JPH08501758A - 容器およびそのクロージャ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 容器を開放するためのクロージャ（４）は、香料が含浸された圧縮可能な吸収剤材料、たとえば、ポリエチレン・フォームから成るボディ（９）を備えるヘッドスペース芳香手段（８）を含む。吸収剤材料からなるボディ（９）は、ポリエチレン層（１０）で被覆することが好ましい。圧縮可能な吸収剤ボディの少なくとも一部（８）は、容器開口部に接触するクロージャ（４）用のシールを形成するように構成され、それによって、クロージャ（４）が所定の位置にある間、容器（１）に収容されるべき製品（３６）から遮蔽される。香料を含浸させたライナ（８）の密封動作によって、クロージャ（４）が容器口に取り付けられるたびに、ある量の香料が排出され、ライナ（８）は、クロージャ（４）が所定の位置にある間、容器（１）内の製品（３６）から保護される。

Description

【発明の詳細な説明】容器およびそのクロージャ 発明の分野 本発明は容器に関し、詳細には、キャップ・クロージャとヘッドスペース芳香 手段とを含む容器に関する。そのような容器は、液体洗剤成分を収納して供給す るのに特に適している。発明の背景と従来の技術 重質液体洗剤成分または濃縮液体洗剤成分にともなう問題は、液体の構造上の 性質によって、その内部に香料が捕獲される傾向があることである。したがって 、香料を、洗浄プロセス中に繊維に含ませることができるが、容器の臭いをかい だだけでは識別できない。この技法は、洗剤を選択するために、あるいは洗剤が 意にかなう香りを与えるものであることを保証するために消費者によって通常使 用されるものなので、これは欠点である。 容器の内容物の使用にあたって、芳香レベルを最小限に抑えるべきであるとき に他の問題が発生する。この問題は、望ましくない臭いを有する内容物において 香料による不十分なマスキングのために生じ、消費者に不快感を与える恐れがあ り、何よ りも香料を封入する目的が無効になる。 以前に、洗剤容器のヘッドスペースに芳香を与えようとするいくつかの試みが あった。たとえば、ＥＰ−Ａ−０００４４６３号は、ボール紙に香料を含浸させ てヘッドスぺースに香りを与える粒状固体洗剤用のボール箱を記載している。ボ ール紙を使用することが液体製品に適さないことは明らかであり、プラスチック 容器材料に香料を取り込むと、香料のより揮発性の成分が捕獲される傾向があり 、香料の他の成分が阻害される。 これに代わる提案は、ＵＳ−Ａ−４４７５６６３号で行われている。この場合 、香料は、容器に入れられた製品と直接接触しないような位置において容器の内 壁に据え付けられた吸収剤キャリア・ディスクに含浸される。これに類似の提案 は、ＵＳ−Ａ−３９５５７０６号に見られる。この特許では、スポンジ状のキャ リアに固形の蒸発可能な空気清浄材料のブロックを埋め込み、容器、たとえば、 バケツまたは瓶の頂部近くの内壁に、容器の内容物から離してキャリアを付着さ せている。これらの技法は、香料の作用を阻害または修正する瓶詰め液体には適 していない。さらに、香料を含んだワッドを容器のキャップに配 置することによって液体から離して置こうとする試みは、容器の内容物を計量す るために使用されるキャップに適合するものではなく、この場合も、液体は香料 に接触し、その作用を阻害する可能性がある。 したがって、上記の従来技術の提案に伴なう主要な問題は、香料が容器の内容 物と相互作用する恐れがあり、これが発生するのを防ぐための措置が取られてい ないことである。 ＵＳ−Ａ−４５４０７２１号は、オイル・ベースの香料を使用して水乳化可能 なポリマーまたは水溶性のポリマーを含む水性乳濁液を形成することを記載して いる。乳濁液が、ポリマーのマトリックス内に香料を捕獲するように乾燥され、 次いで、マトリックスが、香料が保護マトリックス自体から拡散する際にヘッド スペースに香りを与えるように容器の頂部内に塗布される。これは、高価で複雑 な技法であり、やはり、香料の作用を阻害する。 ＥＰ−Ａ−０２５８９１号は、固形漂白成分などの粒状内容物に関する上記の 問題に対処し、芳香オイルと、ディスク自体の製造材料であるポリマーとを共融 解することによって形成された芳香ディスクまたはライナを有する容器キャップ を使用 することを提案している。この芳香ディスクは、多孔カバーによって漂白粒子に は接触しないようになっている。孔は、芳香ディスクへの漂白粒子の進入を防げ るほど小さなものである。上記の問題に対するこの解決策は、やはり高価で複雑 であり、液体製品への応用には適しておらず、ディスクの形成によって香料の作 用が低下する可能性が高い。 ＥＰ−Ａ−０２５８９９１号の容器キャップ構造に類似の容器キャップ構造が ＵＳ−Ａ−４２８７９９５号に示されているが、この場合、キャップは、空気に よって劣化する可能性がある食料品を貯蔵するための容器上で使用するためのも のであり、その目的は、クロージャ・キャップが所定の位置に置かれた後に容器 中のヘッドスペースから酸素を除去することである。この目的を満たすために、 このキャップは、通気性で不透水性の膜によって容器の内側から遮蔽された酸素 吸収剤材料体を備えている。このキャップは、それが所定の位置にあるときに容 器内部を大気から完全に分離するために、酸素吸収ワッドを囲む気密シールも含 む。この提案もやはり複雑で高価であり、容器のヘッドスペース内の蒸気材料の 存在を実際に推進する問題とは完全に対立する問題に対処するものである。 さらに、すべての上記の従来技術の提案に関連する問題は、それらの提案がす べて、芳香材料を容器の内容物から離して保持するためにどんな手段を使用する にせよ、その手段からの芳香蒸気の単純な拡散に依存することである。そのよう な拡散に依存することは不利である。なぜなら、それは、容器のヘッドスペース に香料蒸気を満たすのに時間がかかることを意味するからである。これは、繰り 返し、特に急速に繰り返して開放される際に芳香を放つ必要があるような容器に は不適当である。これは、容器のヘッドスペースの芳香の程度が、必然的に低い 芳香レベルの場合に不適当であることも意味する。発明概要 したがって、本発明の主な目的は、少なくとも一部が、容器に入れるべき製品 からうまく離され、ヘッドスペース内に香料を十分に急速に解放し、容器の閉鎖 時には適度に解放するように構成されたヘッドスペース芳香手段を備える容器ク ロージャを提供することである。 したがって、本発明は、第１の態様では、ヘッドスペース内に供給すべき香料 を含むための圧縮可能な吸収剤材料からなるボディを備えるヘッドスペース芳香 手段を含み、圧縮可能な吸 収剤ボディの少なくとも一部が、容器開口部に接触するクロージャ用のシールを 形成するように構成され、それによって、クロージャが容器開口部上の所定の位 置にある間、容器に入れるべき製品と接触することを妨げる、容器を開放するた めのクロージャを提供する。 本発明は、第２の態様では、上述の如く規定されたクロージャが取り付けられ た開口部を有する容器を提供する。 「クロージャ」の語は、本明細書では、容器の開口部用のあらゆる形のクロー ジャ、具体的には、スクリュー ・キャップ、プッシュオン・キャップ、長方形 の注入スパウトを有する複合キャップなどを含む様々な種類のキャップを含む。 また、本発明は、どんなタイプの容器にでも適用することができる。ただし、具 体的には、口状の開口部を有する容器、たとえば、瓶が適用可能である。しかし 、他のタイプの容器、たとえば、ドラムやカートンも、本発明の適用範囲内のも のである。本発明は、液体用の容器への適用に限らない。ただし、このような適 用が好ましい。液体製品だけでなく固体製品にも本発明を適用することができる 。 また、「ヘッドスペース」の語は、本明細書では一般に、容 器に含まれる製品のレベルよりも上にある容器の内部の領域を意味する。しかし 、この語が、「ヘッドスペース」として定義されるものが、必ずしも容器内の製 品のレベルまで延びるわけではなく、たとえばラビリンスまたはバッフルによっ てクロージャ・キャップよりも下に形成された閉鎖空間であるような状況も包含 することを理解されたい。 本発明によれば、クロージャの芳香手段の少なくとも一部は、それ自体が、容 器開口部を密封し、したがって芳香の大気への漏れを防止する密封部材を構成す ることによって、クロージャが所定の位置にある間、容器中の製品に接触するこ とを妨げられる。すなわち、芳香は、容器を最初に開けるまで、したがって場合 によっては、貯蔵期間の後まで残る。 香料が含浸された圧縮可能な吸収剤材料からなるボディの少なくとも一部を密 封部材として使用するうえでの本発明の主要な利点は、クロージャが、容器開口 部を密封するためにこの開口部上の所定の位置に置かれたとき、吸収剤ボディが 圧縮され、それによって、吸収されている少量の香料が容器ヘッドスペース内に 排出されることである。このミニポンピング動作は、容器がクロージャで密封さ れるたびに行われ、そのため、そのよ うな各閉鎖動作の後、容器が次に開放されたとき、開放が短い時間内のものであ っても、所望の美的結果を与えるのに十分な量の香料が容器中 のヘッドスペースに急速に与えられる。芳香手段中の香料の全体的なレベルを低 くする必要がある場合でも、ミニポンピング動作を介した積極的な供与のために 、香料を含浸された吸収剤ボディからの単なる拡散の代わりに、ヘッドスペース 内の十分な香料含有量が達成される。 圧縮可能な吸収剤材料からなるボディが、クロージャが所定の位置にあるとき に容器口に当接するクロージャの部分に位置決めされる弾性吸収剤ライナの形態 であることが有利である。このライナは、クロージャが所定の位置にあるときに 密封機能を実行するように、容器開口部に一致するような形状にすることが好ま しい。多数の容器、特に瓶は円形の口を有するので、ライナは、円形ディスクま たは環状ディスクの形をとることが好ましい。 ライナは、円形ディスクの形である場合、一般にクロージャ・キャップの基部 に位置決めされ、適当な保持手段、たとえば、 接着剤あるいは１つまたは複数の保持ラグ、ショルダなどによって、所定の位置 に保持されることが好ましい。 ライナが環形である場合、これは、それ自体が、製品を容器から吐出するため の吐出手段または計量手段として働く、クロージャ・キャップに特に有用である 。そのようなクロージャ・キャップはたとえば、カップ状本体を備えている。カ ップ状本体の開放端は、クロージャが容器の開口部上に取り付けられたときに容 器内部に突出し、ねじ山または押し込みばめ形態または差し込みばめ形態等の必 要な固定手段を含むフレアまたはフランジが、キャップの閉鎖端と開放端の間で 、外側にかつキャップの開放端の方へ延び、香料を含浸された弾性ライナは、こ のフレアまたはフランジ内に位置決めされ、それによって、クロージャが容器上 に固定されたときに容器の口の壁に密封当接する。 好ましい実施例では、ライナは、含浸によって香料が装填された連続気泡プラ スチック・フォーム、好ましくはポリウレタン・フォームで形成される。含浸の 方法は、完全に従来型のものであり、たとえば、ライナ製造の発泡段階中に香料 を取り込むことも、あるいは単に香料にライナを浸漬させることによっ て香料を事前に含浸させることもできる。フォーム・ライナの圧縮可能な、好ま しくは弾性圧縮可能な性質によって、容器の閉鎖時にライナが圧縮されるたびに 、容器ヘッドスペースに少量の香料を供給することができる。これによって、ク ロージャが固定されるたびにヘッドスペースに新たに香料が供与され、容器が次 に開放されたとき、消費者は容易にこれを検出することができる。 本発明の特に好ましい実施例では、圧縮可能な吸収剤ライナ体は、容器に入れ るべき製品を浸透させることができ、好ましくは不透水性である膜で被覆される 。しかし、この膜は、香料蒸気を浸透させることが望ましい。容器内の製品によ る香料の劣化を最小限に抑えるために、クロージャが容器開口部上の所定の位置 にあるときに容器内部に露出するライナの面、縁、または辺を前述の膜で被覆す ることが好ましい。具体的には、円形ディスクまたは環状ディスクの形のライナ の場合、少なくとも、容器の内側の方を向くディスクの面が、そのような膜を備 えると有利である。そのようなライナの両面をそのように被覆することが最も好 ましい。というのは、これによって、容器の内容物と香料を含浸されたフォーム の間の最も有効なバリアが 提供されるからである。 圧縮可能な吸収剤体の少なくとも大部分としてフォーム・マトリックスを使用 することによって、多数の従来技術の提案が影響を受けた、ヘッドスペース芳香 手段に香料を安定に装填する問題が解決される。具体的には、これによって、高 温融解プロセスが不要になり、あるいは、ポリマー格子からの解放を考慮に入れ るための特殊な香料形成も不要になる。したがって、使用される香料は、感熱性 成分または揮発性成分を含むことができ、それによって、本発明と共に使用でき る香料の選択肢が広がる。したがって、一例を挙げると、製品自体中の香料とは 異なる香料を容器のヘッドスペースで使用することが可能になる。これによって 、消費者が特に好む臭いをヘッドスペースに与え、同時に、製品から放出される あらゆる臭いをマスキングすることができ、かつあまり揮発性でない香料を製品 に含めることができ、それによって、製品は所期の目的に対して適したものにな る。たとえば、繊維洗浄剤の場合、香料を直接、繊維に染み込ませることができ る。芳香ライナを使用することによって、香料が必要とされる場所に直接、供給 されるので、より低いレベルのより揮発性の香料成分を使用することができる。 次に、一例として添付の図面だけを参照して、本発明の好ましい実施例を詳細 に説明する。図面の簡単な説明 第１図は、本発明の好ましい実施例に適用できるキャップ・クロージャが取り 付けられた典型的な容器を示す図である。 第２図は、本発明の第１の実施例のキャップ・クロージャの断面図である。 第３図は、本発明の第２の実施例のキャップ・クロージャの断面図である。 第４図は、本発明によるライナの拡大断面図である。 第５図は、市販の液体洗剤の従来型の閉鎖容器のヘッドスぺース中の蒸気の分 析を示すガスクロマトグラフである。 第６図は、本発明による香料を含むライナを含むクロージャ・キャップが取り 付けられた、同じ液体洗剤の容器のヘッドスペース中の蒸気の分析を示すガスク ロマトグラフである。発明の好ましい実施例 まず、第１図を参照すると、洗剤容器１は、ポリエチレンなどの不透水性プラ スチック材料で製造されたボトルの形である。ハンドル２は、容器１と一体的に 成形され、ねじ山キャップ４ によって閉鎖される。 第２図は、本発明の第１の実施例のねじキャップ４の断面図を示す。このキャ ップは、容器から注がれる所望の量の液体洗剤を吐出させるための吐出／計量手 段としても働く。キャップ４は、目盛マーキング６を含むカップ５の形をとる。 容器中のヘッドスペース３ａ（第１図参照）に香料を供給するための芳香手段を 構成する環状ライナ８を含むねじ込みフレア７が、カップ５の周りに環状に配設 されている。 ライナ８は、第４図で拡大されて示されている。ライナは、２つのポリエチレ ン層１０の間に挟まれた内側連続気泡ポリウレタン・フォーム層９を備えている 。ポリウレタン・フォーム９は、たとえば、事後発泡含浸によってフォーム構造 中に吸収された芳香オイルを備えている。フォーム層９に充填する芳香オイルの 量は、香料自体の効力、芳香オイルの揮発性、容器ヘッドスペース内で確立する ことが望ましい香料蒸気のレベル、容器の典型的な貯蔵または使用、あるいはそ の両方が行われる温度など、様々なパラメータに依存する。したがって、香料の 適当な量は一般に、製造業者の側の経験または試行錯誤、あるいはその両方によ って設定される。 第３図は、計量の助けとしての使用向けに設計されていない代替キャップの設 計を示す。この実施例では、環状ライナ１１（この実施例では、円形であっても よい）は、ねじ込みスカート１２に隣接して位置し、美的に好ましいものになる ように設計され、たとえば、外側表面上にグリップ・フォーメーションを備える ことができるシュラウド１３がスカート１２から外側下向きに延びている。この 実施例でのライナ１１は、第２図の実施例のライナ８と構造的に同じものでよい が、前述のように、必ずしもそうである必要はない。 使用時には、クロージャを容器口上に取り付けると、ライナが、容器口の壁に 密封的に当接する際に圧縮されるため、小規模の圧縮によって、ある量の香料が 容器ヘッドスペース内に放出される。同時に、クロージャが所定の位置にきた後 、ライナの少なくとも一部（およびその少なくとも実質的にすべて）が容器口壁 に接触する密封部材を構成するので、ライナの多孔性フォーム構造内の香料は実 際上、容器ヘッドスペースからも、容器内の製品からも隔てられる。香料を含む フォームのこの遮蔽は、ライナのフォーム層上のポリエチレン被覆によって助け られ、あるいは最適化される。 この密封作用は、香料のより揮発性の成分の漏れを防止するうえで特に重要で ある。この効果は、第５図と第６図を比較すれば容易に理解され得る。第５図お よび第６図は、従来型の密封容器と本発明によって密封された容器のそれぞれに おける時間に対するヘッドスペース中の香料濃度の分析のガスクロマトグラフィ ・プロットを示す。これらの容器は共に、ＳＫＩＰＭＩＣＲＯの商標で入手でき る市販の同じ芳香濃縮液体洗剤を収容する。第５図および第６図で１から８まで 番号付けしたピークは、香料の異なる個別の主成分に対応する。 ２つのクロマトグラフィを比較すると、容器ヘッドスペース中の芳香強度は、 特に長時間が経過すると、本発明のケースの方がずっと大きくなることが分かる 。 これは、本発明によるライナを使用すると、上述の所望の利益がもたらされる ことを示す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＧ ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．容器を開放するためのクロージャにおいて、前記クロージャが、ヘッドスペ ース内に供給すべき香料を含むための圧縮可能な吸収剤材料からなるボディを備 えるヘッドスペース芳香手段を含み、圧縮可能な吸収剤ボディの少なくとも一部 が、容器開口部に接触するクロージャ用のシールを形成するように構成され、そ れによって、クロージャが容器開口部上の所定の位置にある間、容器に入れるべ き製品から遮蔽されることを特徴とするクロージャ。 ２．圧縮可能な吸収剤ボディが、クロージャが所定の位置にあるときに容器口に 当接するクロージャの部分に位置決めされる弾性吸収剤ライナの形であることを 特徴とする請求の範囲第１項に記載のクロージャ。 ３．圧縮可能な吸収剤ボディが、香料を含浸させた連続気泡プラスチック・フォ ームで形成されることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のクロージャ。 ４．前記フォームが、ポリウレタン・フォームであることを特徴とする請求の範 囲第３項に記載のクロージャ。 ５．容器内部に露出する圧縮可能な吸収剤ボディの少なくとも一面が、製品に対 して不浸透性の膜で被覆されることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のクロ ージャ。 ６．吸収剤ボディが、ディスク形状であり、ディスクの１面が前記膜で被覆され ることを特徴とする請求の範囲第５項に記載のクロージャ。 ７．前記ディスクの両面が、前記膜で被覆されることを特徴とする請求の範囲第 ６項に記載のクロージャ。 ８．前記膜がポリエチレンから成ることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の クロージャ。 ９．圧縮可能な吸収剤ボディが、円形ディスクまたは環状ディスクの形であるこ とを特徴とする請求の範囲第１項に記載のクロージャ。 １０．吸収剤ボディが、環状であり、容器から分配されるべき製品用の計量カッ プを形成するクロージャの部分を囲むことを特徴とする請求の範囲第９項に記載 のクロージャ。 １１．請求の範囲第１項に記載のクロージャが取り付けられた開口部を有する容 器。 １２．香料が含浸された圧縮可能な吸収剤ボディを含むクロー ジャを容器に取り付けることを含む、容器内のヘッドスペースに芳香を与える方 法において、圧縮可能な吸収剤ボディの少なくとも一部が、容器開口部に接触す るクロージャ用のシールを形成し、クロージャを容器開口部に取り付ける動作に よって、ある量の香料が吸収剤ボディからヘッドスペース内に排出され、吸収剤 ボディの前記少なくとも一部が、クロージャが容器開口部上の所定の位置にある 間、容器に入れられた製品から遮蔽されることを特徴とする方法。