、およびステップ667において、A
CREが、独立にACRE真正証明結果を発生する。ACRE真正証明結果の発
生は後に図19を参照して詳細に説明する。ステップ668において、ACRE
は該ACREによって発生されたACRE真正証明結果を含む真正証明応答を送
信する。該真正証明応答は図7のオーソリゼイションおよび真正証明メッセージ
506に含めることができる。前記真正証明応答はステップ669においてコー
ドレスベースステーションによって受信される。ステップ670において、コー
ドレスベースステーションはACREによって発生されたACRE真正証明結果
がコードレスベースステーションによって発生されたACRE真正証明結果と等
しいか否かを判定する。もしこれらの真正証明要求が等しければ、該ACREは
ステップ672において有効であると判定される。しかしながら、もし前記AC
RE真正証明結果が等しくなければ、該ACREはステップ674において有効
でないものと判定される。ACRE真正証明処理はステップ676で終了する。
次に図19に移ると、オーソリゼイション署名手順692は入力680を使用
してACRE真正証明結果694を発生する。該入力はランダム数RANDCB
S682、CBSID684、ACRE電話番号686、およびWIKEY69
0を含む。本オーソリゼイション署名手順692は図17に示されるオーソリゼ
イション署名手順650と同様に動作しかつ同じ特性または特徴を有する。
図20において、前記WIKEY発生手順708は新しいWIKEY710を
発生するために入力696を使用する。このアルゴリズムへの入力はランダム数
RANDWIKEY698、リザーブ702、CBSID704、およびWIK
EY706を含む。このWIKEY発生手順708はまた前記オーソリゼイショ
ン署名手順650(図17に示されている)と同じ様式で動作しかつ同じ特性ま
たは特徴を有し、新しいWIKEYを発生する。これらのアルゴリズムは前記オ
ーソリゼイション署名手順650と同じ特性または特徴を持つことが必要である
が、それらは同じ
アルゴリズムである必要はない。
前記WIKEY発生手順708は独特のものであり、その理由はそれが新しい
WIKEY値710を発生するために前記ランダム数RANDWIKEY698
と組合わせて元のWIKEY値706を使用するためである。もし誰かがWIK
EY値を得ようとすれば、ACREは次の電話呼に際して新しいWIKEYを発
生することができる。その呼の間にそのものがRANDWIKEY698を入手
しないかぎり、元のWIKEY値に基づき新しいWIKEY値を決定することは
非常に困難であろう。これは不正なコードレスベースステーションの構築の目的
に対して元のWIKEY値を役に立たないものにするという有利な効果を有する
。
次に図21に移ると、コードレスベースステーションとACREとの間の通信
のための好ましいシグナリングプロトコルが示されている。理解を容易にするた
め、各信号は図7の一般的なシグナリングプロトコルに示されるメッセージに関
して説明される。しかしながら、送信されるいくつかの特定のメッセージを説明
する前に、ACREからコードレスベースステーションへの一般的な順方向シグ
ナリングプロトコルおよびコードレスベースステーションからACREへの逆方
向シグナリングプロトコルにつき説明する。特に、順方向シグナリングフォーマ
ットは図21−1に示されている。ACREからコードレスベースステーシ
ョンへの信号はバーカーフィールド(barker field)720、順方
向メッセージタイプ722、メッセージ長フィールド724、データフィールド
726、および巡回冗長符号(CRC)フィールド728を含む。フィールド7
20,722,724および728はACREからコードレスベースステーショ
ンに転送される全ての信号に含まれているから、データフィールド726のみが
ACREからコードレスベースステーションに転送される特定のメッセージに関
して説明される。図21−2は、一般的に、逆方向シグナリングフォーマットを
示す。特に、コードレスベースステーションからACREに送信される信号は逆
方向メッセージタイプフィールド730、メッセージ長フィールド732、デー
タフィールド734、およびCRCフィールド736を含む。コードレスベース
ステーションからACREに転送される全てのメッセージは730,732およ
び736を含むから、データフィールド734のみがコードレスベースステーシ
ョンからACREへの特定の信号に関して説明される。
順方向および逆方向での一般的なシグナリングフォーマットを説明したから、
特定の信号のデータフィールドにつき説明する。特に、図21−3はACREか
らコードレスベースステーションへの好ましい接続メッセージ502のデータフ
ィールドを示す。好ましい接続メッセージは、ACREによってサポートされる
有線インタフェース仕様の
バージョンを示しかつACREによって提供されるサポートのレベルを決定する
ためにコードレスベースステーションによって使用されるプロトコルバージョン
フィールド738を含む。前記接続メッセージは好ましくはコードレスベースス
テーションがコードレスベースステーションの真正証明メッセージにおいてコー
ドレスベースステーションの電話番号の任意選択的なパラメータを含む任意選択
的なパラメータを送信することによってそのロケーションを識別すべきか否かを
決定するロケーション報告フィールド740をも含む(以下に図21−6および
図21−7を参照して説明する)。前記接続メッセージはまた将来のシグナリン
グビットのためのリザーブされたフィールド742を含む。最後に、前記接続メ
ッセージ744はACREによって発生される32ビットのランダム数(図17
を参照して前に説明した)でありかつ前に説明したコードレスベースステーショ
ンの真正証明結果の発生において使用されるRANDACREを含む。
図7の真正証明メッセージ504のためのデータフィールドが図21−4に示
されている。特に、該真正証明メッセージは通信システムに接続される個々のコ
ードレスベースステーションを独自的に識別するコードレスベースステーション
識別フィールド746を含む。この真正証明メッセージはまた将来のシグナリン
グビットのためのリザーブのフィールド748を含む。フィールド750は前記
コー
ドレスベースステーションによって発生されるランダムなコードレスベースステ
ーション信号(RANDCBS)を含む。該RANDCBSフィールドは図19
において上に説明したようなACRE真正証明結果を発生するために使用される
。フィールド752は図17のステップ652において発生されるコードレスベ
ースステーションの真正証明結果を含む。フィールド754はオーソリゼイショ
ンカウントフィールドである。該オーソリゼイションカウントは好ましくは引き
続くオーソリゼイションの数をカウントするために使用されるモジュロ64のカ
ウンタを含む。最後に、フィールド756はオプションのパラメータのために利
用可能である。オプションのパラメータの1つの例は図21−5に示されており
、パラメータタイプのためのフィールド758およびパラメータ長のフィールド
764、そしてコードレスベースステーションの電話番号を送信するためのフィ
ールド762を含む。
次に図21−6に移ると、真正証明およびオーソリゼイションメッセージのた
めのデータフィールド(図7におい特に、該オーソリゼイションおよび真正証明
メッセージは図19のステップ694で発生されるものとして示された、ACR
E真正証明結果フィールド764を含む。ACRE真正証明結果は一般にコード
レスベースステーションによって発生されたACRE真正証明結果と比較され該
ACR
Eが通信システムで動作するために真正証明されるか否かを決定する。該コード
レスベースステーションが、割当てられたセルラスペクトルのような、共有され
るスペクトルに対してオーソライズされるか否かを示すために使用許可フイール
ド(usage−allowed field)も含まれる。前記チャネル割当
てアレイフィールド778において割当てられるスペクトルがセルラシステムに
よって使用されるか否かを示すためにスペクトル使用フィールド768も含まれ
ている。もし該スペクトルがセルラシステムによって使用されれば、コードレス
ベースステーションはそれが該チャネルにおける活動を検出すれば該チャネルを
使用しない。もし該スペクトルがセルラによって使用されなければ、コードレス
ベースステーションは最低レベルの妨害を与えるチャネルを使用することになる
。
オーソリゼイション開始フィールド772もまた前記オーソリゼイションおよ
び真正証明メッセージに設けられている。該オーソリゼイション開始フィールド
はいつ次のオーソリゼイションが開始されるべきかを示す。前記オーソリゼイシ
ョンおよび真正証明メッセージにはまたリザーブのフィールド774とこれに続
く初期チャネル番号フィールド776が含まれている。該初期チャネルフィール
ドは前記チャネル割当てアレイのための始めの10kHzのチャネル番号を含む
。チャネル割当てアレイフィールド778は使用するのが許可された10kHz
のチャネルを示す。
このアレイにおける各ビットは好ましくは与えられた10kHzのチャネル番号
に対応する。このアレイにおける最も左のビットは前記初期チャネル番号によっ
て特定される10kHzのチャネルに対応する。該アレイの最も右側のビットは
前記初期チャネル番号フィールド776によって特定される10kHzのチャネ
ルの63チャネル上の10kHzのチャネルに対応する。
前記オーソリゼイションおよび真正証明メッセージはまた信号強度レベルに関
連する数多くのデータフィールドを含む。特に、最大コードレスベースステーシ
ョン受信信号強度フィールド780はチャネルの使用のために許容される最大受
信信号強度を示す。もし該チャネルの信号強度が所定の値より高ければ、該チャ
ネルはコードレスベースステーションによって使用されない。同様に、最大PC
C受信信号強度フィールド782はPCCの受信周波数に対する最大信号電力レ
ベルを示す。ブロック時間フィールド784はコードレスベースステーションに
よって使用する前にチャネルの信号強度が前記最大信号強度より小さいかまたは
等しくなければならない連続的な時間を示す。最大コードレスベースステーショ
ン送信レベル786はコードレスベースステーションが送信できる最大の電力レ
ベルを示す。同様に、フィールド788はシステムによって許容される最大PC
C送信電力レベルを示す。最後に、オプションのパラメータ790がオーソリゼ
イションおよび真正証
明メッセージのためのデータフィールドに含まれている。
任意選択的なメッセージの第1の例が図21−7に示されている。該データフ
ィールドはパラメータタイプフィールド792、パラメータ長フィールド794
、およびACRE電話番号796を含む。送信することができる第2の任意選択
的なパラメータが図21−8に示されている。この任意選択的なパラメータに対
するデータフィールドはパラメータタイプフィールド798、パラメータ長フィ
ールド800、およびRANDWIKEYフィールド802を含む。RANDW
IKEYは図20において説明したように新しいWIKEYを発生するために使
用される。
図21−9に移ると、登録メッセージ(図7におけるメッセージ507)が示
されている。該登録メッセージは登録タイプフィールド804、移動識別番号(
MIN)806、電子シリアル番号(ESN)808、および任意選択的なパラ
メータ810を含む。任意選択的なパラメータの一例が図21−10に示されて
おり、これは複数電話番号呼ルーティング(multiple phone n
umber call routing)のために使用できる。特に、該任意選
択的なフィールドすなわちオプションのフィールドはパラメータフィールド81
2、パラメータ長フィールド814、登録タイプフィールド816、MINフィ
ールド818、およびESN820を含む。
図7の登録アクノレッジメッセージ508はデータフィ
ールドなしの図21−1の順方向シグナリングフォーマットの標準によってAC
REからコードレスベースステーションに送ることができる。最後に、図7の解
除メッセージ509が図21−11に示されている。好ましくは、該解除メッセ
ージは解除理由822を含む。
図21はACREおよびコードレスベースステーションの間で送信できるいく
つかの好ましい信号、および該信号に含めることができるいくつかの好ましいフ
ィールドを示しているが、図21は転送できる信号の全ての網羅的なリストでは
なく、あるいは含めることができるフィールドの全ての網羅的なリストではない
。また、種々のフィールドのビット長は変えることができかつシステムオペレー
タの好みによるものである。
以上の説明では、セルラ、マイクロセルラ、またはコードレス通信システムに
おいて無線電話を動作できるようにするための無線電話およびシステムが説明さ
れた。いずれかのそのようなシステムにおける優先度は通信チャネルにおける妨
害を最小にするためのものである。これはコードレスベースステーション115
がACRE117によってオーソライズされたチャネルによって通信するのみと
することによって達成される。さらに、コードレスベースステーションはチャネ
ル品質基準に適合するチャネルを決定するために許可された1組のチャネルを走
査する。次に、コードレスベースステーションはオーソライズされかつチャ
ネル品質基準に適合するチャネルによってのみ通信を行なう。これはコードレス
ベースステーションが明瞭なチャネルによってのみ通信することを保証する。
当業者には本発明の精神から離れることなく本発明に対し数多くの変更を行な
うことができることは明らかである。例えば、ACRE117は、互いに分離し
て配置された、いくつかの機器によって達成できる。あるいは、前記オーソリゼ
イション機能および機器は呼のルーティング用の機器および機能から分離するこ
とができる。いずれのそのような変更もこの発明における発明者の排他的な権利
の一部であると考えられる。本発明の範囲を完全に理解するために、添付の請求
の範囲を参照すべきである。
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(81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG,
CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T
D,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),A
M,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH
,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,
GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,L
K,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW
,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,
SD,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,V
N
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.通信システムであって、 オーソリゼイション機器(117)、 送受信機(301,303)、処理手段(313)および制御手段(319) を有するベースステーション(115)、 前記オーソリゼイション機器(117)を前記ベースステーション(115) に接続する有線ネットワーク(111)、 を具備し、前記ベースステーションの制御手段(319)は前記処理手段(3 13)に対し、前記有線ネットワーク(111)によって、前記オーソリゼイシ ョン機器(117)との通信セッションを開始するよう指令し、かつ前記オーソ リゼイション機器(117)から前記ベースステーション制御手段(319)に 対し所定の1組のチャネルにおける複数のチャネルがオーソライズされることを 指令するオーソリゼイションメッセージ(506)を受信し、前記通信システム は、さらに、 前記ベースステーション(115)における前記送受信機(301,303) と通信するための送受信機(401,403)を有する移動ユニット(101) を具備し、そして 前記ベースステーション制御手段(319)は前記処理 手段(313)に前記所定の組のチャネルから、チャネル基準に合致するチャネ ルを決定するよう指令し、前記制御手段(319)は前記チャネル基準に適合し かつオーソライズされたチャネルによってのみ移動ユニット(101)とベース ステーション(115)との間の通信を許容することを特徴とする通信システム 。 2.前記チャネル基準は所定の期間の間最小品質定格を超えるものとして規定 される、請求項1に記載の通信システム。 3.前記チャネル基準は前記所定の組のチャネルの内の最善の品質定格を有す るチャネルとして規定される、請求項1に記載の通信システム。 4.前記ベースステーションは前記オーソリゼイションメッセージ(506) において受信される情報に基づき前記チャネル基準を規定する、請求項1に記載 の通信システム。 5.所定の組のチャネルにおいて動作する通信システムにおける、所定の組の チャネルにおけるベースステーション(115)によって通信するために利用で きるチャネルを決定する方法であって、 (a)少なくとも前記所定の組のチャネルの内のどのチャネルがオーソライズ されたチャネルであるかを規定する、オーソリゼイションメッセージ(506) を受信する段階、 (b)前記所定の組のチャネルにおけるチャネル基準に 適合するチャネルを決定する段階、そして チャネル品質基準に適合しかつオーソライズされたチャネルによってのみ通信 を行なう段階、 を具備する所定の組のチャネルで動作する通信システムにおける、所定の組の チャネルの内のベースステーション(115)によって通信するために利用でき るチャネルを決定する方法。 6.前記チャネル品質基準に適合するチャネルを決定する段階は前記オーソラ イズされたチャネルに対してのみ行なわれる、請求項5に記載の方法。 7.前記チャネル基準は所定の期間の間最小品質定格を超えるものとして規定 される、請求項5に記載の方法。 8.前記最小品質定格はビットエラー率、妨害信号強度および受信信号強度を 含むグループまたは該グループの内のいくつかの組合わせから選択される、請求 項7に記載の方法。 9.前記チャネル基準は最善の品質定格を有するチャネルである、請求項6に 記載の方法。 10.初期事象に際しては、全てのチャネルが前記チャネル基準に適合するも のとして規定される、請求項5に記載の方法。
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