JPH08500535A - 中心の高さ調整機構付の急速交換工具ホールダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 急速交換工具ホールダーは切削工具の中心の高さを調節するための手段を含む。急速交換工具ホールダーは、旋盤のタレット又は機械の取付ブロックの上に取付けられるよう適合された工具支持部材、切削工具を受け入れるためのシートを形成された切削ヘッドと、支持部材に切削ヘッドをクランプするためのクランピング機構を含む。工具支持部材は切削ユニットのチューブ状シャンクを受け入れる軸方向の孔を含む。クランピング機構は軸方向の孔の中に配置され、放射方向に拡大できる１組のロッキング機構を含み切削ユニットのチューブ状シャンクと係合する。クランピング機構はキーを含み、このキーはチューブ状シャンク上の対応するキー溝と係合して切削ユニットの角度をきめる。クランピング手段を支持部材の長手方向軸のまわりに回転させて、切削ユニットの角度位置を変える手段が設けられている。切削工具の中心の高さは切削ユニットの角度位置によって決定される。

Description

【発明の詳細な説明】中心の高さ調整機構付の急速変換工具ホールダー 発明の背景 本願発明はボーリング及び旋盤加工のような金属の機械加工作業のための急速 交換の工具に関し、より詳細に云えば切削工具の中心の高さを調節するための方 法と装置に関する。 急速交換の工具ホールダーは一般に２つの別々の構成要素・・・・・工具支持 部材と切削ヘッドとを含む。工具支持部材は機械の上に設置され、切削ヘッドは 支持部材にクランプする。工具支持部材は通常比較的速く互いに交換できる多く の異なったタイプの切削ヘッドを受け入れる。斯くして急速交換工具は１つの機 械の運転から他のものにスイッチするときにセットアップ時間を大巾に減少させ る。 急速交換工具の欠点は、しかし乍ら、切削工具の中心の高さを適当に調整する ことを維持するのがより困難なことである。急速交換工具は通常の固定された工 具よりも数多くの部品を必要とする。部品が密接な公差に従って製造されている 時であっても、このような公差さ累積されると、中心の高さの調整に重大な影響 を及ぼし得るものである。不適当な中心の高さの調整は工具の中の切削力を増加 させる結果となり、工具の寿命に重大な影響を与える。不適当な中心の高さの調 整に関連した他の問題は機械加工作業中の過度のびびり、作業片上の荒い表面仕 上げ及び仕上げられた作業片の寸法が許容できない程に変動することである。本発明の概要と目的 本発明は切削工具の中心の高さを調整する手段を有する急速交換工具ホールダ ーである。工具ホールダーは旋盤のタレット又は取付ブロックに取付けられるよ う適合された支持部材と、切削工具を受け入れるための座を形成された切削ヘッ ドと、切削ヘッドを支持部材にクランプするためのクランピング機構とを含む。 クランピング機構は１組のロッキングボールを用い、このボールは切削ヘッド のチューブ状シャンクの中に形成された孔と係合するように押される。ロッキン グボールはスクリューによって作動されるロッキングウェッヂ（くさび）によっ てチューブ状シャンクと係合するように押される。ロッキングボールとロッキン グウェッヂは支持部材の軸方向の孔の中に配置されたボールキャニスターの中に 含まれている。ボールキャニスターはキーを含み、このキーはチューブ状シャン クのキー溝と協同して切削ヘッドの角度をきめる。 中心の高さの調節はボールキャニスターを長手方向軸のまわりに回転し、切削 工具の位置を変えることによって達成される。ボールキャニスターを回転させる ために色々な方法が用いられる。ここに開示された実施例はボールとスクリュー の配設を利用している。より詳しく云えばボールキャニスターは１組の移動止め 又は凹みをもって形成されている。移動止めは力を伝達するボールによって係合 され、この夫々はカップ−ポイント（ｃｕｐ−ｐｏｉｎｔ）調整スクリューによ って作動される。調整スクリューの軸はキャニスターの軸に関してオフセットし ており、キャニスターに反対の平衡トルクを与える。キャニスターは、１つのス クリューをゆるめ、反対のスクリューを締めることによって工具の中心の高さを どちらの方向にも回転されることができる。 前述したことに基いて、本願発明の主たる目的が、切削工具の中心の高さを調 整する手段を有する急速交換の工具ホールダーを提供することであることは一見 して明らかである。 本願発明のもう１つの目的は中心の高さの調整の公差の効果が大巾に取除かれ ている急速交換の工具ホールダーを提供するすることにある。 更に本願発明のもう１つの目的は、十分な負荷に耐える能力をもち、機能加工 の作業中にその位置を維持することができる中心の高さの調整機構を提供するこ とにある。 本願発明の更にもう１つの目的は、比較的構造が簡単で且つ経済的に生産する ことができる中心の高さの調整機構を有する急速交換の工具ホールダーを提供す ることである。 本願発明のもう１つの目的は、比較的使用が容易であり、且つ比較的急速に調 整することができる中心の高さの調整機構を有する急速交換の工具ホールダーを 提供することである。 本願発明の他の目的及び利点は、このような発明を単に例示するに過ぎない以 下の説明と添付図面とを研究することにより一見して明らかとなるであらう。図面の詳細な説明 第１図は本願発明の工具ホールダー組立体の１つの実施例の分解された透視図 である。 第２図は支持部材の中央の平面に沿ってとられた工具支持部材の部分的断面図 である。 第３図は第２図のIII−IIIの線を通してとられた工具支持部材の横断面図であ る。 第４図は断面で示された部分をもつ工具ホールダー組立体の前面の立面図であ る。 第５図は第４図のＶ−Ｖの線を通してとられた工具支持部材の横断面図である 。 第６図は凹みを示すために断面で示された部分をもつボールキャニスターの部 分的な平面図である。 第７図は第６図のVII−VIIの線を通してとられたボールキャニスターの断面図 である。本発明の詳細な説明 図面を参照すると、特に第１図において、本願発明の工具ホールダー組立体が そこに示され、一般的に図番１０によって示されている。工具ホールダー組立体 は、一般的に図番１２によって示された工具支持部材と、切削工具を受け入れて 且つ保持するように適合された切削ヘッド１４と、切削ヘッド１４を支持部材１ ２にクランプするためのクランピング機構１６とを含む。 支持部材１２は一般に円筒形のシャンク１８を含み、このシャンクは機械のタ レット又は取付ブロック（図示されていない）の中に形成された軸方向の孔の中 に受け入れられる。シャンクは１個又は複数の表面に形成された平らな部分１８ ａを有し、この平面はセットスクリュー（図示されていない）によって係 合されて支持部材１２をタレット又は取付ブロックの中に固定する。 フランジ２０は支持部材１２の前端に近接して形成されている。フランジ２０ はタレット又は取付ブロックの面に対して坐る後に面する表面２２を含む。フラ ンジ２０の片側には平らな表面２４が形成されている。軸方向の孔２８は支持部 材１２の前の端の中に形成され且つ前に面するシート表面２６によってかこまれ ている。軸方向の孔２８はやや円錐台の構成をもち、且つ後に説明されるように 切削ヘッド１４を受け入れるように適合されている。 切削ヘッド１４には、前の部分３０と後に伸びるチューブ状のシャンク３２と を含む。後方に面する支持表面３４はチューブ状シャンク３２と前の部分３０の 間の接合部に形成されている。前の部分３０は、通常の切削インサート３８とシ ム４０を受け入れるように適合された工具受け入れポケット３６を形成されてい る。切削インサート３８は２つの集まる切削刃を含み、これらは集って丸味を帯 びた切削チップを形成する。切削インサート３８の先端はクランピング部材４２ によって係合されて、インサート３８とシム４０を工具受け入れポケット３６の 中に固定する。クランピング部材４２はクランプスクリュー４４によって前の部 分に固定され、このスクリューは前の部分３０の先端の対応する穴（図示されて いない）の中にねじこまれる。 チューブ状のシャンク３２は前の部分３０と一体に形成され且つ好ましくは鋼 の単一片から機械加工される。シャンク３２は円錐台形をしており、支持部材１ ２の軸方向の孔２８とマッ チする。２つの直径方向反対側の孔４６はチューブ状シャンク３２に孔をあけて いる。チューブ状シャンク３２は又２つの直径方向反対側のキー溝４８を含み、 孔４６の軸に垂直な放射方向の軸に沿って配置されている。 切削ヘッド１４を支持部材１２に取付けるときに、チューブ状シャンク３２は 軸方向の孔２８の中に受け入れられる。クランピング機構１６は、切削ヘッド１ ４を支持部材１２上に固定するために軸方向の孔２８の中に配置される。 クランピング機構１６はボールキャニスター５０を含み、このキャニスター５ ０は２重の端をもつスクリュー５２によって支持部材１２の軸方向の孔２８の中 に固定される。２重の端をもつスクリュー５２の第１の端は軸方向の孔２８の底 の中の対応するねじ穴５４の中にねじ込まれる。スクリュー５２の第２の端はキ ャニスター５０のベース５８の中の対応するねじ穴５６の中にねじ込まれる。 ボールキャニスター５０は切削ユニット１４のチューブ状シャンク３２の上の キー溝４８の中の１つにはまるように寸法をもったキー８２をその外側に形成さ れた上の部分６０を含む。工具ホールダーの長手方向軸に垂直に伸びる２つの横 方向の通路６２と６４がキャニスター５０の中に形成されている。ぶつけておと すピン６６はボールキャニスター５０の先端の中の長手方向の通路６８の中にゆ るく取付けられている。ぶつけておとすピン６６は、２つの小さいスクリュー７ ２によって係合されてこのピン６６を長手方向通路６８の中に保持する肩７０を 含む。 作動部材７４はボールキャニスター５０の第１の長手方向通路６２の中に配置 されている。作動部材７４はヘッド部分７６とシャンク部分７８とを含む。シャ ンク部分７８は外側にねじを切られている。作動スクリュー８０は作動部材７４ を往復運動するように動かす手段を与える。作動スクリュー８０は内部にねじを 切られた孔８４を含み、作動部材７４のシャンク部分７８の上のねじと係合する 。作動スクリュー８０は又ねじを切られた孔８４の中のねじ山と反対位置にある 外部のねじ８６を含む。外側のねじ８６は支持部材１２の中のねじを切られた開 口部８８と係合する。支持部材１２の外側から近づくことができる作動スクリュ ー８０の端には、アレン レンチによって係合されるよう適合された６角形の凹 み９０がある。 作動部材７４のヘッド部分７６はその反対側の側面に１組のボールを押しやる 傾斜面９２を含む。ボールを押しやる傾斜面９２は横の通路６４の中にゆるく受 け入れられるロッキングボール９４と当接するように適合されている。ボールを 押しやる傾斜面９２はシャンク部分７８から離れて、これらが凹んだ球状の凹み ９６に接合する迄伸びるとき、内側に傾斜する。作動部材７４は又ぶつけておと すピン６６の底の対応する表面１００と当接するよう適合された傾斜表面９８を 含む。 前述の説明から、作動スクリュー８０が第１の方向に回転されると、作動部材 ７４は動かされてロッキングボール９４を球状の凹所からボールを押しやる傾斜 面９２に変位させることは容易に明らかとならう。ロッキングボール９４は斯く して第３図及び第４図に最も良く示されているように外側に押しやられ る。作動スクリュー８０が第２の方向に回転されると、作動部材７４は第２の方 向に動かされて、ロッキングボール９４が球状の凹み９６の中にころがって戻る ことを可能とする。同時に作動部材７４の上の傾斜表面９８はぶつけておとすピ ン６６の上の対応する傾斜表面と当接してこれを上に押す。ぶつけておとすピン ６６は今度は切削ヘッド１４に対して上に押し、切削ヘッド１４を支持部材１２ から分離する。 使用に際しては、切削ヘッド１４は切削ヘッド１４のチューブ状シャンク３２ を支持部材１２の軸方向の孔２８の中に挿入することによって支持部材の上に取 付けられる。切削ヘッド１４を支持部材１２の中に挿入后に、作動スクリュー８ ０は第１の方向に−通常は時計回転の方向に−回転されて、切削ヘッド１４を支 持部材１２にクランプする。上述したように、作動スクリュー８０が回転すると 、作動部材７４はロッキングボール９４を放射方向外側に押しやり、チューブ状 シャンク３２の中の孔４６と係合させる。第４図に最も良く示されているように 、孔４６の壁は多少傾斜して居るので、ロッキングボール９４が孔４６と係合す ると、切削ヘッド１４に後向きの力をはたらかせて、支持部材１２上の坐る表面 ２６に対して支持表面３４を坐らせる。切削ヘッド１４が一旦支持部材１２の上 に取付けられると、切削ヘッド１４の角度位置はボールキャニスター５０上のキ ー８２の、切削ヘッド１４のチューブ状シャンク３２の中の対応するキー溝４８ との係合によって決定される。理想的にはキー及びキー溝４８は正しい中心の高 さの調整が得られるように切削ヘッド１４を常に位置させるべきである。実際に 使 用した時にはしかし乍ら、構成要素の数とこれらに与えられた公差のために、正 しい中心の高さの調整は保証されることはできない。本願発明は切削工具の中心 の高さを調節する手段を与えることによって中心の高さの調節についてのこれら の公差の効果を大巾に取除くことを意図するものである。 今第５図から第７図を参照すると、中心の高さの調節手段は、ボールキャニス ター５０の上に反対のバランスさせるトルクを働かせる１組のカップポイント（ ｃｕｐ ｐｏｉｎｔ）の調節スクリュー１０２を含む。調節スクリュー１０２は 支持部材１２のフランジ２０の中の調節スクリューの孔１０４の中にねじにより 係合される。夫々の調節スクリュー１０２は力を伝達する要素１０６と当接し、 この要素は今度はボールキャニスター５０のベースの中の凹み１０８と係合する 。凹み１０８は力を伝達する要素１０６が接触するシート部分１１０とクリヤラ ンス部分１１２とを含む。シート部分１１０はボールの先端のエンドミル（底フ ライス）で形成され、この直径は略力を伝達する要素１０６の直径に等しい。ク リヤランス部分１１２はやや大きい直径のボールの先端のエンドミルで形成され る。 第６図に最も良く示されているように、凹み１０８はシート部分１１０は平ら な部分１１０ａを含み、この部分はエンドミルを横に水平面に動かすことによっ て形成される。シート部分１１０は第７図に示された図面においては一般に円形 である。この構成により力の伝達要素１０６は、キャニスター５０の調節の全範 囲に互ってシート部分１１０と線接触することができる。力の伝達要素１０６は 又カップポイント調節スクリュー１ ０２と線接触をする。線接触は調節機構に、機械加工作業中の動きに抵抗する十 分なトルクに耐える能力を与えるのに重要である。 切削工具の中心の高さを調節するために、第１の調節スクリュー１０２がゆる められ且つ第２の調節スクリュー１０２は締められてボールキャニスター５０を 回転させる。所望の位置が得られると、第１の調節スクリュー１０２は再び締め られて、ボールキャニスター５０を調節された位置にロックする。ボールキャニ スター５０の回転によって、キー８２の位置を再調整し、このキーは今度は切削 ユニット１４の角度位置を変更させる。切削工具の中心の高さは切削ユニット１ ４の角度位置によって決定される。 前述のことから、この中心の高さの調節機構によって、切削工具の中心の高さ を調節するための容易な且つ便利な方法が与えられることは明らかである。中心 の高さを調節することによって、切削工具にかかる力は減じられることができ、 ガタガタは取除かれ、作業片上のよりよい表面仕上が得られる。 本願発明は勿論発明の精神及び本質的な特徴から離れることなく、ここに規定 されたもの以外の特定のやり方で実施され得るものである。従って現在の実施例 はあらゆる点において例示的であってこれに制限するものではないと考えられ、 付帯する請求項の意味と同等の範囲の中に来る凡ての変更はこの中に包含される ように意図されるものである。

【手続補正書】 【提出日】１９９５年５月１９日 【補正内容】請求の範囲 １．中心の高さの調節手段を有する急速交換工具ホールダーにおいて、 （イ）後方に伸びるシャンクと、切削工具を受け入れ且つ保つための工具受け 入れポケットを含む切削ユニットと、 （ロ）切削ユニットのシャンクを受け入れるための軸方向の孔を有する工具支 持部材と、 （ハ）支持部材の中の当該軸方向の孔の中に配置され、切削ユニットを支持部 材に解放できるように固定するために係合された位置から解放された位置へ動く ことができるロッキング要素を含むクランピング手段と、 （ニ）当該クランピング手段は切削ユニットの角度をきめる手段を含み、 （ホ）クランピング手段を支持部材の長手方向軸のまわりに複数の角度位置の 間に回転させる手段を含む中心の高さの調節手段と、 （ヘ）クランピング手段を当該複数の角度位置の何れかに固定する手段とを含 むことを特徴とする工具ホールダー。 ２．請求項１の工具ホールダーにおいて、調節手段は、支持部材の調節スクリ ューの孔の中にねじで係合され、且つクランピング手段を長手方向軸のまわりに 回転させるために、クランピング手段と係合できる少なくとも１つの調節スクリ ューを含むことを特徴とする工具ホールダー。 ３．請求項２の工具ホールダーは更に調節スクリューの力を クランピング手段に伝達するために調節スクリューとクランピング手段との間に 配置された力の伝達要素を含むことを特徴とする工具ホールダー。 ４．請求項３の工具ホールダーにおいて調節スクリューはカップポイント（ｃ ｕｐ ｐｏｉｎｔ）スクリューであり且つ力の伝達要素は球形であることを特徴 とする工具ホールダー。 ５．請求項２の工具ホールダーにおいて、調節手段は支持部材の中の対応する 調節スクリューの孔の中にねじで係合される１組の調節スクリューを含み、且つ 当該１組の調節スクリューはクランピング手段に反対の回転力を加えることを特 徴とする工具ホールダー。 ６．請求項１の工具ホールダーにおいて、位置決め手段は切削ユニットのシャ ンクの中に形成されたキー溝と、クランピング手段に形成された調和するキーと を含むことを特徴とする工具ホールダー。 ７．中心の高さを調節する手段を有する急速交換の工具ホールダーにおいて、 （イ）切削工具を受け入れて保持し且つ後方に伸びるチューブ状シャンクを含 む切削ユニットと、 （ロ）切削ユニットのチューブ状シャンクを受け入れるための軸方向の孔を有 する工具支持部材と、 （ハ）支持部材の軸方向の孔の中に配置されて、解放できるように切削ユニッ トを支持部材に固定するクランピングユニットであって、当該クランピング手段 は、 （１）支持部材の軸方向の孔の中に回転できるように取付 けられ、切削ユニットのチューブ状シャンクの中に挿入でき、且つ複数の角度位 置の間に回転できるキャニスターと、 （２）キャニスターの中に配置されて、切削ユニットを支持部材に固定する ようにチューブ状シャンクと係合するための係合位置と、切削ユニットを解放す るための解放位置との間を動くことができる少なくとも１つのロッキング要素と 、 （３）ロッキング要素を係合された位置に押しやるための作動手段と、 （４）キャニスターに関して切削ユニットの角度を決める位置決め手段とを 含むクランピングユニットと、 （ニ）切削工具の中心の高さを調節するための中心の高さの調節手段であって 、支持部材の中の調節スクリューの孔の中にねじにより係合され、キャニスター をその長手方向軸のまわりに選ばれた角度位置に回転して、キャニスターを当該 角度位置の何れか１つに固定するための１組の調節スクリューを含む当該中心の 高さの調節手段とを含むことを特徴とする急速交換の工具ホールダー。 ８．請求項６の急速交換工具ホールダーにおいて、位置決め手段は切削ユニッ トのチューブ状シャンクの中に形成されたキー溝と、チューブ状シャンクの中の キー溝に挿入することのできるクランピング手段のキャニスターに形成されたこ れと合うキーとを含むことを特徴とする急速交換工具ホールダー。 ９．請求項６の急速交換工具ホールダーにおいて、中心の高さの調節手段は、 更に調節スクリューの回転力をキャニスターに伝達するための１組の力の伝達要 素を含むことを特徴とする 急速交換工具ホールダー。 １０．請求項９の急速交換工具ホールダーにおいて、力を伝達する要素は通常 球状の外形を有することを特徴とする急速交換工具ホールダー。 １１．請求項１０の急速交換工具ホールダーにおいて、キャニスターは球形の 力の伝達要素によって係合される１組の凹状の凹所を含むことを特徴とする急速 交換工具ホールダー。 １２．請求項１１の急速交換工具ホールダーにおいて、力の伝達要素はキャニ スターの中の凹状の凹所と線接触をなすことを特徴とする急速交換工具ホールダ ー。 １３．請求項９の急速交換工具ホールダーにおいて、調節スクリューはカップ ポイント（ｃｕｐ ｐｏｉｎｔ）スクリユーであって、力の伝達要素と線接触す ることを特徴とする急速交換の工具ホールダー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．中心の高さの調節手段を有する急速交換工具ホールダーにおいて、 （イ）後方に伸びるシャンクと、切削工具を受け入れ且つ保つための工具受け 入れポケットを含む切削ユニットと、 （ロ）切削ユニットのシャンクを受け入れるための軸方向の孔を有する工具支 持部材と、 （ハ）支持部材の中の当該軸方向の孔の中に配置され、切削ユニットを支持部 材に解放できるように固定するために係合された位置から解放された位置へ動く ことができるロッキング要素を含むクランピング手段と、 （ニ）当該クランピング手段は切削ユニットの角度をきめる手段を含み、且つ （ホ）切削工具の中心の高さを調節するために、支持部材の長手方向軸のまわ りにクランピング手段を回転させるための調節手段とを含むことを特徴とする工 具ホールダー。 ２．請求項１の工具ホールダーにおいて、調節手段は、支持部材の調節スクリ ューの孔の中にねじで係合され、且つクランピング手段を長手方向軸のまわりに 回転させるために、クランピング手段と係合できる少なくとも１つの調節スクリ ューを含むことを特徴とする工具ホールダー。 ３．請求項２の工具ホールダーは更に調節スクリューの力をクランピング手段 に伝達するために調節スクリューとクランピング手段との間に配置された力の伝 達要素を含むことを特徴と する工具ホールダー。 ４．請求項３の工具ホールダーにおいて調節スクリューはカップポイント（ｃ ｕｐ ｐｏｉｎｔ）スクリューであり且つ力の伝達要素は球形であることを特徴 とする工具ホールダー。 ５．請求項２の工具ホールダーにおいて、調節手段は支持部材の中の対応する 調節スクリューの孔の中にねじで係合される１組の調節スクリューを含み、且つ 当該１組の調節スクリューはクランピング手段に反対の回転力を加えることを特 徴とする工具ホールダー。 ６．請求項１の工具ホールダーにおいて、位置決め手段は切削ユニットのシャ ンクの中に形成されたキー溝と、クランピング手段に形成された調和するキーと を含むことを特徴とする工具ホールダー。 ７．中心の高さを調節する手段を有する急速交換の工具ホールダーにおいて、 （イ）切削工具を受け入れて保持し且つ後方に伸びるチューブ状シャンクを含 む切削ユニットと、 （ロ）切削ユニットのチューブ状シャンクを受け入れるための軸方向の孔を有 する工具支持部材と、 （ハ）支持部材の軸方向の孔の中に配置されて、解放できるように切削ユニッ トを支持部材に固定するクランピングユニットであって、当該クランピング手段 は、 （１）支持部材の軸方向の孔の中に回転できるように取付けられ、切削ユニ ットのチューブ状シャンクの中に挿入できるキャニスターと、 （２）キャニスターの中に配置されて、切削ユニットを支持部材に固定する ようにチューブ状シャンクと係合するための係合位置と、切削ユニットを解放す るための解放位置との間を動くことができる少なくとも１つのロッキング要素と 、 （３）ロッキング要素を係合された位置に押しやるための作動手段と、 （４）キャニスターに関して切削ユニットの角度を決める位置決め手段とを 含むクランピングユニットと、 （ニ）切削工具の中心の高さを調節するための中心の高さの調節手段であって 、キャニスターに回転する力を加えるための支持部材の中の夫々の調節スクリュ ーの孔の中にねじで係合される１組の調節スクリューを含み、当該調節スクリュ ーによってキャニスターに加えられる回転力は互いに反対である中心の高さの調 節手段とを含むことを特徴とする急速交換の工具ホールダー。 ８．請求項６の急速交換工具ホールダーにおいて、位置決め手段は切削ユニッ トのチューブ状シャンクの中に形成されたキー溝と、チューブ状シャンクの中の キー溝に挿入することのできるクランピング手段のキャニスターに形成されたこ れと合うキーとを含むことを特徴とする急速交換工具ホールダー。 ９．請求項６の急速交換工具ホールダーにおいて、中心の高さの調節手段は、 更に調節スクリューの回転力をキャニスターに伝達するための１組の力の伝達要 素を含むことを特徴とする急速交換工具ホールダー。 １０．請求項９の急速交換工具ホールダーにおいて、力を伝 達する要素は通常球状の外形を有することを特徴とする急速交換工具ホールダー 。 １１．請求項１０の急速交換工具ホールダーにおいて、キャニスターは球形の 力の伝達要素によって係合される１組の凹状の凹所を含むことを特徴とする急速 交換工具ホールダー。 １２．請求項１１の急速交換工具ホールダーにおいて、力の伝達要素はキャニ スターの中の凹状の凹所と線接触をなすことを特徴とする急速交換工具ホールダ ー。 １３．請求項９の急速交換工具ホールダーにおいて、調節スクリューはカップ ポイント（ｃｕｐ ｐｏｉｎｔ）スクリューであって、力の伝達要素と線接触す ることを特徴とする急速交換の工具ホールダー。