JPH08502130A - 優れた耐疲労性を有するホトクロミック組成物 - Google Patents

優れた耐疲労性を有するホトクロミック組成物

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JPH08502130A JP6509050A JP50905094A JPH08502130A JP H08502130 A JPH08502130 A JP H08502130A JP 6509050 A JP6509050 A JP 6509050A JP 50905094 A JP50905094 A JP 50905094A JP H08502130 A JPH08502130 A JP H08502130A
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Abstract

(57)【要約】 改良された耐光疲労性を有するホトクロミック光学物品が、ヒンダードアミン光安定化剤と非対象性ジアリールアキサルアミド光安定化剤との組み合わせを(1)560〜630nmの最小視感透過率を有するホトクロミック材料および(2)430〜520nmの最小視感透過率を有するホトクロミック材料との混合物と組み合わせて使用することにより、提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 優れた耐疲労性を有するホトクロミック組成物発明の開示 本発明は改良された耐疲労性を有するホトクロミック組成物、とくに(1)異 なる活性化色を示し、2つの異なる有機ホトクロミック群からなる有機ホトクロ ミック化合物の組み合わせ、および(2)そのようなホトクロミック化合物の耐 疲労性を改良する材料の組み合わせを、含有する有機ホトクロミック組成物に関 する。本発明はさらにそのようなホトクロミック組成物を含有する物品、たとえ ば眼科用レンズに関する。 紫外線を含む光照射、たとえば太陽光中の紫外放射線または水銀ランプの光に 晒された場合に、多くの有機ホトクロミック化合物は可逆的に色が変化する。紫 外線放射がとぎれると、有機ホトクロミック化合物はその最初の状態の色または 色が無い状態に戻る。ホトクロミック化合物の種々のものは合成され太陽光によ る可逆的色の変化または黒色化することが必要である用途に使用が提案されてい る。たとえば、スピロ(インドリン)スピロベンゾキサジンホトクロミック化合 物は米国特許4,637,698に記載されている。スピロ(インドリン)ナフト キサジンは米国特許3,562,172、3,578,602、4,215,010お よび4,342,668に記載されている。ピラン環の2位に窒素含有置換基を有 するベンゾピランおよびナフトピランは米国特許4,818,096に記載されて いる。上記オキサジンおよびピラン型有機ホトクロミック材料のすべては色の無 い状態から紫外線、太陽光に照射時に紫/青に変化すると報告されている。 紫外線に晒された場合に色のない状態から黄色/オレンジへ色の変化を示す他 の有機ホトクロミック化合物も報告されている。そのような有機ホトクロミック 化合物の例としては、ピラン環の2位にスピロアダマンタン基を有するベンゾピ ランおよびナフトピランである。これらのピランは米国特許4,826,977に 記載されている。他の黄色/オレンジ変色有機ホトクロミック化合物は米国特許 5,066,818に記載のナフトピラン化合物が挙げられる。これらの化合物は ピラン環の3位に少なくとも1つのオルト−置換フェニル置換基、好ましくはモ ノオルト−置換フェニル置換基を有している。 上記文献にも報告されているように、眼科用レンズの主たる市場の要求は茶色 または灰色に黒色化するものである。たとえば、米国特許4,818,096の第 2カラム、第35〜45行に記載されている。そのような色の変化を示すレンズ をうるには、黄色/オレンジおよび紫色/青の有機ホトクロミック化合物の混合 が提案されている。 有機ホトクロミック化合物の広範囲な市場での使用における欠点は、長い時間 繰り返し紫外線に照射された結果として色の変化が失われること、すなわち有機 ホトクロミック化合物はそのホトクロミズムすなわち色の変色性が失なわれるこ とである。この現象は有機ホトクロミック化合物の不可逆的な分解の結果である と信じられ、疲労または光疲労と呼ばれている。 スピロ(インドリン)ナフトキサジンの耐光疲労性はヒンダードアミン光安定 化剤(HALS)および必要に応じて一重項酸素捕獲剤として有機リガンドを有 するニッケルイオンの錯体の使用により増大することが知られている(米国特許 4,720,356)。HALS材料の使用はスピロ(インドリン)ナフトキサジ ン化合物の耐光疲労性を改良しうるが、HALS材料を有する有機ナフトピラン 化合物の同様の安定化効果は観測されていない。したがって、オキサジン型およ びピラン型有機ホトクロミック化合物の組み合わせの耐疲労性を改良する安定化 システムが望まれている。 本発明者らは特定の非対象ジアリールオキサルアミド(オキサニリド)化合物 およびヒンダードアミン光安定化剤(HALS)化合物の特定割合および特定量 の組み合わせが紫/青に変化する、すなわち560〜630nm、たとえば580 〜620nm、好ましくは約600nmの最小可視透過率(minima visible luminou s transmission)を示すホトクロミック化合物と黄色/オレンジに変化する、す なわち430〜520nm、たとえば450〜500nm、好ましくは約480nmの 最小可視透過率を有するホトクロミック化合物との組み合わせであるホトクロミ ック組成物の耐疲労性を改良することを見出だした。 発明の詳細な説明 本発明のホトクロミック組成物中に用いてもよい非対象ジアリールオキサルア ミド化合物は米国特許3,906,041に記載され、式Iに代表されうる。 式Iにおいて、mは1〜8の整数であり、nは1〜4の整数であり、R1〜R8は それぞれ水素、クロロ、ブロモ、炭素数1〜12のアルキル、炭素数1〜4のア ルケニル、炭素数1〜4のアルコキシ、炭素数6〜8のアリール、炭素数6〜8 のアリールオキシおよびフェニル(炭素数1〜4)アルキルからなる群から選択 される。好ましくはR1、R2、R4、R5、R7およびR8はメチル、エチル、プロ ピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、好ましくは炭素数1〜2のアルキ ル、mは1〜4の整数およびnは0〜2の整数、たとえば1〜2である。 式Iの非対象ジアリールオキサルアミド化合物は米国特許3,906,041、 第1カラム、第5行〜第2カラム、第22行に記載のように調製してもよい。こ の方法は1モルのシュウ酸(または官能性誘導体、たとえばエステル、酸塩化物 またはエステル塩化物)とそれと同時もしくは連続的に1モルの以下の式IAお よびIBの化合物のいずれかの反応を包含する。 非対象ジアリールオキサルアミド化合物の例としては以下の表Iに記載のもの (ただしR1、R2、R4、R5、R7およびR8は水素である)が挙げられる。 表Iの化合物1はo−メトキシ−1'−メチル−シュウ酸ビス−アニリドと名 付けられ、化合物2はo−メトキシ−o'−エチル−シュウ酸ビスアニリドと呼 ばれ、化合物3はo'−エトキシ−o'−エチル−シュウ酸ビスアニリドと呼ばれ る。表I中の化合物4〜24は命名法の同様のシステムを用いて同様に名付けら れる。 本発明のホトクロミック化合物に用いてもよい他の非対象ジアリールオキサル アミド化合物は式Iにおいて、R1〜R6およびR8が水素であり、nが0であり 、かつR7が式Iに記載されるものである化合物を含む。とくにそのような化合 物において、mが2、R7がイソドデシルであるものが、SANDUVOR320 6の名前で市販されている。 ヒンダードアミン光安定化剤(HALS)はポリオレフィンとの使用が主とし て記載されている。最近、米国特許4,720,356にはスピロ(インドリン) ナフトキサジンとの使用が開示されている。本発明のホトクロミック組成物に用 いうるHALS化合物は米国特許4,720,356に記載されたものであり、そ のいくつかは以下の式IIで表される。 上記式中R1、R2、R4〜R7、R9およびR10は低級アルキル、たとえば炭素 数1〜4のアルキルであり、R3およびR8は低級アルキル(たとえば、炭素数1 〜4のアルキル)または水素であり、nは1〜12の整数である。そのようなH ALS材料の例としてはTINUVIN770の名前で市販のビス(2,2,6, 6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート(すなわち、R1、R2、R4〜 R7、R9およびR10はメチルであり、R3およびR8は水素であり、nは8である );およびTINUVIN765の名前で市販のビス(1,2,2,6,6−ペンタ メチル−4−ピペリジル)セバケート(すなわち、R1、R2、R4〜R7、R9お よびR10はメ チルであり、R3およびR8はメチルであり、かつnは8である)が挙げられる。 本発明のホトクロミック組成物に用いてもよい他のヒンダードアミン光安定化 剤は以下の式IIAで表される。 式中、R1、R2、R4およびR5は低級アルキル、すなわち炭素数1〜4のアル キルであり、R3は水素または低級アルキルであり、Rは炭素数1〜18のアル キル、たとえば炭素数12〜14のアルキルである。そのようなHALS材料の 例としてはSANDUVOR3052の名前で市販されている。 ヒンダードアミン光安定化剤の別の例としては式IIBとして表わされるもの が挙げられる。 式中、RおよびR1〜R5は式IIAと同様である。そのようなHALS材料の例 としてはSANDUVOR3050の名前で市販されている。 本発明のホトクロミック組成物に用いてもよいさらに別のHALS化合物は式 IIIで表されるものである。 式中、R、R2、R4〜R7およびR9〜R17は低級アルキル、たとえば炭素数1 〜4のアルキルであり、R3およびR8は低級アルキル(たとえば、炭素数1〜4 のアルキル)または水素である。そのようなHALS材料の例としてはTINU VIN144の名前で市販のビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ ジニル)[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル−4−ヒドロキシフェニル)メ チル]ブチルプロパンジオエート(すなわち、R1、R2、R4〜R7、R9、R10 、R12〜R17はメチルであり、R11はブチルであり、R3およびR8はメチルであ る)が挙げられる。 使用しうる他のHALS材料は商品名CHIMASSORB944(その化学 式は米国特許4,720,356、第5カラム、第1〜25行に記載、CYASO RP3346(その化学式は上記米国特許の第5カラム、第26〜49行に記載 )およびTINUVIN622(その化学式は上記米国特許の第5カラム、第5 0〜68行に記載)が挙げられる。そのような化学式は必要に応じてここに導入 してもよい。好ましくは、ヒンダードアミン光安定化剤のアミンは第3級アミン である。 本発明の組成物に用いられるHALSおよびジアリールオキサルアミド安定化 材料は組成物中において使用される有機ホトクロミック化合物に物理的に近接し た状態で、ホトクロミック組成物中に導入される。この状態は前記安定化材料を 有機ホトクロミック化合物を有機ホスト材料中に導入もしくはそうする前に混合 するか、あるいは有機ホスト材料にホトクロミック化合物と安定化材料を順序に 関係なく連続的に導入し、塗布することによって達成される。 本発明のホトクロミック組成物中に用いられる安定化材料の総重量は安定化し うる量であるが、典型的には組成物中における有機ホトクロミック化合物の総重 量の約0.3〜約1.5重量部である。ここにおいて、部/部の値は重量部に基 づく。とくに、ホトクロミック組成物中の有機ホトクロミック化合物の総重量の 約0.3〜1.0重量部の安定化材料を用いうる。ジアリールオキサルアミド: HALS安定化剤の重量比は典型的には約1:1〜約3:1、たとえば2:1で ある。 紫/青に変色するスピロ(インドリン)ピリドベンゾキサジンおよびスピロ( イ ンドリン)ナフトキサジンホトクロミック化合物は式IVで表されうる。 上記式IV中、R1は炭素数1〜8のアルキル(たとえば、メチル、エチル、n −プロピル、イソプロピル、ブチルなど)、フェニル、フェニル(炭素数1〜4 )アルキル(たとえば、ベンジル)、ナフト(炭素数1〜4)アルキル(たとえ ば、1−フチルメチル)、アリル、アクリリル(炭素数2〜6)アルキル、メタ クリリル(炭素数2〜6)アルキル、カルボキシ(炭素数2〜6)アルキル(た とえば、β−カルボキシエチル、γ−カルボキシプロピル、δ−カルボキシブチ ル)、シアノ(炭素数2〜6)アルキル(たとえば、β−シアノエチル、γ−ア ノプロピル、β−シアノイソプロピルおよびδ−シアノブチル)、炭素数1〜4 アシロキシ(炭素数2〜6)アルキル(たとえば[RcC(O)ORd-(式中、R cは炭素数1〜4アルキルおよびRdは炭素数2〜6アルキル]、具体的にはア セトキシエチル、アセトキシプロピル、プロピオニルオキシエチル、アセトキシ ブチルおよびプロピオニルオキシプロピル)、ヒドロキシ(炭素数2〜6)アル キル(たとえば、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピルおよびヒドロキシブチ ル)、(C24O)m・CH3(式中、mは1〜6の数)およびモノ−およびジ置 換フェニル(フェニル置換基は炭素数1〜4アルキルおよび炭素数1〜5アルコ キシ(たとえばメトキシ、エトキシ、プロピル、ブトキシ、ペントキシ)から選 択される。)からなる群から選択される。好ましくは、R1は炭素数1〜4アル キル、フェニル、ベンジル、1−ナフト(炭素数1〜2)アルキル(たとえば、 1−ナフチルメチル)、カルボキシ(炭素数2〜4)アルキル、シアノ(炭素数 2〜4)アルキル、炭素数1〜4アシロキシ(炭素数2〜4)アルキル(たとえ ば、炭素数1〜4アシルオキシエチル)、ヒドロキシ(炭素数2〜4)アルキル および(C24O)m・CH3(式中、mは1〜3数、 たとえば2)からなる群から選択される。 上記式IVのR2およびR3は炭素数1〜5アルキル、フェニル、モノ−および ジ−置換フェニル、ベンジルからなる群から選択され、またはR2およびR3は結 合して炭素数6〜8を有する脂肪族環状環(スピロ炭素原子を含む)、ノルボル ニルおよびアダマンチルからなる群から選択される環状環を形成してもよい。上 記フェニル置換基は炭素数1〜4アルキルおよび炭素数1〜5アルコキシ基から 選択してもよい。より好ましくは、R2およびR3はおのおの炭素数1〜5アルキ ル、たとえばメチル、エチル、プロピル、ブチルおよびペンチル)およびフェニ ルから選択される。R2およびR3の1つが第3級アルキル基、たとえばt−ブチ ルまたはt−アミルである場合には、もう一方は好ましくは第3級アルキル基以 外のアルキル基である。 上記IV中Yは炭素または窒素であってよい。R4によって表される非水素置 換基の数および例はYが炭素または窒素であるかどうかに基づいて変化してよい 。一般に、Yが炭素の場合、R4置換基はハロゲン(例えば、クロロ、フルオロ 、またはブロモ)、炭素数1〜5アルキル、炭素数1〜5アルコキシ(例えば、 メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ)、ニトロ、シアノ、 チオシアノ、炭素数1〜4モノハロアルキル(具体的には、炭素数1〜4モノク ロロアルキル、たとえばクロロメチルおよびクロロエチル)、炭素数1〜2ポリ ハロアルキル(たとえば、トリハロアルキル、具体的にはトリクロロアルキルま たはトリフルオロアルキル、具体的にはトリフルオロメチルおよび2.2.2−ト リフルオロメチル)およびモノアルキルアミノまたはジアルキルアミノ(アルキ ルアミノ基のアルキル基は1〜4の炭素原子を有し、メチルアミノ、エチルアミ ノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノおよびジエチルアミノ)からなる群から選 択されてよい。 式IV中、「e」は非水素R4置換基の数を示す。とくに「e」が1または2で、 Yが炭素である場合、おのおのR4置換基は炭素数1〜2アルキル、炭素数1〜 2アルコキシ、クロロ、フルオロ、ブロモ、ニトロおよびトリフルオロメチルか ら選択されてよい。「e」が0の場合、R4置換基がなく、ナフト基中の芳香族炭 素原 子のすべてが示される芳香基の炭素原子の水素原子で完全に満たされている。 Yが窒素である場合、R4(非水素)置換基は炭素数1〜5アルキル(たとえ ば、炭素数1〜2アルキル)、炭素数1〜5アルコキシ(たとえば、炭素数1〜 2アルコキシ)およびハロゲン(たとえば、クロロ、フルオロまたはブロモ)か ら選択してよい。典型的には「e」が0で、Yが窒素では、R4置換基は存在しな い。 式IV中のR11は炭素数1〜5アルキル、ハロゲン、炭素数1〜5アルコキシ 、ニトロ、シアノ、炭素数1〜4モノハロアルキル、炭素数1〜4ポリハロアル キル、炭素数1〜8アルコキシカルボニルおよび炭素数1〜4アシロキシ(すな わち、RcC(O)O−、式中、Rcは炭素数1〜4アルキル、たとえばメチル)か ら選択してよい。「d」は0〜4の整数、たとえば0〜2の整数、具体的には1ま たは2を表し、非水素置換基の数を示す。「d」が0の場合、R11置換基はなく、 すべての芳香族炭素原子がインドール基のための水素原子で満たされている。 とくに、スピロ(インドリノ)ピリドベンゾキサジン(Y=窒素)は式Vで表 される。 式V中において、R1、R2およびR3は式IVで示したものと同じである。R4 'は炭素数1〜5アルキル(たとえば、炭素数1〜2アルキル)、炭素数1〜5 アルコキシ(たとえば、炭素数1〜2アルコキシ)およびハロゲン(たとえば、 クロロ、フルオロまたはブロモ)から選択されてよい。「e」は0または1であっ てよい。通常、「e」は0であり、R4'置換基がないことを示す。「e」が1のとき 、R4置換基は化合物のピリドキサジン部分のピリド残基の可能な炭素原子のい ずれかの位置、すなわち5'、6'、8'、9'、10'の位置、もっとも好ましく は8'、9'または10'の位置に存在してよい。 式V中でR11'は炭素数1〜5アルキル(たとえば、メチル、エチル、プロピ ル、ブチルおよびペンチル)、ハロゲン(たとえば、クロロおよびフルオロ)、 炭素数1〜5アルコキシ(たとえば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキ シおよびペントキシ)、ニトロ、シアノ、炭素数1〜4モノハロアルキル(たと えば、クロロメチル、フルオロメチル、クロロエチル、クロロプロピルなど)、 炭素数1〜4ポリハロアルキル(たとえば、トリハロアルキル)、炭素数1〜8 アルコキシカルボニルおよび炭素数1〜4アシロキシ(すなわち、RcC(O)O −、式中、Rcは炭素数1〜4アルキル、たとえばメチル)から選択されてよい 。アシロキシ基の例はアセトキシである。上記ハロゲンまたはハロアルキル置換 基に関し、どのようなハロゲン、すなわち塩素、臭素、ヨウ素およびフッ素を用 いてもよいが、塩素、フッ素および臭素、とくに塩素およびフッ素がハロゲン置 換基に好ましく、フッ素がポリハロアルキル置換基(具体的には、トリフルオロ メチル、(CF3)が好ましい。好ましくはR11'は炭素数1〜2アルキル、塩素 、フッ素、炭素数1〜2トリハロアルキル(たとえば、トリハロメチル、具体的 にはトリフルオロメチル)および炭素数1〜5アルコキシから選択される。 式V中、「d」は0〜4の整数、たとえば0〜2の整数、具体的には1または2 である。「d」が2以上である場合、R11'置換基は同一または異なって、おのお の場合上記基から選択される。R11'置換基は化合物のインドリノ部分のベンゼ ン環の可能な炭素原子のいずれか、すなわち4、5、6または7位に存在しても よい。 式V(およびVI)のホトクロミック有機物質は出発インドール反応物の形成 中に起こる分子間縮合法による可変方向メカニズムによる異性体の混合物であっ てよい(フィシャーベース)。3置換フェニルヒドラゾンのインドール化は4置 換インドール、6置換インドールまたはそれらの混合物を提供しうる。したがっ て、「d」が1のとき、ホトクロミック化合物はインドール環上の4位、その環の 6位またはその異性体の混合物からなる。「d」が2のときR11'置換基はインド ール環の4、5、6または7炭素原子の結合で存在してもよく、そのような化合 物の異性体混合物(例えば、インドリン環の4および5、4および6、5および 6、4 および7、5および7、6および7位で置換基を有する化合物の混合物)を含有 してもよい。通常「d」が2のとき、R11'置換基は4および5または5および6 位に存在する。また、そのような化合物の可能性は異性体の混合物を含む材料、 たとえば4(および6)および5置換スピロ(インドリノ)ピリドベンゾキサジ ンを含む材料であってよい。 式V中、スピロ(インドリノ)ピリドベンゾキサジンの非限定的な例は表1に 記載する。そのようなピリドキサジンはR1、R2、R3およびR11'が表1に示さ れたものであり、「e」が0(ゼロ)および「d」が0、1または2であるものであ る。(−)は非水素置換基を有さないことを示す。 表1中、化合物2は1,3,3,4(および6),5−ペンタメチル−スピロ[イ ンドリノ−2,3'[3]ピリド[3,2−f][1,4]ベンゾキサジン]と名 付けられる。同様に、表1中の化合物6は1,3,4(および6),5−テトラメ チル−3−エチルスピロ−[インドリノ−2,3'[3]ピリド[3,2−f][ 1,4]ベンゾキサジン]と名付けられる。表1中の他の化合物はこの異なる置 換基を考慮して同様に名付けられる。さらに、式Vの記載から誘導される化合物 は表1または記載中に記載されるもののR1、R2,R3、R4'およびR11'に関し て記載する置換基を置換することによって同様に名付けられる。「e」が1以上の 場合、R4'置換基は「'」してが与えられる。命名法の目的のために、分子のピリ ドベンゾキサジン部分の数はキサジン環の窒素原子から1位として時計回りに数 える。分子のインドリノの部分の1位は窒素原子を1として出発し、時計回りに 数える。本発明の方法の実施に有用なスピロ(インドリノ)ナフトキサジンは以 下の式で表される。 式中、R1、R2およびR3は式IVに関して記載したものと同じである。 式VI中のR4"置換基はハロゲン(たとえば、クロロ、フルオロまたはブロモ )、炭素数1〜5アルキル、炭素数1〜5アルコキシ(たとえば、メトキシ、エ トキシ、プロポキシ、ブトキシおよびペントキシ)、ニトロ、シアノ、チオシア ノ、炭素数1〜4モノハロアルキル(たとえば、炭素数1〜4モノクロロアルキ ル、具体的にはクロロメチルおよびクロロエチル)、炭素数1〜2ポリハロアル キル(たとえば、トリハロアルキル、具体的にはトリクロロアルキルまたはトリ フルオロアルキル、より具体的にはトリフルオロメチルおよび2,2,2トリフル オロエチル)およびモノアルキルアミノまたはジアルキルアミノ(この場合、ア ルキル基は炭素数1〜4を有し、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ 、ジメチル アミノおよびジエルチアミノ)からなる群から選択されてよい。とくに、R4"置 換基は炭素数1〜2アルキル、炭素数1〜2アルコキシ、クロロ、フルオロ、ブ ロモ、ニトロおよびトリフルオロメチルから選択されてよい。「e」は0〜2の整 数、たとえば1または2であり、非水素R4"置換基の数を表す。「e」が0の場合 、R4"置換基がなく、分子中のナフト部分の芳香族炭素原子が表されるナフト基 のための水素原子で満たされていることを意味する。 上記式Vの場合と同様、「e」が1のとき、R4"置換基は分子のナフトキサジン 部分のナフト部分の可能な炭素原子のいずれかの位置、すなわち5'、6'、7' 、8'、9'または10'の位置に存在してもよい。好ましくはR4"置換基は7'、 8'または9'炭素原子上に存在する。「e」が2の場合、R4"置換基は同一または 異なってもく、おのおのの場合上記基から選択される。「e」が2の場合R4"置換 基は通常7'および9'、または8'および10'の位置に存在する。化合物名を命 名するに際し、スピロ(インドリノ)ナフトキサジンの数字は式Vのスピロ(イ ンドリノ)ベンゾキサジンに関して記載されたようにと同様である。R11"およ び「d」は式IV中のR11およびdに関して記載したものと同様である。 式VIの記載から選択されたスピロ(インドリノ)ナフトキサジンの非限定的 な例は表2に示す。そのようなスピロ(インドリノ)ナフトキサジンはR1、R2 、R3、R4"およびR11"が表2に示され、「d」が0、1または2、および「e」が 1であるものである。表1に記載したように、ハイフン(−)は非水素置換基が 存在しないことを示す。表2においてR4"置換基はすべて9'の炭素位に存在す る。 表2において化合物2は1,3,3,4(および6),5−ペンタメチル−9'− メトキシ−スピロ[インドリノ−2,3'[3]−ナフト[2,1−b][1, 4]−オキサジン]と名付けられる。同様に表2の化合物6は1,3,4(および 6),5−テトラメチル−3−エチル−9'−メトキシスピロ[インドリノ−2, 3'[3]−ナフト[2,1−b][1,4]−オキサジン]と名付けられる。 表2中の他の化合物は異なる置換基を考慮して同様に名付けられる。さらに、式 IVから誘導される化合物も同様に名付けられる。 紫/青に変色するスピロ(インドリノ)ベンゾキサジン化合物は米国特許4, 816,584に記載され、式VIIに示す構造式を有する。 式中、R1、R2、R3およびdは式IVに関して記載したものと同様であり、R12 およびR13は炭素数1〜5アルコキシ(たとえば、炭素数1〜2アルキル)、 炭素数1〜5アルキル(たとえば、炭素数1〜2アルコキシ、好ましくはメトキ シ)およびhは1または2を示す。 「h」が1のとき、R12置換基はベンゾキサジン部分のベンゼン環の可能な炭素 原子のいずれか、すなわち5、6、7または8位に存在してもよい。好ましくは 、R12置換基は5、6または7炭素原子に存在する。「h」が2のときはR12置換 基は同一または異なってもよく、上記基から選択される。「h」が2のとき、R12 置換基は望ましくは5および7、6および8位に存在する。 上記VIIIの範囲に入るスピロ(インドリノ)ベンゾキサジンの例は表3に示 す。化合物1は7−メトキシ−1',3',3',4'(および6'),5'−ペンタメチ ルスピロー[2−1,4−ベンゾキサジン−2,2'−インドリン]である。化 合物2から6はそのような化合物の表3に記載の置換基を用いて置換されたスピ ロ(インドリノ)ベンゾキサジンとして同様に命名される。さらに、式VIIの記 載から誘導される化合物も同様に命名される。スピロ(インドリン)ベンゾキサ ジン類を命名する場合に、有機化合物のIUPAC命名法が用いられる。分子の インドリノ部分の位置は窒素原子を1位として出発し、時計と反対回りに数える 。そして「'」の数、たとえば3'として表す。分子のベンゾキサジン部分の位置は 酸素原子を位置として出発し時計回りに数える。 Me =メチル nBu=n−ブチル Et =エチル OMe=メトキシ ピラン環の2位に窒素含有置換基を有するナフトピラン化合物は米国特許4, 818,096に記載され、式VIIIを有する。 式中、R3〜R10は水素、低級アルキル(炭素数1〜5アルキル)、1〜5ア ルコキシ、ヒドロキシ、炭素数1〜5アルキルアミノまたは炭素数1〜5ジアル キルアミノ、炭素数1〜5アルキルアミノフェニルまたはハロゲン(たとえば、 クロロ)から選択されるが、R3およびR4はアルコキシ、ヒドロキシ、アルキル アミノまたはジアルキルアミノではなく、Rは低級アルキル、フェニルまたはオ ルトまたはパラ位に窒素含有置換基を有するフェニルであり、Xはアリール基( たとえば、フェニル、オルトまたはパラ位に窒素含有置換基を有するフェニル、 具体的には第1級、第2級または第3級アミノ、モルフォリノ、ピペリジノ、ピ リジノ、プラゾリノまたはピロリジノ基)である。 上記ホトクロミックオキサジン型化合物およびナフトピラン化合物(ピラン環 の2位に窒素含有置換基を有する)は紫外線に照射された場合に、紫/青に変色 する。そのような化合物は最小可視透過率560〜630nmを示し、以下に示す 黄色/オレンジに変色するホトクロミックピラン型化合物とともに用いられる。 これらの後者のピラン型化合物は最小可視透過率430〜520nmを示す。 ピラン環の3位に少なくとも1つのo−置換フェニル基を有するホトクロミッ クナフトピランは米国特許5,066,818に記載されている。そのような化合 物は紫外線で活性化された場合に、黄色/オレンジに変色し、以下の式IXで示 される。 式IX中においてY1は炭素数1〜5アルキル、炭素数1〜5アルコキシ、フ ルオロおよびクロロからなる群から選択されてよい。好ましくはY1は炭素数1 〜3アルキル、炭素数1〜3アルコキシおよびフルオロからなる群から選択され る。式IXにおいて、Z1は水素およびY1からなる群から選択されてよい。おの おのY2およびZ2は炭素数1〜5アルキル、炭素数1〜5アルコキシ、シアノ、 ヒドロキシ、ハロゲン(好ましくは、クロロまたはフルオロ)、アクリリル、メ タクリリル、アクリロキシ(炭素数1〜4)アルキルおよびメタクリロキシ(炭 素数1〜4)アルキルからなる群から選択されてよい。好ましくはおのおのY2 およびZ2は炭素数1〜3アルキル、炭素数1〜3アルコキシおよびフルオロか らなる詳から選択される。「a」および「b」は0、1または2からなる群から選択さ れる整数である。aまたはbが0(ゼロ)の場合、フェニル基は環状水素で満た されている。 種々の置換基が式IXのナフトピラン化合物のナフト部分に存在してもよい。 たとえばナフト部分は式IX中のR5〜R10によって示される位置において、炭 素数1〜10直鎖および側鎖アルキル、炭素数5〜7シクロアルキル、フェニル 、モノ−またはジ−置換フェニル、炭素数1〜4アルコキシ、ハロゲン(たとえ ば、塩素、フッ素、臭素およびヨウ素)、アクリリル、メタクリリル、アクリロ キシ(炭素数1〜4)アルキル、メタクリロキシ(炭素数1〜4)アルキルおよ びナフトピラン環に一重結合で結合する5または6置換複素環基たとえば、フリ ルまたはチエニル)で置換してもよい。とくに、水素以外の場合、おのおのR5 〜R10は炭素数1〜5直鎖または分枝鎖アルキル(たとえば、メチル、エチル、 n−プロピル、イソプロピル、ブチルおよびペンチル)、炭素数5〜6シクロア ルキル(たとえば、シクロペンチルおよびシクロヘキシル)、炭素数1〜3アル コキシ(たとえば、メトキシ、エトキシおよびプロポキシ)、塩素(クロロ)、 臭素(ブロモ)、2−また は3−フリル、2−または3−チエニル、フェニルおよびo−、m−またはp−置 換フェニルであってよい。上記フェニル置換基は炭素数1〜4アルキル、炭素数 1〜4アルコキシ、クロロおよびブロモからなる群から選択されてよい。好まし くは、フェニル基は1つの置換基で置換され、その置換基はパラ位存在し、具体 的にはp−メチルフェニル、p−クロロフェニルおよびp−メトキシフェニルであ る。とくに、R5〜R11置換基は炭素数1〜3アルキル、炭素数1〜3アルコキ シ、クロロ、ブロモ、フェニルおよび炭素数2〜3アルコキシフェニル(たとえ ば、p−メトキシフェニル)であってよい。 式IXのナフトピラン化合物の命名に関して、ナフトピラン環の位置は以下の ように数える。ナフト部分は5、6、7、8、9および/または10位に、すな わちR5〜R10で置換してもよい。置換されない場合には、R5〜R10は水素であ る。ある種の有用な場合には、ナフト部分環は10位、10および9位、または 10および6位、すなわちR10、R10およびR9、R10およびR6でそれぞれ置換 される。そのような態様において、R5〜R9、R5〜R8またはR7〜R9およびR5 はそれぞれ水素である。ピラン環に結合したフェニル基を名付ける場合、炭素 原子はピラン環の3位に結合した炭素から時計回りに数える。 特定に態様において、ナフト基は非置換であり、すなわちR5〜R10が水素で あり、Y1が炭素数1〜3アルキル、炭素数1〜3アルコキシおよびフルオロか らなる群から選択され、Z1が水素であり、Y2が炭素数1〜3アルコキシまたは 水素であり、Z2が炭素数1〜3アルコキシ、炭素数1〜3アルキルおよび水素 からなる群から選択され、aが0または1およびbが0、1または2である。Y2 およびZ2置換基はそれそれフェニル基の非置換部分のどれに存在してもよく、 すなわち3、4、5および6、好ましくは3、4、または5位に存在してもよい 。aまたはbが1の場合、置換基は好ましくはピラン環に結合する炭素原子に対 しメタまたはパラ位に存在する。aおよびbが2の場合、置換基は各フェニル基 の非置換炭素原子のいずれか2つに存在してもよく、すなわち3および4位、3 および5位、3および6位、4および5位または4および6位であり、好ましく は3および4位、3および5位または4および5位である。 上記ナフトピランの例としては: (1)3(2−フルオロフェニル)−3(4−メトキシフェニル)−3H−ナフト[ 2,1−b]ピラン、 (2)3(2−フルオロフェニル)−3(4'−メトキシフェニル)−8−メトキシ −3H−ナフト[2,1−b]ピラン、 (3)3(2,4−ジメトキシフェニル)−3(4'−メトキシフェニル)−3H−ナ フト[2,1−b]ピラン、 (4)3(2−フルオロフェニル)−3(3,4−ジメトキシフェニル)−3H−ナ フト[2,1−b]ピラン、 (5)3(2−メチル−4−メトキシフェニル)−3(4−メトキシフェニル)−3 H−ナフト[2,1−b]ピラン、 (6)3(2−メチルフェニル)−3(4−メトキシフェニル)−3H−ナフト[2 ,1−b]ピラン、 (7)3−フェニル−3(2,4−ジメトキシフェニル)−3H−ナフト[2,1− b]ピラン、 (8)3(2,6−ジフルオロフェニル)−3(4−メトキシフェニル)−3H−ナ フト[2,1−b]ピランが挙げられる。 黄色/オレンジ色へ無色から変色を示す有機ホトクロミック化合物の別の例は 国際特許公開WO92/09593に記載のナフトピラン化合物である。その記 載をここに挿入する。とくに、そのような有機ホトクロミック化合物のある物は 式IXAで表される。 式中、Lは−W−T(Z)=Xg(ただし、好ましくはWは酸素、炭素または窒 素、 それぞれ水素、炭素数1〜4アルキルから選択されるか、またはJおよびJ'は ともに単一の酸素、たとえば−C(O)−)であり、Tは炭素であり、部分的に+ の電荷を有し、Zは炭素数1〜4アルキル(たとえば、メチル)、フェニルまた は炭素数1〜4モノアルキルアミノ(たとえば、メチルアミノ(CH3NH−)で あり、Xは酸素であり、gは整数1である)である。Lの例はアセトシ、ベンゾ イルオキシまたはメチルカルバミルオキシである。 式IXAにおいてBおよびB'は非置換およびモノ、ジまたはトリ置換アリー ル基、フェニルおよびナフチル、好ましくはモノ−またはジ−置換フェニルまた はナフチル;置換または非置換複素環基、ピリジル、チエニル、フリル、ピペリ ジニルまたはフルフリル;炭素数1〜4アルキル、炭素数1〜4ハロアルキル、 たとえば(クロロまたはフルオロ)炭素数1〜4アルキル、炭素数1〜4アルコ キシ(炭素数1〜4)アルキル、炭素数3〜6)シクロアルキル、炭素数1〜4 アルコキシ(炭素数3〜6)シクロアルキル、ハロ(クロロまたはフルオロ)炭 素数3〜6シクロアルキルから選択され、またはBおよびB'は結合してアダマ ンチリデンを形成してもよい。 BおよびB'で表されるアリール基の置換基は炭素数1〜4アルキル、炭素数 1〜4ハロアルキル、炭素数1〜4アルコキシ、炭素数1〜4アルコキシ(炭素 数1〜4)アルキルおよびハロゲンであってよい。ハロゲン(ハロアルキル中の ハログループ)は塩素またはフッ素であってよい。フェニル置換基はo−、m−お よび/またはp−位に存在してもよい。典型的には、フェニル置換基は少なくと も3以下の置換基、たとえば0、または2の置換基を有する。 BおよびB'で表される複素環基の置換基は炭素数1〜4アルキル、炭素数1 〜4ハロアルキル、炭素数1〜4アルコキシ、炭素数1〜4アルコキシ(炭素数 1〜4)アルキルまたはハロゲンであってよい。ハロゲン(またはハロアルキル 基中のハロ基)は塩素またはフッ素であってよい。 好ましくはBおよびB'はおのおのフェニルまたは置換フェニル、たとえばモ ノ−またはジ−(素数1〜4)アルキルフェニル、具体的にはメチルフェニル; モノ−またはジ−(素数1〜4アルコキシフェニル、たとえばメトキシフェニル ;クロロフェニルおよびフルオロフェニルである。 ナフトピラン環の2位にスピロアダマンタン基を有するホトクロミックナフト ピランは米国特許4,826,977に記載されている。そのような化合物は紫外 線照射時に黄色またはオレンジに変色し、以下の式Xを有する。 式中、Adはアダマンタン基を示し、式XのR3〜R10は式VIIIに関して定義 したのと同じである。 本明細書中に記載する黄色/オレンジに変色するピラン型化合物は紫/青に変 色するホトクロミック化合物、すなわちスピロオキサジン型化合物と組み合わせ もしくは結合して用いて、有機ホスト材料、それらの混合物が塗布または導入さ れる有機ホスト材料が所望の色、たとえば実質上中間色、たとえばグレーまたは 茶色の色に、紫外線に照射されたときに変色するような量および割合で用いる、 その色は活性化されたピランおよびオキサジンホトクロミック化合物の色に与え られる可能な限り中間色に近いものである。使用しうる上記オキサジンまたはピ ラン化合物の相対的な量はそのような化合物の活性部分の色の相対的な濃度およ び所望の最終色に基づいて変化しうる。一般に、上記オキサジン化合物:ピラン 化合物の重量比は約1:3〜約3:1、たとえば約0.75:1〜約2:1で変 化しうる。 本発明のホトクロミック化合組成物は公知の種々の方法によってホスト材料に 塗布または導入される。そのような方法にはホスト材料中にその物質を溶解また は分散、たとえば暖かい溶液中でホトクロミック材料をホスト材料に侵入するこ とによりホスト材料にホトクロミック化合物を同化する方法、熱移動によりホト クロミック材料をホスト材料の隣接する別の層として、たとえばポリマーフィル ムの一部として提供する方法およびホトクロミック化合物をホスト材料の表面に 置かれる被膜の一部として塗布することが含まれる。「同化」または「同化する」は ホトクロミック化合物のホスト材料への透過(permeation)、ホトクロミック材 料の多孔性ポリマーへの溶媒を用いた移行吸収、蒸気移行および他の移行メカニ ズムを含むことを意図する。 適合しうる(化学的または色彩的)の色、すなわち染料をホスト材料に適用し て、より医学的な意味またはファション的な意味で優れた結果を得てもよい。選 択しうる特定の染料は上記必要に応じて変化しうる。1つの態様として、染料は 活性化されたホトクロミック化合物から得られる色を補充し、すなわちより中間 的な色または入射光の特定の波長を吸収するのを達成するように選択される。他 の態様において、染料はホトクロミック化合物が非活性化状態において、ホスト マトリックスに所望の色相を付与するように選択してもよい。 ポリマーホスト材料は通常透明であるが、半透明または不透明であってもよい 。ポリマー生成物は電磁スペクトルのその部分で透明であればよく、そのことは ホトクロミック材料を活性化し、紫外線の波長でその物質にオープンを形成し、 活性化された状態において化合物の最大吸収波長を含む可視光の領域であればよ い。さらに、樹脂の色はそれがホトクロミック化合物の活性化状態の色をマスク するようなものであってはならず、すなわちその変色が見るものに明らかに容易 にわかることが必要である。好ましくは、ホスト材料物品は固体の透明または光 学的にクリアな材料、すなわち光学的用途に好適な材料、たとえば平凹または眼 科用レンズ、窓、自動車用透明体、たとえばウインドシールド、飛行機の透明体 、プラスチックシートなどである。 上記ホトクロミック物体または組成物に有用であるホスト材料の例としては、 ポリマー、すなわちホモポリマーおよびコポリマー(ポリオール(アリルカーボ ネート)モノマー、多官能性アクリレートモノマーのポリマー(すなわち、ホモ ポリマーまたはコポリマー)、ポリアクリレート、ポリ(アクリルアクリレート )(たと えば、ポリ(メチルメタクリレート))、セルロースアセテート、セルロースチ タンポリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテ ートブチレート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ (ビニルクロライド)、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリウレタン、ポリカーボネ ート、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリスチレン、コポリ(スチレン−メ チルメタクリレート)、コポリ(スチレン−アクリロニトリル)、ポリビニルブ チラールおよびジアリリデン、ペンタエリスリトールのポリマー(すなわち、ポ モポリマーおよびコポリマー)、ポリオール(アリルカーボネート)モノマー( たとえば、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート)およびアクリレート モノマーとの特定の共重合体が挙げられる。 透明なコポリマーおよび透明なポリマーの混合物もまたホスト材料として用い られる。好ましくは、ホスト材料はポリカーボネート樹脂、たとえばビスフェノ ールAおよびホスゲンから誘導されるカーボネート結合樹脂(LEXANの名前 で市販)から調製される光学的にクリアな重合有機材料;PLEXIGLASの 市販の材料のごときポリ(メチルメタクリレート);ポリオール(アリルカーボ ネート)モノマーの重合CR−39の名前で市販のジエチレングリコールビス( アリルカーボネート)およびポリオール(アリルカーボネート)、ジエチレング リコールビス(アリルカーボネート))と他の共重合性モノマー材料、たとえば ビニルアセテートとの共重合体、たとえばジエチレングリコールビス(アリルカ ーボネート)80〜90%およびビニルアセテート10〜20%、とくにビス( アリルカーボネート)80〜85%およびビニルアセテート15〜20%、およ び末端ジアクリレート官能性を有するポリウレタンとの共重合体、たとえば米国 特許4,360,653および4,994,208に記載のもの;セルロースアセテ ート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテー トブチレート、ポリスチレンおよびスチレンとメチルメタクリレート、ビニルア セテートおよびアクリロニトリルとの共重合体が挙げられる。 ホスト材料中に塗布または導入されるものを含有するホトクロミック材料また は組成物の量は限定的ではないが、活性時に裸眼に対しホトクロミック効果を提 供するのに十分な量で使用する。一般にそのような量はホトクロミック量と記載 されうる。使用しうる特定の量はその照射時に所望の色の濃度およびホトクロミ ック材料を導入または塗布するのに用いられる方法により大きく変化する。典型 的には、多くの化合物を塗布または導入すれば、色の濃度がより大きくなる。一 般に、ホトクロミック光学ホスト材料中に導入または塗布される総ホトクロミッ ク化合物の量はホトクロミック化合物が導入または塗布される表面の1cm2に対 し約0.15〜約0.35mgの範囲であってよい。 本発明を実施例を用いてさらに詳細に説明するが、この実施例は具体例と考え 、その量的な変更および変化は当業者に明らかである。 実施例 エチルセルロースのトルエン10%溶液3.5gに対し、以下のホトクロミッ ク化合物の混合物、すなわち(a)3(2,4−ジメトキシフェニル)−3(4’− メトキシフェニル)−3H−ナフト[2,1−b]−ピラン、(b)3,3,4(およ び6),5−テトラメチル−1−n−プロピルスピロ[インドリノ−2,3’[3 ]ピリド[3,2−][1,4]ベンゾキサジン]および(c)3,3−ジメチル −1−n−プロピル−5−メトキシスピロ−[インドリノ−2,3’[3]ピ リド[3,2−][1,4]ベンゾキサジン]の混合物32mgを加えた。ホトク ロミック化合物(a):(b):(c)の重量比は40:35:25であった。 表IIに規定された安定化材料をホトクロミック溶液に加え、得られた混合物を 約0.20インチのフィルムとしてウェットフィルムブレード塗布機を用いて塗 布しグラススライドを複製する。フィルムを90℃で30分間加熱し、乾燥した ホトクロミックエチルセルロースフィルムを形成した。ホトクロミックフィルム の耐光疲労性を300ワットキセノンアークランプを備えたイーリング・トライ アンギュラー光学ベンチ(Ealing Triangulal optical bench)で測定した。ア ークランプからの光を硫酸銅浴を通過させて赤外部分を除去し、ニュートラル濃 度フィルターを通過させて照射量を一定化し、ついでシャッターアッセンブリを 通過させて、その後にサンプルの照射する。活性化ホトクロミックフィルムの光 学濃度をシリコン・ホトデレクター/ラジオメター・アッセンブリでモニターし た。 結果を表IIに示す。 表IIの説明 1.UVA−351ランプにより供給される紫外線に長時間露光した際にホト クロミック応答が減少する割合。T(1/4)およびT(1/2)はホトクロミ ック応答が最初のホトクロミック応答(すなわち、光学濃度の変化により測定さ れた暗色化の量)の1/4および1/2に減少するまでの時間である。 2.ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ペピリジルセバケート) 3.SANDUVOR3052ヒンダードアミン光安定化剤 4.SANDUVOR3050ヒンダードアミン光安定化剤 5.SANDUVOR3206オキサニリド 6.SANDUVOR VSU、o−エトキシ−o’エチルシュウ酸ビスアニ リド 表IIのデータは特定のHALS材料が耐光疲労性を提供するが(サンプル番号 2、5および6)、他のHALS材料は耐光疲労性を悪くするかまたは効果がな くなる(サンプル番号3および4)であることを示す。オキサニリド材料は耐光 疲労性を改善しない。しかしながら、オキサニリドおよびHALS材料の示され た量における組み合わせはホトクロミック組成物の耐光疲労性を増加する(サン プル番号11および12)。 本発明をその特定の態様の詳細に基づいて説明しているが、そのような詳細な 記載は添付する請求の範囲に含まれる範囲に関し本発明の範囲を限定するように 見なすことを意図していない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウェルチ、クレタス・エヌ アメリカ合衆国ペンシルベニア州15668、 マリスビル、ハーマー・ドライブ3317番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)560〜630nmの最小視感透過率を有するホトクロミック材料のホ トクロミック量、 (b)430〜520nmの最小視感透過率を有するホトクロミック材料のホトク ロミック量、および (c)(1)ヒンダードアミン光安定化剤および(2)非対象ジアリールオキサルア ミド光安定化剤をジアリールオキサルアミド:ヒンダードアミン光安定化剤の重 量比が約1:1〜約3:1の範囲で組み合わせて含有する光安定化剤の、ホトク ロミック材料の重量に対し0.3〜1.5重量部 を組み合わせて含有するホトクロミック組成物および有機ポリマーホスト材料を 含有する改良された耐光疲労性を有するホトクロミック光学物品。 2.(a)560〜630nmの最小視感透過率を有するホトクロミック材料がス ピロオキサジンホトクロミック化合物およびピラン環の2位に窒素含有置換基を 有するナフトピラン化合物からなる群から選択され、 (b)430〜520nmの最小視感透過率を有するホトクロミック材料がピラン 環の2位に窒素含有置換基を有するホトクロミック化合物以外のナフトピランホ トクロミック化合物であり、かつ (c)ホトクロミック材料(a):ホトクロミック材料(b)の重量比が約1:1〜 約3:1である請求項1記載の物品。 3.スピロオキサジンホトクロミック材料(a)がスピロ(インドリン)ピリドベ ンゾキサジン類、スピロ(インドリン)ナフトキサジン類およびスピロ(インドリ ン)ベンゾキサジン類から選択され、ナフトピランホトクロミック材料(b)がナ フトピランの2位にスピロアダマンタン基を有するナフトピラン類およびピラン 環の3位に少なくとも1つのo−置換フェニル基を有するナフトピラン類から選 択される請求項2記載の物品。 4.ヒンダードアミン光安定化剤がビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4 −ピペルジニル)[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル−4−ヒドロキシフェ ニル)メチル]ブチルプロパンジオエートおよびジアリールオキサルアミド光安 定 化剤がo−エトキシ−o'−エチルシュウ酸ビスアニリドである請求項3記載の 物品。 5.物品がレンズである請求項3記載の物品。 6.物品がレンズである請求項4記載の物品。 7.有機ホスト材料がポリオール(アリールカーボネート)モノマー、多官能 性アクリレートモノマー、アクリレートモノマー、アルキルアクリレートモノマ ー、セルロースアセテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテート プロピオネート、セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニルアセテート) 、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(塩化ビニリデン)、 ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリスチ レン、コポリ(スチレン−メチルメタクリレート)、コポリ(スチレン−アクリ ロニトリル)、ポリビニルブチラールおよびジアリリデンペンタエリスリトール から調製されるポリマー類からなる群から選択される請求項1記載の物品。 8.有機ポリマーホスト材料がポリオール(アリルカーボネート)モノマーか ら調製されるポリマーである請求項3記載の物品。 9.(a)580〜620nmの最小視感透過率を有するホトクロミック材料のホ トクロミック量、 (b)450〜500nmの最小視感透過率を有するホトクロミック材料のホトク ロミック量、および (c)(1)ヒンダードアミン光安定化剤および(2)非対象ジアリールオキサルア ミド光安定化剤をジアリールオキサルアミド:ヒンダードアミン光安定化剤の重 量比が約1:1〜約3:1の範囲で組み合わせて含有する光安定化剤の、ホトク ロミック材料の重量に対し0.3〜1.0重量部 を組み合わせて含有するホトクロミック組成物および有機ポリマーホスト材料を 含有する改良された耐光疲労性を有するホトクロミック光学物品。 10.有機ホスト材料がジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)、 ポリカーボネート樹脂、ポリ(メチルメタクリレート)またはポリ(ビニルブチ ラール)のホモポリマーまたはコポリマーである請求項9記載の物品。 11.ホトクロミック材料(a)がスピロキサジンホトクロミック化合物および ピラン環の2位に窒素含有置換基を有するナフトピラン化合物からなる群から選 択され、ホトクロミック材料(b)がピラン環の2位に窒素含有置換基を有する化 合物以外のナフトピラン化合物であり、ホトクロミック材料(a):ホトクロミッ ク材料(b)の重量比が約1:3〜約3:1である請求項9記載の物品。 12.スピローオキサジンホトクロミック材料(a)がスピロ(インドリン)ピ リドベンゾキサジン類、スピロ(インドリン)ナフトキサジン類およびスピロ( インドリン)ベンゾキサジン類から選択され、ナフトピランホトクロミック材料 (b)がナフトピラン環の2位にスピロアダマンタン基を有するナフトピラン類お よびピラン環の3位に少なくとも1つのo−置換フェニル基を有するナフトピラ ン類から選択される請求項11記載の物品。 13.有機ポリマーホスト材料がジエチレングリコールビス(アリルカーボネ ート)のホモポリマーまたはコポリマーである請求項12記載の物品。 14.物品がレンズである請求項13記載の物品。 15.ヒンダードアミン光安定化剤がビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル− 4−ピペルジニル)[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル−4−ヒドロキシフ ェニル)メチル]ブチルプロパンジオエートおよびジアリールオキサルアミド光 安定化剤がo−エトキシ−o'−エチルシュウ酸ビスアニリドである請求項13 記載の物品。
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