JPH08505545A - 避妊シース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 特別な形状のため二つのセクション（１、２）に細分された避妊シースを製造するためのプロセスが示されている。両セクションは境界線（３）により範囲が定められている。該プロセスは、シースが少なくともーつの浸漬段階を踏み、それ以上の加硫段階を踏まない、という特徴を伴って製造されることに特徴がある。従って、境界線（３）自体が同じ弾性物質により補強され、他の細長い円柱状の部分よりも小さな直径を有し、それによりシースはもとの位置において確実に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】 避妊シース 本発明は避妊のための避妊シースの製造の手順に関し、特に男性の勃起した陰 茎にしっかりと保持されることを保証する避妊シースに関する。 そのような避妊シースはＤＥ−ＯＳ １５ ６６ ３６５から既に公知である 。従来技術の状態により知られる避妊シースは避妊シースの上部のある点におい て弾性のゴムリングを明らかにしており、該弾性ゴムリングは手作業又は機械の いずれかにより深溝に浸漬型（immersion form）に入れられ、次に実際の避妊シ ースが浸漬型の上に置かれる。リング状の製品は内部又は外側のいずれかにおい て加硫されることが可能である。そのようなリングは使用中に不快であるとされ 、その上製造が大規模になり、費用がかかる。 従って本発明の目的は、製造が容易かつ安価であり、認可当局の要求事項に適 合する避妊シースの製造の手順を自由に提供することである。 この課題は主クレームの特徴点によって解決される。 請求項１の総合的な説明によると本発明の手順は、浸漬金型（tool）のくびれ 成形がリングの溝により中央に定められ、少なくとも一つの浸漬プロセスにおけ る少なくとも一つの浸漬浴の弾性物質が浸漬金型のリングの溝に流れ込み、従っ てくびれ成形の位置での一体化された物質の強度がより大きくなる、という点に 特徴がある。 本発明の手順の利点は、浸漬の間に弾性物質は浸漬金型の上部のリングの溝に 流れ込み、リングの溝は塞がれた曲線を示すということである。それにより、く びれ成形の位置での一体化された物質の強度がより大きくなる。 さらに重要な本発明の利点は、弾性リングを残りの物質にしっかりと接合する 大規模な加硫段階が不必要であるということである。 上記の利点のゆえに、この方法の使用者は多大な使用の利点を有し、その利点 は本発明の避妊シースの使用を快適にし、使用の際に避妊シースがしっかりと保 持され、従来技術の状態から知られる避妊シースと違い表面のでこぼこによる不 快感を生じない。 くびれ成形を男性の陰茎の亀頭に合わせることが有益であることがわかる。し かし、このくびれの形態は必須ではなく、それ自体で閉じられるのであれば任意 の形態や多辺形の形態が選択されることが可能である。 さらなる利点は、男性の陰茎の亀頭と避妊シースとの間にある程度のくぼみが できるように、避妊シースの第1の部分が端部よりも大きい直径を有するという 事実である。 くびれ成形が男性の陰茎の亀頭の形に合わせられる場合の避妊シースの特別な 利点は、巻き上げられた避妊シースのある点にしるしがあり、使用者にくびれ成 形の位置を示す、という事実により証明される。 さらなる利点及びデザインが従属クレームにおいてみられる。 以下において、本発明が図面により詳細に説明される。 図１は本発明の避妊シースの側面図であり、成形が男性の陰茎の亀頭に合っ ている。 図２は本発明の避妊シースの側面図であり、前部と端部との間の境界線が円 形である。 図３は浸漬金型（８）の側面図である。 図４は浸漬金型（８）の拡大図である。 図１は、基本的に二つのセクション１及び２からなる本発明の避妊シースを示 す。セクション１の一方の端は開口を示し、他方の端はくびれ成形により境界３ で終わっている。セクション１の後にセクション２が加えられる。本発明は境界 線３により細分されるセクション１と２のみである。この境界線３は、残りの細 長い円柱状のセクション１よりもわずかに小さな直径を有する。該直径はまた、 前部セクション２の直径よりも小さい。従って、細長い円柱状の部分の前部にお いてくびれ成形が殆ど必然的に生じる。 境界線３に沿って弾性物質がしっかりと固着され、それにより避妊シース全体 が男性の勃起した陰茎にしっかりと保持されることを保証する。 従って、避妊シースがくびれ成形により二つのセクションに細分されており、 同時に境界線３においてより小さく作られている。例えばセクション１及び２の 直径が３．５cｍを示す場合、この狭まりにより例えば３cｍの直径を有すること が可能になる。性行為中にこのくびれは男性の陰茎の亀頭の端の後ろにきて避妊 シース全体をもとの位置のままに維持する。このことにより、前に性行為中不快 とされていた避妊シース下の包皮の亀頭からのずれが防止される。 巻き上げられた避妊シースの境界線３の成形の位置をらくに分かるようにする ため、このロールの端にしるしがあり、このしるしは殆どの単純なケースにおい て色のついた線が可能である。また、避妊シースの物質が僅かしか持ち上がらな いことも考えられる。 前部セクション２をわずかに拡大することにより、男性の陰茎への避妊シース の着用が大部容易になる。 図２は、本発明の避妊シースのさらなる変形を示す。しかし唯一の相違は、く びれ境界線３が男性の陰茎の亀頭の自然の形に合わずに円形の形態を帯びている という事実からなり、該円形の形態もまた弾性物質により強化されている。 前部の端のセクションは、膨らみ６又は輪７のいずれかにより終わることが可 能である。この本発明の実施の他の部分は図１に述べられたものと一致する。 図４は本発明の金型（tool）８を示し、この上に弾性物質が公知の浸漬処理で 加えられる。この金型８は弾性物質の完成製品の特別な形状を有する。それによ り、第１のセクションの直径（Ｄ１）は成形金型の上部の端における第２のセク ションの直径（Ｄ２）よりも小さい。すでに見えるくびれ１において溝９が存在 し、溝９は金型のシャフト全体にわたって伸びる。溝９は、浸漬プロセスの間に 浸漬物質が補強されて溝９に付着され、図４から分かるように、この場所におい て外側が滑らかな弾性物質の強化をもたらす。図４で黒く示した部分は弾性物質 の強化を表す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＣＡ， ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＨＵ，ＪＰ，Ｋ Ｐ，ＫＲ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＰＬ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．避妊シースの製造手順であって、前記避妊シースは弾性物質から作られる側 面の薄い形態の部分からなり、前記避妊シースの一方の端は閉じ、他方の端（４ ）は開かれ、そこで円柱状の細長い部分が開かれた端に接続されており、前記避 妊シースは二つのセクション（１、２）に本質的に細分され、閉じた端の近くに ある円柱状の細長い部分の前部においてくびれ成形を前部（２）の終わりとして 示し、そこで前記くびれ成形がそれ自体が閉じられる任意の曲線を示し、前記く びれ成形を実施する浸漬金型（８）を用い、前記浸漬金型（８）は、前記浸漬金 型（８）のくびれ成形が特別なリングの溝（９）によってその最も深い点で押さ れ、浸漬プロセスの間前記溝（９）に浸漬弾性物質が流れ込み、それによりくび れ成形の位置において物質が一体化され、物質の強度がより大きくなることを特 徴とする、避妊シースの製造手順。 ２．浸漬金型（８）のくびれ成形が、前部セクション（２）から端部セクション （１）への境界において滑らかな曲線の流れを内部及び外側の両側で生じる方法 でなされることを特徴とする、請求項１に記載の手順。 ３．くびれ成形が男性の陰茎の亀頭の形に合っていることを特徴とする、請求項 １に記載の手順。 ４．くびれ成形が円形であることを特徴とする、請求項１に記載の手順。 ５．前部セクション（２）及び端部セクション（１）の長さ及び直径が、男性の 陰茎の平均直径長及び平均直径に合っていることを特徴とする、請求項１に記載 の手順。 ６．前部セクション（２）が端部セクション（１）よりも大きい直径を有するこ とを特徴とする、請求項１に記載の手順。 ７．前部セクション及び端部セクション（１、２)が同じ直径を示すことを特徴 とする、請求項１に記載の手順。 ８．前部の閉じられたセクシヨン（２）が端に膨らみ（６）を有することを特徴 とする、請求項１に記載の手順。