JPH08508539A - タンク残油廃棄物の回収法 - Google Patents

タンク残油廃棄物の回収法

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JPH08508539A JP7513770A JP51377093A JPH08508539A JP H08508539 A JPH08508539 A JP H08508539A JP 7513770 A JP7513770 A JP 7513770A JP 51377093 A JP51377093 A JP 51377093A JP H08508539 A JPH08508539 A JP H08508539A
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Abstract

(57)【要約】 タンク残油廃棄物(11)を、高温の加圧されたタンク残油廃棄物を供給したフラッシュタンク(15)を用い、蒸気成分(19)と一層重質の残油(20)とを分離し、次に高温ガスと共にストリッピング反応器(51)へ供給し、塔頂蒸気(61)及び残余の固体(62)を生成させることにより回収する方法。そのような残余の固体は、別法として、上昇させた温度で熱分解反応器へ供給し、蒸気と固体残渣とを生成させる。蒸気流は、再生熱交換器と共に用い、前記タンク残油廃棄物をフラッシュタンクへ入れるのに適切な温度へ加熱する。或る再循環された物質を燃料として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】 タンク残油廃棄物の回収法 〔技術分野〕 本発明は、タンク残油廃棄物、掘削坑(pit)廃棄物、及び他の石油系スラッ ジを処理して、製油所基準を満足し、環境特性を改良する生成物を生成させるこ とに関する。 〔背景技術〕 最近、時々スラッジとして言及され、屡々省略して単にタンク残油(tank bot toms)と呼ばれているタンク残油廃棄物は、廃棄物規制によってそれらは環境的 に危険な廃棄物として屡々分類されているため次第に大きな問題になってきてお り、それに対応して困難な費用のかかる取り扱い問題を伴ってきている。しかし 、適切に処理することによって、この問題は解消し、得られる成分は利用性のあ る生成物になるか、又は普通のやり方で廃棄することができる。更にそれらの組 成は、原油、固形物及び水の混合物であるが、固形物及び水のかなりの部分を除 去することを必要とする製油所では受け入れることができない。 この利用可能なタンク残油廃棄物の量は、我が国での大きな油田地帯、パイプ ライン、及び製油所規模ためのみならず、ある廃棄方法を用いることができるよ うになるまでそれらのタンク残油を貯蔵して置くために、膨大な量に達している 。特に、製油所から遠く離れた油田地帯では、貯蔵は何年間も続いている。 そのようなタンク残油を処理する初期の試みは、幾つかの一般的方法を用いて いる場合が多い。標準的商業的濾過方法を用いた濾過は、ポンプ輸送が容易にで きる或るタンク残油に対して行われてきており、油の回収がかなり行われると共 に、容易に廃棄することができる固体残渣を生じている。更に有用な生成物を一 層よく回収するために、もしフロパンのような溶媒流が容易に利用出来るような 製油所と連結させてその装置を操作することができる場合には、溶媒抽出が用い られていた。抽出して得られた流れは次に製油所へ戻し、抽出された油を更に処 理する。溶媒抽出は機械的前処理からの濾滓に対して用いるか、或はポンプで送 る前のタンク中に直接用いる。更に、そのようなタンク残油を直接及び間接的に 処理するため時々生物学的処理が用いられている。 上記タンク残油処理に関する従来法の米国特許には次のものが含まれる: 上記リストに関し、ルッカーはタンク側面を傾斜させたスラッジ除去装置、及 び浮遊するスラッジペイント粒子を水から除去するように設計した適当なスキマ ー(skimmer)を用いて再循環させることについて記述している。ウエダは、排 水処理からの過剰のスラッジを処理するための嫌気性バクテリア、又はそのよう なバクテリアの作用を受ける他のスラッジ型物質を用いた処理装置を記述してい る。ランドリーは、液体炭化水素及び固形物のような廃棄物の粘度を低下し、除 去及び続く沈降による分離を行わせるため水蒸気及び再循環液体を用いて廃棄物 を処理する方法を記述している。これは特にタンクを清浄にするのに用いられて いる。 〔発明の開示〕 本発明の目的には、従来法の上記欠点を、製油所標準規格(standard)生成物 を回収し、環境的に許容できる廃棄物を生成するようにタンク残油を処理する方 法を与えることにより解決することが含まれる。更にその方法は、ポータブル( portable)にすることが可能であり、輸送経費を削減することにより一層大きな 経済的利点を与える、フィールド(field)操作に有用なものである。更に操作 コストが低いため、少量のタンク残油を離れた領域で処理することができる。 本発明は、最初のフラッシュ回収装置を、従来の装置操作と共にストリッピン グ反応器と組合せてこの経済的なタンク残油の回収及び処理を行う独特なもので ある。 〔図面の簡単な説明〕 第1図は、本方法の典型的な操作を示す工程図である。 〔発明の詳細な説明〕 タンク残油の処理を成功させる一つの鍵は、特にポータブルな操作が要求され る場合、必要な熱量を少なくするため再生成分を有効に利用することであり、そ のためストリッピング及び熱分解反応器系が適切になる。 これらのタンク残油を処理するのに最もよいやり方は、水及び軽質炭化水素を フラッシュし、更に炭化水素を抽出するため高温ガス(hot gas)ストリッピン グを用い、そして残渣が大部分固体物質であるため、或る熱クラッキングを含め た最終的熱分解を用いる諸工程を主に用いることである。 高温ガスとは、種々の源を含めた一般的用語である。それは上昇させた温度で 気体状態である蒸気状物質を意味しているが、どの場合でも、その温度は露点よ りも高い。それは燃焼ガス又は他の燃焼によって生成させることができ、或は別 法として、希望のガス組成物を加熱する別の熱交換器を通って供給する。 タンク残油の分析では、一例として、90%の油、5%の水、及び5%の固体 の組成を与えている。しかし、油が20%位に低い、又は固体が50%位に多い タンク残油を処理することはよくあることである。水の濃度は通常限定されない が、75%が指示された実際的限界である。重要な特徴は、そのようなタンク残 油がポンプ輸送できることである。通常遭遇する油、水及び固体のエマルジョン は、沈降によっては分離せず、非常に高価な遠心分離処理によって取扱うことが できるだけであり、その方法はここでは用いない。 そのようなタンク残油を処理するのに二つの大きな経済的条件を満足するのが 理想的である。第一は、最初の油の85〜90%を回収することであり、これを 行うため、フラッシュ及びストリッピング操作が設計されている。第二に、油中 に存在する最初の有機炭素の90〜95%を回収し、従って5〜10%だけがコ ークスとして失われ、熱分解及びクラッキング操作によりこの基準に到達すると 考えられる。コークスの形成は熱分解では普通に起きることなので、或るタンク 残油はこの第二の条件を満足することができない組成を有することがある。 有機炭素のこの回収が二次的に行われる或る場合には、ストリッピング反応器 だけを用い、熱分解反応器を全く省略することによって充分な油の回収を屡々行 うことができる。しかし、ストリッピング反応器だけから排出される固体は、熱 分解反応器から排出されるものほど環境的に有利なものではない。 ストリッピング反応器の前にフラッシュタンクを配置することにより、ストリ ッピング反応器は典型的な場合として最初のタンク残油の約50〜75%を処理 しさえすれば良い。この反応器導入量の減少は、本発明の重要な経済的特徴であ る。 本方法の典型的な工程図を第1図に示す。タンク残油11はある型のホールダ ー10中に存在し、そのホールダーはフィールドピット(field pit)、スラッ ジポンド(pond)、或はすえつけで又はトラック(truck)に取付けられた実際 のタンクでもよい。そのようなタンク残油は、ポンプで送る前に処理を必要とし ても或はしなくてもよい。ポンプ12は、恐らくスキマーと一緒になって、タン ク残油11を取り出し、それを再生熱交換器13を通って送り、そこでそれらは スクリュー反応器又はスクリュー装置51、又は他の標準的スクリューコンベア ーのストリッピング領域22から来る蒸気流50により加熱される。熱交換器1 3は、70〜90%の範囲の熱効率を生ずるのに充分な熱移動表面をもつのがよ く、その熱交換器中での重質油部分の部分的凝縮が実際的に可能な操作条件を表 している。再生加熱及び従来のポンプ輸送から約250〜450°Fの範囲で、 約20〜500psiaの圧力にある高温のタンク残油14を、フラッシュタン ク15へ送り、そこでフラッシュされた軽質油及び水はフラッシュ塔頂流として 流出し、軽質油凝縮器16及び分離器17でそのような油、水、及びガスについ て分離される。軽質油はポンプ18で適当な貯蔵部へ送る。しかし、もし必要な らば、幾らかは燃料として再循環する。分離器からのC1〜C5成分を大きな割合 で含むガス19を収集し、通常高温ガス発生器のための燃料、この場合には燃焼 ガスのための燃料を与えるために再循環する。しかし、過剰のガスが発生したな らば、それはフレアー(flare)80で燃焼する。約200〜425°Fの温度 範囲の液体20を表すフラッシュタンク15からの一層重質の残油を、ポンプ2 1によりスクリュー反応器51のストリッピング領域22中へ送り、そこで25 0°Fより高い温度を有する高温ガス71と接触させ、更に油を含む蒸気を追い 出し、再生熱交換器13に入る蒸気流50の一部分を補充し、それは次に重質油 凝縮器52を通過し、そのような重質油はポンプ53で貯蔵部へ送る。重質油凝 縮器52からの頂部流54を収集し、フレアー80で燃焼するか又は燃料又はス イープ (sweep)ガスとして再循環する。スクリュー反応器51は、更に固体物質又は 残余(remainder)を蒸気ロック(lock)64領域を通って熱交換器23中へ送 り、そこで電気抵抗加熱又は高温水蒸気によるなどして補充熱を59に供給し、 固体物質を約1000°F又は幾らかそれより高い温度へ上昇させ、熱分解及び ある場合には酸化を行わせる。スイープガス60は、この方法の他の部分から再 循環させたものでもよいが、熱分解生成物を取り込み、蒸気流61として出、再 生熱交換器13に入る前記蒸気流50と一緒にする。固体残渣62を63で保存 し、更に廃棄する。蒸気ロック64は、ストリッピング蒸気が熱分解領域中へ漏 れないように保持する。その領域では高温のため望ましくないコークスを生ずる であろう。高温ガス発生器70は、燃料を用いて必要な高温ガス71、この場合 には燃焼ガスを生成させ、それはスクリュー反応器51のストリッパー領域22 へ入る。高温ガス発生器70は本方法の種々の収集ガス73から燃料供給され、 同様に軽質油又はもし適切ならば重質油である付加的燃料74により燃料供給す ることが可能である。バーナー空気72を必要に応じ添加する。或る燃焼可能な 成分を含むレフトオーバー(left over)ガスを、もし適切ならば空気ブロアー 81を用いてフレアー80中で燃焼する。重質油凝縮器52及び軽質油凝縮器1 6は、もし適切ならば空気冷却し、又分離された水90の幾らかを冷却用塔と組 合せて用いることも可能である。 前で述べたように、選択された状況によって、熱分解反応器を用いない。従っ て、ストリッピング反応器から出た固体物質又は残渣は最終的に廃棄される固体 である。この場合には、ストリッピング反応器は一層高い温度の高温ガスで操作 されるのがよい。 幾つかの同等な方法を用いることができる。例えば、高温ガス発生器70は、 供給物として再循環された塔頂フラッシュ水を用いた水蒸気発生器により置き換 えることができ、或はもし入手できるならば、別の水蒸気源を用いることができ る。ストリッピングガスは今度は高温水蒸気である。しかし、凝縮した重質油は 前記水蒸気から凝縮する水から分離しなければならない。 他の同等な方法では、スクリュー反応器の代わりに流動床反応器を用い、この 場合、熱分解、又はある場合には熱分解と燃焼の両方を、もし一連の流動床から の塔頂流を用い独立に収集するならば、別個に進行させることができる。流動床 を用いる他の利点は、別個の装置としての高温ガス発生器を省略することができ ることである。それと流動床を組合わせる。経済的にはポータブル系を用いた小 さな方法には一般にスクリュー反応器の方が好ましい。しかし、もし本方法を製 油所に永久的に設置するならば、流動床の形式が一層効果的であろう。 別の同等の方法は、ストリッピング領域又は熱分解領域、又はその両方でスク リュー反応器の代わりに移動スクリーン(moving screen)、又は別法として移 動多孔質(moving porous)ベルト又は他の移動床(moving floor)反応器を用 いる。 反応器は第1図では水平に示されているが、ストリッピング領域又は熱分解領 、又はその両方のために傾斜した角度、恐らく15°までの角度で用いることも 可能である。従って、更に別の同等の方法として、ストリッピング領域又は熱分 解領域、又はその両方で、スクリュー反応器の代わりに傾斜した流動床反応器を 用いる。 熱分解によって用いられるスイープガスは、屡々別個に供給されるが、或る過 剰の高温ガスから得ることも可能である。このスイープガスは不活性であること が屡々であるが、この場合にはそのような高温ガスは、もしタンク残油の炭化水 素特性と両立することができるならば、少量の酸素を含んでいても良い。 フラッシュタンクの塔頂流から凝縮した殆ど純粋な水は、もし望むならばフィ ールドピット又はスラッジポンドに戻すこともでき、可能な再循環成分となる。 一般的設計条件は、タンク残油中の最初の油の量の約85〜90%を回収する ことが可能であることを示している。重質油と軽質油との回収分岐点を一般化す ることは困難である。なぜなら、それはタンク残油の最初の組成に大きく依存す るからである。熱分解装置は、燃料に利用できるガスの生成を増大すると共に、 残渣固体の油含有量を減少するように設計されている。 軽質油及び重質油の定義は幾らか任意的なものである。しかしこの方法では明 確に一方の収集された油液体は、他方のものよりも重く、即ち一層高い標準的沸 点曲線を有する一層粘稠の液体である。液体油流は勿論両方共、今や製油所の標 準規格に合うものである。なぜなら、水及び固体が殆ど除去されているからであ る。 一般的再生熱交換器が用いられ、70〜90%の熱効率を得るのが望ましい。 用語「再生ラベル(regenerative label)」とは、少なくとも一種類の流れが工 程の或る他の部分から再循環されることを意味する。解放型熱交換器を反応器の ストリッピング領域で用いる。なぜなら、二つの流れが物理的に混合され、更に それら二つの流れの間で物質移動が起きるからである。 全ての場合で排出された残渣は、全ての金属が環境的に許容できる酸化状態に なるように、燃焼が行われる任意的操作を更にもっていてもよい。 例1 フィールドで用いることが可能な熱負荷設計による全工程を試験するためにパ イロットプラント規模の操作を用いた。ワイオミング州シャイアンのムーア・ベ アリング社(Moore Bearing Co.)から得られた操作スクリューを小さなスクリ ュー反応器に改造した。それは少し大きな円筒状ケースの中で容易に回転する2 インチ直径のスクリューをもち、全体的に1/16〜1/4インチの間隙が存在してい た。理想的にはストリッパー領域は、約6フィートの長さをもち、高温ガス流を 分配するための下方プレナム(plenum)室を有するスクリューのためのトラフ( trough)容器を用いる。なぜなら、高温ガスと固体物質との直接の接触が望まし いからである。しかし、この実験装置では一時的な高温ガスプレナムを用いた。 上方プレナムは、ストリッパー領域を出て流れる蒸気流を慣用的ガス移動系へ送 る。スクリュー及び円筒状容器の平らな部分からなる蒸気ロック領域は、2フィ ートの長さでもよい。なぜなら、すっかりオーガしている(angering through) 固体物質は密封媒体として働くからである。即ち、幾つかのスクリューの回転に 相当する合理的な長さは、それを通って存在する大きな圧力差はないので、適切 な密封部として働く。熱分解領域は約4フィートの長さがあり、熱分解温度へオ ーガされた(angered)物質を加熱するため、水蒸気のような加熱媒体の入った ジャケット付外側室を持つか、又は別法として、電気加熱テープで包まれていた 。向流スイープガスを有するための手段が組み込まれていた。速度を変化できる 駆動装置を用い、供給物の滞留時間が約30〜45分、好ましくは後者の時間に なるように調節した。主題の実験で、供給物の速度は1時間当たり10ポンドで あった。約900°Fの高温ガスをストリッパー領域へ送り、一方熱分解領域を 約100 0°Fへ電気加熱し、別のスイープガスを用いた。どの場合でもタンク残油中の 油を85%回収する目的が達成された。しかし、熱負荷条件は、熱を再生的に回 収するのみならず、水及び或る軽質油を殆ど予め回収し、それによって前記スク リュー反応器の負荷を低下するために、スクリュー反応器の前に第1図のフラッ シュタンクを追加することが不可避になるような条件であった。 例2 スクリュー反応器は通常の在庫部品ではなかったが、大きさ、長さスクリュー のピッチ、スクリュー及び囲いの材料、非標準的囲い特性、モーターの大きさ及 び速度、ベルト又は鎖の駆動型、ギアリダクションボックス(gear reduction b ox)比、ベアリングの種類、固体を添加及び除去するための設備、操作温度範囲 、及び他の特殊な性質のような特徴を特定化することによって得ることが可能で ある。これらの仕様に従って、コロラド州デンバーのアクロジン社(Acrodyne C orporation)、又はワイオミング州シャイアンのムーア・ベアリング社などによ り、希望のスクリュー反応器の製造を行なった。更に、米国(Letters)特許第 4,347,119号明細書には、オイルシェール及びタールサンドを使用した 場合に用いられる同様なスクリュー反応器がかなり詳細に記述されており、その 明細書からの情報を参考のためここに入れてある。 例3 装置の制御を幾つか行なった。滞留時間はスクリュー速度により30〜45分 に設定した。しかし、好ましい時間は後者に近い時間であった。この滞留時間に 対し、ストリッピング領域が液体油の約95%を回収する希望の回収を達成する ように充分な接触領域を与えた。ストリッパー領域に供給される高温ガスの温度 は、数値上のシミュレーション又は別法として実験により決定して、最初のタン ク残油供給油から95%の蒸気を生成させるのに必要な温度にほぼなるように調 節した。このタンク残油供給油試料についての大気圧での一般的沸点曲線実験に よりこの情報を得ることができる。例えば、代表的タンク残油試料についての典 型的なシミュレーション試験で、95%の沸騰温度は893°Fであると推定さ れた。従って、高温ガスのための設定点として900°Fを用いた。 熱分解領域を、すっかりオーガしている固体物質が少なくとも約1000°F の温度になるように充分加熱した。これは実際的温度限界であった。なぜなら、 起きた熱分解及び熱クラッキングにより、温度がこの値を大きく超えて上昇する につれてかなり一層大きな割合のコークスを生じたからである。 最初のタンク残油組成物により、重質油凝縮器及び軽質油凝縮器及び水分離器 で生成したガスは、通常適切な高温ガス温度を得るのに必要な高温ガスを生ずる のに充分である。この試験実験でもこのことは当て嵌まり、実際燃焼される過剰 のガスが存在していた。もし存在するガスが不充分ならば、高温ガス発生器で軽 質又は重質油の補助的燃料が必要になる。 例4 本方法の典型的な試験実験で、表1に示したような結果が得られ、上で述べた 設計条件に充分適合した。 特別な態様についての上の記述は、本発明の一般的性質を充分表現しており、 従って、現在の知識を適用することにより、他の人々はその一般的概念から離れ ることなく、そのような特定の態様を種々の用途に従って容易に修正及び(又は )適合させることができ、従ってそのような適合又は修正は記載した態様と同等 の意味及び範囲内に入るものと解釈されるべきである。ここでの言葉使い又は用 語は記述のためであり、限定するためでないことを理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレイサー,ロナルド アール. アメリカ合衆国 82070 ワイオミング州 ララミー,ノース アダムズ 153 (72)発明者 ブレッチャー,リー イー. アメリカ合衆国 82070 ワイオミング州 ララミー,ハンコック ストリート 2131

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.高温の加圧したタンク残油廃棄物を供給したフラッシュタンクを用い、フ ラッシュした塔頂物と一層重質の残油とを分離し; 前記一層重質の残油を供給した蒸気ストリッピングのための手段、及び高温ガ スを用いて蒸気流及び残余の固体を生成させ;そして 前記蒸気流との熱交換器を用いて、前記フラッシュタンクに入る前の前記タン ク残油廃棄物に熱を移動させる; ことからなるタンク残油廃棄物を回収する方法。 2.加圧したタンク残油廃棄物が、更に約20〜500psiaの圧力範囲で 操作される、請求項1に記載の方法。 3.高温タンク残油廃棄物が、更に約250〜450°Fの温度範囲で操作さ れる、請求項1に記載の方法。 4.フラッシュされた塔頂物が、軽質油部分、水部分、及び残余のガス状物へ 凝縮される、請求項1に記載の方法。 5.一層重質の残油が、更に約200〜425°Fの温度範囲で操作される、 請求項1に記載の方法。 6.蒸気ストリッピングのための手段が更にスクリュー反応器を用いる、請求 項1に記載の方法。 7.蒸気ストリッピングのための手段が更に流動床反応器を用いる、請求項1 に記載の方法。 8.蒸気ストリッピングのための手段が更に移動スクリーン反応器を用いる、 請求項1に記載の方法。 9.高温ガスが、更に約250°Fよりも高い温度で操作される、請求項1に 記載の方法。 10. 高温ガスが、ガス状又は液体状の生成物流から再循環された燃料を燃焼 することから得られた燃焼ガスを含む、請求項1に記載の方法。 11. 熱交換器が、更に約70〜90%の範囲の熱効率をもって操作される、 請求項1に記載の方法。 12. 高温の加圧したタンク残油廃棄物を供給したフラッシュタンクを用い、 フラッシュした塔頂物と一層重質の残油とを分離し; 前記一層重質の残油を供給した蒸気ストリッピングのための手段、及び高温ガ スを用いて第一蒸気流及び残余の固体を生成させ; 付加的に前記残余の固体を加熱して熱分解し、第二蒸気流及び固体残渣を生成 せるための手段;及び 蒸気流との熱交換器を用いて、前記フラッシュタンクに入る前の前記タンク残 油廃棄物に熱を移動させる; ことからなるタンク残油廃棄物を回収する方法。 13. 加圧したタンク残油廃棄物が、更に約20〜500psiaの圧力範囲 で操作される、請求項12に記載の方法。 14. 高温タンク残油廃棄物が、更に約250〜450°Fの温度範囲で操作 される、請求項12に記載の方法。 15. フラッシュされた塔頂物が、更に軽質油部分、水部分、及び残余のガス 状物へ凝縮される、請求項12に記載の方法。 16. 一層重質の残油が、更に約200〜425°Fの温度範囲で操作される 、請求項12に記載の方法。 17. 蒸気ストリッピングのための手段が更にスクリュー反応器を用いる、請 求項12に記載の方法。 18. 蒸気ストリッピングのための手段が更に流動床反応器を用いる、請求項 12に記載の方法。 19. 蒸気ストリッピングのための手段が更に移動スクリーン反応器を用いる 、請求項12に記載の方法。 20. 高温ガスが、約250°Fよりも高い温度で操作される、請求項12に 記載の方法。 21. 高温ガスが、更にガス状又は液体状の生成物流から再循環された燃料を 燃焼することから得られた燃焼ガスを含む、請求項12に記載の方法。 22. 蒸気流が、更に熱分解反応器からの第二蒸気流と一緒にされた、ストリ ッピング反応器からの第一蒸気流を用いて操作される、請求項12に記載の方法 。 23..残余の固体が、更にタンク残油廃棄物からの液体油の約5%を含む組成 を持つように操作される、請求項12に記載の方法。 24. 残余の固体が、更に熱分解反応器からストリッピング反応器を分離する 蒸気ロックを通過することを含む、請求項12に記載の方法。 25. 残余の固体を付加的に加熱することが、更に約1000°Fよりも高い 温度へ上昇させることからなる、請求項12に記載の方法。 26. 熱分解するための手段が、更にスクリュー反応器を用いることを含む、 請求項12に記載の方法。 27. 熱分解するための手段が、更に流動床反応器を用いることを含む、請求 項12に記載の方法。 28. 熱分解するための手段が、更に移動スクリーン反応器を用いることを含 む、請求項12に記載の方法。 29. 熱分解するための手段が、更にスイープガスを用いて操作される、請求 項12に記載の方法。 30. スイープガスが、更に再循環ガスを用いて操作される、請求項29に記 載の方法。 31. 固体残渣が、更にタンク残油廃棄物からの有機炭素の約5〜10%の範 囲のものを含む組成をもつように操作される、請求項12に記載の方法。 32. 熱交換器が、更に約50〜90%の範囲の熱効率をもって操作される、 請求項12に記載の方法。 33. 約20〜500psiaの圧力範囲及び約250〜450°Fの温度範 囲で入るタンク残油廃棄物が供給されたフラッシュタンクを用い、フラッシュさ れた塔頂物で、軽質油部分、水部分、及び残余のガス状物へ凝縮されるフラッシ ュされた塔頂物及び約200〜425°Fの温度範囲の一層重質のフラッシュタ ンク残油を生成させ; 残余のガス状物、軽質油、及び重質油、又はそれらの組合せから選択された再 循環物質を燃焼することによって生成した、約250°Fより高い温度で入る燃 焼ガスと、上方プレナムガス蒸気流及び前記スクリュー反応器内に残った残余の 固体と共に前記一層重質の残油を供給したストリッピングスクリュー反応器を用 い; 前記残余の固体を、前記熱分解スクリュー反応器から前記ストリッピングスク リュー反応器を分離する蒸気ロックを通過させ; 残余のガス状物を再循環することによって生成したスイープガスを供給した熱 分解用スクリュー反応器を用い、前記残余の固体を約1000°Fより高い温度 加熱し、前記スイープガスによって生じた上方プレナム蒸気流を用いて操作し、 前記タンク残油廃棄物中に存在する有機炭素の約5〜10%の範囲のものを含む 固体残渣を排出し;そして 前記蒸気塔底流と共に熱交換器を用い、前記高温ガスが重質油部分及び残余の ガス状物に凝縮する前の前記タンク残油廃棄物へ熱を移動し、次に加熱された前 記タンク残油廃棄物を前記フラッシュタンクへ導入する、 ことからなるタンク残油廃棄物処理方法。
JP7513770A 1992-04-15 1993-11-08 タンク残油廃棄物の回収法 Expired - Lifetime JP2784270B2 (ja)

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