JPH08500493A - ぬぐい取り装置の改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ヘッド（５）に枢動可能に取り付けられたハンドル（１０）を有するスキージ、液体アプリケータまたは同様な装置にして、該装置が使用されるときにスキージブレード（１）および／またはワイパー部材（６，７）を含むヘッド（５）がハンドル（１０）の頂部に向かって傾斜した平面（３）内でハンドル（１０）に対して騒動し、それによりハンドル（１０）が「Ｓ」の字形の運動通路に従って移動するときに、ハンドル（１０）の回転またはひねりによりヘッド（５）の運動を容易に制御可能である装置。

Description

【発明の詳細な説明】 ぬぐい取り装置の改良技術分野 本発明は床、壁および窓のような実質的に平坦な表面のぬぐい取り、塗装、掃 除または類似の目的に使用する装置に関する。本発明はスキージ（ｓｑｕｅｅｇ ｅｅ）とスクラビング（ｓｃｕｒｕｂｂｉｎｇ）または洗浄装置、例えば、スポ ンジまたはブラシ（ただし、このような装置に限定されない）との組合わせを含 むスキージおよび装置に関して特定の利点を有するものである。本発明を含む装 置の全般的な用途は熟練した名宛人には容易に明かであろう。背景 大きい表面積、例えば窓または床を効率的に掃除するためには、「Ｓ」字形の 横方向の掃除動作で掃除することが可能であると有利である。これはスキージを 使用することにより表面から水を除去するときに大きい表面積を迅速に掃除する ことが可能であり、しかも掃除後になんら水や対応したすじを表面上に残さない ので、特に有利である。この種類の作動を得るために、スキージを含むクリーニ ング装置であって、スキージブレードホルダーとハンドルとの間の角度をいくつ かの異なる角度に設定することができるようにハンドルの内部にヒンジを有する 装置が知られている。ある場合には、これらの枢動装置はスキージブレードを保 持するヘッドがハンドルに対して自由に枢動するように自由に使用されるように 設計されている。しかしながら、これらの既知の装置においては、特に長いハン ドルにより使用されるときに、自由に回転する傾向があるスキージヘッドの方向 がほとんどまたは全く制御されないので、この装置は実用に役に立たない。 ローラ、ブラシ、スポンジ及び同様な表面接触装置により塗装する分野におい ては、最小の時間で平滑に仕上げるときに困難に遭遇する。塗装を行う場合の問 題は内側の隅部をローラで仕上げる場合にその仕事を完成するためにブラシにた よることが必要になるので特に明白である。発明の開示 本発明においては、実質的に平面状の表面上で使用されるスキージ、クリーニ ングパッド、ブラシ、モップ、塗料アプリケータまたは同様な物品が提供され、 前記装置はクリーニング、液体適用、摩擦、掻取り部材を保持するヘッドに枢動 可能に連結されたハンドルを有し、前記枢動軸は使用中に物品のヘッドの方向を 容易に制御することができるように配置されかつ配向されている。 従って、本発明は、一つの広い形態において、実質的に平面状の表面上で使用 するためのスキージ、液体アプリケータまたは同様な装置において、スキージブ レード、パッド、ブラシまたは同様な部材を保持するヘッドの実質的に中央の箇 所から延びるハンドルと、ハンドルとヘッドとの間の枢動可能な連結部とを有し 、前記の枢動可能な連結部が一つの軸線のまわりに配置され、前記軸線とハンド ルの長手方向の軸線との間の夾角が該装置の使用中にハンドルを移動することに より該装置のヘッドの運動を容易に制御することができるように設定された装置 からなるということができる。 枢動可能な連結部の枢動軸線は通常の使用の間にスキージブレード、パッド、 ブラシまたは同様な部材により掃除される表面と交差し、その交差点が枢動軸と ハンドルを保持する使用者との間に配置されることが好ましい。 別の一実施例においては、ハンドルはトルク伝達装置としてハンドルに取付け 可能なハンドル延長部を受け入れるようになっている。 さらに一つの実施例においては、スキージブレードがクリーニングまたはワイ パー部材を含むヘッドに取り付けられ、クリーニングまたはワイパー部材は該部 品およびスキージブレードが一つの平坦な表面上で同時に作動することができる ように配置されており、通常の使用中、スキージブレードがクリーニング部材の 後に作動するようになっている。 特に好ましい一実施例においては、本発明の装置は前記のさらに一つの実施例 に記載したようなスキージブレードとブラシまたはワイパーパッドとを備えてい るが、組み合わされたスキージの作用を行わないでブラシまたはパッドを使用す ることができるようにスキージブレードが（枢動軸に関して）反転可能であり、 すなわち、ブラシまたはパッドの平面に対して引っ込み可能である。 本発明の装置は、作動中、ハンドルが掃除される表面の平面に対して実質的な 一定の角度に延びている状態で、スキージの方向のいかなる変化もハンドルの回 転またはひねりを生じ、またはハンドルの回転またはひねりにより左右されるよ うに作用する。従って、ハンドルのひねりを阻止することにより、スキージを横 方向の掃除を行うように導くことができ、その掃除が終了したときに、ハンドル の実質的なひねりを可能にしまたは行い、しかもその間ハンドルを表面の平面に 対して実質的に一定の角度に維持することにより前回の掃除に対して平行でしか も反対の方向の二回目の掃除を開始するために、スキージをほぼ１８０゜旋回す ることができる。図面の簡単な説明 さて、スキージ装置の形態の本発明の一実施例を例示する目的のために添付図 面を参照して説明する。 第１図は本発明の一実施例の側面図、 第２図は第１図と同じ図であるが、スキージホルダーとブレードとを反転させ た状態を示した図、 第３図は掃除部材を省略した第１図の装置の後面図、 第４図は第３図をIV−IVに沿って裁った断面図、 第５図は第３図をＶ−Ｖに沿って裁った断面図、 第６ａ図は第３図をVI−VIに沿って裁った断面図、 第６ｂ図はスキージブレードを反転させた状態における第３図をVI−VIに沿っ て裁った断面図、 第７図は第１図の装置のハンドルの側面図、 第８図は第７図のハンドルを下側から見た図、 第９図は第７図および第８図のハンドルの正面図、そして 第１０図は第１図の装置の本体の平面図である。最良の方式 スキージブレード１は大きく形成された端部２を含み、かつ休止時に線３にお いて表面１６と接触している。大きく形成された端部２はヘッド５と一体に構成 された相補的な形状のみぞ４の中に嵌合し、そしてみぞ４内に保持することがで きる。 ブラシホルダー本体６の一部分の下側には、底部材料から垂直に外方に延びる 多数の柔軟なフィラメントを備えている点で好ましくはカーペット材料と類似し た方法で構成された掃除要素、すなわち掃除部材７を取り付けることができる。 フランジ８がみぞ４に最も近い本体６の頂部から全般的に上向きに延びかつ通し 孔９を含む。通し孔９は接触線３に対して実質的に直角に延びている。 ハンドル１０が使用中にスキージ装置の移動を制御し、またはハンドル１０の 開口部１１の中に入れ子式に挿入されたハンドル延長部を受け入れるために設け られている。 ハンドル１０の一端部はノーズ部材１２を含み、そしてハンドル１０を本体６ にフランジ８を介して枢動可能に取り付けるために、ボルト１３がハンドル１０ を貫通している。この実施例においては、ボルト１３はハンドル１０の長手方向 軸線１４に対して５２°の角度をなしているが、この角度は０°よりも実質的に 大きく、しかも９０゜よりも実質的に小さいことが望ましい。ハンドル１０の長 手方向軸線に対するボルト１３（枢動軸線）の角度のために、掃除される表面１ ６の平面に対する接触線３の方向、掃除される表面１６の平面に対する長手方向 軸線１４の角度およびハンドル１０の角方向または偏揺れおよび横揺れ運動１５ のいずれか一つを変更すると、これらの三つのパラメータのうちの少なくとも一 つのその他のパラメータの変化を伴なうかもしれない。従って、ハンドル延長部 がハンドル１０に取り付けられた場合ですらも、スキージブレード１が掃除され る表面１６を横切るその移動方向に対して常にほぼ直角に保持されるようにＳ字 状の横方向の掃除動作を行いかつ制御することができる。ハンドル１０に対する スキージブレード１の運動は、スキージブレード１が表面１６に対してぬぐい取 り接触状態に保たれている間にハンドル１０の円弧状の掃除運動を行うことが可 能である点でキャスターホイールの運動をなぞらえることができる。 ハンドル１２をボルト１３のまわりにフランジ８に対して最大限度まで枢動さ せたときのハンドル１２とフランジ８との接触はハンドル８が偏揺れモーメント をブレード１に伝達することが可能になる。このようにして、ハンドル１２の枢 動により、本体６およびブレード１がハンドル１２の長手方向軸線に関して偏揺 れする。 第１０図から、この装置の本体６の平面図が二つの平行な辺と二つの向かい合 った傾斜した端部とを有する全般的にデルタ字状または台形をなしていることが 理解できよう。傾斜した端部はハンドル１０がその中央位置にあるときにハンド ル１０の軸線に向かって内方に傾斜し、それにより本体６を掃除される窓または 表面の隅部の中でさらに容易に作業することを可能にすることにより本体６の使 用を容易にする。 第２図に示したように、ヘッド５のブレードホルダー本体は、関連したスキー ジ作用を伴なうことなく、ブラシまたはパッド７が表面を掃除することを可能に するためにスキージブレード１が掃除される表面との接触状態から離脱するよう に、ボルト１３のまわりに回転させることにより逆転されている。パッド７は、 好ましくは、一片のカーペットまたは同様な材料から形成されるが、パッド７は ブラシまたは１個のスポンジまたは任意のその他の好適な材料であってもよい。 当業者により、特定の実施例に示した本発明に対する多数の変更および／また は変型を広く記載した本発明の精神または範囲から逸脱することなく実施しうる ことは理解されよう。それゆえ、この明細書に記載した実施例がすべての点にお いて例示のために示したものであり、本発明を限定するものではないことを理解 すべきである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年５月３日 【補正内容】 発明の開示 本発明において、実質的に平面状の表面上で使用されるスキージ、クリーニン グパッド、ブラシ、モップ、塗料アプリケータまたは同様な物品が提供され、前 記装置はクリーニング、液体適用、摩擦、掻取り部材を保持するヘッドに枢動可 能に連結されたハンドルを有し、前記枢動軸は使用中に物品のヘッドの方向を容 易に制御することができるように配置されかつ配向されている。 従って、本発明は、一つの広い形態において、実質的に平面状の表面上で使用 するためのスキージ、液体アプリケータまたは同様な装置であって、スキージブ レード、パッド、ブラシまたは同様な部材を保持するようになったヘッドと、ヘ ッドの実質的に中央の箇所から延びるハンドルとを有し、該ハンドルは長手方向 の軸線を有し、さらに、ハンドルとヘッドとの間の単一の枢動可能な連結部を有 する装置において、枢動可能な連結部がハンドルの長手方向の軸線に対して９０ ゜以外の角度を形成する一つの軸線のまわりに配置されていることを特徴とする 装置を提供する。 ヘッドがスキージブレードを保持し、かつ枢動可能な連結部の枢動軸が実質的 に 【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年８月１９日 【補正内容】 スキージブレードの長手方向の平面に対して直角であることが好ましい。 別の一実施例においては、ハンドルはトルク伝達装置としてハンドルに取付け 可能なハンドル延長部を受け入れるようになっている。（明細書および請求の範 囲において、「ハンドル」という用語はハンドルまたはハンドル延長部を受け入 れることができるハンドル付属品を意味する。 さらに一つの実施例においては、スキージブレードがクリーニングまたはワイ パー部材を更に含むヘッドに取り付けられ、クリーニングまたはワイパー部材は 該部品およびスキージブレードが一つの平坦な表面上で同時に作動することがで きるように配置されており、通常の使用中、スキージブレードがクリーニング部 材の後に作動するようになっている。 請求の範囲 １．実質的に平面状の表面上で使用するためのスキージ、液体アプリケータまた は同様な装置にして、スキージブレード、パッド、ブラシまたは同様な部材を保 持するようになったヘッドと、ヘッドの実質的に中央の箇所から延びるハンドル と、ハンドルとヘッドとの間の単一の枢動可能な連結部とを有する装置において 、枢動可能な連結部が単一の軸線のまわりに配置され、該軸線とハンドルの長手 方向の軸線に対して９０゜以外の角度を形成することを特徴とする装置。 ２．請求の範囲第１項に記載の装置において、該角度が０度よりも大きく、しか も９０度よりも小さい装置。 ３．請求の範囲第２項に記載の装置において、該角度が約５２度である装置。 ４．請求の範囲第１項から第３項までのいずれか一項に記載の製造において、ヘ ッドがスキージブレードを保持するようになっている装置。 ５．請求の範囲第４項に記載の装置において、該ヘッドがクリーニングまたはワ イパー部材を保持するようになった本体を有し、該クリーニングまたはワイパー 部材は該部材およびスキージブレードが平面状の表面上で同時に作動することが できるように使用中に位置決めされ、使用中にスキージブレードがクリーニング またはワイパー部材に後続して作動する装置。 ６．請求の範囲第５項の装置において、該クリーニングまたはワイパー部材がブ ラシまたはパッドである装置。 ７．請求の範囲第４項から第６項までのいずれか一項に記載の装置において、ス キージブレードが枢動可能な連結部の単一の軸線のまわりに回転可能でありまた は平面状の表面に対して引込み可能であり、それによりクリーニングまたはワイ パー部材がスキージブレードを平面状の表面に接触していない状態で作動可能で ある装置。 ８．請求の範囲第５項から第７項までのいずれか一項に記載の装置において、該 本体が平面図において二つの平行な辺を有しかつその他の二つの辺が相互に向き 合って傾斜した四辺形の形状を有する装置。 ９．請求の範囲第１項から第８項までのいずれか一項に記載の装置において、ハ ンドルがトルク伝達装置としてハンドルに取付け可能なハンドル延長部を受け入 れるようになっている装置。 １０．請求の範囲第１項から第９項までのいずれか一項に記載の装置において、 ハンドルが平面状の表面に対して実質的に一定の角度に維持されているときに、 スキージの方向のいかなる変化もハンドルの回転またはひねりを生じ、またはハ ンドルの回転またはひねりにより左右されるように使用時に作用する装置。 １１．請求の範囲第４項に記載の装置において、スキージブレードの長手方向の 平面が枢動可能な連結部の単一の軸線に対して実質的に直角をなしている装置。 １２．添付図面について実質上前述したスキージ、液体アプリケータまたは同様 な装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．実質的に平面状の表面上で使用するためのスキージ、液体アプリケータまた は同様な装置において、スキージブレード、パッド、ブラシまたは同様な部材を 保持するヘッドの実質的に中央の箇所から延びるハンドルと、ハンドルとヘッド との間の枢動可能な連結部とを有し、前記の枢動可能な連結部が一つの軸線のま わりに配置され、前記軸線とハンドルの長手方向の軸線との間の夾角が該装置の 使用中にハンドルを移動することにより該装置のヘッドの運動を容易に制御する ことができるように設定されている装置。 ２．請求の範囲第１項に記載の装置において、枢動可能な連結部の枢動軸線が通 常の使用の間にスキージブレード、パッド、ブラシまたは同様な部材により掃除 される表面と交差し、その交差点が枢動軸とハンドルを保持する使用者との間に 配置される装置。 ３．請求の範囲第１項または第２項に記載の装置において、ハンドルがトルク伝 達装置としてハンドルに取付け可能なハンドル延長部を受け入れるようになって いる装置。 ４．請求の範囲第１項から第３項までのいずれか一項に記載において、ヘッドが クリーニングまたはワイパー部材を保持する本体を備え、該クリーニングまたは ワイパー部材は該部材およびスキージブレードが一つの平坦な表面上で同時に作 動することができるように使用中に位置決めされ、使用中にスキージブレードが クリーニングまたはワイパー部材に後続して作動する装置。 ５．請求の範囲第４項に記載の装置において、該クリーニングまたはワイパー部 材がブラシまたはパッドである装置。 ６．請求の範囲第４項または第５項に記載の装置において、スキージブレードが クリーニングまたはワイパー部材と表面との間の接触平面に対して反転可能であ り、または引込み可能であり、それによりクリーニングまたはワイパー部材が前 記スキージブレードによる前記表面の掻取りを行うことなく作動可能である装置 。 ７．請求の範囲第１項から第６項までのいずれか一項に記載の装置において、ハ ンドルが前記表面の平面に対して実質的に一定の角度に延びた状態で、スキージ の向きのいかなる変化もハンドルの回転またはひねりを生じ、またはハンドルの 回転またはひねりにより左右されるように使用時に作用する装置。 ８．請求の範囲第４項、第５項および第６項のいずれか一項に記載の装置におい て、平面図における本体の形状が前記部材により掃除しようとする表面の隅部の 中に前記部材を嵌合させることを容易にするために二つの平行な辺と相互に向き 合うように傾斜したその他の二つの辺とを有するデルタ字形のような形状または 台形である装置。 ９．添付図面について実質上前述したスキージ、液体アプリケータまたは同様な 装置。