JPH08502788A - 電解槽デザインおよびそのための電極 - Google Patents

電解槽デザインおよびそのための電極

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JPH08502788A
JPH08502788A JP6511081A JP51108194A JPH08502788A JP H08502788 A JPH08502788 A JP H08502788A JP 6511081 A JP6511081 A JP 6511081A JP 51108194 A JP51108194 A JP 51108194A JP H08502788 A JPH08502788 A JP H08502788A
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ダブリュ. カウルフィールド,デビッド
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オリン コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 電極(4,10)、および電極が電極材料(82,142)を少なくとも一方の側に取り付けた電極板(22,106)を有する電解槽。電極板にヘッダー開口部(38,40,130,136)が設けられ、電極板の中心に向かって広がる複数のスロットを有する。電解槽は、全般的デザインのガスケット部材(8)によって膜または隔膜などのセパレーター(6)から間隔を置いてある電極(4,10)を有する。電極(4,10)、セパレーター(6)およびガスケット(8)は、陽極および陰極板(22,106)のヘッダー開口部から放射状に広がっているスロット(46,54,132,138)と共に伸びて、陽極および陰極区画室(200,202)およびヘッダー開口部(204,206,208,210)の間に流体連結を提供しているヘッダー開口部(204,206,208,210)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 電解槽デザインおよびそのための電極 本発明は、総括的には電解槽に関し、更に詳細には電気分解用の単極電解槽デ ザインおよびそのための電極に関する。 電解槽は周知であり、一般的には少なくとも1個の陽極(アノード)と陰極( カソード)とから成り、それぞれの陽極は電解槽を陽極室と陰極室とに分割する 隔膜または膜などのセパレーターによって隣接する陰極から隔離されている。電 解槽の諸構成部分には、陽極室および陰極室から電解質を出し入れする手段が備 えられている。この供給手段は、特に複数の陽極室および陰極室を有する多室電 解槽(multi-compartment cells)では、電解槽の個々の構成部分の開口部によ って形成され且つ陽極および陰極室と連通しているヘッダー(header,母管)を 有することができる。複数のヘッダーを備えて、陽極室への陽極液および陽極室 からの陽極液、並びに陰極室への陰極液および陰極室からの陰極液を供給するこ とができる。 幾つかの電解槽のデザインでは、電極材料を取り付けた電極板から形成された 電極が用いられている。多くの電気化学的工程では、電極板に用いられる材料と および/または電極材料は、白金、チタンおよびニオブなどの導電性金属から製 造されている。これらの金属は、高価なだけでなく、精密な機械加工が困難であ る。出費をできるだけ少なくするには、これらの材料を効率的に使用することが 重要である。また、複雑な機械加工をできるだけ少なくして、製造費用を低減す ることが望ましい。このことは、陽極および陰極室のそれぞれに陽極液および陰 極液ヘッダーを通って電解質を供給する設備が作られていなければならない多室 電解槽で電極を用いる場合には、特に本当である。 上記の事柄を考慮すれば、本発明の目的は、簡略化したデザインの改良した電 極を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、電極を電解槽中に組み立てるときに、簡略化した デザインの電極を設けて電解質室に電解質を供給する準備をすることである。 本発明のもう一つの目的は、電極材料を取り付けに利用できる背面電極(back plate)の表面積をできるだけ大きくするヘッダーを備えた電極板を含む電極を 提供することである。 本発明の更にもう一つの目的は、改良した電解槽を提供することである。本発 明のもう一つの目的は、普遍的なデザインを有する成分を用いる電解槽を提供す ることである。 これらおよび他の本発明の目的は、少なくとも一方の側が電極板に取り付けら れている電極材料を有する電極板を含むことができる電解槽で用いる電極を設け ることによって達成される。電極ヘッダー開口部が、ヘッダーから電極板の内部 に向かって放射状に伸びている複数のスロットを有する電極板に設けられている 。電極材料が、この電極板の表面の一部を被覆している。本発明によって構築さ れた電解槽は、陽極材料が取り付けられている陽極板と、陰極材料が取り付けら れている陰極板と、セパレーターとを有することができる。陽極板と前記のセパ レーターとの間、および陰極板とこのセパレーターとの間にはガスケット部材が 設けられており、それぞれ陽極室および陰極室を形成している。陽極液ヘッダー 開口部が前記の陽極板、陰極板、ガスケットおよびセパレーター中に伸びており 、陰極ヘッダーが前記の陽極板、陰極板、ガスケットおよびセパレーター中に伸 びている。陽極板には前記陽極板中に伸びており且つ前記陽極ヘッダーからこの 陽極板の内部に放射状に伸びている複数のスロットがあり、前記陰極板には、前 記陰極板中に伸びており且つ前記陽極ヘッダーからこの陰極板の内部に放射状に 伸びている複数のスロットがある。 下記の詳細な説明および添付の図面を参照することにより、本発明を更によく 理解することができる。 図1は、本発明に従って構築した多室電解槽の部分模式平面図であり、 図2は、図1に示した電解槽の区画室を形成する各種構成部分の側面図であり 、 図3は、図1の線3−3に沿って取った図1の電解槽の断面図であり、 図4は、図1の電解槽の線4−4に沿って取った断面図である。 図1は、本発明に従って構築した電解槽の平面図を示す。図示した電解槽は、 多室単極電解槽であり、様々な化学溶液の電気分解に用いることができる。本明 細書に記載されるタイプの電解槽を用いることができる使用例は、1992年4 月28日発行の米国特許第5,108,560号明細書に記載されているような 次亜塩素酸の水溶液の電気分解による塩素酸の生成である。本発明によって構築 された電解槽のもう一つの使用例は、1991年8月20日発行の米国特許第5 ,041,196号明細書に記載されているようなアルカリ金属亜塩素酸塩の希 溶液からの二酸化塩素の生成である。使用する陽極および陰極材料の特定の種類 によって、本発明は広汎な種類の電気化学的工程に適用されるようになるであろ う。 図1に示されるように、電解槽は多数の電解槽構成部分を水平に積み重ねるこ とによって形成された複数の区画室を有している。電解槽構成部分は、一般的に はガスケット8によって膜または隔膜などのセパレーター6と間隔をおいた陽極 4を有する。膜6の反対側には、別のガスケットによって膜6と間隔をおいた陰 極10がある。 陰極10は、ガスケット8によって第二の膜6から間隔をおいてある。図1に 示されるように、陽極4および陰極10が交互になっているものが、それぞれ多 室電解槽を形成することが示されているように、両端のフレーム部材または隔壁 14および16の間に水平に積み重ねられた関連しているガスケット8およびセ パレーター6と共に3組ある。隔壁14および16は適当な手段(明快に示すた めに図示していない)によって互いに圧縮されており、電解槽が組み立てられた 状態に固定されている。適当な絶縁材料(図示せず)が隔壁14および16と左 のほとんどの陽極4および右のほとんどの陰極10との間に設けられ、これらが 隔壁から電気的に絶縁されている。総ての陽極4は適当なバス・ワーク(busswo rk)18によって結合されて、陽極4は適当な電源の正の側に結合されている。 同様に、適当なバス・ワーク20が総ての陰極同±10を結合して、陰極10は 適当な電源の負の側に結合されている。電源は、電解槽の操作中に、典型的な電 流密度、例えば約1〜約10、好ましくは約2〜約6ka/m2を用いることが できるように設計すべきである。 図2は、本発明の電解槽の各種構成部分のデザインを示している。陽極4は、 一般的には長方形の陽極板22を有している。陽極板22の一方の側縁部23の 最上部および最下部には、片切込みがあり、組み立ての際に陽極板22を電解槽 の他の成分と整列させるのに用いる。陽極板22の上部および下部の縁28およ び30の両切込み26は、電極板22の幅の一部を隔てて切込み24から間隔を 置いてある。切込み26の中心を通過する線から電極板22の右手側縁32に伸 びている陽極板の部分には、図2に示されるように、細長いつまみ部34であっ て、一連の貫通孔36が設けられているものが形成されている。貫通孔36を有 するつまみ部34は、電解槽の他の要素の縁から外側に伸び、電気的バス・ワー クを陽極板22に結合してそこに正電流を供給するように設計されている。 全く正反対になって向き合っている陽極液ヘッダー開口部38および40が陽 極板22に設けられており、形状は同じである。図2に示されるように、これら のヘッダー開口部38および40は三角形をしており、上部ヘッダー開口部38 は陽極板22の側縁23に本質的に平行に伸び且つ間隔を置いた三角形の一辺4 2によって画定されている。第二の辺44は、陽極板22の上部縁28に平行で あり且つ所定の距離だけその縁28から間隔を置いている。陽極板22の厚みを 完全に通って伸びている複数のスロット46は、開口32の縁48から放射状に 伸び、図示されているように陽極板22の内部に向かって三角形の開口38に垂 直な方向でその開口の斜辺を画定している。 下方の陽極液ヘッダー開口部40は、開口38が設けられている上部隅と対角 の下部隅に配置されている。この開口部40を画定している垂直辺50は、この 偏50と切り込み26の中心を通過する線との間の距離が辺23と上部ヘッダー 38の辺42との間の距離に実質的に等しくなるなるような距離だけ陽極板22 の外縁32から間隔を置いている。底辺52と陽極板22の底縁30との間の距 離は、開口38の上辺44と陽極板22の上縁28との間の距離と同じである。 上部のヘッダー開口部38と同様に、陽極板22の厚みを完全に通って伸びてい る複数のスロット54は、縁56から垂直に放射状に伸び、陽極板22の内部に 向かって三角形の開口50の斜辺を画定している。 上部の陰極液ヘッダー開口部60が、陽極液ヘッダー開口部38と反対側の上 部隅に設けられている。陰極液ヘッダー60は一般的には三角形であり、陽極板 22の上縁28に平行に伸び且つ所定の距離だけこの上縁28から間隔を置いて いる第一の辺62によって画定されている。開口60を画定する第二の辺64は 、 側縁32に平行に伸びており且つその側縁から内側に間隔を置いている。陰極液 へッダー開口部60を画定する縁部66は、三角形の開口部の斜辺を形成してい る。上方の陰極液ヘッダー開口部60と形状が同じである下方の陰極液ヘッダー 開口部68は、陽極板中を、陰極液へッダー開口部60と対角線上に向き合った 下方左手隅に伸びている。このヘッダー開口部68も同様に三角形の形状であり 、陽極板22の側縁23に平行であり且つ切込み26の中心を通過する垂直線か らヘッダー開口部60の辺64の距離に等しい距離だけ側縁23から間隔を置い ている。水平辺72は電極板22の縁30に平行に伸び且つ上縁28から上部ヘ ッダー60の辺62の距離に等しい距離だけ縁30から間隔を置いている。開口 部68は、三角形の開口部の斜辺を形成する縁部74によって更に画定されてい る。 上部および下部の陰極液ヘッダー開口部60および68は、陽極板22を電解 槽中で組み立てるときには、それぞれその中にガスケットインサート76を配置 するのに適している。ガスケットインサート76は、外側の三角形の外縁78が 開口部60および62を画定する三角形表面に一致する。ガスケットインサート 76は、電解槽の他の要素と整列させるときには三角形のヘッダー開口部80も 有し、陰極液ヘッダーを画定している。ガスケットインサート76の厚みは、陽 極板22の厚みと同じであるかまたはこれより若干大きい。 陽極板22は、その平坦な辺の少なくとも一方に適当な陽極材料82(図3お よび4を参照されたい)を結合させるのに適している。陽極材料82は、図2で 破線84によって表される縦断面形状を有する。図示されているように、陽極材 料の縦外縁86および88は、陽極板22の縦外縁23および32に全般的に平 行であり且つこれから間隔を置いている。上縁は、上方の陽極液ヘッダー開口部 38の対角線を形成する縁48に平行に伸びており、第二の部分92は上方の陰 極液ヘッダー開口部60の対角縁66に平行に伸びている。陽極板22の上縁2 8に平行な小さな直線状の縁部94が、陽極材料のこれらの2つの上部縁部90 および92を結合している。同様に、陽極材料82の底縁は、下方の陽極液ヘッ ダー40の対角縁部56および下方の陰極液ヘッダー開口部68にそれぞれ平行 に伸び且つこれらから間隔を置いている。陽極板22の底部30に平行な直線部 100はこれら2つの部分96および98を結合している。 それぞれ陽極液ヘッダー開口部38および40から放射状に伸びているスロッ ト46および54は、それぞれのヘッダー開口部の縁48または56から陽極材 料82の縁を画定している線90または92を通り過ぎて陽極板22の内側に伸 びていることに留意すべきである。従って、陽極材料82は、陽極板22のスロ ット46および56のそれぞれと一部分が重なり合っている。 陰極10は、外形が陽極板22と同じ長方形の陰極板106を有する。陰極板 106は、図示されているように上およびした右手隅に上部および下部片切込み 108と、上縁112および下縁114の両方に両切込み110を有し、整列さ れるようになっている。図2に示されるように切込み110の中点を通過する垂 線から左に水平外側に伸びている陰極板106の一部は、陽極板22においてバ ス・ワークを陰極10に結合して陰極板106に負の電流を供給するようにした ものと同様な開口部118を有するつまみ部116を後生している。そのつまみ 部116は、組み立てるとき陽極板22のつまみ部と反対方向の電解槽の他の成 分から伸びている。陰極板106の三角形の上部陽極液ヘッダー開口部120は 、つまみ部106に隣接する陰極板の上部に配置されている。陰極板100の陽 極液ヘッダー開口部120は、板を積層するとき陽極板22の陽極液ヘッダー開 口部38と水平に整列され且つ同軸になるように配置される。しかしながら、開 口部120は陽極板22の開口部38より大きいので、電解槽を組み立てるとき 開口部に配設されるガスケットインサート122を収容することができる。ガス ケットインサート122は、開口部120を画定している三角形の周囲表面に一 致する外周表面124を有する。ガスケット122は、陽極板22の開口部と大 きさおよび形状が一致している三角形のへッダー開口部126も有する。ガスケ ットインサート122は、厚みが陰極板126の厚みと同じであるかまたは若干 大きい。 陰極板106は、形状が三角形の下部陽極液ヘッダー開口部128も有してお り、積層したとき陽極板22の下部陽極液へッダー開口部40と水平で同軸に整 列されるように配置される。上部陽極液ヘッダー開口部120と同様に、下部開 口部128は陽極板22の開口部40に関して拡大されて、ガスケット122を 開口部128に挿入して、板を組み立てるとき陽極板22の下部陽極液ヘッダー 開口部68と整列して形成された三角形の開口部126を有するガスケット11 6を収容する。 上部の三角形の形状の陰極液ヘッダー開口部130は、片切込み108を有す る陰極板106の上隅に隣接して配置される。しかし、この開口部130は陽極 板60の陰極液ヘッダー開口部60よりも小さく、陽極板22の陰極ヘッダー開 口部60に配設された三角形の形状を有するガスケット76の開口部80と実質 的に同じ大きさであり且つ電解槽を組み立てるときこれと整列するような形状を 有し且つ配置されている。複数のスロット132が陰極板132の厚みを通って 伸び、開口部130の縁134から放射状に伸びており、板106の中央に向か って三角形の開口部に垂直な方向でこの斜辺を画定している。下部の陰極液ヘッ ダー開口部136が、上部開口部130を含む隅に対角線上で向き合った陰極板 106の下部隅に隣接して設けられている。下部開口部136は、上部の開口部 130と大きさおよび形状が同じである。開口部136は、板を電解槽中で組み 立てるとき、これが陽極板22における下部陰極液開口部68に設けたガスケッ ト76の開口部と整列するように配置されている。上部の陰極液開口部130の 場合と同様に、下部の陰極液ヘッダー開口部136は、板106の厚みを通して 伸びて且つ三角形の開口部136の斜辺を画定している開口部134の縁140 に垂直に図示されているように板106の中央に向かって内側に放射状に広がっ ている複数のスロット138を有する。 陰極板106は、図3および4に示されているように、この陰極板に陰極材料 142を取り付けるのに適している。陰極材料142は、陰極板106に取り付 けるとき、図2の破線144によって示される形状の外周を有する。陰極材料1 42は、陽極材料84と縦断面の外周が実質的に同じである。外周は、陰極板1 06のそれぞれ外側縁150および152に平行に伸び且つ間隔を置いている縦 側縁146および148によって画定されている。上縁は、三角形の開口部の斜 辺を画定する陽極液ヘッダー開口部120の縁部156と平行であり且つこれか ら間隔を置いている第一の縁部154によって画定される。第二の上縁部158 は、上部の陰極液ヘッダー開口部130の斜辺を形成する縁部134と平行に伸 び且つこれから間隔を置いている。2個の上方の縁部154および158は、陰 極板106の上縁112に平行な直線状の縁部180によって結合されている。 同様に、陰極材料142の底縁は、下部の三角形の陽極液ヘッダー開口部128 の斜線を画定する縁部164と平行に伸び且つこれから間隔を置いている第一の 底縁部162と、下部の陰極液ヘッダー開口部136の斜辺を形成する縁部14 0に平行に伸び且つこれから間隔を置いている第二の下部縁部166とによって 画定される。陰極板106の底縁114に平行な直線状の縁部168は、図示さ れているように2つの縁部162および166と結合している。 図2に示されるように、上方の陰極液ヘッダー開口部130から伸びているス ロット132並びに下方の陰極液開口部136から伸びているスロット138は 、それぞれの開口部の斜辺の縁部134または140から陰極材料の縁部の内側 である点まで伸びて、陰極材料142が、図示されているように、スロット13 2および138の内端の一部と重なるようになっている。 全般的なガスケットのデザインが設けられて、このデザインのガスケット8を 陰極板22または陽極板106のいずれとも用いることができるようになってい る。ガスケット8は通常は長方形であり、陽極および陰極板22および106の 高さと同じ高さである。ガスケット6の幅は片切込みを有する陽極板22の縁2 3から切込み26の中心を通る垂直に伸びている線までの距離と等しい。ガスケ ット8は、図示されているように、その隅のそれぞれに片切込み170を有して 、整列するようになっている。ガスケットのヘッダー開口部のパターンは、各種 のヘッダー開口部が陽極板22および陰極板116の対応するヘッダー開口部と 整列するようになっている。これに関して、陽極板22の陽極液ヘッダー開口部 38と同じ形状の陽極液および大きさを有する上方の陽極液ヘッダー開口部17 2が、ガスケットに設けられている。従って、陽極液へッダー開口部172は形 状が三角形であり、陽極板22の陽極液ヘッダー開口部42および陰極板106 の陽極液ヘッダー開口部120におけるガスケットインサート122の開口部1 26と整列するようにガスケット8に配置されている。底部の陽極液へッダー開 口部174は、上方の陽極液ヘッダー開口部172と対角線上に向き合ってガス ケット8に設けられている。開口部174は、これを電解槽中で組み立てるとき 、陽極板22の下部の陽極液開口部40および陰極板106の下部陽極液開口部 1 25におけるガスケットインサート122の開口部126と整列するようにガス ケット8に配置されている。 ガスケット8は、上部および下部陰極液ヘッダー開口部176および178も 有している。これらの開口部は、陰極板106における上部および下部陰極液ヘ ッダー開口部130および136と同じ大きさおよび三角形の形状である。陰極 液ヘッダー開口部176および178は、電解槽中で組み立てるとき陰極板10 6中のそれぞれの開口部130および136、および陽極板22の陰極液ヘッダ ー開口部60および68に配置したガスケットインサート76の開口部80と整 列するようにガスケット8に配置されている。 ガスケット8の中心には、陽極材料82の周囲の形状に対応する形状のガスケ ットを通る開口部180が設けられている。従って、ガスケット8は陽極板22 または陰極板106に対して配置することができ、陽極材料84または陰極材料 142はガスケットの開口部180に伸び且つ電解槽を組み立てるときその縁1 82によって取り巻かれることになる。ガスケット自身は、組み立てるとき陽極 板または陰極板の表面とシーリングかみ合い(sealing engagement)の状態にな る。 膜6は一般的には長方形であり、外形はガスケット8の外形と同じであり、そ の隅のそれぞれには整列用切込み184が設けられている。ガスケット8と同様 に、膜6は、上部の三角形の陽極液ヘッダー開口部186、下部の陽極液ヘッダ ー開口部188、上部の三角形の陰極液ヘッダー開口部190および下部の三角 形の陰極液ヘッダー開口部162を有する。これらの開口部186、188、1 90および192のそれぞれは、膜におけるそれぞれ対応するヘッダー開口部1 92、174、176および178と同じ大きさおよび形状を有する。膜6にお けるそれぞれのヘッダー開口部186、188、180および192は、ガスケ ット8における対応する開口部172、174、176および178と同じ相対 的位置をガスケット6において有し、膜のそれぞれヘッダー開口部はガスケット 8のそれぞれのヘッダー開口部と共に整列するようになる。 図3および4は、組み立てて多室電解槽とした図2の構成部分を示している。 各種の構成部分は、図3に示されるように図の左手側に配置された陽極板22と 共に水平に積み重なっている。この特定の陽極板はフレーム部材14に隣接して 配置されているので、陽極板22の一方の側だけに陽極材料82が取り付けられ ている。ガスケット9は陽極板に対して配置され、陽極材料82はガスケット8 の中心の開口部中に伸びている。膜6はガスケット8に対して配置されている。 ガスケット8の厚みによって、膜6からの陽極板22の間隔並びに膜6からの陽 極材料82の間隔が決まる。ガスケット8は、膜6と陰極板106との間の膜6 の他方の側に設けられる。陰極板106は、その両側に取付けられた陰極材料1 42を有する。該陰極材料は、該陰極板の一方の側から膜6の方に向かっている ガスケット8中の開口部180の中へと広がっている。陰極板106の他方の側 の陰極材料もまた、膜6の方に向かっているガスケット8中の開口部180の中 へと広がっている。膜8と陰極板106の間のガスケット6の厚みによって、膜 6からの陰極材料142の間隔が決まる。隣接している陽極板22は、その平坦 な表面の両側から膜6に面したガスケット8を通って伸びている陽極材料82を 有する。この配置は、図3に示されているように右端の陰極がフレーム部材16 に対して配置され、図示されているようにフレーム部材と向き合っているその側 部から左に伸びている陰極材料142だけを有する。それぞれ末端電極板14お よび16に対して配置されている最も外側の陽極板および陰極板を除き、陽極お よび陰極はそれぞれの電線導板のいずれかの側に電極材料を有する。それぞれの このような陽極は、そのいずれの側にも陽極室200を有する。同様に、それぞ れのこのような陰極板は、そのいずれかの側に陰極室200を有する複数のこの ような区画室を積み重ねて、可能と思われるできるだけ多くの区画室を有する多 室電解槽を設けることができる。 図3に示されるように、各種構成部分の下部の陰極液開口部が整列して、下部 の陰極液ヘッダー204を形成し、これから陰極液が各種陰極液室へと内側へ向 かって流れる。下部の陰極液ヘッダー204と結合している陰極板106のスロ ット138によって、陰極液が陰極板116のいずれの側の陰極室202へも流 れることができることが判るであろう。また、図3に示されるように、各種成分 の上部陽極液開口部同士が整列して、上部の陽極液ヘッダー206を形成する。 陽極板22のスロット46は各種陽極室200と結合して、陽極液が陽極室20 0からヘッダー206に流れるようになっている。 図4に示されるように、各種構成部分の上部陰極液開口部は、水平に並んで上 部陰極液ヘッダー208を形成する。陰極液板106のスロット132は陰極板 106のいずれかの側の陰極液室202と連通して、陰極液を陰極液室から上部 の陰極液ヘッダー204へと流れるようになっている。同様に、各種構成部分の 下部陽極液開口部は総て整列して、電解槽中を伸びている下部の陽極液ヘッダー 210を形成する。陽極液板22のスロットは陽極室200と連通して、陽極液 が下部の陽極液ヘッダー210から陽極室200へと流れるようになっている。 陽極板22の陰極液開口部38および68のガスケットインサート76によっ て、陰極液が陽極板22または陽極材料82と接触するのを防止している。同様 に、陰極板106の陽極液開口部120および128のガスケットインサート1 22によって、陽極液が陰極板106および陰極材料142と接触するのを防止 している。 電解槽を組み立てるときそれぞれの陽極または陰極ヘッダー開口部から伸びて いるスロットの一部はガスケットで被覆されるので、スロット46および132 の幅はこのそれぞれの陽極および陰極板22および106の幅より小さくして、 電解槽を組み立てるときヘッダーから陽極または陰極室への流体の流れを遮断す るほどガスケット材料がスロット中に流入しないようにすべきである。ガスケッ ト8は板に対して組み立てるときには、ヘッダー開口部に隣接するスロットの一 部しか被覆されず、スロットの内部の先端部分は被覆されないままになっている ので、電解質はそのそれぞれの室に流入することができる。また、陽極および陰 極材料84および142は釣り合った電極板22および102並びにヘッダー開 口部の縁から間隔を置いているので、ガスケットは陽極室および陰極室の縁を効 果的にシールすることができる。 例として、各種構成部分を用いる特定の電気化学的工程によっては、陽極板2 2に取り付けた陽極材料84は多孔性であり、例えば陽極液が3次元総てを流れ ることができる構造体のコーティングしたワイヤークロスまたはエキスパンデド ・メッシュ(expanded mesh)または繊維から形成されているものであることか できる。陽極構造に用いることができる材料としては、白金または白金族の金属 、二酸化鉛および二酸化鉛でコーティングした金属基材が挙げられる。好適な金 属 基材としては、特にチタンおよびニオブなどのバルブ金属(valve metals)が挙 げられる。電線導板は、チタンまたはニオブなどの耐電解質性の好適な導電性材 料、または白金族の金属、基材上にコーティングした白金族の金属またはチタン またはニオブなどのバルブ金属などの材料から製造することができる。陽極材料 は、スポット溶接などの任意の好適な手段によって陽極板に取り付けることがで きる。 陰極板は、例えば、ハステロイ(Hastelloy)R材料などの適当な耐性を有する ステンレス鋼合金、白金族金属または白金族金属を鍍金した金属から製造するこ とができる。陰極材料は適当な材料から製造したメッシュタイプの構造体であり 、例えば粗い(6ワイヤー/インチ)内部メッシュ層上に提案された外部の10 0メッシュスクリーン層支持体を有するハステロイ(Hastelloy)RC−22構造 から作られ、陰極板にスポット溶接されたものであることができる。 セパレーター6の材料は特定の電気化学的工程によって変化するが、一般的に はカチオン交換膜から成ることができる。このような膜はカチオンの押込めまた は交換をできる固定したアニオン性基を含むことが周知であり、外部供給源らの アニオンを除外する。この膜を製造するのに用いることができる樹脂としては、 フッ化炭素、ビニル化合物、ポリオレフィン、炭化水素およびそれらのコポリマ ーなどが挙げられる。好適な膜の一例は、E.I.DuPont de Nem ours & Companyからナフィオン(Nafion)Rの商品名で発売され ているカチオン透過性のフッ化ポリマーを基材とする膜である。 ガスケット8およびガスケットインサート76および122を形成するガスケ ット材料は、耐酸化性ゴムまたは可塑性エラストマー材料であることができる。 好適な材料としては、ビトロン(Vitron)Rの商標で発売されているEPDMの 酔うなゴムタイプ材料などが挙げられる。ガスケット材料の他の好適なタイプの ものとしては、ポリエチレンおよびポリプロピレンから製造された柔軟な独立気 泡タイプのものが挙げられる。 電極板の厚みは通常は約1mm〜約25mmであり、操作および設置費用の総 額をできるだけ少なくするようになっている。電極要素の幅は、通常は約100 0mm以下の幅である。長さ対幅の比率が約1.5:1〜約8:1、好ましくは 2:1〜約4:1であるのが望ましいことが判った。 前記の配置では、多室電解槽のそれぞれのユニット電解槽には、構成部分の数 が最小数で済む。特定のガスケットデザインでは、単一のダイで総ての室に対す るガスケットを製造することができ、ガスケットの厚みにより電解槽の区画室の 厚みが決まる。これにより、多種多様な陽極および陰極デザインをそれぞれの電 極板に取り付けることができる。 また、前記のデザインでは、電極板は、所定の深さでチャンネルを金属板に付 けるよりは水流機械加工によって金属板ストックを介して切片を形成することに よって作製するので、機械加工は少なくなる。電解槽は、レーザー切断または電 子線切断によって作製することもできる。 好ましい形態のヘッダー開口部は前記のように三角形の形状をしており、電極 材料を取り付けるのに利用できる有効面積が最大になっているが、他の形状を開 口部に用いることもできる。例えば、ヘッダー開口部は円形をしており、スロッ トがその外周から電極板の内部に放射状に広がるようにすることができる。 整列の目的で各種の電解槽区画室に設けた切込みの代替物としては、それぞれ 電解槽区画室の底縁にV型の切込みを設けることもできる。また、陽極および陰 極板に、電解槽を組み立てるときガスケットおよび膜の上縁を越えて垂直上方に 伸びる垂直方向の伸張部を設けることもできる。垂直伸張部は、電解槽を組み立 てるとき、電極板に垂直に伸びガスケットおよび膜の中心を通過する垂直平面に ある縦中心線上に貫通孔を有することができる。これらの孔に棒を通して、組み 立ての際に整列を容易にすることができる。孔のいずれかの孔の垂直伸張部には 間隔を置いたスロットを設けて、組み立てた電解槽を吊り上げる手段を提供する こともできる。本発明を特定の態様について説明してきたが、本明細書に開示し た発明の概念から離反することなく多くの改変、改質および変更を行うことがで きることは明らかである。従って、本発明の精神および広汎な範囲内にある総て の改変、改質および変更を包含するものである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年9月12日 【補正内容】 請求の範囲 1.電解槽に用いる電極において、 少なくとも一方の側に電極材料(82,142)を取り付けた電極板(22, 106)と、 前記電極板の電解質ヘッダー開口部(38,40,130,136)と、 前記ヘッダー開口部から電極板の内部に向かって放射状に広がっている前記電 極板の複数のスロット(46,54,132,138)と から成り、 前記電極材料が前記電極板の表面の一部を被覆する ことを特徴とする、上記電極。 2.電極板が通常は長方形である、請求の範囲第1項に記載の電極。 3.スロットの幅が電極板の厚みより小さい、請求の範囲第1項に記載の電極 。 4.ヘッダー開口部が通常は長方形である、請求の範囲第1項に記載の電極。 5.電極板が電流を結合するためのつまみ部(34,116)を有する、請求 の範囲第1項に記載の電極。 6.電極材料が電極板の両側にある、請求の範囲第1項に記載の電極。 7.電極材料がスロットの一部に重なり合っている、請求の範囲第1項に記載 の電極。 8.電解槽に用いる電極において、 電極板(22,106)と、 前記電極板の少なくとも一方の側の電極材料(82,142)と、 前記電極板の一つの隅に隣接する前記電極板の第1陽極液ヘッダー開口部(3 8,120)と、 前記第1陽極液ヘッダー開口部と対角線上で向き合っている隅に隣接する前記 電極板の第2陽極液開口部(40,128)と 前記陽極液ヘッダー開口部の一つに向き合った隅の前記電極板の第1陰極液ヘ ッダー開口部(60,130)と、 前記第1陰極液ヘッダー開口部と対角線上で向き合っている隅に隣接する前記 電極板の第2陰極液開口部(68,136)と から成り、 前記電極板(38,40;130,136)における複数のスロットが、前記 陰極液ヘッダー開口部または前記陽極液ヘッダー開口部のいずれかから電極板の 内部に向かって放射状に広がり、前記電極材料が前記電極板の表面の一部を被覆 している ことを特徴とする、上記電極。 9.ヘッダー開口部と関連したスロットを持たない前記ヘッダー開口部にガス ケットを設け、前記ガスケット(76,122)がこれを通る開口部を有し、厚 みが電極板の厚みと少なくとも同じである、請求の範囲第8項に記載の電極。 10.ヘッダー開口部のそれぞれの形状が三角形であり、三角形の辺を画定する 開口部の縁が電極板のそれぞれ側部に平行である、請求の範囲第8項に記載の電 極。 11.スロットの幅が電極板の厚みより小さい、請求の範囲第8項に記載の電極 。 12.電極板の一方の縁に電流を結合するためのつまみ部(34,116)を有 する、請求の範囲第8項に記載の電極。 13.つまみ部から間隔を置いた電極板の隅に整列用切込みが付けられており、 前記電極板の上および下縁に前記つまみ部の開始を画定する切込みが付けられて いる、請求の範囲第12項に記載の電極。 14.陽極材料(82)を取り付けた陽極板(4)と、 陰極材料(142)を取り付けた陰極板(10)と、 セパレーター(6)と、 前記陽極板と前記セパレーターとの間および前記陰極板と前記セパレーターと の間に設けられてそれぞれ陽極室(200)および陰極室(202)を形成する ガスケット部材(8)と、 前記陽極板、陰極板、ガスケットおよびセパレーター中に伸びている陽極液ヘ ッダー(206,210)と 前記陽極板、陰極板、ガスケットおよびセパレーター中に伸びている陰極液ヘ ッダー(204,208)とを有し、 前記陽極板がこの中を伸びて、前記陽極ヘッダーから前記陽極板の内部に向か って放射状に広がる複数のスロット(46,54)を有し、 前記陰極板がこの中を伸びて、前記陰極ヘッダーから前記陰極板の内部に向か って放射状に広がるスロット(46,54)を有する ことを特徴とする、上記電解槽。 15.陽極板のスロットが、陽極材料がスロットの一部と重なり合っている点ま で陽極ヘッダーから伸び、陰極板のスロットが、陰極材料がスロットの一部と重 なり合っている点まで陰極ヘッダーから伸びている、請求の範囲第14項に記載 の電解槽。 16.電解槽が、互いに重なり合って多室電解槽を形成する複数の陽極板、陰極 板、ガスケットおよびセパレーターを含んで成り、前記陽極板の少なくとも一つ はその両側に陽極材料を有し、前記陰極板の少なくとも一つはその両側に陰極材 料を有する、請求の範囲第14項に記載の電解槽。 17.ヘッダー開口部の形状が三角形である、請求の範囲第14項に記載の電解 槽。 18.陽極板が前記ガスケットから電解槽の外側に伸びる一つの縁に沿ってつま み部(34)を有し、陰極板が前記ガスケットから前記陽極板のつまみ部とは反 対の方向で外側に伸びるつまみ部(34)を有する、請求の範囲第14項に記載 の電解槽。 19.陽極の電線導板の陰極ヘッダー開口部にガスケットインサート(76)を 設け、前記陽極板の前記陰極ヘッダー開口部にガスケットインサート(124) が配置され、前記ガスケットインサートの厚みがそれぞれの電極板の厚みと少な くとも同じである、請求の範囲第14項に記載の電解槽。 20.陽極板と膜との間の前記ガスケット部材に開口部(180)があり、その 中に陽極材料が伸びており、ガスケットは陽極板と共にシール配置されており、 スロットの内端を暴露し、前記陰極板の間の前記ガスケット部材に開口部(18 0)があり、この中に陰極材料が伸びており、ガスケットは陰極板とシールかみ 合いしてスロットの内端を暴露している、請求の範囲第14項に記載の電解槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,M G,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD ,SK,UA,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電解槽に用いる電極において、 少なくとも一方の側に電極材料(82,142)を取り付けた電極板(22, 106)と、 前記電極板の電解質ヘッダー開口部(38,40,130,136)と、 前記ヘッダー開口部から電極板の内部に向かって放射状に広がっている複数の スロット(46,54,132,138)と から成り、 前記電極材料が前記電極板の表面の一部を被覆する ことを特徴とする、上記電極。 2.電極板が通常は長方形である、請求の範囲第1項に記載の電極。 3.スロットの幅が前記電極板の厚みより小さい、請求の範囲第1項に記載の 電極。 4.ヘッダー開口部が通常は長方形である、請求の範囲第1項に記載の電極。 5.電極板が電流を結合するためのつまみ部(34,116)を有する、請求 の範囲第1項に記載の電極。 6.電極材料が電極板の両側にある、請求の範囲第1項に記載の電極。 7.電極材料がスロットの一部に重なり合っている、請求の範囲第1項に記載 の電極。 8.電解槽に用いる電極において、 電極板(22,106)と、 前記電極板の少なくとも一方の側の電極材料(82,142)と、 前記電極板の一つの隅に隣接する第1陽極液ヘッダー開口部(38,120) と、 前記第1陽極液ヘッダー開口部と対角線上で向き合っている隅に隣接する第2 陽極液開口部(40,128)と 前記陽極液ヘッダー開口部の一つに向き合った隅の第1陰極液ヘッダー開口部 (60,130)と、 前記第1陰極液ヘッダー開口部と対角線上で向き合っている隅に隣接する第2 陰極液開口部(68,136)と から成り、 前記陰極液開口部または前記陽極液開口部の前記対(38,40;130,1 36)の一方が、そのそれぞれのヘッダー開口部から電極板の内部に向かって放 射状に広がるスロット(46,54;132,138)を有し、前記電極材料が 前記電極板の表面の一部を被覆している ことを特徴とする、上記電極。 9.ヘッダー開口部と関連したスロットを持たない前記ヘッダー開口部にガス ケットを設け、前記ガスケット(76,122)がこれを通る開口部を有し、厚 みが前記電極板の厚みと少なくとも同じである、請求の範囲第8項に記載の電極 。 10.ヘッダー開口部のそれぞれの形状が三角形であり、三角形の辺を画定する 開口部の縁が電極板のそれぞれ側部に平行である、請求の範囲第8項に記載の電 極。 11.スロットの幅が電極板の厚みより小さい、請求の範囲第8項に記載の電極 。 12.電極板の一方の縁に電流を結合するためのつまみ部(34,116)を有 する、請求の範囲第8項に記載の電極。 13.つまみ部から間隔を置いた電極板の隅に整列用切込みが付けられており、 前記電極板の上および下縁に前記つまみ部の開始を画定する切込みが付けられて いる、請求の範囲第12項に記載の電極。 14.陽極材料(82)を取り付けた陽極板(4)と、 陰極材料(142)を取り付けた陰極板(10)と、 セパレーター(6)と、 前記陽極板と前記セパレーターとの間および前記陰極板と前記セパレーターと の間に設けられてそれぞれ陽極室(200)および陰極室(202)を形成する ガスケット部材(8)と、 前記陽極板、陰極板、ガスケットおよびセパレーター中に伸びている陽極液ヘ ッダー(206,210)と 前記陽極板、陰極板、ガスケットおよびセパレーター中に伸びている陰極液ヘ ッダー(204,208)とを有し、 前記陽極板がこの中を伸びて、前記陽極ヘッダーから前記陽極板の内部に向か って放射状に広がる複数のスロット(46,54)を有し、 前記陰極板がこの中を伸びて、前記陰極ヘッダーから前記陰極板の内部に向か って放射状に広がるスロット(46,54)を有する ことを特徴とする、電解槽。 15.陽極板のスロットが、陽極材料がスロットの一部と重なり合っている点ま で陽極ヘッダーから伸び、陰極板のスロットが、陰極材料がスロットの一部と重 なり合っている点まで陰極ヘッダーから伸びている、請求の範囲第14項に記載 の電解槽。 16.電解槽が、互いに重なり合って多室電解槽を形成する複数の陽極板、陰極 板、ガスケットおよびセパレーターを含んで成り、前記陽極板の少なくとも一つ はその両側に陽極材料を有し、前記陰極板の少なくとも一つはその両側に陰極材 料を有する、請求の範囲第14項に記載の電解槽。 17.ヘッダー開口部の形状が三角形である、請求の範囲第14項に記載の電解 槽。 18.陽極板がガスケットから電解槽の外側に伸びる一つの縁に沿ってつまみ部 (34)を有し、陰極板が前記ガスケットから前記陽極板のつまみ部とは反対の 方向で外側に伸びるつまみ部(34)を有する、請求の範囲第14項に記載の電 解槽。 19.陽極の電線導板の陰極ヘッダー開口部にガスケットインサート(76)を 設け、前記陽極板の前記陰極ヘッダー開口部にガスケットインサート(124) が配置され、前記ガスケットインサートの厚みがそれぞれの電極板の厚みと少な くとも同じである、請求の範囲第14項に記載の電解槽。 20.陽極板と膜との間のガスケット部材に開口部(180)があり、その中に 陽極材料が伸びており、ガスケットは陽極板と共にシール配置されており、スロ ットの内端を暴露し、陰極板の間のガスケット部材に開口部(180)があり、 この中に陰極材料が伸びており、ガスケットは陰極板とシールかみ合いしてスロ ットの内端を暴露している、請求の範囲第13項に記載の電解槽。
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