JPH08504497A - 分岐接続部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 分配主管の壁の穴にアダプター（１）が挿入される流体分配主管における分岐接続を取付けまたは取替えるアダプターおよび方法であり、アダプター（１）は内部穴（３）を有する剛性の本体（２）を備えている。内部穴（３）は移動可能な阻止手段（10）で閉止され、サービスパイプ（16）が阻止手段（10）を移動させ、かつ、アダプター（１）の内部穴（３）を開口するようアダプター（１）の内部穴（３）に挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】 分岐接続部 本発明は、分岐接続部を作るアダプターと方法に関し、さらに詳しく言えば、 流体分配主管との分岐接続部を提供するアダプターと方法に関する。 ガス分配主管は、通常、地面に敷設された鋳鉄製のガス・パイプより成る。申 込者のラインをサービス・パイプにより主管に接続するため、これまでは外ねじ の金属製のティー・ピース（tee piece）をガス主管の壁に形成されたねじ穴に 挿入するようにされたティ接続部が作られてきた。ティー・ピースは環状のねじ 穴を備えており、該ねじ穴は頂部キャップと該キャップを取り外すことにより手 を届かせることができるねじ穴プラグを備えている。消費者のサービス・パイプ に接続されるサイド・パイプは、両端間の中間点で穴に接続されている。 ティー・ピースの取り替えは困難で費用のかかる作業である。まず、地面に穴 を掘り、ティー・ピースと分配主管を露出させなければならない。しかるのち、 ティー・ピースのキャップを取り外し、サイド・パイプのレベルより低くなるま でプラグが巻き下げられる。しかるのち、サービス・パイプの消費者との接続部 がのこで切断される。次に、スライド・バルブによ り接続された２つのコンパートメントを有するベルがティー・ピースの上に載置 され、分配主管の回りに巻き付けられたチェーンにより気密なやり方で固定され る。スライド・バルブが開放された状態で、ティー・ピースがねじ戻され、ベル の頂部チャンバーに持ち上げられる。しかるのち、スライド・バルブが閉止され 、ベルの頂部チャンバーのガスが排気されると、ティー・ピースを取り外すこと ができる。金属製であるかまたはプラスティック製であり、少なくともプラステ ィック製の申込者のサービス・パイプへ接続される可能性がある新しいティー・ ピースがベルの中に挿入される。新しいティー・ピースのプラグが巻き下げられ 、スライド・バルブが開いて、ティー・ピースが分配主管にねじ込まれると、プ ラグはガスが逃げることを効果的に防止する。最後に、申込者のサービス・パイ プがサイド・パイプに接続され、システムの圧力がテストされ、申込者のサービ ス・パイプに沿ってガスが流れるようにするため、プラグが巻き上げられる。し かるのち、ティー・ピースの気密性を確保するために、頂部キャップが取り替え られる。 取り替えの手順が困難で時間がかかることは、上記の説明から理解されえよう 。加えて、射出成型されたティー・ピースは高価な品物である。 英国特許第2151737号には、弾性材料から作られていて、主管の壁のポートに 固定された接続ソケットを 備えた、圧縮空気の主管とこれに接続されるラインとの間のジョイントを作るた めのコネクターが記載されている。ソケットはポートを遮閉するために互いに重 なりあう弾性リップを備えていて、圧縮空気のラインがソケットの開口に挿入さ れると、弾性リップが外に向かって広げられ、空気がライン中に流入される。 英国特許第1363471号には、孔が形成されている流体パイプラインにねじ込ま れるフェルールとシールとの組立体が記載されている。シールに押圧されている フェルールとシールとはカップ形状で弾性的に変形可能な材料で形成されている 。シールの底部にフェルールによる下向きの圧力が作用すると、シールは破れる ので、流体がフェルールの本体に流入することになる。 PCT/AU83/00025号には、隆起された出口ハウジングを有する取り付け部とパイ プに関して封止された関係をなして取り付け部により支持された取り外し可能な コネクターアッセンブリとより成るパイプ・タッピング・アッセンブリが記載さ れている。封止はシーリング・アッセンブリにより行われるが、シーリング・ア ッセンブリは複数のフレキシブルな扇状の葉体から構成されていて、閉止した状 態では互いに当接してシールを形成するが、離れるとドリル等の工具を通過させ て、パイプに穴をあけることができるるようになっている。 本発明の目的は、部品点数が少なく安価でより信頼のできる構成部品で、しか も方法工程が少ない新規なアダプターおよび流体分配主管内で分岐接続部を取り 付けるかあるいは取り替える方法を提供することである。 第１の形態によれば、本発明は、流体分配主管内で分岐接続部を取り付けまた は取り替えるための、および流体分配主管の壁の穴に収容されるように適合され たアダプターであって、 内部穴を有する剛性の本体であって、内部穴が、サービス・パイプを収容する よう適合され、かつ、サービス・パイプと気密なシールを形成すように適合され た内部の環状シールを有する本体と、 内部穴を閉止するよう位置決めされた移動可能な阻止手段とを備え、 前記剛性の本体はねじ部分と流体分配主管の壁と気密なシールを形成するよう 適合された外部の環状シールを有するアダプターを提供する。 他の観点によれば、本発明は、流体分配主管の分岐接続部を取り付けるかまた は取り替える方法であって、 分配主管の壁の穴にアダプターを挿入し、 該アダプターは内部穴を有する剛性の本体を備え、内部穴には移動可能な阻止 手段が設けられており、 阻止手段を移動させてアダプターの内部穴を開放す るようアダプターの内部穴にサービス・パイプを挿入する方法を提供する。 サービス・パイプが気密に分配主管に接続されるようにするため、通常、サー ビス・パイプをアダプターに挿入するとき、サービス・パイプが気密に分配主管 に接続されるよう、分配主管とアダプターとの間およびアダプターとサービス・ パイプとの間に封止手段が設けられている。 アダプターは、ガス分配主管のねじ穴と協働する外ねじ部を備えている。例え ば、環状フランジの凹部に装着されたＯ−リングを備える外部の環状シールがア ダプターに設けられている。 アダプターの内部穴にはねじを形成する必要がないので、製作コストを節約す ることができるが、サービス・パイプの外壁に対して穴をシールするために内部 の環状シールが設けられている。内部の環状シールは、例えば、環状のガス・シ ールと端部ローディング・リングとより成るものであってよい。 移動可能な阻止手段は、通常は、ガスまたは空気がどちらの方向にも通過でき ないやり方でアダプターの内部の穴を完全に閉止する剛性壁または薄膜より成る 。移動可能な阻止手段は、例えば、破裂可能であるか脆い壁または薄膜より成る が、好ましくはノックアウト・プラグである。このプラグは、例えば、アダプタ ーの内部穴の分配主管の端部に位置決めされてい て、例えば、内部穴の端部の凹部に係着されるようにしてもよい。この明細書の サービス・パイプは、分配主管からその他の領域、通常は申込者またはグループ の申込者まで延在したパイプを意味している。サービス・パイプはどのような長 さのものでもよく、その長さに沿って分岐やジョイントを備えてよいことは勿論 のことである。アダプターに隣接した端部では、サービス・パイプは真っすぐな パイプであってよいが、好適にはエルボウであり、より好適には90゜エルボウで ある。パイプは、例えば、ポリエチレンまたはオレフィン・ポリマーまたはコポ リマーのごときプラスチック材料から作られる。 サービス・パイプはほぼ無修正のものである。すなわち、パイプおよびパイプ 端は平滑な壁面であって、突起またはその他の起伏がないものである。しかし、 場合によっては、サービス・パイプおよびパイプ端に種々の修正を行うことが望 ましい。例えば、ある実施例では、アダプターに挿入可能なサービス・パイプの 壁が、内部の金属製のインサートで強化されることが好ましい。このインサート は断面がチューブ状であって、長さは約２から４cmである。好適な輪郭では、サ ービス・パイプの強化された端部はインサートを取り囲むとともにインサートの 周りにぴったりと取り付けられるような形状を呈している。 別の実施例では、アダプターの穴の内部環状シール に代わってあるいはこれに加えて、サービス・パイプは、それ自身シールを形成 するかまたは接続部の気密性を改善するために内部環状シールと協働する外部円 周方向の突起またはくぼみが設けられてもよい。 サービス・パイプを環状の穴に押し入れる動作は、通常は、阻止手段を移動さ せるのに十分であるが、必要な場合、パイプまたは金属製のインサートには、ガ スが通過することができる開口または漏洩径路をもたらして、移動可能な阻止手 段の両側のガス圧力を平衡させるとともに、サービス・パイプの端部に作用する ガスの差圧により阻止手段が保持される可能性を回避するため、ぎざぎざの加工 またはカステレーション加工（castellated）された脚または歯を設けてもよい 。この脚または歯は、特定の実施例では、移動可能な阻止手段を切り通すために 使用してもよい。 アダプターの剛性の本体は、成型されるかまたは鋳造されたものである。アダ プターの本体は、例えば、デルリンのごときプラスチック材料から射出形成され るのが好ましい。 本発明に係る特に好適な実施例では、アダプターは安全手段を備えている。こ の安全手段は、アダプターに関して適所にサービス・パイプを位置決めするかま たはサービス・パイプが環状穴の中にさらに押し込まれるかまたは駆動されるこ とを防止するストップ手段として動作する。例えば、分配主管上に組み立てる前 に、安全手段は、サービス・パイプが環状穴の中に十分に押し込まれるかまたは 駆動されて阻止手段を移動させることを防止することができる。安全手段は、例 えば、Ｃ字状のカラーより成る。このカラーは、サービス・パイプの周りに位置 ぎめされていて、例えば、サービス・パイプの環状のフランジ、へり、凹部、リ ムまたはカラーと係合する。安全手段をアダプターの本体のリムまたは他の部分 に載置することにより、サービス・パイプがアダプターの中にさらに押し込まれ たり駆動されることを防止することができる。本発明の係る好適な方法では、安 全手段を取り外して、サービス・パイプをアダプターの中に押し込むかまたは駆 動して阻止手段を移動させ、しかるのち、安全手段を取り替えるためにパイプを 十分に引き戻す。したがって、安全手段は、内部の環状シールを移動させる傾向 がある使用中のサービス・パイプの偶発的な移動を防止している。 本発明の方法は、これまでに説明されたアダプターを使用して実施される。し かし、この方法は、移動可能な阻止手段で閉止された内部穴を有する剛性の本体 を備えた適当なアダプターを使用して実施することができることは理解されるべ きである。 以下、本発明に係るアダプターと方法の例を添付図面を参照しながら説明する 。 第１図は、本発明の係る第１のアダプターとエルボウ・サービス・パイプを示 す側断面図である。 第２図は、第１図に示されているアダプターの平面図を示す。 第３図は、本発明に従って使用されるサービス・パイプを示す。 第４図は、本発明に係る予め組み立てられた第２のアダプターとエルボウ・サ ービス・パイプを示す側断面図である。 第５図は、第４図に示されている安全クリップの平面図である。 第１図より第３図までを参照するに、参照数字（１）により表示されているア ダプターは、環状の内部穴（３）を有する剛性の本体部分（２）を備えている。 本体は、上部の外方多角形部と、下部の外ねじ部（４）を備えており、該外ねじ 部（４）は、分配主管の穴に形成された内ねじ穴と協働するようになっている。 上部の多角形部と下部のねじ部との間に位置している環状の外部シーリング手段 （５）は、凹部（８）が位置している面（７）を有する環状のフランジ（６）を 備えている。弾性を有する重合材料より成るＯ−リング（９）は凹部内に嵌めこ まれている。 アダプターの内部穴（３）はノックアウト・プラグ（10）を備えており、該ノ ックアウト・プラグ（10）は内部穴（３）の分配主管端の凹部（11）に嵌め込ま れてい る。内部穴（３）の上部にある環状の凹部（12），（13）は、対をなすガス・シ ールおよび端部ローディング・リング（14）をそれぞれ収容している。 適当な等級の高密度ポリエチレンから形成されたサービス・パイプ（16）は、 エルボウ（17）と強化部（18）を備えている。該強化部（18）は、チューブ状の 金属製インサート（19）により強化されている。 分岐接続部を取り付けるか取り替える際、古い分岐ティーが上述のようにねじ 戻され、ベルを通って取り外されるか、または、適当と判断されるときは、新し いねじ穴が分配主管に明けられる。しかるのち、アダプター（１）がベルに挿入 され、Ｏ−リング（９）が分配主管の壁面にしっかりと押圧される位置までねじ 込まれる。しかるのち、ベルが取り外され、アダプターは環状穴（３）がノック アウト・プラグ（10）により封止されたまま気密な状態にある。申込者システム の圧力テストの後、サービス・パイプ（16）の強化端部（18）が環状穴（３）に 挿入され、ノックアウト・プラグ（10）と接触するまで押し下げられる。サービ ス・パイプの端部が下に向かって通過することによりプラグ（10）は移動され、 分配主管の中に落ちこみ、ガスが申込者に流れる。場合によっては、ベルを使用 しなくてもよく、アダプターを分岐ティーに変更するときにぼろを使用して手に より分配主管の穴をふさぐようにする。 別の実施例では、金属製の強化インサート（19）を参 照数字20により示されている状態に延在させるとともに、ノックアウト・プラグ の後ろにガスの通路をもたらすかまたはノックアウト・プラグ（10）に穴を明け るかまたは切りこみを入れるために、ぎざぎざの歯すなわちカステレーション（ 21）を設けるようにする。 さらに別の実施例では、第３図に示されているように、サービス・パイプ（16 ）の強化部（18）は、アダプターの内部穴を封止する働きをする環状の突起２２ を設けるかまたは、ガス・シールと端部ローディング・リング（15）と協働して 、環状穴（３）の中でパイプをしっかりと着座させる環状のくぼみ（23）を設け る。 さて、第４図と第５図を参照するに、参照数字（30）により表示されているア ダプターの実施例では、剛性の本体部分（31）は環状の内部穴（32）を備えてい る。本体は上部の外方多角形部（33）と下部の外ねじ部（34）を備えており、該 外ねじ部（34）は、分配主管の穴の内ねじ穴と協働するようになっている。上部 の多角形部（33）と下部のねじ部（34）との間に位置している外部の環状封止手 段（35）は、環状の凹部（37）を有する環状のフランジ（36）を備えており、弾 性を有する重合材料から作られた横断面がほぼ矩形を呈しているＯ−リング（38 ）が環状の凹部（37）内に位置付けられている。 アダプターの内部穴（32）には、該穴（32）の中で係上されるノックアウト・ プラグ（39）が設けられている。第２のＯ−リング（40）が内部穴（32）の肩（ 41）に隣接し た環状凹部に配置されている。 適当な等級の高密度ポリエチレンから形成されたサービス・パイプ（42）は、 エルボウ（43）と強化された端部（44）を備えている。この端部にはチューブ状 の金属製インサート（45）により強化されていて、環状穴内の肩（41）およびＯ −リング（40）と協働して気密なシールを形成する肩（46）が設けられている。 安全クリップ（47）はほぼＣ状の顎（48）を備えており、該顎（48）は、サー ビス・パイプの環状の肩（49）とアダプター本体（31）のリム（50）の間でクリ ップが係止されるようサービス・パイプ（42）の周りに位置決めされている。 サービス・パイプ（42）はアダプター本体（31）の中で回転可能であるよう配 置されているので、エルボウの出口を所要の位置に自由に回転させることができ る。このように構成されているので、サービス・パイプの出口を正しい位置にも たらすためにねじ上の全体を回転させる必要なく、アダプターを本体にねじ込ん でシールを行うことができる。 分岐接続部を取り付けるかまたは取り替える際、上述のように古い分岐ティー が取り除かれるかまたは、新しいねじ穴が分配主管に明けられる。しかるのち、 アダプターが本体の穴にねじ込まれるとともに、サービス・パイプが申込者のサ ービス・ラインに接続される。申込者のサービス・ライン全体は、それからノッ クアウト・プラグに当接した状態で圧力テストされる。ノックアウト・プラグ（ 39）は、サービス・パイプ（42）の圧力テストに対してプラグを保持するに十分 な保持手段により穴（32）の中で弾性的に係止されるかまたは保持されるが、エ ルボウ（43）の頂部に適当な力を作用させることによりプラグを移動させること ができる。 分配主管から申込者のサービス・ラインに生のガスを導入するため、まず安全 クリップが取り外され、サービス・パイプを押し下げでノックアウト・プラグを サービス主管に移動させると、ガスが申込者ラインに流入する。Ｏ−リング（40 ）により提供された環状シールに良好な係止状態を与えるため、肩（41）と（46 ）とが近接するまでサービス・パイプが引き戻され、しかるのち、サービス・パ イプを適所に保持するためにクリップが元に取り付けられる。 サービス・パイプをガス分配主管に接続することについて本発明を説明したが 、本発明はこれに限定されることはなく、他のパイプの接続、特に水、排水また はその他の流体を移送するパイプの接続に本発明を適用することができることは 明らかである。 この明細書と同時に提出されて、この明細書といっしょに公開審査に付されて いるすべての書面や書類に読者の注意が向けられており、このような書面や書類 の内容が参考として取り入れられる。 （付記の請求項と要約書と図面を含めて）この明細書に開示されているすべて の特徴かつ／またはこのように開示された工程または方法の全ては、このような 特徴かつ／または工程の少なくとも一部が排他的である組み合わせを除き、相互 に組み合わせられ得る。 （付記の請求項と要約書と図面を含めて）この明細書に開示されている各特徴 は、別途に明言されていない限り、同じ目的、均等の目的または類似の目的の用 に供せられる別の特徴と取り替えるようにしてもさしつかえない。したがって、 別途に明言されていない限り、開示された各特徴は、一連の均等の特徴または類 似の特徴のうちの一例であるにすぎない。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年９月２６日 【補正内容】 原文第３頁 （翻訳明細書第３頁第１５行〜第４頁第１８行） WO83/02990号には、隆起された出口ハウジングを有する取り付け部とパイプに 関して封止された関係をなして取り付け部により支持された取り外し可能なコネ クターアッセンブリとより成るパイプ・タッピング・アッセンブリが記載されて いる。封止はシーリング・アッセンブリにより行われるが、シーリング・アッセ ンブリは複数のフレキシブルな扇状の葉体から構成されていて、閉止した状態で は互いに当接してシールを形成するが、離れるとドリル等の工具を通過させて、 パイプに穴をあけることができるるようになっている。 本発明の目的は、部品点数が少なく安価でより信頼のできる構成部品で、しか も方法工程が少ない新規なアダプターおよび流体分配主管内で分岐接続部を取り 付けるかあるいは取り替える方法を提供することである。 第１の形態によれば、本発明は、流体分配主管の分岐接続部を取り付けまたは 取り替えるために用いられ、流体分配主管の壁の穴に収容されるように適合され たアダプター（１），（30）であって、 内部穴（３），（32）を有する剛性の本体（２），（31）と、 内部穴は、サービス・パイプ（16），（42）を収容する ように適合され、サービス・パイプと気密なシールを形成するように適合された 内部環状シール（14），（15）を有し、 内部穴（３），（32）を閉止するために位置決めされた移動可能な阻止手段（ 10），（39）であって、サービス・パイプの内方への動きによって内部の穴を開 くべく移動されるように内部穴内に位置決めされた阻止手段と、を備え、 剛性の本体は、外ねじ部（４），（34）と流体分配主管の壁と気密なシールを 形成するよう適合された外部の環状シール（５），（35）を有するアダプターを 提供する。 原文第５頁〜第６頁 （翻訳明細書第５頁第19行〜第７頁最終行） 移動可能な阻止手段は、通常は、ガスまたは空気がどちらの方向にも通過でき ないやり方でアダプターの内部の穴を完全に閉止する剛性壁または薄膜より成る 。移動可能な阻止手段は、例えば、破裂可能であるか脆い壁または薄膜より成る が、好ましくはノックアウト・プラグである。このプラグは、例えば、アダプタ ーの内部穴の分配主管の端部に位置決めされていて、例えば、内部穴の端部の凹 部に係着されるようにしてもよい。 この明細書のサービス・パイプは、分配主管からその他の領域、通常は申込者 またはグループの申込者まで延在したパイプを意味している。サービス・パイプ はどのような長さのものでもよく、その長さに沿って分岐やジョイントを備えて よいことは勿論のことである。アダプターに隣接した端部では、サービス・パイ プは真っすぐなパイプであってよいが、好適にはエルボウであり、より好適には 90゜エルボウである。パイプは、例えば、ポリエチレンまたはオレフィン・ポリ マーまたはコポリマーのごときプラスチック材料から作られる。 サービス・パイプはほぼ無修正のものである。すなわち、パイプおよびパイプ 端は平滑な壁面であって、 突起またはその他の起伏がないものである。しかし、場合によっては、サービス ・パイプおよびパイプ端に種々の修正を行うことが望ましい。例えば、ある実施 例では、アダプターに挿入可能なサービス・パイプの壁が、内部の金属製のイン サートで強化されることが好ましい。このインサートは断面がチューブ状であっ て、長さは約２から４cmである。好適な輪郭では、サービス・パイプの強化され た端部はインサートを取り囲むとともにインサートの周りにぴったりと取り付け られるような形状を呈している。 別の実施例では、アダプターの穴の内部環状シールに代わってあるいはこれに 加えて、サービス・パイプは、それ自身シールを形成するかまたは接続部の気密 性を改善するために内部環状シールと協働する外部円周方向の突起またはくぼみ が設けられてもよい。 サービス・パイプを環状の穴に押し入れる動作は、通常は、阻止手段を移動さ せるのに十分であるが、必要な場合、パイプまたは金属製のインサートには、ガ スが通過することができる開口または漏洩径路をもたらして、移動可能な阻止手 段の両側のガス圧力を平衡させるとともに、サービス・パイプの端部に作用する ガスの差圧により阻止手段が保持される可能性を回避するため、ぎざぎざの加工 またはカステレーション加工（castellated）された脚または歯を設けてもよい 。この脚または歯は、特定の実施例では、移動可能な阻 止手段を切り通すために使用してもよい。 アダプターの剛性の本体は、成型されるかまたは鋳造されたものである。アダ プターの本体は、例えば、デルリン（商標）のごときプラスチック材料から射出 形成されるのが好ましい。 本発明に係る特に好適な実施例では、アダプターは安全手段を備えている。こ の安全手段は、アダプターに関して適所にサービス・パイプを位置決めするかま たはサービス・パイプが環状穴の中にさらに押し込まれるかまたは駆動されるこ とを防止するストップ手段として動作する。例えば、分配主管上に組み立てる前 原文第１４頁〜第１７頁 ４．移動可能な阻止手段が、ガスまたは空気がどちらの方向にも通過することが できないようアダプターの内部穴を閉止する剛性の壁または薄膜（10），（39） を備えている請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか１項に記載のアダプター 。 ５．移動可能な阻止手段がノックアウト・プラグ（10），（39）を備える請求の 範囲第１項ないし第４項のいずれか１項に記載のアダプター。 ６．ノックアウト・プラグが、アダプターの内部穴の分配主管端の凹部（11）に 係着されている請求の範囲第５項記載のアダプター。 ７．該アダプターに関して適所にサービス・パイプを位置決めするかまたはサー ビス・パイプが環状穴の中にさらに押し込まれるかまたは駆動されることを防止 するための停止手段として動作する安全手段（47）が設けられている請求の範囲 第１項ないし第６項いずれか１項に記載のアダプター。 ８．安全手段が適所に取り付けられると、安全手段はサービス・パイプが環状穴 の中に十分に押し込まれる かまたは駆動されて阻止手段を移動させることを防止する請求の範囲第７項記載 のアダプター。 ９．安全手段は、アダプター本体のリムまたは他の部分（40），（50）に載置さ れ、これによりサービス・パイプがアダプターの中にさらに押し込まれるかまた は駆動されることを防止するようサービス・パイプの周りに位置決めすることが できるカラーを備える請求の範囲第７項または第８項記載のアダプター。 10．請求の範囲第１項ないし第９項のいずれか１項記載のアダプター（１），（ 30）とサービス・パイプ（16），（32）とを備える部品キット。 11．サービス・パイプがエルボウである請求の範囲第10項記載の部品キット。 12．アダプターに挿入可能なサービス・パイプの壁が、金属製の内部インサート （19），（45）で強化されている請求の範囲第10項または第11項記載の部品キッ ト。 13．アダプターの穴の内部環状シールの代わりにあるいはこれに加えて、サービ ス・パイプが、シールを形成するかたまたは内部の環状シールと協働して接続部 の気密性を改善する外周の突起（22）またはくぼみ（23）を備えている請求の範 囲第10項ないし第12項のいずれか１項記載の部品キット。 14．パイプおよび／または金属製のインサートには、ガスが通過することができ る開口また漏洩経路をもたらすためにぎざぎざの加工またはカステレーション加 工が行われた脚または歯（21）が設けられている請求の範囲第10項ないし第13項 のいずれか１項記載の部品キット。 15．穴の中に挿入されたサービス・パイプ（16），（42）を有する請求の範囲第 １項ないし第９項のいずれか１項記載のアダプターを備えたアダプター・アッセ ンブリ。 16．サービス・パイプがアダプター本体の中で回転可能である請求の範囲第15項 記載のアダプター・アッセンブリ。 17．請求の範囲第10項ないし第14項のいずれか１項記載の組み立てられた部品キ ットを備える請求の範囲第15項または第16項記載のアダプター・アッセンブリ。 18．流体分配主管に分岐接続部を取り付けるかまたは 取り替える方法であって、 分配主管の壁の穴にアダプター（１），（30）を挿入し、 アダプターは内部穴（３），（32）を有する剛性の本体（２），（31）を備え 、内部穴が移動可能な阻止手段（10），（39）で閉止されており、 阻止手段を移動させてアダプターの内部穴を開くためにアダプターの内部穴に サービス・パイプ（16），（42）を挿入する方法。 19．アダプターにサービス・パイプを挿入するとき、サービス・パイプが気密に 分配主管に接続されるよう分配主管とアダプターとの間およびアダプターとサー ビス・パイプとの間に封止手段（５），（14），（15），（35），（40）が設け られている請求の範囲第18項記載の方法。 20．アダプターには、サービス・パイプが環状の穴の中に十分に押し込まれるか または駆動されて阻止手段を移動させることを防止するためのストップ手段とし て動作する安全手段（47）が設けられている請求の範囲第18項または第19項記載 の方法。 21．安全手段は、アダプター本体のリムまたはその他の部分（49），（50）上に 載置され、これによりサービス・パイプがアダプターの中に押し込まれるかまた は駆動されることを防止するようサービス・パイプの周 りに位置決めされるカラーを備える請求の範囲第20項記載の方法。 22．サービス・パイプがアダプターの中に押しこまれるかまたは駆動されて阻止 手段を移動させるために安全手段が取り外され、しかるのち、安全手段を取り付 けるためにパイプが十分に引き戻される請求の範囲第20項または第21項記載の方 法。 23．請求の範囲第１項ないし第９項のいずれか１項記載のアダプターまたは請求 の範囲第10項ないし第14項のいずれか１項記載の部品キットが使用される請求の 範囲第18項ないし第22項のいずれか１項記載の方法。 【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１２月１４日 【補正内容】 原文第１３頁 請求の範囲 １．流体分配主管の分岐接続部を取り付けまたは取り替えるために用いられ、流 体分配主管の壁の穴に収容されるように適合されたアダプター（１），（30）で あって、 内部穴（３），（32）を有する剛性の本体（２），（31）と、 内部穴は、サービス・パイプ（16），（42）を収容するように適合され、サー ビス・パイプと気密なシールを形成するように適合された内部環状シール（14） ，（15）を有し、 内部穴（３），（32）を閉止するために位置決めされた移動可能な阻止手段（ 10），（39）であって、サービス・パイプの内方への動きによって内部の穴を開 くべく移動されるように内部穴内に位置決めされた阻止手段と、を備え、 剛性の本体は、外ねじ部（４），（34）と流体分配主管の壁と気密なシールを 形成するよう適合された外部の環状シール（５），（35）を有するアダプター。 ２．内部の環状シールが、環状のガス・シール（14）と端部ローディング・リン グ（15）とを備える請求の範囲第１項記載のアダプター。 ３．外部の環状シールが、環状フランジ（６）の凹部（８），（37）に装着され たＯ−リング（９），（38）を備える請求の範囲第１項または第２項記載のアダ プター。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ (72)発明者 ゴドフレイ，スチュアート，ナイジェル 英国 ディーイー55 ３ピーエー ダービ ーシャ サウス ノーマントン オークデ ール ロード ８

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．流体分配主管内で分岐接続部を取り付けまたは取り替えるための、および流 体分配主管の壁の穴に収容されるように適合されたアダプターであって、 内部穴を有する剛性の本体であって、内部穴が、サービス・パイプを収容する よう適合され、かつ、サービス・パイプと気密なシールを形成すように適合され た内部の環状シールを有する本体と、 内部穴を閉止するよう位置決めされた移動可能な阻止手段とを備え、 前記剛性の本体はねじ部分と流体分配主管の壁と気密なシールを形成するよう 適合された外部の環状シールを有するアダプター。 ２．内部の環状シールが、環状のガス・シールと端部ローディング・リングとを 備える請求の範囲第１項記載のアダプター。 ３．外部の環状シールが、環状フランジの凹部に装着されたＯ−リングを備える 請求の範囲第１項または第２項記載のアダプター。 ４．移動可能な阻止手段が、ガスまたは空気がどちらの方向にも通過することが できないようアダプターの 内部穴を閉止する剛性の壁または膜を備えている請求の範囲第１項ないし第３項 のいずれか１項に記載のアダプター。 ５．移動可能な阻止手段がノックアウト・プラグを備える請求の範囲第１項ない し第４項のいずれか１項に記載のアダプター。 ６．ノックアウト・プラグが、アダプターの内部穴の分配主管端の凹部に係着さ れている請求の範囲第５項記載のアダプター。 ７．アダプターに関して適所にサービス・パイプを位置決めするかまたはサービ ス・パイプが環状穴の中にさらに押し込まれるかまたは駆動されることを防止す るための停止手段として動作する安全手段が設けられている請求の範囲第１項な いし第６項のいずれか１項に記載のアダプター。 ８．安全手段が適所に取り付けられると、安全手段はサービス・パイプが環状穴 の中に十分に押し込まれるかまたは駆動されて阻止手段を移動させることを防止 する請求の範囲第７項記載のアダプター。 ９．安全手段は、アダプター本体のリムまたは他の部 分に載置され、これによりサービス・パイプがアダプターの中にさらに押し込ま れるかまたは駆動されることを防止するようサービス・パイプの周りに位置決め することができるカラーを備える請求の範囲第７項または第８項記載のアダプタ ー。 10．添付図面の第１図より第３図までを参照してこれまでに説明されるとともに 、これらの図面に図解されている請求の範囲第１項より第９項までのうちのいず れか１項記載のアダプター。 11．添付図面の第４図と第５図を参照してこれまで説明されるとともに、これら の図面に図解されている請求の範囲第１項より第９項までのうちいずれか１項記 載のアダプター。 12．これまでに説明された流体分配主管の分岐接続部を取り付けるかまたは取り 替えるために使用されるアダプター。 13．請求の範囲第１項より第１２項までのうちのいずれか１項記載のアダプター とサービス・パイプとを備える部品キット。 14．サービス・パイプがエルボウである請求の範囲第 13項記載の部品キット。 15．アダプターに挿入可能なサービス・パイプの壁が、金属製の内部インサート で強化されている請求の範囲第13項または第14項記載の部品キット。 16．アダプターの穴の内部環状シールの代わりにあるいはこれに加えて、サービ ス・パイプが、シールを形成するかたまたは内部の環状シールと協働して接続部 の気密性を改善する外周の突起またはくぼみを備えている請求の範囲第13項より 第15項のいずれか１項記載の部品キット。 17．パイプおよび／または金属製のインサートには、ガスが通過することができ る開口また漏洩経路をもたらすためにぎざぎざの加工またはカステレーション加 工が行われた脚または歯が設けられている請求の範囲第13項ないし第16項のいず れか１項記載の部品キット。 18．これまでに説明されたような部品キット。 19．穴の中に挿入されたサービス・パイプを有する請求の範囲第１項ないし第12 項のいずれか１項記載のアダプターを備えたアダプター・アッセンブリ。 20．サービス・パイプがアダプター本体の中で回転可能である請求の範囲第19項 記載のアダプター・アッセンブリ。 21．請求の範囲第13項ないし第18項までのいずれか１項記載の組み立てられた部 品キットを備える請求の範囲第19項または第20項記載のアダプター・アッセンブ リ。 22．添付図面の第４図と第５図を参照してこれまでに説明されているとともに、 これらの図面に図解されている請求の範囲第19項ないし第21項のいずれか１項記 載のアダプター・アッセンブリ。 23．流体分配主管の分岐接続部を取り付けるかまたは取り替える方法であって、 分配主管の壁の穴にアダプターを挿入し、 該アダプターは内部穴を有する剛性の本体を備え、内部穴には移動可能な阻止 手段が設けられており、 阻止手段を移動させてアダプターの内部穴を開放するようアダプターの内部穴 にサービス・パイプを挿入する方法。 24．アダプターにサービス・パイプを挿入するとき、サービス・パイプが気密に 分配主管に接続されるよ う、分配主管とアダプターとの間およびアダプターとサービス・パイプとの間に 封止手段が設けられている請求の範囲第23項記載の方法。 25．アダプターには、サービス・パイプが環状の穴の中に十分に押し込まれるか または駆動されて阻止手段を移動させることを防止するためのストップ手段とし て動作する安全手段が設けられている請求の範囲第23項または第24項記載の方法 。 26．安全手段は、アダプター本体のリムまたはその他の部分上に載置され、これ によりサービス・パイプがアダプターの中に押し込まれるかまたは駆動されるこ とを防止するようサービス・パイプの周りに位置決めされるカラーを備える請求 の範囲第25項記載の方法。 27．サービス・パイプがアダプターの中に押しこまれるかまたは駆動されて阻止 手段を移動させるために安全手段が取り外され、しかるのち、安全手段を取り付 けるためにパイプが十分に引き戻される請求の範囲第25項または第26項記載の方 法。 28．請求の範囲第１項ないし第12項のいずれか１項記載のアダプターまたは請求 の範囲第13項ないし第18項のいずれか１項記載の部品キットが使用される請求の 範囲第23項ないし第27項のいずれか１項記載の方法。 29．これまでに説明された請求の範囲第23項ないし第28項のいずれか１項記載の 方法。