JPH08506292A - リィトレッディング装置 - Google Patents

リィトレッディング装置

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Abstract

(57)【要約】 タイヤトレッド装置に関し、トレッドストリップをタイヤ・ケーシングの上に当接し、そしてタイヤ・リィトレッディング装置は、トレッドをタイヤ・ケーシングヘ供給するためのトレッド供給装置と、クッション・ガム層を押し出すための押出機とを有する。本装置は押出用ダイを画定する2個のリップを有する。タイヤ・ケーシングの移動方向で、2つのリップの一方は、タイヤ・ケーシングに向かって後方に突出している。リップは、タイヤ・ケーシング(13)に接触しているリップは当接部(40)として形成され、そしてそれはタイヤ・ケーシング(13)を変形する圧力で、タイヤ・ケーシング(13)に押しつけられる。

Description

【発明の詳細な説明】 リィトレッディング装置 本発明は、タイヤのリィトレッディング装置及びリィトレッディングの方法に 関する。 タイヤのリィトレッディングは現在2つの異なった方法で実施されている。 A.モールド硬化(mold cure)リィトレッディング法において、タイヤ・ケ ーシングが、未硬化ゴム(rubber)のブランク・トレッド(blank tread)にト レッドのタイヤ・ケーシングに面しているクッション・ガム(gum)層を加える ことによって形成され、その後硬化される。この場合には、トレッドパターンが トレッド・ストリップに刻印され、そしてタイヤ・ケーシングとの結合は、一時 に一本のタイヤのみを収容するモールド内に圧力と熱を加えることで確実に与え られる。作業温度は約150℃である。この方法は、資本集約的である。 B.既硬化(precure)リィトレッディング法において、既に硬化され、平坦 なモールド又は環状モールド内でパターンが刻印され、さらにタイヤ・ケーシン グと適合する寸法調整されたトレッドが、予め未硬化なビンディング又はクッシ ョン・ガムの薄層でタイヤ・ケーシングに接着される。これはかなり低い温度( 95℃と120℃との間の温度)および低い圧力でオートクレーブ内で行われる 。通常、多数のタイヤを同時に処理することができる。この方法は資本集約度が 遥かに少ない。 両方の方法ともタイヤ・ケーシング(カーカス)を準備することと、擦り切れ たトレッドの除去が必要であり、即ちタイヤ軸に平行な面で曲がっている一様な 表面(所謂「バッフィング半径」或いは「バッフィング外形」)を生成するバッ フィング工程とが必要である。この方法により、荒さの程度は、新しいトレッド の接合を可能とする予め決められた程度になる。 特に、自動車タイヤよりもユニットの価格がずっと大きいことを示しているト ラック・タイヤのリィトレッディングにおいて、タイヤ・ケーシングの表面上に 現れる局部的な損傷を修復する別な操作が行われる。これは、凹凸は有るがギザ ギザのない表面が露出するまで、損傷された領域を研磨することにより行われる 。その後「スカイブ(skives)」は加熱した修復用材料、一般にはクッション・ ガムで充填される。これは、しばしば手動の器具の大きさの、小さい押出機によ って行われるが、これは非常な配慮と注意とを要する労働集約的な操作である。 特に、既硬化リィトレッディングにおいては、接合剤及びクッション・ガムが 通常では80℃を越えない処理温度でのローラー式つや出し機のつや出し操作( calendering operation)によって、幅の広いシートとして、歴史的に製造され てきた。クッション・ガムは冷却されて、中間のプラスティック層と共に丸めら れ、その後タイヤの様々の大きさに対応した幅に切断され、そして既硬化タイヤ を「組立てる」という労働集約的操作の部分として用いられる。 この方法を用いる理由は、クッション・ガムが、化合物合成により作られ、オ ートクレーブ内で適度な時間硬化を受けその後、保管中に「熟成」し始めるよう に設計される。すなわち、クッション・ガムは、その全体が不完全に接着される か、或いは一部が不完全に接着されず、十分には接合されない程度に既に硬化し 始めている。換言すれば、特に押出しシートがつや出しシート(calendered she et)より薄いか、又はより一層薄くなければならない場合、押出しが十分注意さ れ制御された条件の下で実施されない限りは、押出し操作において「表面焼け」 を生じる傾向にある。 このことにより、押出用ダイが、タイヤ・ケーシングの幅、即ち約140mm 乃至350mmを有するが、クッション・ガムに対して1.2mm又は1mm厚 さ以下のダイ開口の幅をもつことが必要となる。これは膨張係数によるもので、 0.4mmまで大きく下がる。この結果、押出し操作中に高い逆圧が発生し、そ して押出し温度をゴム供給者によって安全と考えられている範囲、即ちつや出し 操作の範囲に留めるのが実質的に不可能となる。この場合、6乃至15℃だけ温 度を越えることは、合成物に依存するが、既に臨界値と考えられている。 安全な接着に対する保証はゴム供給者の義務であるので、個々のリィトレッダ によって使用されるバフされたケーシング(buffed casing)へクッション・ガ ムを直接に当接するための押出用装置は、ゴム供給者からの支持を得なかった。 このように、市場には直接当接用のクッション・ガム押出機が数年間あって、 そして又数名のリィトレッダによって使用されてきたけれども、この技術の広範 な適用は未だない。 さらに、「グリーン」接着剤、即ち硬化前の接着剤の安全性のために、用意さ れたタイヤ・ケーシングの表面にゴム溶液を散布するという従来の産業上の実施 法が、数名のリィトレッダによって未だに行われている。 しかしながら、このようなゴム溶液は健康上の危険を与える揮発性物質を含ん でいる。したがって、カリフォルニアの幾つかの地域、及びドイツ連邦共和国の 一つの州においては、このようなゴム溶液を散布することは既に禁止されていて 、リィトレッダ達はこの方法を除去しなければならない。おそらく、この処置が 世界中に広まるであろう。 本願出願人の米国特許第5、162、070号によれば、回転するタイヤ・ケ ーシングの上への直接的な押し出しのためのビンディング又はクッション・ガム 押出機は既知である。この押出機でクッション・ガム層は基本的には、厚さ1. 2mm以下のゲージに当接され、そしてゆるい弾性的な力で、タイヤ・ケーシン グに当接され、これによって水平面でのダイ半径が、実際に起こるところの最も 大きい「バッフィング半径」に一致する。加えられる圧力のより大きい又はより 小さい圧力外で、押出されたクッション・ガムは、急速に冷却され、ケーシング の外部領域で収縮し、そして空気を含有すること無しに良好な粘着性を得る。 この原則は、薄い「翼」又は横方向への側面を有する既硬化トレッドに対して クッション・ガムがケーシングの側壁の下方20mm又は30mmに当接される ときでも有効である。押出し速度は、側面板を機械的に動かすことによって行わ れる幅の調整するために変動され、同様に当接されるクッション・ガム層の厚さ に影響を与えるよう変動される。この目的のために、ケーシングの回転速度の調 節を限界の範囲内で行われる。これ等の調節は、制御装置によって互いに接続さ れ、かつプログラムされる。 ヨーロッパ特許出願0528683A1号は同様の装置を示している。それに は、タイヤ・ケーシングの幅に対して押出しの幅を調節する別の方法、すなわち 、水平面の外にある縦軸のまわりの押出ヘッドの回転を調節する方法が提案され ている。その水平面内には、押出ヘッドがタイヤ・ケーシングの表面の最大幅を 収容するために在る。 形成ダイ(forming die)の半径に対するタイヤ・ケーシングの表面の適合性 を総ての角度において保証するため、ダイはスペーサ・リップ(spacer lip)を 備えている。それは、タイヤ・ケーシングの回転によって押し出されたクッショ ン・ガムの残された上流部がくる位置で、ケーシングに接触する。タイヤ・ケー シングの表面から僅かに離れている別のリップは、クッション・ガムの層の外形 を画定する。 ドイツ国特許出願DE4025459A1号は、タイヤ・ケーシングの上へ、 押出されたクッション・ガムの薄いそして狭いストリップを螺旋状に巻くことを 教示している。螺旋状に巻かれたストリップは互いに重なり、そこでは空気の含 有の回避は確実ではない。この引用は、この性質をモールド硬化に対してトレッ ド・ブランクを作り出すための広く知られたストリップ巻きの方法、例えばドイ ツ国特許第1729555号公報に開示の方法を含みむ。 これ等の既知の総ての方法は、クッション・ガム押出機を、小さいダイ・スロ ットで、即ち、ダイに生まれた高い逆圧力のモードで動作させる。したがって、 クッション・ガム・シートに対する通常のつや出し操作の動作温度を越える押出 し温度範囲で操作する。また、これ等の方法のどれもがスカイブ・フィリング( skive-filling)に影響を与えることはない。 フランス国特許出願2359700号はスカイブの充填、及び未だバフされて いないタイヤ(unbuffed tires)の損傷した斑点に関し言及している。この場合 には、トレッド・ストッリップは、モールド硬化リィトレッディングに使用され る。 このことを実現するために、ダイ・ヘッドには、タイヤの所望の外形に適した 取り替えのできるダイが設けられている。しかしながら、ダイはタイヤ・ケーシ ングの表面に向かって前進するが、それと接触せず、そしてゴムが押出機によっ て当接されるタイヤ・ケーシングの表面に対し一定の距離をあけている。トレッ ド・ストリップ層が、下流にあるダイの中心に対するタイヤ・ケーシングの回転 によって、ダイの出口とタイヤ・ケーシングとの間で形成されたゴムの固まりか ら形作られる。ここで、ダイの開口ば、タイヤ・ケーシングと下流の曲線状のダ イ表面との間でそれ自身調節される。これ等の間の半径方向の距離はタイヤ・ケ ーシングに当接されたトレッド・ストリップの厚さを決める。 知られている限りでは、それ等は通常の方法で用意され、そしてバフされたケ ーシングでのみ使用されていて、そしてこの場合にはわずかの程度でスカイブ・ フィリングの目的に役立っていたが、このような機械をモールド硬化リィトレッ ディングに応用することを見い出した。 これに対する一つの理由は、スカイブを充填する材料が、走行距離と道路保持 とのために合成されたトレッド・ゴムで、通常使用される柔らかくて、粘着性の クッション・ガムではないということである。より重要な理由は、押出機、及び 余分の可塑性を与えられたゴムへの押圧によって生成された圧力は自由に大きく なることができ、そしてゴムが任意の、だが浅いスカイブの穴へ入っていくこと を保証するのに十分ではないことにある。しかしながら、スカイブの穴はゴムが 容易に流入し得るように注意深く形作られているということである。実際には、 このことはスカイブ操作者が、どのスカイブを通常の方法で充填すべきか、そし てどれが機械によって充填することができるかについての判断をしなければなら ないということを意味する。このことにより、多くのリィトレッダの受け入れる ことのできない品質管理における不確実性につながる。 さらに、この方法では、タイヤ・ケーシングの完全な回転の後の、押し出され たものの始めと終わりを結合することが一つの問題であって、この結合、又は所 謂「スプライス(splice)」は一般には追加の操作、即ち余分のゴムの切取と、 潜在的な廃棄物を生成することとを必要とする。 さらに、トレッドの厚さが、カーカスが正確に中心に置かれていないときは大 きな変動を示すというのは不都合である。 上述の如くであるので、本発明の目的は、請求項1の冒頭部分に係るリットレ ッディング装置を提供するとともに、請求項12の冒頭部分に係るリットレッデ ィング方法を提供することにある。リィトレッデッド・タイヤの製造における安 全性が向上し、一方必然的に伴う労力及びコストが大幅に減少する。 発明によれば、この目的は請求項1及び12によって、それぞれ解決される。 有利な進展は、サブクレームでクレームされる。 驚くべきことには、発明のタイヤ・リィトレッディング装置は、従来のマニュ アルによる作成、即ち損傷された場所を研磨することにより穴及びスカイブの完 全な充填を実現している。このことによってクッション・ガムの温度を適当に選 択可能となり、これにより、クッション・ガムのタイヤに対する粘着がより低い 温度で、発明の当接部の押圧力にさからって、クッション・ガム層がタイヤ・ケ ーシングの表面によって運ばれる。強い押圧力によって空気の含有の形成がより 安全に避けられる。同時に、より低い温度では、クッション・ガムが明確に安全 な温度範囲内で確実に働かされるので、ゴム製造業者の仕様書をつや出し操作の 範囲内として保持することができる。 タイヤ・ケーシングの内側のスカイブ及び穴を、温かく且つ粘着性で柔らかい クッション・ガム材料を広げて埋めることを、発明による自動化された方法で行 えば、小さい修理用の押出機によって行われるマニュアルによる充填は完全に無 用となる。 適用される押圧力によって、クッション・ガム材料のタイヤ・ケーシング表面 の荒さへの浸透が保証されるという点については特に好都合である。バフされた ケーシング表面が清潔であるということだけが必要とされる。このことで「グリ ーン」接着剤のためのゴム溶液のスプレイを取り除き、そしてそれによって環境 の汚染を除去するとともに、完全な作業場をも取り除く。 クッション・ガム層が、現にある余分のクッション・ガム、例えば、回転する タイヤから巻かれたもである「ローリング・バンク(rolling bank)」の形のク ッション・ガムによって、安全に穴及びスカイブに侵入するので、マニュアルで 充填するという処置を除去することができる。これ等の処置は、品質保証の点に おいて、労働集約的であるとともに、生産品の品質に対して決定的である。 発明は、トレッド・ゴムより遥かに高価なクッション・ガムができるだけ薄い 層として用いられる既硬化されたトレッド・ストリップによるタイヤ・リィトレ ッディングに対し使用され得るだけでなく、モールドを硬化することによるによ るリィトレッディングにも使用され得る。この場合、ベース・ガム(base gum) は、特にトラック・タイヤについては、トレッド・ガムより廉価である。従って 、図9に示されているように、ベース・ガムがタイヤ・ケーシングの中心でより 薄く、そしてタイヤのベースとしてリィトレッディングするのに必要とされる大 部分のゴムを形成するために肩へ向かってより強いように用いられることができ る。これは費用及び品質の有利さに帰着する。 少なくともタイヤ・ケーシングの幅をカバーするように調節され、そして少な くともクッション・ガム層の中間の厚さの倍数だけ互いに離れている2つのリッ プ(lips)を有する押し出し用ダイが備えられるときは、特に有利である。これ によって押出機は、既知のクッション・ガム・シートをつや出しする温度より幾 らか高い押し出し温度を許容するわずかなダイ抵抗で有利に操作される。 更に加えて、タイヤ・ケーシングの回転方向によって決められる、所望のクッ ション・ガムの流れの下流にあるリップは、用いられるクッション・ガム層の中 間の厚さの倍数大きな間隔だけ他のリップに関して突出していて、そしてタイヤ ・ケーシングの表面と接触する当接部として形成される。 当接部が曲率を有するときは特に有利である。この曲線は完全に円形であるこ とは要求されないが、部分的には少なくともリィトレッドされる任意のタイヤの 可能な最も大きいバフ半径すなわち無限大の半径、即ち直線をもつ極限状況まで に対応する半径を有する。このため、押出機の大きな押圧力の下において、タイ ヤ・ケーシングがこの曲線に対応して変形される。無限大の半径の場合には、し たがって当接部の平らな前表面が結果として生じる。 その他の実施例に従えば、当接部には、この曲線に沿って変化する深さをもっ たチャムファー(chamfer)がある。 操作中クッション・ガムはこのように押し出されて、この当接部に隣接して固 まりを作り、そして当接部と回転するタイヤ・ケーシングとの間のチャムファー へ水圧で送られてギャップへと運ばれる。かくして、固まりは粉砕機又はローラ ー式つや出し機(calender)の「ローリング・バンク」のようにふるまう。それ で「ローリング・バンク」クッション・ガムは押出機の押圧力でタイヤ・ケーシ ングのバフされた表面のくぼみへ、及びそこに在る穴やスカイブヘ指向する。 押出機の大きな押圧力は、タイヤ・ケーシングの表面を当接部の曲線に従って 変わる。このことにより、タイヤ・ケーシングの種々のバフ半径に対する押出用 ダイの交換の必要がなくなる。 中心で深く、そして側壁へ向かって殆ど零に減少しているチャムファーは、鋼 鉄製ベルトの固さに対して、そこのタイヤ・ケーシングの表面を変える当接部の 内部の圧力ピークに反対して働くために、中心のクッション・ガムの流動に対し て最大の圧力を発生する。大きさが適当に選ばれるときは、既硬化トレッド・ス トリップの方法によるリィトレッディングに要求されるように、これはタイヤ・ ケーシングの表面を横切って大体において一様な厚さのクッション・ガムが生成 されるという驚くべき結果に帰着する。 これと反対に、中心で浅く、そして肩へ向かって深くなるチャムファーは、モ ールド硬化における「ベース・ガム」に対して要求されるように、等しく驚くほ どの、肩へ向かって厚いクッション・ガムを生ずる。 タイヤ・ケーシングに対してのチャムファー角度は、要求に合わせて広い範囲 で調整することができる。一実施例でば角度は、例えば15°である。しかしな がら、大体においてより急な、又は大体においてより浅い角度か、丸くなったす みか、又は丸くなった突起が望まれるならば可能である。当接部の全部の高さに 対してのチャムファーの長さは、タイヤ・ケーシングの接線方向において、例え ば2/3であって良く、これによって、この場合においても又、相当な変化が可 能である。また、当接部と反対に配置された押出機のリップとの間の突起の長さ ば、クッション・ガム層の平均の厚さに対して、例えば10倍にできるが、それ 以外の大きく異なる別の値でもよい。同じことは、当接部と反対に配置されたリ ップとの距離についても言える。この距離は突起の前述した長さより幾らか小さ いのが望ましい。 押出軸は、タイヤ・ケーシングに関して半径方向に延在するのが望ましい。 好適な実施例によれば、タイヤ・ケーシングの表面の種々の幅に対して押出し の幅を調節するために、移動可能な横に張った突起が設けられている。これ等の 突起は、鋭い端をもった小さい局部的に厚くなった部分、又はタイヤ・ケーシン グの側壁に沿って下方に先細の部分、またはこれ等の効果を組み合わせたものを 含んだ、クッション・ガムの側壁又は横の端に対して代わる横断面を生むために 三次元の種々な曲率を有している。 当接部は、好ましくは、別個に電気的に作動される加熱部品を備えている。そ れは当接部の温度を、「アイロニング(ironing)」作用を容易にするため、押 し出されたクッション・ガムの温度より幾らか上昇させるのに適している。もし タイヤを作る完全なサイクルが少なくとも3分を要するならば、クッション・ガ ムの使用は1分以下であるべきで、そしてこの加熱部品はアイロニング作用の間 、作用するためだけに作動するよう切り替えられて、当接部を、残りのサイクル の間は、押し出しヘッドの周囲の金属の固まりのより低い温度へ戻させる。 前述の詳細な説明、利点及び特長は、幾つかの実施例についての、図面と照合 しての以下の説明からより明らかとなる。 図1は、本発明に係るCTC(Cushion-to-Casing)タイプのクッション・ガ ム押出機を示していて、それによってクッション・ガムはタイヤ・ケーシングに 適用され、そしてそれは、発明によれば、既に存在するどの製造業者のリィトレ ッディング装置と合わせても使用することができる、 図2は、トレッド・ストライプを供給する統合された装置であるクッション・ ガム押出機の本発明の実施例を示し、これもまたCTCタイプの押出機であって 、そして未発表であって此処において参考として含めているDE−OS4203 027号による所謂スイング−ビルダー(Swing-Builder)が用いられている。 図3は、モールド硬化リィトレッディングのための既知のトレッド押出機に利 用されている、図1によるクッション・ガム押出機を有するリィトレッディング 装置の他の実施例を示している、 図4は、図1、2、又は3の細部の断面構成図で、これは発明の押出機の当接 部によって平坦化され、そして使用されたクッション・ガム層と、発明の方法で 充填されたスカイブとを有するタイヤ・ケーシングの一部を示している。 図5は、図4と同じように、当接部の外形によって平坦にされる、タイヤ・ケ ーシングの環状表面の曲率の図を、この作用における放射状の力の分布を示して いる図5Aとともに示している、 図6は、大体において、ケーシングのバフされたクラウン(crown)の全部の 幅にわたって一様な厚さのクッション・ガムの層を作るために形成されたチャム ファーを有する、発明による押出用ダイの正面図である。 図7は、タイヤ・ケーシングの断面について前記の効果を示している。 図8は、側壁へ向かって、クッション・ガムの層を厚くするために形成さられ たチャムファーを有する、発明のダイの正面図である。 図9は、タイヤ・ケーシングの断面について前記の効果を示し、そして図3に よる実施例でタイヤ組立において現われるクッション・ガムの頂部のトレッド・ ゴム・ブランクを追加的に示している。 図10は、図5の説明図に関係のある設計変更された当接部の実施例を示して いる。 図1による実施例では、クッション・ガム押出機10は、発明に従って、押し 出しヘッド11及び押出ダイ12を有している。それ等は図4に、および以下の 図において詳しく描かれている。タイヤ・ケーシング13は普通の構造で、そし てケーシングを回転するための中央駆動手段が設けられているタイヤ組立機14 に取付けられる。押出機10はケーシングヘ及びケーシングからの方向に、4個 のボール・ベアリング収納箱16によって滑ることができる。図にはこれ等のボ ール・べアリング収納箱の中の2個が示されていて、それ等は押し出し器10を レール17の上を容易に滑らせる。作動シリンダ18は、押出機を、できれば空 気の作用でタイヤ組立機14に対し動かす。それは、また、後に説明されるよう に、ケーシング13を変形させるためにダイ12の当接部に対して容易に調節で きる接触力をも備えている。 タイヤ組立機14は、更に、既硬化トレッドが既知の方法でケーシングのクッ ション・ガムの表面15に使用された後の、既硬化トレッドのための縫い合わせ 装置19を組み込んでいる。 図2は、クッション・ガム押し出し器10及びタイヤ組立機を組み合わせた装 置を示している。以下の図でも此処でも、同一の参考番号ば図1と同様の部品を 示す。ケーシング13に関して、押し出し器10の水平の変位を与える機構の代 わりに、ここではタイヤ組立機のスイング・アーム20が特長となっている。こ のスイング・アームは、電気モータ23で動かされる線形ねじドライブ22によ ってピボット21の周りを動くことができる。 この装置では、図に示された位置のタイヤ・ケーシング13が、水平にほぼ等 しい円弧で動き、そして発明のダイ12に対して大体において放射状に押圧され るように設けられている。その接触力は、スイング・アーム20に作用する線形 ねじドライブ22の駆動モーター23によってモニターされる。 押出機10から離れる運動では、スイング・アーム20は、トレッド・ストリ ップを加えるため、及び縫い合わせ器24のためにケーシング13を装置へ押し つけさせることと同時に、ケーシング13を床から容易く上げさせることにも役 立つことができる。その縫い合わせ器は、回転式テーブル25から既硬化トレッ ドを案内するため、及びローラ26によってケーシングに少なくとも縫い合わせ 力を加えるためにケーシングに向かって旋回することができる。 この実施例は、既に行われた硬化処理に対するタイヤ組み立ての総ての工程に ついての、特に効果的で、且つ速やかな統合を提示している。その詳細は、ドイ ツ国特許第DE−A1−4203027号公報から得ることができる。それは、 公開されてなく、引用としてここに取り込まれている。 図示されている両方の装置においては、押し出しの速度と同時に部品相互間で の様々な運動もプロセス制御装置によって調和的に働かすことができ、そしてそ れ等の様々の動作を始めさせること、そして必要とされるならば、図1について も等しく使用できる図2に示された制御パネル27によって操作者によって決め させることができる。 このことは、ケーシングの回転そしてダイとケーシングとの間の相対的な変位 及び押圧力と、ケーシング及び押出機のねじの回転の開始及び停止のタイミング との調和に特に用いられる。それ等は、以下に説明される図面を参考にしてより 詳細に述べられる。 図3は図1と同様の実施例を示している。そこでは、モールド硬化のためのト レッド押出し機を有するタイヤ組立機が利用されている。本実施例は、既知の方 法でダンサ・ポテンショメータによって制御さる、押し出されたトレッド・ブラ ンク31を2ループのアキュミュレータ32へ送り込むトレッド押出機30から なる。既知の方法で動くアキュミュレータ・ループ制御器32は、ループが一杯 になると押出器を止め、そしてタイヤ組立機へのトレッドの回収の後に、それを 再スタートする。しかしながら、安定したトレッドの押し出しが与えられるよう にするためには、トレッド押出機30の速度が、中休みなしに、ループの増加及 び減少を単に与えるよう設定されるのが望ましい。 制御パネル27の近くに位置した操作者は、ケーシングを取り付け、そしてそ れを取り外し、さらにトレッドを送り、そしてそれをナイフで切断する。彼は、 また、トレッドのスプライスを作り、そして既知の仕方で縫い合わせ装置19を 操作する。 クッション・ガム押出機の動作は以下に記述されるように自動化される。オー トメーションは、また、トレッドの適用、切断、スプライスの形成、及び縫い合 わせにも使用される。しかしながら、ここで示されるトレッドの取り扱いの最も 簡単な叙述は本発明を実例で説明するだけで十分である。この例、及び他の例に おけるクッション・ガム押出機が考えられている限りでは、それは本質的に一人 で行われるタイヤ組み立ての動作と決して対立しないという程度で、完全に自動 的に動く。 図4、5、及び6はケーシング13のクラウンと接触している、発明による押 し出し用ダイ12の下流リップを示している。押し出しの突起ヘッドは当接部4 0の形に形成されている。 この当接部40は下方のリップ41とは垂直に或る距離だけ離れていて、これ 等の間ではダイ又は突起ヘッドが深く作られ、そしてそれは下方のリップを超え て別の距離だけケーシングへ突出している。これ等の距離は、何時も当接される クッション・ガムの層15の厚さの中央値の複数倍である。 これ等の特長は押出機が、或る押し出し温度で低いダイ抵抗に対して、動くこ とができるという効果をもたらす。この押し出し温度は、既知の押し出し器の温 度、およびゴムの固まりが作られる当接部40に隣接したところの温度よりむし ろ、通常のつや出しの温度に近い。 当接部のチャムファーは、バフされたクラウンの接触表面の下にタイヤの回転 によってゴムを出させる。さらにチャムファーは、ミルやローラー式つや出し機 のローリング・バンクに似た動作をするゴムの固まりを作る。このことでクッシ ョン・ガムの層が、ケーシングのクラウンの変形抵抗と同時に、ローリング・バ ンクの大きさ及び押し出し器の接近圧力の大きさによっても決められる厚さに形 成される。 他方、クッション・ガムのローリング・バンクの大きさは、どの大きさの穴や スカイブにより、十分な浸透を保証するための押し出し器の押圧力で確実に充填 され得るかが決まる。そしてより大きいクッション・ガム・ローリング・バンク は、互いに隣接して発生する一群の穴やスカイブを、クッション・ガムの間に入 った薄層を妨げることなしに充填することを可能にする。 電気加熱部品43は当接部を、ゴムの固まりの温度以上の温度まで加熱するた めに設けられている。加熱部品43は、クッション・ガムが働いている間、例え ば、タイヤ組み立の全てサイクルの1/4に対応する間のみ作動するように切り 替えられる。この全サイクルの1/4は、接触部が、タイヤ組み立てサイクルの 残りの工程の間は周辺の金属の固まりの温度まで、殆ど直ちに戻ることを可能と するもである。図4における参照番号48は、カーカスの表面の幾つかの充填さ れたスカイブを示し、そして49は、まだ開いているスカイブを示す。 図5はケーシングの変形を例証する図であり、図5Aはケーシングの鋼鉄製べ ルトの変形に対しての変化する抵抗による、タイヤ・ケーシングのクラウン又は 幅を横切る圧力変化の型を示している。 図5及び6は、また側部45を示している。それ等は種々なクラウン幅を使う ため、図示されていない適当な機構によって滑らせながら調節される。 図5はこのような側部の2個のものを示している。それ等は異なった前方突起 をもっている点で違っている。突起46は、クッション・ガムの幅を正確にタイ ヤ・ケーシングの環状表面の幅に限定するように作られている(図6参照)。突 起47は、ゴムの固まりがケーシングの側面の下方に或る長さまで届くことを可 能にし、クッション・ガムをカバーする。 図6はチャムファー42を備えた当接部40を示す。チャムファーは、図6A に図式的に示されているように、中央部ではより深く、そして側面に向かってよ り浅くなっている。 図7は、側部46を有し、図8におけるようにチャムファーされた接触部によ る薄く、そして大体において一様なクッション・ガムの層を有しているケーシン グ13の一部分を示している。 図8は、チャムファー51をもった当接部50を示す。ここでチャムファーは 、図8Aに図式的に示されているように中央でより浅く、そして側面へ向かって より深くなっている。 図9は前記から得られる、側面へ向かってより厚くなっていくクッション・ガ ム層52を示す。また、側部47を使用すれば、クッション・ガムはケーシング 53の側面の下方に或る長さまで届く。53は、図3の実施例によるタイヤ組み 立ての完了後に現われるトレッド・ブランクを示している。 本発明のリィトレッディング装置の好適な動作でば、ケーシングの回転は、押 出機の作動前の予め定められた僅かな期間に開始し、押出機が予め決めた速度に 達するまで、クッション・ガムの厚さがバフされた表面の荒さをやっと覆うだけ の薄い膜から積層される。ケーシングが大体において完全な回転を終えたとする ならばならば、押出し速度は、クッション・ガム層の全厚さを成長させるのに用 いられた場合とほぼ同一の距離にわたって、零に減らされる。この距離を越えて 、クッション・ガム・ローリング・バンクは零に減らされ、それで滑らかな「ス プライス」が形成される。この方法では廃物は無く、そして次ぎのタイヤのため に新しく形成されたクッション・ガム・ローリング・バンクを使用することがで きる。 言及されたように、クッション・ガム・ローリング・バンクの大きさ及び押し 出し器の接触圧力は、どんな大きさのスカイブが充填できるかを決めるので、以 下のことは驚くべき結果として留意されるべきである。すなわち、発明の装置で のスカイブの充填は操作者によって行われるそれよりも、もっと確かなもである ということである。 操作者は、常に当然の注意を払わなければならないし、そしてこの仕事におい ては周到な注意を向けなければならない。この結果は、良い成果が現に利用可能 な普通のクッション・ガム材料で得られてきが、この目的のためと、又ゴム溶液 の散布無しでの粘着性のためとに特別に形成された、クッション・ガム材料で高 められることができる。 押し出し温度に関しては、既述した米国特許第5182070号公報との直接 比較を行うことができる。大きさが12−R−22.5のトラック・タイヤに対 し1分のクッション・ガムの適用を得るために、0.4mm幅のスロットのダイ 抵抗に対して100rpmの押し出し器の速度が利用されねばならなかった。そ の結果、約90℃の押し出し温度で、1mm厚さのクッション・ガム層を生じた 。 スロット幅2.8mmの発明の押出ダイについては、押出機のみは、80℃の 押出物温度を生ずる40rpmで動作させられねばならなかった。 図10に例証されている当接部40はは直線状のアイロニング端を有する当接 部を示している。当接部40の曲率半径は、この実施例では、その点では無限大 に等しい。クッション・ガム層を加えるときは、ケーシングは僅かに横方向で湾 曲しているけれど、当接部はタイヤ・ケーシングを変形して、タイヤ・ケーシン グの幅全体にわたって浅い接触が得られるようにする。ここまでの圧力分布は図 5の圧力分布に対応しているが、中心部分はもっと圧力を加えられている。 出来たガム・ローリング・バンクのために、タイヤ・ケーシングの荒れた表面 が固体物質に対して一種の供給用ポンプのように動作し、そして当接部40での 高接触圧にもかかわらずガム層を運んでゆくということは特に有利である。補修 されるべきスカイブの総てが充填される。その充填は、手動の押出機での人手に よる修理よりももっと確実に実行される。加えられる相当の圧力によって、ケー シングの総ての細かな切り込み、みぞ及びその他のくぼみも又平に充填されると ともに、ケーシングでのクッション・ガム層の固定を改善するのに役立ち、そし てヴェンチングが準備される。さもなければ圧力調理道具で処理される間に行わ れねばならない。 クッション・ガム層の厚さは、所望の程度までの要求に適応させることができ る。クッション・ガム層の平坦さをタイヤの幅にわたって適応させることは、当 接部の種々の可能な形によって容易に可能である。 さらに、クッション・ガム層を加えるときにスプライスが実質的に生成されな いということは特に有利である。ケーシングの回転を押し出しの始まりと同時に 始めることによってクッション・ガム・ローリング・バンクは始めはゆっくりと 積み上がり、それでクッション・ガム層も又始めはゆっくりと前以て設定された 厚さまで増加する。押出機が、所望の厚さが得られないうちに時がきて相応して 停められるや、そのときクッション・ガム・ローリング・バンクが回転の終わり で一様に解体するので、クッション・ガム層の始めと終わりとの間で重なりのよ うなものが得られる。それで、相応じてのケーシングの惰走と移動とによってス プライスが完全に広げられる。 更に特別な利点は、加えられる強い圧力によって、追加のゴム溶液のケーシン グへの散布は、もし加圧がケーシングを荒くした後数時間内に行われるなら、無 用になるということである。このことは様々の理由で好ましい。 トレッド上に、幅が約100mmのクッション・ガム・シートを人手により既 知の仕方で加えることによって、所謂ウイングを加えることが容易に可能である 。これは、上そりにつくられた下方表面をもったトレッド、すまわち非常に短い ウイングまで次第に減少する所謂コンター・トレッドに対しても可能である。そ こでは、このようなトレッドに対するさらなる可能性は、30mmの深さまで翼 の広がりが側面の下方に正確に実行されるように、側部分46及び47を対応し て形成することである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.トレッド・ストリップをタイヤ・ケーシングの上に当接することができ、そ してトレッドをタイヤ・ケーシングヘ供給するためのトレッド供給装置と、押出 し用ダイを画定する2個のリップを有し、クッション・ガム層を押し出すための 押出機であって、タイヤ・ケーシングの移動方向で2個のリップの一方が、他方 のリップに関してタイヤ・ケーシングに向かって突出している押出機とを有する タイヤ・リイトレッディング装置において、タイヤ・ケーシング(13)に接触 しているリップは、当接部(40)として形成され、そしてそれはタイヤ・ケー シング(13)を変形する圧力で、タイヤ・ケーシング(13)に押接されるこ とを特徴とするタイヤ・リィトレッディング装置。 2.当接部(40)が、タイヤ・ケーシングの表面に対して2°乃至5°、出来 れば10°と30°との間の角度で延びるチャムファー(42)を有しているこ とを特徴とする請求項1記載の装置。 3.前記当接部(40)が、前記押出機(10)の前記第2のリップ(41)に 関してクッション・ガム層(15)の厚さの3乃至15倍、特に約10倍、に相 当する長さだけ突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。 4.前記当接部(40)と前記リップ(41)との間に、クッション・ガム層( 15)の厚さの2乃至12倍、とりわけ約8倍の間隔が設けられていることを特 徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の装置。 5.前記当接部(40)が、タイヤ・ケーシングの表面の最大半径に等しいか、 より大きい湾曲半径、または実質的にその幅全体で直線である湾曲半径を有する ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の装置。 6.前記押出機(10)が、例えば、80℃より幾らか低い艶出し温度の範囲内 の温度まで、またはこの温度に等しいか、又ば幾らか高い温度までクッション・ ガムのみを加熱するとともに、約85℃の押し出し器温度で警報する警報装置が 、約90℃の制限値に対して設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいず れか一つに記載の装置。 7.前記押出機(40、41)のダイが、タイヤ・ケーシング(13)の幅全体 にわたって変動するチャムファー(42)を有し、特に、前記当接部(40)は 、前記チャムファー(42)がタイヤの中央又は側壁で最大であるように、ダイ に対し正又は負の湾曲を有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか 一つに記載の装置。 8.クッション・ガムが、タイヤ・ケーシング(13)に対する粘着性と、クッ ション・ガムが前記当接部の押圧力に対して、前記タイヤ・ケーシング(13) と前記当接部(40)との間のクッション・ガム層(15)によって形成される ギャップヘ搬送されるような粘度とを有していることを特徴とする請求項1乃至 7のいずれか一つに記載の装置。 9.押出機(10)を介するクッション・ガムの供給が電子的に制御され、、前 記当接部(40)の反対側に形成されたクッション・ガム・ローリング・バンク が表示装置として使用され、新しいクッション・ガムをタイヤ・ケーシングの表 面の凹部および損傷された領域が常に完全に充填されるようなレベルで供給され ることによって、前記クッション・ガム・ローリング・バンクが保持されること を特徴とする請求項1乃至8のいずれか一つに記載の装置。 10.押出機(10)のダイ領域において前記当接部(40)が、クッション・ ガム層(15)を当接している間、短期間で加熱出来る加熱装置(43)によっ てさらに加熱されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記載の装 置。 11.特に加熱された横方向の突起(48、47)が、加熱されていない当接部 (40)に横で隣接して、タイヤ・ケーシングの異なる幅に相当する前記形成さ れた突起間の距離が、調節装置(45)により調整され、前記横方向に形成され た突起は、当接部(40)の形状に従ってクッション・ガム・ローリング・バン クを案内することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記載の装置。 12.クッション・ガムが押出機(10)を介してタイヤ・ケーシング(13) に当接されることによりタイヤをリィトレッディングするための方法において、 押出機(10)のダイの当接部(40)がタイヤ・ケーシングに対して、タイヤ ・ケーシング(13)の曲率半径が当接部に適合し、そしてタイヤ・ケーシング (13)の凹部が余分のクッション・ガムで充填され得る強度で押圧されること を特徴とするタイヤをリィトレッディングするための方法。 13.請求項1乃至11のいずれか一つに記載の特徴事項を特徴とするタイヤを リィトレッディングするための方法。 14.タイヤ・ケーシング(13)の回転が開始した直後に、押出機(10)を が動作状態になり、その後クッション・ガム層(15)がタイヤ・ケーシングの 表面の荒さを覆うのに十分な薄い層状に積層され、そして押出速度が、タイヤ・ ケーシング(13)の完全な一回転の後でカットされ、さらにクッション・ガム 層(15)の完成後に余分のクッション・ガムの量が零に減ることを特徴とする 請求項12又は13に記載の方法。
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