JPH08506918A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH08506918A
JPH08506918A JP7516638A JP51663894A JPH08506918A JP H08506918 A JPH08506918 A JP H08506918A JP 7516638 A JP7516638 A JP 7516638A JP 51663894 A JP51663894 A JP 51663894A JP H08506918 A JPH08506918 A JP H08506918A
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ロスマレン ヘラルド エデュアルド ファン
イョセフス アーノルダス ヘンリカス マリア カールマン
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Abstract

(57)【要約】 テープ状記録担体(109)を走査する光走査装置である。この装置は光ビーム(102)を記録担体(109)に集束して記録担体(109)上に走査スポット(111)を発生させる光学系(101、107)を具える。この装置は走査スポット(111)をテープを横切る方向に移動させる回転ポリゴンミラー(105)も具える。テープ状記録担体(109)は走査手段に対しテープの長さ方向に所定の速度で移動させる。こうして、記録担体の長さ方向を横切るトラック方向を有するほぼ一定のトラックピッチのほぼ平行なトラックが長さ方向に連続するトラックパターンに従って記録担体(109)を走査する。動作中、記録層上の走査スポットを走査方向を横切る方向に変位させる振動が発生する。これらの変位はトラックピッチを越える振幅を有する。記録担体の移動速度と走査の繰り返し周波数との関係を、繰り返し周波数を越える周波数を有する走査スポット変位の振幅がトラックピッチより小さくなるように選択する。この結果として、コントローラを使用する必要なしにトラックピッチをトラックの全長に亘ってほぼ一定に維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 光走査装置 本発明は、長さ方向パスを横切るトラック方向を有するとともにほぼ一定のト ラックピッチを有するほぼ平行なトラックが長さ方向に連続するトラックパター ンに従って媒体の層を走査する装置であって、光ビームを前記層に集束させ前記 層上に走査スポットを形成する光学手段と、前記光スポットを前記層上で特定の 走査方向を有する走査パスに沿って特定の繰り返し周波数で移動させる走査手段 と、前記媒体を前記走査手段に対し走査方向を横切る方向に所定の速度で移動さ せる駆動手段とを具え、動作中に、走査方向を横切る方向にトラックピッチを越 える振幅の変位を前記層上の走査スポットに生じさせる振動が発生する走査装置 に関するものである。 このような装置はUS4,901,297から既知である。この既知の装置で は、平行トラックのパスがテープ状記録担体上に得られ、この記録担体が光スキ ャナに対し移動される。光スキャナは記録担体をテープ状記録担体の移動方向を 横切る方向に繰り返し走査する。 記録中のトラッキングのために、既知の装置は走査スポットの位置を検出され たトラッキングエラーに応答してトラック方向を横切る方向に補正して記録用走 査スポットをトラックの中心にほぼ維持する微調整手段を具えている。この動作 中、トラッキングエラーは所定のトラックパターンに対し取り出される。この従 来装置の欠点は、記録中2つの連続するトラックの中心間隔(トラックピッチと も記す)を2つの連続するトラックの全長に亘ってほぼ一定に維持することは、 既に使用されている記録担体が予め記録されたトラックパターンを有する場合に しかできない点にある。 本発明の目的は、記録中連続するトラック間のトラックピッチをこれらのトラ ックの全長に亘って同一に維持しうる頭書に記載したタイプの装置を提供するこ とにある。 本発明の装置は、頭書に記載した装置において、前記速度と前記繰り返し周波 数との関係を、前記繰り返し周波数を越える周波数を有する走査スポットの変位 の振幅がトラックピッチより小さくなるように選択したことを特徴とする。 本発明の装置においては、所定の限界周波数以上では不所望な振動により生ず る走査スポットの変位がトラックピッチより著しく小さい値に減少するという事 実をうまく利用している。 トラックピッチが振動により生ずる走査スポット変位の振幅より大きくなる周 波数で走査することにより、トラックの長さ方向に見てトラック間隔をほぼ同一 に維持することが、走査スポット位置の再調整の必要なしに達成される。トラッ クピッチを大きく越える振幅を有する低周波数振動による走査スポット変位は多 数のトラックに均等に分配されるため、トラックピッチにごく僅かな影響を与え るだけである。 本発明装置の一実施例では、前記速度を測定信号に応じて制御する制御手段を 具えることを特徴とする。 この実施例は、(平均速度に比例する)平均トラックピッチが規定値に一定に 維持される利点を有する。速度は連続するトラックの中心間隔(トラックピッチ )を示す測定信号に応答して制御するのが好ましい。これを実現する装置の魅力 的な実施例では、電子光学測定手段が、光ビームをトラックパターンに集束させ 、この光ビームをこのトラックパターンでゼロ次ビーム及び1次ビームに変換せ しめる光学系と、ゼロ次ビームと1次ビームの一つとのなす角を示す検出信号を 前記測定信号として取り出す検出手段とを具えることを特徴とする。 速度を連続するトラックの間隔に基づいて制御する装置の他の実施例では、前 記光学手段が、前記走査ビームと一緒に衛星ビームを記録層に集束させ、この衛 星ビームにより前記走査スポットに対し所定の位置に位置する衛星走査スポット を記録層上に発生させる手段を具え、前記電子光学測定手段が衛星走査スポット から到来する光に基づいて前記測定信号を取り出す検出システムを具えることを 特徴とする。 情報記録用に好適であるのみならず記録情報の読取り用にも好適な装置の実施 例では、更に、前記光学手段内に介在し、走査スポットをトラック横断方向に規 定の変位範囲内で変位させるアクチュエータと、走査区域内の走査スポットの位 置を示す位置信号を発生する信号発生手段と、第1及び第2の状態にすることが でき、第1の状態では前記速度を前記測定信号に応答して制御し、第2の状態で は前記アクチュエータを前記測定信号に応答して制御するとともに前記速度を前 記位置信号に応答して制御する制御手段とを具えることを特徴とする。 本発明装置の他の実施例及びそれらの利点を図1−16を参照して以下に詳細 に説明する。 図1、4、5、6、9、及び11は本発明装置の種々の実施例を示し、 図2は本発明装置により実現される平行トラックのパスを示し、 図3は振動により生ずる走査スポット変位の振幅を周波数に対しプロットした ものを示し、 図7はトラックに対する走査スポットの位置を詳細に示し、 図8は走査スポットと位置測定信号Vpとの関係を示し、 図10は光検出器の平面図を示し、 図12は図11に示す実施例において走査スポットが追跡するパスを示し、 図13及び14は図11に示す実施例におけるポリゴンミラーの異なる位置を 示し、 図15は図11に示す実施例において生ずる走査スポットのパス及び関連する 信号を示し、 図16は図11に示す実施例の一部分の詳細を示す。 図1は本発明走査装置の一実施例を示す。 この走査装置は光源101、回転ポリゴンミラー105及び集束用対物レンズ 107からなる光走査システムを具える。光源101は、光学又は磁気光学記録 及び/又は読取装置に慣用されているタイプのものとすることができる。このよ うな光源は光ビーム102を発生する発生手段を具える。光ビーム102はポリ ゴンミラー105及び集束用対物レンズ107を経てテープ状媒体109、例え ば光ビーム102の光の影響の下で光学的に検出可能な変化を受ける光感知記録 層を有する記録担体の層に集束される。この記録層は磁気光学型又は光学型のも のとするこができる。光ビーム102は集束用対物レンズ107により記録担体 109の記録層上に極めて小さい光スポット111に集束される。光ビーム10 2が記録層に当たる記録表面上の区域110が詳細に示されている。詳細に示す この区域110において走査スポット111が光ビーム102により生ずる。 ポリゴンミラー105は反射小面108を有し、慣例の駆動手段(図示せず) により軸117を中心に回転される。この駆動手段は、例えば米国特許第5,1 71,784号及び欧州特許出願0459586号に詳細に記載されており、そ れらの内容はここに含まれているものとみなされたい。ポリゴンミラー105は 光源101に対し、ポリゴンミラー105が回転軸107を中心して回転すると き常に反射小面108の次の小面が光ビーム102によりヒットされるように位 置させ、記録層が走査スポット111により繰り返し走査されるとともに光スポ ット111が走査パス116を追跡するようにする。走査パス116に沿う走査 の繰り返し周波数fhはポリゴンミラー105の回転数(rpm)×ポリゴンミ ラー105の反射小面108の数に等しい。 図1に示す実施例は、更に、記録担体109を光走査システムに対し、走査パ ス116の方向を横切る方向yに速度vで移送させる駆動手段を具える。これら の駆動手段は、モータ115により駆動されテープ状記録担体109を巻き取る リール114を具え、このリールによりテープ状記録担体109をその長さ方向 に対応する方向yに移送する、図1に線図的に示す慣例のタイプのものとするこ とができる。方向yは図1に矢印119で示されている。 上述した記録装置は絶え間なく連続するトラックを記録し、これらのトラック の記録は記録担体109の記録層上の走査スポット111により走査される走査 パス116にて実施される。このように、平行トラックのパターンが実現され、 走査スポット111が記録層を走査するたびに新しいトラックが書き込まれる。 図2はこのようにして得られるトラックパターンを例示するものであり、トラッ クは符号120で示されている。トラックの長さはlで示し、トラックの中心間 隔(トラックピッチともいう)はpで示す。所定の速度v及び繰り返し周波数fh の場合、トラックピッチはv/fhに等しいくなる。 図1に示す装置の動作中、特に記録担体109の駆動手段により振動が生じ、 この振動により走査スポット111の下の記録層に変位が発生しうる。特に、ト ラック120を横切る方向の変位が不所望であり、これはこの方向の変位が連続 するトラック120のトラックピッチに影響を及ばすためである。従って、これ らの振動による走査スポットの変位をトラックピッチより小さくする必要がある 。連続するトラック120のトラックピッチの乱れは繰り返し周波数fh程度の周 波数又はこの繰り返し周波数より高い周波数を有する振動によりもっぱら生ずる 。 図3は、一例として、慣例の駆動機構−ポリゴンスキャナの組み合わせについ て、振動による走査スポット111の変位の振幅zを周波数に対しプロットして 示す。 図3から明らかなように、変位の振幅は繰り返し周波数が高くなるにつれて強 く減少する。10kHz以上の周波数では振幅は0.1μm以下に低下する。 1−2μmの慣例のトラックピッチの場合、連続するトラック120間のトラ ックピッチに及ぼす振動の影響は、10kHz以上の繰り返し周波数の場合には 無視しうるほど小さくなる。繰り返し周波数を振幅zがトラックピッチより小さ くなるように選択すれば、振動は連続するトラック間の間隔に小さな影響を与え るだけとなる。繰り返し周波数は振幅zがトラックピッチの20%になる限界周 波数以上に選択するのが好ましい。振動の影響は、繰り返し周波数をこの限界周 波数より高くするほど小さくなること明らかである。 繰り返し周波数をこの限界周波数以上に選択すると、連続する各対のトラック 間の間隔をトラックの全長に亘ってほぼ一定に維持する平行トラック120のパ スが得られる。 ポリゴンミラー105の駆動中、そのrpmは一般に一定に維持される。その 理由は、ポリゴンミラー105のrpmに影響を及ぼす動作状態は変化しない、 又は僅かに変化するだけであるからである。記録担体の駆動はそうではない。従 って、必ずしも必要ないが、記録担体の駆動手段には速度vを制御する帰還制御 を含めるのが好ましい。これは、例えば慣例の如く速度vを表す測定信号Vmを 取り出すことにより実行することができる。図4はこれを実現した実施例を例示 し、この図では図1と対応する素子には同一の符号を付してある。符号140は 測定信号Vmを取り出す慣例のタイプのテープ速度計を示す。この測定信号は比 較回路141の非反転入力端子に供給される。比較回路141の反転入力端子に は所望速度を表す基準信号Vmrが供給される。比較回路141は測定信号Vmと 基準信号Vmrとの差を表す出力信号を制御回路142に供給する。制御回路14 2の出力信号が駆動回路143の制御信号をトリガしてモータ115を駆動する 。制御回路142は、比較回路141の出力信号に応答してVmとVmrとの差を ほぼ零に維持する制御信号を発生する慣例のタイプのものとする。 図4に示す実施例は十分満足なものであるが、速度を測定信号Vmの代わりに トラックピッチを示す測定信号Vpの関数として制御するのが有利である。 スキャナが規則的構造を示すトラックを記録担体109に記録するタイプのも のである場合に、記録担体109の速度を測定信号Vpに応答して制御する実施 例を図5に示す。 図5でも図1及び4に示す部分と対応する部分には同一の符号を付してある。 測定信号Vpを取り出すために、この装置は光源150、例えば光ビーム151 を発生する半導体レーザを具える。光ビーム151は走査スポット111が記録 層109を反復走査する位置から小距離の位置にあるトラック120からなるト ラックパターン上に集束される。トラックパターンからなる規則的構造の結果と して、トラックパターンに入射した光ビーム151はゼロ次反射ビーム152及 び高次反射ビームに変換される。これらの高次ビームのうち1次ビーム153の みを示す。ゼロ次ビーム152と1次ビーム153との間の角度aの大きさはト ラック120のトラックピッチに依存する。光感知検出器154により、所望の トラックピッチのときの角度からの偏差を示す信号を取り出す。この光感知検出 器154は光感知面155の中心と光ビームが光感知面155に入射する点との 間の偏差を示す信号を発生する慣例のタイプのものとする。光感知検出器は、所 望の角度に対応する角度aの場合に1次ビームが検出器154の光感知面155 の中心に入射するように構成する。 検出器154の出力信号は、常にトラック120の実際のトラックピッチと所 望のトラックピッチとの偏差を示す。実際上、この出力信号を測定信号Vpとし て用いる。測定信号Vpは制御回路142に供給され、この制御回路がこの測定 信号Vpに基づいて、速度をトラック120のトラックピッチが所望のトラック ピッチに等しく維持される値に維持する制御信号を導出する。 図6は、信号Vpを異なる方法で取り出す実施例を示す。この図でも他の図に 示す部分と対応する部分は同一の符号で示す。 光源101の代わりに、この装置は光ビーム102に加えて衛星光ビーム10 3を発生する変形光源101aを具える。衛星光ビーム103も対物レンズ10 7により記録担体109の記録層に集束され、記録担体109の記録層上に極め て小さい衛星走査スポット112を発生する。ビーム103の強度は記録層に変 化を生じさせるには不十分にする。ビーム103は、トラック120の所望のト ラックピッチの場合に衛星走査スポットの中心がその前に記録されたトラックの エッジと一致するように集束させる。一例として、2つの連続するトラック12 0の間隔が所望のトラックピッチに等しい場合における走査スポット111及び 112の位置を図7に示す。記録担体109により反射された光ビーム103が 集束用対物レンズ107を経て光源101aに戻り、ここで反射ビームが慣例の タイプの光感知検出器に向けられ、受信光のパワーを示す検出信号を発生する。 この検出器の出力信号は信号Vpとして機能する。一例として、図8に信号Vpの パワーを走査スポット111により記録された瞬時トラックと走査スポット11 2により走査される隣接トラックとの間の距離の関数として示す。信号値Vpoは 所望の間隔Poに対応する。比較回路141は信号VpをVpoに対応する値を有す る基準信号Vprと比較する。比較の結果は制御回路142に供給される。この制 御回路が記録担体109の速度を、信号Vpと信号Vprが互いにほぼ等しい値に 維持される値に制御する。 上述した実施例はトラック120の記録用である。図9はトラック120の記 録用及び記録されたトラックの読取用の両方に好適な本発明装置の実施例を示す 。この図でも、他の図の部分に対応する部分は同一の符号で示す。この装置は、 光ビーム102及び衛星光ビーム103に加えて第2の衛星光ビーム104を発 生する変形光源101bを具える。ビーム102、103及び104は集束用対 物レンズ107により記録担体109の記録層に集束され、光ビーム102、1 03及び104がそれぞれ走査スポット111、112及び113を発生する。 ビーム102及び103は、光スポット111及び112の相対位置が図6に示 す装置において生ずる相対位置と同一になるように集束させる。光ビーム104 は、この光ビームにより生ずる走査スポット113と走査スポット112が走査 スポット111に対し対称になるように集束させる。 記録担体109により反射された光ビーム102、103及び104が集束用 対物レンズ107を経て光源101bに戻る。光源内において、これらの反射ビ ームが各別の光感知検出器に向けられる。図10はこれらの光感知検出器210 、211及び212を例示する。これらの検出器は、反射ビーム102が検出器 210に、反射ビーム103が検出器211に、反射ビーム104が検出器21 2にそれぞれ入射するように配置する。検出器210、211及び212は受信 光のパワーを示す検出信号を発生ずる慣例のタイプのものとする。検出器211 により発生される信号は信号Vpとして機能する。検出器210により発生され る検出信号は走査スポット111で走査されたトラックに得られる情報を表す読 取信号Vlとして機能する。検出器212により発生される検出信号は信号Vnと いう。予め記録されたトラック120を読み取る場合には、慣例の如く信号Vp と信号Vnとの差からトラッキングエラー信号Vreを得ることができる。このた めこの装置は差増幅器190を具える。トラッキングエラー信号Vreは制御回路 191に供給され、この制御回路が慣例の如く制御信号Vacを導出する。この制 御信号Vacが選択スイッチ192を経てアクチュエータ193に供給される。こ のアクチュエータは所定の素子、本例では集束用対物レンズ107を変位させて 光スポット111、112及び113をトラック横断方向に、所定の限定範囲内 で変位させることができる。変位範囲内の走査スポットの位置は位置検出器19 4により決定され、この検出器はこの検出器194に対する対物レンズ107の 位置を示す位置信号Vpaを発生する。この位置信号Vpaは他の方法で取り出すこ ともできる。例えば、対物レンズ107がバネ懸垂されている場合には、アクチ ュエータ193に供給される信号の直流成分がこの位置を表す。信号Vpaが比較 回路195により、走査スポット111、112及び113がそれらの変位範囲 の中心にほぼ位置する場合に対応する信号値を有する基準信号Vparと比較され る。 信号VpaとVparとの差を示す比較回路195の出力信号は選択スイッチ19 6を経て制御回路142に供給される。比較回路141の出力信号も選択スイッ チ196に供給される。選択スイッチ192及び196は制御回路197により 発生される制御信号Vsに応答して第1の状態又は第2の状態にしうる慣例のタ イプのものとする。第1の状態では選択スイッチ192が一定の振幅を有する信 号Vcoをアクチュエータ193に供給する。第1の状態では選択スイッチ196 が比較回路141の出力信号を制御回路142に通す。第2の状態では選択スイ ッチ192が制御回路191の出力信号をアクチュエータ193に通す。第2の 状態では選択スイッチ196が比較回路195の出力信号を制御回路142に通 す。 選択スイッチ192及び196を第1の状態(図示の状態)にすると、装置は トラック120を記録するのに好適な状態になる。この状態を以後書込状態とい う。この場合には素子141、142、144及び115からなる速度制御回路 が、図6に示す回路と同様に、速度をトラックピッチが所望の値になる値に維持 する。このときアクチュエータ193には一定の信号値を有する信号Vcoが供給 されるため、対物レンズ107は固定位置に維持される。 選択スイッチ192及び196を第2の状態にすると、装置は予め記録された トラック120を走査スポット111で走査するのに好適な状態になる。以後読 取状態というこの状態では、制御回路191の出力信号がアクチュエータ193 に供給される。この場合、素子190、191及び193からなる帰還制御ルー プがポジションチューナとして機能し、対物レンズ107の位置をトラッキング エラー信号Vreに応答して走査スポット111が走査すべきトラックに集束され つづけるように調整する。アクチュエータ193がその変位範囲の端で動かなく なるのを避けるために、記録担体の速度を素子194、195、142、144 及び115からなる帰還制御ループにより調整して、アクチュエータ193が平 均してその変位変位の中心に維持されるようにする。この速度制御ループは特に 低周波数妨害に応答するため、集束走査スポット111を走査すべきトラック1 20にほぼ維持する粗調整として機能する。上述の位置調整は特に高周波数妨害 に応答するため、この制御ループによれば走査スポット111を走査すべきトラ ック120上に精密に維持することができる。トラックピッチの変化は一つのト ラックでは無視しうるほど小さいので、位置調整はこれらの偏差を補償しうるよ うにする必要はない。この場合には、位置調整の周波数制御帯域の上限周波数を 走査の繰り返し周波数fhより低くすることもできる。前記繰り返し周波数以上の 妨害を補償しえない微調整を使用する場合には、書込状態中に走査スポットの位 置の微調整を行わないのが有利である。トラックが書き込まれる際に、種々のト ラック間のトラックピッチに、記録担体109の速度制御ループにより除去し得 ない小さな変化が発生することは真実であるが、このような変化はあまり重要で ない。2つの隣接トラック間のトラックピッチを一定に維持することだけが重要 である。この場合にはトラックピッチの変化に応答する微調整が余分になる。更 に、測定信号はトラックピッチに不必要な偏差を導く雑音を一般に含む。 図11−16を参照して、トラックピッチを示す測定信号Vpを異なる方法で 取り出す本発明の実施例を説明する。これらの図でも他の図の素子と対応する素 子は同一の符号で示す。 図11に示す走査装置は、光源1、回転ポリゴンミラー5、偏向ミラー6及び 集束用対物レンズ107からなる光走査システムを具える。光源1は光学又は磁 気光学記録及び/又は読取装置に慣用されているタイプのものとすることができ る。このような光源は光ビームを発生する発生手段を具え、本例では3つの光ビ ーム2、3及び4を発生し、それらのビーム方向は互いに僅かに相違し、2つの ビーム(2及び4)は中心走査ビーム(3)に対し対称である。走査ビーム2、 3及び4はポリゴンミラー5、偏向ミラー6及び集束用対物レンズ107を経て 記録担体109に集束される。光ビーム2、3及び4は集束用対物レンズ107 により記録担体109の記録表面上に極めて小さな走査スポットに集束される。 3つの光ビームの方向が相違するため、それらの走査スポットの位置も同様に相 違する。これらの光ビームが記録担体109に当たる記録表面部分110が拡大 して示されている。この拡大部分110には光ビーム3により生ずる第1走査ス ポットが11で示され、光ビーム2及び4により生ずる第2及び第3走査スポッ トがそれぞれ12及び13で示されている。 ポリゴンミラー5は反射小面8a,...,8gを有し、例えばUS5171 984及びEP−A−0459586に詳細に記載されている慣例の駆動手段( 図示せず)により軸17を中心に回転され、これらの刊行物はここに含まれてい るものとする。ポリゴンミラー5は光源1に対し、ポリゴンミラー5がその回転 軸17を中心に回転すると、小面8a,...,8gが一つづつ順に光ビーム2 、3及び4により照射されるため、走査スポット11、12及び13による記録 表面の反復走査が実現され、走査スポット11、12及び13がそれぞれ走査パ ス16、18及び19に沿って記録表面上を同時に移動する(図12参照)。光 ビーム2及び4は光ビーム3に対し対称であるから、光ビーム2及び4により生 ずる走査スポット12及び13は光ビーム3により生ずる走査スポット11に対 し対称になる。 ボリゴンミラー5は切頭角錐台の形を有し、その斜面が小面8a,..,8g を形成し、その回転軸17が底面とその中心で直角に交差する。換言ずれば、小 面8a,..,8gがポリゴンミラー5の回転軸17に対し斜角をなす。これら の斜角により走査スポット11、12及び13により追跡される走査パスが互い に平行にならないで、図12に示すように交差する。 その理由を図13及び14を参照して以下に説明する。 図13は、光ビーム2、3及び4が小面8aのほぼ中心に当たる位置にあるポ リゴンミラー5を示す。光ビーム2、3及び4がミラーに当たる点は矢印31で 示す方向にある。矢印30は回転軸17に直角な平面と小面8aの表面との交線 の方向を示す。 図14は、光ビーム2、3及び4が小面8aの縁42の近くに当たる位置にあ るポリゴンミラー5を示す。この位置では、光ビーム2、3及び4が小面に当た る点は矢印40で示す方向にあり、この方向は矢印41で示す回転軸に直角な平 面と小面8aとの交線の方向と相違する。 図13に示すポリゴンミラー5の位置の場合には光ビームが小面に当たる点の 相互位置は図12に示す走査スポット11、12及び13の位置に対応する。走 査スポット11’、12’及び13’の位置は図14に示す位置に対応する。 この走査スポットの位置の相互変化は走査スポット11に対する走査スポット 12及び13の走査パス16を横切る方向yの変位を生じ、第1走査スポットに 対する走査スポット12及び13の相対位置がポリゴンミラー5の回転位置及び 従って第1走査パス16上の第1走査スポット11の位置xに比例する。 上述した実施例では、回転軸を中心に回転可能な偏向素子として、回転軸17 に対し斜角をなす小面を有し、走査方向を横切る方向yへの走査スポット11、 12及び13の相互変位を生ずるとともに、走査スポット11に対する走査スポ ット12及び13の相対位置が走査パス16上の走査スポット11の位置xに比 例するように走査スポット11、12及び13を同時移動させるポリゴンミラー 5を用いる。しかし、このような走査スポットの移動は回転軸に対し斜角をなす 小面を有するポリゴンミラーとは異なる偏向素子により得ることもできる。代用 光学素子についてはベルギー国特許出願第09301395を参照されたい。 情報パターン含むトラックを記録するためには、光ビームの強度は一般に、記 録層に変化を生じさせる十分に高い書込レベルと変化を生じさせるには不十分な 読取レベルとの間に決める。磁気光学記録の場合には光ビームにより走査される 記録層上の点に実現される磁界変化により変化を生じさせることもできる。光ビ ーム2及び4の強度は記録層に光学的に検出しうる変化を生じさせるには不十分 なレベルにして、不所望な変化の発生を避けるようにする。 一例として、図15aにトラック75がどのように得られるかを示す。トラッ ク75には番号−7,..,−1,0も付けてある。走査パス16に沿う位置を 量xで示し、ポリゴンミラー5の関連する位置を、その中心に対する走査に使用 される小面の位置を示す量φ(°)で示す。ポリゴンミラー5の位置と走査パス 16上の走査スポット11の位置xとの間には明確な関係が存在する。3つの異 なる値のφ(φ=−θ1、φ=0、φ=+θ1)における光ビーム3による走査 スポットの位置を11’、11及び11”で示す。この3つのφ値における光ビ ーム2及び4による走査スポットの位置をそれぞれ12’及び13’、12及び 13、及び12”及び13”で示す。走査スポット11はパス16に沿って移動 するが、走査スポット12及び13はパス16と交差するパス18及び19に沿 って移動する。走査スポット11が位置x=−x1(mm)からx=0(mm)へ移 動するとき、走査スポット12が複数のトラックを通過するとともに走査スポッ ト13がまだトラック75が実現されてない記録層の部分に沿って移動する。走 査スポットが位置x=0(mm)から位置x=+x1(mm)へ移動するとき、走査 スポット13が複数のトラックを通過するとともに、走査スポット12がまだト ラック75が形成されてない記録層の部分に沿った移動する。走査スポット12 及び13がトラック75の一つと完全に又は部分的に一致する位置では、記録担 体109により反射された光がトラック75に生ずる変化のパターン(情報パタ ーンともいう)に従って変調される。変調の程度は走査スポットがトラック75 と一致する程度に対応する。記録装置は走査スポット12及び13から到来する 光を情報パターンにより生じた反射変調光に対応する検出信号に変換する既知の タイプの検出システムを具える。図1の実施例では、符号70及び71は走査ス ポット12及び13から集束用対物レンズ107、反射ミラー6及びポリゴンミ ラー5を経て光源1へ戻る光を変換する検出システムを示す。 検出システム70及び71は汎用タイプのものとすることができ、これ自体は 本発明の要部を構成するものでないので、線図的にのみ示す。更に、図11に示 す記録装置は、更に、走査パス16上の第1走査スポット11の位置を示す基準 信号S3を発生する手段と、検出信号S1及びS2及び基準信号S3から少なく とも測定信号Vpを導出する測定回路72を具える。この測定信号Vpの導出方法 を以下に説明する。 既に述べたように、走査スポット11、12及び13は同期移動する。走査方 向を横切る方向yに見た走査スポットの相互間隔の変化はポリゴンミラー5の位 置及び従って第1走査パス16上の走査スポット11の位置に比例する。所定の 値のφ(x)において走査スポット12及び13の中心が先に形成されたトラッ ク75の中心と一致する。これが生ずる所定値のφは走査パス16から走査スポ ット(12又は13)により通過された先に記録されたトラック75までの距離 に無関係である。先に記録されたトラック75の間隔はトラックピッチに等しい 一定値を有するため、走査スポットの中心がトラック75の中心を通過するφの 値は走査パス16と最後に記録されたトラック75(図15aのトラック番号− 1を有するトラック)との間の距離dyに依存する。これは、検出信号の最大及 び最小変調がポリゴンミラー5の所定の位置において生ずることを意味する。 一例として、図15bに、走査パス16から隣接トラックの中心(線80で示 す)までの距離dyが所望のトラックピッチに対応する場合における検出信号S 1をφ及び位置xに対しプロットして示す。図15cに、距離dyが所望のトラ ックピッチに対応する場合における検出信号S2を走査パス16の一部分につい てφに対しプロットして示す。更に、検出信号S1及びS2のエベロープS10 及びS20も図15a及び15bに示されている。これらのエベロープS10及 びS20は関連する検出信号S1及びS2の変調の程度を表すほぼ正弦波状変化 を有する。各エベロープS10及びS20の最大値は検出信号の振幅が最大にな る位置を示す。これらの位置は関連する走査スポットの中心がトラックの一つの 中心と一致する位置である。図15b及び15cに示すように、検出信号S1及 びS2とφ(及び位置x)との間に所定の関係がある。この関係は距離dyに依 存する。この距離が変化すると、エベロープS10及びS20の最大値及び最小 値が検出される位置が変化する。実際上、走査スポット12及び13の中心が走 査スポット11の種々の位置xでトラック75の中心と一致する。例えば、距離 dyが減少すると、エベロープS10の最大値が発生する位置が負方向に変化し (以後ポストカーシングという)、エベロープS20の最大値及び最小値が発生 する位置が正方向に変化する(以下プリカーシングという)。逆に、距離dyが 増大すると、エベロープS10の最大値が発生する位置が正方向に変化し(プリ カーシング)、エベロープS20が発生する位置が負方向に変化する(ポストカ ーシング)。従って、所望のトラックピッチに等しい距離dyの値のときの関係 に対する検出信号S1及びS2間の関係の偏差が距離dyと所望のトラックピッ チとの差を表す。走査スポット12及び13が走査スポット11に対し対称に位 置するため、dyの変化が検出信号S1と位置xとの関係に与える影響が検出信 号S2と位置xとの関係に与える影響と反対になることがわかる。 検出信号S1及びS2と基準信号S3との関係の偏差は測定回路により測定す る。 基準信号S3は、例えば偏向素子(図示の実施例ではポリゴンミラー)の位置 及び従って走査スポット11の位置xに対応する信号値を有する位置信号とする ことができる。 基準信号S3は位置検出器73から得られる。この位置検出器はポリゴンミラ ー5の速度及び/又は位置を制御する制御システム内に含めることができる。被 動物体の位置を示す情報信号が得られるドライバ回路が公知であるため、詳細は 省略する。 図16は測定回路72の実施例を示す。測定回路72は検出信号S1を受信す る入力端子81を有する。入力端子81は信号S4により制御されるスイッチ8 2により信号プロセッサ84の入力端子93に接続される。信号プロセッサ84 はその受信検出信号を、この検出信号に属する走査スポットがトラック75の一 つにほぼ位置することを示す第1論理値及び対応する走査スポットが2つのトラ ック75の間にほぼ位置ずることを示す第2論理値を有する2進信号S’に変換 する。この信号プロセッサ84はトラックずれ検出器とも称される慣例のタイプ のものとするこができる。このようなトラックずれ検出器は、例えば帯域通過フ ィルタ85、エベロープ検出器86及び比較器87の直列配置を具えることがで きる。 信号S’が回路84の出力端子に得られ、位相検出器88に供給される。一例 として、図15dに信号S’をφの関数として示す。位相検出器88の出力端子 は信号S6により制御されるインバータ回路89を経て測定回路72の出力端子 90に接続される。測定回路72は更に検出信号S2を受信する入力端子92を 有する。入力端子92は信号S5により制御されるスイッチ94を経て回路84 の入力端子93に接続される。 位相検出器88には更に信号S3が供給される。信号S3は本例ではパルス状 であり、そのパルス縁が検出信号に最大値及び最小値が発生すべき位置を示す。 一例として、図15eに基準信号S3を位置φの関数として示す。更に、図1 5f,15g及び15hに信号S4,S5及びS6をそれぞれ示す。 信号S4は0<φ<θ1に対し論理値”1”を有する。φがこの範囲の値のと き、走査スポット12はトラック75が既に実現されている記録層の部分に位置 し、検出信号S1がこれらのトラック75により生じた変調を示す。 信号S5は−θ1<φ<0に対し論理値”1”を有する。φがこの範囲の値の とき、走査スポット13はトラック75が既に形成されている記録層の部分に位 置し、検出信号S2がこれらのトラック75により生じた変調を示す。 信号S6は−30<φ<0に対し論理値”1”を有する。φ=0におけるパル ス縁(信号レベル遷移部)が走査スポット12がトラック区域75に位置するセ クションの境界を示す。 信号S3,S4,S5及びS6は位置検出器73により慣例の方法で発生させ ることができる。このような位置検出器73はこの目的のためにポリゴンミラー 5の軸に結合することができる。ポリゴンミラー5の軸に結合されたこのような 位置検出器は、できれば計数回路と組み合わせた所謂パルス円板を具えるものと することができる。このような位置検出器自体は既知であり、本発明の要部を構 成しないため、詳細な説明は省略する。 測定回路72の動作を以下に説明する。ポリゴンミラー5は一定の角速度で駆 動されるため、(偏向に使用される小面の位置を示す)φの値は−30°から3 0°の範囲内で一定に変化する。サブレンジθ<φ<0では、検出信号S2が信 号S5により制御されるスイッチ94を経て回路84に供給される。基準信号S 3と、検出信号S2から導出された信号S’との位相差が位相検出器88により 決定される。この位相差はdyが所望値のとき90°である(図15参照)。位 相検出器88は、信号S’とS3−90°との位相差に比例する(平均)信号強 度を有するとともに(平均)信号強度の符号が所望のトラックピッチに対するd yの偏差の方向を示す位相差信号を発生するタイプのものとすることができる。 簡単な例では、このような位相検出器は、例えば所謂排他的論理和回路を具える ものとすることかできる。しかし、多数の異なるタイプの位相検出器を使用する ことができる。dyの偏差の測定値であるこうして得られた位相差信号は可制御 インバータ回路89を経て測定回路72の出力端子90にそのまま供給する。 ポリゴンミラーが位置φ=0を通過する瞬時に、検出信号S2がスイッチ94 により阻止され、検出信号S1が信号S4により制御されるスイッチ82を経て 回路84の入力端子93に供給される。位相検出器88が基準信号S3と検出信 号S1に応答して得られた信号S’との位相差を検出する。先に考察したように 、dyが検出信号S1に与える影響はdyが信号S2に与える影響と反対である 。これは信号S6により制御されるインバータ回路89により補正される。実際 上、入力端子93における検出信号S2が検出信号S1と置き換えられる瞬時( ψ=0)に、インバータ回路89が駆動され、出力端子90に得られる位相差信 号を反転する。 信号S’の周期Tは走査スポット12又は13が通過する2つの連続するトラ ックの遷移間の時間差を示す。 記録に使用する走査スポット11がトラック75を横切る方向yに変動成分を 有する場合には、トラック75を横切る方向の走査スポットの位置が変化しない (dyが一定値)状態のときの値Tsに対し値Tの変化を生ずる。従って、Tの 実際値とTsとの差はトラック75を横切る方向yにおける走査スポット11の 速度の偏差を示す。ここでも、周期検出信号S1の位相に及ぼす速度の影響は周 期検出信号S2の位相に及ぼす速度の影響と反対になる。信号S’の周期TとT sとの差を決定するために、測定回路72はそれ自体既知のタイプの回路96を 具えるものとすることができる。この回路96は、例えば周期Tの長さを測定す るタイマ及びTの測定値とTsとの差を決定する減算器を具えるものとすること ができる。回路96は、信号S6により制御されるインバータ回路97を経て、 差信号を供給し、この差信号は出力端子98に得られる差の符号に対応する符号 を有する。信号S6により制御されるインバータ回路97は、走査スポット11 の速度が信号S1及びS2にそれぞれ及ぼす影響の差を補正するために使用する 。以上では、検出信号の周期を走査スポットの速度の目安を得るために決定して いる。当業者であれば、走査スポット11の速度の目安を得るために、信号S’ の周期に関連する異なる信号、例えば信号S’の周波数を示す信号を取り出すこ ともできること明らかである。 出力端子90の信号は測定信号Vpとして機能し、所望のトラックピッチに対 する瞬時トラックピッチの偏差を示す。出力端子98の信号はトラック75を横 切る方向yにおける走査スポットの速度を示す。この信号を以後信号Vsnという 。測定信号Vpを、できれば測定信号Vsnと組み合わせて、記録担体109の速 度をトラックピッチが所望値になる値に制御するのに使用することができる。 これは、例えば駆動手段(図1のリール14及びモータ15)の駆動速度を測 定信号Vpとできれば測定信号Vsnとの組み合わせから制御回路100により取 り出された制御信号に応答して調整することにより実行することができる。 このような制御の帯域幅は一般に駆動手段(リール14及びモータ15)の慣 性のために制限されるため、このような制御に対してはdyの低周波数偏差を補 償することができるのみである。しかし、本発明で選択する走査繰り返し周波数 の場合には、高周波数偏差を除去するチューニングを省略することができる。 走査スポット及びトラックピッチを測定信号Vp及び速度信号Vsnの両方に応 答して制御するのが有利であるが、これは必ずしも必要ない。例えば、この位置 を測定信号Vpのみに応答して制御することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),JP 【要約の続き】 維持することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.長さ方向パスを横切るトラック方向を有するとともにほぼ一定のトラックピ ッチを有するほぼ平行なトラックが長さ方向に連続するトラックパターンに従っ て媒体の層を走査する装置であって、光ビームを前記層に集束させ前記層上に走 査スポットを形成する光学手段と、前記光スポットを前記層上で特定の走査方向 を有する走査パスに沿って特定の繰り返し周波数で移動させる走査手段と、前記 媒体を前記走査手段に対し走査方向を横切る方向に所定の速度で移動させる駆動 手段とを具え、動作中に、走査方向を横切る方向にトラックピッチを越える振幅 の変位を前記層上の走査スポットに生じさせる振動が発生する走査装置において 、前記速度と前記繰り返し周波数との関係を、前記繰り返し周波数を越える周波 数を有する走査スポットの変位の振幅がトラックピッチより小さくなるように選 択したことを特徴とする走査装置。 2.前記走査スポットの変位の振幅がトラックピッチの20%以下であることを 特徴とする請求の範囲1記載の装置。 3.前記速度を測定信号に応じて制御する制御手段を具えることを特徴とする請 求の範囲1又は2記載の装置。 4.媒体の記録層に、走査パスに一致する光学的に検出可能なトラックパターン を記録する請求の範囲1、2又は3に記載された装置において、前記トラックパ ターンから、連続的に記録されたトラックの間隔を示す測定信号を取り出す電子 光学測定手段を具えることを特徴とする装置。 5.前記電子光学測定手段が、光ビームをトラックパターンに集束させ、この光 ビームをこのトラックパターンでゼロ次ビーム及び1次ビームに変換せしめる光 学系と、ゼロ次ビームと1次ビームの一つとのなす角を示す検出信号を前記測定 信号として取り出す検出手段とを具えることを特徴とする請求の範囲4記載の装 置。 6.前記光学手段が前記走査ビームと一緒に衛星ビームを記録層に集束させ、こ の衛星ビームにより前記走査スポットに対し所定の位置に位置する衛星走査スポ ットを記録層上に発生させる手段を具え、前記電子光学測定手段が衛星走査 スポットから到来する光に基づいて前記測定信号を取り出す検出システムを具え ることを特徴とする請求の範囲4記載の装置。 7.前記光学手段内に介在し、走査スポットをトラック横断方向に規定の変位範 囲内で変位させるアクチュエータと、走査区域内の走査スポットの位置を示す位 置信号を発生する信号発生手段と、第1及び第2の状態にすることができ、第1 の状態では前記速度を前記測定信号に応答して制御し、第2の状態では前記アク チュエータを前記測定信号に応答して制御するとともに前記速度を前記位置信号 に応答して制御する制御手段とを具えることを特徴とする請求の範囲6記載の装 置。
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