JPH08504502A - 軌道上ミサイルの慣性抑制機構 - Google Patents

軌道上ミサイルの慣性抑制機構

Info

Publication number
JPH08504502A
JPH08504502A JP6514185A JP51418594A JPH08504502A JP H08504502 A JPH08504502 A JP H08504502A JP 6514185 A JP6514185 A JP 6514185A JP 51418594 A JP51418594 A JP 51418594A JP H08504502 A JPH08504502 A JP H08504502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
missile
latch
suppression
mass
suppression mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6514185A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェイ. ヘインズワース,バートン
ジェイ. コンペア,アントン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raytheon Technologies Corp
Original Assignee
United Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by United Technologies Corp filed Critical United Technologies Corp
Publication of JPH08504502A publication Critical patent/JPH08504502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41FAPPARATUS FOR LAUNCHING PROJECTILES OR MISSILES FROM BARRELS, e.g. CANNONS; LAUNCHERS FOR ROCKETS OR TORPEDOES; HARPOON GUNS
    • F41F3/00Rocket or torpedo launchers
    • F41F3/04Rocket or torpedo launchers for rockets
    • F41F3/052Means for securing the rocket in the launching apparatus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Chutes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 慣性抑制機構は、軌道装着ミサイル(10)が減速力に応答してミサイル発射軌道に沿って移動するのを抑制する。この抑制機構は質量体(36)を備え、その動きはスプリング力(44)に対向する。減速力が閾値の大きさを超えたため質量体がスプリング力に抗すると、係止機構(53)が作動してミサイル抑制位置にくるため、ミサイルの前方への移動は抑制される。抑制機構はミサイル抑制位置において係止(62、65)され、ミサイルおよび発射軌道に加わる様々な減速力に応答してミサイルが解放されるのを防止する。さらに、ミサイルが格納室に格納されていなければ抑制機構が動作してミサイル抑制位置にくるのを防止する戻り部材(75)を備えてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 軌道上ミサイルの慣性抑制機構 技術分野 本発明は、軌道上のミサイルを発射するためのミサイル発射機に関し、特に前 方衝突事態の際、軌道上のミサイルを抑制する係止機構に関する。 背景技術 航空機用ミサイルは、一般に航空機に固定された発射機に搭載される。したが ってミサイルは、発射機が航空機に固定されたままで発射機から発射される。周 知のように軌道式発射機を用いるミサイルは、複数のT型吊り具で軌道から懸架 されている。このT型吊り具は、普通「シュー」と呼ばれる。 戦闘用ヘリコプタなどの航空機によってはミサイル発射機が配備位置と格納位 置との間で移動可能となっているものもある。格納位置では、空気力学的効率を 最大限にするためにミサイルは航空機内のミサイル室に格納されている。発射軌 道にミサイルを吊り下げたまま、発射機を直接航空機内に引き上げてもよい。ま たは、ミサイルを発射軌道の上で横にしたまま発射軌道を約90゜枢支回転させ てミサイル室に納めてもよい。 各発射軌道は、ミサイルが軌道上で前方へ動くのを抑制するミサイル抑止ラッ チを備えている。抑止ラッチは、スプリング付勢され てシューの一つに接触し、ミサイルを発射軌道の適当な場所に保持する。ミサイ ルを発射する時は、ミサイルの推進モータに点火され発射動作が始まる。ミサイ ルのモータの推力が抑止ラッチのスプリングの抑止力を超える点まで高まると、 ミサイルが発射軌道に沿って前方へ進めるよう抑止ラッチの位置は自動的に変わ る。抑止ラッチの抑止力を超えるに必要なロケットモータの推力は、およそ60 0ポンドで、およそ6Gに相当する。 ヘリコプタのような航空機が前方衝突の事態に遭遇すると、航空機の機体は2 0Gという高い減速力を受ける。航空機の発射機抑止ラッチは、約6G相当の力 が加わった時にミサイルを解除するよう設計されているため、前方衝突の際にミ サイルはおそらくその発射機から放出されてしまう。もし、ミサイルがミサイル 室に格納されている時に発射軌道から放出されると、コックピット区域に走り込 み、操縦士と副操縦士を危険にさらす場合がある。 発明の開示 本発明の目的は、航空機が急激に減速された場合、ミサイルの前方への動きを 抑制する慣性抑制機構を有する軌道上ミサイルを搭載した航空機ミサイル発射機 を提供することを含む。 本発明による慣性ミサイル抑止機構はスプリング力によってその動きを抑止さ れた質量体を備える。閾値荷重を超える減速に応答して質量体はスプリング力に 抗し、軌道上のミサイルが前方へ動くのを抑制する係止機構を作動させる。 本発明の第1の実施態様によれば、質量体はトーションスプリン グ力に対して枢支運動し、減速によって質量体がスプリング力に抗した時、質量 体はミサイルシューの通り道でミサイル抑制位置まで枢支運動してミサイルの前 方への動きを抑制する。 さらに本発明の第1の実施態様によれば、減速によって質量体が枢支運動して ミサイルシューの通路に入ると、質量体はミサイル抑制位置に係止される。 さらに本発明の第1の実施態様によれば、ミサイルがミサイル室に格納されて いる時は質量体は単に枢支運動してミサイルシューの通路にくるだけでもよい。 本発明の第2の実施態様によれば、質量体がスプリング力に抗すると、プラン ジャが解放されてミサイル抑止ラッチをミサイル抑制位置に係止し、ミサイルの 前方への動きを抑制する。 さらに本発明によれば、いったん抑制機構がミサイル抑制位置に動くと、手動 による操作で抑制機構を解除位置に戻すこともできる。 本発明では、前方衝突の事態に際して、軌道上ミサイルが自動的に抑制される ため、従来技術によるミサイル発射システムより、安全面ではるかに有利である 。質量体の動きに対抗するスプリング力は、標準的な飛行または着陸条件を超え るGレベルで抑制機構がミサイル抑制位置に作動するよう選択する。 しかし衝突による減速の場合は、ミサイル抑止ラッチが作動する前に質量体が スプリング力に抗する。衝突以外の状況下では質量体はスプリング力によってほ ぼ静止している。ミサイル発射の時、推進モータの前方推力を受けるのはミサイ ルだけであり、ミサイルはミサイル前進推力が前述のレベルを超えた時、抑止ラ ッチの力に抗 する。 従って、抑制機構は前方衝突の事態の際だけ作動し、不必要なミサイル抑止は 防がれる。抑制機構の作動後、オペレータは手動で当該機構を解除してミサイル を除去することもできる。また、破損した航空機から、発射軌道とミサイルを一 緒に取り外してもよい。 本発明による前述および他の目的や特徴、利点は、添付の図面を参照した実施 例の詳細な説明から明かになるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、ミサイルシューによって発射軌道から懸架されたミサイルの一部切欠 き断面図である。 図2は、本発明による慣性抑制機構の第1の実施例で、この機構の解除位置を 示す実質的に図3の線2−2に沿って切った断面図である。 図3は、実質的に図2の線3−3に沿って切った断面図である。 図4は、上述の機構のミサイル抑制位置を示す図2と同様の断面図である。 図5は、図2の慣性抑制機構の平面図である。 図6は、本発明による慣性抑制機構の他の実施例の解除位置の断面図である。 図7は、図6の慣性抑制機構がミサイル抑制位置にある状態を示す断面図であ る。 発明を実施するための最良の形態 本発明による慣性抑制機構は、特に発射軌道を持つタイプの航空機ミサイル発 射システムで使用して、前方衝突時に軌道上ミサイルの前方への移動を抑止する のに非常に適している。 図1を参照すると、ミサイル10はT型吊り具15によってミサイル発射軌道 12から懸架されている。従来技術ではこのT型吊り具は通常ミサイル「シュー 」と呼ばれている。このミサイルを軌道12から懸架するために、ミサイルには 複数のシューが備えられている。前述のように各発射軌道には、軌道上のミサイ ルが前方へ移動するのを抑制するミサイル抑止ラッチ20が設けられている。 この抑止ラッチはスプリング付勢されてシューの1つに接触し、ミサイルを発 射軌道の適当な位置に保持する。ミサイルが発射される時、推進モータの推力が 抑止ラッチのスプリングの抑止力を超える点まで高まるとミサイルが発射軌道に 沿って前方に進むことができるよう抑止ラッチの位置は自動的に変わる。 図2、図3、図4および図5に示された実施例の慣性抑制機構の目的は、ミサ イルシューの一つが前方へ移動するのを防ぐことで、ミサイルの動きを抑制しよ うとするものである。図2および図3を参照すると、慣性抑制機構16は解除位 置にある状態で示されている。 この抑制機構は、クロス部材40に接続された一対のラッチアーム37、38 を有する慣性ラッチ36(質量体)を備えている。アーム37、38は、塊体が 枢支軸42を中心に枢支運動するよう質量体を保持する。 アーム37、38と枢支軸42との間に例えば非摩擦式フランジ 付きのベアリングなどのベアリング43を配置して、ラッチが軸を中心に自由に 枢支運動されるようにすることもできる。質量体36は、航空機が衝突して予め 設定された閾値を超える速度で減速された場合にトーションスプリング44の力 に抗して前方に振れるように、発射軌道12の中空中央部20の中に枢支可能に 取り付けられている。枢支軸42は、発射軌道12に固定されたボルトまたはピ ンで構成されてもよい。 トーションスプリング44は、枢支軸42の上に取り付けられたマンドル46 の上でアーム37、38の間の中央に装着されている。 スプリングの一方の脚部48は発射軌道の頂部壁面50に圧接し、他方の脚部5 2はラッチのクロス部材40に圧接している。トーションスプリング44は、ラ ッチの枢支運動最遠端部53(止め部材)が後部とめ具58と接触するよう、枢 支軸42を中心にラッチを枢支運動させる力を印加する。 図4について説明すると、ラッチが後部止め具58に付勢されている常位置か ら前方へ十分な距離を回動すると、ラッチアーム37の先端の歯止め62がスプ リング付勢されたつめ65を越えて移動するため、ラッチがつめのトリップ位置 を越えて後回りすることはなくなる。 ラッチは前部止め具68と接触して歯止め62がつめ65に確実に係合する点 まではね戻るまで回動し続けることができる。このミサイル抑制位置で、止め部 材53はミサイルシュー15の通路に突出する。このシューに対するラッチの位 置は、抑止ラッチに抗するほど激しい前方衝突の際に、摺動してくるシューがそ の場所に到達 する前にラッチ止め部材53がミサイル抑制位置に回りこめるような位置である 。 ラッチに対するミサイルシューの衝撃力は前部止め具68と軸42の間で、衝 撃点からそれぞれの部材に対する相対距離に比例して二分される。前部止めはラ ッチで代表される第1級の梃の支点の役割を果たす。この支点の位置が衝撃点に 近いほど、枢支軸付近での力、すなわち質量の必要量は小さくてすむ。またラッ チの重心が軸から遠ければ遠いほど、はずみ車と同じことで質量体の慣性がより 効果的に働く。 したがって、ラッチ中心重力と前部止め具の両方を衝撃点に近く位置付けるこ とは重量軽減の観点から有益である。さらに、ラッチを衝撃荷重方向に対し垂直 の方向に位置付けるのは、減速力の回転偶力アームを最大化することで、ラッチ の質量を最も有効に用いることになる。 このラッチ係止の特色は、衝突によって様々な衝撃が生じた場合にミサイルが 軌道から離脱するのを防ぐことである。例えば、最初の衝撃でラッチ36がその 前部止め具68に向かって回動し、続いてすぐ後にシュー15が止め部材53の 背部に係合する。もし万一、その後ミサイルがラッチを解除するに十分なだけ後 へ跳ね戻ったら、この係止の特色がないとラッチは常位置にリセットされてしま う。もしラッチがリセットされると、2番目の衝撃に対してミサイルの前進を防 ぐに十分な時間内にラッチが係合しないかもしれない。 つめ65が歯62に係合してラッチがミサイル抑制機構に係止された後、つめ をリセットしてラッチを常位置に戻すこともできる。 図3および図5を参照すると、刻み目付きタブ70はつめ65の頂部を形成して いる。タブを手でつかみ、歯から離れるまで引き上げることにより、このつめを リセットすることもできる。つめは留め具74で軌道73の頂部に固着された平 スプリング72によってラッチに対して押圧されている。溝穴72aと接続部分 70aは、この機構が作動してミサイル抑制位置にきたときに、つめ65が歯6 2と係合するよう適当な方向につめを保持する。 衝突の事態が起きた時、ミサイルを抑制するのはミサイルがミサイル保管室に 保管されているときだけとするのが好ましい場合もある。ミサイルが配備状態に あるとき、抑制機構を不用意に作動させるとミサイルの遅発が生じることもある 。 図2および図3を参照すると、外部配備および発射位置に対して90゜の位置 に格納されたミサイルに、重力作動の戻り止め75が設けられている。この戻り 止め75はくさび形の平らな部材で、狭い方の端部で枢支軸77を中心として枢 支運動できるように装着されている。枢支軸77は、戻り止めの狭い方の端部に 形成された開口部にプレスばめされたダウエルピンで形成されている。 このピンは戻り止めを、Uリンク78に装着された一対のベアリング、例えば 一対のフランジ付き摩擦なしベアリングの間に枢支運動可能に保持する。Uリン ク78は、発射軌道の頂部壁面を介して中央に装着され、ラッチ枢支軸42のす ぐ後ろに位置する。戻り止めの枢支軸77はラッチの枢支軸に対し90゜の角度 に向いているため、戻り止め75は発射軌道の中空部中心20の中で、約150 ゜の弧の範囲を自由に横方向に揺れることができる。 タング80は、クロス部材40に固着され同部材の後方と上方に延在する。こ のタングはラッチが常位置にあるときは、タング前面82が枢支運動する戻り止 め83の後面と平行に、そして後方に少し空間をあけて位置する。この空間は戻 り止めが自由に横に動くのに必要である。軌道が配備位置にあり、航空機が予め 定めた横揺れ角を越えなければ、戻り止め75はタング80の正面に振られてラ ッチが回動するのを防ぐ。 図3で説明すると、軌道が90゜回転して航空機の左側または右側のミサイル 格納位置にくると、戻り止め74は横に振れてタング80から外れるため、前方 衝突のさい、慣性ラッチは係合してミサイルを軌道上に抑制することができる。 再び図2、図3、および図5を参照すると、戻り止めの狭い方の端部の先端8 7は軌道が配備態勢にあるときは軌道の上部を貫通して突出しており、地上整備 員に対し触覚と視覚による戻り止めの状態を表示している。 延長部85は後方および上方に延在するタング先端に固着されている。ラッチ がミサイル抑制位置(図4)にあるとき、延長部85は戻り止めが揺れてタング の後に下がるのを防止する。このため、ラッチが後方に回動して解除位置に戻る ことはない。タングが戻り止めを通り過ぎてラッチが後部止めに係合すると、戻 り止めはもはや延長部によって排除されることなく、ミサイルが配備態勢に入る とタング正面の普通位置に振り動くことができる。 本発明による抑制機構の他の実施例を図6および図7に示す。図6で説明する と、ミサイルがいったん発射軌道に取り付けられると、 抑止ラッチ20はミサイルシュー15の一つと接触し、ミサイルの前方運動を抑 制する。抑止ラッチ20は枢支軸122を中心として枢支運動可能に取り付けら れている。枢支軸は発射軌道アセンブリに取り付けられたブラケット123で保 持されている。 スプリング125は抑止ラッチ20のスプリング抑えアーム126にスプリン グ力を印加する。このアーム121に印加されたスプリング力により抑止ラッチ が旋回軸122を中心として枢支運動し、抑止ラッチのミサイル抑え面127が ミサイルシュー15と係合する。ミサイルシュー15によって約600ポンドの 力を抑止ラッチ抑え面127に印加しなければスプリング125を再配置してミ サイル発射軌道からミサイルを発射することができないようなスプリング125 が選択されている。 本発明による慣性抑制機構の他の実施例の解除位置を図6に示す。 この抑止機構は略円筒形で、発射軌道にブラケット123と132で取り付けら れている中空ハウジング130を備えている。このハウジングは壁135で仕切 られた摺動質量体室133とプランジャ室134とを含む。この壁はハウジング の長さの中間に位置し、ハウジングと一体となっている。ハウジング130はそ の中央主軸が発射軌道の軸と平行となるように軌道上に装着されている。さらに 摺動質量体室133は、軌道の後方端側に位置し、プランジャ室134は軌道の 前方端近くに位置する。 摺動質量体室133はその中で軌道の軸に沿って滑動するよう取り付けられた 摺動質量体136を含む。この摺動質量体136の外径は摺動質量体室の内径よ りやや小さい。一対の低摩擦係数のOリ ング137が摺動質量体の外径に沿って形成された凹部138の中、摺動質量体 の外径に取り付けられている。この凹部138は摺動質量体の対向する端部に近 く形成され、Oリングは摺動質量体室の内面に係合する。このOリングは摺動質 量体が摺動質量体室の軸に沿って確実に容易に摺動することができるよう、汚染 物質や破片が摺動質量体と摺動質量体室との間に入るのを防ぐ。 摺動スプリング139は、摺動質量体136にスプリング力を印加し、摺動質 量体をハウジングの端キャップ143に押圧する。摺動質量体スプリングの一端 はハウジングの中央壁135に接触し、他端は摺動質量体136の一端に取り付 けられたスプリング抑え延長部149の溝形材148の中に位置する。組み立て の際、まずスプリング139を摺動質量体室133の中に挿入し、次にスプリン グを圧縮しながら摺動質量体136を中に入れる。 端キャップ143は摺動質量体とスプリングとを適当な位置に保持する。端キ ャップはハウジング130にねじ込んで係合するよう例示されているが、本発明 の範囲から逸脱することなく、いかなる適当な取り付け方法を用いて端キャップ をハウジングに取り付けてもよい。 圧縮されたスプリング139は、摺動質量体を軌道の後方端に向かって端キャ ップ143に押圧する。衝撃吸収緩衝材149は組み立ての際、摺動質量体13 6と端キャップ143との間に位置させてもよい。緩衝材145はウレタンのよ うな耐久性のある衝撃吸収材で製作すべきである。 プランジャ室134は、プランジャ150を有する。プランジャ もプランジャ室内で発射軌道の軸に沿って摺動するよう装着されている。抑制機 構が解除位置にある場合、プランジャ150はつめ155のプランジャ抑え端1 54によって圧縮されたプランジャスプリング153に圧接されている。プラン ジャスプリング153はプランジャスプリング中空部158によってプランジャ 153の軸と一列に配列される。プランジャの先端160は、プランジャブシュ 162の中からハウジング130の外に延在する。 ブシュは、含油焼結ブロンズのような耐久性がある自己潤滑材料で製作すべき である。プランジャ150はブシュと摺動可能に係合し、ブシュは破片や汚染物 質がプランジャ室134に入らぬよう障壁となっている。 つめ155は枢支軸164を中心として枢支運動するようハウジング130の 側面に取り付けられている。枢支軸は発射軌道アセンブリに取り付けられたブラ ケット123の他、軌道やハウジングに取り付けられた他の適当なブラケット手 段によって支持することができる。一対の開口部165、166はハウジング1 30の側面に形成されている。 一方の開口部165は摺動質量体室133への出入り口となり、他方の開口部 166はプランジャ室134への出入り口となる。つめ155の摺動質量体先端 167は、一方の開口部165を通って摺動質量体室へ入り、つめ155のプラ ンジャ抑え先端154は他方の開口部166を通ってプランジャ室134に入る 。 この機構が解除位置にあるときは、プランジャ抑え先端154はプランジャ1 50と接触し、プランジャスプリング153を圧縮す る位置にプランジャを保持する。摺動質量体先端167は摺動質量体スプリング 抑え延長部149の側面に接触する。トーションスプリング172はつめ枢支軸 164に装着され、つめ155上のスプリング抑えタブ175に接触する。 このトーションスプリングはつめに力を印加し、枢支軸164を中心としてつ めをプランジャ150から離れる方向に枢支運動させようとする。抑制機構が解 除位置にある時、つめ155の摺動質量体先端167は、摺動質量体スプリング 抑え延長部149と接触し、つめが枢支軸を中心に枢支運動するのを防ぐ。 航空機の大きな減速に対して、摺動質量体はハウジングの中で発射軌道の前方 端に向かって動こうとするが、その摺動質量体の動きは摺動質量体スプリング1 39によって抑えられる。減速力の大きさが大きければ摺動質量体はスプリング 力に抗して摺動スプリング139を圧縮する。 摺動質量体がハウジングの中で前方に移動すると、つめ155が枢支軸164 を中心に枢支運動できるようにつめ155の摺動質量体先端167は摺動質量体 の側部の凹部175と一列に並ぶ。この凹部175は摺動質量体136と摺動質 量体スプリング抑え延長部149との間に位置する。 つめが枢支軸164を中心に枢支運動すると、つめ155のプランジャ抑え先 端154はもはやプランジャ150とは係合せず、プランジャスプリング153 はプランジャ150に力を印加してプランジャをブッシング162を通って前方 に摺動させる。 図7も参照すると、プランジャが前方位置に延在するとき抑止ラッ チ20の係止延長部179はプランジャ150と接触し、抑止ラッチは枢支軸1 22を中心に枢支運動することはできない。したがってミサイルシューは適当な 位置に係止され、ミサイルの前方移動は抑えられる。 本発明による第1の実施例では、ミサイルが配備状態にあるときに慣性抑制機 構がミサイル抑制位置に移るのを防ぐための戻り止め75を示す。しかしながら この機能は選択的であり、本発明の最も広義な範囲の中では必要とされるもので はない。 本発明の実施例について図面を参照して説明したが、前述した、また多くの変 更、省略および追加を本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく実行できる ことは当業者によって理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コンペア,アントン ジェイ. アメリカ合衆国,コネチカット 06514, ハムデン,フェアヴュー アヴェニュー 293

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 複数のミサイルシュー15により軌道上に保持された軌道装着ミサイル1 0が減速に応答してミサイル発射軌道12に沿って前方へ移動するのを抑制する ための抑制機構において、 解除位置と、前記ミサイルの前方移動が抑制されるミサイル抑制位置との間で 動作可能な可動質量体36と、 前記質量体の動きに対向する力を印加するための手段44と、を備え、 前記質量体は、閾値を超える減速力に応答し、前記力に抗してかつ前記解除位 置から前記ミサイル抑制位置へ動作することを特徴とする抑制機構。 2. 前記質量体を前記ミサイル抑制位置において自動的に係止する係止手段6 2、65を備えることを特徴とする請求項1記載の抑制機構。 3. 前記係止手段62、65を解除するためのアクチュエータ70を備えるこ とを特徴とする請求項2記載の抑制機構。 4. 前記ミサイルが配備態勢にあるときは、前記質量体36が前記解除位置か ら前記ミサイル抑制位置に動作するのを防ぎ、かつ前記ミサイルがミサイル格納 室に格納されているときは、前記質量体36が前記解除位置から前記ミサイル抑 制位置に動作するのを許容 する手段75を備えることを特徴とする請求項1記載の抑制機構。 5. 前記可動質量体は、 発射軌道の軸と垂直となるように前記発射軌道12に取り付けられたラッチ枢 支軸42と、 クロス部材40によって接続された一対のラッチアーム37、38を備え、前 記ラッチアームによって前記枢支軸42を中心として枢支運動できるように前記 発射軌道の中空中心部20の内部に保持された慣性ラッチと、 前記慣性ラッチに取り付けられた止め部材53であって、前記ミサイル抑制位 置において前記ミサイルシュー15の一つの通路に枢支運動する止め部材と、 を備え、 力44を印加する前記手段は、前記枢支軸上に装着されたトーションスプリン グを備えることを特徴とする請求項1記載の抑制機構。 6. 前記ラッチを自動的に前記ミサイル抑制位置に係止するための係止手段6 2、65を備える請求項5記載の抑制機構。 7. 前記係止手段が、 前記ラッチアームの一つの上に形成された歯止め62と、 前記ラッチが前記ミサイル抑制位置にあるとき、前記歯止めに係合するスプリ ング付勢つめ65と、 を備えることを特徴とする請求項6記載の抑制機構。 8. 前記つめに装着された、手動で動作可能なアクチュエータ70を備え、該 アクチュエータの動作に応答して前記つめを前記歯止めから外させることを特徴 とする請求項7記載の抑制機構。 9. 前記ラッチの枢支軸の軸に垂直に前記発射軌道に取り付けられた戻り止め 枢支軸70と、 前記戻り止め枢支軸の軸を中心として枢支運動するため取り付けられ、前記ミ サイルが配備態勢にあるときは前記ラッチの枢支運動を防止し、前記ミサイルが ミサイル格納室に格納されているときは、前記ラッチの前記ミサイル抑制装置へ の枢支運動を許容する戻り部材75と、を備えることを特徴とする請求項5記載 の抑制機構。 10. 一方の前記ミサイルシューに接触するよう発射軌道に取り付けられたミ サイル抑止ラッチ120と、 前記抑止ラッチに抑止ラッチスプリング力を印加して前記抑止ラッチを前記一 方のミサイルシューと接触した状態に保持する手段125、126と、 を備え、 前記抑止ラッチは、前記抑止ラッチスプリング力を超える力を前記一方のミサ イルシューが前記抑止ラッチに印加したことに応答して、自動的に発射位置に再 位置決めされ、前記ミサイルシューの前記発射軌道に沿った前方移動を可能にし 、 前記抑制機構はさらに、前記発射軌道に装着され、摺動質量体室 133とプランジャ室134とを有する抑制機構ハウジング130を備え、 前記可動質量体は、前記ハウジング摺動質量体室の中で前記発射軌道の軸に沿 って摺動するよう取り付けられた摺動質量体136を備え、 前記抑制手段は、前記ハウジングプランジャ室の中で前記発射軌道の軸に沿っ て摺動するよう装着され、前記解除位置においては前記抑止ラッチの前記発射位 置への再配置を許容し、更に前記ミサイル抑制位置においては前記抑止ラッチが 前記発射位置へ再配置されるのを阻止するプランジャ150を備えることを特徴 とする請求項1記載の抑制機構。
JP6514185A 1992-12-10 1993-11-19 軌道上ミサイルの慣性抑制機構 Pending JPH08504502A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/988,612 1992-12-10
US07/988,612 US5291820A (en) 1992-12-10 1992-12-10 Inertial restraint mechanism for rail-mounted missiles
PCT/US1993/011252 WO1994014022A1 (en) 1992-12-10 1993-11-19 Inertial restraint mechanism for rail-mounted missiles

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08504502A true JPH08504502A (ja) 1996-05-14

Family

ID=25534311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6514185A Pending JPH08504502A (ja) 1992-12-10 1993-11-19 軌道上ミサイルの慣性抑制機構

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5291820A (ja)
EP (1) EP0673497B1 (ja)
JP (1) JPH08504502A (ja)
KR (1) KR950704667A (ja)
AU (1) AU670169B2 (ja)
CA (1) CA2147506A1 (ja)
DE (1) DE69308889T2 (ja)
ES (1) ES2100040T3 (ja)
IL (1) IL107925A (ja)
WO (1) WO1994014022A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101383679B1 (ko) * 2011-01-12 2014-04-09 티센크루프 마린 시스템즈 게엠베하 무기 이송 및 저장장치 내에 무기고정을 위한 무기연결구

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE9210369U1 (de) * 1992-08-03 1992-10-29 Bodenseewerk Gerätetechnik GmbH, 7770 Überlingen Verriegelungsbaugruppe bei einem Startgerät für Flugkörper
US5463927A (en) * 1994-08-03 1995-11-07 Loral Aerospace Corp. Load assist apparatus for missiles
DE19530563A1 (de) * 1995-08-19 1997-02-20 Bodenseewerk Geraetetech Einrichtung zur Aufnahme und Halterung von Flugkörpern in einem Startgerät
DE19648609A1 (de) * 1996-11-14 1998-05-20 Bodenseewerk Geraetetech Verriegelungs-Baugruppe bei einem Startgerät für Flugkörper
KR100753488B1 (ko) * 2006-06-09 2007-08-31 국방과학연구소 미사일 발사가이드 장치
US8256339B1 (en) * 2006-12-29 2012-09-04 Lockheed Martin Corporation Missile launch system and apparatus therefor
US7506570B1 (en) 2007-12-10 2009-03-24 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Mechanism to hold and release
US8091460B2 (en) * 2010-04-29 2012-01-10 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Missile secure-release mechanism having wheel lock detent
US8813629B1 (en) * 2012-06-12 2014-08-26 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Positional lock for carrier assembly of breech-loaded weapon
US9618293B1 (en) * 2013-09-26 2017-04-11 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Munitions storage container with disabling device for single-use weapon stored therein
CN107966073A (zh) * 2017-12-11 2018-04-27 中国航天空气动力技术研究院 一种快速释放装置
CN112432555B (zh) * 2020-11-11 2023-10-13 河南北方红阳机电有限公司 一种模拟机载弹发射用地面投放装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3228297A (en) * 1963-03-26 1966-01-11 Robert L Kossan Adapter rail restraining mechanism
US3166981A (en) * 1963-09-04 1965-01-26 Robert M Harris Forward motion latch and lock
US3983785A (en) * 1974-06-17 1976-10-05 General Dynamics Corporation Missile launcher arming device
US4012988A (en) * 1976-06-07 1977-03-22 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Mechanical fly-away latching mechanism
DE3301567A1 (de) * 1983-01-19 1984-08-02 Bodenseewerk Gerätetechnik GmbH, 7770 Überlingen Verriegelungsvorrichtung fuer luft-luft-lenkflugkoerper
US4660456A (en) * 1983-10-03 1987-04-28 Frazer-Nash Limited Airborne missile launcher of modular construction
US5094140A (en) * 1991-03-11 1992-03-10 Techteam, Inc. Missile launcher assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101383679B1 (ko) * 2011-01-12 2014-04-09 티센크루프 마린 시스템즈 게엠베하 무기 이송 및 저장장치 내에 무기고정을 위한 무기연결구

Also Published As

Publication number Publication date
AU670169B2 (en) 1996-07-04
DE69308889D1 (de) 1997-04-17
DE69308889T2 (de) 1997-10-16
CA2147506A1 (en) 1994-06-23
IL107925A (en) 1999-03-12
IL107925A0 (en) 1994-07-31
ES2100040T3 (es) 1997-06-01
KR950704667A (ko) 1995-11-20
US5291820A (en) 1994-03-08
WO1994014022A1 (en) 1994-06-23
AU5727994A (en) 1994-07-04
EP0673497A1 (en) 1995-09-27
EP0673497B1 (en) 1997-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08504502A (ja) 軌道上ミサイルの慣性抑制機構
US3047259A (en) Speed brake retarding mechanism for an air-dropped store
US7340986B1 (en) Apparatus comprising a release system for canistered munitions
US6224013B1 (en) Tail fin deployment device
US6568329B1 (en) Microelectromechanical system (MEMS) safe and arm apparatus
EP2279116B1 (en) Aircraft flight termination system and method
US4050656A (en) Ejector rack
US6460445B1 (en) Playload dispensing system
JP2500254B2 (ja) 車両安全ベルトシステムのためのバックル
GB2228458A (en) Flight data recorder ejector
US4628821A (en) Acceleration actuated kinetic energy penetrator retainer
US4336740A (en) Automatic blast actuated positive release missile detent
US4004488A (en) Dual-motion firing device
US4867035A (en) Activating device with safety system for a charge releasable from a carrier
US5003881A (en) Aerial flare and igniter
US11767096B2 (en) Systems and methods for indicating release of a canopy of an aircraft
US4358983A (en) Blast enabled missile detent/release mechanism
GB1603227A (en) Activating devices for releasable load
US5222697A (en) Pin puller for parachute automatic activation system
USRE23981E (en) stanley
US4519291A (en) Locking device for air-to-air guided missiles
EP4039582B1 (en) Canopy separation systems and methods for an aircraft
US4860971A (en) Emergency egress fixed rocket package
US4901951A (en) Yaw fin deployment apparatus for ejection seat
US4509427A (en) Tail fin firing device