JPH0850254A - バリアングルコーンミラー - Google Patents

バリアングルコーンミラー

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JPH0850254A
JPH0850254A JP18607594A JP18607594A JPH0850254A JP H0850254 A JPH0850254 A JP H0850254A JP 18607594 A JP18607594 A JP 18607594A JP 18607594 A JP18607594 A JP 18607594A JP H0850254 A JPH0850254 A JP H0850254A
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conical
reflecting
mirror
reflecting mirror
angle
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Application number
JP18607594A
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English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
孝行 鈴木
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円錐面反射鏡の光偏向走査角度の検出を容易
にする。 【構成】 測距用光線を偏向走査するための円錐反射面
22aの頂角が円周方向に漸変するのに対し、回転位相
検出用光線を反射させるための円錐反射面23aの頂角
はどの円周位置においても不変である。バリアングルコ
ーンミラー21の外観形状のうち、測距用光線を反射す
る円錐反射面22aについてだけ高度の加工を施せばよ
く、回転位相検出用光線を出射する発光素子26と受光
素子27を円錐反射面23aを介して常に同一光路で結
びさえすれば、回転位相を正確に検出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円錐面反射鏡に同軸的
に結合した環状面反射鏡により光偏向走査角度の検出を
容易にしたバリアングルコーンミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】物体までの距離すなわち対物距離を光学
的に計測する場合に、距離計測対象に向けて照射した光
が距離計測対象にて反射されて戻るまでの時間を測定
し、この時間に光速を乗じて往復距離を求める方法がよ
く用いられる。距離計測媒体にレーザ光線を用いるレー
ザレーダと呼ばれる従来の光学式距離計測装置は、レー
ザ光源から出射するレーザ光線を回転平面鏡にて反射さ
せて前方照射する構成であり、等角速度走査すなわちリ
ニアスキャンを実現するには回転平面鏡の回転速度を回
転位相に比例させて変化させるなどの制御が不可欠であ
り、光偏向走査機構が複雑化するといった問題があっ
た。
【0003】そこで、本出願人は、反射鏡を等速回転さ
せながらリニアスキャンにより広範囲にレーザ光線を偏
向走査できるよう、図7に示す光学式距離計測装置1を
先に提案した。同図に示す光学式距離計測装置1は、頂
角が円周方向に漸変する不等頂角円錐反射面2aを有す
るバリアングルコーンミラー2を用い、等速回転による
リニアスキャンを可能にしたものである。バリアングル
コーンミラー2は、アルミニウムやプラスチックを成型
した円錐体の円錐面にアルミニウム膜を蒸着して円錐反
射面としてあり、円錐反射面の頂角(円錐面が円錐軸に
対してなす角度)を円周方向に漸変させたことで、円錐
軸を中心に等速回転させたときに該円錐軸と平行に円錐
面に入射する測距用光線を、回転位相に線形な偏向角度
をもって反射することができる。バリアングルコーン
(角度可変円錐体)の由来は、円錐反射面の頂角が円周
方向に漸変することに由来するが、円周方向に漸変する
円錐面の頂角は1周位置において不連続となるため、円
錐反射面には光偏向走査の始端と終端を境界付ける段部
2bが必ず一箇所形成されることになる。
【0004】バリアングルコーンミラー2にレーザ光線
を照射するレーザ光源3は、バリアングルコーンミラー
2の円錐軸と平行になるよう光軸配置されており、パル
ス状のレーザ光線を高周波で出射する。コリメータレン
ズ4を通過して平行光に変えられたレーザ光線は、シリ
ンドリカルレンズ5を通過することで縦横の一方向にの
み集光されたのち、バリアングルコーンミラー2の円錐
反射面に入射する。バリアングルコーンミラー2にて反
射されたレーザ光線は、楕円状の光束となって物体に向
かい、物体の表面に細線状に照射される。物体表面で反
射されたレーザ光線はフライアイレンズ6を通過してフ
レネルレンズ7にて集光され、位置センサ8にて受光さ
れる。フライアイレンズ6は、両面が他方の面の近軸焦
点位置にある凸レンズからなる多数のエレメントを束ね
たものであり、フレネルレンズ7はその後方焦点位置が
フライアイレンズ6の出射面に位置するよう配置され
る。また、位置センサ8は、受光素子を一列に配列した
一次元センサからなり、フレネルレンズ7の前方焦点位
置に配置してあり、測距対象である物体までの距離は、
位置センサ8を構成する受光素子の受光出力に基づいて
検出され、物体の方位は回転位相検出光学系の位置セン
サ9によって検出される。
【0005】10は、回転位相検出光学系に設けたレー
ザ光源であり、このレーザ光源10から出射したレーザ
光線は、収束レンズ11にてバリアングルコーンミラー
2の円錐反射面上に収束され、バリアングルコーンミラ
ー2の円錐反射面にて反射されたレーザ光線が、位置セ
ンサ9に入射する。位置センサ9は、受光素子を一列に
配列した一次元センサからなり、入射したレーザ光線の
受光位置(スポット位置)を示す信号を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光学式距離
計測装置1に用いられるバリアングルコーンミラー2
は、測距用光線と回転位相検出用光線とを同じ円錐反射
面を使って反射させる構造であり、光路どうしの干渉を
排除する観点から両光線を円錐反射面の同相位置に入射
できないため、円錐反射面上で180度ずれた位置に入
射させていた。このため、測距用光線と回転位相検出用
光線の光路を決定する光学系には非常に高い組立精度が
要求されるといった課題があった。また、測距用光線に
だけでなく回転位相検出用光線にもレーザ光線を使用す
るため、測距用と回転位相検出用に2個のレーザ光源
3,10が必要であり、しかも回転位相検出光学系に収
束レンズ11や位置センサ9が必要であるため、製造コ
ストを低減するのが容易でない等の課題を抱えていた。
【0007】一方また、図8に示すように、測距用光線
の円錐反射面12aとは別に回転位相検出用光線のため
の円錐反射面12bを180度位相異ならしめて同心的
に一体形成したバリアングルコーンミラー12も知られ
ている。しかしながら、この種のバリアングルコーンミ
ラー12は、ただでさえ高度の加工技術が要求される円
錐反射面を2箇所にそれも位相を180度異ならしめて
形成しなければならず、このため製造に多くの時間とコ
ストを要する等の課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決したものであり、回転軸と、該回転軸に同心的に設け
られ、かつ周面に円錐反射面を有する円錐面反射鏡と、
前記回転軸に同心的に設けられ、かつ周面に反射面を有
する環状面反射鏡とを具備することを特徴とするもので
ある。
【0009】さらに、本発明は、円錐面反射鏡が、頂角
が円周方向に漸変する形状の円錐反射面を有し、前記回
転軸を等速回転させたときに該回転軸と平行に前記円錐
反射面に入射する測距用光線を回転位相に線形な偏向角
度をもって反射すること、また環状面反射鏡が、前記円
錐面反射鏡の前記円錐反射面の裾部に、該円錐反射面と
は逆傾斜で形成した等頂角円錐反射面を有すること、或
いは前記円錐面反射鏡の前記円錐反射面の裾部に、前記
回転軸と直交する面に該回転軸から一定半径距離に円環
状に形成した円環状反射面を有すること、さらには前記
円錐面反射鏡の前記円錐反射面の裾部に、前記回転軸か
ら一定半径距離に円筒状に形成した円筒状反射面を有す
ること等を、他の特徴とするものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1ないし
図6を参照して説明する。図1は、本発明のバリアング
ルコーンミラーの一実施例を示す側面図、図2は、図1
に示した回転位相検出系の回路構成図、図3は、図1に
示したバリアングルコーンミラーの偏向角度と時間の関
係を示す図、図4は、図2に示したCPUの動作を説明
するためのフローチャートである。
【0011】図1に示すバリアングルコーンミラー21
は、測距用光線を反射する円錐面反射鏡22と、回転位
相検出用光線を反射する環状面反射鏡23とを同軸的に
一体形成したものである。円錐面反射鏡22は、頂角が
円周方向に漸変する形状の不等頂角円錐反射面22aを
有しており、従来のバリアングルコーンミラー2と同
様、円錐軸すなわち回転軸21aを中心に等速回転させ
たときに回転軸21aの軸心と平行に円錐反射面22a
に入射する測距用光線を回転位相に線形な偏向角度をも
って反射する。これに対し、環状面反射鏡23は、円錐
面反射鏡22の裾部に回転軸21aの軸心から等距離の
位置に一体形成してあり、回転位相の基準点において回
転位相検出用光線の反射態様を異ならしめることにより
該基準点が認識できるよう構成してある。
【0012】環状面反射鏡23は、より詳しくは、円錐
面反射鏡22の円錐反射面の裾部に円錐反射面22aと
は逆傾斜で形成した等頂角円錐反射面23aを有してお
り、バリアングルコーンミラー21の回転軸21aが直
結されたモータ24を支持する固定台25上に配置した
発光ダイオード等の発光素子26が発する光線を、固定
台25上に配設されたフォトダイオード等の受光素子2
7に向け、常に同一光路に沿って反射する。実施例の場
合、等頂角円錐反射面23aは、円錐面反射鏡22の基
準回転位相すなわち光偏向角度の零度を与える位置に無
反射面が形成してあり、円錐面反射鏡の光偏向角度が零
度であるときは、受光素子27の受光出力が零となるよ
うにしてある。
【0013】受光素子27は、図2に示したように、反
転増幅器28の反転入力端子とグラウンド間に接続して
あり、反転増幅器28は、非反転入力端子を接地すると
ともに、受光素子27のオンオフに伴って反転出力に現
れる過渡的なノイズを除去するため、出力端子を抵抗R
とコンデンサCの並列接続回路を介して反転入力端子に
帰還接続してある。また、反転増幅器28の出力は、次
段のコンパレータ29にて基準電圧Erと比較され、基
準電圧Erを上回る出力に対してコンパレータ29がC
MOSレベルの偏向基準点信号をCPU30のポートに
入力する。
【0014】測距用光線の偏向角度と時間の関係は、図
3に示す通りであり、同図に示した鋸歯状波形のうち偏
向基準点(偏向角度零度の点)の前後は測距無効区間で
あるため、鋸歯状波形のうち両端の測距無効区間を除く
部分が測距有効区間となる。測距有効区間においてレー
ザ光源(図示せず)から円錐軸に平行に照射された測距
用光線は、円錐面反射鏡22の不等頂角円錐反射面22
aにて前方に反射され、バリアングルコーンミラー21
の回転とともに偏向走査が行われる。この間、発光素子
26から出射した光線は、環状面反射鏡23の等頂角円
錐反射面23aにて反射されて受光素子27に入射す
る。このため、受光素子27には照度に応じた電圧が発
生するが、この受光素子27に発生した電圧は反転増幅
器28により反転されてしまうため、反転増幅器28の
出力電圧はコンパレータ29の基準電圧Er以下であ
り、CPU30のポート入力はロウレベルを保つ。この
とき、ポート入力の信号レベルから、CPU30は測距
有効区間における走査が行われていることを瞬時にして
認識し、図4に示した判断ステップ(101)に続くス
テップ(102)おいて、測距を実施する。
【0015】ステップ(103)において測距データを
出力したCPU30は、続くステップ(104)におい
てバリアングルコーンミラー21の回転位相を示す角度
データをインクリメントし、ステップ(105)におい
て次回の測距まで待機状態をとり、ポート入力のハイ/
ロウを判別する判断ステップ(101)に戻る。なお、
CPU30は、角度データに対応した三角関数表をテー
ブルとして内蔵しており、このため距離データと角度デ
ータから物体までの水平距離と垂直距離を即座に割り出
すことができる。
【0016】ところで、バリアングルコーンミラー21
が測距無効区間の走査に入ると、発光素子26が出射す
る光線は環状の円錐反射面23aの無反射部分に入射す
る。このため、受光素子27の受光出力は零となり、反
転増幅器28の出力電圧がコンパレータ29の基準電圧
Erを上回る。その結果、コンパレータ29の出力もハ
イレベルとなり、CPU30は測距無効区間の始端を検
知する。さらに、バリアングルコーンミラー21の走査
が測距無効区間から測距有効区間に移行すると、発光素
子26から出射された光線が環状の円錐反射面23aの
反射部分に入射するため、反転増幅器28の出力電圧が
コンパレータ29の基準電圧Erを下回り、コンパレー
タ29のポート入力は再びロウレベルとなる。その結
果、CPU30は測距無効区間の終端すなわち測距有効
区間の始端を検知し、判断ステップ(106)に続くス
テップ(107)において角度データを初期化し、ステ
ップ(101)に復帰する。
【0017】このように、上記バリアングルコーンミラ
ー21は、測距用光線を偏向走査するための円錐反射面
22aの頂角が円周方向に漸変するのに対し、回転位相
検出用光線を反射させるための円錐反射面23aの頂角
はどの円周位置においても不変であるため、バリアング
ルコーンミラー21の外観形状のうち、測距用光線を反
射する円錐反射面22aについてだけ高度の加工を施せ
ばよい。また、回転位相検出用光線を反射する円錐反射
面23aについては、偏向基準点に対応して光反射態様
の異なる部分を形成しておけばよく、回転位相検出用光
線を出射する発光素子26と受光素子27を円錐反射面
23aを介して常に同一光路で結びさえすれば回転位相
を正確に検出できるため、光路調整は非常に簡単であ
る。
【0018】なお、上記実施例では、バリアングルコー
ンミラー21を構成する円錐面反射鏡22と環状面反射
鏡23のうち、環状面反射鏡23を等頂角円錐面として
形成したが、環状面反射鏡23を、回転軸と直交する平
面上に形成したり、或いは回転軸を中心軸とする円筒面
上に形成したりすることもできる。
【0019】図5に示すバリアングルコーンミラー31
は、円錐面反射鏡32は上記バリアングルコーンミラー
21の円錐面反射鏡22と同じ形状をなすが、環状面反
射鏡33が回転軸と直交する平面上に形成してある。す
なわち、環状面反射鏡33は、円錐面反射鏡32の円錐
反射面32a裾部の回転軸31aの軸心に直交する面
に、該軸心から一定半径距離に形成した偏平な円環状反
射面33aを有しており、測距無効区間に対応する箇所
にだけ、図5に黒塗りした無反射部分を有する。本実施
例の場合、環状面反射鏡33の形状が非常に単純であ
り、例えばアルミ箔をリング状に切り抜いたものを円錐
面反射鏡32の底面に貼着するなどして、簡単に製造す
ることが可能である。
【0020】また、図6に示すバリアングルコーンミラ
ー41のごとく、不等頂角円錐反射面42aを有する円
錐面反射鏡42の裾部に、回転軸41aの軸心から一定
半径距離に円筒状に形成した円筒状反射面43aを有す
る環状面反射鏡43を一体形成することもできる。円筒
状反射面43aには、測距無効区間に対応する箇所にだ
け、図6に黒塗りした無反射部分が設けられるが、環状
面反射鏡43の形状が非常に単純であり、例えば帯状の
アルミ箔を円錐面反射鏡42の側面に貼着するなどし
て、簡単に製造することが可能である。
【0021】さらにまた、上記のいずれの実施例も、環
状面反射鏡を円錐面反射鏡に一体形成したバリアングル
コーンミラー21,31,41を例にとったが、互いに
別体の環状面反射鏡と円錐面反射鏡とを回転軸を介して
同軸結合したバリアングルコーンミラーにも、本発明は
適用できるものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転軸と、該回転軸に同心的に設けられ、かつ周面に円
錐反射面を有する円錐面反射鏡と、前記回転軸に同心的
に設けられ、かつ周面に反射面を有する環状面反射鏡と
を設けて構成したから、測距用光線を反射する円錐面反
射鏡については周面形状に高度の加工が要求されるが、
回転位相検出用光線を反射する環状面反射鏡に関して
は、周面形状に円錐面反射鏡ほどの高度の加工が要求さ
れず、また回転位相検出用光線を出射する発光素子と受
光素子を環状反射面を介して常に同一光路で結びさえす
れば、回転位相を正確に検出できるため、光路調整は非
常に簡単である等の優れた効果を奏する。
【0023】また、本発明は、円錐面反射鏡が、頂角が
円周方向に漸変する形状の円錐反射面を有し、回転軸を
等速回転させたときに該回転軸と平行に前記円錐反射面
に入射する測距用光線を回転位相に線形な偏向角度をも
って反射する構成としたから、円錐反射面の加工には精
度が要求されるが、測距用光線は出射方向が回転軸と同
方向に固定された光源から出射させることができ、円錐
面反射鏡の回転に伴い回転位相に線形な偏向角度をもっ
て測距用光線が反射されるため、簡単に等角速度光偏向
走査すなわちリニアスキャンが実現できる等の効果を奏
する。
【0024】また、本発明は、環状面反射鏡が、円錐面
反射鏡の円錐反射面の裾部に、円錐反射面とは逆傾斜で
形成した等頂角円錐反射面を有するため、環状面反射鏡
の円錐反射面の製作が容易であり、アルミ箔等の反射シ
ートをリング状に切り抜き、例えば測距無効区間に対応
する箇所にだけ黒塗りした無反射部分を形成したもの
を、円錐面反射鏡の逆傾斜側面に貼着するなどして、簡
単に製造することができ、また円錐面反射鏡と環状面反
射鏡をそれぞれ反射媒体とする光路どうしが干渉する恐
れもないため、偏向基準点にさえ注意すれば光学系を容
易に構成することができる等の効果を奏する。
【0025】また、本発明は、環状面反射鏡が、円錐面
反射鏡の円錐反射面の裾部に、回転軸と直交する面に該
回転軸から一定半径距離に円環状に形成した円環状反射
面を有するため、アルミ箔等の反射シートをリング状に
切り抜き、例えば測距無効区間に対応する箇所にだけ黒
塗りした無反射部分を形成したものを、円錐面反射鏡の
底面に貼着するなどして、簡単に製造することができる
等の効果を奏する。
【0026】さらにまた、本発明は、環状面反射鏡が、
円錐面反射鏡の円錐反射面の裾部に、回転軸から一定半
径距離に円筒状に形成した円筒状反射面を有するため、
アルミ箔等の反射シートを帯状に切り抜き、例えば測距
無効区間に対応する箇所にだけ黒塗りした無反射部分を
形成したものを、円錐面反射鏡の側面に貼着するなどし
て、簡単に製造することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバリアングルコーンミラーの一実施例
を示す側面図である。
【図2】図1に示したバリアングルコーンミラーの回転
位相検出系の概略回路構成図である。
【図3】図1に示したバリアングルコーンミラーの偏向
角度と時間の関係を示す図である。
【図4】図2に示したCPUの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】本発明のバリアングルコーンミラーの他の実施
例を示す側面図である。
【図6】本発明のバリアングルコーンミラーのさらに他
の実施例を示す側面図である。
【図7】従来のバリアングルコーンミラーを用いた光学
式距離計測装置の一例を示す概略構成図である。
【図8】従来のバリアングルコーンミラーの他の一例を
示す側面図である。
【符号の説明】
21,31,41 バリアングルコーンミラー 21a,31a,41a 回転軸 22,32,42 円錐面反射鏡 22a,32a,42a 円錐反射面 23,33,34 環状面反射鏡 23a 円錐反射面 33a 円環状反射面 43a 円筒状反射面 26 発光素子 27 受光素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、該回転軸に同心的に設けら
    れ、かつ周面に円錐反射面を有する円錐面反射鏡と、前
    記回転軸に同心的に設けられ、かつ周面に反射面を有す
    る環状面反射鏡とを具備することを特徴とするバリアン
    グルコーンミラー。
  2. 【請求項2】 前記円錐面反射鏡は、頂角が円周方向に
    漸変する形状の円錐反射面を有し、前記回転軸を等速回
    転させたときに該回転軸と平行に前記円錐反射面に入射
    する測距用光線を回転位相に線形な偏向角度をもって反
    射することを特徴とする請求項1記載のバリアングルコ
    ーンミラー。 【請求項2】 前記環状面反射鏡は、前記円錐面反射鏡
    の前記円錐反射面の裾部に、該円錐反射面とは逆傾斜で
    形成した等頂角円錐反射面を有することを特徴とする請
    求項1記載のバリアングルコーンミラー。
  3. 【請求項3】 前記環状面反射鏡は、前記円錐面反射鏡
    の前記円錐反射面の裾部に、前記回転軸と直交する面に
    該回転軸から一定半径距離に円環状に形成した円環状反
    射面を有することを特徴とする請求項1記載のバリアン
    グルコーンミラー。
  4. 【請求項4】 前記環状面反射鏡は、前記円錐面反射鏡
    の前記円錐反射面の裾部に、前記回転軸から一定半径距
    離に円筒状に形成した円筒状反射面を有することを特徴
    とする請求項1記載のバリアングルコーンミラー。
JP18607594A 1994-08-08 1994-08-08 バリアングルコーンミラー Pending JPH0850254A (ja)

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