JPH08503073A - 較正システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ブロワ装置（１０）、流量計（１６）及び混合マニホルドを介してガスの流れを制御する手段（１５）を有するエアー・システム含む較正システムであって、混合マニホルドには計量されたテスト・ガスが質量流量制御器（１９）かシリンジ駆動ユニット（２１）のいずれかから加えられる。

Description

【発明の詳細な説明】 較正システム 本発明は、他の主流ガス中における１種類のガスの正確に変化できる既知の濃 度を提供するシステムに関し、詳しくは、ガス検出装置などの計器を較正する場 合に使用するための上記のシステムに関する。この主流ガスとは通常は空気であ り、便宜上、以後は空気流と呼ぶことにする。 空気流におけるトレーサまたは汚染ガス（便宜上、以後はテスト・ガスと呼ぶ ）の測定値を提供するガス検出装置はよく知られている。紫外線によるテスト・ ガスの電離の原理で作動する装置は、例えば英国特許第１５７６４７４号とＰＣ Ｔ／ＧＢ９２／０１３１３号に記載されている。これらの資料に記載されている 装置では、テスト・ガスを含む空気流は紫外線に当てられ、一対の電極の間を通 される。テスト・ガスの電離は結果として電極間に電流を流し、この電流を測定 すると、装置の較正とともに、空気流の中のテスト・ガスの濃度を示すことがで きる。 従来の較正方法は、検出不可能な担体／バッファ中に必要な比率の較正ガスを 含むボンベに詰められたガスの商業的供給に 依存している。この方法には下記のような多くの欠点がある。 経済性の点では、較正の成功には多数の各種混合物が必要であり、かつそれぞ れ混合物が完全に使用されることはほとんどない。すなわち、実際には各較正は 通常は各混合物を極めてわずかな量しか必要とせず、しかもその頻度は比較的低 い。 実用の点では、上記の形式の検出装置は現場での較正を必要とし、これは較正 装置と混合物の運搬及び取扱いに不相応な努力を必要とする。 また技術的確実性の点では、較正ガスは公称混合物として供給され、これは、 正確な組成を確認するためにさらに費用のかかる検定を必要とする。さらに、担 体ガス自体が汚染されることがある。また、較正には市販の等価品ではなく、現 地で使用されるかまたは見出される実際のテスト・ガスを使用することが好まし い。 本発明は、これらの欠点を克服する装置を提供する。 本発明によれば、較正システムは、 周辺空気から取り込まれて計量された空気と、計量されたテスト・ガスとを較 正しようとする装置に供給する手段と、 そのテスト・ガスを計量された空気の中に導く手段と、 空気とテスト・ガスの供給を制御するための手段と を含むことを特徴とする。 空気供給源は、空気フィルタ、ブロワ装置、及び流量計を備えるのが好都合で あり、この流量計は、例えばタービン流量計でよい。空気流量の制御は、可変容 量ブロワを備えることによって、または空気ブリード・バルブを使用することに よって実施することができる。 テスト・ガス供給源は、質量流量調節器と１つまたは複数のシリンジの組合せ を使用することができ、１つまたは容量が異なる複数の装置と組み合わせた複数 のシリンジを使用すると好都合である。 較正システムは可搬式パックの形であることが好ましい。 ここで、本発明のいくつかの実施例を、添付の図面を参照して単に例示として 説明する。 第１図は、本発明によるテスト・システムの機械的レイアウトを示す。 第２図は、このシステムの前面パネル制御部を示す。 第３図は、このシステムのエレクトロニック・シャシのレイアウトを示す。 第４図は、制御ブロック図を示す。 第５図は、このシステムで使用されるシリンジ・ユニットへの接続部を示す。 第６図は、シリンジ・ユニットを駆動するために使用されるソレノイド・ドラ イバへの接続を示す。 第７図は、このシステムで使用されるエレクトロニクスの一部を示す。 第８図は、本発明によるテスト・システムの第２の形の機械的レイアウトを示 す。 第９図は、第２システムの制御のブロック図を示す。 第１０図は、第２システムで使用されるシリンジ・ユニットへの接続部を示す 。 較正システム（第１図）は、フィルタ１１を通じて周辺空気供給源と接続され たブロワ１０を有する。ブロワ１０は配管１２を通じてＴ分岐部１３に接続され 、このＴ分岐部から、第１分肢は空気ブリード・バルブ１４に至り、第２分肢は 整流器１５を経てタービン流量計１６に至る。タービン流量計１６は混合マニホ ルド１７に接続され、この混合マニホルド１７は、質量流量遮断弁２０を経て質 量流量調節器１９から来る第１入 力部１８と、４個のシリンジ２９を駆動するように接続されたパルスモータ２９ （第１図には図示せず）を含むシリンジ・ドライブ・ユニット２２から来る第２ 入力部２１とを有する。 テスト・ガス供給源２４に接続可能なテスト・ガス供給管２３は、入口弁２５ と膨脹室２６を有し、また質量流量調節器１９に通じる接続部２７、及びシリン ジ・ドライブ・ユニット２２に取り付けられた４個のシリンジ２９の列に通じる 接続部２８を有する。 混合マニホルド１７は混合管３０によって拡散管３１に接続され、この拡散管 ３１に較正しようとする装置３２を取り付けることができる。 システム制御ユニットは制御パネル３９を有し、制御パネル３９の上には、電 源スイッチ４０、ブロワスイッチ４１、高ブロワ流量または低ブロワ流量のいず れかを選択できる流量スイッチ４２、空気流量が所定の下限値以下に低下した場 合に指示を与える低流量インジケータ４３、第１入力部１８（質量流量調節器） と第２入力部２１（シリンジ）を混合マニホルド１７に接続できるようにする切 換えスイッチ４４、質量流量調節器１９の出力部を調整することができるガス制 御スイッチ４５、 シリンジ２９の一つの出力部を第２入力部２１に接続できるようにするシリンジ 切換えスイッチ４６、及びシリンジ・キーボード４７が配置されている（第２図 ）。また制御パネルの上には、空気供給量ゲージ５０、質量流量調節器供給ゲー ジ５１、シリンジ・プログラム・インジケータ５２、及びパージ・スイッチ５３ も見られる。 エレクトロニクス・シャシ６０（第３図）は、その上に、シリンジ・ユニット ６１、シリンジ・ドライブと表示ボード６２、ソレノイド・ドライブ・ボード６ ３、流量計ユニット６４、入力部コネクタ・ブロック６５、前面パネル・コネク タ・ボード６６、電源６７、及びその他各種システム６８に関する電子システム を搭載している。 第４図には制御ブロック図が示されているが、第１図に関して説明した項目に 関連する項目は、その同じ番号で示す。特に、制御ブロックは、質量流量調節器 １９ａ及びシリンジ・ユニット調節器２９ａを含む。 シリンジ制御ユニット（第５図）は、シリンジ１９の出力を一次機能（開始／ 停止）Ｓｔキー、＜キー７１、＞キー７２、及びＦｎ機能キー７３によって調節 することのできる、キーボ ード４７を含む。このユニットはまた、ソレノイド・ドライバ７４（第６図も参 照のこと）、ソレノイド・バルブ７５シリンジ１９を駆動するためのステッピン グモータ７６、ＬＣＤ表示装置１９及びその他の装置も含む。 本システムに関連するその他のエレクトロニクス製品を第７図に示す。 本発明における使用に適した構成要素の例としては、Rosemount質量流量調節 器５８５ｏｉ型、Quadrina流量計ＱＢＧ／１６Ｂ／ＥＰＩ、GAST Reginairブロ ワＲ１１０２、ＲＳ電源５９４−７６３、及びHamiltonシリンジがある。 本システムは、テスト・ガス・コンテナ２４を供給管２３に、またテストしよ うとするユニット３２を拡散管３１に接続することによって、較正を行う準備を する。次に、テスト・ガスがブロワ１０に向かって逆流することを防止するよう に作動するブロワ１０を用いて、テスト・ガス・システムを通じてテスト・ガス を吹き出すことにより、またシリンジ２９を操作することにより、テスト・ガス ・システムを掃除する。 シリンジ２９には、ソレノイド・バルブ７５の適当な操作によって大気圧に安 定できるようにするテスト・ガスを充てんす る。 本システムは、質量流量調節器１９から、また適切な場合にはシリンジ２９か らのテスト・ガスを用いて、空気流中の一連のテスト・ガスの濃度を提供するよ うにプログラミングされており、それから、ユニット３２を通じてこのシーケン スを実行することによって較正を実施する。この結果を、通常の方法で手によっ てまたは自動的に記録装置にプロットする。 シリンジ２９は連動式に駆動され、各シリンジはソレノイド・バルブ（第１図 には示されていないが、第８図には１４０で示されている）に接続され、このソ レノイド・バルブによって、シリンジはテスト・ガス入力部２８または混合マニ ホルド１７のいずれかに接続することができる。必要とされる送出流量は、個々 のシリンジ２９または複数のシリンジの組合せがバルブによって混合マニホルド １７に接続されるようにプログラミングを行い、パルスモータを適切な速度で駆 動することによって得られ、この場合、特定の較正点のために必要とされないシ リンジ２９はテスト・ガス入力部２８に接続され、こうして、そこからガスはシ ステムを通じて逆流し、過剰な圧力上昇は膨脹室２６があるので防止される。 本発明の第２実施例（第８図）では、テスト・ガスはシリンジによって完全に 計量される。第８図で、第１図におけるものと同様な項目は同じ番号が付けられ ている。この実施例では、６個のシリンジが採用されており、これらは２つのユ ニットに組み合わされている。４個の小容量シリンジ１４１は連結部材１４２に よって一緒のまとめられて第１ユニット１２２となり、ステッピングモータ（図 示せず）によって駆動可能である。これらのシリンジの一般的な容量は、２個の シリンジについてはそれぞれ１０ｍｌにすることができる。第３シリンジは２５ ０μｌ、第４シリンジは２．５ｍｌである。２個の大容量シリンジ１４３は連結 部材１４４によってまとめられて第２ユニット１２３となり、ステッピングモー タ１４５によって駆動可能である。各シリンジの一般的な容量は１００ｍｌにす ることができる。 シリンジ１４１、１４３を、ソレノイド・バルブ１４０によってテスト・ガス 供給源２８または混合マニホルド１７に接続することができる。 本発明の第２実施例の制御ブロック・システムとシリンジ・ユニット操作シス テムを、それぞれ第９図と第１０図に示す。 使用の際は、シリンジ１４１、１４３は、前述の本発明の第１実施例における シリンジ２９と同じ様式で操作される。 多くの代替の配置及び構成要素が本発明の範囲内で可能であること、及び正確 な操作手順はこれらに左右されることを、理解されたい。例えば、ステッピング モータ以外の駆動モータもシリンジ２９、１４１、１４３を駆動するために使用 することもあり、または１つの個別のモータをシリンジのいくつかまたは全ての ために準備することもできる。また、ガスをシステムに戻すのではなく大気中に 放出することが容認される場合もある。シリンジを単一のユニット、または第２ 実施例に記載の２つ以上のユニットに取り付けることもできる。さらに、上記の 送出システムの代わりに代替送出システムを使用することもできる。様々な代替 型式の流量計も使用することができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１０月１１日 【補正内容】 較正システム 本発明は、他の主流ガス中における１種類のガスの正確に変化できる既知の濃 度を提供するシステムに関し、詳しくは、ガス検出装置などの計器を較正する場 合に使用するための上記のシステムに関する。この主流ガスとは通常は空気であ り、便宜上、以後は空気流と呼ぶことにする。 空気流におけるトレーサまたは汚染ガス（便宜上、以後はテスト・ガスと呼ぶ ）の測定値を提供するガス検出装置はよく知られている。紫外線によるテスト・ ガスの電離の原理で作動する装置は、例えば英国特許第１５７６４７４号とＷＯ ９３／１２３５４号に記載されている。これらの資料に記載されている装置では 、テスト・ガスを含む空気流は紫外線に当てられ、一対の電極の間を通される。 テスト・ガスの電離は結果として電極間に電流を流し、この電流を測定すると、 装置の較正とともに、空気流の中のテスト・ガスの濃度を示すことができる。 従来の較正方法は、検出不可能な担体／バッファ中に必要な比率の較正ガスを 含むボンベに詰められたガスの商業的供給に依存している。この方法には下記の ような多くの欠点がある。 経済性の点では、較正の成功には多数の各種混合物が必要であり、かつそれぞ れ混合物が完全に使用されることはほとんどない。すなわち、実際には各較正は 通常は各混合物を極めてわずかな量しか必要とせず、しかもその頻度は比較的低 い。 実用の点では、上記の形式の検出装置は現場での較正を必要とし、これは較正 装置と混合物の運搬及び取扱いに不相応な努力を必要とする。 また技術的確実性の点では、較正ガスは公称混合物として供給され、これは、 正確な組成を確認するためにさらに費用のかかる検定を必要とする。さらに、担 体ガス自体が汚染されることがある。また、較正には市販の等価品ではなく、現 地で使用されるかまたは見出される実際のテスト・ガスを使用することが好まし い。 米国特許第４，０９４，１８７号には組み込み較正能力を備えたスタック・ガ ス分析システムが記載されている。ありうる各汚染ガスのための個別の分析器が あり、スタック・ガスのサンプルはスタック・プローブによって集められ、一連 のガス分析器に通される。疑わしいと思われる各汚染ガスのガス源は周辺空気に よって希釈され得、またスタック・プローブを介し て若しくは直接にガス分析器に供給され得る汚染ガスを供給する。較正流におけ る汚染ガスの濃度は、各ガス源の直接下流の流量計と空気／汚染ガス混合点の下 流の流量計によって確定される。分析器からのスタック・ガスの置き換えを起こ す圧力にて供給された較正ガスの送り出しが行われなければならない。 英国特許１５７６４７４及びＷＯ９３／１２３５４に記載された装置は現場の 装置であり、その機能の理由により、過般式でなければならない。このことは、 米国特許４，０９４，１８７に記載されている装置のような組み込み較正手段を 含めることを実行不可能なものとする。 本発明は、これらの欠点を克服する装置を提供する。 本発明によれば、較正装置は混合マニホルドと、該マニホルドを較正しようと する装置に接続するための手段と、周辺空気からマニホルドに空気を供給する手 段とを備え、更に マニホルドへの供給空気を計量する手段と、 ２つの二者択一的な送出システムであって、第１の送出システムは第１共通駆 動手段に対しひとまとめにされた複数の比較的小さな容量のシリンジを含み、第 ２の送出システムは第２共通駆動手段に対しひとまとめにされた複数の比較的大 きな容量 のシリンジを含み、各シリンジが接続手段により個別に混合マニホルドに接続又 は混合マニホフレドから分離され得る送出システムと、 テスト・ガスをシリンジに供給する手段とを含むことを特徴とする。 空気を供給する手段が、空気フイルタと、ブロワ装置と、流量計とからなって もよく、空気の供給が容量可変ブロワによって又は空気ブリード・バルブの使用 によって制御されてもよい。 接続手段がソレノイド・バルブでもよく、それが関連するシリンジをテスト・ ガス供給手段に接続するためにも用いられてもよい。 発明の一態様においては、第１の送出システムが夫々１０ｍｌ、１０ｍｌ、２ ５０μｌ、２．５ｍｌの容器の４つのシリンジを含んでおり、また第２の送出シ ステムが夫々１００ｍｌの容量の２つのシリンジを有している。 較正装置は好ましくは過般式である。 ここで、本発明のいくつかの実施例を、添付の図面を参照して単に例示として 説明する。 第１図は、本発明によるテスト・システムの機械的レイアウ トを示す。 第２図は、このシステムの前面パネル制御部を示す。 第３図は、このシステムのエレクトロニック・シャシのレイアウトを示す。 第４図は、制御ブロック図を示す。 第５図は、このシステムで使用されるシリンジ・ユニットへの接続部を示す。 第６図は、シリンジ・ユニットを駆動するために使用されるソレノイド・ドラ イバへの接続を示す。 較正システム（第１図）は、フィルタ１１を通じて周辺空気供給源と接続され たブロワ１０を有する。ブロワ１０は配管１２を通じてＴ分岐部１３に接続され 、このＴ分岐部から、第１分肢は空気ブリード・バルブ１４に至り、第２分肢は 整流器１５を経てタービン流量計１６に至る。タービン流量計１６は混合マニホ ルド１７に接続され、この混合マニホルド１７は、シリンジ１４１、１４３から の入力２１を有する。 テスト・ガス供給源２４に接続可能なテスト・ガス供給管２３は、入口弁２５ と膨脹室２６を有し、 また、ソレノイド・バルブ１４０への接続部２８を有してお り、ソレノイド・バルブ１４０の各々は、各シリンジ１４１、１４３に対応して いる。各ソレノイド・バルブは対応するシリンジをテスト・ガス供給源２８に接 続するか、マニホルド１７に接続するかを切り換えることができる。 シリンジは第１及び第２の送出システム１２２、１２３に配列されている。第 １の送出システム１２２は連結部材１４２によってひとまとめにされ、図示しな いステッピング・モータによって駆動可能な４つの小容量シリンジ１４１を有し ている。これらの典型的な容量は、２つが１０ｍｌ、３番目が２５０μｌ、４番 目が２．５ｍｌである。第２の送出システム１２３は連結部材１４４によってひ とまとめにされ、ステッピング・モータ１４５によって駆動可能な４つの小容量 シリンジ１４３を有している。各シリンジの典型的な容量は、１００ｍｌである 。 混合マニホルド１７は混合管３０によって拡散管３１に接続され、この拡散管 ３１に較正しようとする装置３２を取り付けることができる。 システム制御ユニットは制御パネル３９を有し、制御パネル３９の上には、電 源スイッチ４０、ブロワスイッチ４１、高ブ ロワ流量または低ブロワ流量のいずれかを選択できる流量スイッチ４２、空気流 量が所定の下限値以下に低下した場合に指示を与える低流量インジケータ４３、 第１の送出システムまたは第２の送出システムを混合マニホルド１７に接続でき るようにする切換えスイッチ４４、第２の送出システムの出力を調整することが できる制御スイッチ４５、第２の送出システム１２３のシリンジ１４３の一方又 は両方の選択を可能にする切換えスイッチ４６、及び第１の送出システム１２２ のシリンジ１４１の選択を制御するためのシリンジ・キーボード４７が配置され ている（第２図）。また制御パネルの上には、空気供給量ゲージ５０、質量流量 調節器供給ゲージ５１、シリンジ・プログラム・インジケータ５２、及びパージ ・スイッチ５３も見られる。 エレクトロニクス・シャシ６０（第３図）は、その上に、シリンジ・ユニット ６１、シリンジ・ドライブと表示ボード６２、ソレノイド・ドライブ・ボード６ ３、流量計ユニット６４、入力部コネクタ・ブロック６５、前面パネル・コネク タ・ボード６６、電源６７、及びその他各種システム６８に関する電子システム を搭載している。 第４図には制御ブロック図が示されているが、第１図に関し て説明した項目に関連する項目は、その同じ番号で示す。特に、制御ブロックは 、第１送出システム・コントローラ１２２ａ及び第２送出システム・コントロー ラ１２３ａを含む。 第１の送出システムのためのシリンジ制御ユニット（第５図）は、シリンジ１ ９の出力を一次機能（開始／停止）Ｓｔキー、＜キー７１、＞キー７２、及びＦ ｎ機能キー７３によって調節することのできる、キーボード４７を含む。このユ ニットはまた、ソレノイド・ドライバ７４（第６図も参照のこと）、ソレノイド ・バルブ７５、シリンジ１９を駆動するためのステッピングモータ７６、ＬＣＤ 表示装置１９及びその他の装置も含む。 本発明における使用に適した構成要素の例としては、Quadrina流量計ＱＢＧ／ １６Ｂ／ＥＰ１、GAST ReginairブロワＲ１１０２、ＲＳ電源５９４−７６３、 及びHamiltonシリンジがある。 本システムは、テスト・ガス・コンテナ２４を供給管２３に、またテストしよ うとするユニット３２を拡散管３１に接続することによって、較正を行う準備を する。次に、テスト・ガスがブロワ１０に向かって逆流することを防止するよう に作動するブロワ１０を用いて、テスト・ガス・システムを通じてテスト ・ガスを吹き出すことにより、またシリンジ１４１、１４３を操作することによ り、テスト・ガス・システムを掃除する。 シリンジ１４１、１４３は次いでソレノイド・バルブ１４０の適当な操作によ ってテスト・ガス源に接続され、そして大気圧にたいして安定できるようにする テスト・ガスを充てんする。 本システムは、ソレノイド１４１、１４３から、また適切な場合には第１、第 ２の送出システム１２２、１２３からのテスト・ガスを用いて、空気流中の一連 のテスト・ガスの濃度を提供するようにプログラミングされており、それから、 ユニット３２を通じてこのシーケンスを実行することによって較正を実施する。 この結果を、通常の方法で手によってまたは自動的に記録装置にプロットする。 較正シリンジ１４１、１４３がソレノイド・バルブ１４０によって混合マニホル ドに接続されている間は、ステッピングモータは適切な速度で駆動され、この場 合、特定の較正点のために必要とされないシリンジ１４１、１４３はテスト・ガ ス入力部２８に接続され、こうして、そこからガスはシステムを通じて逆流し、 過剰な圧力上昇は膨脹室２６があるので防止される。 多くの代替の配置及び構成要素が本発明の範囲内で可能であ ること、及び正確な操作手順はこれらに左右されることを、理解されたい。例え ば、ステッピングモータ以外の駆動モータもシリンジ１４１、１４３を駆動する ために使用することもあり、または１つの個別のモータをシリンジのいくつかま たは全てのために準備することもできる。また、ガスをシステムに戻すのではな く大気中に放出することが容認される場合もある。シリンジを記載の２つ以上の ユニットに取り付けることもできる。さらに、上記の送出システムの代わりに代 替送出システムを使用することもできる。様々な代替型式の流量計も使用するこ とができる。 請求の範囲 １．混合マニホルド（１７）と、該マニホルドを較正しようとする装置（３２） に接続するための手段（３０）と、周辺空気からマニホルドに空気を供給する手 段（１４、１５）とを備えた較正装置であって、 マニホルドへの供給空気を計量する手段（１７）と、 ２つの二者択一的な送出システムであって、第１の送出システム（１２２）は 第１共通駆動手段（７６）にひとまとめにされた複数の比較的小さな容量のシリ ンジ（１４１）を含み、第２の送出システム（１２３）は第２共通駆動手段（１ ４５）に対しひとまとめにされた複数の比較的大きな容量のシリンジ（１４３） を含み、各シリンジが接続手段（１４０）により個別に混合マニホルド（１７） に接続又は混合マニホルドから分離され得る送出システム（１２２、１２３）と 、 テスト・ガスをシリンジに供給する手段（２３、２４、２８）とを含むことを 特徴とする、較正装置。 ２．空気を供給する手段が、空気フイルタ（１１）と、ブロワ装置（１０）と、 流量計（１６）とからなることを特徴とする 請求の範囲第１項に記載の較正装置。 ３．空気の供給が容量可変ブロワ（１０）によって制御されることを特徴とする 請求の範囲第２項に記載の較正装置。 ４．空気の供給が空気ブリード・バルブ（１４）の使用によって制御されること を特徴とする請求の範囲第２項に記載の較正装置。 ５．接続手段（１４０）がソレノイド・バルブである請求の範囲第１項から第４ 項のいずれか一項に記載の較正装置。 ６．ソレノイド・バルブ（１４０）が関連するシリンジ（１４１、１４３）をテ スト・ガス供給手段（２３、２４、２５）に接続するために用いられる請求の範 囲第５項に記載の較正装置。 ７．前記第１の送出システム（１２２）が４つのシリンジ（１４１）を含んでい る請求の範囲第１項から第６項のいずれか一項に記載の較正装置。 ８．前記シリンジ（１４１）が夫々１０ｍｌ、１０ｍｌ、２５０μｌ、２．５ｍ ｌの容量を有する請求の範囲第７項に記載の較正装置。 ９．前記第２の送出システム（１２３）が２つのシリンジ （１４３）を有している請求の範囲第１項から第８項のいずれか一項に記載の較 正装置。 10．前記シリンジ（１４３）が１００ｍｌの容量を有する請求の範囲第９項記載 の較正装置。 11．較正装置が過般式である請求の範囲第１項から第10項のいずれか一項に記載 の較正装置。 【図１】 【図２】 【図３】 【図４】 【図５】 【図６】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ (72)発明者 ローレンス，ジヨン イギリス国、クルウイド・エル・エル・ 19・９・エイチ・エル、アバーコンウエ イ・ロード・40 (72)発明者 ウイリアムズ，アレツド イギリス国、ランフエアフエチヤン・エ ル・エル・33・０・デイー・テイー、ゴー ウエル・24

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．周辺空気から取り込まれて計量された空気（１５、１６）と計量されたテス ト・ガス（１８、２１）とを較正しようとする装置に供給する手段と、 計量されたテスト・ガスを計量された空気の中に導く手段（１９、２２、１２ ２、１２３）と、 空気とテスト・ガスの供給を制御する手段（１０）１４、３９、１９ａ、２９ ａ、４７）と を含むことを特徴とする、較正システム。 ２．テスト・ガスを空気流中に導く手段が、テスト・ガスを様々な濃度で送出す ることのできる少なくとも２つの代替送出システム（１９、２２）を含むことを 特徴とする、請求の範囲第１項に記載の較正システム。 ３．少なくとも第１送出システムが質量流量調節器（１９）を含むことを特徴と する、請求の範囲第２項に記載の較正システム。 ４．少なくとも第２送出システム（２２）が少なくとも１つのシリンジ（２９） を有することを特徴とする、請求の範囲第２ 項または第３項に記載の較正システム。 ５．第２送出システムが複数のシリンジ（２９）を有することを特徴とする、請 求の範囲第４項に記載の較正システム。 ６．テスト・ガスを空気流中に導く手段が、複数のシリンジ（２９、１４１、１ ４３）を含むことを特徴とする、請求の範囲第１項または第２項に記載の較正シ ステム。 ７．空気供給源が、空気フィルタ（１１）、ブロワ装置（１０）、及び流量計（ １６）を含むことを特徴とする、請求の範囲第１項から第６項のいずれか一項に 記載の較正システム。 ８．空気供給源が容量可変ブロワ（１０）によって制御されることを特徴とする 、請求の範囲第７項に記載の較正システム。 ９．空気供給源が空気ブリード・バルブ（１４）の使用によって制御される、請 求の範囲第７項に記載の較正システム。 １０．可搬式であることを特徴とする、請求の範囲第１項から第９項のいずれか 一項に記載の較正システム。