JPH08508799A - 高い天蓋付きの改良された折り畳めるシェルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 改良された折り畳めるシェルター（１０）は、上昇し伸ばした形体で、高い切妻形天蓋（１２）を与えるトラス骨組みを有する。天蓋（１２）は、少なくとも３つの脚（１８）、はさみ形体で枢動自在に連結されたリンク部材の外側周辺トラス対（４２）、及び、中央トラス対（９０）によって支持される。リンク部材（６６）及び周辺トラス対（４２）は、天蓋（１２）を切妻形形体に上昇させるように、隣接した脚の間に水平に伸びる第一の折り畳み位置から、脚の上に伸びる第二の伸長位置まで伸ばせるように、変形はさみ形体で、互いに枢動自在に連結される。好ましい実施の形態では、また、引張りケーブル（１４０）が、上昇した伸長形体において、シェルターの骨組み（１０）に追加の強度と安定性を与えるために、脚（１８）と中央トラス対（４２）との間に連結される。

Description

【発明の詳細な説明】 高い天蓋付きの改良された折り畳めるシェルター 〔発明の技術分野〕 本発明は、一般的には、折り畳める構造体に関し、特に、高い天蓋を有する折 り畳める野外のシェルター構造に関する。 〔関連技術の説明〕 たやすく輸送できかつ緊急現場で迅速に設置できる仮のシェルターは、仮介護 所及び仮避難所を作るのに特に有益である。また、このようなシェルターは、軍 隊仮駐屯地、野外研究調査旅行等のような非緊急野外集会に有益である。Ｘ字形 のリンク仕掛けの骨組に、入れ子式の脚及び骨組みをおおう天蓋を有する１つの このような迅速組立可能な折り畳めるシェルターが、米国特許第4,607,656号に 説明されている。このシェルターの脚は、収容長さの約２倍まで入れ子式に伸ば すことができ、Ｘ字形のトラスの対の骨組みは、天蓋を支持するために、脚の間 で水平な伸長が可能である。骨組みは計量材料で構成することができ、入れ子式 の脚はシェルターの骨組みを上昇させるように伸ばすことができる。しかしなが ら、天蓋の高さは脚の伸長長さに限定され、天蓋は本質的に平らで、降水及びく ずを天蓋の上部に集めることができ、このことにより、天蓋内への漏水及び切裂 を助長する。さらに加えて、シェルターの大きさ及び安定性は、一般的には、骨 組みの強度によって制限される。 構造体内に、大きい頭上スペースを設け、天蓋の十分な高さを達成するのに必 要とされる脚及び骨組みの大きさ及び重量の減少を可能にするため、支持脚以上 に上昇する天蓋の支持骨組みを有する、改良された折り畳めるシェルターを提供 することが望ましい。また、天蓋の上部からの降水及びくずをこぼすように切妻 のある天蓋構造体を提供することが更に望ましい。更に、より大きくてより軽い 、折り畳めるシェルター構造体の支持を可能にするように、より大きな強度と安 定性を与えるシェルターの骨組みを提供することが望ましい。本発明は、これら の要求にかなう。 〔発明の開示〕 簡単に言えば、一般的には、本発明は、大きい頭上スペース、強度と安定性を 与えるように、切妻形シェルター天蓋を上昇させる改良されたトラス骨組み付き の折り畳めるシェルターを提供する。 従って、本発明は、天蓋と、天蓋を支持する少なくとも３つの垂直配置の脚と を有する折り畳めるシェルターを提供する。少なくとも１つの周辺トラス部材が 、脚の各々に連結される。周辺トラス手段の各々は、好ましくは、一対の第一及 び第二リンク部材を有し、第一リンク部材は、１つの脚の上端に連結された外端 を有し、第二リンク部材は、脚に滑動自在に連結された外端を有する。第一及び 第二リンク部材は、２つの脚の間に水平に伸びる第一の折り畳み位置から、脚の 上に伸びる第二の伸長位置まで伸ばせるように、はさみ形体で、互いに枢動自在 に連結される。好ましい実施の形態では、周辺トラス手段は、第一周辺トラス対 の各々に連結されたリンク部材の第二周辺トラス対を有し、第二周辺トラス対の 第一リンクは対応する第一周辺トラス対の第二リンクに枢動自在に連結され、第 二周辺トラス対の第二リンクは、対応する第一周辺トラス対の第一リンクに枢動 自在に連結される。第二周辺トラス対の第一及び第二リンク部材は、又、脚の間 に水平に伸びる第一の折り畳み位置から、第一周辺トラス対の上に伸びる第二の 伸長位置まで伸ばせるなように、変形はさみ形体で、互いに枢動自在に連結され る。 また、少なくとも２つの中央トラス手段が設けられ、中央トラス手段の各々は 、はさみ形体で互いに連結された一対の第一及び第二リンク部材を有する。中央 トラス対の各々は、１つの周辺トラス手段の内端に連結され、第一及び第二リン ク部材は、第一の折り畳み位置から第二の伸長位置まで伸ばせるように、はさみ 形体で、互いに枢動自在に連結される。好ましい実施の形態では、また、上昇し た伸長形体でシェルターの骨組みに追加の強度と安定性を与えるために、脚スラ イダ部材と中央支持スライダ部材との間に、引張り手段が固着される。 好ましい４面シェルターの実施の形態では、リンク部材の２つの周辺トラス対 は、４つの脚の各々に連結される。各脚に対して、脚に連結された各トラス対の 第一リンクの外端は、脚の上端に枢動自在に連結され、第二リンクの外端は、脚 に滑動自在に連結され、好ましくは、脚の上のスライダ部材に枢動自在に固定さ れる。第一及び第二リンク部材は、隣接した脚の間に水平に伸びる第一の折り畳 み位置から、脚の上に伸びる第二の伸長位置まで伸ばせるように、変形はさみ形 体で、互いに枢動自在に連結される。また、リンク部材の第二周辺トラス対は、 好ましくは、第一周辺トラス対の各々に連結され、第二周辺トラス対の第一リン クは、対応する第一周辺トラス対の第二リンクに枢動自在に連結され、第二周辺 トラス対の第二リンクは、対応する第一周辺トラス対の第一リンクに枢動自在に 連結される。また、第二周辺トラス対の第一及び第二リンク部材は、好ましくは 、脚の間に水平に伸びる第一の折り畳み位置から、第一周辺トラスの上に伸びる 第二の伸長位置まで伸ばせるように、変形はさみ形体で、互いに枢動自在に連結 される。第二周辺トラス対の各々は、好ましくは、他の第二周辺トラス対に枢動 自在に連結される。 また、４面シェルターの実施の形態では、リンク部材の少なくとも２つの第一 中央トラス対が設けられ、はさみ形体で互いに枢動自在に連結され、各々、周辺 トラス対の１つの内端に連結され、好ましくは、第二周辺トラス対の内端の接合 点に枢動自在に連結される。はさみ形体で互いに枢動自在に連結されたリンク部 材の少なくとも２つの第二の内側中央トラス対は、各々、好ましくは、第一の外 側中央トラス対の１つの内端に、枢動自在に連結される。中央トラス対の内端は 、好ましくは、内側中央トラス対の少なくとも１つの他方の内端に枢動自在に連 結され、好ましくは、天蓋を支持する垂直に向けた中央支持部材、及び、中央支 持部材に滑動自在に係合するように配置された中央支持スライダ部材に枢動自在 に連結される。また、引張り手段が、好ましくは、脚スライダ部材と中央支持ス ライダ部材との間に配置される。 本発明のこれら及び他の観点及び利点が、以下の詳細な説明、及び、本発明の 特徴を例示として図示する添付図面から明白となるであろう。 〔図面の簡単な説明〕 図１は、高い切妻形屋根構造体を示す、本発明の高い天蓋付きの改良された折 り畳めるシェルターの斜視図である。 図２は、シェルターの周辺及び中央トラス対を伸長した上昇形体で示す、図１ の線２−２における本発明の折り畳めるシェルターの断面正面図である。 図３は、本発明の折り畳めるシェルターの断面平面図である。 図４は、周辺のトラス対と中央トラス対との間のリンク仕掛けの一部分の拡大 平面図である。 図５は、図３の線５−５における折り畳めるシェルターの拡大断面図である。 図６は、周辺トラス対を実質的に折り畳み形体で示す、折り畳めるシェルター の骨組みの側面図である。 図７は、図３に示す図と同様な、本発明の折り畳めるシェルターの３面の実施 の形態の断面平面図である。 〔好ましい実施の形態の詳細な説明〕 以前の折り畳めるシェルターの大きさ及び利用できる頭上スペースは、一般的 には、構造体の脚の伸長長さによって制限され、もし本質的に平らな屋根構造体 とすれば、シェルターの上部のくぼみ即ち水たまりに降水を集めることができる 。本発明の改良された折り畳めるシェルターは、また、より大きくより軽い折り 畳めるシェルター構造体を提供し、シェルターの強度と安定性を改善する、上昇 した切妻形屋根構造体を有する。 図面に示すように、特に、図１に示す４面の好ましい実施の形態を参照すると 、本発明は、少なくとも３つの側面１４、好ましくは、４つの側面と、少なくと も３つの角１６、好ましくは、４つの角を持った天蓋１２を有する、改良された 折り畳めるシェルター１０に具体化される。天蓋は、また、帆布又は他のタイプ の布織物、又は、プラスチックのような他の適当なシート材料で作っても良いけ れども、天蓋は、軽くかつ容易に運べるように、好ましくは、ナイロン織物で形 成される。天蓋の各角の下に配置される、少なくとも３つ、好ましくは、４つの 脚１８が脚が天蓋を支持し、特に、図２及び図５を参照すると、脚の各々は、上 端２０及び下端２２を有し、好ましくは、各脚は、入れ子式の上部分２４及び下 部分２６を各々有し、入れ子式の上部分は、脚の高さを所望のように調整するた めに上部分に設けられた孔２８に割出すためのばね負荷形戻り止めピン２７を有 する。また、伸長可能な下部分は、好ましくは、地面又は他の床面に係合する足 部分２９を有する。 図２に最も良く示すように、また、脚スライダ部材３２が、各々の脚の上部分 に滑動自在に取付けられる。また、以下で更に説明するように、脚スライダ部材 の孔３６とともに割出すためのばね負荷形戻り止めピン３４が、上部脚部分に設 けられる。 図２及び図６を参照して、好ましい４面の実施の形態では、周辺骨組み３８は 、脚の各々に直角に連結されたリンク部材の２つの第一周辺トラス対４２を有す る周辺トラス手段４０を備え、第一周辺トラス対の各々は、脚の上端に連結され た外端４６、内端４８、長さ方向の中心５０、及び、長さ方向の中心から外端の 方へ所定距離Ｌ₁だけ間隔を隔てたピボット点５２を有する第一リンク部材４４ を備える。第一周辺トラス対の各々は、更に、脚スライダ部材に枢動自在に連結 された外端５６を有する第二リンク５４を備え、かくして、第二リンクを脚の上 部分に滑動自在に連結する。第一周辺トラス対の第二リンクは、内端５８、長さ 方向の中心６０、及び、長さ方向の中心から内端の方へ同じ所定距離Ｌ₁だけ間 隔を隔てたピボット点６２を有する。第一周辺トラスの各々の対の第一及び第二 リンクのピボット点は、変形はさみ形体で枢動自在に連結され、その結果、図６ に示すように、第一及び第二リンク部材は、シェルターの第一の折り畳み位置で 、全体的に水平に他方の脚の方に短い距離伸びるけれども、第一及び第二リンク 部材は第二の伸長位置に伸び、図２に示すように、リンク部材の内端は脚の上端 の上に伸びる。 好ましい実施の形態では、また、周辺トラス手段は、リンク部材の第二周辺ト ラス対６４を有し、第二周辺トラス対６４は、骨組みがシェルターの脚より更に 上に伸びるように、第一周辺トラス対の各々に枢動自在に連結される。第二周辺 トラス対の各々は、好ましくは、組み合わせた第一周辺トラス対の第二リンクの 内端に枢動自在に連結された外端６８、内端７０、長さ方向の中心点７２、及び 、長さ方向の中心点から内端の方へ所定距離Ｌ₂だけ間隔を隔てたピボット点７ ４を有する第一リンク６６を備える。また、第二周辺トラス対の各々は、好まし くは、組み合わせた第一周辺トラス対の第一リンクの内端に枢動自在に連結され た外端７８、内端８０、長さ方向の中心点８２、及び、長さ方向の中心点から外 端の方へ所定距離Ｌ₂だけ間隔を隔てたピボット点８４を有する第二リンク７６ を備える。第二周辺トラス対の各々の第一及び第二リンクのピボット点は、好ま し くは、互いに枢動自在に連結され、また、第二トラス対が、脚の間に全体的に水 平に伸びる第一の折り畳み位置から、第一周辺トラス対の上に伸びる第二の伸長 位置まで伸ばせるように、変形はさみ形体となる。各第二周辺トラス対の内端７ ０及び８０は、更に好ましくは、シェルター骨組みの一方の側の２つの脚の間に 心出しされた接合点８６で、別の第二周辺トラス対の内端７０及び８０に、枢動 自在に連結される。 図２、図３及び図４で最も良く示すように、また、リンク部材の少なくとも２ つの外側中央トラス対９０を有する複数の中央トラス手段８８が設けられ、外側 中央トラス対の各々は、接合点８６で、直角なブラケット部材８７によって、第 二周辺トラス対の少なくとも１つの内端に枢動自在に連結され、第二周辺トラス 対及び外側中央トラス対の内端は、直角なブラケット部材８７に枢動自在に連結 される。好ましい実施の形態では、シェルターの骨組みは正方形形体を有し、４ つの外側中央トラス対が設けられ、シェルター骨組みの４つの側面の接合点に連 結される。シェルターの骨組みが３つの側面を有するとき、３つの外側中心トラ ス対を設けるのが良い。外側中央トラス対の各々は、好ましくは、第二周辺トラ ス対の第二リンクの内端に連結された外端９４、内端９６、及び、外側中央トラ ス対の第一リンクの長さ方向の中心点に配置されたピボット点９８を有する第一 リンク９２を備える。また、外側中央トラス対の各々は、好ましくは、第二周辺 トラス対の第一リンクの内端に連結された外端１０２、内端１０４、及び、外側 中央トラス対の第二リンクの長さ方向の中心点に配置されたピボット点１０６を 有する第二リンク１００を備える。外側中央トラス対の第一及び第二リンクのピ ボット点の各々は、シェルター骨組みの側面の間に水平に伸びるように、互いに 枢動自在に連結される。 好ましい実施の形態では、また、中央トラス手段は、リンク部材の少なくとも ２つの内側中央トラス対１１０を有し、内側中央トラス対の各々は、組み合わせ た外側中央トラス対の内端に枢動自在に連結される。内側中央トラス対の各々は 、好ましくは、外側中央トラス対の第二リンクの内端に連結された外端１１４、 内端１１６、及び、内側中央トラス対の第一リンクの長さ方向の中心点に配置さ れたピボット点１１８を有する第一リンク１１２を備える。また、内側中央トラ ス 対の各々は、好ましくは、外側中央トラス対の第一リンクの内端に連結された外 端１２２、内端１２４、及び、内側中央トラス対の第二リンクの長さ方向の中心 点に配置されたピボット点１２６を有する第二リンク１２０を備える。内側中央 トラス対の第一及び第二リンクのピボット点の各々は、シェルター骨組みの側面 の間に水平に伸びるように、互いに枢動自在に連結される。内側中央トラス対の 第一及び第二リンクの各々の内端は、好ましくは、内側中央トラス対の他の少な くとも１つの第一及び第二リンクの内端に枢動自在に連結される。内側中央トラ ス対の内端は、好ましくは、シェルター骨組みの伸長形体のときに天蓋を支持す るために設けられた、少なくとも１つの垂直に向けた中央支持部材１３０に連結 される。好ましい実施の形態では、中央スライダ部材１３２が、内側中央トラス 対の内端に枢動自在に連結され、シェルター骨組みの伸長形体のとき、中央支持 部材に滑動自在に係合するように配置される。内側中央トラス対の第一リンクの 各々の内端は、好ましくは、中央支持部材及び中央スライダ部材の一方に枢動自 在に連結され、内側中央トラス対の第二リンクの各々の内端は、好ましくは、中 央支持部材及び中央スライダ部材の他方に枢動自在に連結される。 図２及び図３に示す好ましい４面シェルターの実施の形態では、好ましくは、 シェルター骨組みの伸長形体に強度と安定性を加えるための引張り手段１３８が 、脚スライダ部材と中央支持スライダ部材との間に連結される。好ましくは、引 張り手段は、脚スライダのブラケット１４２によって各々の脚に固定された第一 ケーブル１４０、中央スライダのブラケット１４６に固定された第二ケーブル１ ４４、及び、例えばオーバセンタタイプのケーブル係止のような、第一及び第二 ケーブルを互いに固定するケーブル係止１４８を有する。また、中央支持部材は 、天蓋をしっかり引っ張るように、天蓋の中央部をシェルター骨組みより上に０ に伸ばすための頂ポール部材１５０を有するのがよい。 本発明の折り畳めるシェルター１０′の好ましい３面の実施の形態を図７に示 し、図７において、同様な参照数字が、先の図と同様な部材を参照させる。３面 の折り畳めるシェルターは、上述した先の図に示した４面の実施の形態と実質的 に同様である。３面シェルターは、３つの側面１４′、及び、３つの角１６′を 有する天蓋１２′を備える。また、各脚１８′は、好ましくは、先に説明したよ うに、所望されるように脚の高さを調整するための入れ子式の上部分及び下部分 を有する。また、脚スライダ部材が、上述したように、脚の各々の上部分に滑動 自在に取付けられる。 図７を参照すると、周辺骨組み３８′は、脚の各々にほぼ６０度の角度で連結 されたリンク部材の２つの第一周辺トラス対４２′を有する周辺トラス手段４０ ′を備え、第一周辺トラス対の各々は、脚の上端に連結された外端４６′、内端 ４８′、長さ方向の中心５０′、及び、長さ方向の中心から外端の方へ所定距離 Ｌ₁′だけ間隔を隔てたピボット点５２′を有する第一リンク部材４４′を備え る。第一周辺トラス対の各々は、更に、脚スライダ部材に枢動自在に連結された 外端５６′を有する第二リンク５４′を備え、かくして、脚の上部分に滑動自在 に連結される。第一周辺トラス対の第二リンクは、内端５８′、長さ方向の中心 ６０′、及び、長さ方向の中心から外端の方へ同じ所定距離Ｌ₁′だけ間隔を隔 てたピボット点６２′を有する。第一周辺トラス対の各々の第一及び第二リンク のピボット点は、変形はさみ形体で枢動自在に連結され、その結果、第一及び第 二リンク部材は、先に図６に示したように、シェルターの第一の折り畳み位置で 、全体的に水平に他方の脚の方に短い距離伸びるけれども、先に図２に示したよ うに、第一及び第二リンク部材は第二の伸長位置に伸び、リンク部材の内端は脚 の上端より上に伸びる。 ３面の折り畳めるシェルターの実施の形態では、周辺トラス手段は、また、リ ンク部材の第二周辺トラス対６４′を有し、第二周辺トラス対６４′は、骨組み がシェルターの脚の更に上に伸びるように、第一周辺トラス対の各々に枢動自在 に連結される。第二周辺トラス対の各々は、好ましくは、組み合わせた第一周辺 トラス対の第二リンクの内端に枢動自在に連結された外端６８′、内端７０′、 長さ方向の中心点７２′、及び、長さ方向の中心点から内端の方へ所定距離Ｌ₂ ′だけ間隔を隔てたピボット点７４′を有する第一リンク６６′を備える。また 、第二周辺トラス対の各々は、好ましくは、組み合わせた第一周辺トラス対の第 一リンクの内端に枢動自在に連結された外端７８′、内端８０′、長さ方向の中 心点８２′、及び、長さ方向の中心点から外端の方へ所定距離Ｌ₂′だけ間隔を 隔てたピボット点８４′を有する第二リンク７６′を備える。第二周辺トラス対 の 各々の第一及び第二リンクのピボット点は、好ましくは、互いに枢動自在に連結 され、第二トラス対が、また、脚の間に全体的に水平に伸びる第一の折り畳み位 置から、第一周辺トラス対の上に伸びる第二の伸長位置まで伸ばせるように、変 形はさみ形体となる。更に、各第二周辺トラス対の内端は、好ましくは、シェル ター骨組みの一方の側の２つの脚の間に心出しされた接合点８６′で、他の第二 周辺トラス対の内端に枢動自在に連結される。 更に、図７に関して、また、３つの中央トラス手段８８′が設けられ、該中央 トラス手段８８′は、リンク部材の少なくとも２つの外側中央トラス対９０′を 有し、外側中央トラス対の各々は、接合点８６′で、直角なブラケット部材８７ ′によって、第二周辺トラス対の少なくとも１つの内端に枢動自在に連結され、 第二周辺トラス対及び外側中央トラス対の内端は、直角なブラケット部材８７′ に、枢動自在に連結される。外側中央トラス対の各々は、好ましくは、第二周辺 トラス対の第二リンクの内端に連結された外端９４′、内端９６′、及び、外側 中央トラス対の第一リンクの長さ方向の中心点に配置されたピボット点９８′を 有する第二リンク９２′を備える。また、外側中央トラス対の各々は、好ましく は、第二周辺トラス対の第一リンクの内端に連結された外端１０２′、内端１０ ４′、及び、外側中央トラス対の第二リンクの長さ方向の中心点に配置されたピ ボット点１０６′を有する第二リンク１００′を備える。外側中央トラス対の第 一及び第二リンクのピボット点の各々は、シェルター骨組みの側面の間に水平に 伸びるように、互いに枢動自在に連結される。 ３面の折り畳めるシェルターの実施の形態では、また、各中央トラス手段は、 リンク部材の内側中央トラス対１１０′を有し、内側中央トラス対の各々は、組 み合わせた外側中央トラス対の内端に枢動自在に連結される。内側中央トラス対 の各々は、好ましくは、外側中央トラス対の第二リンクの内端に連結された外端 １１４′、内端１１６′、及び、内側中央トラス対の第一リンクの長さ方向の中 心点に配置されたピボット点１１８′を有する第一リンク１１２′を備える。ま た、内側中央トラス対の各々は、好ましくは、外側中央トラス対の第一リンクの 内端に連結された外端１２２′、内端１２４′、及び、内側中央トラス対の第二 リンクの長さ方向の中心点に配置されたピボット点１２６′を有する第二リンク １２０′を備える。内側中央トラス対の第一及び第二リンクのピボット点の各々 は、シェルター骨組みの側面の間に水平に伸びるように、互いに枢動自在に連結 される。内側中央トラス対の第一及び第二リンクの各々の内端は、好ましくは、 内側中央トラス対の別の少なくとも１つの第一及び第二リンクの内端に枢動自在 に連結される。内側中央トラス対の内端は、好ましくは、シェルター骨組みが伸 長形体のときに天蓋を支持するために設けられた、少なくとも１つの垂直に向け た中央支持部材１３０′に連結される。上述したように、また、中央スライダ部 材は、好ましくは、内側中央トラス対の内端に枢動自在に連結され、シェルター 骨組みが伸長形体のときに、中央支持部材に滑動自在に係合するように配置され る。内側中央トラス対の第一リンクの各々の内端は、好ましくは、中央支持部材 及び中央スライダ部材の一方に枢動自在に連結され、内側中央トラス対の第二リ ンクの各々の内端は、好ましくは、中央支持部材及び中央スライダ部材の他方に 枢動自在に連結される。 また、好ましくは、３面の折り畳めるシェルターの実施の形態では、引張り手 段１３８が、好ましくは、脚スライダ部材と中央支持スライダ部材との間に連結 される。好ましくは、引張り手段は、各脚に固定された第一ケーブル１４０′、 中央スライダに固定された第二ケーブル１４４′、及び、第一及び第二ケーブル を互いに固定する、例えばオーバセンタタイプのケーブル係止のようなケーブル 係止１４８′を有する。また、中央支持部材は、天蓋をしっかりと引っ張るよう に、天蓋の中央をシェルター骨組みより上に更に伸ばすための頂ポール部材（図 示せず）を有するのがよい。 上記の説明に照らして、本発明は、高い屋根を有し、大きい頭上スペースを設 けるように切妻形になっていて、骨組みが伸長形体のときにシェルターのより大 きな強度と安定性をもたらす、迅速組立可能な折り畳めるシェルターを提供する 。 本発明の特定の形状を図示しかつ説明したけれども、本発明の精神及び範囲か ら逸脱することなく、種々の変形をすることができることは、上記の内容より明 らかであろう。従って、添付した特許請求の範囲の請求項に記載した内容を除い て、発明の限定がなされるものではない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも３つの側面及び少なくとも３つの角を有する天蓋と、前記天蓋を 支持する少なくとも３つの垂直配置の脚とを有し、前記脚の１つは前記天蓋の角 の各々の下に配置され、前記脚の各々は上端及び下端を有し、前記脚の各々に連 結された少なくとも１つの周辺トラス手段を有し、前記周辺トラス手段の各々は 第一及び第二リンク部材を有し、前記第一リンク部材は１つの前記脚の上端に連 結された外端を有し、前記第二リンク部材は前記脚に滑動自在に連結された外端 を有し、前記第一及び第二リンク部材は第一の折り畳み位置から前記脚の上に伸 びる第二の伸長位置まで伸ばせるように、はさみ形体で互いに枢動自在に連結さ れ、少なくとも２つの中央トラス手段を有し、前記各中央トラス手段は、はさみ 形体で互いに連結された一対の第一及び第二リンク部材を有し、前記中央トラス 手段の各々は１つの前記周辺トラス手段の内端に連結され、前記第一及び第二リ ンク部材は第一の折り畳み位置から第二の伸長位置まで伸ばせるように、はさみ 形体で互いに枢動自在に連結されていることを特徴とする折り畳めるシェルター 。 ２．前記周辺トラス手段は、前記脚の各々に連結されたリンク部材の２つの第一 周辺トラス対を有し、前記第一周辺トラス対の各々は第一リンク及び第二リンク を有し、前記第一リンクは１つの前記脚の上端に連結された外端を有し、各第二 リンクは前記脚に滑動自在に連結された外端を有し、前記第一及び第二リンク部 材は第一の折り畳み位置から前記脚の上に伸びる第二の伸長位置まで伸ばせるよ うに、はさみ形体で互いに枢動自在に連結され、前記第一周辺トラス対の各々に 連結されたリンク部材の第二周辺トラス対を有し、前記第二周辺トラス対の各々 は第一リンク及び第二リンクを有し、前記第一リンクは前記第一周辺トラス対の 対応する１つの前記第二リンクに枢動自在に連結され、前記第二リンクは前記第 一周辺トラス対の前記の対応する１つの前記第一リンクに枢動自在に連結され、 前記第一及び第二リンク部材は第一の折り畳み位置から前記第一周辺トラス対の 上に伸びる第二の伸長位置まで伸ばせるように、はさみ形体で互いに枢動自在に 連結されている、請求の範囲第１項に記載の折り畳め るシェルター。 ３．前記第二周辺トラス対の各々は、１つの他の第二周辺トラス対に枢動自在に 連結されている、請求の範囲第２項に記載の折り畳めるシェルター。 ４．前記各中央トラス手段は、リンク部材の外側中央トラス対を有し、前記外側 中央トラス対の各々は前記周辺トラス対の１つの内端に連結され、前記各外側中 央トラス対は第一リンク及び第二リンクを有し、前記第一リンクは前記第二周辺 トラス対の前記第二リンクの内端に連結された外端を有し、前記第二リンクは前 記第二周辺トラス対の前記第一リンクの内端に連結された外端を有し、前記中央 トラス対の前記第一及び第二リンクは第一の折り畳み位置から第二の伸長位置ま で伸ばせるように、はさみ形体で互いに枢動自在に連結され、リンク部材の内側 中央トラス対を有し、前記各内側中央トラス対は前記外側中央トラス対の１つの 内端に枢動自在に連結され、前記内側中央トラス対の各々は第一リンク及び第二 リンクを有し、前記第一リンクは前記中央トラス対の前記第二リンクの内端に連 結された外端を有し、前記第二リンクは前記中央トラス対の前記第一リンクの内 端に連結された外端を有し、前記内側中央トラス対の前記第一及び第二リンクは 第一の折り畳み位置から第二の伸長位置まで伸ばせるように、はさみ形体で互い に枢動自在に連結されている、請求の範囲第２項に記載の折り畳めるシェルター 。 ５．前記内側中央トラス対の前記第一及び第二リンクの各々の内端は、前記内側 中央トラスの少なくとも１つの他の前記第一及び第二リンクの内端に枢動自在に 連結されている、請求の範囲第４項に記載の折り畳めるシェルター。 ６．更に、前記天蓋を支持するための垂直に向けた中央支持部材と、前記中央支 持部材に滑動自在に係合するように配置された中央支持スライダ部材とを有し、 前記内側中央トラス対の前記第一リンクの各々の内端は前記中央支持部材及び前 記中央支持スライダ部材の一方に枢動自在に連結され、内側中央トラス対の前記 第二リンクの各々の内端は前記中央支持部材及び前記中央支持スライダ部材の他 方に枢動自在に連結されている、請求の範囲第４項に記載の折り畳めるシェルタ ー。 ７．更に、前記脚の各々に滑動自在に取付けられた脚スライダ部材を有し、前記 第二リンク部材の各々は１つの前記脚スライダ部材に枢動自在に連結されている 、請求の範囲第１項に記載の折り畳めるシェルター。 ８．更に、前記脚の各々に滑動自在に取付けられた脚スライダ部材を有し、前記 第二リンク部材の各々は１つの前記脚スライダ部材に枢動自在に連結され、更に 、前記脚スライダ部材と前記中央支持スライダ部材との間に連結された引張り手 段を有する、請求の範囲第６項に記載の折り畳めるシェルター。 ９．前記引張り手段は、複数の第一ケーブルを有し、前記各第一ケーブルは１つ の前記脚スライダに固定され、複数の第二ケーブルを有し、前記各第二ケーブル は前記中央支持スライダ部材に固定され、前記第一ケーブルの各々を対応する第 二ケーブルに固定するケーブル係止部材を有する、請求の範囲第８項に記載の折 り畳めるシェルター。 10．少なくとも３つの側面及び少なくとも３つの角を有する天蓋と、前記天蓋を 支持する少なくとも３つの垂直配置の脚とを有し、前記脚の１つは前記天蓋の角 の各々の下に配置され、前記脚の各々は上端及び下端を有し、前記脚の各々に連 結されたリンク部材の２つの第一周辺トラス対を有し、前記第一周辺トラス対の 各々は第一リンク及び第二リンクを有し、前記第一リンクは前記脚の上端に連結 された外端を有し、各第二リンクは前記脚に滑動自在に連結された外端を有し、 前記第一及び第二リンク部材は第一の折り畳み位置から前記脚の上に伸びる第二 の伸長位置まで伸ばせるように、はさみ形体で互いに枢動自在に連結され、前記 第一周辺トラス対の各々に連結されたリンク部材の第二周辺トラス対を有し、前 記第二周辺トラス対の各々は第一リンク及び第二リンクを有し、前記第一リンク は前記第一周辺トラス対の対応する１つの前記第二リンクに枢動自在に連結され 、前記第二リンクは前記第一周辺トラス対の対応する１つの前記第一リンクに枢 動自在に連結され、前記第一及び第二リンク部材は第一の折り畳み位置から前記 第一周辺トラス対の上に伸びる第二の伸長位置まで伸ばせるように、はさみ形体 で互いに枢動自在に連結され、前記第二周辺トラス対の各々は、１つの他の第二 周辺トラス対に枢動自在に連結され、リンク部材の複数の外側中央トラス対を有 し、前記外側中央トラス対の各々は前記周辺トラス対の１つの内端に連結され、 前記外側中央トラス対の各々は第一リンク 及び第二リンクを有し、前記第一リンクは前記第二周辺トラス対の前記第二リン クの内端に連結された外端を有し、前記第二リンクは前記第二周辺トラス対の前 記第一リンクの内端に連結された外端を有し、前記外側中央トラス対の前記第一 及び第二リンクは第一の折り畳み位置から第二の伸長位置まで伸ばせるように、 はさみ形体で互いに枢動自在に連結され、リンク部材の複数の内側中央トラス対 を有し、前記内側中央トラス対の各々は前記外側中央トラス対の１つの内端に連 結され、前記内側中央トラス対の各々は第一リンク及び第二リンクを有し、前記 第一リンクは前記中央トラス対の前記第二リンクの内端に連結された外端を有し 、前記第二リンクは前記中央トラス対の前記第一リンクの内端に連結された外端 を有し、前記内側中央トラス対の前記第一及び第二リンクは第一の折り畳み位置 から第二の伸長位置まで伸ばせるように、はさみ形体で互いに枢動自在に連結さ れ、前記内側中央トラス対の前記第一及び第二リンクの各々の内端は、前記内側 中央トラス対の少なくとも１つの他の前記第一及び第二リンクの内端に枢動自在 に連結され、前記天蓋を支持するための垂直に向けた中央支持部材を有し、前記 中央支持部材に滑動自在に係合するように配置された中央支持スライダ部材を有 し、前記内側中央トラス対の前記第一リンクの各々の内端は前記中央支持部材及 び前記スライダ部材の一方に枢動自在に連結され、内側中央トラス対の第二リン クの各々の内端は前記中央支持部材及び中央スライダ部材の他方に枢動自在に連 結されている、折り畳めるシェルター。 11．更に、複数の脚スライダ部材を有し、前記脚スライダ部材の各々は前記脚の １つに滑動自在に取付けられ、リンク部材の前記第一周辺トラス対の前記第二リ ンク部材の各々は前記脚スライダ部材の１つに枢動自在に連結されている、請求 の範囲第１０項に記載の折り畳めるシェルター。 12．更に、前記複数の脚スライダ部材と前記中央支持スライダ部材との間に連結 された引張り手段を有する、請求の範囲第１１項に記載の折り畳めるシェルター 。 13．前記引張り手段は複数の第一ケーブル、及び、複数の第二ケーブルを有し、 前記各第一ケーブルは１つの前記脚スライダに固定され、前記各第二ケーブルは 前記中央支持スライダ部材に固定され、前記第一ケーブルの各々を対応する 第二ケーブルに固定するケーブル係止部材を有する、請求の範囲第１２項に記載 の折り畳めるシェルター。 14．前記脚の各々は、入れ子式の上部脚部分、及び、前記上部分に滑動自在に取 付けられた伸長可能な底部脚部分を有する、請求の範囲第１０項に記載の折り畳 めるシェルター。 15．少なくとも４つの側面及び少なくとも４つの角を有する天蓋と、前記天蓋を 支持する４つの脚とを有し、前記脚の１つは前記天蓋の角の各々の下に配置され 、前記脚の各々は上部及び下部分を有し、前記脚の各々に連結されたリンク部材 の２つの第一周辺トラス対を有し、前記周辺トラス対の各々は第一リンク及び第 二リンクを有し、前記第一リンクは１つの前記脚の上端に連結された外端、内端 、中心、及び、前記中心から前記外端の方へ所定距離だけ間隔を隔てた中心ピボ ット点を有し、前記第二リンクは前記脚に滑動自在に連結された外端、内端、中 心、及び、前記中心から前記内端の方へ前記所定距離だけ間隔を隔てた中心ピボ ット点を有し、第一周辺トラス対の各々にある前記第一及び第二リンクは第一の 折り畳み位置から前記脚の上に伸びる第二の伸長位置まで伸ばせるように、前記 中心ピボット点で、はさみ形体で互いに枢動自在に連結され、前記第一周辺トラ ス対の各々に連結されたリンク部材の第二周辺トラス対を有し、前記第二周辺ト ラス対の各々は第一リンク及び第二リンクを有し、前記第一リンクは前記第一周 辺トラス対の対応する１つの前記第二リンクの前記内端に枢動自在に連結された 外端、内端、中心、及び、前記中心から前記内端の方へ前記所定距離だけ間隔を 隔てた中心ピボット点を有し、前記第二リンクは前記第一周辺トラス対の前記の 対応する１つの前記第一リンクの前記内端に枢動自在に連結された外端、内端、 中心、及び、前記中心から前記外端の方へ前記所定距離だけ間隔を隔てた中心ピ ボット点を有し、前記第二周辺トラス対の各々にある前記第一及び第二リンクの 前記中心ピボット点は第一の折り畳み位置から前記第一周辺トラス対の上に伸び る第二の伸長位置まで伸ばせるように、はさみ形体で互いに枢動自在に連結され 、前記第二周辺トラス対の前記内部端の各々は１つの他の第二周辺トラス対の内 部端に連結され、リンク部材の少なくとも４つの外側中央トラス対を有し、前記 外側中央トラス対の各々は前 記第二周辺トラス対の１つの内端に連結され、前記外側中央トラス対の各々は第 一リンク及び第二リンクを有し、前記第一リンクは前記第二周辺トラス対の前記 第二リンクの内端に連結された外端、内端、中心、及び、前記中心に配置された 中心ピボット点を有し、前記第二リンクは前記第二周辺トラス対の前記第一リン クの内端に連結された外端、内端、中心、及び、前記中心に配置された中心ピボ ット点を有し、前記外側中央トラス対の前記第一及び第二リンクの前記中心ピボ ット点の各々は枢動自在に連結され、リンク部材の少なくとも４つの内側中央ト ラス対を有し、前記内側中央トラス対の各々は前記外側中央トラス対の１つの内 端に連結され、前記内側中央トラス対の各々は第一リンク及び第二リンクを有し 、前記第一リンクは前記外側中央トラス対の前記第二リンクの内端に連結された 外端、内端、中心、及び、前記中心に配置された中心ピボット点を有し、前記第 二リンクは前記中央トラス対の前記第一リンクの内端に連結された外端、内端、 中心、及び、前記中心に配置された中心ピボット点を有し、前記内側中央トラス 対の前記第一及び第二リンクの前記中心ピボット点の各々は互いに枢動自在に連 結され、前記内側中央トラス対の前記第一及び第二リンクの各々の内端は、前記 内側中央トラス対の少なくとも１つの他の前記第一及び第二リンクの内端に枢動 自在に連結されていることを特徴とする折り畳めるシェルター。 16．更に、前記天蓋を支持するための少なくとも１つの垂直に向けた中央支持部 材と、前記中央支持部材に滑動自在に係合するように配置された中央スライダ部 材とを有し、前記内側中央トラス対の前記第一リンクの各々の内端は前記中央支 持部材及び前記中央支持スライダ部材の一方に枢動自在に連結され、前記内側中 央トラス対の前記第二リンクの各々の内端は前記中央支持部材及び前記中央スラ イダ部材の他方に枢動自在に連結されている、請求の範囲第１５項に記載の折り 畳めるシェルター。 17．前記脚の各々は脚スライダ部材を備え、前記脚スライダ部材の各々は前記脚 の１つに滑動自在に取付けられ、リンク部材の前記第一周辺トラス対の前記第二 リンク部材の各々は前記脚スライダ部材の１つに枢動自在に連結されている、請 求の範囲第１６項に記載の折り畳めるシェルター。 18．更に、前記複数の脚スライダ部材と前記中央スライダ部材との間に連結され た引張り手段を有する、請求の範囲第１７項に記載の折り畳めるシェルター。 19．前記引張り手段は、複数の第一ケーブル、及び、複数の第二ケーブルを備え 、前記各第一ケーブルは１つの前記脚スライダに固定され、前記各第二ケーブル は前記中央支持スライダ部材に固定され、前記第一ケーブルの各々を対応する第 二ケーブルに固定するケーブル係止部材を有する、請求の範囲第１８項に記載の 折り畳めるシェルター。 20．前記脚の各々は、入れ子式の上部脚部分と、前記上部分に滑動可能に取付け られた伸長可能な底部脚部分とを有する、請求の範囲第１５項に記載の折り畳め るシェルター。