JPH08503014A - 関与物品被覆用組成物及び被覆方法 - Google Patents

関与物品被覆用組成物及び被覆方法

Info

Publication number
JPH08503014A
JPH08503014A JP6511431A JP51143194A JPH08503014A JP H08503014 A JPH08503014 A JP H08503014A JP 6511431 A JP6511431 A JP 6511431A JP 51143194 A JP51143194 A JP 51143194A JP H08503014 A JPH08503014 A JP H08503014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
parts
article
coating
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6511431A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3228936B2 (ja
Inventor
イー. ホワイト,ドナルド
エム. ワゲン,デニス
エイ. バロー,ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tech One Inc
Original Assignee
Tech One Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tech One Inc filed Critical Tech One Inc
Publication of JPH08503014A publication Critical patent/JPH08503014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3228936B2 publication Critical patent/JP3228936B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D3/00Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials
    • B05D3/02Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by baking
    • B05D3/0218Pretreatment, e.g. heating the substrate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D1/00Processes for applying liquids or other fluent materials
    • B05D1/18Processes for applying liquids or other fluent materials performed by dipping
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/56General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering characterised by the quenching agents
    • C21D1/60Aqueous agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 関与物品に耐食性表面を適用する用途を有する組成物及び方法が記載されている。本発明の組成物は、重合体溶液、エマルジョン、又は分散物、及び相容性分散物を含み、それらは水と一緒にして浴を形成する。次に被覆しようとする関与物品をその浴の中で急冷する。

Description

【発明の詳細な説明】 関与物品被覆用組成物及び被覆方法 発明の背景 1.技術分野 本発明は、関与物品(object of interest)を被覆するための組成物及び被覆方 法に関し、特に金属又は他の耐熱性基体に適用することができる組成物であって 、適切に適用すると、耐久性のある魅力的な仕上げを与えながら、同時に関与物 品に改良された耐食性を与え、然も何等環境に有害な影響を与えることのない組 成物に関する。 2.従来技術 鋼、又はアルミニウム組立体のような関与物品を被覆するためのおびただしい 数の組成物及び方法に関する従来技術が存在しており、この場合、関与物品が大 気ガス、水等のような周囲環境中に存在する種々の腐食性物質に曝されることに よって物品の表面に生ずる腐食を実質的に防止するために、被覆組成物を関与物 品に適用する。例えば、鋼、特に予め定められた硬度を有する鋼を製造する場合 、鋼の表面が周囲の水蒸気に曝されると急速に(屡々数分で)腐食するような処 理工程によって鋼の表面が屡々品質低下したものになる。この特別な問題に対処 するため、鋼製造業者は処理される鋼に可溶性油の被覆を屡々適用し、それによ って少なくとも或る期間腐食の開始を阻止した表面を与えるようにしている。 更に、腐食に対する保護を与えるため鉄及び鋼に適用される種々の金属被覆の 中では亜鉛が非常に重要な役割を果たしてきた。これに関して、亜鉛被覆を適用 する方法はメッキ技術によるものと考えられている。メッキは、棒、管、裸のワ イヤー、及び鋼材料のような製品、及びバケツ、給水缶、ゴミ捨て缶等のような あらゆる種類の物品及び家庭用品に広く使われている。 一般に適用されている殆どのメッキ方法は、「溶融メッキ」(hot dip)による 亜鉛メッキであり、その方法では関与物品を溶融亜鉛浴中に浸漬することにより 亜鉛メッキが得られる。この方法では亜鉛が、例えば、鉄と結合し、鉄と亜鉛の 合金結晶が形成され、それが固く付着した被覆を与える。 連続的溶融亜鉛メッキ方法を用いて成功させるためには、鋼のような処理しよ うとする物品は、油、グリース、汚れ、スケール、腐食生成物を全て実質的に持 たないようにしなければならない。予備処理には、適当な溶媒による脱グリース 、酸洗い、目的物の濯ぎ、融剤による目的物の処理、及び乾燥が含まれる。酸洗 い工程の意図する目的は、表面に存在する酸化物膜を、塩酸又は硫酸の作用によ り全て除去することにある。通常塩化亜鉛と塩化アンモニウムとの混合物である 融剤は、残留する微量の不純物を除去する働きをし、鋼表面の濡れ性を増大する 。 「湿式亜鉛メッキ」では、融剤を亜鉛浴中で溶融状態にして存在させ、メッキ しようとする金属をその融剤層を通って浴中へ入れる。「乾式亜鉛メッキ法」で は、金属部品を先ず融剤の溶液中に浸漬し、次に乾燥して、それらが、亜鉛浴中 で溶融する融剤の薄い膜で予め被覆されるようにする。 金属表面に保護性被覆を適用するための別の一般に用いられている方法には、 金属を噴霧する方法が含まれる。この特別な方法では、被覆しようとする目的物 の表面に溶融金属を適用する。通常、ワイヤーの形になっている被覆用金属をス プレーガン或は同様な装置中に供給し、それによって、例えば酸素とアセチレン との混合物のような燃料ガスの燃焼によりそれを溶融する。通常スプレーガン又 は他のスプレー装置は、空気タービンによって駆動される二つのローラーを有し 、それが特別なノズルの中心部分を通ってそのワイヤーを供給する。このノズル 中でガスに点火し、ワイヤーは溶融し、それによってノズルから粒状で出てくる 。次にその溶融された金属を圧縮空気により噴霧し、被覆しようとする表面へ高 速で噴射する。化学工業及び食品工業で用いられている特別な装置を腐食から保 護するために鉛、アルミニウム、銀、又はステンレス鋼の被覆が屡々用いられて い る。鋼又は硬質合金の被覆も、種々の物品の摩耗表面として用いられている。例 えば、軽合金ピストンをスプレーによる鋼被覆で被覆することができる。エレク トロニクス及び電気通信工業では、非金属材料を電気伝導性にするためそれらの 材料に金属被覆を適用している。 腐食を防止するために表面を被覆するのに用いられている別の一般的方法には 、電気メッキ法が含まれる。電気メッキは電着、即ち、電流の作用により表面に 金属被覆を生ずる方法である。そのような被覆は主に保護機能を果たし、即ち、 例えば亜鉛メッキ、又は錫電気メッキにより腐食を防止し、更に金又は銀をメッ キするような装飾的機能を果たすことができる。電気メッキに関連する原理は、 被覆用金属を電解液、即ち酸又はアルカリ性水溶液から目的物上に付着させるこ とにある。 許容可能なしっかり付着した電気メッキ被覆を得るためには、被覆しようとす る物品を完全なクリーニングにかける必要がある。これは機械的処理、即ち、サ ンドブラスト、研磨、ワイヤーブラッシング、剥離等により、又は有機溶媒を用 いた脱グリースのような物理的方法、又は酸洗い、或はアルカリ性物質の作用 (これは屡々「鹸化」と呼ばれる)による脱グリースのような化学的方法、又は 電解作用によるクリーニング法である電気クリーニングにより達成することがで きる。これに関して、電解作用は、金属表面でのガスの発生によると言われてい る浄化作用として屡々記述されている。更に、湿潤剤及び乳化剤を添加してもよ く、その方法に有用である。 上で述べた幾つかの方法は或る程度の成功を収める働きをしているが、それら は多くの欠点をもち、そのためそれらの有用性が低下している。例えば、上で述 べた方法の多くは、環境に好ましくない組成物を用いることを含んでおり、即ち それらは環境に対し有害であると判定され、その他、カリフォルニア提案65の ような多くの州及び連邦の法律によって禁止又は規制されている重金属又はVO C(揮発性有機化合物)を含む組成物を含んでいる。更に、前に述べた亜鉛電気 メッキ法のような一般的方法で、塩噴霧に曝すと、約250時間に等しい水準の 耐食性を有する物品を通常生成する方法は、それらに適用される他の組成物で、 それらの耐食性を増大する組成物によって更に改良されていることが屡々ある。 例えば、「E被覆」(電解被覆)と呼ばれる第二被覆を亜鉛電気メッキ物品に、 それらの耐食性を向上するために屡々適用している。通常、E被覆は、それらの 物品に更に約100時間の耐食性を与えると予想されている。更に、亜鉛・ニッ ケル被覆も、同じ方法によって目的物に適用することができ、この方法は同じ部 品の耐食性を、同じ腐食条件に曝した時、約900〜1,000時間増大するこ とができる。 従来法に伴われる別の欠点は、これらの方法はいずれもメッキ工程の前に目的 物を完全に清浄にし、それによって確実に均一な表面がその物品に適当されるよ うにしなければならないことである。例えば、目的物を清浄にするのに必要な余 分の工程は、屡々時間がかかり、費用が高く、更に上で述べたように公法により 禁止又は規制されているか、又は環境に安定なやり方で廃棄することが困難な種 々の溶媒及び他の材料を使用することを含んでいる。 上述したことの他に、前に述べたように、これらの種々の方法は種々の称賛に 値いする利点を生じているが、それらは工程を実質的に阻害又は遅延することな く製造工程に容易には再利用又は導入することができず、更に通常実質的な費用 をかけずに導入することはできないと言う点で、一層の欠点を有する。 従って、周囲の環境中で水蒸気及び他の腐食性物質に曝した時に腐食する関与 物品に適用した時に特別な有用性をもち、更に容易に製造工程に導入することが でき、耐久性のある魅力的な耐食性表面を生じ、従来の方法に伴われる欠点を実 質的に持たない関与物品被覆組成物及び方法を持つことが望ましいことは以前か ら知られていた。 発明の開示 従って、本発明の一つの目的は、関与物品を被覆するための組成物及び方法を 与えることである。 別の目的は、製造工程中に導入するのに特に良く適しており、更に工業的方法 で関与物品の迅速な処理を実質的に妨害又は別に阻害することのないそのような 組成物及び方法を与えることである。 更に別の目的は、鋼、鉄等の組成を有する関与物品を被覆するのに特によく適 した組成物及び方法で、然も、その被覆が、今まで用いられてきた従来法によっ て適用されてきた耐食性被覆に実質的に等しい期間、腐食の発生を同時に阻止し ながら耐久性のある魅力的な仕上げを与える組成物及び方法を与えることにある 。 本発明の更に別の目的は、約5体積部〜約90体積部の重合体溶液、エマルジ ョン又は分散物;約0.5体積部〜約9体積部の相容性分散物;及び約10体積 部〜約95体積部の水を含み、その混合物を約80°F〜約160°Fの温度に 上昇し、関与物品を約220°F〜約1700°Fの温度へ上昇させ;加熱した 関与物品を前記混合物中で急冷し、それによって混合物が関与物品上に実質的に 均一に被覆されるようにする被覆用組成物及び方法を与える。 別の目的は、関与物品を被覆するための組成物及び方法で、重合体溶液、エマ ルジョン、又は分散物が、水で薄めることができる(water reducible)アルキド 樹脂、アクリル重合体、アクリル樹脂、アクリルエマルジョン、熱可塑性ウレタ ン、アクリルコロイド状溶液、多官能性カルボジイミド、水分散性ポリウレタン ラッカー、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、スチレン・アクリル重合体、微結 晶質又はポリエチレン又はポリプロピレン又はポリエチレン/パラフィンワック スエマルジョン、ポリ塩化ビニリデン共重合体エマルジョン、及びエチレンアク リル共重合体エマルジョンを含む重合体溶液、エマルジョン、又は分散物からな る群から選択される、組成物及び方法を与えることにある。 本発明の別の目的は、配合物が約2体積%〜約40体積%の固体濃度を有する 、関与物品を被覆するための組成物及び方法を与えることである。 本発明の別の目的は、関与物品を被覆するための組成物及び方法で、その混合 配合物とほぼ同じ比率で混合物がその組成物浴から失われて行く、被覆組成物及 び方法を与えることである。 本発明の更に別の目的は、関与物品を被覆するための組成物及び方法で、容易 且つ簡単に利用することができることを特徴とし、更に従来法を実施した場合に 比較して実質的に額面上の費用で用いることができる被覆組成物及び方法を与え ることである。 更に別の目的及び利点は、意図する目的で関与物品を被覆するための方法及び 組成物で、その意図する目的を達成するのに信頼性をもち経済的で耐久性のある 全く効果的な方法及び組成物で、改良された材料及びその配合を与えることであ る。 これら及び他の目的及び利点は、約5体積部〜約90体積部の重合体溶液、エ マルジョン又は分散物(前記重合体溶液、エマルジョン、又は分散物は、約20 重量%〜約90重量%の固体を含む);約0.5体積部〜約9体積部の相容性分 散物(前記分散物は、約5重量%〜約70重量%の固体を含む);約10体積部 〜約95体積部の水を含み、それによって約2体積%〜約40体積%の固体濃度 を有する浴を形成することができる関与物品被覆用組成物及び方法で達成され、 前記方法は、関与物品を約220°F〜約1700°Fの温度へ上昇し;該関与 物品を浴中で予め定められた時間急冷し、それによって前記組成物を関与物品の 表面に付着させる。 好ましい態様についての説明 関与物品を被覆するのに好ましい組成物は、約5体積%〜約90体積%の重合 体溶液、エマルジョン、又は分散物(その重合体溶液、エマルジョン、又は分散 物は約20重量%〜約90重量%の固体を含む);約0.5体積部〜約9体積部 の相容性分散物(この分散物は約5重量%〜約70重量%の固体を含む);約1 0体積部〜約95体積部の水を含み、それによって約2体積%〜約40体積%の 固体濃度を有する浴を形成する。固体の濃度は前記浴を、相対的に言って、極め て薄いものにしたものであることが認められるであろう。 本発明の組成物の重合体溶液、エマルジョン、又は分散物は、水で薄めること ができるアルキド樹脂、アクリル重合体、アクリルコロイド状分散物、アクリル 樹脂、アクリルエマルジョン、アクリルコロイド状溶液、熱可塑性ウレタン、多 官能性カルボジイミド、水分散性ポリウレタンラッカー、メラミン・ホルムアル デヒド樹脂、スチレン・アクリル重合体、微結晶質又はポリエチレン又はポリプ ロピレン又はポリエチレン/パラフィンワックスエマルジョン、ポリ塩化ビニリ デン共重合体エマルジョン、及びエチレンアクリル共重合体エマルジョンを含む 重合体溶液、エマルジョン、又は分散物からなる群から選択することができる。 前記重合体溶液、エマルジョン又は分散物の混合物も本発明の組成物の製造に用 いることができることは認められるであろう。 上で述べた重合体溶液、エマルジョン、又は分散物は、通常約20体積%〜約 90体積%の固体濃度を有することを理解すべきである。上で述べたように、配 合物として混合した時、本発明の組成物は約2体積%〜約40体積%の組成を有 する。本発明の教示に関連して用いることができる適当な重合体溶液、エマルジ ョン、又は分散物は、商標名「ジョンクリル(Joncryl)646」として販売され ており、それはウィスコンシン州ラシーンのS.C.ジョンソン・ワックス社(J ohnson Wax Co.)により製造され市販されているアクリルコロイド状エマルジョ ンである。S.C.ジョンソン・ワックス社によって市販されている他の適当な 重合体溶液又はエマルジョンには、ジョンクリル61;ジョンクリル1535; ジョンクリル91;ジョンクリル77;ジョンクリル142;ジョンクリル54 ;ジョンワックス(Jonwax)39;ジョンワックス120;ジョンワックス22 1;及びジョンクリル617が夫々含まれる。これらの重合体溶液、エマルジョ ン、又は分散物には、スチレンアクリル重合体、アクリルコロイド状分散物、ア クリル樹脂溶液、アクリル重合体溶液、アクリルコロイド状溶液、及び微結晶質 又はポリエチレン又はポリプロピレン又はポリエチレン/パラフィンワックスエ マルジョンが夫々含まれる。重合体溶液として用いることができる他の市販物質 には、アメリカン・シアナミド社(American Cyanamid Co.)により供給されてい る商標名「シメル(Cymel)303」樹脂として市販されている製品が含まれる。 シメル303はメラミン・ホルムアルデヒド樹脂である。モルトン・インターナ シヨナル(Morton International)により市販されているポリ塩化ビニリデン共重 合体エマルジョンであるサーフェン(Serfene)2060;及びアライド・シグナ ル社(Allied Signal,Inc.)により市販されているエチレン・アクリル共重合体 の亜鉛塩の水性分散物であるアクア(ACqua)220。更に、イリノイ州カーぺン ターズビルのカルギル社(Cargil Co.)から水で薄めることができる適当な変性ア ルキド樹脂溶液が、製品番号7478として入手することができる。更に、ライ ヒホルド・ケミカルズ社(Reichhold Chemicals,Inc.)から商標名スペンゾル(Sp ensol)L−52として市販されている熱可塑性ウレタン水溶液も本発明の実施に 有用であることが判明している。 本発明の発明者は、本発明の組成物を次のような方法で用いると驚くべき結果 が得られることを発見したと言うことを理解して頂きたい。その方法は、その組 成物の浴の温度を約80°F〜約160°Fへ上昇させ、鋼、鉄、アルミニウム 等のような金属から製造された耐熱性部品のような関与物品の温度を約220゜ F〜約1700°Fへ上昇させ、次に混合物中で冷却させると、その混合物が関 与物品の上に実質的に均一に被覆されるようになると言う結果が得られる。ガラ ス繊維、木材及びその他の全ての種類の耐熱性材料のような他の基材も本発明の 方法を用いて被覆することができると考えられることは認められるであろう。こ の方法は、前に述べたように、溶液中に用いられる種々の重合体が、浴中で急冷 される関与物品の温度よりも何倍も低い温度で劣化或は破壊されると言うことを 考慮に入れると特に驚くべきことである。従って、この組成物が目的物を被覆す る(特別の被覆では目的物は極めて均一に被覆される)と言うことは浴の高い温 度及び希釈された性質を考えると驚くべきことである。更に、それら組成物が、 本発明者によって発見された水準の耐食性を与えると言うことは驚くべきことで ある。 何等特別な科学的理論によって束縛されるものではないが、本発明者は本発明 の組成物によって付与される耐食性は、一つには特定の関与物品を希釈浴から取 り出した時、その表面から組成物の水分が「瞬間的除去(flashing off)」、即ち 、直ぐに蒸発するか、又は離脱して行った結果であると考えている。本発明者は 、この水の「瞬間的除去」は、取り込まれた水及び空気の量が出来るだけ少なく なった被覆を与える結果を与えると考えている。従って、被覆中に空気又は水が 存在せず、この状態が腐食の発生を実質的に防ぐものと考えられる。更に、上で 述べた方法に従って被覆された目的物は、気密で実質的に均一な被覆を有し、そ の被覆は多くの場合非常に魅力的で、耐久性があり、浴から離すと乾燥する。前 述したことの他に、本発明の組成物及び方法は、種々の相容性のある分散物を本 発明の組成物に添加する手段を与え、従って、着色被覆を関与物品に適用できる ようにする便利なビヒクルを与える。このことは今まで不可能なことであった。 前に論じたように、本発明の組成物は約0.5体積部〜約9体積部の相容性分 散物を含有する。その相容性分散物は、ほんの少し例を挙げると、カーボンブラ ック;半コロイド状黒鉛水;アルミニウムペースト;テフロン(登録商標名); 及びアクリルエマルジョンを含めた相容性分散物の群から選択することができる 。上で述べたように、これらのエマルジョンは着色顔料を含んでいてもよく、そ れは関与物品の表面を着色する便利な手段を与える。前述したことの外に、ステ ンレス鋼又はテフロンのような微粉砕固体を浴に添加し、耐久性の増大した又は 摩擦の減少した表面を与えることができる。ステンレス鋼粉末のような粉砕固体 を浴に入れると、これらの材料は溶液中に溶解せず、むしろ連続的撹拌によって 実質的に均一に懸濁されることになることは分かるであろう。適当な材料を種々 の会社から商業的に得ることができ、例えば、CDIデスパージョンズ社(Dispe rs ions,Inc.)から商品名BS13544として市販されている着色用黒色水性顔 料;アスベリー・グラファイト・ミルズ(Asbury Graphite Mills)から商品名8 1120として市販されている半コロイド状黒鉛水;及びMD−ボース・インダ ストリーズ(MD-Both Industries)から商品名1981として市販されているアル ミニウムペーストがある。微粉砕した金属粉末は、数多くの商業的事業所から入 手することができる。 本発明の組成物は、前に述べたように、相対的に言って極めて薄く、即ち、前 記配合物で認められるように、約10部〜約95部の水を含む。本出願人は、更 に本発明の配合物を用いた時、その配合物とほぼ同じ比率で混合物が消費されて 行くように見え、即ち浴から除去されて行くと言う驚くべき結果を発見している 。従って、浴の入れ替え又は補充の操作は極めて容易に行われ、補充する前に定 量的分析を行う必要はない。更に、従来法では、前に説明した従来技術による方 法を用いた被覆工程を実施する前に、メッキ又は被覆しようとする部品をグリー ス、油及び他の粒状物質のような汚染物が無くなるように実質的に清浄しなけれ ばならないことを教示しているのに対し、本発明では、そのようなことは不必要 であることを本発明者は発見した。特に、本発明者は実質的に均一で耐久性のあ る被覆を、表面が油、他の特別な物質、酸化物のような化合物で汚染されている にも拘わらず、その関与物品上に形成することができることを発見している。勿 論これらの条件は、従来法によって適用される被覆を実質的に損なうか又は劣化 させるものである。 本発明の組成物は、当分野で知られているどのような方法を用いて配合しても よい。この手順の代表的な例には、選択された重合体分散物(一種又は多種)、 エマルジョン(一種又は多種)、及び(又は)溶液(一種又は多種)及び相容性 分散物(一種又は多種)を適当な入れ物又は容器中へ入れ、次に充分な量の水を 添加して、前に述べた体積比率を有する浴を形成する。撹拌して均一な組成物を 形成した後、その浴の温度を約80°F〜約160°Fに上昇させる。この点で 約220°F〜約1,700°Fの温度へ上昇させておいた関与物品を、含まれ る部品の性質に基づいて予め定められた時間浴中で急冷する。殆どの場合、この 接触時間は15秒位の短い時間から120秒位の長い時間までの任意の長さにす ることができる。この予め定められた時間接触させた後、目的物をコンベヤー等 によるなどして浴から取り出す。浴から取り出した後、特定の関与部品上に被覆 された組成物中に残留する水は瞬間除去即ち直ちに蒸発するように見え、それに よって実質的に均一な魅力的で耐食性の被覆を与える。 上で説明したように、粉末金属、種々の着色顔料及び(又は)染料のような任 意的添加物を組成物に添加し、特定の物理的性質を変化させるようにしてもよい 。 本発明を、下に記載する幾つかの実施例により更に例示する。全ての実施例は 、上で述べたやり方で一緒にした。 例 1 本発明の教示による組成物は上で述べた−般的手順により製造した。この流体 組成物は次の成分材料を含んでいた: ジョンクリル142−アクリル重合体エマルジョン−40% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−1% 水−59% この特別な例では、ジョンクリル142は約39.5%の固体濃度を持ってい た。本発明の組成物中で希釈されて、その固体濃度は約15.8%になった。B S13544の場合、その合計固体濃度は約45%であった。上で述べたように 、流体組成物中で希釈されて、その合計固体濃度は約0.45%になった。従っ て、本発明の浴の全固体濃度は、体積で約16.25%であった。得られた流体 組成物を120°Fの温度へ加熱し、然る後、約350°Fの温度へ予め上昇さ せておいた金属部品をこの組成物中で急冷した。約60秒間浴中で急冷した後、 目的物を取り出した後、検査して完全に乾燥していることが判明した。更に表面 を調べると、本発明の組成物によって全表面が実質的に均一に且つ完全に被覆さ れていたことを示していた。 例 2 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成物は 次の成分材料を含んでいた: ジョンクリル91−アクリルコロイド状溶液−20% アズベリー81120−半コロイド状黒鉛水−4% 水−76% この特別な例では、ジョンクリル91の全固体濃度は約25.5%であった。 上で述べたやり方で希釈されて、この成分の全固体濃度は浴の全体積の約5.1 0%であった。更にアズベリー81120の全固体濃度は約22%であった。浴 中で希釈されて、その合計固体濃度は約0.88%になった。従って、本発明の 浴の流体組成物中に存在する全固体濃度は、約5.98%であった。得られた浴 を120°Fの温度へ持って行き、然る後、950°Fの温度へ予め上昇させて おいた金属部品をこの浴中で60秒間急冷した。次に急冷した部品を取り出し、 検査して上の例1に記載したのと同様な結果が得られた。 例 3 本発明の教示に従う流体組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成 物は次の成分材料を含んでいた: ジョンクリル1535−アクリル重合体エマルジョン−20% MD−ボース1981−アルミニウムペースト−5% 水−75% この特定の流体組成物では、ジョンクリル1535は約37%の固体濃度を持 っていた。しかし、本発明の流体組成物中で希釈されて、その全固体濃度は約7 .4%になった。更に、MD−ボース1981は約65%の全固体濃度を持って いた。本発明の流体組成物中で希釈されて、その全固体濃度は約3.25%にな った。従って、この例の組成物中の全固体濃度は約10.65体積%であった。 次に得られた流体組成物を約130°Fへ上昇させ、約990°Fの温度を有す る金属部品を次にその浴中で約30秒間急冷した。部品を検査すると、上の例1 に 記載したのと同様な結果が得られた。 例 4 本発明の教示に従う流体組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成 物は次の成分材料を含んでいた: ジョンワックス39−ポリプロピレンワックスエマルジョン−14.85% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.9% 水−84.15% この特別な例では、ジョンワックス39は約40%の固体濃度を持っていた。 本発明の組成物中で希釈されて、その全固体濃度は約5.94%になった。BS 13544の場合、その全固体濃度は約45%であった。上で述べたように、流 体組成物中で希釈されて全濃度は約0.45%になった。従って、本発明の浴の 全固体濃度は6.39%であった。得られた流体組成物を135゜Fの温度へ加 熱し、次に予め300°Fの温度へ上昇させておいた金属部品をこの組成物中で 急冷した。約30秒間浴に目的物を曝した後、それらを取り出し、次に検査した 。上で述べた例1と同様な結果が得られた。この同じ手順を、900°Fの温度 を持っていた部品について繰り返した。同様な結果が得られた。 例 5 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成物は 次の成分材料を含んでいた: ジョンワックス26−ポリプロピレンワックスエマルジョン−22.77% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.9% 水−76.23% この特別な例では、ジョンワックス26は約26%の固体濃度を持っていた。 本発明の組成物中で希釈されて、その固体濃度は約5.92%になった。BS1 3544の全固体濃度は0.45%を表していた。従って、本発明の浴の全固体 濃度は約6.31%であった。得られた流体組成物を135゜Fの温度へ加熱し 、次に予め300°Fの温度へ上昇させておいた金属部品をこの組成物中で35 秒 間急冷した。浴中での急冷に続き、目的物を取り出し検査した。上で述べた例1 と同様な結果が得られた。この同じ手順を、900°Fの温度を持っていた部品 について繰り返した。同様な結果が得られた。 例 6 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成物は 次の成分材料を含んでいた: ジョンワックス120−ポリエチレン/パラフィンワックスエマルジョン−1 7.36% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.99% 水−81.68% この特別な例では、ジョンワックス120は約34%の固体濃度を持っていた 。本発明の組成物中で希釈されて、その固体濃度は約5.9%になった。BS1 3544の場合、その全固体濃度は約45%であった。上で述べたように、流体 組成物中で希釈され、その全固体濃度は約0.45%になった。従って、本発明 の浴の全固体濃度は約6.34体積%であった。得られた流体組成物を135゜ Fの温度へ加熱し、予め300°Fの温度へ加熱しておいた金属部品をこの組成 物中に35秒間急冷した。予め定められた時間浴に曝した後、目的物を取り出し 、検査した。上記例1と同様な結果が得られた。900°Fの温度へ上昇させて おいた部品を用いて行なった続く試験では、同様な結果が得られた。 例 7 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この流体組成 物は次の成分材料を含んでいた: ジョンワックス22−微結晶質ワックスエマルジョン−17.32% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.99% 水−81.68% この特別な例では、ジョンワックス22は約34%の固体濃度を持っていた。 本発明の組成物中で希釈されて、その固体濃度は約5.8%になった。BS13 544の場合、その全固体濃度は約45%であった。上で述べたように、流体組 成物中で希釈されて、その全固体濃度は約0.45%になった。従って、本発明 の浴の全固体濃度は約6.33体積%であった。得られた流体組成物を135゜ Fの温度に加熱し、予め300°Fの温度へ加熱しておいた金属部品をこの組成 物中で急冷した。約35秒間浴に曝した後、目的物を取り出し、次に検査した。 上記例1と同様な結果が得られた。900°Fの温度へ上昇させておいた部品を 用いて40秒間行なった続く試験では、同様な結果が得られた。 例 8 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成物は 次の成分材料を含んでいた: シメル303−不揮発性物質の濃度が98%より大きな液体状で供給されてい るヘキサメトキシメチルメラミン。シメル303はアメリカン・シアナミド社の 商標名である−6.18% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.99% 水−92.8% この特別な例では、シメル303は約98%の固体濃度を持っていた。本発明 の組成物中で希釈されて、その固体濃度は約6.05%になった。BS1354 4の場合、その全固体濃度は約45%であった。上で述べたように、流体組成物 中で希釈されて、その全固体濃度は約0.45%になった。従って、本発明の浴 の全固体濃度は約6.495体積%であった。得られた流体組成物を135゜F の温度に加熱した。予め約300°Fの温度へ上昇させておいた金属部品を次に この組成物中で急冷した。約30秒間浴に曝した後、目的物を取り出し、次に検 査した。上記例1と同様な結果が得られた。900°Fの温度へ上昇させておい た部品を用いてこの試験を繰り返した。前の被覆に相対的に比較して、その被覆 は満足できるまでには至らないものであるように見えた。 例 9 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成物は 次の成分材料を含んでいた: シメル303−不揮発性物質の濃度が98%より大きな液体状で供給されてい るヘキサメトキシメチルメラミン。シメル303はアメリカン・シアナミド社の 商標名である−6.17% 「サイキャット(Cycat)」−イソプロパノール中に入れたトルエンスルホン酸 −0.148% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.98% 水−92.68% この特別な例では、シメル303は約98%より大きな固体濃度を持っていた 。本発明の組成物中で希釈されて、その固体濃度は約6.04%になった。アメ リカン・シアナミド社から同じ商標名で市販されている、イソプロパノール中に 入れたトルエンスルホン酸である「サイキャット」の場合、上で述べたように、 流体組成物中での希釈による全固体濃度は約0.0429%であった。BS13 544の場合、その全固体濃度は約45%であった。上で述べたように、流体組 成物中で希釈され、その全固体濃度は約0.45%になった。従って、本発明の 浴の全固体濃度は約6.52%であった。得られた流体組成物を約130°Fの 温度に加熱し、次に予め約900°Fの温度へ加熱しておいた金属部品をその中 で急冷した。約35秒間浴に曝した後、目的物を取り出し、検査した。目的物は 均一に被覆されていたが、被覆の或る領域はゴム状になっているように見え、「 シメル303」は、前に記載した他の物質で予想される程良くは分散しなかった ことが観察された。 例 10 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成物は 次の成分材料を含んでいた: ジョンクリル540−レオロジー調節エマルジョン−9.3% シメル303−不揮発性物質が98%より大きな液体状で供給されているヘキ サメトキシメチルメラミン−1.48% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.98% 水−87.8% この特別な例では、ジョンクリル540は約44%の全固体濃度を持っていた 。本発明の組成物中で希釈されて、その全固体濃度は約4.09%になった。シ メル303の場合、その全固体濃度は98%より大きかった。上述したように、 流体組成物中で希釈されて、その固体濃度は約1.30%になった。BS135 44の場合、その全固体濃度は約45%であった。上で述べたように、流体組成 物中で希釈され、その全固体濃度は約0.45%になった。従って、本発明の浴 の全固体濃度は約4.84体積%であった。得られた流体組成物を130°Fの 温度に加熱し、予め約900°Fの温度へ上昇させておいた金属部品を次にこの 組成物中で急冷した。約35秒間浴に曝した後、目的物を次に検査した。上記例 1と同様な結果が得られた。300°Fの温度へ上昇させておいた目的物を用い てこの同じ試験を繰り返した。同様な結果が得られた。 例 11 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成物は 次の成分材料を含んでいた: スペンゾル(Spensol)L−52−脂肪族水性熱可塑性ウレタン−19.8% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.99% 水−79.20% この特別な例では、スペンゾルL−52は約30%の全固体濃度を持っていた 。 本発明の組成物中で希釈され、その全固体濃度は約5.94%になった。BS1 3544の場合、その全固体濃度は約45%であった。上で述べたように、流体 組成物中で希釈され、その全固体濃度は約0.45%になった。従って、本発明 の浴の全固体濃度は約6.33体積%であった。得られた流体組成物を約130 ゜Fの温度に加熱し、予め約300°Fの温度へ上昇させておいた金属部品を次 にこの組成物中で急冷した。約35秒間浴中で急冷した後、目的物を取り出し、 検査した。目的物は滑らかで鈍く見える黒色の被覆がそれに適用されているよう に見えた。上で述べたのと同じ配合物を用い、約900°Fの温度へ上昇させて おいた金属部品を次に90秒間急冷すると、厚い結晶質に見える被覆が付着した 。 しかし、その被覆はその他の点では上述の例1の結果を考慮して許容できるもの であった。 例 12 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成物は 次の成分材料を含んでいた: ジョンクリル617−アクリル重合体エマルジョン−13.11% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.99% 水−85.89% この特別な例では、ジョンクリル617は約45.5%の固体濃度を持ってい た。本発明の組成物中で希釈され、その固体濃度は約5.89%になった。BS 13544の場合、その全固体濃度は約45%であった。上で述べたように、流 体組成物中で希釈され、その全固体濃度は約0.45%になった。従って、本発 明の浴の全固体濃度は約6.335体積%であった。得られた流体組成物を次に 約130°Fの温度に加熱し、予め約300°Fの温度へ上昇させておいた金属 部品をその中で約35秒間急冷した。予め定められた時間浴に曝した後、それら 目的物を取り出し、検査した。個々の部品は滑らかでやや鈍く見える黒色の被覆 で被覆されてた。同じ配合物を用い、約900°Fの温度へ上昇させておいた部 品を60秒間急冷すると、厚く実質的に結晶質に見える被覆がそれらに付着した 。その被覆はその他の点ではここで述べた目的にとって許容できるものであった 。 例 13 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この組成物は 次の成分材料を含んでいた: ジョンクリル617−アクリル重合体エマルジョン−11.8% XL29SE−カルボジイミド(XL29SEはユニオン・カーバイド社の商 標名である)−1.18% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.99% 水−85.93% この特別な例では、ジョンクリル617は、上述の例12に記載した固体濃度 を持っていた。本発明の組成物中で希釈され、その固体濃度は約5.31%にな った。XL29SEの場合、その全固体濃度は約50%であった。浴中で希釈さ れ、その全固体濃度は約0.25%になった。BS13544の場合、本発明の 配合物中のその全固体濃度は、上記例12と同様で、即ち0.45%であった。 従って、本発明の浴の全固体濃度は約5.75体積%であった。得られた流体組 成物を次に約135゜Fの温度に加熱し、予め約300°Fの温度へ上昇させて おいた金属部品をその中で約35秒間急冷した。得られた部品を取り出し、検査 し、許容できる滑らかで黒色の薄い被覆を有することが判明した。更にこの同じ 組成物を、予め900°Fの温度へ上昇させておいた部品に対して用い、それを 約60秒間急冷した。それらの上に中間的厚さの実質的に結晶質に見える被覆が 付着した。更に、幾らかのゴム状に見える表面が見られた。その他の点ではその 被覆は許容できるものであった。 例 14 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この流体組成 物は次の成分材料を含んでいた: カルギル(Cargill)7478−フェノール変性アルキド−7.9% サイキャット−イソプロパノール中に入れたトルエンスルホン酸−0.37% ブタノール−0.396% ブチルセルソルブ−0.792% コバルト亜鉛−0.079% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−0.99% 水−89.47% この特別な例では、カルギル7478は約75%の固体濃度をもっていた。本 発明の組成物中で希釈され、その固体濃度は約5.925%になった。BS13 544の場合、上述したように、全固体濃度は約45%であった。上述のように 流体組成物中で希釈され、その全固体濃度は約ち0.45%になった。従って、 残りの成分の全ての固体を含めた本発明の浴の全固体濃度は約6.4%であった 。 得られた流体組成物を次に約130°Fの温度に加熱し、予め約900°Fの温 度へ上昇させておいた金属部品をその中で約35秒間急冷した。浴に曝した後、 それら目的物を取り出し、次に検査した。上に記載した例1と同様な結果が得ら れた。 例 15 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この流体組成 物は次の成分材料を含んでいた: サーフェン(Serfene)2060−ポリ塩化ビニル共重合体エマルジョン−20 % CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−1% 水−79% この特別な例では、サーフェン2060は約50%の固体濃度を持っていた。 本発明の組成物中で希釈され、その固体濃度は約10%になった。サーフェン2 060はイリノイ州シカゴのモルトン・インターナショナル社(Morton Internat ional Co.)により製造され、販売されている。BS13544の場合、本発明の 配合物中の全固体濃度は、上記例12と同様であり、即ち、0.45%であった 。従って、本発明の浴の全固体濃度は約10.45体積%であった。得られた流 体組成物を次に約135゜Fの温度に加熱し、予め約300°Fの温度へ上昇さ せておいた金属部品をその中で約30秒間急冷した。得られた部品を取り出し、 検査し、許容できる滑らかで薄い黒色の被覆を有することが判明した。 例 16 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この流体組成 物は次の成分材料を含んでいた: アクア220−エチレンアクリル共重合体の亜鉛塩の水性分散物−20% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−1% 水−79% この特別な例では、アクア220は、アライド・シグナル社(Allied Signal, Inc.)により製造され市販されているエチレンアクリル共重合体の亜鉛塩の水性 分散物である。次に、得られた流体組成物を約80°Fの温度に加熱し、続いて 800°Fの温度へ加熱しておいた金属部品をその浴中で約30秒間急冷した。 浴に曝した後、目的物を取り出し、次に検査した。上記例1と同様な結果が得ら れた。 例 17 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この流体組成 物は次の成分材料を含んでいた: ジョンクリル91−アクリルコロイド状溶液−20% ジョンクリル646−アクリルコロイド状エマルジョン−10% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−1% 水−69% この特別な例では、ジョンクリル91は約25.5%の全固体濃度を持ってい た。本発明の組成物中で希釈され、その全固体濃度は約5.1%になった。BS 13544の場合、その全固体濃度は約45%であった。上述したように、流体 組成物中で希釈され、全固体濃度は約0.45%になった。ジョンクリル646 の場合、その全固体濃度は約39.5%であった。本発明の組成物中で希釈され 、その全固体濃度は約3.95%になった。従って、本発明の浴の全固体濃度は 、約9.5体積%であった。得られた流体組成物を約130°Fの温度へ加熱し 、予め約300°Fの温度へ上昇させておいた金属部品をこの組成物中で急冷し た。約30秒間浴中で急冷した後、目的物を取り出し、検査した。それら目的物 は滑らかで輝いた黒色の被覆が適用されているように見えた。上述のものと同じ 配合物を用いて、約900°Fの温度へ上昇させておいた金属部品を同じ時間急 冷した時、同様な結果が得られた。 例 18 本発明の教示に従う組成物を、上記一般的手順により製造した。この流体組成 物は次の成分材料を含んでいた: ジョンクリル91−アクリルコロイド状溶液−20% ハロックス(Halox)SZP391−カルシウムストロンチウム亜鉛燐珪酸塩顔 料−2% CDI BS13544−着色用黒色水性分散物−1% 水−77% この特別な例では、ジョンクリル91は約25.5%の全固体濃度を持ってい た。本発明の組成物中で希釈され、その固体濃度は約5.10%になった。ハモ ンド・インディアナ(Hammond Indiana)のハロックス・ピグメンツ(Halox Pigmen ts)により市販されている保護顔料であり、最終的被覆の耐食性を改良するため の添加剤として供給されているハロックスSZP391の場合、そのハロックス 顔料は100%の固体をもち、従って、上記流体組成物中のその全固体濃度は2 %であった。BS13544の場合、その全固体濃度は約45%であった。上記 流体組成物中で希釈され、その全濃度は約0.45%になった。従って、本発明 の浴の全固体濃度は約7.55体積%であった。得られた流体組成物を135゜ Fの温度に加熱し、次に予め135゜Fの温度へ上昇させておいた金属部品をこ の組成物中で急冷した。約45秒間浴に曝した後、目的物を取り出し、次に検査 した。上記例1と同様な結果が得られた。300°Fの温度を有する部品につい て同じ手順を繰り返した。同様な結果が得られた。 例 19 本発明の教示に従う流体組成物を、上記一般的手順により製造した。この流体 組成物は次の成分材料を含んでいた: ジョンクリル61−10% CDI−BS11932−TiO2白色顔料水性分散物−5% SCNケミカル社(SCN Chemical Corp.)−フレクシバース(Flexiverse)H57 −5% 水−80% この特別な例では、ジョンクリル61は約35%の固体濃度を持っていた。本 発明の組成物中で希釈され、その固体濃度は約3.5%になった。CDI−BS 11932場合、TiO2顔料濃度は約64%であり、従って、浴中で希釈した 時、その白色顔料濃度は約3.2%になった。水に分散させたフレクシバースH 57顔料(赤)の全固体濃度は約40%であった。浴中で希釈した時、その全固 体濃度は約2.0%になった。従って、本発明の浴の全固体濃度は約8.7%で あった。得られた流体組成物を120°Fの温度へ加熱し、次に予め900°F の温度へ加熱しておいた金属部品をこの組成物中で急冷した。約30秒間浴に曝 した後、目的物を取り出し、次に検査した。均一なピンク色の被覆が得られた。 従って、本発明の方法及び組成物は、鋼、アルミニウム、又は他の合金等から 製造された金属部品のような関与物品を、経済的に簡単に被覆することができ、 更に、就中、従来法のやり方で、環境に有害な化学物質の使用、時間のかかる工 程を含み、更に特定の製造過程が完了するまでの速度を遅くし複雑性を増大する 脱脂用流体、溶媒及び他の材料を使用するなどして部品を前処理することを必要 とする従来法のやり方に伴われる欠点を解消する完全に信頼性のある実際的手段 を与えていることは分かるであろう。前述したことの外に、本発明の改良された 組成物及び方法は、従来法と比較して、極めて望ましい驚くべき製造上の利点を 示している。 上述の実施例は例示のために与えられているのであり、本発明の範囲を離れる ことなく割合、手順、及び材料を変えることができることは当業者に明らかであ ろう。従って、本発明は、次の請求の範囲による以外は、何等限定されるもので はない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI B05D 7/24 T 7415−4F S 7415−4F K 7415−4F (72)発明者 バロー,ロバート エイ. アメリカ合衆国 53405 ウイスコンシン 州,ラシン,ハイエス アヴェニュー 908

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.体積で、約5部〜約90部の重合体溶液、エマルジョン、又は分散物;及び 約10体積部〜約95体積部の水、 からなる関与物品被覆用組成物で、その混合物を約80゜F〜約160゜Fの温 度に上昇し、関与物品を約220゜F〜約1700゜Fの温度へ上昇させ、前記 加熱後の関与物品を前記混合物中で急冷し、それによって前記混合物を関与物品 に実質的に均一に被覆させる、 関与部品被覆用組成物。 2.約5体積部〜約90体積部の重合体溶液、エマルジョン、又は分散物; 約0.5体積部〜約9体積部の相容性分散物;及び 約10体積部〜約95体積部の水、 からなる関与物品被覆用組成物で、その混合物を約80゜F〜約160゜Fの温 度に上昇し、関与物品を約220゜F〜約1700゜Fの温度へ上昇させ、前記 加熱後の関与物品を前記混合物中で急冷し、それによって前記混合物を関与物品 に実質的に均一に被覆させる、 関与部品被覆用組成物。 3.重合体溶液、エマルジョン、又は分散物が、水で薄めることができるアルキ ド樹脂;アクリル重合体;アクリルコロイド状分散物アクリル樹脂;アクリルエ マルジョン;アクリルコロイド状溶液;熱可塑性ウレタン;多官能性カルボジイ ミド;水分散性ポリウレタンラッカー;メラミン・ホルムアルデヒド樹脂;スチ レン・アクリル重合体;微結晶質又はポリエチレン又はポリプロピレン又はポリ エチレン/パラフィンワックスエマルジョン;ポリ塩化ビニリデン共重合体エマ ルジョン;及びエチレンアクリル共重合体エマルジョンを含む重合体溶液、エマ ルジョン、又は分散物からなる群から選択される、請求項2に記載の組成物。 4.関与物品が金属部品であり、その金属部品を約15秒〜約120秒間混合物 中で急冷する、請求項3に記載の組成物。 5.組成物が約2体積%〜約40体積%の固体濃度を有する、請求項4に記載の 組成物。 6.相容性分散物が、着色顔料及び(又は)染料を含むか又は含まない、カーボ ンブラック、半コロイド状黒鉛水、アルミニウムペースト、テフロン(登録商標 名)、及びアクリルエマルジョンを含む群から選択される、請求項5に記載の組 成物。 7.重合体溶液、エマルジョン、又は分散物中の固体が、混合配合物とほぼ同じ 比率でその混合物から消費され、被覆が関与物品上に実質的に均一に被覆され、 更に関与物品の表面の腐食を実質的に防止する、請求項6に記載の組成物。 8.関与物品が、浴から取り出された時、関与物品の表面から水を瞬間的に乾燥 することにより実質的に即時に乾燥し、それによって混合物被覆中に取り込まれ る水分を最少にする、請求項7に記載の組成物。 9.約5体積部〜約90体積部の重合体溶液、エマルジョン、又は分散物で、約 20重量%〜約90重量%の固体を含む重合体溶液又はエマルジョン; 約0.5体積部〜約9体積部の相容性分散物で、約5重量%〜約70重量% の固体を含む分散物;及び 約10体積部〜約95体積部の水で、全固体濃度が約2体積%〜約40体積 %の全固体濃度を有する浴を形成する水、 からなる関与物品被覆用組成物。 10.浴を形成する組成物を約80゜F〜約160゜Fの温度に上昇し、関与物 品を約220゜F〜約1700゜Fの温度へ上昇し、前記関与物品を予め定め られた時間浴中で急冷し、それによって前記組成物を前記関与物品の表面上に付 着させる、請求項9に記載の組成物。 11.重合体溶液が、水で薄めることができるアルキド樹脂;アクリル重合体; アクリル樹脂;アクリルコロイド状分散物;アクリルエマルジョン;アクリルコ ロイド状溶液;熱可塑性ウレタン;多官能性カルボジイミド;水分散性ポリウレ タンラッカー;メラミン・ホルムアルデヒド樹脂;スチレン・アクリル重合体; 微結晶質又はポリエチレン又はポリプロピレン又はポリエチレン/パラフィンワ ックスエマルジョン;ポリ塩化ビニリデン共重合体エマルジョン;及びエチレン アクリル共重合体エマルジョンを含む重合体溶液、エマルジョン、又は分散物か らなる群から選択される、請求項10に記載の組成物。 12.相容性分散物が、着色顔料及び(又は)染料を含むか又は含まない、カー ボンブラック、半コロイド状黒鉛水、アルミニウムペースト、テフロン(登録商 標名)、及びアクリルエマルジョンを含む群から選択される、請求項11に記載 の組成物。 13.重合体溶液、分散物及び水が、混合配合物とほぼ同じ比率でその混合物か ら消費され、被覆が関与物品上に実質的に均一に被覆され、更に関与物品の表面 の腐食を実質的に防止する、請求項12に記載の組成物。 14.関与物品が、浴から取り出された時、関与物品の表面から水を瞬間的に乾 燥することにより実質的に即時に乾燥し、それによって混合物被覆中に取り込ま れる水分を最少にする、請求項13に記載の組成物。 15.体積で、約5部〜約90部の重合体溶液、エマルジョン、又は分散物と、 体積で、約0.5部〜約9部の相容性分散物、及び約10部〜約95部の水と混 合して浴を形成し; 前記混合物の温度を約80゜F〜約160゜Fに上昇し; 関与物品の温度を約220゜F〜約1700゜Fへ上昇させ;そして 前記関与物品を浴中で予め定められた時間急冷し、それによって前記関与物 品の表面に前記混合物を実質的に均一に被覆する、 ことからなる関与物品被覆方法。
JP51143194A 1992-11-05 1993-11-03 関与物品被覆方法 Expired - Lifetime JP3228936B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/972,165 US5283280A (en) 1992-11-05 1992-11-05 Composition and method for coating an object of interest
US972,165 1992-11-05
US07/972,165 1992-11-05
PCT/US1993/010636 WO1994010244A1 (en) 1992-11-05 1993-11-03 Coating an object of interest

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08503014A true JPH08503014A (ja) 1996-04-02
JP3228936B2 JP3228936B2 (ja) 2001-11-12

Family

ID=25519277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51143194A Expired - Lifetime JP3228936B2 (ja) 1992-11-05 1993-11-03 関与物品被覆方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5283280A (ja)
EP (1) EP0668891B1 (ja)
JP (1) JP3228936B2 (ja)
AT (1) ATE242296T1 (ja)
DE (1) DE69333024D1 (ja)
WO (1) WO1994010244A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5868819A (en) * 1996-05-20 1999-02-09 Metal Coatings International Inc. Water-reducible coating composition for providing corrosion protection
US6265667B1 (en) * 1998-01-14 2001-07-24 Belden Wire & Cable Company Coaxial cable
CA2292166A1 (en) * 1999-01-13 2000-07-13 Kent B. Godsted Chemically coated fasteners having improved penetration and withdrawal resistance
US6086305A (en) * 1999-01-13 2000-07-11 Illinois Tool Works Inc. Nails having selected heat treatment and hardening
US6109851A (en) 1999-01-13 2000-08-29 Illinois Tool Works Inc. Screws having selected heat treatment and hardening
US6270884B1 (en) 1999-08-02 2001-08-07 Metal Coatings International Inc. Water-reducible coating composition for providing corrosion protection
DE19947233A1 (de) * 1999-09-30 2001-11-22 Chemetall Gmbh Verfahren zur Herstellung eines polymeren Filmes auf einer Metalloberfläche sowie Konzentrat und Behandlungsflüssigkeit hierfür
US6428851B1 (en) * 2000-03-01 2002-08-06 Bethlehem Steel Corporation Method for continuous thermal deposition of a coating on a substrate
US20040206266A1 (en) * 2001-02-14 2004-10-21 Metal Coatings International Inc. Particulate metal alloy coating for providing corrosion protection
US7078076B2 (en) * 2001-02-14 2006-07-18 Metal Coatings International Inc. Particulate metal alloy coating for providing corrosion protection
US7678184B2 (en) * 2001-02-14 2010-03-16 Metal Coatings International Inc. Particulate metal alloy coating for providing corrosion protection
US6833164B2 (en) 2002-05-06 2004-12-21 Ford Global Technologies, Llc. Single-step heat treating and surface coating on self-piercing rivets
US7113891B2 (en) * 2004-05-12 2006-09-26 Agilent Technologies, Inc. Multi-port scattering parameter calibration system and method
JP4671634B2 (ja) * 2004-07-09 2011-04-20 新日本製鐵株式会社 耐食性に優れた高強度焼き入れ成形体およびその製造方法
US7893183B2 (en) 2005-04-07 2011-02-22 Momentive Performance Materials Inc. Epoxy silane oligomer and coating composition containing same
US7374384B2 (en) * 2005-07-26 2008-05-20 Stanley Fastening Systems, L.P. Fasteners for securing pallet members together
US20100062169A1 (en) * 2008-09-08 2010-03-11 JN Machinery Coating high temperature parts with polymer
US8882426B2 (en) * 2010-09-07 2014-11-11 Illinois Tool Works Inc. Fastener coating formulation
BR102012010852A2 (pt) * 2012-05-08 2015-04-14 Oxiprana Ind Quimica Ltda Processo de galvanizacao livre de chumbo para materiais metalicos
US20180237116A1 (en) * 2017-02-22 2018-08-23 Forum Us, Inc. Inserts for subsea systems

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3503918A (en) * 1965-12-07 1970-03-31 Rohm & Haas Aqueous dispersion of thermosettable acrylonitrile copolymers and articles coated therewith
JPS4833015B1 (ja) * 1967-06-02 1973-10-11 Nippon Paint Co Ltd
US4087290A (en) * 1975-07-03 1978-05-02 E. F. Houghton & Co. Process for the controlled cooling of ferrous metal
JPS5314746A (en) * 1976-07-26 1978-02-09 Nippon Grease Kk Method of treating metal surface
US4243704A (en) * 1978-02-17 1981-01-06 Amchem Products, Inc. Autodeposition coating process
US4251292A (en) * 1979-07-16 1981-02-17 Park Chemical Company Method for restoring molecular weight distribution of a polymeric quenchant
FR2507209A1 (fr) * 1981-06-05 1982-12-10 Servimetal Milieu de trempe aqueux pour metaux et alliages ferreux
US4404044A (en) * 1981-09-08 1983-09-13 E. F. Houghton & Co. Method of quenching
US4537926A (en) * 1982-09-14 1985-08-27 Grow Group, Inc. Aqueous chip resistant coating composition
US4486246A (en) * 1983-05-18 1984-12-04 E. F. Houghton & Co. Polyoxazolines in aqueous quenchants
JPS6039169A (ja) * 1983-08-12 1985-02-28 Nippon Light Metal Co Ltd 親水性金属表面処理剤
US4528044A (en) * 1983-12-16 1985-07-09 E. F. Houghton & Co. Aqueous quenchants containing polyoxazolines and n-vinyl heterocyclic polymers and their use in quenching steel
GB8402191D0 (en) * 1984-01-27 1984-02-29 Ici Plc Coating process
US4738731A (en) * 1986-01-15 1988-04-19 Park Chemical Company Method of heat treating metal using a washable synthetic quenchant
US5112413A (en) * 1990-06-26 1992-05-12 Betz Laboratories, Inc. Method for treating metal surfaces with a polymer solution
US5061523A (en) * 1990-09-24 1991-10-29 Henkel Corporation Autodeposition process with low volatile organic chemical emissions

Also Published As

Publication number Publication date
AU671883B2 (en) 1996-09-12
AU5592494A (en) 1994-05-24
JP3228936B2 (ja) 2001-11-12
US5283280A (en) 1994-02-01
EP0668891B1 (en) 2003-06-04
WO1994010244A1 (en) 1994-05-11
EP0668891A4 (en) 1996-09-04
EP0668891A1 (en) 1995-08-30
DE69333024D1 (de) 2003-07-10
ATE242296T1 (de) 2003-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08503014A (ja) 関与物品被覆用組成物及び被覆方法
US3907608A (en) Coated metal and method
US5324545A (en) Dip-coating method for protecting chromatized or passivated zinc coatings on steel or the like
US7879158B2 (en) Nitrogenous polymers for metal surface treatment
US3717509A (en) Coated metal and method
US3687739A (en) Coated metal and method
JP2001303279A (ja) 自己犠牲型金属防食剤および金属防食方法
US4500610A (en) Corrosion resistant substrate with metallic undercoat and chromium topcoat
US3723160A (en) Zinc-plating compositions
US3708350A (en) Coated metal and method
US4497876A (en) Corrosion resistant metal composite with zinc and chromium coating
JPH1161001A (ja) プレコート用塗料組成物及びプレコート鋼板
AU676938B2 (en) Treatment to improve corrosion resistance of autodeposited coatings on metallic surfaces
AU671883C (en) Coating an object of interest
Biegańska et al. Anticorrosive water-borne paints
EP0097116A1 (fr) Procédé de fabrication d'une peinture anti-corrosion et peinture obtenue selon ce procédé
JPS60203677A (ja) 金属材プレコ−ト用塗料組成物
JP3759312B2 (ja) 亜鉛メッキ鋼材の防食塗装方法
Wiltshire The use of marine manganese tailings in industrial coatings applications
JP2004010930A (ja) 自己犠牲型金属防食剤および金属防食方法
JPH049479A (ja) 有機薄膜の長期付着性並びにカチオン電着塗装性に優れた有機薄膜被覆型Cr含有亜鉛系複層型防錆鋼板及びその製造方法
JP4268382B2 (ja) 防食性に優れた鉄鋼製品
CA1341137C (en) Chromium-containing low-cure coating composition
JPS5847234B2 (ja) メタルコ−テイングホウホウ
JPH05320937A (ja) 鉄鋼表面の防錆処理剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080907

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090907

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term